JPS58175269A - ポリアセチレン2次電池 - Google Patents
ポリアセチレン2次電池Info
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- JPS58175269A JPS58175269A JP57057521A JP5752182A JPS58175269A JP S58175269 A JPS58175269 A JP S58175269A JP 57057521 A JP57057521 A JP 57057521A JP 5752182 A JP5752182 A JP 5752182A JP S58175269 A JPS58175269 A JP S58175269A
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- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/60—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of organic compounds
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリアセチレンを用いた2次電池の放電効率を
高めることを目的とする。
高めることを目的とする。
ポリアセチレンを正極まだは負極に利用する2次電池は
、すでに知られている(特開昭56−136469号公
報)。この2次電池の充放電反応は、充電時に、正負極
に用いられるポリアセチレン中に電解液中の電解質であ
るアニオン、カチオンがドープされ、放電時においては
、ポリアセチレン中にドープされたアニオン、カチオン
が再び電解液中に出てくる反応である。す々わち、1モ
ル/aの過塩素酸リチウム(L iCfloa )
を溶解させたグロピレンカーボネート(PC)を電解液
に用い、正極、負極共ポリアセチレンを用いた場合の充
電反応は次の(1)式、(2)式で表わされ、放電反応
の場合には、これらの逆反応となる。
、すでに知られている(特開昭56−136469号公
報)。この2次電池の充放電反応は、充電時に、正負極
に用いられるポリアセチレン中に電解液中の電解質であ
るアニオン、カチオンがドープされ、放電時においては
、ポリアセチレン中にドープされたアニオン、カチオン
が再び電解液中に出てくる反応である。す々わち、1モ
ル/aの過塩素酸リチウム(L iCfloa )
を溶解させたグロピレンカーボネート(PC)を電解液
に用い、正極、負極共ポリアセチレンを用いた場合の充
電反応は次の(1)式、(2)式で表わされ、放電反応
の場合には、これらの逆反応となる。
正極において (CH)”xcJ204−” [CH(
Cn04:)+xe・・・・・・(1) 負極において (CH)+xLi++Xe −’ (C
HLix)・・・・・・(2) (1)式、(2)式中(CH)はポリアセチレンである
。
Cn04:)+xe・・・・・・(1) 負極において (CH)+xLi++Xe −’ (C
HLix)・・・・・・(2) (1)式、(2)式中(CH)はポリアセチレンである
。
ポリアセチレンが2次電池の電極材料となりうろことは
知られているが、ポリアセチレンの物性により電池の特
性がどのように変るかはまだ知られていない。
知られているが、ポリアセチレンの物性により電池の特
性がどのように変るかはまだ知られていない。
実験によればポリアセチレンを正極、負極に用いる2次
電池として、例えば1モル/L のL iCj! 04
を溶解させたPCを電解液に用いた場合、0.03mA
/J以下の電流密度で充放電を行う場合には、放電効率
は80%程度と良好であったが、0.5+nA/cJ以
上の充放電においては、放電効率は30%以下となり、
著しく低下するという欠点があった。ここで言う放電効
率とは、正極の場合リチウム照合電極に対して、4.2
VKなるまで充電した電気量に対して、リチウム照合電
極に対して2.OVになるまで放電した時の電気量の割
合である。
電池として、例えば1モル/L のL iCj! 04
を溶解させたPCを電解液に用いた場合、0.03mA
/J以下の電流密度で充放電を行う場合には、放電効率
