JPS58183636A - ポリプレニルアルデヒド - Google Patents

ポリプレニルアルデヒド

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JPS58183636A
JPS58183636A JP6674382A JP6674382A JPS58183636A JP S58183636 A JPS58183636 A JP S58183636A JP 6674382 A JP6674382 A JP 6674382A JP 6674382 A JP6674382 A JP 6674382A JP S58183636 A JPS58183636 A JP S58183636A
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JP
Japan
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polyprenyl
formula
reaction
aldehyde
solvent
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Pending
Application number
JP6674382A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Takigawa
滝川 哲夫
Koichi Kinuhata
衣幡 晃一
Masafumi Okada
雅文 岡田
Masao Mizuno
雅夫 水野
Takuji Nishida
西田 卓司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリプレニルアルデヒドに関する。
さらに詳しくは、本発明は、一般式 %式% (式中−〇H2−C二C−CI(2−はトランス型イソ
プレン単)bc H 位を表わし、−Ck12−C−C−CH2−はシス型イ
ソプレン単位を表わし、nは11〜19の整数を表わす
。)で示される新規なポリプレニルアルデヒドに関する
本発明により提供される一般式(1)で示されるポリプ
レニルアルデヒドは医薬、化粧料などの原料として有用
な物質であり、とくに哺乳類ドリコール類の合成中間体
として有用である。
ドリコール類は1960年にJ、 F、 Pennoc
k らによってブタの肝臓からはじめて単離され[Na
ture(London ) 、 186.470 (
1960)参照]、のちに□このものは一般式(A) −2= CHs          CI(a        
HsCHCH3−C=CH−CH2(7CH2−c−C
−CH2星CH2−C=C−CH2カCT(3 =CH2−CH−CIFLI−CH2−OH(A)CH
s 〔式中、 −CH2−C=C−CH2−はトランス型イ
ソプレンHsCH 単位を表わし、−CH2−C=C−CH2−はシス型イ
ソプレン単位を表わす。本明細書中において以下同様。
〕で示される構造を有するポリプレノール同族体の混合
物であって、式(A)中のシス型イソプレン単位の数を
表わすjは一般に12から18まで分布し、j=14.
+5および16の3種の同族体が主体となっていること
が明らかにされた( RlW。
Keenan et al、、 Biochemica
l Journal、  165.505(1977)
参照〕。ドリコール類はブタの肝臓のみならず、哺乳動
物体内に広く分布しており、生体の生命維持の上で極め
て重要な機能を果していることが知られている。例えば
、J、 B、 Harfordら=3− は子牛やブタの脳内白髄質を用いるin vitro試
験により、外因性ドリコールがマンノースなどの糖成分
の脂質への取り込みを促進し、その結果、生体の生命維
持のうえで重要な糖蛋白質の形成を増大させる作用を持
つことを明らかにしている( Biochemical
  and Biophysical  Resear
chCommunication、 76、1036(
1977)参照〕。ドリコール類によるかかる脂質への
糖成分の取り込み促進効果は成長期の生体におけるより
も既に成熟している動物において顕著であることから、
老化防止の点でのドリコール類の働きが注目されている
また、 R,WKeenanらは幼年期などの急速に成
長を続けている生体にとっては外からドリコールを摂取
