JPS58190823A - アルミナ担体の製造方法 - Google Patents

アルミナ担体の製造方法

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JPS58190823A
JPS58190823A JP57069911A JP6991182A JPS58190823A JP S58190823 A JPS58190823 A JP S58190823A JP 57069911 A JP57069911 A JP 57069911A JP 6991182 A JP6991182 A JP 6991182A JP S58190823 A JPS58190823 A JP S58190823A
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aluminum
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seed
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Sachio Asaoka
佐知夫 浅岡
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    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F7/00Compounds of aluminium
    • C01F7/02Aluminium oxide; Aluminium hydroxide; Aluminates

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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はベーマイトの結晶成長を迅速に行わしめ、かつ
それから得られるアルミナ担体の細孔容積と細孔径を調
節する方法に関するものである。
さらに詳しくは、結晶種子となる水酸化アルミニウム(
以下種子水酸化アルミニウムと略称する。)のスラリー
を50℃以上に保ち攪拌しながら、ベーマイトの結晶成
長領域であるpH6〜11の範囲に系内が保たれるよう
な比率でベーマイト成長に必要なアルミニウム塩と中和
剤を連続的に添加すると共に、その際に、結晶種子が生
成しにくいような条件、即ち、系内に実質的に硫酸根を
含有するようにアルミニウム塩あるいは中和剤を選定し
、かつ出発のスラリー中の水酸化アルミニウムに対して
アルミニウムモル比で20〜500%/h r の速度
で添加することにより結晶成長を行うものである。この
ようにして、ベーマイトの結晶成長を促進し、かつ制御
することにより、そのベーマイトゲルを原料とするアル
ミナ担体の細孔容積と細孔径、特に細孔径分布を調節す
ることができる。
アルミナは触媒担体として広く用いられているが、それ
は機械的強度及び比表面積が他の物質と比べて優れてい
ることによるものとされている。
しかし\近年、触媒担体に求められる性質として調節さ
れた細孔分布をもつことが挙げられてきている。通常、
触媒活性は触媒の表面積に支配されるが、反応分子のサ
イズが触媒反応に効いてくる場合、例えば拡散の抵抗が
ある場合、ある特定のサイズの分子だけに関して選択的
に触媒反応を行なわしめる場合には表面積よりも細孔径
の値および分布が問題となってくる。まだその機械的強
度も、細孔径および細孔容積に左右される。したがって
、アルミナの細孔径分布を制御し、かつ機械的強度にも
優れたものを得る試みが種々行われている。一般に、多
くの触媒反応に於いて触媒の細孔径は、活性および選択
性に大きな影響を与える重要な因子の一つである。細孔
径が小さくなる程、反応分子の細孔内拡散速度は小さく
なる為、触媒有効係数の減少により活性は低下する。ま
た、細孔径を増大させていくと、触媒有効係数の増加は
ある程度で頭打ちとなり、それ以上細孔径を大きくする
と、一般的には触媒の表面積が減少し、充填容積基準の
活性は低下する。また、充填基準の比表面積を落さずに
細孔径を大きくしようとすると、細孔容積が必要具−に
に大きなものとなり、触媒の機械的強度が低下する。従
って目的とする反応に対して十分活性な触媒を作るには
、平均の細孔径を最適の値に調節1〜、かつ細孔容積を
機械的強度が低下しすぎ4c、い程度に大きなものにす
ることによって有効な比表面積を多くもつ担体を得るこ
とが必要である。
ところで、触媒担体として熱安定性及び機械的強度に優
れるアルミナの1つとしてγ−アルミナが挙げられる。
