JPS5818522B2 - 油圧ユニット - Google Patents

油圧ユニット

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JPS5818522B2
JPS5818522B2 JP2961977A JP2961977A JPS5818522B2 JP S5818522 B2 JPS5818522 B2 JP S5818522B2 JP 2961977 A JP2961977 A JP 2961977A JP 2961977 A JP2961977 A JP 2961977A JP S5818522 B2 JPS5818522 B2 JP S5818522B2
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JP
Japan
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tank
muffler
hydraulic
casing
oil
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JP2961977A
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小川健次
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は消音ボックス内に流体油を貯溜するタンクと、
油圧ポンプと、流体油を冷却するクーラと、各種油圧制
御機器類等とを一体に組込んで構□成した低騒音の油圧
ユニットに関するもので、従来品よりもさらに騒音を低
減せしめる如くしたものである。
・この種の油圧ユニットは運転時間の経過に
伴って、電動機の発熱或いは油温上昇により内部温度が
非常に高くなるのも、換気口を備えなければならない。
このため従来の“油圧ユニットは、前記換気口から洩れ
てぐる音“と、電動機や油圧ポンプなどの振動によって
消音ボックスの壁面を共振させる音とが騒音の原因とな
っている。
従ってこの2つの音を小さくすることによって騒音値を
低減することが可能である。
しかし、単に換気口の口径を小さくして音の洩れを少な
くするのでは、音の減少に反して内部温度が上昇するし
、また単に消音ボックスの壁の厚みを大きくして共振を
小さくするのでは、油圧ユニットが大形化になると共に
、重量増大によるコスト□アップになるなどの欠点があ
る。
そこで本発明者等は実開昭51−61504号公報に示
すようなケニシングの上部中央に油タンクを設置すると
共に、四ケー7ングの上側域にグリルを形成して、前記
油タンク側域に略U字状の屈折通風路を形成し、以って
騒音の減衰量を大きくして騒音洩れを抑制すると共に、
□前記υ字状の屈折通風路を流通する風により、油タン
ク表面からめ自然放熱を促して油タンクの放熱効果を向
上させた油圧ユニット□を既に案出した。
しかしながら、実開昭51−61504号公報に示す上
記の油圧ユニットにおいても改良の余地を多分に残すも
のであった。
すなわち、実開昭51−61504号公報に示す油圧ユ
ニットには、略U字状の屈折通風路を形成したとはいえ
、該通風路はケーシング上側域の二つのグリル面の距離
を単に長くしたものであるから、いまだ完全な消音効果
が得られない現状である。
また、実開昭51−61504号公報に示す油圧ユニッ
トは、排気用グリルが横方向に向いているので、斯るグ
リルから吹年、出す比較的温風の排気が他の生産機械に
吹き付けられ、該温風が吹き付けられた生産機械は温度
上昇するので、該生産機械で加工した加工部品の加工精
度がくろう恐れがあると共に、前記排気が作業員にも吹
き当たるため、作業員が不快感をおぼえる等の欠点があ
り改良の余地を残すものであった。
、本発明は上記の点に鑑み、流体油を貯溜するタ
ンクの周りにU字形の間隙を形成すると共に、該U字形
の間隙に連通ずる蛇行通路を設け、吸気口から吸引した
冷気を前記タンクの周りのU字形の間隙および前記蛇行
