JPS58174735A - ブレ−キのシユ−間隔自動調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシュー間隙自動調整装置を内蔵するドラムブレ
ーキに関し、ドラムとプレーキシニーとの間隙の過調整
を防止するものである。

バックプレート上に可動的に装架された一対のブレーキ
シューの一方の対向端が作動装置に、且つ他方の対向端
がアン、カ一部材に夫々当接し、ライニングの摩耗に対
応するブレーキシューの過大な拡開量に応答して、一方
のブレーキシューに枢支した調整レバーがばね手段に上
り回転すると共に、該調整レバーに一端が係合されたブ
レーキシューの戻りを規制するストラットが連動してそ
の実質的な有効長を伸長し、以てドラムとブレーキシュ
ーとの間隙を常にほぼ一定に維持するシュー間隙自動調
整装置が種々提供されている。しかし乍ら、従来のこの
種の装置に於いては、ドラムやブレーキシュー等の弾性
変形に係わらず、ブレーキシューの拡開量に追従して前
記調整レバーを回転してしまう。従って、急制動時の過
調整を防止するためには、通常制動時のドラムとブレー
キシューとの間隙を大きく設定する必要があり、その結
果、　　　′通常制動時のペダル或いはハンド衡レバー
の操作フィーリングが悪くなったり、突発時の制動距離
が長くなって事故を誘発し易い等の欠点があった。

本発明は上述した欠点を解消するために、調整レバーか
ら伸長した伸長部をブレーキシュー作動装置の作動子と
ブレーキシューとの間に介挿したものであって、前記作
動装置の作動力が上昇してライニングがドラムに接触し
始めると、調整レバーの伸長部が率激に強く圧接されて
その回転が停止するものである。即ち、調整レバーの回
転はドラムやブレーキシュー等の弾性変形に追従しない
のでドラムとブレーキシューとの間隙を小さく設定出来
る。

以下、本発明を図面に示す実施例により詳細に説明する
。第１図はその一実施例であって、１はバッタプレー）
、！、８はバックプレート１上に可動的に装架された断
面Ｔ字状の一対のブレーキシューであって、夫々シエー
リムｌＪｇ＆、シューウェーブｌｂ、８ｂ及びライニン
グｇｏ、ｇｏとから成っている。４はシュー８．８の上
方対向端間に介在されたブレーキシュー作動装置である
ホイールシリンダ、＊ａ、＊ｂは該シリンダ会の両側に
滑動自在に嵌装された一対の対向するブレーキシュー作
動子であるピストン、暴はシュー８．８の下方対向端間
に介在しバックプレート１上に固定されたアンカ一部材
６はブレーキレバーで、その一方端がシュー８の上方端
近傍にビン７で以て回動自在に軸支され、他方端には図
示しない機械的作動装置のコンドロールケーブルが連結
される。

ブレーキレバー６の中間部とシュー２間にはドラム（図
示せず）とライニングｇｃ、ａｏとの間隙を調整する機
能を備えたストツク）８が懸は渡され、且つブレーキレ
バー６の背縁に形成した突出部６ａカシユーリム８ａに
当接して常時のシュー２．８の外径が決められる。前記
ストラット８はねじ棒９、調整ナラ）１Ｇ及び管部材１
１より構成されており、ねじ俸９はその一方の７オ一ク
部９１がブレーキレバー６に係合し、他方のねじ部９ｂ
は調整ナツト１０を螺合し、その突出部が管部材１１の
中空部に遊嵌している。管部材１１のｌ・。

一方のフォーク部１１ａはシューウェブ２ｂの切欠＠２
ｄに係合し、他方の中空部開口端面が調整ナラ）１０の
一側面に当接している。１２はシュー２の上方端近傍に
ビン１８で以て回動可能に軸支された調整レバーであっ
て、ビン１８の軸方向並びに径方向に新篠の間隙を有し
て遊嵌している。調整レバー１！の一方の腕ｌ！ａは調
整ナラ）１Ｇに向かって延設され、そしてほぼ直角に折
曲された先端部の駆動歯１１１）が、調整ナラＬＩＯの
外周に形成した小刻みな調整歯１０１Ｌに係合している
。又、調整レバー１意の他方の腕ｌ！ｏは管部材１１の
７オ一ク部１１ａの外方に向かって延設され、その内縁
１１ｄが７オ一ク部１１ＪＬの外方端間に当接している
。更に、前記他方の腕１！０の外縁にはバックプレー）
１偏に向かう折曲部１１・が形成され、その折曲部１！
・とシエー意間に張設した調整ばねｌ−により常時ス）
ラット８をブレーキレバー６に当接せしめると共に、調
整レバー１！の駆動歯１１ｂｌ調整ナツ）１０の調整歯
ｔＯａに係合せしめる如く偏倚力を与えている。１２１
＆、１ｌｉｂはプレーキネ作動時、両ブレーキシュー！
、δを相近よる方向に付勢するシュ「戻しばね、１６ａ
、ｔａｂはブレーキシュー２゜［をバックプレートｌ上
に軽く押し付けているホールド機構である。

上述した構成が従来のドラムブレーキの実施例であって
、本発明によるものは調整レバー１２のピストン４ａ側
から伸長する伸長部１１ｆを形成し、その伸長部１！ｆ
の端部をほぼ直角に折曲した折曲部ｌｕｇと成し、該折
曲部ｌｕｇをシューウェブ２ｂとピストン４ａとの間に
介挿せしめたものである。前記折曲部１２ｇはビン１８
を支点とする弧状に、且つシューウェブ２ｂの端面を前
記折曲部１２ｇより若干小さい曲率半径で形成すると良
い。

上述した構成に於けるシュー間隙自動調整の作動を説明
する。

ホイールシリンダ番に液圧が生ずるとピストン４ａ　、
４ｂがシュー戻しばね１５１Ｌ、１５ｂに抗してブレー
キシュー２，８を拡開し、回転しているドラム（図示せ
ず）にライニング２０．８０を圧接してこれを制動する
。この時、調整レバー１２には調整ばね１４により予め
回転力が付与されているため、ストツク）８をプレーキ
シ：Ｌ−８の動きに追従させると共に、図に於いてビン
１６を支点として反時計方向に回転する。今、ライニン
グｇｏ、８０が摩耗してブレーキシュー！、８の拡開量
が所定の量より大き゛い場合には駆動歯ｌ！ｂが調整ナ
ツ）１０ｔｔ＠転せしめてねじ棒９を管部材１１より引
き出し、ストラット８の全長を増大してドラムとライニ
ング１０．８０との間隙を詰める。然して従来の調整作
動時には、調整レバー１！の回転量がドラムやブレーキ
シュー２．δ等の弾性変形分をも含んでいたので液圧に
よる前記間隙の大きな蛮動を余儀なくされた。本発明に
よるものはライニングｇｏ、ｇｏがドラムに接触し始め
ると、調整レバー１！の折曲部ｌ！ｇがビス）ン４１Ｌ
とシューウェブ！ｂにより急激に強く圧接されてその間
転が停止され、自動調整が不作動状態になる。即ち、調
整レバーｌ露はプレーキシ・： ニー２とほぼ一体となって動くのみである。従って、そ
れ以降の液圧上昇によるドラムやブレーキシュー！、δ
等の弾性変形を吸収せず、液圧による前記間隙の変動を
小さくすることが出来るものである。

第２図は本発明による変形例を示す第１図の■−■断面
図であって、シューウェブ２ｂとピストン４ａとの間に
介挿した調整レバー１２の伸長部１２ｆの折曲部１２ｇ
に角度θを設けたものである。先ず、前記折曲部ｌｕｇ
を図の方向に傾けた場合の自動調整の作動を説明する。

