JPS58181734A - ガラス玉の製造方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は児童の遊戯用などＯこ用いるガラス玉（ビー
玉）の製造方法に関するものである。

従来のこのような遊戯用のガラス玉は一色のものが多く
、また、内部に模様を有するものもある。

このような内部に模様のあるガラス玉はガラス玉の本体
となる加熱軟化状態の透明材料を管状としてその内部に
種々の色彩のガラス材料をそう人したものを定長に切断
したのもこの材料を一対の螺旋溝付成形ロール間に投入
し、両ロールの回転に伴い両ロールの螺旋溝にはまって
回転しながら移動する闇に球状となるものである。

従ってこのような従来方法ではガラス玉の表面に模様を
設けることは不可能である。

この発明の目的は上記のような従来の方法では不ｇＪ能
であった、表面に模様のあるガラス玉を簡単に製造する
ことである。

すなわち、この発明は左右の螺旋溝付成形ロール１８１
に加熱軟化状態のカラス材料を投入してローラの回転に
伴って左右のロールの溝をこはまり込んだガラス材料が
回転しつつ球状に成形される過程において、任意の色彩
のガラス小片を振りかけることによりガラス玉の表面に
美麗な模様を設ける方法と装置を提供するものである。

以下にこの発明の製造方法および装置を添附面に示す実
施例に基づいて説明する。

第１図、において、１はガラス材料の供給装置で、ガラ
ス材料を溶解炉で溶融したのち、温度調整番こより、所
定の温度の丸棒状のガラス材料２として連続的に下方に
供給するものである。すなわち、このガラス材料２は滴
下するほど軟かすぎてはならず、また、硬すぎても成形
できないので後記する成形ロールに供給されたとき約１
０００℃から１１００℃程度の温度となるよう番こしで
ある。

Ａは切断装置で、機台３上（こ回動自在に取付けた左右
一対の腕４の先端に刃物５を設け、両腕４をギヤ６で連
動させること瘉こよって左右の腕４が開閉するように構
成し、一方の腕４の駆動装置を機台３内に設ける。この
左右の刃物５は第１図、第２図のように供給装置１から
下降してくる丸棒状のガラス材料２を挾んで切断する位
置に設ける。

７は供給シュートでその上端開口はホッパ状となって切
断装置Ａの下部をこ臨み下端の排出口９は左右一対の成
形ロール８の後部上をこ臨んでいる。

このシュート７は腕１０により機台３に固定され、上端
から中程下方までは樋状、下部は管状で、排出口９の部
分は第３図のように倒立Ｕ字形となっている。

成形ロール８はその後端の軸は軸受１１によりベース１
２上に回動自在に支承され、前端の軸はベース１２上の
機箱１３により回動自在に支承されている。機箱１３内
には両ロールの軸に固定したギヤに噛合する駆動ギヤを
設け、この駆動ギヤを、図示省略しであるモータ、減速
機などで構成した駆動装置により駆動することによって
左右のロール８を第３図の矢印方向へ等速回転させる。

このロール８の外周には半円状横断面の１本の螺旋溝１
４をそれぞれ設ける。左右のロー／Ｉ／８の螺旋溝１４
は同−巾、同ピツチで、各ロール３が第３図の矢印方向
、すなわちロール３の前方から見て右回転のときは螺旋
溝１４も右ねじである。

両ロール３の溝は正確に相対するように同期させてあり
、前記シー−ドアの排出口９は第３図のように左側のロ
ール８の右寄り上部に位置させである。

Ｂはガラスの小片の供給装置で容器１５とシュート１６
とバイブレータ１７とで構成されている。

これらは第３図のようにベース１２上に固定した支柱１
８で支えられた支持枠１９上番こ取付けである。容器１
５の下端は漏斗状としてその下端の排出口をシュート１
６上に臨ませ、バイブレータ１７の振動杆２０をシュー
ト１６に連結してシュート１６に振動を与えることによ
って容器１５からシュート１６上に落ちたガラス小片２
１をロール８間に排出するようにしである。

第１図、第４図の２２は一方の成形ロール８の螺旋溝１
４前端近くに形成された凹所でその下端（こは成形され
たガラス玉を受けて所要部へ送り出すシュート２３が設
けである。

この発明の方法を実施する装置は上記の構成であり、以
下にその作用を説明する。

第１図の供給装置１から丸棒状となって送り出されてき
たガラス材料２が所定の長さとなったとき、第２図のよ
うに開いていた左右の腕４が閉じてその先端の刃物５に
よりガラス材料２の下端を一定の長さに切断する。

