JPS5818249B2 - ウエツト・スキツド抵抗性の高い乗用車用空気入りタイヤ - Google Patents
ウエツト・スキツド抵抗性の高い乗用車用空気入りタイヤInfo
- Publication number
- JPS5818249B2 JPS5818249B2 JP54025391A JP2539179A JPS5818249B2 JP S5818249 B2 JPS5818249 B2 JP S5818249B2 JP 54025391 A JP54025391 A JP 54025391A JP 2539179 A JP2539179 A JP 2539179A JP S5818249 B2 JPS5818249 B2 JP S5818249B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tread
- grooves
- block
- groove
- tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、乗用車用空気入りタイヤ、とくにウェット
・スキッド抵抗性の高い乗用車用タイヤに関するもので
ある。
・スキッド抵抗性の高い乗用車用タイヤに関するもので
ある。
この発明は、高速域、なかでも広い速度域を通じて耐ス
キツド性、とくにウェット・スキッド抵抗性に優れる上
記した種類の空気入りタイヤを提案することを目的とす
るものである。
キツド性、とくにウェット・スキッド抵抗性に優れる上
記した種類の空気入りタイヤを提案することを目的とす
るものである。
乗用車用空気入りタイヤ(以下単にタイヤという)は、
医術地走行の際のように、比較的低い速度域での供用状
態のま\自動車専用道路に入って、100 ktn/
hz ときにはそれ以上の速度にわたる広い速度域で使
用されることが多いが、トラックバス用などの重荷重用
タイヤ類と比べてはるかに低い内圧が、主として乗心地
性能の重視と、車重との関連で適用されるので、接地圧
が甚だ低く、そのため降雨で湿温したり、溜水のある路
上を走行するとき、水切り不良を起して路面との間の摩
擦力の低下を生じ易く、その結果、ブレーキ性能を始め
その他の運動性能の大幅な低下を来す傾向がある。
医術地走行の際のように、比較的低い速度域での供用状
態のま\自動車専用道路に入って、100 ktn/
hz ときにはそれ以上の速度にわたる広い速度域で使
用されることが多いが、トラックバス用などの重荷重用
タイヤ類と比べてはるかに低い内圧が、主として乗心地
性能の重視と、車重との関連で適用されるので、接地圧
が甚だ低く、そのため降雨で湿温したり、溜水のある路
上を走行するとき、水切り不良を起して路面との間の摩
擦力の低下を生じ易く、その結果、ブレーキ性能を始め
その他の運動性能の大幅な低下を来す傾向がある。
すなわち降雨中の走行においては、路面上の水膜厚みに
もよるが大体80km/hの付近から水膜を破壊しきれ
なくなり、タイヤの接地面がその前方で横状をなす水膜
に乗り上げる形でいわゆる・・イド口(アクア)プレー
ニング現象の初期徴候があられれはじめ、走行速度がさ
らに高くなると、接地面内に占める乗上げ面積の拡大と
ともに、より肥厚化する水膜による揚力が加わってタイ
ヤの路面に対する摩擦係数は、極度に低下し、このよう
な状況の下ではもはや、自動車の操縦制御が不可能とな
る。
もよるが大体80km/hの付近から水膜を破壊しきれ
なくなり、タイヤの接地面がその前方で横状をなす水膜
に乗り上げる形でいわゆる・・イド口(アクア)プレー
ニング現象の初期徴候があられれはじめ、走行速度がさ
