JPS58185577A - α−アセチル−α−クロル−γ−ブチロラクトンの安定化方法 - Google Patents

α−アセチル−α−クロル−γ−ブチロラクトンの安定化方法

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JPS58185577A
JPS58185577A JP6940982A JP6940982A JPS58185577A JP S58185577 A JPS58185577 A JP S58185577A JP 6940982 A JP6940982 A JP 6940982A JP 6940982 A JP6940982 A JP 6940982A JP S58185577 A JPS58185577 A JP S58185577A
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alpha
acetyl
butyrolactone
hydrogen chloride
gamma
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JP6940982A
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Akio Egawa
江川 章雄
Masayuki Okada
正之 岡田
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Corp
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は医薬品の中間原料として有用なα−アセテルー
α−クロル−γ−ブチロラクトン(Jul下クロルラク
トンと略す)の安定化方法に関する。
クロルラクトンは一般的にはα−アセチル−r−ブチロ
ラクトンを溶媒の存在下又は不存在下、塩素で塩素化し
て製造され、得られろ反応液は純度約95%程度でやや
粘稠な微黄色の液体である。
用途によってはこのものを直接供することができる。
しかし、この反応においては塩化水素が不−rT J白
髪・: =il ’E l−1その大部分は反応中に未
反応塩素とp、m伴して糸外に逃散するが、通常、反応
液中に1〜4係の塩化水素が含まれている。この反応液
は非さに不安定であり、この状態で常温下放置すると参
考レリー1に示す通り反応液の純度及び色相が著しく低
下する。
他方、該反応液を高真空で蒸溜することによりクロルラ
クトンを精製することは可能であるが、常圧におけるク
ロルラクトンの非点が225℃と筒いため、例えば圧力
5 Torr、塔頂温度105℃の如き尚真空で蒸蒲し
てもクロルラクトンの約1゜係が分解する等、蒸溜精製
することは熱経時変化を受け、大巾な収率低下をきたす
ので、経済上大きな不利を伴い、必ずしも適当でない。
そのため当業界では、続演的に有利な該反応液の1h接
使用において以前から反応液の安定化が望まれていた。
先ず本発明者らは、クロルラクトンが塩化水素共存系で
品質低下をきたす原因について検討し、次の事実を見い
出した。即ち、原料α−アセチル−r−ブチロラクトン
及びクロルラクトンは常温下地化水素と容易に開環反応
を起し、そして脱炭酸してハロゲン化ケトンに変化する
。例えばクロルラクトンについて開環反応を反応式で表
わすと次の通りである。
e C6CH2CHz CH−COCH3 次いてこのハロゲン化ケトンは触媒駄程度の做示のjH
化水素の存在でケトン類特有の縮合反応を起し着色物質
に変化するものである。塩化水素はクロルラクトンに比
較して分子鯉が約115と小さいため、微1.1の塩化
水素が存在してもクロルラクトンの品質低下に著しく影
響することが判る。
クロルラクトン中の塩化水素濃度と品質の関係Qこつい
てはμ施例−1に示す通りである。即ち、常(nA ト
’ 2ケ月間放[6では塩化水素濃度の増加に伴っ−(
純肪はほぼ定−的に低下するが、色相は塩化水素濃度か
(1,15%以上になるとガードナー/16で10以−
ヒと悪(なる。このことから反応液中の塩化水素濃度を
0.1%以下にすることにより、該反応液を安定に保存
できることをつきとめた。
次に、本究明者らは塩化水素の除去法について具体的手
段、例えば水洗、不活性ガスによる曝気などの物理的方
法、中和等の化学的方法を検討した。しかし、クロルラ
クトンは水と接触すると加水分解し、酸性浴液中ではケ
トン分解を、アルカリ性=Q中では酸分解を起すため、
