JP3036938B2 - 飽和炭化水素の酸化方法 - Google Patents
飽和炭化水素の酸化方法Info
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は脂肪族飽和炭化水素の部
分酸化による不飽和含酸素化合物の製造に関する。
分酸化による不飽和含酸素化合物の製造に関する。
【0002】
【従来の技術】プロパン、イソブタンのような飽和炭化
水素の気相酸化による不飽和含酸素化合物の生成反応
は、近年盛んに研究されている。
水素の気相酸化による不飽和含酸素化合物の生成反応
は、近年盛んに研究されている。
【0003】プロパンからアクロレインおよびアクリル
酸の製造方法がいくつか提案されている。例えば、Che
m.Commun.,786(1986)には、TeO(VO)2 P2 O7
系酸化物触媒を使用することによって、また、特開平0
2−67236号には、ほう素とリンを含有する触媒を
使用することによって、更に、特開平02−83346
号には、ビスマス−モリブテン系触媒を使用することに
よって、一段階でアクロレインおよびアクリル酸を製造
する方法が開示されている。
酸の製造方法がいくつか提案されている。例えば、Che
m.Commun.,786(1986)には、TeO(VO)2 P2 O7
系酸化物触媒を使用することによって、また、特開平0
2−67236号には、ほう素とリンを含有する触媒を
使用することによって、更に、特開平02−83346
号には、ビスマス−モリブテン系触媒を使用することに
よって、一段階でアクロレインおよびアクリル酸を製造
する方法が開示されている。
【0004】イソブタンからメタクロレインおよびメタ
クリル酸の製造方法もいくつか提案されている。例え
ば、特開平02−42034号には、モリブデン、リ
ン、および鉄を含むヘテロポリ酸系触媒を使用すること
によって、また、特開平03−20237号には、リ
ン、バナジウム、モリブデン、アンチモンと酸素からな
る触媒を使用することによって、更に、特開平03−1
06839号には、モリブテン、リン、バナジウムと酸
素からなる触媒を使用することによって、一段階でメタ
クロレインおよびメタクリル酸を製造する方法が開示さ
れている。
クリル酸の製造方法もいくつか提案されている。例え
ば、特開平02−42034号には、モリブデン、リ
ン、および鉄を含むヘテロポリ酸系触媒を使用すること
によって、また、特開平03−20237号には、リ
ン、バナジウム、モリブデン、アンチモンと酸素からな
る触媒を使用することによって、更に、特開平03−1
06839号には、モリブテン、リン、バナジウムと酸
素からなる触媒を使用することによって、一段階でメタ
クロレインおよびメタクリル酸を製造する方法が開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの開示された方
法では、収率および選択性が低いので、触媒の改良が望
まれている。本発明は、脂肪族飽和炭化水素の部分酸化
により不飽和含酸素化合物を製造すること、とりわけ、
プロパンから一段階でアクロレインおよびアクリル酸
を、イソブタンから一段階でメタクロレインおよびメタ
クリル酸を製造する有利な方法を提供することを目的と
している。
法では、収率および選択性が低いので、触媒の改良が望
まれている。本発明は、脂肪族飽和炭化水素の部分酸化
により不飽和含酸素化合物を製造すること、とりわけ、
プロパンから一段階でアクロレインおよびアクリル酸
を、イソブタンから一段階でメタクロレインおよびメタ
クリル酸を製造する有利な方法を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、脂肪族飽和炭
