JPS58191269A - 生地縫製部の接合方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ウレタンコーティング布の縫製部分の強度が
大であり、又、特に防水を必要とする製品の縫製部分か
らの、水の浸入を防ぐ機能を有する生地の縫製部の接合
方法に関する。

近年、′ポリウレタン樹脂をコーティングした織物１編
物（以下ウレタンコーティング布という）が衣料、雨衣
などによく用いられている。特に、ポリウレタンコーテ
ィング布自体、いわゆる湿式法と呼ばれる方法で微多孔
構造にして。

防水性と１ｓＭ性を兼備するものが作られて、益々利用
範囲が拡がっている。

しかし、ウレタンコーティング布は、それ自体の防水性
を上げることは可能であるが、縫製品にした場合の縫製
部の防水性を完全にすることは困財であり。

この為に利用範囲が限定されざるを得なかった。　従来
、ウレタンコーティング布の防水を目的とした縫製方法
としては。

（１）　ミシン縫製した縫製部に熱接着性テープをあて
て、アイロン掛けやヒート・プレス等の方法で熱接着す
る方法や８（２）縫製部に軟質のポリ塩化ビニルフィル
ム（以下ＰＶＣフィルムという）などをあてがって、高
周波ウエルダーをかけるなどの方法がとられている。

しかし、ｐｖｃコーティング布のウエルダー縫製製品な
どと比較すると。

（１）の熱接着する方法では、接着部分の目止めは可能
となるが、生地の重ね合せた部分からミシン目に沿って
水が浸入しｂい欠点があり、ドライクリーニングの耐久
性がよくない。又、（２）のＰＶＣフィル人などをあて
がって高周波ウエルダー接着する方法では、ｐｖｃフィ
ルムとウレタンコーティング布との接着強度が弱く、実
用上問題があった。又高周波ウエルダー掛けの条件がむ
ずかしく、実用化されなかった。

本発明は、これらの欠点を一挙に解決したものであり、
縫製作業が容易で、接着強度にも優れ且つ、各層間の接
着ができている為に水の浸入を継ぎ目部分から完全に無
くすことのできる生地縫製部の接合方法に関する。

以下に本発明を詳細に述べる。

本発明に用いられる生地は、高周波ウエルダーで接着可
能な生地であればその種類は問わないものであるが、特
にウレタンコーティング布を用いた場合には、その効果
が顕著である。すなわちナイロン、ポリエステル或いは
これらと綿、レーヨンなどとの混紡による布１編物、不
織布などの基布に、非多孔質ないしは微多孔質などのウ
レタン層をコーティング、その他の方法で片面又は両面
に積層した生地Ｂ２＋下単に生地と云う）であり、特に
ポリウレタン・エラストマーを使用したものについては
効果が大きい。

本発明の縫製部分の構造は１図に示すごとく生地Ａの端
末を裏側に折り返し５　これに接合する生地Ｂの端末を
表側に折り返して、生地への端末部と生地Ｂの端末部が
それぞれ生地Ｂと生地Ａの折り返し部の内側に挾み込ま
れるように重ね合せてミシン掛は縫製するか、もしくは
ミシン掛は縫製しないで重ね合わされたままの生地Ａの
ミシン目部分又は接合部分にポリアミド系。

ポリオレフィン系、ポリウレタン系、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体系、ポリエステル系などからなる熱可塑性
樹脂の少くとも１種類以上をベースとした融点が８０°
Ｃ以上１５０℃以下であるような組成からなる目止めテ
ープを載置して、高周波ウエルダー接着をした構造を有
する。

目止めテープは、フィルム状のものや、織布５編物、寒
冷紗、不織布１紙などの、基材にＥ記熱可塑性樹脂をコ
ーティングした積層体などであるが。

使用する熱可塑性樹脂の融点が１５０℃以上であると、
ウエルグー接着時して。

出力を上げねばならないので、スパークによる焦げが発
生する等の不具合があり、又、　８０℃以τの融点のも
のでは、ウエルグー接着時に樹脂が流れて汚れの原因と
なったり、又、縫製品となった後のアイロン掛けその他
の使用条件に大きな制限が加わることになる。　又３耐
ドライクリーニング性を必要とする場合に１よ、目止め
テープとして用いられる樹脂は塩化ビニルのようなもの
は好ましくなく、ウレタンとの接着も良くない。

このようにしてなる本発明は、接着強度が優れており、
各層間の接着も完全になされている為に水の浸入を完全
に防ぐだけでなく、縫製作業も非常に容昌に行なうこと
ができる。

実施例１゜ 微多孔質ウレタンコーティング布を本発明のような継ぎ
目構造にして、ミシン掛けしたものに、融点が１２０℃
、厚さ０．１５鶴のウレタンフィルムを目ＩＬめテープ
として使って継ぎ口部を高周波ウェルダー接着した。

比較例１゜ 実施例１．に於て、ＥＶＡ系樹脂を使用した目止めテー
プを用いて継ぎ口部をアイロン加熱により接着した。

以トの実施例及び比較例の接着強度と耐水圧を比較する
と、下記のとうりである。

接着強度と耐水圧の比較表 項目　　　　　　　　　実施例１　　　　　比較例１接
着強度 （ｋｇ／ｃｍ）　　　　　　　０．５２　　　　　　　
０．３８耐水圧 （ｗ）１２Ｄ　）　　　　　　　＋５００＜　　　　　
　８７０ドライクリーニング後 の接着強度（ｋｉｒ／ａｍ）　　　　０．４８　　　　
　　　　ハクリ同　耐水圧　　　　　　　　＋５００＜
　　　　　　　−但し、接着強度測定は。

ＪＩＳ　Ｋ　６３２Ｂによる。

耐水圧の測定は。

ＪＴＳ　Ｌ　１０９２による。

【図面の簡単な説明】

図面は９本発尚ンる生地縫製部の接合部の構造を示す断
面図であり、第１１４は目ＩＪ：めテープなしての高周
波ウェルダー縫製の場合、第２図は目止めテープなどを
載置した時の高周波ウェルダー縫製の場合を示す。 １・・・・・生地 ２・・・・・コーティング層 ３・・・・・目止めテープ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ＜１）生地Ａの端末を裏側に折り返し、これに接合する
   生地Ｂの端末を表（ｌｌＩ＋こ折り返して、生地Ａの端
   末部と生地Ｂの端末部が、それぞれ生地Ｂと生地への折
   的返し部の内側に挾みこまれるように重ね合わせて、ミ
   シン掛ｌす縫製する力Ａ、もしくはミシン掛縫製しない
   で重ね合された生地Ａのミシン目部分又４よ接合＠６分
   に目１トめテープを載置して、高周波ウエルダー接着し
   てなる生地＆ｉｌ製部の接合方法。 （２）生地Ａおよび生地Ｂは、ポリウレタン湿式コーテ
   ィング布であることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   に記載の生地縫製部の接合方法。 （３）目ＩＬめテープが、ポリアミド系、ポリオレフィ
   ン系、ボ１ノウレタン系、エチレンー酢酸ビニル共重合
   体系、ポリエステｌし系などからなる。Ｍ可塑４１…見
   旨Ｃ少くとも１種類以上をベースとしたフィルムである
   か１　もしく１ま紙、織布なとの基材コーティングした
   積層体であることを特徴とする特許ｌｆｔ求の範囲第１
   項に記載の生地縫製部の接合方法。