は80%程度と良好であったが、0.5+nA/cJ以
上の充放電においては、放電効率は30%以下となり、
著しく低下するという欠点があった。ここで言う放電効
率とは、正極の場合リチウム照合電極に対して、4.2
VKなるまで充電した電気量に対して、リチウム照合電
極に対して2.OVになるまで放電した時の電気量の割
合である。
負極の場合には、リチウム照合電極に対して0.2Vに
なるまで充電した電気量に対して、リチウム照合電極に
対して2.OVになるまで放電した電気量の割合いであ
る。
なるまで充電した電気量に対して、リチウム照合電極に
対して2.OVになるまで放電した電気量の割合いであ
る。
本発明は上記従来技術にもとづき、大きい電流密度で充
放電を行っても、放電効率の良好となるポリアセチレン
2次電池を提供するものである。
放電を行っても、放電効率の良好となるポリアセチレン
2次電池を提供するものである。
詳しくは、ポリアセチレンの赤外吸収スペクトルより、
1300〜1340crn付近の吸光ピークの吸光度が
710〜740m 付近の吸光ピークの吸光度に比べ
0.2倍以上であるポリアセチレンを用いることにより
、上記目的を達成するものである。
1300〜1340crn付近の吸光ピークの吸光度が
710〜740m 付近の吸光ピークの吸光度に比べ
0.2倍以上であるポリアセチレンを用いることにより
、上記目的を達成するものである。
ポリアセチレンは、チタンブトキシド[T i (OC
4Hg)4]とテトラエチルアルミニウム[Jfi (
C,2H6)3]を触媒とし、アセチレンガスより合成
される。ポリアセチレンに、電気化学的にイオンをドー
プしたり、あるいはポリアセチレン中よりイオンを取り
出したりできるのは、ポリアセチレンが共役2型詰合を
有しているためであると考えられている。本発明は、こ
の共役2型詰合の大きさと2次電池用電極としての有用
性において最適範囲を得るものである。ポリアセチレン
の赤外吸収スペクトルでは44ocrn−1付近、 7
20787+1−’付近e 1010cwr−1付近。
4Hg)4]とテトラエチルアルミニウム[Jfi (
C,2H6)3]を触媒とし、アセチレンガスより合成
される。ポリアセチレンに、電気化学的にイオンをドー
プしたり、あるいはポリアセチレン中よりイオンを取り
出したりできるのは、ポリアセチレンが共役2型詰合を
有しているためであると考えられている。本発明は、こ
の共役2型詰合の大きさと2次電池用電極としての有用
性において最適範囲を得るものである。ポリアセチレン
の赤外吸収スペクトルでは44ocrn−1付近、 7
20787+1−’付近e 1010cwr−1付近。
1260m−’付近、 1340cm−’付近、 30
00c1n−’付近に吸収ピークが存在する。このうち
72oc1n−1付近のピークは、C−H面外変角振動
とされているが、多くのピークについては帰属が不明で
共役2型詰合による振動についても不明であった。
00c1n−’付近に吸収ピークが存在する。このうち
72oc1n−1付近のピークは、C−H面外変角振動
とされているが、多くのピークについては帰属が不明で
共役2型詰合による振動についても不明であった。
各種ポリアセチレンを合成し、これらを2次電池の電極
上に用い、0.5mA/Jの充放電より放電効率を実測
し、赤外吸収スペクトルとの相関性を検討し、134’
Ocm−’付近のピークと放電沖率がだいたい相関して
いることを明らかにした。この1340cm−’付近の
ピークが共役2型詰合の振動スペクトルであろうと推定
した。
上に用い、0.5mA/Jの充放電より放電効率を実測
し、赤外吸収スペクトルとの相関性を検討し、134’
Ocm−’付近のピークと放電沖率がだいたい相関して
いることを明らかにした。この1340cm−’付近の
ピークが共役2型詰合の振動スペクトルであろうと推定
した。
しかし、赤外吸収スペクトルの吸光度は、ポリアセチレ
ンの厚さにより変化する。薄いものは小さく、厚いもの
は大きい。72ocrn−1付近のピークは、C−H振
動とされており、共役2型詰合の大きさにはあまり関係
しないと考え、このピークの大きさがポリアセチレンの
厚さを示していると推定した。そこで1340.−’付
