JPS581761B2 - デンシテキシヨウテンケンシユツソウチ - Google Patents

デンシテキシヨウテンケンシユツソウチ

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JPS581761B2
JPS581761B2 JP7168675A JP7168675A JPS581761B2 JP S581761 B2 JPS581761 B2 JP S581761B2 JP 7168675 A JP7168675 A JP 7168675A JP 7168675 A JP7168675 A JP 7168675A JP S581761 B2 JPS581761 B2 JP S581761B2
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JP7168675A
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菊池和夫
竹田英臣
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は従来肉眼で行なわれているカメラなどの光学機
器における合焦検出操作を光電的に行なう電子的焦点検
出装置に係るものである。
電子的焦点検出装置についてはスライドプロジエクター
など、使用条件の限定された範囲内で一部実限されてい
るものもある。
しかしながらカメラなどのように極めて多様な環境の下
で使用される光学機器については末だその実現をみてい
ない。
以下特にカメラを例に挙げて本発明を説明するが、本発
明を他の光学機器、例えば8ミリカメラ、映写機、顕微
鏡等に応用することはその機構上可能なことである。
カメラにおいては、そのピント合わせを電子化すること
によって速写性或はピント合わせの熟練等の操作性を改
良し、撮影時における煩雑さから撮影者を解放するとい
う利点がある。
このような需要に対してこれまで数多くの方式が提案さ
れてきた。
例えば第1番目の例としてはCdSなどの光導電素子に
特有なコントラスト感応特性を利用する方法がある。
また第2番目の例としては焦点面に設置した受光素子或
はピンホールを光軸方向または光軸と直角方向に振動さ
せることによって得られる光電出力を利用するものがあ
る。
更に第3番目の例としてはレンズシャッター付35ミリ
カメラに用いられている距離計連動方式の焦点検出装置
を電子化したものなどがある。
さてここでカメラに装着町能な電子的焦点検出装置に要
求される条件を考えてみる。
まず携帯用であることから、第1番目に小型軽量である
ことが望まれ、更に第2番目の条件として装置における
消費電力が小さいことが挙げられる。
第3番目はカメラ保持者の手ブレに影響されることなく
、常に安定した合焦検出が行なえることである。
第4番目は1眼レフカメラなどのようなレンズ交換の可
能性を否定せず、如何なる焦点距離のレンズ下でも機構
を何ら変更することなく合焦検出が可能なことである。
第5番目は高感度、高速応答であるという条件である。
これらの条件から前述した方式を検討すれば、未だ上記
粂件を全て満たすものはないことがわかる。
まず第1番目の例を考えてみると、光導電素子は一般に
高速応答性が悪く、且つ構造上厳密に特性の揃った2個
の素子を作製することが極めて困難であるために、両者
の差をとることによって手ブレの影響を除くことが不可
能である。
次に第2番目の方式ではモーターなとの駆動源を必要と
するために、第1及び第2番目の条件を満足できないこ
とは明白である。
第3番目の方法は第1〜第3番目の条件を満たす可能性
はあるが、第4番目の条件を満たすことができない。
それは原理上明白な事実である。
尚この方法については後で詳述する。
本発明の目的とするところは、このように従来公知の方
式が満たすことのできなかった前記条件を総て満足し、
且つ露出調整用の測光機能をも併せもつようになしたこ
とを特徴とする極めて実用的な電子的焦点検出装置を提
供することである。
本発明の原理を具体的に述べれは、従来のカメラに具備
されているスプリットプリズムを用いたピント調節装置
を電子化したものであるといえる。
この原理に基づき且つ本発明に類似した発明としていく
つかの例をみることができる。
しかしながらこれらの方法はいずれも従来のピント調節
方式を単に電子化したものであって、本発明とは異るば
かりでなく、以下に述べるように極めて不都合な点があ
り、実用的であるとはいえない。
また前記条件のいくつかを欠くことも明白である。
例えば第1図に示した特許公告昭47−4090は焦点
