JPS58180453A - モノクロル酢酸の製造法 - Google Patents
モノクロル酢酸の製造法Info
- Publication number
- JPS58180453A JPS58180453A JP57064010A JP6401082A JPS58180453A JP S58180453 A JPS58180453 A JP S58180453A JP 57064010 A JP57064010 A JP 57064010A JP 6401082 A JP6401082 A JP 6401082A JP S58180453 A JPS58180453 A JP S58180453A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は酢酸のオキシ塩素化によるモノクロル酢酸の製
造法に関し、さらに詳しくは気相において酢酸をオキシ
塩素化し、高い転化率および選択率でモノクロル酢酸を
製造する方法に関する。
造法に関し、さらに詳しくは気相において酢酸をオキシ
塩素化し、高い転化率および選択率でモノクロル酢酸を
製造する方法に関する。
モノクロル酢酸は、α−アミノ酸、α−オキシ酸等の原
料として有用であり、従来酢酸に赤リンまたは塩化硫黄
を触媒とし、液相にて塩素と反応して製造していたが、
ジクロル酢酸、トリクロル酢酸が副生じ、選択率が十分
ではなかった。更に原料酢酸に対し]5%程度の無水酢
酸を添加する必要があり、反応中間体であり触媒である
揮発性の塩化アセチルが反応系外に逸散しないようにす
るために反応装置が複雑となる欠点があった。
料として有用であり、従来酢酸に赤リンまたは塩化硫黄
を触媒とし、液相にて塩素と反応して製造していたが、
ジクロル酢酸、トリクロル酢酸が副生じ、選択率が十分
ではなかった。更に原料酢酸に対し]5%程度の無水酢
酸を添加する必要があり、反応中間体であり触媒である
揮発性の塩化アセチルが反応系外に逸散しないようにす
るために反応装置が複雑となる欠点があった。
また塩化第二銅を担持した固体触媒層に気体状にしたカ
ルボン酸と塩化水素および酸素または空気の混合ガスを
通すことによってオキシ塩素化し、α−クロルカルボン
酸を製造する方法は公知であって(特公昭47−470
0.9 )、生成物の分離が容易であり、収率が高い等
の利点があるが、この方法を酢酸のオキシ塩素化に適用
した場合には、反応率(転化率)が低い上に、ジクロル
体、トリクロル体等の副生物が生じて選択率が著しく低
いという欠点があった。
ルボン酸と塩化水素および酸素または空気の混合ガスを
通すことによってオキシ塩素化し、α−クロルカルボン
酸を製造する方法は公知であって(特公昭47−470
0.9 )、生成物の分離が容易であり、収率が高い等
の利点があるが、この方法を酢酸のオキシ塩素化に適用
した場合には、反応率(転化率)が低い上に、ジクロル
体、トリクロル体等の副生物が生じて選択率が著しく低
いという欠点があった。
本発明者らは、塩化第二銅を担持した固体触媒層に気体
状とした酢酸と塩化水素および酸素の混合ガスを通して
モノクロル酢酸を製造する方法を研究した結果、塩化第
二銅の他に助触媒として第Vlll族金属の塩化物を使
用すれば前記オキシ塩素化法の欠点が著しく改善され、
更に高い容積時間1ヌ率(STY)が得られることを見
出し、本発明をなしたものであって、本発明の要旨は、
塩化第二銅と、周期律表の第V111族金属の塩化物の
少なくとも一種とを相持した触媒の存在下に酢酸を気相
でオキシ塩素化することを特徴とするモノクロル酢酸の
製造法である。
状とした酢酸と塩化水素および酸素の混合ガスを通して
モノクロル酢酸を製造する方法を研究した結果、塩化第
二銅の他に助触媒として第Vlll族金属の塩化物を使
用すれば前記オキシ塩素化法の欠点が著しく改善され、
更に高い容積時間1ヌ率(STY)が得られることを見
出し、本発明をなしたものであって、本発明の要旨は、
塩化第二銅と、周期律表の第V111族金属の塩化物の
少なくとも一種とを相持した触媒の存在下に酢酸を気相
でオキシ塩素化することを特徴とするモノクロル酢酸の
製造法である。
触媒の塩化第二銅および助触媒の第Wl+族金属の塩化
物は、通常固体触媒の相体として用いられるシリカ、ア
ルミナ、シリカアルミナ、活性炭、チタニア等に担持し
て使用される。
