JPS5818683Y2 - 収穫機における籾詰装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来の上部が連通し７た複数のホッパーを連設し、その
上部に一連の均平用移送螺旋を横架した初晶装置は移送
螺旋を頂点とし第２図及び第４図に示す如くその左右両
側へ籾の安息角と略等しい傾斜の斜面ａ１でしか籾を充
填することができないため、上記斜面ａより上方全体が
無駄な空間となり、結局ホッパーを所定の容量とするた
めには大型となり、重量も大きくなる等の欠点があった
。

本考案は籾タンクの従来利用されなかった前記安息角と
略等しい斜面ａより上方の空間を可及的に有効に活用し
て籾を詰め、以って初晶装置を小型化及び軽量化するこ
とを目的とするものであって上部が連通した複数のホッ
パー７ａ・・・を直列に配設し、それらのホンパー７ａ
・・・の上部に一連の移送軸１１を支架し、該移送軸１
１に適当な間隔をおいて複数の移送螺旋１２・・・を装
着すると共に該移送螺旋の終端部を大径に構成し、移送
始端側のホッパー７ａに揚穀筒１０の吐出口１０′を開
口させたことを特徴とするものである。

以下図面に示す実施例について本考案を更に詳細に説明
すると、第１図乃至第３図において１は走行装置２を有
する機台３上の１側に搭載した脱穀装置であって、その
前方には刈取装置４が装着されている。

また、機台３の他側には前方から順に操作盤５と、座席
６と初晶装置りが設けである。

そして、前記初晶装置りは上部が連通し第２図に示す如
く横方向に２つの吐出口を有すると共に前後方向に直列
と連結してなる３つのホッパー７ａ）７ｂ、γＣと、そ
れらの下方に対応させて設けた籾袋９・・・を吊る吊杆
８・・・とで構成してあり、一番後方のホンパー７ａの
上部には揚穀筒１０の吐出口１０′が連通している。

また、前記ホッパー７ ａ ｔ ７ ｂ 、７ ｃの上
部には揚穀筒１０の螺旋軸からの動力により回転する略
水平な一連の移送軸１１が支架してあり、この移送軸１
１の各ホンパー７ａ 、７ｂ 、７ｃの上方にはそれら
の前後軸の約半分乃至それより稍々長い移送螺旋１２・
・・が適当な間隔をおいて装着されており、かつそれら
の移送螺旋１２・・・の終端は大径部１２ａに構成しで
ある。

而して、揚穀筒１０から吐出される籾は先ず最後部のホ
ッパー７ａに流入し、充填された籾が第２図に示す如く
移送螺旋の左右両側に籾の安息角と略等しいところ１で
堆積すると順次前方へと移送され、それが移送螺旋１２
の無い部分１１ａに達すると第３図に示す如く次のホン
パー７ｂに入りながら移送螺旋１２の終端の大径部１２
ａにより高く盛り上げられ、これを前後方向からみると
第２図に示す如く両側方にも盛り上がる。

そして、次のホッパー７ｂにもその後方のものと同様に
籾が充填されると、その前方のホンパーγＣとの間に釦
いても籾は移送螺旋１２の上方と両側に高く堆積される
。

な釦、このようにしてホッパー７ａ・・・に充填された
籾はシャッター１３を開くことにより吊杆８・・・に吊
り下げられた籾袋９に充填される。

本考案は前述のように上部が連通した複数のホンパー７
ａ・・・を直列に配設し、それらのホッパー７ａ・・・
の上部に一連の移送軸１１を支架し、該移送軸１１に適
当な間隔をおいて複数の移送螺旋１２・・・を装着する
と共に該移送螺旋の終端部を大径に構成し、移送始端側
のホッパー７ａに揚穀筒１０の吐出口１０′を開口させ
たので、前後の移送螺旋１２と１２との間では籾が高く
盛り上げられ、従来は全く利用されず空間として放置さ
れていたホンパー７ａ・・・の上方部分を有効に利用し
て初晶を行うことができる。

従って、所定量の籾を充填することのできるホッパーを
小型化及び軽量化することができ、安価に得ることがで
きると共に機体の安定性も向上せしめることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すものであって、第１図は
コンバインの側面図、第２図は要部の縦断正面図、第３
図は同上縦断側面図である。 ７ａｔ７ｂｔ７ｃ・・・ホッパー １０・・・揚穀筒、
１１・・・移送軸、１２・・・移送螺旋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上部が連通した複数のホンパーγａ・・・を直列に配設
   し、それらのホッパー７ａ・・・の上部に一連の移送軸
   １１を支架し、該移送軸１１に適当な間隔をおいて複数
   の移送螺旋１２・・・を装着すると共に該移送螺旋の終
   端部を大径に構成し、移送始端側のホンパー７ａに揚穀
   筒１０の吐出口１０′を開口させたことを特徴とする収
   穫機にかける初晶装置。