面に配置したスプリントプリズム3による分離像21を
2個の受光素子4a,4b上に結ばせ、その上下像が合
致した時両素子4a,4bの出力差が零となることを利
用したものである。
これは所謂上下像合致方式を電子化したものである。
いま説明を容易にするため受光素子4a ,4bの代り
に受光素子列5a ,5bを設置したものを考えてみる
この場合各々の素子出力をa1, a2,・・・・・・
,a7, b1, b2,・・・・・・b7とする(以
下では素子自体を斯く表示する場合もある)と、焦点不
整合の場合にはスプリントプリズム3の働きによって像
がズレるために となり、他方焦点整合の場合には上下像が一致するため
に となり、合焦位置を検出することができる。
ところがこの方法では第2−b図の如く像が受光素子列
に対して傾いている場合には、上下像が一致し焦点不整
合時と区別かで)ないので焦点検出カ困難である。
このことは対になっている上下の素子上で占める像面積
の差から明らかである。
またピント合わせ操作中における手ブレを考えてみると
像と受光素子列との位置関係が、或瞬間には第2−a図
の如く好ましい状態であっても、次の瞬間には第2−b
図のような状態になる確率は極めて大である。
このように従来法では像と受光素子との位置関係の焦点
検出性能に及ぼす影響が極めて大であり、実用に適さな
いということが4つかる。
ここで従来法における難点の原因を考えてみると、合焦
時に際して両受光素子列5a,5b(又は4a ,4b
)が互に像2’の異る位置の光量を受光しているためで
あることがわかる。
本発明の特徴とするところであり、且つ既に公知の方法
と大きく異るところは、光路分割器によって得られた二
つの光路中にそれぞれスブリットプリズムを配し、その
後に設置したそれぞれの受光素子列が合焦時に際して像
の同じ位置の光情報を受光するようになし、この難点を
解決したことである。
従って本発明は手ブレに影響されず、且上述した必要条
件を総て充たすことができ、極めて実用的であるといえ
る。
次に図に従って本発明を詳述する。
第3図は1眼レフカメラに本発明の装置を組込んだ場合
の一実施例を示したものである。
撮影レンズ1を通過した光はクイックリターンミラー7
によって上方に反射し、フイルム6面と等価位置にある
焦点板12上に結像する。
焦点板12上の像はコンデンサレンズ13、ペンタプリ
ズム14、及びルーペ15を通して目16によって観察
される。
一方撮影レンズ1を通過した光束の一部はクィックリタ
ーンミラー7に明けられた穴を通過しミラー8によって
下方に導かれる。
この光束は光路分割器9によって更に2分割された後、
それぞれフィルム面と等価位置にある屈折用光学部材(
以下プリズムと称する)10a,10b及ひリレーレン
ズ11a,1lbを通過して受光素子列5a及ひ5b上
に結像する。
ここで光路分割器9としてはハーフミラー或は光路分割
用プリズムを用いることができ、その分割面での透過対
反射の光量比は1対1であるとする。
また受光素子列5a及ひ5b上の各受光素子は、例えば
a1とb1,a2とb2,・・・・・・a7とb7のよ
うに各対ごと光学的に同一場所に配置されているものと
する。
(以下a1とb1,a2とb2・・・・・・を各々素子
対と称する。
)第4図は電気的処理回路の一実施例を示したものであ
り、1−1.18−2,……,18−7は差動増幅器、
19−1,19−2,……19−7は絶対値回路であり
、20は加算器である。
次に本装置の動作を述べる。
いま眼16によって焦点板12−Lに観察される像が焦
点不整合であったとすると、下方に導かれて受光素子列
5a及び5b上に結像する光束は、焦点板12と光学的
に等距離にあるプリズム10a及ひ10bによって折り
曲けられ、第5−a図のように左右に分離する。
ここで各素子対a1とb1,a2とb2,……,a7と
b7はそれぞれ像に対して光学的に同じ場所に位置し、
且つ光学像17a及び17bは光学的に同一の像である
ために、各々の受光素子対の出力を差動増幅器18−1
,18−2,……,18−7で差動増幅した後に絶対値
回路19−L19−2,……,19−7に加え、その出
力を加算器20で加算した値は非零である。
これを数式で簡単に示せば となる。
焦点板12上の観察像力憔点整合の状態である場合には
、第5−b図に示したように受光素子列5a及ひ5b上
に結像した像17a及び17bは分離することなく各受
光素子対中の各々の素子には同一像が結ばれ、各素子対
の差動出力は零となる。
従って加算器20の出力はとなり、同加算器20の出力