物は、通常固体触媒の相体として用いられるシリカ、ア
ルミナ、シリカアルミナ、活性炭、チタニア等に担持し
て使用される。
本発明の複合触媒は、担体粒子に塩化第二銅および第V
l11族金属の塩化物の水溶液を加えてこれを蒸発乾固
し、不活性ガス雰囲気又は空気中で乾燥することに3L
つで簡便に調製することができる。
l11族金属の塩化物の水溶液を加えてこれを蒸発乾固
し、不活性ガス雰囲気又は空気中で乾燥することに3L
つで簡便に調製することができる。
相体に対する塩化第二銅の相持■は、担体11につき1
〜4009.好ましくは100〜300gであって、多
ずぎると不経済であるとともに、相体の細孔を閉塞し、
触媒濃度が高い割には活性が1−からない。第Vlll
族金属の塩化物の相持量は、相体1/につき1〜! 0
09.、好ましくは5−50、ゾである。多ずぎてもそ
の効果が土がらず不経済である。
〜4009.好ましくは100〜300gであって、多
ずぎると不経済であるとともに、相体の細孔を閉塞し、
触媒濃度が高い割には活性が1−からない。第Vlll
族金属の塩化物の相持量は、相体1/につき1〜! 0
09.、好ましくは5−50、ゾである。多ずぎてもそ
の効果が土がらず不経済である。
相体粒子の細孔径は小さずぎると初期活性が高くなりず
ぎ燃焼反応が優先するようになり、大きすぎるとその表
面積が小さくなり、触媒活性が低下する現象があられれ
る。例えは゛、シリカ担体の場合には、細孔径は100
〜150八以上数百A程j印までの範囲であることが好
ましい。担体粒イ径は、反応器の操業形式に応じて適宜
選択できる。
ぎ燃焼反応が優先するようになり、大きすぎるとその表
面積が小さくなり、触媒活性が低下する現象があられれ
る。例えは゛、シリカ担体の場合には、細孔径は100
〜150八以上数百A程j印までの範囲であることが好
ましい。担体粒イ径は、反応器の操業形式に応じて適宜
選択できる。
触媒成分である塩化第二銅および第V間族金属の塩化物
は、反応条件下で塩化物であればよく、例えば価数の違
うものや、有機金属又は塩化物以外の塩を出発物質にし
てもよい。
は、反応条件下で塩化物であればよく、例えば価数の違
うものや、有機金属又は塩化物以外の塩を出発物質にし
てもよい。
反応は気相で行うので、反応温度および圧力は、酢酸お
よび生成物が気体状になり、かつ分解しない範囲で選択
される。選択率の低下が許容出来る範囲内で温度は高い
方が活性が高くなるので好ましい。従って温度は120
〜350℃、好ましくは180〜300℃である。圧力
は常圧〜数kp/Cm2G でよく、反応器の製作が容
易で操業しやすい範囲で選択される。
よび生成物が気体状になり、かつ分解しない範囲で選択
される。選択率の低下が許容出来る範囲内で温度は高い
方が活性が高くなるので好ましい。従って温度は120
〜350℃、好ましくは180〜300℃である。圧力
は常圧〜数kp/Cm2G でよく、反応器の製作が容
易で操業しやすい範囲で選択される。
原料の混合ガス組成は、通常酢酸1モルに対し塩化水素
05〜3モル、酸素01〜1モル程度の範囲が用いられ
、爆発限界を考慮して選択される。
05〜3モル、酸素01〜1モル程度の範囲が用いられ
、爆発限界を考慮して選択される。
酸素の代りに空気を必要酸素の供給可能量用いてもよい
が、若干反応速度が低下するとともに、生成ガスから窒
素分を除去しなければならない難点がある。
が、若干反応速度が低下するとともに、生成ガスから窒
素分を除去しなければならない難点がある。
原料の混合ガスは要するに固体触媒に接触すればよいの
であって、反応型式は、このような場合に通常用いられ
る固体触媒の固定床捷たは流動床反応器を採用できる。
であって、反応型式は、このような場合に通常用いられ
る固体触媒の固定床捷たは流動床反応器を採用できる。
更に第1段階で、酢酸と触媒のみを反応させて酢酸の塩
素化を行ない、次いで第2段階で塩化水素と酸素により
触媒を再生する2段反応法を採用してもよいが、設備操
業ともに若干複雑となる。
素化を行ない、次いで第2段階で塩化水素と酸素により
触媒を再生する2段反応法を採用してもよいが、設備操
業ともに若干複雑となる。
空間速度(SV)は、転化率、選択率、反応器の除熱、
混合ガスの爆発限界、未反応ガスをリサイクルする場合
のガス循環の動力費等を考慮して選択すればよいが、一
般に500 1/hr 以上が経済的である。
混合ガスの爆発限界、未反応ガスをリサイクルする場合
のガス循環の動力費等を考慮して選択すればよいが、一
般に500 1/hr 以上が経済的である。
実施例1〜9、 比較例】〜3
担体粒子に塩化第二銅CuC,e2・2H2oと第〜1
1族金属の塩化物の混合水溶液を添加し、蒸発乾固した
後、100℃で窒素気流中で乾燥、冷却して担体担持触
媒を得た。
1族金属の塩化物の混合水溶液を添加し、蒸発乾固した
後、100℃で窒素気流中で乾燥、冷却して担体担持触
媒を得た。
上記触媒40ccを内径20mのU字型反応管に固定床
として充填し、オイルバスで加熱し、これに170℃に
予熱した原料混合ガスを常圧で流通させて反応を行った
。
として充填し、オイルバスで加熱し、これに170℃に
予熱した原料混合ガスを常圧で流通させて反応を行った
。
その反応の結果を詳細な反応条件とともに第1表に示し
た。また第2表には比較例1〜3として第■1族金属の
塩化物なしの触媒系についても同様の反応条件と結果に
ついて示した。実施例1〜7及び比較例1は酢酸と触媒
の反応および塩化水素と酸素による触媒の再生を1段で
行った場合、実施例8〜9、比較例2〜3け酢酸と触媒
の反応のみを行った場合の例である。
た。また第2表には比較例1〜3として第■1族金属の
塩化物なしの触媒系についても同様の反応条件と結果に
ついて示した。実施例1〜7及び比較例1は酢酸と触媒
の反応および塩化水素と酸素による触媒の再生を1段で
行った場合、実施例8〜9、比較例2〜3け酢酸と触媒
の反応のみを行った場合の例である。
本発明によれば、酢酸の転化率は1φ以上、容積時間収
量(5TY)は2o、9/、g、hr 以上、モノクロ
ル酢酸の選択率は90%以上を達成することができ、副
生物はジクロル酢酸のみで、トリクロル酢酸の生成はト
レース程度であって、工業的に極めて有利である。
量(5TY)は2o、9/、g、hr 以上、モノクロ
ル酢酸の選択率は90%以上を達成することができ、副
生物はジクロル酢酸のみで、トリクロル酢酸の生成はト
レース程度であって、工業的に極めて有利である。
第 2 表
特許出願人 昭和アセチル化学株式会社代理人 弁理士
菊地精− (9)
菊地精− (9)
Claims (1)
- 塩化第二銅と、周期律表の第■族金属の塩化物の少なく
とも一種とを担持した触媒の存在下に酢酸を気相でオキ
シ塩素化することを特徴とするモノクロル酢酸の製造法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57064010A JPS58180453A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | モノクロル酢酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57064010A JPS58180453A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | モノクロル酢酸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58180453A true JPS58180453A (ja) | 1983-10-21 |
JPH0244295B2 JPH0244295B2 (ja) | 1990-10-03 |
Family
ID=13245777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57064010A Granted JPS58180453A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | モノクロル酢酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58180453A (ja) |
-
1982
- 1982-04-19 JP JP57064010A patent/JPS58180453A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0244295B2 (ja) | 1990-10-03 |
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