JPS5818191Y2 - 磁気近接スイッチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、永久磁石とリードスイッチを使用した磁気
近接スイッチとを適当な間隔をもって対向させ、対向間
隔の一定限度以上の変化をリードスイッチの開閉で検出
する磁気近接スイッチに関する。

この種の磁気近接スイッチは、一般に両端に引出し線を
有するリードスイッチ体を主要部とし、これに配線接続
用端子をつけ、全体を筐体に収納してスイッチとしての
体裁をととのえている。

スイッチとしての体裁をととのえる際に、従来は、リー
ドスイッチ体の引出し線を折り曲げたり、短かく切った
りして配線接続用端子に溶着していた。

このためリードスイッチ体の磁気感度性能を損なってい
た。

寸た、リードスイッチ体と配線接続用端子の間に隔壁も
設けられていなかったために、配線結線時下用意にドラ
イバー等をリードスイッチ体に触れることによりリード
スイッチ体を破損する欠点があった。

この考案の目的は、このような従来の欠点のない新規な
リードスイッチを提供することにある。

本考案は、その片端の側面に突出部が設けられ、他端が
前記突出部とは反対側に折曲され、その中央部にねじ部
及び孔部を有する金属製の２つの端子と、両端に引出し
線を有するリードスイッチ体と、該リードスイッチ体の
本体を前記端子より隔離して保護すると同時に、前記各
端子を互いに電気的に絶縁せしめるためＴ形に形成され
た隔壁がその中央に設けられ、且つ該隔壁の両側に前記
端子の折曲部が挿入される挿入孔および前記端子の孔部
に挿入される突出部を有する絶縁材料からなる酸体とに
より構成され、前記筐体のＴ形隔離の両側に前記端子を
それぞれ挿着せしめるとともに、前記端子の孔部に挿入
された□体の突出部を圧着し、かつ前記筐体のＴ形陽壁
の上部に前記リードスイッチ体を配置し、前記リードス
イッチ体の両端の引出し線を前記端子のそれぞれの突出
部に溶着してなることを特徴とする磁気近接スイッチで
ある。

以下、この考案をその良好な一実施例について図面を参
照しながら具体的に説明する。

第１図はこの考案によるリードスイッチの一実施例の平
面図であり、第２図は第１図のリードスイッチをＡ−Ａ
’で切断した断面図である。

図に於て、配線接続用端子１および１′は第３図ａおよ
びｂに示すような形状の金属片であり、その片端に突出
部１１を設け、他端を突出部１１とは反対側に折曲し、
中央部にねじ部１３および孔部１４が設けられている。

第１図、第２図における筐体２ば、給線材料で形成され
ており、第４図は筐体２の斜視図である。

図示のように、酸体２は中央部にＴ形の隔壁２１が設け
られ、該隔壁２１の両側に、第３図の端子１および１′
の折り−曲げ部分１２を挿入するための挿入孔２２およ
び２２′と、突出部２３および２３′とが設けられてい
る。

筺体２の中央部に設けた隔壁２１をＴ形に隆起して形成
したのは、リードスイッチ本体３を前記端子１，１′よ
り隔離するようにして隔壁２１の上部に保護せしめ、同
時に、前記端子１，１′を互いに電気的に確実に絶縁せ
しめるためである。

従って、配線接続時にリードスイッチ体３にドライバー
等が直接ふれたりすることがないとともに、配線接続用
端子間における絶縁性能の向上が図れる。

さて、組立てる際には、筺体２のＴ形隔壁２１の両側に
、端子１および１′を第１図および第２図に示すように
組込み、端子１および１′の孔部１４に挿入された筺体
２の突出部２３および２３′の先端を例えば加熱圧迫し
て適度に溶融させることにより圧着して前記端子１およ
び１′と筺体２を固定する。

しかる後に、リードスイッチ体３の引出し線３１および
３１′を、端子１および１′の突出部１１にそれぞれ溶
着する。

最後に端子１および１′のねじ部１３にワッシャ４およ
びねじ５を組み込む。

なお筺体２の孔２４トよび２４′は、筺体２を他の物体
に取付けるための取付孔であり、孔２５および２５′ば
ねじ５の逃げ孔である。

上記のようなスイッチとすることにより、リードスイッ
チ体の引出し線を折り曲げることなく、また、端子１お
よび１′のねじ５の部分に外部から配線する際にも、リ
ードスイッチ体は隔壁によりさえぎられているので、リ
ードスイッチ体に損傷を与えることもない。

しかも部品点数も少なく、組立ても容易であるので、性
能がよく廉価な磁気近接スイッチを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案による磁気近接スイッチの一実施例を
示す平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ’線に沿って切断
し矢印の方向に見た断面図、第３図ａ、ｂは端子の形状
を示す図、第４図は筐体の斜視図である。 １．１′・・−・・・端子、１１・・・・・・端子１，
１′の突出部、１２・・・・・・端子１，１′の折り曲
げ部、１３・・・・・・端子１，１′に設けたねじ部、
１４・・・・・・端子１．１′に設けた孔、２・・・・
・・筺体、２１・・・・・・筺体のＴ形隔壁、２２．２
２’・・・・・・端子１，１′の折り曲げ部１２を挿入
する孔、２３，２３’・・・・・・筺体２の突出部、２
４，２４′・・・・・・酸体２を他の物体に取付けるた
めの孔、２５，２５′・・・・・・筺体２に設けられた
逃げ孔、３・・・・・・リードスイッチ体、３１．３１
’・・・・・・リードスイッチ体３の引出し線、４・・
・・・・ワッシャ、５・・・・・・ねじ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. その片端の側面に突出部が設けられ、他端が前記突出部
   とは反対側に折曲され、その中央部にねじ部及び孔部を
   有する金属製の２つの端子と；両端に引出し線を有する
   リードスイッチ体と；該リードスイッチ体の本体を前記
   端子より隔離して保護すると同時に、前記各端子を互い
   に電気的に絶縁せしめるためＴ形に形成された隔壁がそ
   の中央に設けられ、且つ該隔壁の両側に前記端子の折曲
   部が挿入される挿入孔および前記端子の孔部に挿入され
   る突出部を有する絶縁材料からなる酸体とにより構成さ
   れ、前記筐体のＴ形陽壁の両側に前記端子をそれぞれ挿
   着せしめるとともに、前記端子の孔部に挿入され′＃：
   筐体の突出部を圧着し、かつ前記筐体のＴ形陽壁の上部
   に前記リードスイッチ体を配置し、前記リードスイッチ
   体の両端の引出し線を前記端子のそれぞれの突出部に溶
   着してなることを特徴とする磁気近接スイッチ。