化水素を酸素存在下に触媒と接触させて部分酸化して不
飽和含酸素化合物を製造するにあたり、鋭意検討した結
果、触媒として金および/または銀を含有するピロ燐酸
ジバナジル触媒を用いることを特徴とする炭化水素の酸
化方法を見出した。原料の脂肪族飽和炭化水素はプロパ
ン、n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、イソペン
タン、n−ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナンおよ
びデカン等のC3 以上の飽和炭化水素である。
化水素を酸素存在下に触媒と接触させて部分酸化して不
飽和含酸素化合物を製造するにあたり、鋭意検討した結
果、触媒として金および/または銀を含有するピロ燐酸
ジバナジル触媒を用いることを特徴とする炭化水素の酸
化方法を見出した。原料の脂肪族飽和炭化水素はプロパ
ン、n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、イソペン
タン、n−ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナンおよ
びデカン等のC3 以上の飽和炭化水素である。
【0007】本発明において用いられる触媒は、金およ
び/または銀を含有するピロ燐酸ジバナジル触媒であ
る。ピロ燐酸ジバナジル(VO)2 P2 O7 の製造方法
は、水溶媒法と有機溶媒法とに大別され、いずれの方法
を用いても良い。水溶媒法については、例えば、水性媒
体中で五酸化バナジウムを塩酸で還元し、得られた4価
バナジウム化合物を燐酸と反応させる方法(特開昭53
-146992号に)、また燐酸とヒドラジンの混合水溶
液中で五酸化バナジウムを加熱、還元し、更に得られた
溶液を水熱合成して触媒前駆体を生成させる方法(特開
昭58−151313号に)が開示されている。
び/または銀を含有するピロ燐酸ジバナジル触媒であ
る。ピロ燐酸ジバナジル(VO)2 P2 O7 の製造方法
は、水溶媒法と有機溶媒法とに大別され、いずれの方法
を用いても良い。水溶媒法については、例えば、水性媒
体中で五酸化バナジウムを塩酸で還元し、得られた4価
バナジウム化合物を燐酸と反応させる方法(特開昭53
-146992号に)、また燐酸とヒドラジンの混合水溶
液中で五酸化バナジウムを加熱、還元し、更に得られた
溶液を水熱合成して触媒前駆体を生成させる方法(特開
昭58−151313号に)が開示されている。
【0008】有機溶媒法については、例えば5価バナジ
ウム化合物をイソブチルアルコ−ル、イソプロピルアル
コ−ル、ベンジルアルコ−ル、n−アミルアルコ−ル等
のアルコ−ル中で還元し、得られた4価バナジウム化合
物を燐酸と反応させる方法(米国特許第4132670
号に)が開示されている。
ウム化合物をイソブチルアルコ−ル、イソプロピルアル
コ−ル、ベンジルアルコ−ル、n−アミルアルコ−ル等
のアルコ−ル中で還元し、得られた4価バナジウム化合
物を燐酸と反応させる方法(米国特許第4132670
号に)が開示されている。
【0009】本発明におけるピロ燐酸ジバナジルの製造
には、これら方法も使用できる。なお、本発明における
ピロ燐酸ジバナジルのP/V比は0.9〜1.5、好ま
しくは1.0〜1.2である。0.9以下では、完全酸
化が進んで不飽和含酸素化合物の選択率が低下し、1.
5以上では、飽和炭化水素との反応性が低くて飽和炭化
水素の転化率が低下する。
には、これら方法も使用できる。なお、本発明における
ピロ燐酸ジバナジルのP/V比は0.9〜1.5、好ま
しくは1.0〜1.2である。0.9以下では、完全酸
化が進んで不飽和含酸素化合物の選択率が低下し、1.
