JPS5818422B2 - 高強度炭化タングステン基焼結超硬合金 - Google Patents

高強度炭化タングステン基焼結超硬合金

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JPS5818422B2
JPS5818422B2 JP6808474A JP6808474A JPS5818422B2 JP S5818422 B2 JPS5818422 B2 JP S5818422B2 JP 6808474 A JP6808474 A JP 6808474A JP 6808474 A JP6808474 A JP 6808474A JP S5818422 B2 JPS5818422 B2 JP S5818422B2
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carbide
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【発明の詳細な説明】 この発明は、従来炭化タングステン(以下WCで示す)
基超硬合金のもつ強さよりはるかEこ高い強さをもつW
C基焼結超硬合金に関するものである。
近年、WCを基とし、Fe族金属で結合したWC基焼結
超硬合金の強さに及ぼす各種要因の解析研究や、その製
造技術の進歩(こよって、その強さがかなり高いWC基
焼結超硬合金が得られてはいるが、未だ満足する高強度
のものは得られていないのが現状である。
またWC基焼結超硬合金の強さに及ぼす要因としては、
例えばWC粒度、結合金属量、WCとWCの結合度合、
WCの粒度分布、炭素量、および残留応力y’lどの数
多くの要因があげられているが、その強さを決める主た
る要因が伺であるかは数多くの研究にもかかわらず明確
にはなっていない。
本発明者は、上述のような観点から、従来のものより極
めて高い強さをもったWC基焼結超硬合金を得べく研究
を重ねた結果、従来の強度論で最も主流とされてきたJ
、 GurlandなどのWC−WC結合度合tこよ
るスケ用1〜ン説とは異った要因、すなわち粗大WC1
粗大遷移金属炭化物、粗大結合金属相プール、および巣
からなる要因がWC基焼結超硬合金の強さを左右する主
たる要因であることを見出したのである。
なお、ここで云う粗大WCおよび粗大遷移金属炭化物と
は、その寸法が炭化物の平均粒径の約3倍以上のもの、
また粗大結合金属用プールおよび巣とは、同じく炭化物
の平均粒径の約5倍以上のものをそれぞれ意味する。
すなわち、本発明者は、WC基焼結超硬合金に関して、
その抗折破面を詳細に検討し、その破壊起点を調べた結
果、その破壊起点の中心には粗大WC1粗大遷移金属炭
化物、粗大結合金属相プール、および巣が存在し、これ
が前記超硬合金の強さを左右することが明確となったの
である。
例えば、WCCo系焼結超硬合金0こついて述べれば、
その破壊起点の中心には、粗大WC1Coプール、およ
び巣が存在し、これらにかかる外部応力σd(抗折破壊
応力)と、これらの長径2a’(楕円と仮定)との間に
は第1図に示す関係があるのである。
したがって、第1図に示す結果から、粗大WC1Coプ
ール、および巣は、その強さに対しては同じような作用
を示し、しかもその寸法が小さいほど、その強さが上昇
することがわかる。
かかる意味から上述した粗大WC,Coプール、および
巣はWC−Co系焼結超硬合金(こおける欠陥として取
扱うことができる(以下これらの要因を欠陥と呼ぶこと
にする)。
また遷移金属炭化物(TiC,TaC,NbC,VCな
ど)を1種または2種以上添加酸分として含有する、例
えばW C−T i C−T a C−Co系、WC−
TiCCo系、WC−TaCCo系などのWC基焼結超
硬合金においても、前記遷移金属炭化物が粗大の場合は
同様に欠陥として作用し、前記超硬合金の強さを左右す
る要因として働くことが解明されたのである。
上述のよう0こ、欠陥寸法をなるべく小とすると共(こ
その欠陥数を少なくする、換言すれば小さな欠陥を大き
く分散させることによってWC基焼結超硬合金の強さを
極めて高くすることができることを見出したのであるが
、本発明者は、さら(こ研究を行なった結果、前記欠陥
、すなわち粗大WC1粗大遷移金属炭化物、粗大結合金
属相プール、および巣からなる欠陥の寸法を30μ未満
をこして、30μ以上のものが存置しないようにし、し
かも前記欠陥を0.1 mm以上の間隔で分散させるよ
うtこすると、その強さにバラツキがなく、極めて高い
強さのWC基焼結超硬合金が安定的に得られることを見
出したのである。
この発明のWC基焼結超硬合金において、前記欠陥寸法
が30μ以上になると、これらの分散度をいくら大きく
しても強さの上昇は望めず、また同様に欠陥間隔が0.
