JPS5818173Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスイッチ装置に関するものであり、回転軸を停
止位置から左あるいは右へ回転させると接点が閉成し、
回転軸から手を離すとばね力により自動的に元の停止位
置に復帰し、接点が開成するスイッチ装置を提供するこ
とを目的とする。

第１図、第２図に従来のスイッチ装置の一例を示す。

この装置は本体３内に押しボタン１，２を２つ並べて設
げ、底板４に固定接点６，６ａと円弧状のばね接片５，
５ａを重ねて位置させ、上記押しボタン１を押すとばね
接片５が平らに変形して固定接点６と接触して閉或し、
一方、上記押しボタン２を押すとばね接片５ａが平らに
変形して固定接点６ａと接触して閉成するものであった
。

しかしこのようなスイッチ装置は２つの押しボタン１，
２を必要とするため、占有面積を多く必要と―さらにた
とえば押しボタン１を押すと音量が増大し、押しボタン
２を押すと音量が減少するような回路に用いる場合、音
量調整に際してはこの２つの押しボタン１，２を交互に
操作しなければならない等使用上不便さを感するもので
あった。

本考案は上記欠点を改良し、使いやすいスイッチ装置を
提供するものであり、以下本考案の一実施例を図面を用
いて説明する。

第３図に示すように、ケース８内に回転軸１１を回転自
在に貫通させて設けである。

第３図のＸＸ線断面図を第４図に示し、第３図のＹ−Ｙ
線断面図を第５図に示す。

ケース８の底面板９には上記回転軸１１と直交する方向
に２つの固定接点７．７ａが設けられ、この底面板９の
下方に上記固定接点γ、７ａと電気的に接続されている
端子１０．１０ａが突出している。

また上記固定接点γ、７ａをそれぞれ覆うようにばね接
片１２，１２ａが設けられ、このばね接片１２，１２ａ
もやはり端子１４，１４ａ（図示せず）により底面板９
の下方に電気的に接続されて突出している。

上記回転＠１１には上記ばね接片１２，１２ａの上方に
位置する突出片１３．１４が一体に形成され、回転軸１
１が回転するとばわ接片１２，１２ａを押し込む。

上記ケース８の上面には回転軸１１と直交する位置に板
ばね１６がはめ込まれ、この板ばね１６と対向する回転
軸１１０個所にはカム１γか一体に設けられ、このカム
１７の周縁部１８と板ばね１６との間にはボール１５が
挾持されている。

上記カム１７の周縁部１８の形成は円弧状の凸部をなし
、両端には規制部１９．２０があり中央にはボール１５
を嵌合する凹部２１が設けである。

このため、停止状態ではボール１５がカム１１の凹部２
１にはまり込み、回転軸を中間位置に保持するので突出
片１３．１４はどちらのばね接片１２．１２ａとも当接
しない。

次に回転軸１１を右方へ回転させるとカム１７の規制部
１９がボール１５と当接する個所まで回転して移動し、
それ以上回転軸１１が回転するのを規制する。

このとぎ突出片１３がばね接片１２ａを押し込みばね接
片１２ａと固定接点７ａとは接触するので、第一の回路
が閉成される。

また回転軸１１を左方へ回転させろと上記と逆方向に動
作して突出片１４がばね接片１２を押し込み、ばね接片
１２と固定接点Ｔとが接触し第二の回路が閉成される。

回転軸１１を一定角度回転させた状態から手をはなすと
、板ばね１６がボール１５を常に押しているため、この
ボール１５がもとの凹部２１へもどろうとする力により
、カム１γが回転して回転軸１１は同時に元に自動的に
復帰するものである。

この復帰力は左右どちらの場合も作用する。

このため、このスイッチ装置を操作する場合には上記１
つの回転軸１１につまみをかぶせ、このつまみを片手で
つかめばよく、右あるいは左の任意の方向へつまみを回
転させ、手ごたえがあり、それ以上回転軸１１が回転し
ないところが停止させ、任意の時間だけ回路を閉成し、
つまみから手をはなせば回転軸１１は自動的に元に復帰
し、回路は開成状態となる。

このように本考案によれば１つの回転軸で２つの回路を
開閉でき、しかも回転軸は自動的に自己復帰するので、
きわめて操作しやすいスイッチ装置を提供できパネル上
に占める占有面積も小さくてすむものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のスイッチ装置の斜視図、第２図は同断側
面図、第３図は本考案の一実施例におけるスイッチ装置
の断側面図、第４図は第３図のＸ−Ｘ線断面図、第５図
は第３図のＹ−Ｙ線断面図である。 ７．７ａ・・・・・・固定接点、８・・・・・・ケース
、１０゜１０ａ・・・・・・端子、１１・・・・・・回
転軸、１２．１２ａ・・・・・・ばね接片、１３，１４
・・・・・・突出片、１５・・・・・・ボール、１６・
・・・・・板ばね、１７・・・・・・カム、１８・・・
・・・周縁部、１９．２０・・・・・他制部、２１・・
・・・・凹部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ケース内に一対の固定接点を並べて設け、この各々の固
   定接点を覆いこの固定接点に接触可能な一対のばね接片
   を設け、回転により上ｉｆｆね接片を押し込んで固定接
   点と接触させることのできる突出片を一対上記各々のば
   ね接片の上方に有する回転軸を上記ケース内に回転自在
   に設け、周縁部が円弧状の凹部であり両端に規制部を有
   するカムを上記回転軸に設け、上記ケースに取り付けた
   板ばねと上記カムの周縁部との間にボールを介在させた
   スイッチ装置。