近のピークの吸光度の、720crn 付近のピーク
の吸光度との比率を求め、放電効率との相関性を調べる
と、よい相関性が得られた。
ンの厚さにより変化する。薄いものは小さく、厚いもの
は大きい。72ocrn−1付近のピークは、C−H振
動とされており、共役2型詰合の大きさにはあまり関係
しないと考え、このピークの大きさがポリアセチレンの
厚さを示していると推定した。そこで1340.−’付
近のピークの吸光度の、720crn 付近のピーク
の吸光度との比率を求め、放電効率との相関性を調べる
と、よい相関性が得られた。
〔実施例1〕
ポリアセチレンとして、2 cm X 2 cm、厚さ
0.13路、重量が21キで、赤外吸収スペクトルにお
いて、720crn 付近の吸収ピークの吸光度(以
後A72゜と略す)に対する1340z−’付近の吸収
ピークの吸光度(以後A134oと略す)の比率
lA1340/A720 が0.15のものを用い
た。このポリアセチレンを導電性カーボン塗料を用いて
、チタン板上に接着し、チタン板上の端よりチタン線を
用いてリードを取った。この電極の断面図を第1図に示
す。図中1はポリアセチレン、2はカーボン塗料、3は
チタン板、4はチタン線である。
0.13路、重量が21キで、赤外吸収スペクトルにお
いて、720crn 付近の吸収ピークの吸光度(以
後A72゜と略す)に対する1340z−’付近の吸収
ピークの吸光度(以後A134oと略す)の比率
lA1340/A720 が0.15のものを用い
た。このポリアセチレンを導電性カーボン塗料を用いて
、チタン板上に接着し、チタン板上の端よりチタン線を
用いてリードを取った。この電極の断面図を第1図に示
す。図中1はポリアセチレン、2はカーボン塗料、3は
チタン板、4はチタン線である。
このポリアセチレン電極を正極とする。負極には2 (
y(X 2014、厚さ1msのリチウム板を用い、リ
ードとしてはニッケル線を用いた。正極と負極の間には
、短絡を防止するためにポリプロピレン製のセパレータ
を置いた。電解液には1モル/2のLiCf!、04を
溶解させたPCを用いた。また照合電極として負極と同
一構成のリチウムを用い、正極。
y(X 2014、厚さ1msのリチウム板を用い、リ
ードとしてはニッケル線を用いた。正極と負極の間には
、短絡を防止するためにポリプロピレン製のセパレータ
を置いた。電解液には1モル/2のLiCf!、04を
溶解させたPCを用いた。また照合電極として負極と同
一構成のリチウムを用い、正極。
負極と接触しないように電槽中に置いた。
まず0.12mAで24時間充電した後、0.12mA
で正極の電位がリチウム照合電極に対して2.OVにな
るまで放電し、以後0.12mAで、正極の電位がリチ
ウム照合電極に対して4.2vになるまでυ充電、2.
OVになるまでの放電をくり返した。
で正極の電位がリチウム照合電極に対して2.OVにな
るまで放電し、以後0.12mAで、正極の電位がリチ
ウム照合電極に対して4.2vになるまでυ充電、2.
OVになるまでの放電をくり返した。
同様に上記と同じ0.12mAで4.2vまでの充電、
2、Ovまての放電であるが、第2サイクル以降は2m
Aの充放電で、ポリアセチレンの電位がリチウム照合電
極に対して4.2vになるまで充電、2、OVになるま
で放電をくり返した。この場合の第10サイクルのポリ
アセチレンの充放電曲線を第2図に示す。図中Aは、第
2サイクル以降の充放電を0.12mAで行った場合、
Bは2mAで充放電を行った場合である。第2図の横軸
は時間ではなく、充電時、放電時の電気量で示しだ。A
の放電効率は76%であるのに対し、Bの放電効率は2
3%と低下している。
2、Ovまての放電であるが、第2サイクル以降は2m
Aの充放電で、ポリアセチレンの電位がリチウム照合電
極に対して4.2vになるまで充電、2、OVになるま
で放電をくり返した。この場合の第10サイクルのポリ
アセチレンの充放電曲線を第2図に示す。図中Aは、第
2サイクル以降の充放電を0.12mAで行った場合、
Bは2mAで充放電を行った場合である。第2図の横軸
は時間ではなく、充電時、放電時の電気量で示しだ。A
の放電効率は76%であるのに対し、Bの放電効率は2
3%と低下している。