ホイールシリンダ４に液圧が生じてライニング２０．８
０がドラムに接触するまでは、調整はね１４により調整
しｌ＜−１２の［動歯１２ｂが調整ナツ）１０の調整歯
ｉｏａに正常に係合した状態で調整作動をし続けるが、
ライニング２０．８０がドラムに接触し始めてホイール
シリンダ４の押付力が調整ばね１４の偏倚力に打ち勝つ
と折曲部１２ｇの角度θが減少する。そのため、調整レ
バー１２の駆動歯１２ｂ側がバックプレニニドｌ側に傾
動し、以て駆動歯１２ｂと調整歯高ａの係合が外れて自
動調整が停止するものである。次いで、前記折曲部１２
ｇを図の反対方向に傾けた場合の自動調整の作動を説明
する。ホイールシリンダ４に液圧が生、じてライニング
２０．δＣがドラムに接触するまでは駆動歯ｔｇｂの調
整歯１０５Ｌへの押付力が正常状態にあるので調整ばね
１４により調整作動をし続けるが、ライニングｔｏ、ｎ
ｏがドラムに接触し始めると、調整レバー１ｇの一方の
腕１２ａが撓んで駆動歯ｔｇｂの調整歯１０ａへの押付
力が急激に増大し、該保合部分の摩擦力が大きくなるの
でストラット８及び調整レバーｌ！等はブレーキシュー
２とほぼ一体となって動くのみであり、自動調整が停止
する。

第８図はシュー戻しばねｉｓａを利用して調整レバー１
ｇに回転力を付与した従来のシュー間隙自動調整装置に
本発明を用いたものであって、シューウェブ２ｂにピン
１８で以て軸支した調整レバー１２の一方の腕１２ａは
、シュー戻しばね１５ａを跨いで絢整ナツ）１０に向か
って延設され、その折曲された先端部の駆動歯１ｆｆｉ
ｂが調整ナツトＩＯの調整歯１０ａに係合している。調
整レバー１ｔの他方の腕１２Ｃは管部材１１の７オ一ク
部１１ａに向かって延設されて、そのシュ−ウェブ２ｂ
面と略平行な部分が前記フォークｍｔｔａの溝に遊嵌さ
れると共に、外縁にほぼ直角に折曲した折曲部１２６を
形成し、その内面がフォーク部１１ａ外縁に当接される
。又、前述した実施例と同様の本発明による伸長部１２
ｆが調整レバー１２より延設され、その端部の折曲した
折曲部１２ｇがシューウェブ２ｂとピストン４ａ間に介
挿される。シュー戻しばね１５ａの一方のフックは調整
レバー１２の枢支点と他方の腕１２０の７オ一ク部１１
ａへの当接点との中間部に、且つ他方のフックがシュー
ウェブ８ｂに夫々掛止されてブレーキシュー２，８を相
通よる方向に付勢すると共に、図に於いて調整レバー１
２を反時計方向に付勢している。本構成によるブレーキ
作動及びシュー間隙自動調整作動は上述した実施例とけ
ば同じにつき説明を省略する。

第４図は上述したインクリメンタル形自動調整装置とは
異なるワンショット形自動Ｆｉ整装置に本発明を用いた
実施例であって、１０１はバックプレート、１０２．１
０１３は一対の対向するブレーキシュー、１０１！ａ、
１０８ａはシューリム、１０！ｂ。

