JPS5817512B2 - 粘着剤組成物 - Google Patents

粘着剤組成物

Info

Publication number
JPS5817512B2
JPS5817512B2 JP12074776A JP12074776A JPS5817512B2 JP S5817512 B2 JPS5817512 B2 JP S5817512B2 JP 12074776 A JP12074776 A JP 12074776A JP 12074776 A JP12074776 A JP 12074776A JP S5817512 B2 JPS5817512 B2 JP S5817512B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
adhesive
weight
copolymer
polymethyl methacrylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12074776A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5345337A (en
Inventor
高田耕平
増田英資
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP12074776A priority Critical patent/JPS5817512B2/ja
Publication of JPS5345337A publication Critical patent/JPS5345337A/ja
Publication of JPS5817512B2 publication Critical patent/JPS5817512B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は感圧性粘着テープもしくはシート用の粘着剤に
用いて好適な粘着剤組成物に関する。
従来、ポリ塩化ビニル、セロハン、酢酸繊維素、ポリエ
ステル等極性を有する材料を基材とした感圧性粘着テー
プもしくはシート、或いはガラス、金属、タイル等の極
性を有する被着体を対象にした各種貼着製品等に採用さ
れる粘着剤として、α−モノオレフィンカルボン酸や各
種のアクリル酸エステルを成分の一つとした粘着剤は知
られている。
就中、最近は自動車、航空機、高層ビル等の窓ガラスの
ように安全性が要求されるガラス製品に於て、従来の2
枚のガラス板の間に合成樹脂からなる中間膜を挾んでな
る合せガラスに替るものとして、ガラス補強用粘着シー
トが市販され、既製のガラス製品に適宜貼着して安全ガ
ラスとしての機能を具備せしめ得るという手軽るさが買
われているが、これらの粘着テープもしくはシート、或
いは各種貼着製品に用いられている粘着剤は、接着性に
は優れているが、粘着剤の凝集力や弾性力に乏しく、特
に前記ガラスやタイル等衝撃に対して破損し易い製品の
補強に用いた場合破損時に於ける破片の飛散防止性能に
劣り、満足し得るものとはならなかった。
本発明は斜上の点に鑑みてなされたものにして、接着力
の他凝集力や弾性力に優れ、包装用、表面保護用、装飾
用等各種用途の粘着シートの他特にガラス補強用粘着シ
ートの粘着剤に用いて好適な粘着剤組成物を提供するこ
とを目的とするものであり、その要旨は、 1、 (j) ポリメチルメタクリレート1. O
0重量部、([1)ポリメチルメタクリレートを可塑化
しうる可塑剤1〜99重量部、冊 ブチルアクリレ−1
フ0ル9フモル係とα−モノオレフィンカルボン酸3〜
30モル係との共重合物、又はブチルアクリレート40
ル9フモル係とα−モノオレフィンガルポン酸3〜30
モル係と此等と共重合し得るその他の単量体1〜57モ
ル係との共重合物50〜400重量部の以上(1)、(
11)、曲)の三成分からなることを特徴とする粘着剤
組成物。
2、 (i) ポリメチルメタクリレート100重量
部、(11)ポリメチルメタクリレートを可塑化しうる
可塑剤1〜99重量部、冊 ブチルアクリレ−1フ0ル
9フモル係と一般式が、 もしくは、 (但しR:水素もしくはメチル基、n;1〜12)で示
される単量体A3〜30モル係との共重合物又はブチル
アクリレート40ル9フモル係と前記単量体A3〜30
モル係と此等と共重合し得るその他の単量体1〜57モ
ル係との共重合物50〜400重量部の以上(i)、(
ii)、冊の三成分からなることを特徴とする粘着剤組
成物。
に存する。
本発明1及び2に於ける成分(1)であるポリメチルメ
タクリレートは粘着剤に凝集力を持たせる為のものであ
り、本発明1及び2に於ける成分(11)である可塑剤