し、自己の体内で生合成して得られるドリコールを補う
ことが重要であると述べている[Archivesof
 Biochemistry and Biophys
ics、 179.634(1977)参照〕。さらに
、赤松らはラットの再生肝中のドリコールリン酸エステ
ルを定電し、その量が正常な肝中よりも著しく減少して
おり、肝組織での糖蛋白の合成機能が大巾に低下してい
ることおよび=4= 外からドリコールリン酸エステルを加えると該機能が改
善されることを見出した〔第54同日本生化学会大会(
1981年〕において発表〕0上記のようにドリコール
類は生体にとって極めて重要な機能を司る物質であり、
医薬品またはその中間体として有用であるが、従来その
入手は容易でなく、例えばブタの肝臓10kvから複雑
な分離操作を経てやっと0.6Fのドリコールが得られ
るに過き゛ない[F、W、 Burgoa et al
、、 BiochernicalJO口rnal 、肋
、470(1963)参照〕○ ドリコール類を全合成
することは、それらの複雑で特異な分子構造から明らか
なように現在の有機合成の技術では至難のことである。
合成中間体を天然物に依存し、これに簡単な合成化学的
処理を加えるのみでドリコール類を得ることができるな
らば有利であるが、従来そのような好都合な物質は見出
されていない。従来、下記の一般式(B) CFLs      CHs +cH2−C=C−CH2−%C)H(B)5− 〔但し、k−4〜6〕で示されるポリプレノール類(こ
れらはベックプレノール類と呼ばれている)がシラカン
バ(Be tula verrucola )から採取
し得ることは知られているが、これらからシス型イソプ
レン単位の数が14.15および16のものを主体とす
るドリコール類を合成することは現在の有機合成技術で
はほとんど不可能である。またK。
HannuSらはヨーロッパ赤松(Pinua  ay
lveatris )の葉から乾燥重量基準で1優の収
率でポリブンニル成分を単離し、この成分がイソプレン
単位10〜19個を主としてシス配置で有するポリプレ
ニルアセテート混合物であることを報告しているが[P
hytochemiatry、 13.2563(19
74)参照〕、彼らの報告には該ポリプレニルアセテー
ト中のトランスおよびシス配置についての詳細までは解
明されていない。さらに、D、 F、 Zinckel
  らはストローブ松(Pinus 5trobus 
)の葉の抽出物中にイソプレン単位数18個またはイソ
プレン単位数の平均値が18であるC0oのポリプレノ
ールが存在するこ□とを報告1.テt/)るが[Phy
tochemistry、 11.33876− (1972)参照〕、この報告では核ポリプレノールの
トランス、シス配置について詳細な解析を行なっていな
い。
本発明者らの一部とその共同研究者らは、先に、イチョ
ウおよびヒマラヤ杉から有機溶媒によって抽出される抽
出物を、必要により加水分解したのち、クロマトグラフ
ィー、分別溶解法その他の適当な分離法によって処理す
ることにより、14〜22個のイソプレン単位を哺乳類
ドリコール類とまったく同じトランス、シス配置で有す
るポリプレノールおよび/またはその酢酸エステル同族
体混合物からなるポリプレニル画分が得られること、該
ポリプレニル画分は哺乳類ドリコール類に比べてα−末
端の飽和イソプレン単位が存在しないだけで哺乳類ドリ
コール類におけるポリプレニル同族体の分布に非常によ
く似たポリプレニル同族体分 の分布を示すこと、該ポリプレニル画・は所望によりそ
の構成成分である個々の(イソプレン単位数が一様な)
ポリプレニル同族体に比較的容易に分離しうろこと、従
って該ポリプレニル画分およ7− びそれから分離された各ポリプレニル同族体はいずれも
哺乳類ドリコール類の合成中間体として非常に適してい
ることを見出した。
本発明者らは、上記のごときポリプレニル化合物を用い
て哺乳類ドリコール類を効率的に製造す6ため該ポリプ
レニル化合物のポリプレニル鎖のα−末端に飽和イソプ
レン単位を導入する方法を鋭意検討した結果、かかる方
法における中間体として有用な前記一般式(1)で示さ
れるポリプレニルアルデヒドを創製し、本発明を完成す
るに至った0 一般式(1)で示される本発明のポリプレニルアルデヒ
ド〔以下、ポリプレニルアルデヒド(1)と記す。〕は
、一般式 (式中Xはハロゲン原子を表わし、nは前記定義のとお