通路を介して排気口から排気す、べぐ構成することによ
り51.前記タンクを良好に冷却することができるのは
勿論のこと、%消音効果の向上を図り、また前記U字形
間隙に設置した油圧ポンプを消音ハウスで囲繞し壬、消
音効果をより一層高めることができ、さらに流通空気を
水平流入し垂直流出すべく前記吸気口および排気口の配
設位置を考慮して形成することにより、流通空気のショ
ートサーキットをなくす4と共に、排気が横方向にある
機械や周囲で作業する作業者に吹き付けられるのを阻止
し、既述した加工精度のくるい及び作業者の不快感をな
くすことができる油圧ユニットを提供しようとするもの
である。
以下本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図及び第2図に示した油圧ユニットは、ベース台1
と、密閉状のクーどング2と、マフラー3と、前記ケー
シング内に形感じ、所定量の流体油を貯溜するタンク4
と、該タンク4内の流体油を油圧制御機器に圧送する油
圧ポンプ6々、圧力油を、適宜制御して所望アクチュエ
ータに供給する油圧制御機器類と、油圧ポンプ6、を駆
動する電動機5と、タンク4内の流体油を冷却するクー
27等によって構成している。
、 前記のベース台1は種々の鋼材を組合せて構成した
もので、両側の一対の溝形鋼8,8と、正背面側の一対
の溝形鋼9,9とをそれぞれ溝を外向きに平面視長方形
に組合せて溶接すると共に、斯る長方形の枠における両
側の溝形鋼8,8間に3本の山形鋼10,10.10を
架設し、これら山形鋼10,10.10上にそれぞれ2
個づつの緩衝部材11.11を介してベース12を塔載
している。
第5図に示す如く前記の緩衝部材11は真ン中の鼓形の
ゴム製弾性体13と、該弾性体13の上下面に接着剤で
貼つけた円形9座板14.14とからなり、これら座板
14の中心に固定したねじ棒15をベース12に形成し
たねじ孔16に係合する一方、山形鋼10側においては
ナツト171に係合せしめる如くしている。
また前記の如く4本の溝形鋼で組んだ枠の内部には底板
1Bを傾斜状に設けている。
該底板18はよ方から落下してくる油滴を受止め、その
傾斜によって油を一側の溝形鋼8に形成した油抜孔19
の方向に誘導するν機能と、油圧装置から発生する騒音
がベース台1の下方から洩れるのを抑制する機能とを具
備す、φ。
前記騒音が前記底板1亀に反響するのを抑制するために
該底板1B、上顛吸、音材20を設けていや。
、、。該吸音材20は例えばグラスウールを所定厚みの
;方形状に形成したもの夕あり、前記底板18上に、。
固定したリブ21を隔てた上下の升内に前記吸音材20
を設置す5る如くしている。
実施例でリブ21は底板18の―斜1とクロスする方向
に設けているので、該リブ21に孔を開けて底板18上
の;で油の流れを阻止し、ないようにしており、吸音材
20は油の附着量に応じて新しい物と交換できるように
し工いる 上記ベース1上には先に述べた電動機5と前記タンク4
内の流体油を油圧制御機器に圧送する油圧ポンプ6とが
搭載、、されており、該油圧ポンプ6を駆動する電動I
f!45と該油圧ポンプ6とは偏芯な吸収するυ字坦生
ゴム製カップリング22を介して直結している。
特、に油圧ポンプ60周りをさらにカバー23によって
囲繞し、該カバー23と後:述のケーシング2とで該ポ
ンプから生ずる騒音を抑制する如くしている。
前記ケーシング2は第3図に示すごとく天板2Bと両側
板29.29とを例えば溶接等によって結合してトンネ
ル形に形成すると共に、正面と背面とにそれぞれパネル
26゜27を着脱自在に取付けて構成し、前記天板28
両側板29,29、パネル26.27とによってチャン
バー25を形成する。
また前記天板28には正面側と背面側端部にそれぞれ通
風孔33゜34を形成しており、この両道風孔33.3
4間においてチャンバー25内に油タンク4を形成して
いる。
該油タンク4は所定量の流体油を貯溜するものであって
、同タンク4はその3面を前記天板28と両側板29.