1 mm未満になると、強さの向上が期待できない。
また、この発明のWC基焼結超硬合金は1〜30重量係
のFe族金属を含有するが、その含有量が1%未満では
、その量が少なすぎてこの発明の組織をもった超硬合金
を得ることは難かしく、したがってその強さが低いもの
となる。
一方その含有量が30係を越えると、結合金属である前
記Fe族金属が多くなりすぎて軟化し、充分な強さを前
記超硬合金に附与することができない。
さらに、この発明のWC基焼結超硬合金に、耐熱性およ
び耐クレータ摩耗性などを向上させる目的で、必要(こ
応じてW以外の遷移金属の炭化物を含有させてもよいが
、その含有量が0.1重量係未満では前記特性(こ所望
の向上効ノ果が得られず、一方45重量%を越えて含有
させると、WCのもつすぐれた靭性が損なわれるようζ
こなることから、これらの成分を含有させる場合は、0
.1〜45重量係の範囲0こととめるのが望ましい。
1 以上のことから、この発明のWC基焼結超硬合金に
おいては、上述した欠陥の手法を30μ未満とし、その
分散間隔を0.1 mm以上とすると共に、結合金属で
あるFe族金属を1〜30重量係含有させ、さらに必要
に応じてW以外の遷移金属の炭)化物を0.1〜45重
量係含有させたのである。
なお、比較の目的で従来WC基焼結超硬合金を調査した
ところ、大きな寸法の欠陥が数多く、しかもQ、Q8m
m以下、多くはQ、05mm以下の間隔で密に存在して
いた。
・ さらに、この発明のWC基焼結超硬合金の製造にあ
たっては、特に原料の粉砕および混合、並びに前記工程
後の正確な篩分(風篩、水篩、種々の目開きを有する篩
い、およびフィルターによる湿式または乾式篩分など)
を行なうことによって、;前記欠陥の上限寸法および分
散間隔を制御するのである。
特に原料中の粗粒Co粉末は巣の原因になりやすく、こ
れを除去すること、または減少せしめることが大切であ
る。
つぎ(こ、この発明を実施例(こより説明する。
実施例 1 平均粒度3μのWC粉末約1kgを、径10φm1tt
の超硬ボール3kgおよびエチルアルコールと共に粉砕
ドラム内に装入し、約10 Or、p、mの回転数で5
日間粉砕した後、30μの目開きを有する;篩いて篩分
した。
この結果の粉末を走査型電子顕微鏡(以下SEMと云う
)で観察したところ、前記篩い通過後のWC粉末は、2
9〜30μの粒度のものを0.004重量係含有する【
こすぎな力りた。
ついで前記WC粉末二900gと、平均粒度1μのCo
粉末100gとを、5係m7ILの超硬ボール2kgお
よびエチルアルコールと一諸をこ混合機で約]、 OO
r、p、mの回転数で3日間混合し、この混合粉末を湿
式のまま同じく30μの目開きを有する篩いて篩分を正
確に行った。
篩い通過後の混合粉末をSEM観察したところ、前記粉
末には、29〜30μの寸法のWC粉末およびCo粉末
を0.004重量係含有した。
このよう(こして得られた篩分混合粉末をl ttyn
/(iの圧力でプレス成形後、1370℃X1hrで真
空焼結した。
焼結後のこの発明の超硬合金の組織を観察したところ、
29〜30μの寸法の粗大WC,Coプール、および巣
からなる欠陥が0.8mm(800μ)以上の間隔で分
散しており、平均抗折力(以下すべて20本平均の場合
を云う)は430 kg/mij、 (標準偏差3.5
%)を示した。
なお、従来のCo:100重量%含有WC−Co系焼結
超硬合金の平均抗折力は280kg/mi(標準偏差1
00I))を示すに過ぎなかった。
実施例 2 平均粒度3μのWC粉末約1kgを、粉砕時間を1日間
にする以外は実施例1におけると同じ条件で粉砕および
篩分を行った。
篩分後のWC粉末は、29〜30μの寸法のWC粉末を
2.7重量%含有する【こすぎなかった。
ついで前記篩分後のWC粉末に対して、実施例1におけ
ると同じ条件で混合、篩分、プレス成形、および焼結を
行った。
この結果得られたこの発明のWC基焼結超硬合金は、2
9〜30μの寸法の粗大WC,Coプール、巣からなる
欠陥が0.1 rnm以上の間隔で分散した組織をもち
、平均抗折力は320 kg、/ m4 (標準偏差4
係)を示した。
実施例 3 平均粒度3μのWC粉末1 kgを実施例1におけると
同じ条件で粉砕し、20μの目開きを有する篩いて篩分
した。
篩い通過後のWC粉末は、19〜20μの寸法のWC粉
床を0.003重量係含有した。