如である。) で示されるポリプレニルハライド〔以下、ボリプ8− V ニルハライド(II)と配す。〕をシアンメチル鋼
と反応させることにより得られる一般式(III)(式
中nは前記定義のとおりである。)で示されるポリプレ
ニルニトリル〔以下、ポリプレニルニトリル(1)と記
す〕を還元することによって得ることができる。
ポリプレニルハライド(If)は前述のようにイチョウ
あるいはヒマラヤ杉の抽出物から直接または加水分解を
経て得ることができる一般式%式% () (式中nは前記定義のとおりである。)で示されるポリ
プレノールまたはその混合物をハロゲン化剤たとえばP
αs、PBtsのごとき三ノ・ロゲン化リン、 SOQ
!2.5OBrzのごときチオニルハライドなどでハロ
ゲン化することにより容易に得られ=9− る。このハロゲン化反応は、通常、たとえばヘキサン、
ジエチルエーテルなどの適当な溶媒中に上記ポリプレノ
ールを溶解し、これにトリエチルアミン、ピリジンなど
で代表される塩基の存在または不存在下に約−20℃〜
+50℃の温度においてハロゲン化剤を加えることによ
り行われる。
ポリプレニルハライド(II)とシアノメチル鋼との反
応は溶媒中で行なうことが望ましい。好適に使用される
溶媒としてはジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル系溶媒が挙げ
られる。溶媒の使用量は、臨界的ではないが、ポリプレ
ニル・・ライド(It)に対して2〜100倍(重量)
、好ましくは5〜50倍(重量)である。充分に乾燥さ
れた溶媒を用いることが目的とする反応を円滑に進行さ
せるうえで好ましい。
シアノメチル鋼は、通常、前記溶媒中で、窒素もしくは
アルゴンのような不活性ガス雰囲気下−100℃〜−5
0℃、好ましくは一78℃に冷□却しつつアセトニトリ
ルにn−ブチルリチウム、10− メチルリチウムのようなアルキルリチウムを加えて調製
されるシアノメチルリチウムを一り0℃〜調製すること
ができる。シアノメチル鋼の使用量はポリプレニルハラ
イド(■)1モルあたり一般に0.5〜】0.0モル、
好ましくは1.0〜5.0モルの割合であり、アルキル
リチウムの使用量で調節することができる。この際アセ
トニトリルはアルキルリチウム1モルあたり一般に1〜
2モルの割合で使用するのが好適である。このようにし
て調製。
されたシアノメチル鋼の溶液中にポリプレニルハライド
(It)を添加して反応させる。用いる反応条件によっ
ては、ポリプレニルハライド(It)を全量一時に添加
するよりは少量ずつ何度かに分けであるいは滴下方式で
加えることによって反応を円滑に進行させうる場合があ
る。
ポリプレニルハライド(II)の添加時およびその後反
応を完結させるまでの温度は臨界的ではないが−60’
C〜0°Cの範囲内であることが好ましい。
反応温度が低すき゛ると反応の進行が遅く、反応完結に
要する時間がかかり過ぎる。一方反応温度が高すぎ“る
と望ましくない副反応が進行する。このド(II)を添
加したのち反応を完結させるためには上記反応温度にお
いて反応混合物の攪拌を継続することが必要であり、こ
れに要する時間は用いる反応温度によって変化するが通
常約30分〜2時間程度である。反応の進行を確藺する
ためには薄層クロマトグラフィーにより原料ポリプレニ
ルハライド(II)の減少を追跡するのが便利であり、
好ましい。
反応後、反応混合物からのポリプレニルニトリル(I[
)のII離はそれ自体公知の分離n製技術を応用するこ
とにより容易に達成される。とくにクロマトグラフィー
が便利に用いられる。このクロマトグラフィーに使用し
うる吸着体としてはシリカゲル、アルミナ、活性炭、セ
ルロースなどがある。
なかでもシリカゲルがとくに好適に使用される。
展開溶媒としてはヘキサン、ペンタン、石油エーテル、
ベンゼンなどの炭化水素系溶媒にジエチルエーテル、ク
ロロホルム、酢酸エチル、エチルアルコールなどの極性
溶媒を少量混合したものを使用するのが好適である。
ポリプレニルニトリル(Ill) (7) ホIJ フ
レニルアルデヒド(しへの還元は水素化ジインブチルア
ルミニウム、トリエトキシ水素化アルミニウムリチウム
などの還元剤を用いて行なうことができるが、水素化ジ
イソブチルアルミニウムの使用が簡便である。還元剤の
使用iはポリプレニルニトリル(■1)に対して0.5
〜100モル当量、より好ましくは10〜5.0モル当