5以上では、飽和炭化水素との反応性が低くて飽和炭化
水素の転化率が低下する。
【0010】添加する金および銀の原料としては、酸化
物あるいは強熱することにより酸化物になりる得る塩化
物、硫酸塩、炭酸塩、硝酸塩、カルボン酸塩、またはそ
れらの混合物を用いることもできる。これらを添加する
方法として、 乳鉢による機械的混合方法、 (VO)2P2O7製造の途中で金および/または銀を
添加する方法、 (VO)2P2O7またはその前駆体に金および/また
は銀化合物を含浸担持する方法。 などがあり、いずれの方法をも用いることができる。
物あるいは強熱することにより酸化物になりる得る塩化
物、硫酸塩、炭酸塩、硝酸塩、カルボン酸塩、またはそ
れらの混合物を用いることもできる。これらを添加する
方法として、 乳鉢による機械的混合方法、 (VO)2P2O7製造の途中で金および/または銀を
添加する方法、 (VO)2P2O7またはその前駆体に金および/また
は銀化合物を含浸担持する方法。 などがあり、いずれの方法をも用いることができる。
【0011】金あるいは銀の添加量は、ピロ燐酸ジバナ
ジル中のVに対してそれぞれ0.01〜20%、好まし
くは0.1〜10%、より好ましくは0.5〜5%(原
子比)である。0.01%以下では、金および/または
銀の添加効果が少なく、20%以上では、飽和炭化水素
との反応性が低く、必要な反応温度が上昇し、かつ不飽
和含酸素化合物への選択率は低下し、経済的でもない。
ジル中のVに対してそれぞれ0.01〜20%、好まし
くは0.1〜10%、より好ましくは0.5〜5%(原
子比)である。0.01%以下では、金および/または
銀の添加効果が少なく、20%以上では、飽和炭化水素
との反応性が低く、必要な反応温度が上昇し、かつ不飽
和含酸素化合物への選択率は低下し、経済的でもない。
【0012】また、本発明においては、触媒成分は担体
に担持させて用いることもできる。担体としては、例え
ばシリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、マグネシア、
チタニア、ゼオライト等が用いられる。触媒の形状はタ
ブレット、リング、球、微小球(流動床触媒)、押出し
品等、特に制限はない。成形法は圧縮成形、押出し成
形、噴霧乾燥造粒等、公知の方法で行うことができる。
に担持させて用いることもできる。担体としては、例え
ばシリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、マグネシア、
チタニア、ゼオライト等が用いられる。触媒の形状はタ
ブレット、リング、球、微小球(流動床触媒)、押出し
品等、特に制限はない。成形法は圧縮成形、押出し成
形、噴霧乾燥造粒等、公知の方法で行うことができる。
【0013】本発明による触媒を気相接触酸化に用いる
場合に、反応原料である脂肪族飽和炭化水素を空気と混
合するが、空気の代わりに空気と不活性ガスの混合ガ
ス、あるいは酸素と不活性ガスの混合ガスを用いること
もできる。脂肪族飽和炭化水素の濃度は、0.5〜30
%、好ましくは1〜5%の範囲である。脂肪族飽和炭化
水素の部分酸化反応は、250〜550℃の範囲で行わ
れる。反応圧力は減圧、常圧、加圧いずれでも良いが、
一般的に常圧付近で行う。反応は移動床でも流動床でも
固定床でも実施できる。触媒を固定床方式で使用する場
合、原料ガスの空間速度(GHSV)は、1000〜1
00000hr-1、好ましくは、1000〜20000hr
-1の範囲から選ばれる。
場合に、反応原料である脂肪族飽和炭化水素を空気と混
合するが、空気の代わりに空気と不活性ガスの混合ガ
ス、あるいは酸素と不活性ガスの混合ガスを用いること
もできる。脂肪族飽和炭化水素の濃度は、0.5〜30
%、好ましくは1〜5%の範囲である。脂肪族飽和炭化
水素の部分酸化反応は、250〜550℃の範囲で行わ
れる。反応圧力は減圧、常圧、加圧いずれでも良いが、
一般的に常圧付近で行う。反応は移動床でも流動床でも
固定床でも実施できる。触媒を固定床方式で使用する場
合、原料ガスの空間速度(GHSV)は、1000〜1
00000hr-1、好ましくは、1000〜20000hr
-1の範囲から選ばれる。
【0014】
【実施例】以下、本発明による触媒の調製法およびそれ
を用いての反応例を具体的に説明する。実施例中、プロ
パン(CP )とイソブタン(CIB)の転化率、プロパン
から生成するアクロレイン(SAR)とアクリル酸