ついで粉砕篩分後の前記WC粉末900gと平均粒度1
μのCo粉末100gとを実施例1におけると同じ条件
で混合し、20μの目開きを有する篩いて篩分した。
篩分後の前記混合粉末を圧力1 ttyn/critで
成形した後、1350°CXhrの条件で真空焼結した
焼結後、さらに1350°C×1hrの条件でArガス
中番こおいて熱間静圧プレス(以下HIPと云う)を行
なった。
この結果、得られたこの発明のWC基焼結超硬合金の組
織を観察したところ、19〜20μの寸法の粗大WCお
よびCoプールだけからなる欠陥(この場合HIP処理
を施したために観察できる程度の大きさの巣は存在しな
かった)が0.6關以上の間隔で分散しており、その平
均抗折力は430 kg/m7?t(標準偏差3係)を
示した。
実施例 4 平均粒度3μのWC粉床1kgを、粉砕時間を1日間を
こする以外は実施例1におけると同じ条件で粉砕し、2
0μの目開きを有する篩いて篩分した。
篩い通過後のWC粉床は、19〜20μのものを0.8
重量%含有した。
この結果共られたWC粉末を実施例3【こおけると同じ
条件で、混合、篩分、プレス成形、焼結、およびHIP
処理した。
19〜20μの寸法の粗大WCおよびCoプールが0、
1 mmJJ、上の間隔で分散した組織をもち、平均抗
折力340 kg/vrvt (標準偏差3条)を示す
WC基焼結超硬合金が得られた。
実施例 5 平均粒度2μのWC粉床を実施例1で示したと同じ条件
で粉砕し、粉砕後10μのすき間を有するステンレスフ
ィルターで篩分を行なった。
フィルター通過後のWC粉床は、9〜10μの寸法のも
のを0.012重量係含有した。
ついで前記WC粉末を実施例1&こおけると同じ条件で
混合し、混合後10μのすき間を有するフィルターで篩
分し実施例1で示したと同じ条件でプレス成形および焼
結を行なった。
この結果得られたこの発明のWC基焼結超硬合金は、9
〜10μの寸法の粗大WC,Coプール、および巣から
なる欠陥が0.2mmの間隔で分散した組織をもち、平
均抗折力は430ky/mm(標準偏差3係)を示した
実施例 6 粉砕時間を3日間にする以外は実施例5をこおけると同
じ条件で粉砕および篩分したところ、フィルター通過後
のWC粉禾tこは、9〜10μのものが0.1重量%含
有していた。
この結果のWC粉宋に対して実施例5におけると同じ条
件で混合、篩分、プレス成形、および焼結を行なったと
ころ、9〜10μの寸法の粗大WC,Coプール、およ
び巣からなる欠陥が0.1 vtmJJ、上の間隔で分
散した組織をもち、平均抗折力360 kg/mt?r
(標準偏差4係)を示したWC基焼結超硬合金が得ら
れた。
実施例 7 粉砕時間を2日間にする以外は実施例1におけると同じ
条件で粉砕および篩分したところ、29〜30μのWC
粉末を0.34重量係含有したWC粉床が得られた。
このWC粉禾800gと平均粒度lμのCo粉床200
gとを、同様に実施例1(こ示したと同じ条件で混合、
篩分、および焼結したところ、29〜30μの寸法の欠
陥が0.2 mm以上の間隔で分散した組織をもち、平
均抗折力360 kg/rna (標準偏差4.5係)
を示したこの発明のWC基焼結超硬合金が得られた。
、なお、比較のため(こ、Co:20%含有の従来WC
Co系焼結超硬合金は平均抗折力300kg/−を示す
多こすぎず、その標準偏差も11チを示し、非常にバラ
ツキの大きなものであった。
実施例 8 平均粒度3μのWC粉末を、径10φm’rnの超硬ボ
ール3kgおよびエチルアルコールと一諸に粉砕ドラム
内に装入し、約10 Or、p、mの回転数で3日間粉
砕し、20μの篩いて篩分したところ、19〜20μの
WC粉末を0.1重量多含有したWC粉末が得られた。
このWC粉末700gと1μの平均粒度のCo粉末30
0gとを実施例1に示したと同じ条件で混合し、20μ
の篩いて篩分したところ、19〜20μの寸法のものを
0.1重量多含有していた。
この混合粉末を実施例3で示したと同じ条件で焼結して
得られたこの発明の超硬合金は19〜20μの欠陥が0
.2 mmJJ、上の間隔で分散した組織をもち、平均
抗折力340 kg/m4(標準偏差4係)を示した。
なお、Co : 30重量%を含有した従来WC−Co
系超硬合金の平均抗折力は300kg、/mAで、その
標準偏差も10チと大きいものであった。
なお、比較の目的で、この発明の範囲外になるように、