これはベーマイ)・ゲルを焼成することにより作られる
ことが知られているし、またγ−アルミナは更に焼成す
ることにより、他の相、例えばα−アルミナに変化させ
ることができる。
ベーマイトゲルは別名擬ベーマイトと呼ばれる繊維状の
ベーマイト微結晶の水和ゲルであり、一般に非晶質の水
酸化アルミニウムを50℃以上、pH6〜110条件下
で熟成することにより作られる。細孔径分布、細孔容積
の制御されたアルミナ担体(γ−アルミナに限らず、他
の相のアルミナに関しても)を得るには、この擬ベーマ
イトの結晶の大きさおよび分布を適当な値に調節しなけ
ればならない。結晶が太きすぎると、それを焼成して得
られるアルミナの細孔径は大きなものとなるし、逆に小
さすぎると、細孔径は小さなものとなったり、焼成過程
で粒子同士の過剰の焼結を起して細孔容積が小さなもの
となる。1だ結晶の大きさが不ぞろいだとそれを焼成し
て得られるアルミナの結晶も不ぞろいとなり、それによ
って形成される細孔径も不ぞろいでかつ必要以上に細孔
容積が小さいものとなる。まだ結晶が繊維状のベーマイ
ト微結晶以外のもの、例えば繊維性に乏しいベ 5− −マイト微結晶あるいは無定形のゲルが多く含まれると
、ゲルが密に凝集してしまい、ひいては焼成して得られ
る担体の細孔容積は小さいものになってしまう。従って
細孔径分布、細孔容積の十分制御されたアルミナを得る
には、結晶子の大きさが目的とする細孔径を与えるよう
なものであり、かつ粒子の大きさが揃ったベーマイトゲ
ルを作らなければいけない。
担体の細孔径および細孔容積を調節する一般的な方法は
、構成する基本粒子の大きさとその充填状態を調節する
ことにより、その粒子間に形成される細孔の大きさおよ
び量を調節するものである。
しかし、機械的強度という面からすると充填状態は基本
粒子が決まってしまうとあまり変化させることができな
い。つまり細孔径と細孔容積とは、多くの場合、独立に
は調節できない。この傾向は、アルミナの場合にもあて
はまり、一般にアルミナの粒子径を大きくすることはで
きるが、その反面細孔容積は大きくならないし、比表面
積は減少してしまうという欠点がある。したがって比表
面積 6− を高い値に維持しつつ、平均細孔径を調節するだめに細
孔容積の大きいアルミナ、特にγ−アルミナの担体を得
る方法が種々提案されている。例えば、ベーマイトゲル
の乾燥・焼成過程に於けるゲル構造の収縮度を調節せ1
〜める為の種々の方法が提案されている。こうした方法
では、アルミナの比表面積はほぼ一定になるので平均細
孔径を調節することは細孔容積を調節していることにな
る。
ベーマイトゲルの乾燥速度を変化せしめる方法(J 、
Polymer 5cience Vol 34 、1
29頁)等はその一例であるが、これらの方法は失機械
的強度を下げずに調節しうる細孔容積の範囲が非常に狭
いという欠点がある。細孔容積を広い範囲に調節する方
法として、ベーマイトゲルにポリエチレングリコール等
の水溶性高分子化合物を加える方法(特開昭52−10
4498、特開昭52−77891)或はベーマイトゾ
ル中の水の一部或は大部分をアルコールで置換する方法
(特開昭5O−123588)等が提案されている。前
者の方法は乾燥時に働く水の表面張力によるベーマイト
微結晶の密凝集をその添加量に応じて妨げ、細孔容積を
変化せしめるものであり、後者の方法は、アルコールの
置換量を変化せしめることにより、水の表面張力を変化
せしめ、ベーマイト粒子の凝集度を変化させることによ
り最終的にアルミナの細孔容積を調節するものである。
これらの方法を用いて得られる担体は、水の表向張力と
いう、いわば粒子の凝集状態に対する機械的強度の問題
を回避しているため、機械的に極めて弱かったり、耐水
性に劣ったりする欠点をもつ。このような添加物を使用
しない方法として、予めベーマイトゲルの一部をキセロ
ゲル化しておき、これをベーマイトゲルのスラリーに混
入することにより細孔容積を大きくする方法(特公昭4
9=37517)も知られているが、ベーマイト微結晶
間の小細孔とキセロゲル間の大細孔とを単に共存させた
にすぎず、いわゆるダブルピーク型の細孔分布となり、
目的とする細孔径部分に細孔を集中させ表面格の大きい
触媒担体を作ることはできない。したがってその触媒は
活性が低くなってしまうという欠点をもつ。
またアルミナ担体を構成する基本粒子の大きさを制御す
るには、その原料となるベーマイトゲルの基本粒子の大
きさを調節する必要がある。通常のベーマイトゲルの製
造法に於ては、種子水酸化アルミニウムを熟成する方式
をとっている。すなわち、そのpHは6〜11のベーマ
イト生成に都合の良い領域に維持されるだめ、微結晶の