量である。
この還元反応は適当な溶媒中で行なわれる。還元剤とし
て水素化ジインブチルアルミニウムを用イル場合バドル
エン、ベンゼン、ヘキサン、ペンタンなとの炭化水素系
溶媒、トリエトキシ水素化アルミニウムリチウムを用い
る場合はジエチルエーテル、テトラヒドロフランなどの
エーテル系溶媒が使用される。溶媒の使用量は臨界的で
はない13− がポリプレニルニトリル(III)に対して2〜100
倍(重量)、好ましくは5〜50倍(重量)である。充
分に乾燥された溶媒を用いることが目的とする反応を円
滑に進行させるうえで好ましい。還元反応の温度は一7
8°Cから溶媒の沸点寸で、好ましくは一50℃〜+3
0℃、より好ましくは−せることかできる。反応完了後
、還元剤として水素化ジイソブチルアルミニウムを用い
た場合は、まず過剰の還元剤をメタノール、エタノール
などのアルコール系溶媒を用い分解してから、また還元
剤としてトリエトキシ水素化アルミニウムリチウムを用
いた場合は直ちに塩酸、硫酸などの鉱酸の希薄溶液を注
意深く加えて加水分解し、ヘキサ/、ベンゼン、ジエチ
ルエーテル、酢酸エチルなとの溶媒を用いて抽出し、溶
媒を留去するとポリ物 プレニルアルデヒド(1)の粗生成・が得られる。
このものを精製するためにはクロマトグラフィーが好適
に採用される。このクロマトグラフィーに14− 使用される吸着体としてはシリカゲル、アルミナ、活性
炭、セルロースなどがあるが、シリカゲルがとくに好適
である。展開溶媒としてはヘキサン、ペンタン、石油エ
ーテル、ベンゼンナトの炭化水素系溶媒にジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、クロロホルム、酢酸エ
チルなどの極性溶媒を少量混じたものが好適である。
以上の方法によって合成されるポリプレニルアルデヒド
(1)からたとえば下記に示す合成経路でもって哺乳類
ドリコール類を合成することができる。
PP−CH2CHO (1) (V) CHa ■ −〉PP−CH2−CH−CH2−CO2H(■) CHa −■−PP−CH2−CH−CH2−CH20H(■) ただし上式においてPPは式 CHa     CHs     HaCH(式中nは
前記定義のとおりである。)で示される基を表わす。
反応■はウイツチヒ反応であり、ポリプレニルアルデヒ
ド(1)をウィッチヒ試薬 メトキンド、カリウムt−ブトキシドのような塩基の共
存下に反応せしめるものである。反応■はメチルリチウ
ムを付加した後酢酸のような弱酸で処理することにより
行なわれる。通常得られたオキサゾリン(Vl)は単離
することなく反応■の加水分解反応に用いられる。この
加水分解反応は塩酸または硫酸のような鉱酸を用いて加
熱することにより行なわれる。このようにして得られた
ポリプレニルカルボン酸(■)をたとえば水素化アルミ
ニウムリチウムなどを用いて還元することにより、アル
コール(■)すなわち哺乳類ドリコールを合成すること
ができる。
以下、本発明を実施例および参考例によりさらに具体的
に説明する。なお、実施例および参考例中のIR分析は
液膜で測定し、NMR分析はTMSを内部標準として測
定した。FD−MASS分析値はIH,12C114N
、160.79Brとして補正した値である。
参考例1 ポリプレノールの分離 10月末に倉敷市内で採取したイチョウの葉104(未
乾燥型i)を約40℃で24時間熱風乾燥シタノチ室温
(約15−’O’、・)で1週間クロロホルム801中
に浸漬して抽出した。この抽出液からクロロホルムを留
去して得た濃縮物中に石油エーテ17− ル5!を加えて不溶性成分を戸別し、F液を濃縮後クロ
ロホルムを展開溶剤として用いてシリカゲルカラムによ
り分離し約372の油状物を得た。
この油状物にアセトン約400罰を加えてアセトン可溶
成分を溶解し、得られた混合物を戸遇し、F液を濃縮し
、得られた油状物をメタノール400m1.水40 d
および水酸化ナトリウム202と共に2時間65℃に加
熱したのちメタノールを留去し、残留物にジエチルエー
テル(500sIe)を加えて抽出し、エーテル層を約
100Wtlの水で5回水洗したあと無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、溶剤を留去して24.2 Fの油状物を得
た。
次いでこの油状物を約11(7のシリカゲルを用いn−