は成分(1)のポリメチルメタクリレートひいては粘着
剤に弾性力を持たせる為のものであり、本発明1及び2
に於ける成分(曲の内、ブチルアクリレートは粘着剤に
常温粘着性を持たせる為に必要とするものであり、本発
明1に於ける成分(曲の内α−モノオレフィンカルボン
酸並びに本発明2に於ける成分(曲の内争量体Aは共に
粘着剤に粘着シート基材や被着体に対する接着性を具備
せしめる為のものである。
本発明1及び2に於ける可塑剤としては、ポリメチルメ
タクリレートを可塑化しうるものであれば如何なるもの
でもよく、たとえはトリエチレングライコールジ2エチ
ルブチレート(C8−66;日本窒素製)があげられ、
又その配合割合はポリメチルメタクリレート100重量
部に対して、99重量部を超えると粘着剤の凝集力の低
下を招くと共に透明性の阻害がしばしばみられ、逆に1
重量部に満たない場合は粘着剤の弾性力が急激に低下し
、特に該粘着剤をガラス補強用粘着シートの粘着剤とし
たときは、補強されたガラスの破損時に於ける衝撃エネ
ルギーが吸収出来なくなり所期の目的を達成出来ない。
本発明1及び2に於ける成分和)の内ブチルアクリレー
トは、これとα−モノオレフィンカルボン酸もしくは単
量体Aとの共重合物とするときは70〜97モル係の割
合で用いられ、此等の単量体の他に更にその他の単量体
を加えて共重合物とするときは40〜97モル係の割合
で用いられる。
そして前者の場合は700モル係後者の場合は400モ
ル係満たない配合比の場合は粘着剤の常温粘着性が不充
分となる傾向があり、977モル係超えると粘着剤の凝
集力が低下する。
本発明1に用いられる成分(曲の内α−モノオレフィン
カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、クロトン酸が挙げられ、此等は3〜30モル係
の割合で用いられ、3モル係よりも少ない配合比の場合
は粘着剤の接着力が低下し、300モル係超えると重合
反応が不安定になると共に得られた粘着剤の常温粘着性
が不充分となる。
又、このα−モノオレフィンカルボン酸はイソシャネー
ト化合物、ポリエポキシ化合物等の架橋剤により架橋せ
しめるときは、粘着剤の凝集力がより向上して粘着シー
トの経時による被着体とのズレがなくなるので好ましく
、一般的には粘着剤組成物を基材に塗布して後該基材を
加熱することにより架橋反応をおこさしめる。
本発明2に用いられる成分(曲の内、単量体Aとは、前
記一般式で示されるアクリル酸エステルもしくはメタク
リル酸エステルであり、例えば2−ヒドロキシメチルア
クリレートもしくは2−ヒドロキシメチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレートもしくは2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシフチル
アクリレートもしくは2−ヒト狛キシフチルメタクリレ
ート等が挙げられ、nの数が12より多いものは得られ
る粘着剤が柔軟性を帯び且つ凝集力か低下する。
又、その配合比を3〜30モル係に限定したのは、前記
α−モノオレフィンカルボン酸の場合と同様の理由によ
る。
本発明1及び2に用いられる成分(曲は、ブチルアクリ
レートとα−モノオレフィンカルボン酸もしくは単量体
Aとの共重合物又は此等の単量体の他に更にその他の単
量体を加えて共重合物としたものであり、該その他の単
量体としてはビニル系単量体例えはアクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸2エ
チルヘキシル等のアルキルアクリル酸エステルが挙げら
れ1〜57モル係の配合比で用いられる。
そして、本発明1及び2に用いられる上記成分(1昭t
50〜400重量部の配合割合で用いられ、400重
量部を超えると粘着剤の凝集力に劣り、文通に50重量
部に満たないときは常温粘着性が悪くなるのである。
しかして本発明1及び2の粘着剤組成物を製造する一般
的な方法としては、ベンゼン、トルエン、酢酸メチル、
酢酸ブチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、トリク
レン等の芳香族系、エステル系、塩素化炭化水素系の有
機溶剤溶液とされた前記成分(1)及び(曲に対して、
前記成分(11)を混合することにより容易に得ること
ができる。
本発明においては、このようにして得られた粘着剤組成
物に、公知の添加剤を適宜添加する事ができしかも従来
の粘着剤組成物と同様に使用されるものである。
本発明粘着剤組成物は、基材に対して一般に採用されて
いるロール或はナイフを使用しての塗布方法により塗布