(SAA)、イソブタンから生成するメタクロレイン(S
MAR )とメタクリル酸(SMAA )の選択率は以下のよう
に定義する。
を用いての反応例を具体的に説明する。実施例中、プロ
パン(CP )とイソブタン(CIB)の転化率、プロパン
から生成するアクロレイン(SAR)とアクリル酸
(SAA)、イソブタンから生成するメタクロレイン(S
MAR )とメタクリル酸(SMAA )の選択率は以下のよう
に定義する。
【0015】CP = (B/A)*100 SAR= (C/B)*100 SAA= (D/B)*100 CIB= (F/E)*100 SMAR =(G/E)*100 SMAA =(H/E)*100 A:供給したプロパンのモル数 B:消費されたプロパンのモル数 C:生成したアクロレインのモル数 D:生成したアクリル酸のモル数 E:供給したイソブタンのモル数 F:消費されたイソブタンのモル数 G:生成したメタクロレインのモル数 H:生成したメタクリル酸のモル数 実施例1 コンデンサー付の蒸留塔および水分離器を備えた反応器
に、五酸化バナジウム15.00g(0.0821mo
l)、ベンジルアルコ−ル 60ml、イソブタノ−ル
90mlを入れ、還流下で2時間加熱した後室温に冷
却し、これに、AuCl3 ・HCl・4H2 O 1.0
0g(2.43mmol)、85%燐酸20.15g
(0.175mol)、イソブタノ−ル 20mlの順
で添加し、再び、還流下で2時間加熱した。得られたス
ラリ−をろ過し、130℃で7時間乾燥した。再度水を
加えて乳鉢でペ−スト状にし、N2 雰囲気下で500
℃、2時間熱処理し、冷却後破砕した。
に、五酸化バナジウム15.00g(0.0821mo
l)、ベンジルアルコ−ル 60ml、イソブタノ−ル
90mlを入れ、還流下で2時間加熱した後室温に冷
却し、これに、AuCl3 ・HCl・4H2 O 1.0
0g(2.43mmol)、85%燐酸20.15g
(0.175mol)、イソブタノ−ル 20mlの順
で添加し、再び、還流下で2時間加熱した。得られたス
ラリ−をろ過し、130℃で7時間乾燥した。再度水を
加えて乳鉢でペ−スト状にし、N2 雰囲気下で500
℃、2時間熱処理し、冷却後破砕した。
【0016】得られた触媒の酸素以外の元素の組成は、
P1.05V1.00Au0.015 で、この触媒を反応器に充填
し、イソブタン3.0%、酸素20.1%、窒素74.
9%容量の混合ガスを反応温度350℃、GHSV=1
2000hr-1の反応条件下で通過させて反応を行った。
得られた生成物を補集してガスクロマトグラフィ−で分
析したところ、イソブタンの転化率が3.2%、メタク
ロレインの選択率が0.5%、メタクリル酸の選択率が
35.7%であった。
P1.05V1.00Au0.015 で、この触媒を反応器に充填
し、イソブタン3.0%、酸素20.1%、窒素74.
9%容量の混合ガスを反応温度350℃、GHSV=1
2000hr-1の反応条件下で通過させて反応を行った。
得られた生成物を補集してガスクロマトグラフィ−で分
析したところ、イソブタンの転化率が3.2%、メタク
ロレインの選択率が0.5%、メタクリル酸の選択率が
35.7%であった。
【0017】実施例2 実施例1と同一の触媒を用い、反応ガスをプロパン、反
応温度を400℃にする以外は同様の条件で反応を行っ
たところ、プロパンの転化率が4.2%、アクロレイン
の選択率が3.7%、アクリル酸の選択率が5.7%で
あった。
応温度を400℃にする以外は同様の条件で反応を行っ
たところ、プロパンの転化率が4.2%、アクロレイン
の選択率が3.7%、アクリル酸の選択率が5.7%で
あった。
【0018】比較例1 実施例1に準じて、V−P−Oの組成の金および/また
は銀を添加しない触媒を調製し、実施例1と同一条件で
反応したところ、イソブタンの転化率が2.7%、メタ
クロレインの選択率が1.8%、メタクリル酸の選択率
が21.8%であった。
は銀を添加しない触媒を調製し、実施例1と同一条件で
反応したところ、イソブタンの転化率が2.7%、メタ
クロレインの選択率が1.8%、メタクリル酸の選択率
が21.8%であった。
【0019】比較例2 実施例1に準じて、V−P−Oの組成の金および/また
は銀を添加しない触媒を調製し、実施例2と同一条件で
反応したところ、プロパンの転化率が4.6%、アクロ
レインの選択率が3.0%、アクリル酸の選択率が4.