溶解速度は著しく小さく、微結晶が溶解してより大きい
結晶が成長するいわゆるオストワルドの粒子成長の速度
は極めて小さくなる。従ってベーマイト粒子の成長に長
時間を有する。
上記諸方法の欠点を克服する方法として、特開昭55−
27830において、ベーマイトの結晶成長を迅速に行
わしめることにより、著しく大きい表面積と調節された
細孔容積を有するアルミナ担体、特にγ−アルミナを製
造する方法が明らかにされている。この方法は、結晶種
子となる水酸化アルミニウムのスラリーを50℃以上に
保ち、攪拌しながらこれにアルミニウム塩と中和剤を交
互に添加することにより、活性な水酸化アルミニウムを
−9= 生成せしめこれを種子水酸化アルミニウムに吸蔵せしめ
ることによりその結晶成長を促進し、成長したベーマイ
ト粒子の結合によるベーマイト疎凝集体を生成せしめる
と共に、その凝集状態を変化せしめることにより、ベー
マイトゲルの乾燥時の収縮度を制御し、調節されだ細孔
容積、細孔径および大きな表面積をもつ担体を与える。
しかしながら、この方法の場合、アルミニウム塩と中和
剤を交互に添加することから、その添加操作が複雑とな
り、工業的方法とした場合、未だ満足すべきものではな
い。
本発明者らは、このような点を改良すべく鋭意研究を重
ねた結果、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は、pH6〜11に調節しかつ50℃以上
の温度に保持した水酸化アルミニウム含有スラリーに、
該スラリー中の水酸化アルミニウムに対して、アルミニ
ウムモル比で20〜500%/h rの速度で、pI(
6〜11に保持しながら、アルミニウム塩およびpH制
御剤を添加するアルミナゲル形成工程と、該アルミナゲ
ルをアルミナに変換する 10− アルミナ形成工程とからなり、前記アルミニウム塩及び
pH制御剤の少なくとも一方が実質的に硫酸根を含有す
ることを特徴とするアルミナ担体の製造方法を提供する
ものである。つまり本発明の方法は種子水酸化アルミニ
ウムスラリーを50℃以上の適当な温度に保ち、これに
アルミニウム塩とpH制御剤(中和剤)を同時に連続的
に添加する操作のみから構成されている簡単なものであ
る。アルミニウム塩とpH制御剤を添加するとアルミニ
ウム塩は反応性に富んだ活性水酸化アルミニウムに転化
する。この活性な水酸化アルミニウムは種子水酸化アル
ミニウムが共存する系では、種子水酸化アルミニウムに
吸蔵され、それを成長させることができる。しかし種子
水酸化アルミニウムに対して、あまりにも多くの活性水
酸化アルミニウムが共存すると、その活性水酸化アルミ
ニウムの一部は、種子水酸化アルミニウムに吸蔵されず
に、活性水酸化アルミニウム同士の合体により種子水酸
化アルミニウムとなる、いわゆる、結晶成長における2
次核の発生に類似した現象が生じ、結果として、生成す
るベーマイトスラリー中には種々の大きさのベーマイト
が混在し、そのだめ得られるアルミナ担体の細孔構造を
調節することは難しくなる。したがって、種子水酸化ア
ルミニウムに対してアルミニウムモル比で500%/ 
l+ r以下の速度でアルミニウム塩およびp H制御
剤(中和剤)を添加することによってその現象を抑える
ことができる。またこの添加速度が遅すぎた場合には、
結晶成長に長い時間がかかりすぎる。したがって20%
/ I+ r以下の速度である必要がある。この点が本
発明の第1の特徴である。
また種子水酸化アルミニウムに対して活性水酸化アルミ
ニウムが好ましい量共存しても、種子水酸化アルミニウ
ムに短時間の内に吸蔵されないと、活性水酸化アルミニ
ウム同士の合体が生じてしまう。本発明の方法によれば
、系内に多価陰イオン、例えば硫酸根を存在せしめた場
合種子水酸化アルミニウムの表面に硫酸根が吸着されや
すい性質があり、その硫酸根は、活性水酸化アルミニウ
ムのすみやかな種子水酸化アルミニウムへの吸蔵を媒介
するという特性をもつことを利用して、活性水酸化アル
ミニウム同士の合体を抑制している。この点が本発明の
第2の特徴である。もちろん、本発明の方法は、硫酸根
が存在しない系、例えば硫酸根の代りに硝酸根あるいは
・・ロゲンイオンが存在するような系よりも結晶の成長
速度は速い。この点が本発明の第3の特徴である。まだ
硫酸根の代りに3価以上のイオン、例えばリン酸根が存
在するような系では、沈殿の生成速度が速すぎて、ベー
マイトの結晶が生成せず、かつリン酸イオンが沈殿の中
に含有されかつ容易には除去できないだめこの沈殿より
焼成して得られる担体は、細孔容積、ひいては表面積の
小さなものとなる。すなわち、多価陰イオンとして硫酸
根を選定することによって、沈殿から焼成してアルミナ