らに高くなると、接地面内に占める乗上げ面積の拡大と
ともに、より肥厚化する水膜による揚力が加わってタイ
ヤの路面に対する摩擦係数は、極度に低下し、このよう
な状況の下ではもはや、自動車の操縦制御が不可能とな
る。
このアクアプレーニング現象に至るよりも低い速度域に
おいても、湿温路面では乾燥路面と比べて著しくすべり
易いことはよく知られるとおりである。
おいても、湿温路面では乾燥路面と比べて著しくすべり
易いことはよく知られるとおりである。
濡れた路面におけるすべりの防止、すなわちウェット・
スキッド抵抗性を向上させることを目的とするトレッド
のゴム組成に関しては、室温附近の損失弾性率を向上さ
せることが従来既知であり、たとえばA、 C−Ba5
si ;Rubber Chem、Tech−nol、
、38112(1965)−やり。
スキッド抵抗性を向上させることを目的とするトレッド
のゴム組成に関しては、室温附近の損失弾性率を向上さ
せることが従来既知であり、たとえばA、 C−Ba5
si ;Rubber Chem、Tech−nol、
、38112(1965)−やり。
Bulgin、 G−D−Hubbrad、 M、 H
,Wal ters :Proc、 4 th Rub
ber Technol、 Conf−pLondon
、173(1962)、あるいは特公昭44−1458
1号公報などには、高スチレン含有率のブタジェン−ス
チレン共重合体ゴムやブチルゴムをトレッドに用いるこ
とが報告されている。
,Wal ters :Proc、 4 th Rub
ber Technol、 Conf−pLondon
、173(1962)、あるいは特公昭44−1458
1号公報などには、高スチレン含有率のブタジェン−ス
チレン共重合体ゴムやブチルゴムをトレッドに用いるこ
とが報告されている。
しかしながらこのようなゴム組成によりウェット・スキ
ッド抵抗性を改善できるのは限られた低速度においてか
なりに有効であるがタイヤの上記した走行速度域全般に
ついての効果は期待できないことがわかった。
ッド抵抗性を改善できるのは限られた低速度においてか
なりに有効であるがタイヤの上記した走行速度域全般に
ついての効果は期待できないことがわかった。
そこでこの発明は、上記ゴム組成をトレッドに適用する
をとくに好適とするがそれにもまして、トレッドの構造
自体を、とくに高速走行時での接地面における水はけを
向上し、アクアプレーニング現象の発生を根元的に抑制
することの有効性に着目して、これによシとくに高いウ
ェット・スキッド抵抗性を高速域まで効果的に発揮し得
るように改良した新しいタイプのタイヤを提案するもの
である・。
をとくに好適とするがそれにもまして、トレッドの構造
自体を、とくに高速走行時での接地面における水はけを
向上し、アクアプレーニング現象の発生を根元的に抑制
することの有効性に着目して、これによシとくに高いウ
ェット・スキッド抵抗性を高速域まで効果的に発揮し得
るように改良した新しいタイプのタイヤを提案するもの
である・。
この発明はトレッドをその幅方向にはソ等分区画する少
くとも3本の周方向直溝と、これら周方向直溝相互間な
らびに、トレッド端との間にわたって該トレッドをその
周方向にはソ等分に斜め区画する傾斜溝とにより、該ト
レッドを多数のブロックに区分し、このブロックが上記
両溝の鋭角交差域に面した隅切りをもった平行四辺形基
調のパターン単位を形成する乗用車用空気入りタイヤに
おいて、少くともトレッドの中央寄りの配列ブロックに
は、傾斜溝に沿ってトレッドの周方向にブロックをさら
に部分する深い切込みと、この切込みに区分されたブロ
ック半部の表面中央域から傾斜溝まで達する分岐溝とを