5%であった。
は銀を添加しない触媒を調製し、実施例2と同一条件で
反応したところ、プロパンの転化率が4.6%、アクロ
レインの選択率が3.0%、アクリル酸の選択率が4.
5%であった。
【0020】実施例3 実施例1において、金の代わりに銀を用いる以外は、同
様な反応を行った。得られた結果も、同様である。
様な反応を行った。得られた結果も、同様である。
【0021】実施例4 実施例2において、金の代わりに銀を用いる以外は、同
様な反応を行った。得られた結果も、同様である。
様な反応を行った。得られた結果も、同様である。
【0022】
【発明の効果】本発明の脂肪族飽和炭化水素の部分酸化
により不飽和含酸素化合物を製造すること、とりわけ、
プロパンから一段階でアクロレインおよびアクリル酸
を、イソブタンから一段階でメタクロレインおよびメタ
クリル酸を製造する有利な方法を提供することができ、
本方法により得られた触媒は、従来の触媒に比べ不飽和
含酸素化合物収率が高く、その工業的価値はきわめて大
きいといえる。
により不飽和含酸素化合物を製造すること、とりわけ、
プロパンから一段階でアクロレインおよびアクリル酸
を、イソブタンから一段階でメタクロレインおよびメタ
クリル酸を製造する有利な方法を提供することができ、
本方法により得られた触媒は、従来の触媒に比べ不飽和
含酸素化合物収率が高く、その工業的価値はきわめて大
きいといえる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07C 57/055 C07C 57/055 B // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (56)参考文献 特開 平3−106839(JP,A) 特開 平3−20237(JP,A) 特開 平2−42034(JP,A) 特開 平2−42032(JP,A) 特開 平2−83348(JP,A) 特開 昭59−36546(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 27/12 310 C07C 45/28 C07C 47/22 C07C 57/05 C07B 61/00 300
Claims (2)
- 【請求項1】 脂肪族飽和炭化水素を酸素存在下に、触
媒として金および/または銀を含有するピロ燐酸ジバナ
ジル触媒を用いることを特徴とする不飽和含酸素化合物
を製造する方法。 - 【請求項2】 脂肪族飽和炭化水素を不飽和含酸素化合
物に部分酸化するための金および/または銀を含有する
ピロ燐酸ジバナジル触媒
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344667A JP3036938B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 飽和炭化水素の酸化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344667A JP3036938B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 飽和炭化水素の酸化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05178774A JPH05178774A (ja) | 1993-07-20 |
JP3036938B2 true JP3036938B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=18371052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3344667A Expired - Fee Related JP3036938B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 飽和炭化水素の酸化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3036938B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06199731A (ja) * | 1993-01-05 | 1994-07-19 | Mitsui Toatsu Chem Inc | α,β−不飽和アルデヒドの製造方法 |
US5864051A (en) * | 1997-11-10 | 1999-01-26 | Uop | Selective oxidation catalyst process for preparing the catalyst and process using the catalyst |
JP4269437B2 (ja) | 1999-10-12 | 2009-05-27 | 住友化学株式会社 | メタクリル酸の製造方法 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3344667A patent/JP3036938B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05178774A (ja) | 1993-07-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |