JPS58191108A - 木目付材の製法 - Google Patents
木目付材の製法Info
- Publication number
- JPS58191108A JPS58191108A JP7396382A JP7396382A JPS58191108A JP S58191108 A JPS58191108 A JP S58191108A JP 7396382 A JP7396382 A JP 7396382A JP 7396382 A JP7396382 A JP 7396382A JP S58191108 A JPS58191108 A JP S58191108A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- resin layer
- grooves
- shells
- small bubbles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、天然調の木質感を有する木目付材の製法に
関するものである。
関するものである。
一般に、木目付材は、合板等の基材の表面に木目表現用
の条溝を形成し、との条擲内に、透明樹脂に着色剤を添
加してなる着色樹脂を流し込むことにより製造されてい
る。ところが、このようにしてつくられる木目付材は、
合板表面の欠点(やに、しみ等)がそれ自身の表面に現
われているため、問題があった。そこで、上記の欠点を
隠すために、顔料入りの塗料を塗装したり、ダイレクト
印刷した妙、印刷紙を貼着する等が考えられ一部で実施
されている。しかしながら、このようにすると、木材の
有する木質感、特に春材部の材質感がでない(具体的に
は放射組織等が現われない)という問題が生じた。
の条溝を形成し、との条擲内に、透明樹脂に着色剤を添
加してなる着色樹脂を流し込むことにより製造されてい
る。ところが、このようにしてつくられる木目付材は、
合板表面の欠点(やに、しみ等)がそれ自身の表面に現
われているため、問題があった。そこで、上記の欠点を
隠すために、顔料入りの塗料を塗装したり、ダイレクト
印刷した妙、印刷紙を貼着する等が考えられ一部で実施
されている。しかしながら、このようにすると、木材の
有する木質感、特に春材部の材質感がでない(具体的に
は放射組織等が現われない)という問題が生じた。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、内
部に多数の殻体もしくは小気泡が分布している木目表現
用条溝付きの樹脂層によって表向が被覆されている基材
を準備し、上記樹脂層に対して表面研磨処理を施して樹
脂層の表面に上記殻体もしくは小気泡の切断残部を露呈
させ、ついで着色剤処理を施して着色剤を、殻体もしく
は小気泡の切断残部および木目表現用条溝に入れること
をその要旨とするものである。
部に多数の殻体もしくは小気泡が分布している木目表現
用条溝付きの樹脂層によって表向が被覆されている基材
を準備し、上記樹脂層に対して表面研磨処理を施して樹
脂層の表面に上記殻体もしくは小気泡の切断残部を露呈
させ、ついで着色剤処理を施して着色剤を、殻体もしく
は小気泡の切断残部および木目表現用条溝に入れること
をその要旨とするものである。
すなわち、この木目付材は、基材表向が樹脂層で被覆さ
れ、かつその樹脂層の表面に着色剤入りの殻体(もしく
は小気泡)の切断残部が分布していて、それによって放
射組織が表現されるため、春材部の材質感を備えており
、しかも基材表面の欠点(やに、しみ等)も隠蔽される
のである。
れ、かつその樹脂層の表面に着色剤入りの殻体(もしく
は小気泡)の切断残部が分布していて、それによって放
射組織が表現されるため、春材部の材質感を備えており
、しかも基材表面の欠点(やに、しみ等)も隠蔽される
のである。
つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳しく説明する
。
。
〔実施例1〕
合板の表面に、木目表現用の条溝を複数本形成した。他
方、各原料を下記の割合で配合しマイクロカプセル入り
樹脂をつくった。
方、各原料を下記の割合で配合しマイクロカプセル入り
樹脂をつくった。
酢酸ビニルエマルジョン系接着剤 : 100 重
1部顔 料 : 2〜8
〃パール処理剤(艶出し剤) 二 3〜4 t
tマイクロカプセル(1−10μ) ; 2〜3
/1つぎに、上記マイクロカプセル入り樹脂を、合板
の表面に、その表面形状に沿って層状に塗布して乾燥さ
せたのち、樹脂層の表向をサンディングしてマイクロカ
プセルを削り出し切断した。ついで、上記樹脂層の表面
に現われている木目表現用条溝に着色樹脂を流し込む際
、同時に、上記マイクロカプセルの切断残部によって形
成されている微細な穴にも着色樹脂を流し込み、木目を
表現するとともに放射組織を表現した。最後に、透明ト
ップコート樹脂を塗布してトップコート層を形成し、木
目付材を得た。これを第1図および第2図に示す。図に
おいて、lは基材、2は樹脂層、8は樹脂層2の表面の
条溝4に入った着色樹脂により形成された木目、5はマ
イクロカプセル、6はマイクロカプセル5の切断残部に
入った着色樹脂により形成された放射組織、7は透明ト
ップコート層である。すなわち、この木目付材は、合板
表面の欠点が樹脂1f42で隠されているため見えず、
かつ表向に、第8図に示すように、木目8と放射組織6
とが現われており、特に春材部に細かい針葉樹材系の放
射組織6が現われていることにより、天然針葉樹材調の
極めて自然感に富むものであった。
1部顔 料 : 2〜8
〃パール処理剤(艶出し剤) 二 3〜4 t
tマイクロカプセル(1−10μ) ; 2〜3
/1つぎに、上記マイクロカプセル入り樹脂を、合板
の表面に、その表面形状に沿って層状に塗布して乾燥さ
せたのち、樹脂層の表向をサンディングしてマイクロカ
プセルを削り出し切断した。ついで、上記樹脂層の表面
に現われている木目表現用条溝に着色樹脂を流し込む際
、同時に、上記マイクロカプセルの切断残部によって形
成されている微細な穴にも着色樹脂を流し込み、木目を
表現するとともに放射組織を表現した。最後に、透明ト
ップコート樹脂を塗布してトップコート層を形成し、木
目付材を得た。これを第1図および第2図に示す。図に
おいて、lは基材、2は樹脂層、8は樹脂層2の表面の
条溝4に入った着色樹脂により形成された木目、5はマ
イクロカプセル、6はマイクロカプセル5の切断残部に
入った着色樹脂により形成された放射組織、7は透明ト