有することを特徴とするウェット・スキッド抵抗性の高
い乗用車用空気入りタイヤである。
くとも3本の周方向直溝と、これら周方向直溝相互間な
らびに、トレッド端との間にわたって該トレッドをその
周方向にはソ等分に斜め区画する傾斜溝とにより、該ト
レッドを多数のブロックに区分し、このブロックが上記
両溝の鋭角交差域に面した隅切りをもった平行四辺形基
調のパターン単位を形成する乗用車用空気入りタイヤに
おいて、少くともトレッドの中央寄りの配列ブロックに
は、傾斜溝に沿ってトレッドの周方向にブロックをさら
に部分する深い切込みと、この切込みに区分されたブロ
ック半部の表面中央域から傾斜溝まで達する分岐溝とを
有することを特徴とするウェット・スキッド抵抗性の高
い乗用車用空気入りタイヤである。
この発明では上記のブロックにつき次のような実洲形態
がとくに適合する。
がとくに適合する。
1、ブロックが、トレッドの幅方向に隣接したブロック
の隅切りに面する切欠きを有する。
の隅切りに面する切欠きを有する。
2、切込みが切欠き相互間にわたる屏風状の折線状であ
る。
る。
3、ブロックが分岐溝をはさむ一対の深い切込みを有す
る。
る。
4、トレッド端寄りの配列ブロックは、トレッドの中央
寄りの配列ブロックを区画する傾斜溝と交差する向きで
、後者の配列ブロックの切込みに向は開口する傾斜溝で
区画する。
寄りの配列ブロックを区画する傾斜溝と交差する向きで
、後者の配列ブロックの切込みに向は開口する傾斜溝で
区画する。
5、トレッド端寄りの配列ブロックが、そのブロック金
区画する傾斜溝に向う複数の深い切込みを有する。
区画する傾斜溝に向う複数の深い切込みを有する。
またこの発明は上記何れの実施形態にあっても、上記し
たトレッド構造を次のトレッドゴム組成と組合わせるこ
とがとくにのぞましい。
たトレッド構造を次のトレッドゴム組成と組合わせるこ
とがとくにのぞましい。
スチレン含有率少くとも30重量係のブタジェン−スチ
レン共重合体ゴム、ブチルゴム、およびハロゲン化ブチ
ルゴムから選ばれる1種のゴム50〜95重量係と、ス
チレン含有率18〜28重量係のブタジェン−スチレン
共重合体ゴム、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブ
タジェンゴムおよびエチレン−プロピレン−ジエン三元
重合体ゴムから選ばれる少くとも1種類のゴム5〜′5
0重量係との混合物100重量部、カーボンブラック6
0〜100重量部、および粘度比恒数0.84以上のア
ロマチック系プロセスオイル20〜60重量部の主要組
成に成り、加硫酸の反撥弾性が20〜40%であるブレ
ンドゴム。
レン共重合体ゴム、ブチルゴム、およびハロゲン化ブチ
ルゴムから選ばれる1種のゴム50〜95重量係と、ス
チレン含有率18〜28重量係のブタジェン−スチレン
共重合体ゴム、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブ
タジェンゴムおよびエチレン−プロピレン−ジエン三元
重合体ゴムから選ばれる少くとも1種類のゴム5〜′5
0重量係との混合物100重量部、カーボンブラック6
0〜100重量部、および粘度比恒数0.84以上のア
ロマチック系プロセスオイル20〜60重量部の主要組
成に成り、加硫酸の反撥弾性が20〜40%であるブレ
ンドゴム。
さて図面にこの発明の好適実施例をトレッド要部の平面
展開で図示しだ。
展開で図示しだ。
この発明のタイヤは図に要部で示しだトレッドの両端肩
部から半径方向内側に一対のサイドウオール、そして同
じくビード部分を具えるトロイダル形状を呈しているこ