ヘキサン/イソプロピルエーテル−90/10(容量比
)の混合液で分離して21.8Fの油状物を得た。この
油状物は95係以上の純度を有するポリプレノールであ
り、このものについてメルク社製セミ分取用高速液体ク
ロマトカラムLiChrosorbRP18−10(C
tsタイプ)を用いアセトン/メタノール−90/10
(容量比)の混合溶剤を溶離沿と18− し、示差屈折計を検出器として用いた高速液体りオキ ロマトグラフイー分析を・い、得られたクロマトグラム
における各ピークの面積比率を求めた結果は下記のとお
りでめった。
1       11       0.32    
   12       1.13       13
       5.94       14     
  25.65       15       39
.46       16       19.27 
      17       5.98      
 18       1.89       19  
     0.8この高速液体クロマトグラフィーを用
いて−F記の油状物から各成分を分取し、質量分析、赤
外線吸収スペクトル、  1H−NMRスペクトルおよ
び13C−NMRスペクトルによりそれらの成分が一般
式(IV)で示される構造を有するポリプレノールであ
ることを確認した。
各成分についての電界電離法質量分析(Fll−MAS
S)の結果ならびに’H−NMRのδ値を表1に、13
C−NMRのδ値を1表2にまとめて示した。
参考例2 ポリプレニルプロミドの合成n=15である
一般式(IV)のポリプレノール12.4fおよびピリ
ジンl meを200 tulの1−ヘキサン中に加え
、得られた溶液に室温(約20′G)で窒素ガス雰囲気
下に2.02の三臭化リンを滴下し、嫡子完了後室温、
駕木ガス雰囲気下に一夜攪拌した。ついでこのn−ヘキ
サン溶液を分液ロー。
トに入れ、約501の水で3回洗浄したのち無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、n−へキサンを留去することによ
り微黄色の液状物12.Ofを得た。
このものについてNMR分析を行なったところ、原料ポ
リプレノールの−CH20H基に帰属されるシグナル(
Lδ=4.08)が消失し新らたに一〇)(zBrに帰
属されるシグナル(d+δ=3.91)が現われた。
またこの液状物をFD−MASSにより分析したところ
m/e=1304であった。これらの分析結果により、
上記の生成物は一般式(It)においてn=15、X=
 Brであるポリプレニルプロミドであることが確認さ
れた。
同様の操作によりnが15以外のポリプレニル23− =22− プロミド及びnが11〜19の間で任意に分布している
ポリプレニルプロずド混合物も合成された。
実施例1 200 tugの三つロフラスコに窒素ガス雰囲気下ア
セトニトリル1.29F、無水テトラヒドロフラフ50
*eを仕込み、−78℃に冷却して攪拌しながらn−ブ
チルリチウム(1,6Mヘキサン溶液)15、2 dを
滴下した。30分攪拌を続けた後、−25℃まで温ため
ヨウ化第−銅6.02Fを一度に加え15分間攪拌した
。このようにして調製したシアノメチル鋼の溶液に一2
5℃で一般式(n)においてn=−15,X=Brであ
るポリプレニルプロミド12.Ofの無水テトラヒドロ
フラン溶ff(30扉l)を滴下した。そのまま1時間
攪拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて室温
で30分ヌ 攪拌した。セライトをひいた・ツツエで濾過したのち分
液し、水層はジエチルエーテルで2回抽出した。有機層
を合し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後回転蒸発器で溶媒を留去し黄色液状物を得た。こ
のものをシリカゲルカラ24− ムクロマトグラフイー〔ヘキサン/酢酸エチル;98/
2(容量比)を展開液として使用〕で精製し10.5r
の無色液状物を得た。このものは下記分析結果により一
般式(1)においてn−15であるポリプレニルニトリ
ル IR分析: 2250,1660,1440,1375
,830crn−11H−NMR分析:δppm  1
.53(8,9H)。
Cα4 1、62(s,48H)、  1.7 〜2.5(m,
72H)。
5、0 5 ( br, 1 8H) FD−MASS分析: m/e=11s次いでこのポリ
プレニルニトリルを無水トルエン5(1+/に溶かし、
水冷上攪拌しながら水素化ジイソブチルアルミニウム(
IMヘキサン溶@) 9−を注射器を通して加えた。室
温で30分攪拌したのち一20℃に冷却しメタノール2
 mlを少しずつ加えた。発熱が終わったら10%硫酸
20dを加えて2時間激しく攪拌した。有機層を分液し
、水層はジエチルエーテル(30mlX3)で抽出した
。有機層を合し、水、重1水、飽和食塩水で順次洗浄し
てから硫酸マグネシウムで乾燥後、回転蒸発器を用いて
溶媒を留去すると黄色液状物を得た。このものをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー〔ヘキサン/酢酸エチル
−98/2(容積比)を展開液として使用〕で精製し,
7.4Fの無色液状物を得た。このものは下記分析結果
により一般式(りにおいてn−15であるポリプレニル
アルデヒドであることが確認された。
IR分析: 2725,1725,1660,1440
.1375。
8306n−1 ’HーNMR分析:δJル?  1.53(8,9H)
1、62(s,48H)、 1.7 〜2.5(m,7
2H)。
5、05( br, 18H) 、 9.70( t 
、 IH)FD−MASS分析:m/e=1268実施
例2〜9 実施例1と同様の操作により一般式(It)においテX
= Br T nが11. 12, 13, 14, 
16, 17. 18および19である各ポリプレニル
プロミドから対応ヒトを合成した。それらの収率は一般
式(1)においでn−15のポリプレニルアルデヒドを
合成しトルの特性シグナルはその位置において一般式(
1)中のnが15である前記ポリプレニルアルデヒドの
それらと実質的に一致した。またF D− MA S 
S分析の結果は次のとおりであった。
実施例 原料ポリプレニルプロミド 生成ポリプレニル
番 号 一般式(II)中のnの値   アルデヒドの
m / e値2           1 1    
            9963         
  12                10644
        13           1132
5        14            12
006        16            
13367           17       
        14048           1
 8                14729  
         19              
  1540特許出「 株式会社クラ し 代理人弁理士本多 堅 27一

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 %式% 位を表わし、  −CHx−C=C−CH2−はシス型
    イソプレン単位を弄わし、nは11〜19の整数を表わ
    す。)で示されるポリプレニルアルデヒド。
JP6674382A 1982-04-20 1982-04-20 ポリプレニルアルデヒド Pending JPS58183636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6674382A JPS58183636A (ja) 1982-04-20 1982-04-20 ポリプレニルアルデヒド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005086603A2 (en) * 2004-03-16 2005-09-22 Bio-Plantek Co., Ltd Extraction method for polyprenols

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005086603A2 (en) * 2004-03-16 2005-09-22 Bio-Plantek Co., Ltd Extraction method for polyprenols
WO2005086603A3 (en) * 2004-03-16 2005-11-03 Bio Plantek Co Ltd Extraction method for polyprenols

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