担体を作る過程で容易に、例えば洗浄・濾過などの操作
によって陰イオンを除去できるという利点ももたせるこ
とができる。この点が本発明の第4の特徴である。第5
の特徴としては、ベーマイト結晶の生成領域、すなわち
pH6〜11に系内を保持してベ一 13− マイトの結晶成長を行うために他の結晶が混在しすらい
。硫酸根を含む系では、p116以下に無定形アルミナ
水和物の沈殿生成領域があり、逆にpH11以上にはパ
イヤライトの結晶生成領域があるだめ、系のpHをこの
領域にスイングすることは好ましくない。また、系内を
微視的に見てもpH6〜11以外にスイングすることは
好ましくない。しだがって、アルミニウム塩とpI■制
御剤(中和剤)を添加するときに、その添加を交互に行
なったシ、あるいは同時であるが間けつ的に行なう操作
は好ましくなく、十分な攪拌のもとて同時に連続的に行
なうことが本発明の方法である。また系内のpHをベー
マイト結晶の溶解領域にもっていかないため、溶解領域
にもっていった場合に比べてその結晶成長は迅速である
。第6の特徴としては、硫酸根が成長しだベーマイト結
晶粒子同士を活性水酸化アルミニウムを結合剤として凝
集結合せしめる働きをするだめに、その練炭集体はこわ
れずらく、したがってベーマイトスラリーから種々の操
作をして最終的にアルミナ担体を得た時に、その担体 
14− は、細孔容積、比表面積が共に大きくなるし、機械的強
度が非常に強くなる。
以上の特徴によって、アルミニウム塩及びpH制御剤(
中和剤)の最初の種子水酸化アルミニウムに対する累積
添加量を適当な値に選ぶことにょジ最終的に得られるγ
−アルミナの細孔容積と平均細孔径を調節することが可
能となるわけである。
このように簡便でかつ迅速に機械的強度が強くかつ目的
とする細孔径部分に細孔容積を非常に多く集中させたア
ルミナ担体を得ることは、従来の方法では全く不可能で
ある。
次に本発明の方法を、より具体的に説明する。
本発明の方法の原料となる水酸化アルミニウム含有スラ
リーは種子水酸化アルミニウムとして作用するものであ
り、これは一般に公知の方法で作られる。即ち、アルミ
ニウムの強酸塩、例えば硝酸アルミニウム、塩化アルミ
ニウム、硫酸アルミニウム等の水溶液にアルカリを加え
る方法、或はアルミン酸ソーダ又はアルミン酸カリウム
の水溶液に酸又は前記アルミニウム強酸塩を加える方法
等によりpH6〜11の範囲で作られる。したがって本
発明の方法におけるアルミニウム塩とpH制御剤(中和
剤)の組合せにおいて、種子水酸化アルミニウムを成長
させる操作に先き立って、種子水酸化アルミニウムを調
製することもできる。この場合には、種子水酸化アルミ
ニウムの調製と成長が、途中で分離操作などの頌雑な作
業なしに、連続する操作において遂行できるという利点
をもつ。こうした中和反応により生成する種子水酸化ア
ルミナ担体は、顕微鏡観察によれば10〜20Xの直径
をもつ長さ100X程度の繊維状を呈している。この繊
維状の水酸化アルミニウムはすでにベーマイトに近い構
造をもっていると考えられるが、粒子径が非常に小さい
ためにX線回折上は無定形を示す。この状態の水酸化ア
ルミニウムを洗浄し乾燥した後400℃で焼成すると細
孔容積0.4 cc/g以下の無定形アルミナが得られ
るにすぎない。当然のことではあるが、この種子水酸化
アルミニウムを単に50℃以上にてpH6〜11の範囲
内にコントロールして1昼夜以上保持しても結晶成長は
観察されず、乾燥・焼成して得るアルミナ担体の細孔容
積は0.4 cc/g  以下と相変らず、極めて低い
値を示しだ。
本発明の方法は、上記の通常の方法で得だ種子水酸化ア
ルミニウムスラリーを50℃以上好ましくは、70℃以
上に保ち、攪拌しながら、これにアルミニウム塩とpH
制御剤(中和剤)を同時に連続的に添加することにより
行われる。低い温度で操作すると得られるr−アルミナ
の細孔分布はブロードになる傾向がある。添加操作を大
気圧のもとで行えばスラリ一温度はioo℃以上にはな
らない。加圧釜を用いることによりこの操作を100℃
以上で行うことも出来る。しかし、その場合細孔分布は
むしろブロードとなる傾向がある。最終的に得られるγ
−アルミナの細孔分布はこのようにスラリ一温度の影響
を受ける。しかしこの影響は、50℃以上であれば大き
なものではない。
添加するアルミニウム塩は水溶性の塩であれば、硫酸ア
ルミニウムでもよく、またアルミン酸ソーダ、アルミン
酸カリウムの如きアルカリ塩でもよい。添加するpH制
御剤としては、アルミニウム塩 17− として硫酸アルミニウムを用いた場合、アルミン酸ソー
ダ、アルミン酸カリの如きアルカリ性アルミニウム塩で