水洗及び水を伴う処理は純度低下の原因となり、不適当
であった。又、陰イオン交換樹脂処理及びトリエチルア
ミン、ピリジン等の3級アミンによる中和は処理液が着
色する点で好ましくなかった。
物理的方法の一例として参考例−2に示す通り反応液に
常温下長時間窒素を曝気することにより塩化水素を(1
,t 4 %まで除去できるが、不充分であった。しか
し、これは塩化水素を除去するための前処理としては利
用できる。
そこで真空曝気について検討したところ、実施例−2に
示す通り反応液を常温下100’Torr以下の圧力で
真空曝気することにより、最高0.04係まで塩化水素
を低減できた。
この場合、圧力200 Torrでは約30°C−C−
真空曝気しても塩化水素を01%以下にすることは困難
であった。又、温度を普くすることにより塩化水素を0
.1 %以下にすることは可能と考えられるが、温変約
50°Cで真空曝気すると熱経時変化のためであ7)つ
純度の低下が認められた。
なお、実際の操作条件の選定には対象とするクロルラク
トンの塩化水素濃度、容槍及び処理装置、時間等か1′
−)火呼によって適宜法められる。
斯様にして、クロルラクトンの反応液中の塩化水素d+
Lな01係以下にすることにより、3ヶ月以トは]二業
的1,1L材として供し得る品質を保持でき、七〇)た
めIl業的に極めて簡単な操作、常温下100Torr
以t°の圧力で真空曝気することで、該反応層中の塩化
水素を除去できることを児(・出し、本発明を光1戊す
るに至った。
以ト、琺考し11及び実施例を革げて本発明を囲体的に
祝明する。
蚕考yII−1 攪拌器、鋒度訂、塩素導入前及び排ガス吸収塔に汝1−
Jcする冷却器を補えた2e四ツ目丸底フラスコに、α
−アセチル−γ−プチロラクトノ+、!120g(15
モル)を仕込み、反応温度8〜12°(−〕でry 7
を373Ne/Hrの速度で9時間(15モル)吹込み
、反応させ、反応液2.455gな併た。反応液のガス
クロマトグラフ分析値(+m <A バーセント)はク
ロルラクトン951%、α−アセチル−γ−ブチロラク
トン03%、高沸物37係であった。又、硝酸銀滴定に
よる塩化水素は254%であった。
次に、18〜25°Cでの反応液の純度及び色相の経時
変化を表−1に示す。
※アセトンにて1/lOに希釈仮測定 実施例−1 表−2に示す塩化水素を含む精製クロルラクトンの18
〜25℃における色相及び純度の2ケ月間の経時変化を
表−2に示す。
表−2塩(ヒ水素含有クロルラクトンの経時変化※アセ
トンにて1/lOに布ゼく後測定g考ill 72 参考列−1で雨られた反応液500gに15へ19Cて
、窒素を−10Ne/Hrの速度で・1時1+jl v
j、気することにより塩化水系は254受からo、 1
5 %まで低下した、同条件で更に3時間曝気を行っt
二が、塩化水素はo、 14 %しか低下しなかった。
実施例−2 参考例−2で得られた反応1soogを表−3に示す温
度、圧力を変えて真空曝気を行った。
結果を表−3に示す。
表−3真空曝気による塩化水素の除去 次に3−4処理液について18〜25゛Cにおしる色相
及び純度の経時変化を表−4に示す。
表−4真空曝気処理反応液の経時変化

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) α−アセチル−γ−ブチロラクトンの塩素化から
    得られたα−アセチル−α−クロル−γ−ブチロラクト
    ンにおいて、実質上塩化水素を含まない状態で保存する
    ことを特徴とするα−アセチル−α−クロル−γ−ブチ
    ロラクトンの安定化方法1. 2) α−アセチル−γ−ブチロラクトンの塩素化によ
    りα−アセチル〜γ−クロルーγ−プチロラクトンを製
    造する方法において該反応液を常温下100 Torr
      以下の圧力で真空曝気することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。
JP6940982A 1982-04-23 1982-04-23 α−アセチル−α−クロル−γ−ブチロラクトンの安定化方法 Granted JPS58185577A (ja)

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JPH0379350B2 JPH0379350B2 (ja) 1991-12-18

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