切断された単位ガラス材料２′　はシュート７の上端開
口からシュート７内に落ちてシュート７内を滑り落ち、
その下端の排出口９から第３図の左側のローラ８の螺旋
溝１４内に落ちて両ローラ８の螺旋溝１４間に落ちる。

両螺旋溝１４の底部間の間隙１１］はガラス材料２′の
径より小さく、かつ、両ロール８は第３図のように同方
向に回転しているので両ロール８間のガラス材料２′　
はロール８と反対の方向に回転しつつ前方−移動して球
状となる。

上記の作用において、各ロール８の螺旋溝１４が１本の
場合、供給装置１からの棒状ガラス材料２の供給速度と
、切断装置Ａの刃物５の開閉のタイミングとロール８の
回転速度とを完全に同期させてロール８が１回転する毎
に１個のガラス材料２′　が螺旋溝１４間に落ちるよう
にすると両ロール８間にガラス材料が一列に並んで移動
しつつ成形される。

上記のように排出口９から両ロール８間に落下・した単
位ガラス材料２′　が両ロール８の構１４間に支えられ
たとき、第３図のようにシュート１６から落下するガラ
ス小片２１がガラス材料２′　上に振りかけられる。

このときガラス材料２′　は高温で柔らかい状態である
から振りかけられた小片２１は材料２′　の高温のため
に軟化し、回転しつつある月料２′Ｑ〕表面に喰い込む
ので小片２１は球状となる材料２′の表面全体に分布さ
れて固着する。

こうして球状となり、ガラス小片２１を表面番こ固着し
た単位ガラス材料２′　はロール８間を移動する間に温
度が低下して硬くなり、第３図、第４図のようなガラス
玉２４となって凹所２２内に入り、この凹所２２の下方
回転とともにロール８間から−Ｆ方へ移動してシーート
２３上へ落下し、所望部へと送り出される。

この発明の方法および装置は上記のように柔かい棒状の
ガラス材料を切断して左右の成形ロールの螺旋溝間に挾
んで球状に成形する過程においてガラス小片をガラス材
料に振りかけるものであるから、常温のガラス小片が高
温のガラス材料の熱により軟化して、球状となりつつあ
るガラス材料の表面に喰い込んだ状態で固着するので、
ガラス小片の色彩を種々なものにすることにより従来方
法では得られなかったきわめて美麗なガラス玉を簡単な
工程で得ることができる。また、ガラス小片は屑のガラ
スを粉砕したものを用いれば経済的であり、また、新た
に調製したガラス小片を種々の形状のものとするとなお
一層美しいものができるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の製造方法を実施する装置の一部縦断
側面図、第２図は同上の平面図、第３図は同上のガラス
小片供給部附近の拡大縦断正面図、第４図はガラス玉排
出部附近の拡大縦断正面図、第５図は完成したガラス玉
の一部縦断拡大正面図である。 １・・・ガラス材料供給装置、２・・・ガラス材料、２
、′・・・単位ガラス材料、８・・・成形ロール、１４
・・・螺旋溝、２１・・・ガラス小片、２４・・・ガラ
ス玉、Ａ・・・切断装置、Ｂ・・・ガラス小片供給装置 特許出願人　　松野工業株式会社 同　代理人　　鎌　１）文　ニ ー２０： 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　高温軟化状態の単位ガラス材料を球状（こ成形す
   る過程において、任意色彩のガラスの小片を材料に振り
   かけることによって、この小片を材料の熱により軟化さ
   せて球状に成形されたガラス玉の表面に模様を形成する
   ことを特徴とするガラス玉の製造方法。 ２、　外周に半円状の螺旋溝を形成した左右一対の横向
   きの成形ロールを平行に配置して両ロール間にガラス玉
   成形材料の受部を形成し、ｚｐ受部に形成！〆この受部
   がロールの回転とともに後端から前端へと移動するよう
   に両ロールを駆動し、この両ロール間の後部上には高温
   軟化状態の棒状ガラス材料の供給装置と、このカラス材
   料を一定長に切断して円ロール間Ｇこ供給する切断装置
   を設け、その前方には両ロール間を移動するガラス拐料
   番こガラス小片を振りかけるガラス小片供給装置を設け
   たガラス玉の製造装置。