もよく、壕だアンモニア、カセイソーダ、カセイカリで
も良い。アルミニウム塩としてアルミン酸ソーダ、アル
ミン酸カリウムの如きアルカリ塩を用いた場合には、硫
酸を用いる。まだ、アルミニウム塩とpo制御剤の組合
せにおいて、酸性側溶液中に硫酸あるいは/および硫酸
アルミニウムを共存させておいてもよい。例えば硝酸ア
ルミニウムと硫酸の混合水溶液とアルカリ、アルカリ塩
溶液の組合せでもよい。添加するアルミニウム塩とpH
制御剤(中和剤)の組合せとしては、好ましくは、硫酸
アルミニウムーアルミン酸ソーダ、硫酸−アルミン酸ソ
ーダ、硫酸アルミニウムーカセイソーダがある。このう
ちでも特に好ましくは、硫酸アルミニウムーアルミン酸
ソーダである。なぜならこの組合せにおいては、系内を
微視的に見てもpH6〜11の範囲にもつとも容易にコ
ントロールしやすい系であるからである。系内における
硫酸根の存在量は、系内に存在するアルミ−18= ニウムに対するモル比で12〜300%、好ましくは2
0〜100%である。
アルミニウム塩の添加速度には適当な範囲が存在する。
添加速度が小さいと種子水酸化アルミニウムの迅速な成
長が実現しないし、微細な種子水酸化アルミニウムに対
する選択的な成長もおこなわれない。一般に微細な結晶
はど成長しやすいという特性をもつだめ、微細な結晶と
比較的大きい結晶が存在する系において、競争的に結晶
成長が行なわれる場合、すなわち種子水酸化アルミニウ
ムに対しである程度以上の活性水酸化アルミニウムが存
在する場合に結晶が成長しながら均一化へ向う。したが
ってアルミニウム塩の添加速度は、ある程度大きくなく
てはいけない。しかし、添加速度が太きすぎても、不利
な点が存在する。即ち系内の活性水酸化アルミニウムの
量が出発時の種子水酸化アルミニウムの量に比べて多過
ぎると、硫酸根が存在しても種子水酸化アルミニウム或
は成長途中のベーマイトに吸蔵されきらず互いに結合し
て新たなる種子水酸化アルミニウムを発生することにな
る。従って速すぎるアルミニウム塩の添加は、新たなる
種子水酸化アルミニウムの発生から引き続き成長して生
成する微小ベーマイト粒子の存在の原因となり、ベーマ
イト粒子径の不均一化をもたらす。従って添加するアル
ミニウム塩の速度は、種子水酸化アルミニウムの選択的
な成長を実現するに適当な値であり、なおかつ新だなる
種子水酸化アルミニウムを生成しないような範囲に選ぶ
べきである。この値は、種子水酸化アルミニウムに対し
、アルミニウムのモル比で1時間当り、20〜500%
(即ち、種子水酸化アルミニウム中のA41モルに対し
1時間当り0.2〜5モルの割合め中にある。種子水酸
化アルミニウムに対するアルミニウム塩の添加量の少な
い時期に於ては種子水酸化アルミニウムの成長力は極め
て大きい為、500%/ h rの添加速度でも新たな
る種子水酸化アルミニウムの生成は少ない。しかしなが
ら添加量が多くなってくると種子水酸化アルミニウムは
ベーマイト粒子となり成長力が鈍化する為、添加速度を
遅くすることが好ましい。
アルミニウム塩の添加量は、得ようとする担体の細孔径
、細孔容積によって決められる。始めに用意した約10
〜20Aの直径をもつ種子水酸化アルミニウムが活性水
酸化アルミニウムを吸蔵して、30〜40A以上の直径
をもつベーマイト粒子に成長せしめるとしたら、種子水
酸化アルミニウムの数倍以上のアルミニウム塩の添加が
必要である。
従って目的とする細孔径、細孔容積のアルミナを得るた
めに必要な添加量、すなわち種子水酸化アルミニウムに
対するアルミニウム塩の量ハ、スラリー中にベーマイト
結晶子の存在がX線回折上明瞭になってぐる量以上の量
であるといえる。通常そのような量は、種子水酸化アル
ミニウムに対してアルミナモル比で約3倍以上である。
一方、添加量の上限は、種子と成長する部分との比率か
ら考えると定めることはできないが、得られるアルミナ
担体の細孔径、細孔分布、細孔容積からすると30倍ま
でが妥当である。アルミニウム塩およびpH制御剤(中
和剤)は、当然のことながら水溶液として添加されるが
、それらの濃度に特に制限 21− はない。しかし、系内の攪拌やコントロールに不利をも
たらすから必要以上に希薄にしたり、高濃度にすること
は望ましくない。また、スラリー中の固形分濃度が高く
なりすぎないように種子水酸化アルミニウムおよびアル
ミナ塩の濃度を調節すべきである。これらの濃度を高く
し過ぎると、スラリーの攪拌は充分に行えず、加えたア
ルミニウム塩或はpH制御剤の部分的な濃淡が発生し、
本発明の構成要件の1つであるpHを6〜11の範囲内
に保持することが微視的に見て出来なくなるので好まし