上記WC粉末650gと上記Co粉末350gとを混合
し、上述したと同じ条件で篩分および焼結したところ、
19〜20μの寸法の欠陥はQ、 2 mm以上の間隔
で分散しているが、この場合co量が多過ぎて軟化する
ために平均抗折力が300kg/ii(標準偏差3.5
%)と低いWC基焼結超硬合金が得られた。
従来WC35%Co超硬合金の平均抗折力は290に9
7m?bなので、前記この発明の範囲外の合金は前記従
来合金と比較して、その強さにあまり差がないことをこ
なる。
実施例 9 平均粒度2μのWC粉末約1 kgを、実施例1におけ
ると同じ条件で粉砕し、20μの目開きを有する篩いて
篩分した。
篩い通過後のWC粉末は、19〜20μの粒度のものを
o、oos重量係含有した。
このWC粉末980gと1μの平均粒度のCo粉宋20
gとを実施例1で示したと同じ条件で混合し、混合後2
0μの目開きを有する篩いで;篩分した。
ついで篩分後の混合粉末をプレス成形し、1450℃X
1hrの条件で真空焼結した。
この結果得られたこの発明のWC基焼結超硬合金は、1
9〜20μの欠陥が0.5間以上の間隔で分散した組織
をもち、平均抗折力も260kg/vn?t・(標準偏
差5%)を示した。
なお、WC−2%Coからなる従来超硬合金は、平均抗
折力150kg/−を示すにすぎず、その標準偏差も2
0係と極めてバラツキの大きなものであった。
i 比較の目的で、この発明の範囲外(こなるように上
記WC粉末995gと上記Co粉末5gとを混合し、上
述したと同様な条件で混合およびプレス成形を行ない、
1500℃X1hrの条件で真空焼結した。
この結果、19〜20μの寸法の欠陥が0.05mmの
間隔で分散した組織をもち、しかも平均抗折力が140
kg/−を示す超硬合金が得られた。
前記比較超硬合金において、上述のように欠陥の分散間
隔が小さくなったのは、Co含有量が少ないためにその
分散が悪い状態でcoプールが発生したこと、および高
い焼結温度を適用したためにWCが粒成長をしたことに
よるものである。
なお、WC0,5%Co従来超硬合金の抗折力は130
kg、/my?tを示すにすぎない。
上述のように、Co含有量が1係未満の場合には、この
発明の合金組織を形成することは極めて難かしいのであ
る。
実施例 10 実施例9で得られたWC粉床890g、1μの平均粒度
のVC粉末10g、および1μの粒度のCo粉末100
gを実施例1で示したと同じ条件で混合し、ついで20
μの目開きを有する篩いて篩分した。
篩通過後の混合粉末は、19〜20μのものをo、oo
s重量重量台有した。
@記混合粉末をプレス成形後、1400℃X1hrの条
件で真空焼結した。
この結果得られたこの発明の超硬合金は、19〜20μ
の寸法の欠陥が0.5mm、以上の間隔で分散した組織
をもち、その20本平均抗折力は340kg/ma(標
準偏差4条)であった。
なお、同一組成のWC−1%VC10%C。
をもった従来超硬合金に平均抗折力260 kg、/m
mを示すにすぎず、その標準偏差も13係を示してバラ
ツキの大きなものであった。
実施例 11 平均粒度2μのWC粉末800gと平均粒度3μのTa
C粉末100gとを実施例1fこ示すと同じ条件で粉砕
し、粉砕後、さらに平均粒度1μのCo粉末100kg
を添加して3日間混合した。
混合波湿式で20μの篩いに2回正確に通し篩分を行な
った。
篩分後の混合粉末は19〜20μの寸法のものを0.0
06重量係含有するlこすぎなかった。
つり)で前記混合粉末をプレス成形後、14000CX
1hrの条件で真空焼結した。
得られた焼結超硬合金は、19〜20μの寸法が0.6
mm以上の間隔で分散した組織をもっており、その平均
抗折力は330kg/7n7?L(標準偏差5.5 %
)を示した。
なお、同一組成WC−10%TaC−10%Coをもつ
従来超硬合金は、平均抗折力250kg、/ma (標
準偏差13係)を示すにすぎない。
実施例 12 平均粒度2μのWC粉末620g、WCとTiCとが5
0:50の割合の固溶体炭化物粉末(平均粒度4μ)2
00g、および平均粒度3μのTaC粉床100gを実
施例1pこ示すと同じ条件で粉砕し、粉砕後20μの篩
いて篩分した。
篩分後の混合粉末は19〜20μのものを0.005重
量係含有した。
°ついで前記混合粉末にさらに平均粒度1μのCo粉末