なお、ポリアセチレンとして、2 cm X 2 cm
、厚さ0.131B、重量が21■で、赤外吸収スペク
トルにおいてA134o/A72oが0.91のものを
用いた。電極の構成法や電池構成法、充放電試験の方法
はA1340/A720が0.16のポリアセチレンを
用いた場合と同じであった。第3図には、o、12mA
で充放電試験を行った時の第10サイクルでのポリアセ
チレンの充放電曲線をCとして、2mAで充放電試験を
行った時の第10サイクルの充放電曲線をDとして示し
た。放電効率はCの場佃2%のDの場合でも77%であ
り、大電流密度の充放電を行っても放電効率の低下は少
なかった。このようにA134o/A72oの値が大き
い程、放電効率が向上した。
、厚さ0.131B、重量が21■で、赤外吸収スペク
トルにおいてA134o/A72oが0.91のものを
用いた。電極の構成法や電池構成法、充放電試験の方法
はA1340/A720が0.16のポリアセチレンを
用いた場合と同じであった。第3図には、o、12mA
で充放電試験を行った時の第10サイクルでのポリアセ
チレンの充放電曲線をCとして、2mAで充放電試験を
行った時の第10サイクルの充放電曲線をDとして示し
た。放電効率はCの場佃2%のDの場合でも77%であ
り、大電流密度の充放電を行っても放電効率の低下は少
なかった。このようにA134o/A72oの値が大き
い程、放電効率が向上した。
〔実施例2〕
2σX2cnt−、厚さ0.13鵬、重量が21■であ
りA1340/A720の値を変えた各種ポリアセチレ
ンを用い、〔実施例1〕と同様な電極構成、電池構成を
行った。充放電試験も〔実施例1〕と同様で、第1サイ
クルは0.12mAの充放電を行い、第2サイクル以降
は2.0mAで充放電を行った。第4図には、第10サ
イクルにおける放電効率を各種ポリアセチレンのA13
4o/A72oに対してプロットしたものである。第4
図より明らかにA134゜/A72oが0.2未満にお
いて、著しく低下している。これより、ポリアセチレン
を2次電池の正極に用いる場合には、A1340/A7
20が0.20以上の値を取るポリアセチレンを用いる
ことにより放電効率は大きく改良されることがわかる。
りA1340/A720の値を変えた各種ポリアセチレ
ンを用い、〔実施例1〕と同様な電極構成、電池構成を
行った。充放電試験も〔実施例1〕と同様で、第1サイ
クルは0.12mAの充放電を行い、第2サイクル以降
は2.0mAで充放電を行った。第4図には、第10サ
イクルにおける放電効率を各種ポリアセチレンのA13
4o/A72oに対してプロットしたものである。第4
図より明らかにA134゜/A72oが0.2未満にお
いて、著しく低下している。これより、ポリアセチレン
を2次電池の正極に用いる場合には、A1340/A7
20が0.20以上の値を取るポリアセチレンを用いる
ことにより放電効率は大きく改良されることがわかる。
以上はポリアセチレンを正極に用いる場合であ効率が増
大することがわかった。以下に実施例を示す。
大することがわかった。以下に実施例を示す。
〔実施例3〕
2 cm X 2 cm、厚さ0.13jm、t’、重
量0.21 qで赤外吸収スペクトルよりA、34゜/
A72゜が0.10のポリアセチレンを用い、このポリ
アセチレンを白金ペーストを用いてニッケル板上に接着
した。
量0.21 qで赤外吸収スペクトルよりA、34゜/
A72゜が0.10のポリアセチレンを用い、このポリ
アセチレンを白金ペーストを用いてニッケル板上に接着
した。
ニッケル板の端よりニッケル線でリードを取り負極とし
た。負極の構造は第1図で示した正極と似ており、第1
図の2がカーボン塗料の代りに白金ペースト、チタン板
3、チタン線4の代りにニッケル板、ニッケル線となっ
ている。正極には黒鉛シートを用い、正極と負極の間に
はセパレータとしてポリプロピレン不織布を介在させた
。リチウムを照合電極として用い、電解液には1モル/
2のL r CQ04を溶解したPCを用いた。充放電
試験として、ポリアセチレン負極がリチウム照合電極に
対して0,2Vになるまで0.12mAで充電し、その
後2.OVになるまで放電した。これを第1サイクルと
し、以後の第2サイクル以7降は、0.12mAで、リ