とは図にあられしてはいな埴゛が従来どおりである。
部から半径方向内側に一対のサイドウオール、そして同
じくビード部分を具えるトロイダル形状を呈しているこ
とは図にあられしてはいな埴゛が従来どおりである。
図示例においてトレッド1は、タイヤの周方向、即ち赤
道0−0に沿って真直ぐに延びるセンター溝2と一対の
サイド溝3とであられした周方向直溝、そしてこれらの
溝2と3間及びサイド溝3とトレッド縁eとの間で斜め
に延びる傾斜溝4及び5を夫々具える。
道0−0に沿って真直ぐに延びるセンター溝2と一対の
サイド溝3とであられした周方向直溝、そしてこれらの
溝2と3間及びサイド溝3とトレッド縁eとの間で斜め
に延びる傾斜溝4及び5を夫々具える。
これら周方向直溝2,3と傾斜溝4とによりトレッドの
中央寄り配列ブロック6、また周方向直溝3と、トレッ
ド縁eおよび傾斜溝5とによりトレッド端寄りの配列ブ
ロック7がそれぞれ、トレッド1の幅方向および周方向
にわたりほぼ等分の区画として区分形成される。
中央寄り配列ブロック6、また周方向直溝3と、トレッ
ド縁eおよび傾斜溝5とによりトレッド端寄りの配列ブ
ロック7がそれぞれ、トレッド1の幅方向および周方向
にわたりほぼ等分の区画として区分形成される。
この実施例では、トレッド縁の両限界線E−E間隔Wt
をはト4等分する位置に周方向溝2及び3を配置してい
るか、タイヤサイズ或はトレッド幅次第ではソ5等分更
には6等分する位置で複数の周方向直溝を配置すること
ができる。
をはト4等分する位置に周方向溝2及び3を配置してい
るか、タイヤサイズ或はトレッド幅次第ではソ5等分更
には6等分する位置で複数の周方向直溝を配置すること
ができる。
傾斜溝4,5は周方向直溝と同様展開図示で直線をなし
て真直ぐ、斜めに走ることが排水効果の面で望ましい。
て真直ぐ、斜めに走ることが排水効果の面で望ましい。
図示例でサイド溝3,3間にわたる傾斜溝4の溝幅中心
線J−Jのタイヤ周方向となす角度αは30°〜60°
の範囲、サイド溝3とトレッド端Eとの間にわたる傾斜
溝5の溝幅中心線に−kがタイヤの周方向となす角度β
は60゜〜90°の範囲で適宜選択することができも各
港□234および5は、慣用に従いV形またはU形の断
面形(図示略)を有し1、とくに同等の溝深さで、その
開口溝幅はトレッド幅Wtに対して溝2および溝3は3
.0〜6.0%、また溝4はおよび5は、2.0〜5.
0%に当る寸法とすることが好ましい。
線J−Jのタイヤ周方向となす角度αは30°〜60°
の範囲、サイド溝3とトレッド端Eとの間にわたる傾斜
溝5の溝幅中心線に−kがタイヤの周方向となす角度β
は60゜〜90°の範囲で適宜選択することができも各
港□234および5は、慣用に従いV形またはU形の断
面形(図示略)を有し1、とくに同等の溝深さで、その
開口溝幅はトレッド幅Wtに対して溝2および溝3は3
.0〜6.0%、また溝4はおよび5は、2.0〜5.
0%に当る寸法とすることが好ましい。
トレッド1の中央寄りの配列ブロック6の区分は、周方
向直溝2と3の各溝幅中心線(赤道)0−0とm−m間
距離をwbとし、傾斜溝4の各溝幅中心線J−J間のタ
イヤ周方向距離′を1とすると’/Wbが、12〜2.
5となる範囲で配置することができ、トレッド端寄りの
配列ブロックの周方向区分間隔もそれに揃えるを可とす
るが傾斜溝5は傾斜溝4とくいちがいをなしてサイド溝
3に交互に開口するよう同数はゾ等間隔に設けることが
できる。
向直溝2と3の各溝幅中心線(赤道)0−0とm−m間
距離をwbとし、傾斜溝4の各溝幅中心線J−J間のタ
イヤ周方向距離′を1とすると’/Wbが、12〜2.
5となる範囲で配置することができ、トレッド端寄りの
配列ブロックの周方向区分間隔もそれに揃えるを可とす
るが傾斜溝5は傾斜溝4とくいちがいをなしてサイド溝
3に交互に開口するよう同数はゾ等間隔に設けることが
できる。
両ブロック6.7は周方向直溝2,3と、傾斜溝4およ
び5とのそれぞれの鋭角傾斜域に面した削切シCをもつ
平行四辺形基調のパターン単位を形成するものをする。
び5とのそれぞれの鋭角傾斜域に面した削切シCをもつ
平行四辺形基調のパターン単位を形成するものをする。
この発明においてトレッド1の中央寄りの配列ブロック
6は、傾斜溝4に沿ってトレッド10周方向にブロック
6をさらに実質上二分する深い切込み8と、この切込み
8に区分されたブロック半部6a、6bの表面中央域か
ら傾斜溝4まで達する分岐溝10とを具える。
6は、傾斜溝4に沿ってトレッド10周方向にブロック
6をさらに実質上二分する深い切込み8と、この切込み
8に区分されたブロック半部6a、6bの表面中央域か
ら傾斜溝4まで達する分岐溝10とを具える。
深い切込み8は、傾斜溝4とはソ同等の深さを有し接地
面内でブロック半部をそれぞれ傾斜溝4の方へ動き易く
シ、その動きによって傾斜溝4に溜った水を周方向直溝
2゜3へ向けて排出するように作用する。
面内でブロック半部をそれぞれ傾斜溝4の方へ動き易く
シ、その動きによって傾斜溝4に溜った水を周方向直溝
2゜3へ向けて排出するように作用する。
この意味において図に示す実施例のように切込み8はブ
ロック半部6a、6bを三等分して、周方向溝2および
3に達する折線部分を両端に配置することが望ましい。
ロック半部6a、6bを三等分して、周方向溝2および
3に達する折線部分を両端に配置することが望ましい。
一方切込み8によって部分されたブロック半部6a、6
bはその表面中央域から傾斜溝4まで達する分岐溝10
が図のように最短距離にわたり傾斜溝4とはソ同等の幅
をもちこれにより、トレッド1の接地域が乗り上げたか
膜を適切に破壊し傾斜溝4から周方向直溝2,3へ駆逐
するのに役立たせるのである。
bはその表面中央域から傾斜溝4まで達する分岐溝10
が図のように最短距離にわたり傾斜溝4とはソ同等の幅
をもちこれにより、トレッド1の接地域が乗り上げたか
膜を適切に破壊し傾斜溝4から周方向直溝2,3へ駆逐
するのに役立たせるのである。
そして分岐溝10を挾んで設けた一対の切込み11は分
岐溝内の溜水を上記したと同様なブロック動きにより促
深するために設けたものである。
岐溝内の溜水を上記したと同様なブロック動きにより促
深するために設けたものである。
トレッド端E寄シの配列ブロック7についても上記した
ところに準じて切込み9を設けるが、図のようにトレッ
ド端Eの付近で縁へ開口する排水溝12を設け、さらに
切込み13を付加してもよい。
ところに準じて切込み9を設けるが、図のようにトレッ
ド端Eの付近で縁へ開口する排水溝12を設け、さらに
切込み13を付加してもよい。
周方向直溝2,3には、傾斜溝4,5との鋭角交差域で
、ブロックの隅切りCにより合流拡大部S、Tおよび1
が形成され、これらの拡大部は、高速走行の際やとくに
略表水膜が比較的厚いときなど、接地面外へ排水しきれ
ないような場合に、一時的な集水に役立って接地ブロッ
ク表面の水膜除去に寄与する。
、ブロックの隅切りCにより合流拡大部S、Tおよび1
が形成され、これらの拡大部は、高速走行の際やとくに
略表水膜が比較的厚いときなど、接地面外へ排水しきれ
ないような場合に、一時的な集水に役立って接地ブロッ
ク表面の水膜除去に寄与する。
この意味で図示例のように隅切りCに面してブロック6
に切欠き14を設け、さらにはこの切欠き14の底に切
込み8の端をつなぐことがより好ましい。
に切欠き14を設け、さらにはこの切欠き14の底に切
込み8の端をつなぐことがより好ましい。
このようにして成るタイヤのウェット・スキッド抵抗性
の効果を確めるだめ、サイズ1655R13で、ポリエ
ステルコード層のラジアルカーカスとスチールコード層
に成るベルトによる補強のボディを共通とする従来タイ
ヤとともに走行速度〜ウェット摩擦係数の比較テストを
行った。
の効果を確めるだめ、サイズ1655R13で、ポリエ
ステルコード層のラジアルカーカスとスチールコード層
に成るベルトによる補強のボディを共通とする従来タイ
ヤとともに走行速度〜ウェット摩擦係数の比較テストを
行った。
ここで各供試タイヤに用いたトレッドゴムの配合は第1
表のとおりである。
表のとおりである。
またこの発明に従うタイヤAには図に示すトレッドパタ
ーンでとくにこの場合角度αを45°。
ーンでとくにこの場合角度αを45°。
βを65°とし、等間隔に配分した3本の周方向直溝と
タイヤの周方向に対し45°に傾いた単方向傾斜溝によ
って区分される平行四辺形を呈するブロック配列より成
るものとして上記atb各トシトレッドゴムいた二種A
at A bと従来タイヤBについてはタイヤA
と同様な周方向直溝と傾斜溝とからなる平行四辺形のブ
ロック配列のみになりとのブロックを二分する深い切込
みや分岐溝は有しないパターンとしこれに上記a、b各
トシトレッドゴムいた二種B a、B bとを比較
した。
タイヤの周方向に対し45°に傾いた単方向傾斜溝によ
って区分される平行四辺形を呈するブロック配列より成
るものとして上記atb各トシトレッドゴムいた二種A
at A bと従来タイヤBについてはタイヤA
と同様な周方向直溝と傾斜溝とからなる平行四辺形のブ
ロック配列のみになりとのブロックを二分する深い切込
みや分岐溝は有しないパターンとしこれに上記a、b各
トシトレッドゴムいた二種B a、B bとを比較
した。
テストとして実施したのは実車によるブレーキテストで
ある。
ある。
テスト条件は、車両1台分として供試タイヤを4本ずつ
準備し一律に1.7 kg/ crAの内圧を適用した
。
準備し一律に1.7 kg/ crAの内圧を適用した
。
テスト方法は、散水装置を用い水深2閣を目標に設定し
た溜水アスファルト路面において、車両にブレーキを加
え、車両が止るまでの滑った距離を測定するものである
。
た溜水アスファルト路面において、車両にブレーキを加
え、車両が止るまでの滑った距離を測定するものである
。
各車両侵入速度に対する測定結果を第2表に示す。
以上のべたようにしてこの発明によれば、高速走行域、
なかでもとくに広い速度域において、従来比類がなくウ
ェット・スキッド抵抗性の飛躍向上が実現される。
なかでもとくに広い速度域において、従来比類がなくウ
ェット・スキッド抵抗性の飛躍向上が実現される。
図はこの発明の実施例に示すトレッドの要部平面展開図
である。 1・・件レッド、2,3・・・周方向直溝、4,5・・
・傾針溝、6,7・・・ブロック、8,9・・・深い切
込み、10・・・分岐溝、11,13・・・切欠み、1
4・・・切欠き、C・・・隅切り。
である。 1・・件レッド、2,3・・・周方向直溝、4,5・・
・傾針溝、6,7・・・ブロック、8,9・・・深い切
込み、10・・・分岐溝、11,13・・・切欠み、1
4・・・切欠き、C・・・隅切り。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 トレッドをその幅方向にほぼ等分区側する少くとも
3本の周方向直溝と、これら周方向直溝相互間ならびに
、トレッド端との間にわたって該トレッドをその周方向
にほぼ°等分に斜め区画する傾斜溝とにより、該トレッ
ドを多数のブロックに区分し、このブロックが上記両溝
の鋭角交差域に面した隅切りと切込みをもった平行四辺
形基調のパターン単位を形成する乗用車用空気入りタイ
ヤにおいて、少くと、もトレッドの中央寄りの配列ブロ
ックは、傾斜溝に沿って上記切込みを深く設けることに
よりトレッドの周方向にブロックを部分しこの切込みに
区分されたブロック半部の表面中央域から傾斜溝まで達
する分岐溝とを有することを特徴とするウェット−スキ
ッド抵抗性の高い乗用車用空気入りタイヤ。 2、ブロックの隅切り部分が周方向直溝に面し、その部
分が該溝の部分拡幅域を形成する特許請求の範囲1記載
のタイヤ。 3 ブロックにおける分岐溝をはさむ位置に一対の切込
みを深く具える特許請求の範囲1または2記載のタイヤ
。 4 トレッド端寄りの配列ブロックが、トレッドの中央
寄りの配列ブロックを区画する傾斜溝と交差する向きの
傾斜溝で区画された特許請求の範囲1.2または3記載
のタイヤ。 5 トレッド端寄りの配列ブロックが、そのブロックを
区画する傾斜溝に向う複数の切込みを深く具える特許請
求の範囲4記載のタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54025391A JPS5818249B2 (ja) | 1979-03-05 | 1979-03-05 | ウエツト・スキツド抵抗性の高い乗用車用空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54025391A JPS5818249B2 (ja) | 1979-03-05 | 1979-03-05 | ウエツト・スキツド抵抗性の高い乗用車用空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55119507A JPS55119507A (en) | 1980-09-13 |
JPS5818249B2 true JPS5818249B2 (ja) | 1983-04-12 |
Family
ID=12164574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54025391A Expired JPS5818249B2 (ja) | 1979-03-05 | 1979-03-05 | ウエツト・スキツド抵抗性の高い乗用車用空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5818249B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01201653A (ja) * | 1988-02-08 | 1989-08-14 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | パターン形成材料及びそれを用いた多層配線板 |