くない。従って系内は均一な攪拌が行なわれるような濃
度を選択することが望ましいし、攪拌方法も系内がたえ
ず均一に保たれるような方法を選ぶべきである。例えば
、Al2O3として5重量%以下程度に保つならば汎用
の回転羽根によるゆるやかな攪拌状態下でも本発明の方
法を行うことができる。
目的とする担体の細孔構造を与える大きさに成長・凝集
したスラリー状ベーマイトは、系内に共存する硫酸イオ
ン、ナトリウムイオンなどを溶液 22− とともにろ別除去し、必要に応じて洗浄される。
この時に、ろ別あるいは洗浄操作な]ッにこれらのイオ
ンを含む液ごと蒸発乾燥させる方法、例えば噴霧乾燥法
を用いると、固体中にこれらのイオンが大量に残存1〜
て、以後の工程にも悪影響を及すし、得られた担体から
調製した触媒の活性も低いものになる傾向がある。洗浄
されたケーキは含水率を調節し、そのゲルの状態で成型
するのが好ましい。含水率は、例えば、押し出し成型の
目的では、固形分濃度として20〜35%の範囲に調節
される。この時、−噴霧乾燥法などの手法を用いて一世
乾燥し、低い含水率に調製したりすると、押し出し成型
時に不必要なせん断力(混練力)が作用し、得られる担
体の細孔容積が極めて低いものとなってしまって好まし
くない。押し出し成型は、乾燥・焼成時の収縮率などを
考慮し目的とする形状が得られるようなダイスを選定し
て行なわれる。
成型は、含水状態での方法であれば他の方法を用いるこ
ともできる。例えば、オイルドロップ法による球状成型
法などがある。また、噴霧乾燥法も、後の工程で必要以
上の機械的力を加えない場合、例えば粉末状アルミナ担
体と1−て使用する場合には有効である。乾燥は通常1
00℃〜200℃にて数時間性なわれる。焼成は、γ−
アルミナの担体を得る目的には、通常400℃〜700
℃にて行なわれる。
次に本発明の具体的実施例及び比較例を挙げて更に説明
を行う。
比較例 1 ”20B YIIkK 80 gAの硫酸アルミニウム
水溶液0.2241と脱イオン水10℃をホーローびき
容器にとり、90℃に加熱した後、激しく攪拌しながら
、Al2O3濃度69g/λのアルミン酸ソーダ水溶液
1.55℃を瞬時に投入し、pllloのスラリー状白
色の液を得た。これを90℃で3時間保持した時点およ
び、6時間保持j〜だ時点でも液はpHl0を示してい
た。それぞれの時点で0.3aずつサンプリング液を採
取し、r過して、脱イオン水で洗浄し、Na+および8
輪−イオンの大部分を除去した。
得られたフィルターケーキを押し出し成型機で1゜6m
m$に成型し、押し出し成型物を120℃で6時間乾燥
後、500℃で3時間焼成してアルミナ成型体を得た。
この試料をR,(保持時間3時間)、R2(同6時間)
としてその性状を表1に示す。
”+ + ”2ともはソ同一の性状を示し、細孔容積も
0.35 cc/g以下と極めて小さい値しか示さない
比較例 2 Al2O3e 度40 g/ flの硝酸アルミニウム
水溶液0.10 fiと脱イオン水10fiをホーロー
びき容器にとり、90℃に加熱した後、激しく攪拌しな
がら、Al2O3濃度69 g/I!、のアルミン酸ソ
ーダ水溶液0.35βを瞬時に投入したところ、白濁j
〜、pH9,5のスラリー秋水酸化アルミニウム水溶液
が得られた。これを種子水酸化アルミニウムとして、こ
れにhr2os濃度8 g/flの硝酸アルミニウム水
溶液を0.291/hrXAl□03濃度69 g/R
のアルミン酸ソーダ水溶液を0.201t/hrの速度
にて定速注入器を用いて異なる注入口より連続的に添加
した。添加操作を続けた6時間の間は温度90℃、p1
]9〜1゜であった。圧入開始より3時間、6時間後の
時点= 25− で0,3 IV、ずつサンプリング液を採取し、濾過し
、脱イオンで洗浄しケーキを1.6Jに押し出し成型1
ツ、120℃で6時間乾燥し、その後500℃で3時間
焼成し、アルミナ相体It3(注入開始後3時間後)、
R,(注入開始後6時間後)を得だ。その性状を表1に
示す。■L3.R4は、細孔容積は大きいが、分布がブ
ロードで、特に400″A以上の表面積が小さくなる細
孔径部分に容積をもっている。しかも機械的強度が小さ
い。
実施例 I A I 2 o3濃度sog/nの硫酸アルミニウム水
溶液0.05 j2と脱イオン水10βをホーローひき
容器にとり、90℃に加熱した後、激しく攪拌しながら
、Al2O3濃度69.、、/nのアルミン酸ソーダ水
溶液0.35I!、を瞬時に投入したところ白濁し、p
H10のスラリー状水酸化アルミニウム水溶液が得られ
た。
これを種子水酸化アルミニウムとして、これにA、+2
03濃度s g/12の硫酸アルミニウム水溶液を0.