することができるものであり、基材の材質としては、ポ
リ塩化ビニル、セロハン、酢酸繊維素、ポリエステル、
ポリアミド等極性を有する材料からなるテープもしくは
シートが挙げられ、特にガラス補強用粘着シートに用い
るときは、厚みが20〜150ミクロンのポリエステル
シートに、海原が5〜100ミクロンとなるように均一
に塗布するのが好ましい。
本発明粘着剤組成物は、ポリメチルメタクリレート、ポ
リメチルメタクリレートを可塑化しうる可塑剤及びα−
モノオレフィンカルボン酸モしくは単量体Aの三成分か
らなるものであるから、極性を有する基材に対して優れ
た接着性を有するのみならず、凝集力や弾性力に富み、
各種貼着製品の粘着剤に用いられ中でもガラス補強用粘
着シートに用いた場合、破片の飛散防止性能に優れたも
のとなるものである。
以下実施例を挙げた説明する。
なお実施例および比較例中部とあるのはすべて重量部を
意味するものである。
実施例 1 メチルヌククリレート100部、トルエン200部、過
酸化ベンゾイル01部の各成分を反応器中にて窒素を通
気しつつ80℃10時間反応をおこなって、成分(1)
のポリメチルメタクリレートの溶液を得た。
ブチルアクリレート70部(60,4モル%)アクリル
酸15部(230モル%)、エチルアクリレート15部
(16,6モル%)、トルエン200部過酸化ベンゾイ
ル02部の各成分を反応器中にて窒素を通気しつつ80
℃10時間反応をおこなって成分(曲の共重合物の溶液
を得た。
上記成分(1)の溶液を30部、成分(曲の溶液を60
部、これに成分(11)として可塑剤(C8−66;日
本窒素製)6部を配合し、本発明1の粘着剤組成物を得
た。
次にこの粘着剤組成物をメイヤーバーにて厚さ50ミク
ロンのポリエステルシートの一面に塗布100°Cの温
度条件下で2分乾燥後糊厚が15ミクロンのガラス補強
用粘着シートを得た。
更にこのカラス補強用粘着シートを厚さ37n1nのガ
ラスに貼り付け、300mmX300闘の付法の安全ガ
ラスを得た。
実施例 2 実施例1により得た粘着剤組成物の100部に、架橋剤
(コロネートL;日本ポリウレタン製)04部を混入架
橋せしめ、 他は実施例1と同様にして安全ガラスを得た。
実施例 3 ブチルアクリレート70部(674モル%)、α−ヒド
ロキシエチルメタクリレート15部(14,2モル%)
、エチルアクリレート15部(18,4モル%)、トル
エン200部、過酸化ベンゾイル02部の各成分を反応
器中にて窒素を通気しつつ80°C10時間反応をおこ
なって成分曲)の共重合物を得た他は、実施例1と同様
にして本発明2の粘着剤組成物を得、且つ該粘着剤組成
物を用いた安全ガラスを得た。
実施例 4 実施例3により得た粘着剤組成物の100部に、架橋剤
(コロネートL;日本ポリウレタン製)O4部を混入架
橋せしめ、 他は実施例3と同様にして安全ガラスを得た。
比較例 厚さが50ミクロンのポリエステルシートを基材とし、
その一面にアクリル酸エステルを主体とする共重合体か
らなる粘着剤を糊厚が10ミクロンになるようにして均
一塗布した市販のガラス補強粘着シートを用い、実施例
1と同様にして安全ガラスを得た。
上記各安全ガラスをJISR−3205に従って試験し
た結果は次表の通りであった。
この表から明らかなように、本発明1及び2の粘着剤組
成物を用いたガラス補強用粘着シートは、市販の従来品
に比べて物性が優れ特にガラスの補強効果において非常
にすぐれていることが明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(1)ポリメチルメタクリレート100重量部(1[
    )ポリメチルメタクリレートを可塑化しうる可塑剤1〜
    99重量部、(曲ブチルアクリレ−1・70〜97モル
    係トα−モノオレフィンカルボン酸3〜30モル係との
    共重合物、又はブチルアクリレート40ル9フモル係と
    α−モノオレフィンカルボン酸3〜30モル係と此等と
    共重合し得るその他の単量体1〜57モル係との共重合
    物50〜400重量部の以上(1)、(11)、曲)の
    三成分からなることを特徴とする粘着剤組成物。 2(1)ポリメチルメタクリレート100重量部、(1
    1)ポリメチルメタクリレートを可塑化しうる可塑剤1
    〜99重量部、(曲ブチルアクリレート70〜97モル
    係と一般式が もしくは (但しR;水素もしくはメチル基、n;1〜12)で示
    される単量体A3〜30モル係との共重合物、又はブチ
    ルアクリレート40ル9フモル係と前記単量体A3〜3
    0モル係と此等と共重合し得るその他の単量体1〜57