WO2001008906A1 (fr) * | 1999-07-30 | 2001-02-08 | Bridgestone Corporation | Pneumatique |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS584605A (ja) * | 1981-06-29 | 1983-01-11 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JPH0325007A (ja) * | 1989-06-23 | 1991-02-01 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | ラジアルタイヤ |
JP6682386B2 (ja) * | 2016-06-30 | 2020-04-15 | Toyo Tire株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
1979
- 1979-03-05 JP JP54025391A patent/JPS5818249B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01201653A (ja) * | 1988-02-08 | 1989-08-14 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | パターン形成材料及びそれを用いた多層配線板 |
WO2001008906A1 (fr) * | 1999-07-30 | 2001-02-08 | Bridgestone Corporation | Pneumatique |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55119507A (en) | 1980-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4726407A (en) | Pneumatic radial tire tread for high-speed running vehicles | |
EP0160541B1 (en) | Pneumatic tires | |
RU2413626C2 (ru) | Пневматическая шина | |
JP2774775B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3851382B2 (ja) | 自動車用タイヤ | |
JPH0355322B2 (ja) | ||
CA2528632C (en) | Pneumatic tire | |
US5571351A (en) | Studless tire | |
JPH0211442B2 (ja) | ||
JP2000511847A (ja) | トラックまたはトレーラー用ラジアルタイヤ向けコンバーチブルトレッド | |
GB1588575A (en) | Motor vehicle tyres | |
JPH0310910A (ja) | 重荷重用空気入りタイヤ | |
JP3127172B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7437908B2 (ja) | タイヤ | |
JPH07101210A (ja) | 空気入りタイヤ | |
EP4178812B1 (en) | Car tyre | |
JPH02169306A (ja) | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ | |
JPS5818249B2 (ja) | ウエツト・スキツド抵抗性の高い乗用車用空気入りタイヤ | |
JP7437909B2 (ja) | タイヤ | |
JP3162829B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPS6154601B2 (ja) | ||
JPH04266505A (ja) | 冬期型タイヤトレッド | |
JPH03271003A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH0740711A (ja) | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ | |
JP2763856B2 (ja) | 空気入りスタッドレスタイヤ |