291!、/hr、Al2O3濃度69 g/Qのアル
ミン酸ソーダ水溶液を0.20 R,/h rの速度に
て定速注入器を 26 − 用いて異なる注入口より連続的に添加した。添加操作を
続けた6時間の間は温度は90℃、pH9〜10であっ
た。注入開始より3時間後、4時間後、5時間後、6時
間後の時点で0,31ずつサンプリング液を採取し、濾
過し、脱イオン水2uに再分散し濾過する操作による洗
浄を3回繰り返し4種のケーキを得だ。このケーキはい
ずれもX線回折上擬ベーマイトを示した。ケーキの固形
分濃度を約25%の状態で各々1.6 mm gの孔の
ダイスを有する押し出し成型機で円柱状に成形し、温度
120℃で6時間乾燥した。その後電気炉に入れて空気
を吹きこみながら500℃で3時間焼成した。得られた
アルミナ成形物は注入開始よりの時間が3時間、4時間
、5時間、6時間のものをそれぞれA。
B、O,Dとする。その性状は、比較例のアルミナR1
〜R4と共に表−1に示す。A、B、O,Dといくにし
たがって平均細孔径は徐々に大きくなっていく。また細
孔容積はいずれも1.0cc/g以上と大きな値を示し
、かつ細孔分布も、例えばA。
B、Oにおいての200〜400Xの部分の細孔容積が
いずれも0.5 cc/g以上と大きな値を示すように
R3,R,に比べてシャープである。しかも驚くべきこ
とには、機械的強度が極めて大きな値を示している。
 29 一 実施例 2 Al2O2濃度40g/IV、の硝酸アルミニウム水溶
液0.1Onと脱イオン水](+p、をホーローひき容
器にと9.90℃に加熱した後、激しく攪拌しながら、
A1□03濃度69 g/1.のアルミン酸ソーダ水溶
液0.35βを瞬時に投入したところ、白濁し、pH9
,5のスラリー状水酸化アルミニウム水溶液が得られた
。これを種子水酸化アルミニウムとして、これに実施例
1と同じ添加操作を行って、添加開始後3時間、6時間
のアルミナ相体B、Fが得られた。
その性状を表−2に示す。Eは平均細孔径が101Aと
小さい値であり、細孔容積が0.60cc/gとまだ未
発達の状態であるが、Fは平均細孔径が265Aとなり
、細孔容積も 1.Occ、7g以上と極めて多孔質で
あり、かつ機械的強度も大きい。
 30− 表   −2 実施例 3 実施例1と同じ操作にて種子水酸化アルミニウムを得だ
。これにAI、、03濃度8 g/I!、の硫酸アルミ
ニウム水溶液(A液)とAl2O3濃度69 g/I!