チウム照合電極に対して0.2 Vになるまで充電、2
.OVになるまで放電をくり返しだ。第6図のEには、
第10サイクリ目のポリアセチレンの充放電曲線を示す
。また、第6図のFには第1サイクルは0.12mAで
、第2サイクル以降は2mAで充放電を行った場合の第
10サイクル目のポリアセチレンの充放電曲線を示す。
た。負極の構造は第1図で示した正極と似ており、第1
図の2がカーボン塗料の代りに白金ペースト、チタン板
3、チタン線4の代りにニッケル板、ニッケル線となっ
ている。正極には黒鉛シートを用い、正極と負極の間に
はセパレータとしてポリプロピレン不織布を介在させた
。リチウムを照合電極として用い、電解液には1モル/
2のL r CQ04を溶解したPCを用いた。充放電
試験として、ポリアセチレン負極がリチウム照合電極に
対して0,2Vになるまで0.12mAで充電し、その
後2.OVになるまで放電した。これを第1サイクルと
し、以後の第2サイクル以7降は、0.12mAで、リ
チウム照合電極に対して0.2 Vになるまで充電、2
.OVになるまで放電をくり返しだ。第6図のEには、
第10サイクリ目のポリアセチレンの充放電曲線を示す
。また、第6図のFには第1サイクルは0.12mAで
、第2サイクル以降は2mAで充放電を行った場合の第
10サイクル目のポリアセチレンの充放電曲線を示す。
Eの場合の放電効率は62%であるのに対してFの場合
には9%と大きく低下した。
には9%と大きく低下した。
2 cm X 2 cm、厚さ0.13鵡、重量21■
でA1340/A720が1.12のポリアセチレンを
用い、上記と同じ電極および電池構成を行い、同じ充放
電試験を行った場合の第10サイクル目のポリアセチレ
ンの充放電曲線を第6図のG、Hに示すOGは0.12
mAでの充放電、Hは2mAでの充放電での結果である
。これらの放電効率はGで79%、Hで76%と良好で
あった。
でA1340/A720が1.12のポリアセチレンを
用い、上記と同じ電極および電池構成を行い、同じ充放
電試験を行った場合の第10サイクル目のポリアセチレ
ンの充放電曲線を第6図のG、Hに示すOGは0.12
mAでの充放電、Hは2mAでの充放電での結果である
。これらの放電効率はGで79%、Hで76%と良好で
あった。
〔実施例4〕
2 cm X 2 cm 1厚さ0.13jB、重量2
1■で、種々のA134゜/A72oの値の各種ポリア
セチレンを用いてr実施例3〕と同様の電極および電池
の構成を行った。充放電試験も〔実施例3〕と同様に、
第1サイクルでは0.12mAでポリアセチレンが、リ
チウム照合電極に対して0.2vになるまで充電した後
、0.12mAで2.OVになるまで放電した。
1■で、種々のA134゜/A72oの値の各種ポリア
セチレンを用いてr実施例3〕と同様の電極および電池
の構成を行った。充放電試験も〔実施例3〕と同様に、
第1サイクルでは0.12mAでポリアセチレンが、リ
チウム照合電極に対して0.2vになるまで充電した後
、0.12mAで2.OVになるまで放電した。
第2サイクル以降は2.OmAで充放電を行った。
第7図には、第10サイクル目の放電効率とポリアセチ
レンのA 1340’A720の値をプロットした。
レンのA 1340’A720の値をプロットした。
この場合においても’1340A720 の値が人で
ある程放電効率は大であり、0.2以上において良好で
あることがわかった。
ある程放電効率は大であり、0.2以上において良好で
あることがわかった。
以上のことから、ポリアセチレンを正極あるいは負極と
して使用すると、ム134o/A72oの値がo、2以
上であれば、良好な放電効率が得られることがわかる。
して使用すると、ム134o/A72oの値がo、2以
上であれば、良好な放電効率が得られることがわかる。
すなわち1340CIrL ’の共役二重結合の振動が
大なる程、良好な放電特性が得られる。ポリアセチレン
を正極、負極に用いた時の充電反応は(1)式、(2)
式に示した通りであり、放電反応は、この充電反応の逆
反応である。すなわち、ポリアセチレン中にce04−
イオンやLi+イオンが入ったり、出たりすることが重
要である。ポリアセチレンが、このような挙動を示すの