    モル係との共重合物50〜400重量部の以上(1)、
    (11)、曲)の三成分からなることを特徴とする粘着
    剤組成物。
JP12074776A 1976-10-06 1976-10-06 粘着剤組成物 Expired JPS5817512B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12074776A JPS5817512B2 (ja) 1976-10-06 1976-10-06 粘着剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12074776A JPS5817512B2 (ja) 1976-10-06 1976-10-06 粘着剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5345337A JPS5345337A (en) 1978-04-24
JPS5817512B2 true JPS5817512B2 (ja) 1983-04-07

Family

ID=14793971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12074776A Expired JPS5817512B2 (ja) 1976-10-06 1976-10-06 粘着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5817512B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60207101A (ja) * 1984-03-31 1985-10-18 Sekisui Chem Co Ltd 偏光板
JPH03109476A (ja) * 1989-09-22 1991-05-09 Sekisui Chem Co Ltd 粘着剤および粘着シート
JP6947605B2 (ja) * 2017-10-26 2021-10-13 日本カーバイド工業株式会社 粘着膜及び粘着シート

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5345337A (en) 1978-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4776272B2 (ja) 粘着剤用重合体組成物、表面保護フィルム用粘着剤組成物および表面保護フィルム
JPH08239639A (ja) 粘着剤組成物及びそれを用いた粘着加工品
EP3679104B1 (en) Water-based pressure sensitive adhesive compositions and methods of making same
JPH09113724A (ja) 粘着型偏光板
US5389437A (en) Pressure sensitive adhesive sheet a pressure sensitive label and a laminate utilizing a specified pressure sensitive adhesive layer
EP0109177B1 (en) Removable pressure-sensitive adhesive tape
JPH11116927A (ja) アクリル系粘着剤組成物、粘着テープ及び粘着剤層の形成方法
JPS5817512B2 (ja) 粘着剤組成物
JPH10158619A (ja) 粘着剤組成物
JPH023835B2 (ja)
KR100949411B1 (ko) 내가소제성 감압 접착제 조성물 및 접착제 물품
JP2001354745A5 (ja)
JP2563220B2 (ja) 耐可塑剤移行性に優れたアクリル系粘着剤
JPH06340851A (ja) 金属薄膜層を有する粘着テープもしくはシート
JP3041079B2 (ja) 溶液接着剤およびプリントラミネーション用接着剤
JP2614682B2 (ja) アクリル系粘着剤組成物
JP3498123B2 (ja) アクリル系感圧接着剤組成物
JPH073235A (ja) 粘着剤組成物
JP3846912B2 (ja) 粘着剤組成物
JPS617369A (ja) 粘着剤組成物
JPH07145352A (ja) 粘着テープ及びその製造法
JPH0551566A (ja) アクリル系感圧性接着剤組成物および感圧性接着テープ、ラベルまたはシート
JP2534753B2 (ja) 感圧性接着剤組成物
JPH04161477A (ja) 感圧接着剤組成物
JP3048446B2 (ja) 接着剤組成物