、(7) フルミン酸ソーダ水溶液(B液)を表−3に
示す7種類の速度の組合せで系内の温度を90℃に保ち
ながら添加を行った。それぞれ添加開始後3hrの時点
でサンプルをとった。
表−3液の添加速度 (氾/hr) 次に、生成したアルミナ担体の性状を表−4に示す。表
−4には実施例1の担体Aも比較のために示す。活性水
酸化アルミニウムの添加速度が遅い場合である/I61
で得られるアルミオ担体Gは細孔容積が小さく、機械的
強度が小さい。添加速度が速すぎる場合である/163
で得られた担体■は細孔容積は太きいが、その分布はブ
ロードでかつ機械的強度も小さい。pHが6以下あるい
は11以上に振れている/164および7で得られた担
体JおよびMは、細孔容積が小さく、かつ細孔径も大き
くならずかつ機械的強度も小さい。
 33 一 実施例 4 11.6wt%硫酸水溶液0.15j!と脱イオン水1
0℃をホーローひき容器にとり、80℃に加熱した後、
激しく攪拌しながら、Al2O,濃度69 g/f!、
のアルミン酸ソーダ水溶液0.4℃を瞬時に投入したと
ころ、白濁し、pHlOのスラリー状水酸化アルミニウ
ム水溶液が得られた。これを種子水酸化アルミニウムと
して、これに11.6 wt%の硫酸水溶液を0 、1
3 R/h r 、 Al2O3濃度69 g/Itの
アルミン酸ソーダ水溶液を0.271/hrの速度にて
定速注入器を用いて異なる注入口より連続的に添加した
。添加操作をつづけた9時間のあいだ温度は80℃に保
たれ、pHは9.5〜10の値を示していた。注入開始
より6時間後、9時間後の時点で0.3βずつサンプリ
ング液を採取し、以下実施例1と同様の操作にてアルミ
ナ担体N、Oを得た。その性状を表−5に示す。この方
法によっても担体0の性状に示されるように制御された
細孔構造を機械的強度を大きい状態で製造できることが
わかる。
 34− 表  −5 実施例 5 Al2O3濃度80 g/Itの硫酸アルミニウム水溶
液0.25 j2と脱イオン水IoI!、をホーロー製
容器にとり、70℃に加熱した後、激しく攪拌しながら
、5規定の水酸化す) IJウム水溶液を0.3442
加えたところ、白濁し、pH10,5を示すスラリー状
水酸化アルミニウムが得られた。これを種子水酸化アル
ミニウムとして、これにA+20+4度80 g/It
  の硫酸アルミナ担体・水溶液を0,25 Vhr、
5規定の水酸化ナトリウム水溶液を0,31 II/h
rの速度にて定速注入器を用いて異なる注入口より連続
的に添加した。添加操作をつづけた3時間のあいだ温度
は70℃に保たれpHは9.5〜1065の値を示しだ
注入開始より、3時間後の時点で注入を停止し、実施例
1と同様の操作によりアルミナ担体Pを得た。この性状
を表−6に示す。アルミナ担体Pは実施例1の担体Bと
はソ類似の性状を示している。
しだがって、この試薬の組合せによっても本発明の方法
は行うことができる。
実施例 6 A+2O1度80 g、//i2の硫酸アルミニウム水
溶液(A液) 0,05 IV、と脱イオン水+Of!
、をホーローびき容器にとり、95℃に加熱した後、激
しく攪拌しながら、Al2O3濃度69 g/flのア
ルミン酸ソーダ水溶液(B液) 0.45℃を瞬時に投
入し、pH11のスラリー状種子水酸化アルミニウム水
溶液を得た。この液を攪拌をつづけながら95℃に1時
間保持したのち、A液0.05℃およびBgo、aI!
、を同時に瞬時に加えたところph]10.5の液とな
った。
更に1時間後に同じ添加操作をしたところpH11とな
った。更に3.5時間攪拌しながら95℃に保ち、1時
間おきにA液0.06ρとB液0.28℃を同時に加え
る操作を3回した。その結果得られたスラリーから実施
例1と同様の操作によりアルミナ担体Qを得だ。この性
状を表−6に示す。この担体は、実施例1の担体Aと近
い性状を示す。比較すると細孔容積が少くかつブロード
で機械的強度も少し弱くなっている。しだがって本発明
におけるアルミニウム塩の添加方法はスムーズに連続的
である方が好ましいといえるが、間けっ的に添加する方
法も有効であるといえる。
 37− 表   −6 特許出願人 千代田化工建設株式会社 代理人 弁理士 池 浦 敏 明  38−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)pH6〜11に調節しかつ50℃以上の温度に保
    持した水酸化アルミニウム含有スラリーに、該スラリー
    中の水酸化アルミニウムに対して、アルミニウムモル比
    で20〜500%/hr の速度で、pH6〜11に保
    持しながら、アルミニウム塩およびpH制御剤を添加す
    るアルミナゲル形成工程と、該アルミナゲルをアルミナ
    に変換するアルミナ形成工程とからなり、前記アルミニ
    ウム塩及びp H制御剤の少なくとも一方が実質的に硫
    酸根を含有することを特徴とするアルミナ担体の製造方
    法。
  2. (2)  アルミニウム塩が硫酸アルミニウムまたはア
    ルミン酸ソーダである特許請求の範囲第1項記載の方法
  3. (3)  pH制御剤が硫酸アルミニウムまたはアルミ
    ン酸ソーダである特許請求の範囲第1項記載の方法。
  4. (4)アルミナゲル形成工程からのアルミナゲルを、成
    型し、乾燥し、焼成することによってアルミナに変換す
    る特許請求の範囲第1項〜第3項記載のいずれかの方法
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