29とを利用して形成し、他の3面を溝形板30によっ
て形成している。
すなわち前記の溝形板30は、その溝方向の長さとチャ
ンバー25の両側板29.・29内面間の長さとが一致
するように形成しており、該溝形板30をチャンバー2
5内に嵌入し、さらに同溝形板30の上縁が天板28の
内面に接する位置まで持上げて、天板28、両側板29
.29と溝形板30との接触部全域を熔接することによ
って密封状の油タンク4を形成することができるもので
ある。
要するに、ケーシング2、天板28内壁に該ケーシング
2の横幅と同一の横幅を有するタンク4を配設したもの
である。
なお、前記の構成順序は必ずしも前述通りとはかぎらな
い。
例えば、天板28と溝形板30とを熔接したあとで、該
天板28の両側に側板29,29を溶接することも可能
である。
しかしいずれの場合でもタンク4は密封されるので、一
側の側板29にサービス用の孔24aを形成すると共に
、通常該孔24aを蓋24bで封鎖し、保守点検時には
前記蓋24bを開放してタンク4内を自由に清掃できる
如き配慮がなされている。
また溝形板30の内面には予じめ縦方向に複数本のリブ
31.31・・・を溶接し、一方前記溝形板30の取付
位置において他側の側板29の内面にも予じめリブ32
を溶接しているので、完成後の油タンク内には適当数の
補強用リブ31,32・・・が備えられる。
さらに前記のチャンバー25は天板に形成した2個の通
風孔33゜34及び正面、背面の2個の開口部並びに油
タンク4を除いた部分の内面に所定厚み方形状の吸音材
20を施している。
該吸音材20を支持する手段は、基本的にはベース台1
の構成の説明のときにも触れたが、両側板29,29の
内面に断面丁字形のリブ21を格子状に固定し、その格
子の各升内に吸音材20を嵌合するものである。
第6図に示すように前記の丁字形のリブ21は一対のL
形鋼を背中合せに側板29に溶接して形成するもので、
該側板29の下辺並びに正面、背面側の辺にお゛いては
第6図及び第1図に示す如く断面り字形の縁枠35によ
って吸音材20の周縁を係合するようにしている。
第1図に示すように両側板29.29の下辺に形成した
断面り形の縁枠35゜35はベース台1上でのケーシン
グ2の安定ヲ良好ならしめるためのもので、第6図の如
くケーシング2をベース台1上に支持するに当っては溝
形鋼8と前記縁枠35との間に厚さ511ul程度の天
然ゴムなど弾力性、柔軟性、遮音性の高い帯状のパツキ
ン36を連続的に介設すると共に、溝形鋼8を貫通せし
めたボルト37を縁枠35に予じめ形成したねじ孔38
に係合することにより、ベース台1上にケーシング2を
固定することができるものである。
また第3図に示すようにチャンバー25の正面A及び背
面Bの開口部に設けた縁枠35.35には多数のねじ孔
40,40・・・を形成しており、これらねじ孔40.
40・・・は第7図に示す如くパネル26.27をボル
ト41で取付けるとき使用される。
第4図は背面側のパネル2Tの内面斜視図であるが、正
面側のパネル26も該図のものとは窓の位置を除いて基
本的には同一である。
これらパネル26.27は第3図に示したチャンバー2
5の正面A及び背面Bと同面積の金属板43の上下左右
各辺にそれぞれ補強縁44を溶接し、この補強縁44の
内縁に前記金属板43と対向状に枠45を固定してパネ
ル26.27の周辺内側に吸音材20を係合するための
溝46を連続的に形成すると共に、前記溝46形成側に
おい【金属板43に断面T字形成いはL字形のリブ21
を格子状に固定し、その各升目内に吸音材20を嵌合し
ている。
そしてこれらパネル26.27は先に第7図において説
明したように金属板43がそれぞれ外側に位置するよう
に、チャ゛ンバー25の正面及び背面の開口部に厚さ5
1rIjIl程度の天然ゴムなど弾力性、柔軟性、遮音
性の高い連”続的なパツキン36を介して固定され、第
2図に示す如くこれら両パネル26.27とチャンバー
25とでケニシング2を形成する。
また前記パネル26.27にそれぞれ形成したサービス
用の窓には各々蓋26a、27aをビス26b 、27
b・・・で取付けている。
これら蓋26a、27aは油圧五ニットの外側から前記
ビス26b 、27b・・・を着脱して開閉でき、制御
機器等に対する簡単なサービスを可能にしている。
尚前記蓋26a、27aにもケーシング2の内側になる
面へ吸音材を取付けている。
第2図に示す如くケーシング2内において前記タンク4
0周りにはU字形の間隙42を形成し、該U字形間隙4
2の上端を、前記ケーシング2の天板28に形成した2
個の通風孔33.34に開放すると共に、前記U字形間