をメータなどで表示することによって焦点整合を確認す
ることができる。
次に像が受光素子列5a,5bに対して傾斜して結像し
た場合を考えてみる。
この場合焦点不整合の状態では第5−c図に示したよう
に、同素子列5a及び5b上の傾斜像17a,17bは
プリズム10a及ひ10bの働きによって分離するので
、各受光素子対内の出力差は非零となる。
ところが焦点整合の状態では、第5−d図に示したよう
に、前記傾斜像17a,17bは分離することなく、各
受光素子対中の各々の素子には同一像が結ばれるので各
素子対内の出力差は零となって(2)式が成立する。
従って各差動増幅器1B−1.18−2,……18−1
及び加算器20の出力も零となり、整合状態が検出され
る。
更に焦点合わせ操作中に手ブレが生じた場合を考えてみ
る。
焦点不整合の場合には前述の如く各素子対中の素子の出
力差は勿論非零となる。
焦点整合の場合には前述の如く、如何なる瞬間において
も各素子対内の両素子には同一の像が結像しているので
、その出力差は常に零となる。
従って仮令焦点調節中に手ブレが生じても焦点整合の状
態では加算器20の出力は常に零となり、これをメータ
ー又はランプ又はLEDを用いて表示することによって
安定した焦点検出を行うことができる。
本発明と第1図及び第2図に示した従来の発明の手ブレ
が存在した場合の検出出力の差異を明瞭に示したものが
第6図である。
図においてFは焦点位置(或はフイルム向)を表わし、
その左右は所謂前ビン、後ピンの状態を表わす。
縦軸は、両発明に第4図に示した処理回路を適用した場
合の検出出力である。
第6−a図は手ブレが存在しない場合を示したもので両
発明に共通である。
この場合は前述のように安定した焦点検出がなされる。
但し従来の発明で像が受光素子列に対して傾斜している
場合はこの限りでないことは前述の通りである。
第6−b図は手ブレが存在する場合の従来法の出力を示
したものである。
このように従来法においては、手ブレの影響によって焦
点面Fにおいて出力が一定せず変化するために、焦点整
合状態を見極めることは凡そ困難である。
第6−c図は同じく本発明について示したものである。
本発明においては前述のように各素子対中の両素子は光
学的に同一場所に存在するから、焦点整合の状態では両
素子の出力差は同図の如く手ブレに拘らず常に零となり
安定した焦点検出が約束される。
尚本発明においても第6−c図のように焦点面F前後で
手ブレによる出力変化が生じるが、この変化分は焦点F
に近づくに従って小さくなるので、焦点Fの検出に何ら
不都合を与えない。
さてここで前述したカメラに装着する電子的焦点検出装
置の満たすべき条件を振り返って考えてみる。
本発明では光路分割器及びプリズムなどの小型光学部品
で構成され、且モーターなどの駆動装置を必要としない
ので第1及び第2番目の小型軽量で消費電子が少ないと
いう条件を満足することは明らかである。
また第3番目の手ブレの問題を解決したことも前述の説
明から明らかである。
また本発明は第3図に示したように撮影レンズを通過し
た光束の一部を利用することができるので第3番目のレ
ンズ交換の条件をも満たすことができる。
更に本発明は焦点検出の原理として像のずれを用いてい
るので高感度であり、また受光素子列としてフォトダイ
オード或はフォトトランジスタのアレイを用いれば高速
応答が可能となり第5番目の条件をも満たすことができ
る。
このように本発明は従来解決されなかった種々の問題を
一挙に解決した極めて実用的なものである。
以上の説明から明らかになったように、本発明はプリズ
ムによって2個の受光素子列上に生じる像のズレ量が合
焦時に零になることを利用するものである。
この原理に類似した方法として例えば特公昭49−71
61或は特開昭50−39543にみられるようにレン
ズシャツタ付35ミリカメラに多用されている距離計連
動方式を電子化したものがあるが、これは以下に示すよ
うにいすれも本発明とは異るものである。
周知のように距離計連動方式においては撮影レンズと連
動する焦点調節用の補助光学系がつくる像のズレを用い
るものである。
前記引用特許はどちらもこの原理を電子化したものであ
り、この点においては本発明と同一であるような印象を
与える。
ところが本発明が前述のように撮影レンズを通過した光
束を用いるのに対して、前記引用特許に示される方法は
撮影レンズとは別途に設けた補助光学系を用いるもので
ある。
それ故に次に示すような難点を有している。
第1は撮影レンズの運動を補助光学系に伝達する機構が
必要なことである。
第2は前記伝達機構及び前記補助光学系における基線長
などの諸値は使用する撮影レンズの焦点距離に依存する
ためにレンズ交換の度にそれを所定の値に変換する必要
があり、前述の第4番目の条件を満たさないことである
第3はこの方式においては像のズレ方向が一方向に限定
されるために、例えば書物が積重なったような被写体に
対しては動作不能に陥る危険性があることである。
これに対し本発明は撮影レンズを通過した光束を用いる
ために連動機構が不要であり、且レンズ交換に際しても
何ら不都合を生じない。
更に又以下の改良の項に述べるように、方向の異なる複
数のプリズムを用いることによって、像のズレ方向を制
御することができる。
このように本発明は前記引用特許に示された方法には無
い特徴を有し、且方式面及び性能面において全く異るも
のであることが明らかである。
以上では本発明の基本的な構成を述べたが、次に述べる
ような装置、或は改良により更に性能を高めることがで
きる。
第7図は前記光路分割器9とプリズム10a及び10b
を一体化することによって、小型化と製作調整との簡便
化を計ったものである。
第7−a図は前記プリズム10a,10bを光路分割器
9の各面に貼合わせた状態を示す。
これは同b図のような2つのプリズムを製作してバルサ
ムなどで貼合わせてもよい。
その他ここでは図示されていないが、プリズムを一方の
光路中のみに挿入しても充分実用に耐え得る。
第8図は電子的処理回路の他の例を示したものである。
受光素子列5a又は5bとしてフォトダイオードアレイ
a1,a2,……,a7及びb1,b2,……,b7を
用い、各素子対の両素子を図のように結線すれば、該素
子中に発生ずる光電流は互に逆方向になるので、前記差
動増幅器18−1,18−2,……,18−7が省略で
き、回路が簡略化される。
またこれまでの説明では使用する受光素子列5a,5b
としては第5図のように直線状に等間隔に並んだものを
示したが、そのような必要はなく円形に並んだものであ
っても、マトリックス状であっても、また等間隔でなく
てもよい。
但しその場合も各素子対中の各素子は分割された2つの
像面内で光学的に同一の場所に位置しなければならない
また焦点整合、不整合を表示する手段としては、例えば
同加算器20の出力の焦点而F付近の信号を第6図に示
した適当な閾値V0を有するシュミットトリガー回路で
検出し、メーター、ランプ或はLEDで表示する方法が
可能である。
その他焦点F付近での信号が微小であることを利用して
、加算器20の出力を増幅度の極めて大きい増幅器で増
幅することによって、F近辺の信号と他とを区別し表示
することも可能である。
第9図は屈折方向の異る2個のプリズムを用いて像のズ
レ方向が二方向になるように改良した例を示したもので
ある。
この場合各受光素子列5a,5b上に生じる像は、プリ
ズム21a及び2lbによって水平方向にズレ、同22
a及ひ22bによって垂直方向にズレるので、一方のプ
リズムで検知できないような被写体(例えば積重ねられ
た書物など)でも、他方のプリズムによって検知され、
被写体に限定されるような事態が生じない。
この場合用いる受光素子列5a,5bとしてはマトリッ
クス状のものが適当である。
第10図はリレーレンズ11a,11bとして円筒レン
ス23a,23bを用い、同レンズの軸方向が受光素子
列5a,5bの並び方向に対して垂直になるように設置
することによって性能を更に向上せしめた例を示したも
のである。
周知のように円筒レンズによる像は同レンズの軸方向に
直線状に結像するために、プリズム10a,10bによ
り像のズレが明確になり、検出能力を高めることができ
る。
第11図は焦点検出と同時に露出調整をも行うことを目
的とした受光素子列の例を示したものである。
焦点検出用受光素子と露出調整用の受光素子(以下露出
用素子と称する)を別々に取付けることは空間的な面か
ら或は経済性からも好ましくないことは明白である。
この観点から本発明では焦点検出用の受光素子列と同一
の基盤上に、例えばスリガラスなどのように光を拡散す
る拡散部材をその直前に設置した露出用素子を設け、露
出調整のための測光をも同時に行なえるようにしてある
ここで露出用素子の直前に拡散部材を配置するのは、露
出調整のための光情報としては焦点面で結像したものよ
り拡散光の方が適するからである。
第11−a図は共通の基盤26上に円形に配列した受光
素子a1,a2,……,a8と露出用素子24(斜線で
示した)を設けた例を示したものである。
同素子24の直前には拡散部材25が取付けられている
露出調整のための電気的処理は、前述の処理回路とは別
途に設けた電子回路で処理されるが、その技術は既に公
知であるのでここでは省略する。
尚図示のように同一基盤上に多くの素子を作製すること
は現在のIC技術で容易になされるものである。
第11−b図は直線状に配列した焦点検出用の受光素子
列a1,a2,……,a5の近辺に露出用素子24及ひ
拡散部材25を配置した例を示したものである。
このように本発明に前記改良を加えることによって焦点
検出と露出調整のための測光が同一場所で同時になされ
、更に性能の向上が計れる。
尚ここで示した焦点検出用の受光素子の近辺に、その直
前に拡散部材を配した露出用素子を併置する技術は本発
明の焦点検出装置に限らず、他の方式を用いた焦点検出
装置に併用できることは明白である。
例えは以上に例示した従来の発明、或は受光素子列を順
次走査する類の焦点検出装置に利用して露出調整のため
の測光を同時に行うことが可能である。
以上の説明で明らかになったように、本発明は小型軽量
で消費電力が少なく、また従来の多くの発明が解決し得
なかった手ブレの問題をも解決し更に高速高感度であり
、どのような型のカメラにも装着しうるなどの特徴を有
し、極めて実用的な電子的焦点検出装置を提供するもの
である。
更に露出調整用の測光をも同時に行なうようになしたこ
とも本発明の大きな特徴である。
尚以上では述べなかったが、本発明からなる電子的焦点
検出装置にサーボアンプ及びサーボモーター等を付加す
ることによって自動焦点調節装置に発展させることが可
能なことはいうまでもない。
このように本発明は極めて実用的な特徴を多く有し光学
産業の発展に貢献するところ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の発明を示したものである。 1……撮影レンズ、2……被写体、24……被写体像、
スプリットプリズム、4a,4b……受光素子。 第2図は受光素子列に結像した像と素子の関係を示した
ものである。 5a,5bは各々a1,a2……,a7及ひb1,b2
,……,b7からなる受光素子列である。 第3図は本発明の一実施例を示したものである。 6……フィルム、7……クィックリターンミラー、8…
…ミラー、9……光路分割器、10a,10b……プリ
ズム、11a,11b……リレーレンズ、12……焦点
板、13……コンデンサーレンス、14……ペンタプリ
ズム、15……ルーペ、16……眼。 第4図は電子的処理回路を示したものである。 18−1.18−2,……,18−1……差動増幅器、
19−1.19−2,……,19−1……絶対値回路、
20……加算器。 第5図は本発明における受光素子列5a,sbと前記光
路分割器9によって得られた像17a,17bの関係を
示したものである。 aは焦点不整合、bは焦点整合、の状態を示し、c,d
は傾斜像の場合の焦点整合及び不整合の状態を示す。 第6図は加算器20の出力を示したもので、aは従来の
発明及び本発明について手ブレがない場合の両者の出力
であり、bは手ブレが存在する場合の従来の発明による
信号であり、Cは同じく本発明のそれを示したものであ
る。 F……焦点、Vo……シュミットトリガー回路の閾値。 第γ図は光路分割器9とプリズム10a,10bを一体
化した例を示したものである。 aは両者をはりつけたものであり、bは単体で作製した
ものである。 第8図は電子的処理回路の他の例を示したものである。 第9図は複数のプリズムを用いて方向性をなくした例を
示したものである。 第10図は円筒レンズ23a,23bを用いて性能の向
上を51つた例を示したものである。 第11図は焦点検出用受光素子列a1,a2+……,a
Bと同一基盤26上に露出用素子24及ひ拡散部材25
を設置した例を示したものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 撮影光学系中に設置された光路分割器と、該光路分
    割器によって得られる複数の光路中の夫々にあってフイ
    ルム面と等価の位置に配置されたスペリソトプリズムの
    ような屈折用光学部材と、該屈折用光学部材の夫々の後
    にあって合焦時にのみ上記屈折用光学部材によって結像
    された像が同じ位置で受光するように配置された受光素
    子列と、夫々の受光素子列からの出力を比較する信号処
    理回路とからなる電子的焦点検出装置。
JP7168675A 1975-06-13 1975-06-13 デンシテキシヨウテンケンシユツソウチ Expired JPS581761B2 (ja)

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