は、ポリアセチレンが(3)式に示した分) 子構造を持つこ [−CH= CH−1n ・・・・・・(
3)とより、ポリアセチレン中の共役2事納合によるも
の推定した。共役2事納合が大である程、ポリアセチレ
ン中にCl1O4−やLi+イオンが入ったり、出たり
しやすくなると考えた。したがって、Cβ04−イオy
i 8ケ仁冴X■ν、勤関樹ッだ場合には2次電池用正
極となり、L1+イオンなどのカチオンが関与した場合
には、2次電池用負極となる。ポリアセチレンのA13
4゜/A 720の値が正極に用いた場合、負極に用い
た場合の両方に、電極の性能を示すパラメータとなりう
るのは、上記に示した如く、共役2事納合が大きく関与
するからである。なお、〔実施例1〜4〕までで、A1
340/A740の値が0.2以上のポリアセチレンを
使うことにより、ポリアセチレンを、2次電池の良好な
正極材料、負極材料として使用できることを示した。こ
れより、ポリアセチレンを、他の電極材料と組み合せて
、2次電池の正極のみに使用しても、あるいは負極のみ
に使用しても、あるいは、正極、負極の両方にポリアセ
チレンを用いた場合にも、電池性能は向上することにな
る。
大なる程、良好な放電特性が得られる。ポリアセチレン
を正極、負極に用いた時の充電反応は(1)式、(2)
式に示した通りであり、放電反応は、この充電反応の逆
反応である。すなわち、ポリアセチレン中にce04−
イオンやLi+イオンが入ったり、出たりすることが重
要である。ポリアセチレンが、このような挙動を示すの
は、ポリアセチレンが(3)式に示した分) 子構造を持つこ [−CH= CH−1n ・・・・・・(
3)とより、ポリアセチレン中の共役2事納合によるも
の推定した。共役2事納合が大である程、ポリアセチレ
ン中にCl1O4−やLi+イオンが入ったり、出たり
しやすくなると考えた。したがって、Cβ04−イオy
i 8ケ仁冴X■ν、勤関樹ッだ場合には2次電池用正
極となり、L1+イオンなどのカチオンが関与した場合
には、2次電池用負極となる。ポリアセチレンのA13
4゜/A 720の値が正極に用いた場合、負極に用い
た場合の両方に、電極の性能を示すパラメータとなりう
るのは、上記に示した如く、共役2事納合が大きく関与
するからである。なお、〔実施例1〜4〕までで、A1
340/A740の値が0.2以上のポリアセチレンを
使うことにより、ポリアセチレンを、2次電池の良好な
正極材料、負極材料として使用できることを示した。こ
れより、ポリアセチレンを、他の電極材料と組み合せて
、2次電池の正極のみに使用しても、あるいは負極のみ
に使用しても、あるいは、正極、負極の両方にポリアセ
チレンを用いた場合にも、電池性能は向上することにな
る。
なお、上記実施例においては、電解液に1モル/2のL
iCIt04を溶解させたPCを用いた場合であった。
iCIt04を溶解させたPCを用いた場合であった。
L+C”04の代りに、硼フッ化リチウム(L 1BF
4)や、リチウムへキサフルオロフォスフェート(Li
PF6)、pcの代りにγ−ブチロラクトンやテトラハ
イドロフランなどの有機電解液を用いた場合にも、各々
の電解質や溶媒の種類により放電効率は異るが、ポリア
セチレンのA1340/A720が犬である程、放電効
率は増加し、0.2以上で良好な性能が得られた。なお
放電効率は、同じA1340/A740の値を持つポリ
アセチレンを用いた場合、1モル/2のL 1PF6を
溶解したPCを電解液に使用した場合に得られた。また
有機電解液以外に、たとえば10モル/flのヨウ化亜
鉛(ZnI2)を溶解した水溶液を電解液に使用、した
場合にも、A134゜/A 720の大きいポリアセチ
レンを正極または負極に用いることにより、放電効率を
向上させることができた。
4)や、リチウムへキサフルオロフォスフェート(Li
PF6)、pcの代りにγ−ブチロラクトンやテトラハ
イドロフランなどの有機電解液を用いた場合にも、各々
の電解質や溶媒の種類により放電効率は異るが、ポリア
セチレンのA1340/A720が犬である程、放電効
率は増加し、0.2以上で良好な性能が得られた。なお
放電効率は、同じA1340/A740の値を持つポリ
アセチレンを用いた場合、1モル/2のL 1PF6を