ップコート層である。すなわち、この木目付材は、合板
表面の欠点が樹脂1f42で隠されているため見えず、
かつ表向に、第8図に示すように、木目8と放射組織6
とが現われており、特に春材部に細かい針葉樹材系の放
射組織6が現われていることにより、天然針葉樹材調の
極めて自然感に富むものであった。
〔実施例2〕
マイクロカプセル入り樹脂に代えて、下記の組成の発泡
剤入り樹脂を用い、発泡剤(低発泡1.5〜2.5倍位
)により生じる気泡をマイクロカプセルの代わりにした
。それ以外は実施例1と同様にして天然針葉樹材調の木
目付材を得だ。
剤入り樹脂を用い、発泡剤(低発泡1.5〜2.5倍位
)により生じる気泡をマイクロカプセルの代わりにした
。それ以外は実施例1と同様にして天然針葉樹材調の木
目付材を得だ。
酢酸ビニルエマルジョン系接着剤 : 100 重
蓋部顔 料 : 2〜
8 〃パール処理剤 : 8〜4 7
発 泡 剤 : 0.0
1〜0.02 ttなお、上記実施例は、基材とし
て合板を用いているが、基材はこれに限定されるもので
はない。
蓋部顔 料 : 2〜
8 〃パール処理剤 : 8〜4 7
発 泡 剤 : 0.0
1〜0.02 ttなお、上記実施例は、基材とし
て合板を用いているが、基材はこれに限定されるもので
はない。
プラスチック系のものや紙糸のものでもよい。また、木
目表現用の条溝は、上記実施例のように合板に形成して
おいてそれを樹脂層表面にくぼみとして現わすのではな
く、樹脂層表面に直接型押し処理等を施して形成しても
よい。条溝の形成方法は型押しに限定するものではない
ことはもちろんである。
目表現用の条溝は、上記実施例のように合板に形成して
おいてそれを樹脂層表面にくぼみとして現わすのではな
く、樹脂層表面に直接型押し処理等を施して形成しても
よい。条溝の形成方法は型押しに限定するものではない
ことはもちろんである。
以上のように、この発明は、内部に多数の殻体もしくは
小気泡が分布している木目表現用条溝付きの樹脂層によ
って表面が被覆されている基材を準備し、上記樹脂層に
対して表向研磨処理を施して樹脂層の表面に上記殻体も
しくは小気泡の切断残部を露呈させ、ついで着色剤処理
を施して着色剤を、殻体もしくは小気泡の切断残部およ
び木目表現用条溝に入れるため、基材表面の欠点が隠さ
れ、しかも放射組織等が表現されている極めて自然感に
富んだ木目付材を製造しうるのである。
小気泡が分布している木目表現用条溝付きの樹脂層によ
って表面が被覆されている基材を準備し、上記樹脂層に
対して表向研磨処理を施して樹脂層の表面に上記殻体も
しくは小気泡の切断残部を露呈させ、ついで着色剤処理
を施して着色剤を、殻体もしくは小気泡の切断残部およ
び木目表現用条溝に入れるため、基材表面の欠点が隠さ
れ、しかも放射組織等が表現されている極めて自然感に
富んだ木目付材を製造しうるのである。
第1図はこの発明の一実施例で得られた木目付材の一部
破断斜視図、第2図はその側断面図、第8図は同じくそ
の部分的拡大平面図である。 l・・・基材 2・・・樹脂層 3・・・木目 4・・
・条溝5・・・マイクロカプセル 6・・・放射組織
7・・・トップコート層 特許出馳人 松下亀工株式会社 代理人 弁理士 松 本 武 彦
破断斜視図、第2図はその側断面図、第8図は同じくそ
の部分的拡大平面図である。 l・・・基材 2・・・樹脂層 3・・・木目 4・・
・条溝5・・・マイクロカプセル 6・・・放射組織
7・・・トップコート層 特許出馳人 松下亀工株式会社 代理人 弁理士 松 本 武 彦
Claims (1)
- (1) 内部に多数の殻体もしくは小気泡が分布して
いる木目表現用条溝付きの樹脂層によって表向が被覆さ
れている基材を準備し、上記樹脂層に対して表面研磨処
理を施して樹脂層の表面に上記殻体もしくは小気泡の切
断残部を露呈させ、ついで着色剤処理を施して着色剤を
、殻体もしくは小気泡の切断残部および木目表現用条溝
に入れることt−特徴とする木目付材の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7396382A JPS58191108A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 木目付材の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7396382A JPS58191108A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 木目付材の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58191108A true JPS58191108A (ja) | 1983-11-08 |
Family
ID=13533234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7396382A Pending JPS58191108A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 木目付材の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58191108A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63242502A (ja) * | 1987-03-28 | 1988-10-07 | 永大産業株式会社 | 着色木材の製造方法 |
JPH0519228U (ja) * | 1991-08-26 | 1993-03-09 | 石川島播磨重工業株式会社 | ばら物搬送コンベヤの落下物自動回収装置 |
-
1982
- 1982-04-30 JP JP7396382A patent/JPS58191108A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63242502A (ja) * | 1987-03-28 | 1988-10-07 | 永大産業株式会社 | 着色木材の製造方法 |
JPH0519228U (ja) * | 1991-08-26 | 1993-03-09 | 石川島播磨重工業株式会社 | ばら物搬送コンベヤの落下物自動回収装置 |
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