を80g添力旧ッ、上述したと同じ条件で混合し、混合
後20μの篩いで篩分した。
この結果得られた混合粉末をプレス成形した後、137
0°CX]、5hrの条件で真空焼結した。
焼結後の超硬合金は、19〜20μの寸法をもつ欠陥が
0.6關以上の間隔で分散した組織をもっており、平均
抗折力310 kg/m?t (標準偏差5条)を示し
た。
なお、同一組成のWC−10%TiC−10係TaC−
8%Coをもった従来焼結超硬合金は1、 平均抗折力
240 kg/mslを示す(こすぎず、その標準偏差
も12係と、極めてバラツキの大きなものであった。
実施例 13 平均粒度2μのWC粉床約1kgを実施例9で示すと同
じ条件で粉砕および篩分し、この結果のWC粉末900
gと、平均粒度1μのCo粉末90gと、平均粒度1.
2μのNi粉床10gとを実施例8におけると同じ条件
で混合および篩分した後、プレス成形し、1350℃X
1hrの条件で真空焼結した。
得られた焼結超硬合金は、19〜20μの寸法の欠陥が
0.5 mm以上の間隔で分散した組織をもち、その平
均抗折力は380 kg、/maを示した。
なお、WC−9%Co−1%Niからなる同一組成の従
来超硬合金の平均抗折力は280kg/mvtであった
実施例 14 実施例13における結合金属をすべてNiで置換した場
合のWC基焼結超硬合金は、平均抗折力360kg/v
taを示した。
なお、WC−10係Niからなる同一組成の従来超硬合
金の平均抗折力は270kg/−であった。
実施例 15 実施例13IこおけるNiを平均粒度3μのFeにかえ
た場合のこの発明の超硬合金の平均抗折力は360 k
g/mvbを示した。
なお、WC−9’%Co−1%F eからなる従来超硬
合金は平均抗折力260に97m4を示すtこすぎなか
った。
実施例 16 実施例13+こおける結合金属を平均粒度2μのカーボ
ニルFe粉で置換した場合のこの発明の超硬合金は、平
均抗折力350kg/maを示し、WC−i o %
F eからなる従来超硬合金の平均抗折力が260kg
/−であるのに比して極めて高い値を示した。
上述のように、この発明のWC基焼結超硬合金は、従来
のものと比較して極めて高い強さく抗折力)をもち、そ
の強さのバラツキも著しく小さいなど工業上有用Δ特性
をもつのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はWC基焼結超硬合金組織に存在する粗大WC,
Coプール、および巣にかかる外部応力と、これらの−
長径との関係を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鉄族金属を1〜30重量係含有した炭化タングステ
    ン基焼結超硬合金において、いずれも30μ以上の寸法
    を有する粗大炭化タングステン、粗大結合金属相プール
    、および巣からなる欠陥がなく、かつ30μ未満の寸法
    を有する前記欠陥が0.1mm以上の間隔で分散した組
    織を有することを特徴とする高強度炭化タングステン基
    焼結超硬合金。 2 鉄族金属を1〜30重量係含有し、さらにタングス
    テン以外の遷移金属の炭化物を0.1〜45重量係含有
    した炭化タングステン基焼結超硬合金において、いずれ
    も30μ以上の寸法を有する粗大炭化タングステン、粗
    大遷移金属炭化物、粗大結合金属性プール、および巣か
    らなる欠陥がなく、かつ30μ未満の寸法を有する前記
    欠陥が0.1 mrrt以上の間隔で分散した組織を有
    することを特徴とする高強度炭化タングステン基焼結超
    硬合金。
JP6808474A 1974-06-17 1974-06-17 高強度炭化タングステン基焼結超硬合金 Expired JPS5818422B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59130414U (ja) * 1983-02-21 1984-09-01 ヤンマー農機株式会社 田植機における植付爪の洗浄装置

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JPS50159804A (ja) 1975-12-24

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