溶解したPCを電解液に使用した場合に得られた。また
有機電解液以外に、たとえば10モル/flのヨウ化亜
鉛(ZnI2)を溶解した水溶液を電解液に使用、した
場合にも、A134゜/A 720の大きいポリアセチ
レンを正極または負極に用いることにより、放電効率を
向上させることができた。
第1図は、ポリアセチレンを使った電極の断面図、第2
図および第3図はA134o/A72゜の小さいポリア
セチレンを正極に使った電池の充放電曲線、第3図はA
1340/A72゜め大きいポリアセチレンを正極に使
った電池の充放電曲線、第4図は放電効率とポリアセチ
レンのA1340/A72゜との相関図、第5図はA1
340/A720の小さいポリアセチレンを・負極に使
った電池充放電曲線、第6図はA134o/A72oの
大きいポリアセチレンを負極に使った電池のポリアセチ
レンの充放電曲線、第7図は ポリアセチレンを負極に
使った電池の放電効率とポリアセチレンのA1340/
A720との相関図である。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第3図 茫實雰量(旬/lh) 欽魔雰量(In/’lh
)第4図 才・°リア+!乎しンの/’+ ty40/Atz。 第5図 第6図 ″ 充電電気量(m9hl 蚊肴電跣1□
ハh。
図および第3図はA134o/A72゜の小さいポリア
セチレンを正極に使った電池の充放電曲線、第3図はA
1340/A72゜め大きいポリアセチレンを正極に使
った電池の充放電曲線、第4図は放電効率とポリアセチ
レンのA1340/A72゜との相関図、第5図はA1
340/A720の小さいポリアセチレンを・負極に使
った電池充放電曲線、第6図はA134o/A72oの
大きいポリアセチレンを負極に使った電池のポリアセチ
レンの充放電曲線、第7図は ポリアセチレンを負極に
使った電池の放電効率とポリアセチレンのA1340/
A720との相関図である。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第3図 茫實雰量(旬/lh) 欽魔雰量(In/’lh
)第4図 才・°リア+!乎しンの/’+ ty40/Atz。 第5図 第6図 ″ 充電電気量(m9hl 蚊肴電跣1□
ハh。
Claims (1)
- 赤外吸収スペクトルにおいて、1300Crn 〜13
40tyn−’における吸光ピークの吸光度が710〜
740cm−’における吸光ピークの吸光度に比べ、0
.2倍以上であるポリアセチレンを、正極または3次電
池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57057521A JPS58175269A (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | ポリアセチレン2次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57057521A JPS58175269A (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | ポリアセチレン2次電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58175269A true JPS58175269A (ja) | 1983-10-14 |
Family
ID=13058034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57057521A Pending JPS58175269A (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | ポリアセチレン2次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58175269A (ja) |
-
1982
- 1982-04-06 JP JP57057521A patent/JPS58175269A/ja active Pending
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