隙42内に、前記電動機5、油圧ポンプ6、空冷式オイ
ルクーラ7、油圧制御機器類をそれぞれ設置している。
前記タンク4の背面側に設置した前記クー27は空冷式
ラジェータ47とファン48とからなり、前記タンク4
及びチャンバー25の内面に固定した棚材49に保合支
持せしめている。
また圧力制御弁などの制御機器はケーシング2の正面側
内部に固定した棚材に緩衝部材を介して設置したジヨイ
ントブロック50上に積層して回路を構成すると共に、
ポンプ6とジヨイントブロック50間をストップバルブ
及びクイックジヨイントなどを介して可撓性のチューブ
で連結するものである。
すなわちタンク4とポンプ6、ポンプ6とジヨイントブ
ロック50及びタンク4とラジェータ47などの油路接
続はストップバルブやクイックジヨイントなどを介して
可撓性のチューブでそれぞれ連結するものであって電動
機5やポンプ6などの振動をタンク4、ジヨイントブロ
ック・50、ラジェータ47などに伝達されないように
構成したものである。
またストップバルブやクイックジヨイントの使用によっ
てポンプ6、ラジェータ47、制御機器な。
どの保守点検を速やかに出来る効果がある。
一方、前記天板2B上に設置したマフラー3は前記ケー
シング2の上面面積と同一の・床面積をもつ箱体かうな
り、正面、寄り(a′切板51を設け、該仕切板によっ
て内部を正面側の小さな室52と。
背面側の細長い大きな室53とに分割すると共に、ケー
シング上面の2個の通風孔33.34と対向する部分に
それぞれ通風孔54.55を開口し、さらに正面に吸気
口56を形成して、この吸気口56を前記通風孔33を
介して前記U字形間隙 ・42の一端に連通ずる一方、
前記仕切板51の背面近傍上面に排気口5Tを形成する
と共に、通気孔55と排気口57間において室53内に
金属或いはプラスチック製の複数の邪魔板・58.58
を交互に突出して蛇行通路59を形成している。
而して、前記排気口57をこの蛇行通路59および前記
通風孔34を介して前記U字形間隙42の他端に連通さ
せていて、前記クーラ7のファン48により、冷気をマ
フラー3の吸気口56から水平状に吸入し、前記タンク
4の周囲を流動させ、マフラー3の排気口57から垂直
状に排出する如く成したものである。
また、該マフラ−3内面には2個の通風孔54.55及
び吸排気口56.57を除いた部分に吸音材20を施し
ている。
該吸音材20はマフラー3の内面に格子状に固定された
断面T字形成いはL字形のリブ21の各升目内に嵌合さ
れ支持される。
第8図に示すように前記マフラー3は連続的な帯状の弾
力性、柔軟性、遮音性の高いパツキン36たとえば天然
ゴムなどを介してケーシング2上に塔載され、ケーシン
グの天板28のねじ孔60に係合したねじ棒61をマフ
ラー3の上面まで貫通させ、該マフラー3の上面におい
て前記ねじ棒61にナツト62を係合して、ケーシング
2上にマフラー3を固定する如くしている。
第3図においてチャンバー25の上面の4つのコーナに
は大きなねじ孔63・・・を形成しており、これら各ね
じ孔63には第9図に示す如くマフラー3を上下に貫通
するフックボルト64を係合している。
該フックボルト64は上端に環65を備え、ケーシング
2とマフラー3とを一体にクレーンによってベース台1
から取除くときやユニット全体を移動するときにワイヤ
ーを引掛けるために使用するもので、このようにベース
台1の被いをクレーンで簡単に除去し他の機器に比べて
故障率の大きい電動機5或いは油圧ポンプ6に対する補
修を簡単に行なえるようにしているので、メンテナンス
面での利点がある。
本発明の実施例は上記の如(構成するものにして、以下
作用を説明する。
電動機5によって油圧ポンプ6を駆動し、タンク4内に
貯溜した作動油を前記油圧ポンプ6の運転と、各種制御
機器による制御とによってジヨイントブロック、50に
導き、該ジヨイントブロック50と配管接続した油圧ユ
ニット外のアクチュエータに供給すると、該アクチュエ
ータを作動させた作動油は前記ジヨイントブロック50
を介してタンク4に返還される。
この場合タンク4内の油温は前記戻り油によって次第に
上昇することになるから、前記戻り油をラジェータ47
に経由させると同時に、また油圧ポンプ6に直結した別
の博用ポンプでタンク4内の作動油を常時、ラジェータ
47に循環させながら、一方ではファン48を回転させ
て第2図に示す如く吸気口56から矢印の如く水平に吸
入した空気と前記作動油とをラジェータ47において熱
交換させて作動油を冷却することができる。
タンク4を形成する溝形板30の両端はチャンバーの両
