JPS5818307Y2 - 部材結合装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案はラジオ受信機、ステレオ装置、その他の機器に使
用する底板とキャビネットとの結合装置に係り、簡単な
構成で強固にかつ確実に結合できる優れた部材結合装置
を提供するものである。

一般にラジオ受信機、ステレオ装置その他の機器におい
て底板にキャビネットを結合する場合には、第１図に示
すように底板１にボス２を形成し、ここにビス３を用い
てＬ字状の金具４を取付け、キャビネット５を別に設け
たビス６によって上記金具４に締付固定するようにして
いる。

しカルながら、この種のものでは、金具４として強度的
に強いものを必要とし、また、金具４と底板１、金具４
とキャビネット５との間でそれぞれ別々のビス３，６を
必要とし、全体としてその組立作業に手間がかかり、余
り好ましいものではなかった。

本案は以上のような従来の欠点を除去するものであり、
簡単な構成で強固な結合の可能な優れた部材結合装置を
提供するものである。

以下、本案の部材結合装置について一実施例の図面とと
もに説明する。

第２図〜第５図において、７は一方の部材を構成する底
板、８は底板７の両端部に一体に形成された側壁、９は
側壁８の内面に一体に形成され、側壁８との間で固定板
収納用凹部１０を形成する突部、１１は突部に形成され
た切欠、１２は側壁８に形成された切欠、１３は固定板
収納用凹部１０に収納され、中心孔螺溝を有する軸部１
４が上記突部１１の切欠１１に嵌合された固定板、１５
は他方の部材を構成するキャビネット、１６はキャビネ
ット１５の側壁１７に形成した透孔、１８はこの透孔１
６及び側壁８に形成した切欠１２を通して固定板１３の
軸部１４に螺合されたビスである。

上記実施例において、底板７の側壁８には突部９が形成
されており、この突部９と側壁８との間で固定板収納用
凹部１０が形成されているため、ここに固定板１３を挿
入し、キャビネット１５の側壁１７側よりビス１Ｂを挿
入し、ビス１Ｂを固定板１３の中心孔に螺合すれば底板
７の側壁８とキャビネット１５の側壁１７とは強固にか
つ確実に結合されることになる。

そして、その結合作業に従来に比して簡単であり固定板
としても従来の取付金具のように強固なものを必要とし
ないなどきわめて有利なものである。

以上、実施例より明らかなように、本案の部材結合装置
によれば少ないビスで強固に確実に結合することができ
、したがって作業性も向上し、コスト的にもきわめて有
利なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の部材結合装置の側面図、第２図は本案の
部材結合装置における一実施例の断側面図、第３図〜第
５図は同要部の詳細図である。 Ｔ・・・・・・底板、８・・・・・・側壁、９・・・・
・・突部、１０・・・・・・固定板収納用凹部、１１・
・・・・・切欠、１２・・・・・・切欠、１３・・・・
・・固定板、１４・・・・・・軸部、１５・・・・・・
キャビネット、１６・・・・・・透孔、１７・・・・・
・側壁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 第１の部材に固定板収納用凹部を形成し、この凹部に軸
   部に螺溝を有する固定板を収納し、一方、第２の部材を
   第１の部材に当接させ、第２の部材に形成した透孔より
   ビスを挿入し、このビスを上記凹部に収納された固定板
   の軸部に螺合し、締付固定して戒る部材結合装置。