側板29.29に密着しているから、該溝形板300両
端には空気の流れが短絡するような隙間が存在しない。
このため第2図に示す如く吸気口56から水平に吸入さ
れ、た空気は矢印の如くタンク4の外側を太き(U字形
に流動し、U字形の間隙42内において効率よく前記タ
ンク4、電動機5、制御機器類とも順次熱交換する。
ケーシング2はトンネル形のチャンバー25とその正面
、背面開口部を封鎖するパネル26゜27とによって構
成しているが、このチャンバー25とパネル26.27
との間にはパツキン36を連続的に介設しているし、ま
た該ケーシング2とベース台1との間、並びにケーシン
グ2とその上部のマフラー3との間にもそ、れぞれパツ
キン36を介設している。
これらパツキン36はともに天然ゴム等の弾力性及び柔
軟性並びに遮音性に優れる材料によって構成している。
すなわち一般の吸音材は音を吸収して内部で音を熱にか
えるような機能を有するから、音を小さくする能力はあ
るが音の通過を完全に阻止する能力には欠ける。
これに対して前記パツキン36は音の通過を完全に阻止
するし、またその弾力性によってチャンバー25とパネ
ル26.27との間及びケーシング2とベース台1並び
にマフラー3との間の振動の伝達を防止でき、さらにそ
の柔軟性によってシール性を向上せしめて該パツキン両
面のクリアランスにおける音の洩れを防止できる。
しかもベース台1は製缶加工品、ケーシング2、マフラ
ー3は銀金加工品で、ともに非精密加工品であり、各相
互間における接続部の隙間をそれぞれ均一にするのは非
常にむつかしいが、前記パツキン36は例えばチャンバ
ー25とパネル26との間の隙間の不均一性に関係なく
該隙間を完全に埋めシール性を向上させると共に、隙間
を体裁よく見せることもできる。
一方フアン48から吹き出される空気はクーラ7の上部
でマフラー3内に流入し、該マフラー3内の蛇行通路5
9内を経て排気口57から上方に向けて垂直に排気され
る。
電動機5、油圧ポンプ6、ファン48の運転によって生
ずる騒音はケーシング2内においては、該ケーシング2
内面に設けた吸音材20,20・・・によって吸収され
るが、該騒音の一部はマフラー3内を流れる空気中を伝
達して排気口57から洩れる。
しかし前記マフラー3内には複数の邪魔板58.58で
蛇行通路59を形成し、音を折曲させて消音効果を上げ
ており、また同マフラー3内に吸音材20.20・・・
を設けると共にポンプ6をカバー23で囲繞してさらに
消音効果を上げている。
また、冷気をマフラ−3吸気口56から水平状に吸入し
、吸気口56近傍の上面に形成した排気口57から暖気
を垂直状に排出する如く成しているため、通風路をタン
ク4全周囲に設けることができ通風路全長を長くし得、
消音効果をさらに良くできるし、さらに冷気と暖気との
ショートサーキットを防止し得るのでタンク4冷却効果
を低減するようなこともない。
また、横方向に暖気を排出しないため横方向に位置する
別の生産機械の加工精度をくるわすことかないし、横方
向にいる従業員に不快感を与えることもない。
なお図面ではファン48の後位にラジェータ47を設置
しているが、この両者の位置関係が逆の方がラジェータ
47内での風の速さが構造上、均一化されやすいため低
騒音には一層効果がある。
更に、電動機5やポンプ6などの騒音発生源を吸気口5
6と排気口57との略中間に位置する間隙42内に設置
することによってさらに騒音を低くすることができる。
すなわちマフラー3の吸気口56からも騒音がもれやす
いが、小さい室52と電動機5、ポンプ6などに至るま
での空気の通路が吸気ダクトを形成しており、吸気側か
らの騒音のもれも充分にカバーしている。
実験によれば従来品は85dB以上の騒音レベルであっ
たが、本発明のものは60dBまで低減した。
本発明は以上詳述したように、所定量の流体油を貯溜す
るタンク4、タンク4内の流体油を油圧匍脚機器に圧送
する油圧ポンプ6、圧力油を適宜制御して所望アクチュ
エータに供給する油圧制御機器類、油圧ポンプ6を駆動
する電動機5及びりンク4内の流体油を冷却するクーラ
7より成る油圧ユニットにおいて、密閉状のケーシング
2の天板28内壁に該ケーシング2の・横幅と同一の横
幅を有する前記タンク4を配設して、タンク4の周りに
U字形の間隙42を形成し、該U字形間隙42の上端を
、前記ケーシング2の天板28に形成した2個の通風孔
33.34に開放すると共に、前記U字形間隙42内に
、前記電動機5、油圧ポンプ6、空冷式オイルクー27
、油圧制御機器類を適宜設置し、かつ前記クーラ7のフ
ァン48により冷気を流動すべく構成することにより、
該ファン48の送風力を利用して電動機5、油圧制御機
器類、タンク4の表面を冷却することができる。
特にタンク4はその正面、底面、背面が前記ファン48
によって送られる空気の流れと接触して熱交換作用を行
うから、それだけ油温の上昇を抑制することができる。
また、前記ケーシング2の天板28上に箱状のマフラー
3を設置し、前記ファン48の作用で前記マフラー3の
正面に形成した吸気口56から吸入した空気を前記のU
字形間隙48及び前記マフラー3内の蛇行通路59を介
して前記吸気ロ56近傍上面に形成した排気口57に排
出する特異な通路を形成して、排気口57から洩れる音
をマフラー3中で消音させる如くしている。
このため、。排気口57からの音の洩れを小さくできる
し、さらにケーシング2及びマフラー3の内面にはそれ
ぞれ吸音材20を施しているので、前記排気口57から
の音の洩れはより低減する。
しかも、前記クーラ7のファン48により、冷・気をマ
フラ−3吸気口56から水平状に吸入し、前記タンク4
の周囲を流動させ、マフラ−3排気口57から垂直状に
排出する如く成し、排気の方向を上方に向けているので
、斯る排気が横方向にある機械に吹き付けられるのを阻
止し、以って既述した加工精度のくるいを防止すること
ができる。
また、前記排気の方向は上方であって、作業者の方向で
はないため油圧ユニットの周りの作業員に聞える騒音は
より小さくなるし、また熱い空気は上方向に吹出されて
作業員と接触しないようにしているから、斯る面でも快
適であり、作業者に不快感を与えないものである。
さらに油圧ユニットへの吸入空気は正面の吸入口56か
ら水平に流入し、排気は前記の如く上方に向けて垂直に
流出するものであるから、空気のショートサーキットも
防止できる等の効果がある。
そのうえ、前記ポンプ6をカバー23で囲繞しているの
で、より一層消音効果を高めることができる効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す正面断面図、第2図は前
回の側面断面図、第3図はチャンバーの斜視図、第4図
はパネルの斜視図、第5図乃至第9図は部分拡大説明図
である。 1・・・・・・ベース台、2・・・・・・ケーシング、
3・・・・・・マフラー、4・・・・・・タンク、6・
・・・・・油圧ポンプ、7・・・・・・クーラ、20・
・・・・・消音材、21・・・・・・リブ、26・・・
・・・パネル、27・・・・・・パネル、28・・聞天
板、29・・・・・・側板、33・・・・・・通風孔、
34・・曲通風孔、56・・・・・・吸気孔、57・・
・・・・排気孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定量の流体油を貯溜するタンク4、タンク4内の
    流体油を油圧制御機器に圧送する油圧ポンプ6、圧力油
    を適宜制御して所望アクチュエータに供給する油圧制御
    機器類、油圧ポンプ6を駆動する電動機5及びタンク4
    内め流体油を冷却するクーラ7より成る油圧ユニットに
    おいて、密閉状のケーシング2の天板28内−に該ケー
    シング2の横幅と同一の横幅を有する前記タンク4を配
    設して、タンク4の周りにU字形の間隙′42を形成し
    、該U字形間隙42の上端を、前記ケーシング20天板
    28に形成した2個の通風孔33.34に開放すると共
    に、前記U字形間隙42内に、前記電動機5、油圧ポン
    プ6、空冷式芽イルノーラフ、油圧制御機器類を適宜設
    置する一方、前記天板2′B上に箱状のマフラー3を設
    置し、該マフラー3の正面に形成した吸気口56を前記
    通風孔 。 33を介して前記U字形間隙42の一端に連通し。 さらに前記吸気ロ56近傍上面に形成した排気口57を
    蛇行通路59および前記通風孔34を介して前記U字形
    間隙42の他端′に連通する如く成して、前記クーラ7
    のファン48により、冷気をマフラ−3吸気口56から
    水平状に吸入し、前記タング4の周囲を流動させ、マフ
    ラ−3排気口57から垂直状に排出する如く成すと共に
    、前記ケーシング2内面およびマフラ−3内面にそれぞ
    れ吸音材20を施し、さらに前記ポンプ6をカバー23
    で囲繞する如く成したことを特徴とする油圧ユニット。
JP2961977A 1977-03-16 1977-03-16 油圧ユニット Expired JPS5818522B2 (ja)

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