ｌＯδｂはシューウェブ、１０！０，１０８０はライニ
ング、１０４はホイールシリンダ、１０４ａ。

１０４ｂはそのピストンである。１０５はアンカーｓ材
、ｌｏａはブレーキレバーでその一端がビン１０７で以
てシューウェブ１０８ｂに回動可能に軸支され、他端の
背縁に形成した突出部１０６ａがシューリム１０８ａの
内面に当接している。１０８は板状のストラットで、そ
の一方の７オ一ク部１（１８６Ｌにブレーキレバー１０
６の中間部とシューウェブ１０８ｂを嵌入し、７オ一ク
部１０８ａの溝底にブレーキレバー１０６の切欠き溝１
０６ｂ’７）底が当接している。ストラット１０８の他
方にもフォーク状をしたフォーク部１０１１ｂを有して
シューウェブ１０１ｋｌと後述する調整レバー１１１を
嵌入している。板状の調整レバー１１２はシュ・串□。

一ウェブ１０！ｂの上方端近傍にビン１１８で以て回動
可能に軸支され、図の下方に向かって延設された延設端
部１１２ａの弧状の外縁には小刻みな調整歯１１２ｂが
刻設されている。調整レノ（−１１２の中間部には略矩
形の穴１１１０が穿設され、この穴１１！Ｏにストラッ
ト１０８のフォーク部１０８ｂの溝に形成した突状鉤部
１０８Ｑが嵌入され、ブレーキ非作動時には、前記突状
鉤部１０８０の左端面１０８ｄが矩形穴１１２０の左内
縁に当接してブレーキシューｌＯ２の戻りを規制し、右
端面ｔｏｓｅと矩形穴１１ＩＣの右内縁とに間隙ΔＸを
有している。１１０は一端がシューウェブ１０２ｂにビ
ン１１８で以て回動可能に軸支された爪部材で、他端の
外縁に刻設した歯１１０ａが前記調整レバー１１！の調
整歯１１２））に噛み合い、該爪部材１１０はビン１１
８に取着した戻りばね１１７により、図に於いて、常時
反時計方向に付勢されている。捩りばね１１７はそのフ
ィルｉをビン１１８に嵌装して、その一方の腕１１７＆
をシューリムｊ、、、０２＆の内面に当接し、且つ他方
の腕１１７ｂを−ませた状態で爪部材１１０の外縁に掛
止することにより爪部材１１０に回転力を与えている。

１１４はシューウェブ１０８ｂとストツク）１０８間に
張設した調整はねて、ブレーキ作動時、捩りばね１１γ
に抗してストラット１０８と調整レバーＩｌｌとをブレ
ーキシュー１０８の動きに追従させる。１１Ｂ＆、１１
！ｉｂはシュー戻りばね、１１６ａ、１１６ｂはシュー
ホールド機構である。

上述した構成が従来のドラムブレーキの実施例であって
、本発明によるものは調整レバーｌ１２のビン１１８に
よる支承部面りに溶接やリベット折曲された折曲部１１
８ｇが形成されており、こノ折曲部１１８ｇがシューウ
ェブ１０！ｂとピストン１０４ａ間に介挿される。

上述した構成に於けるシュー間隙自動調整の作動を説明
する。ホイールシリンダ１０４に液圧が生じるとピスト
ン１０４ａ、１０４ｂがシュー戻しばね１ｌＩｓａ、１
１５ｂに抗してブレーキシュー１０ｆｆｉ、１０８を拡
開し、回転しているドラム（図示せず）にライニング１
０！０．１０８０を圧接してこれを制動する。この時、
ストツク）１０８は調整はね１１４によりブレーキシュ
ー１ｏδの動きに追従し、調整レバー１１２と爪部材１
１０等はブレーキシューｌＯ２とほぼ一体となってその
動きに追従する。今、ライニング１０２０．１０８０が
摩耗してブレーキシュー１０２，１０８の拡開量が所定
の量より大きい場合には、ストツク）１０８の突状鉤ｇ
ｔ　ｏ　ｓ　ｏの右端面１０８ｅが調整レバー１１２の
矩形穴１１２０の右内縁に当接してその間隙ΔＸを吸収
し、更に捩りばね１１７に抗して１１＃整レバー１１２
が、図に於いて反時計方向に回転されるので、調整レバ
ーｌ１２と爪部材１１０の歯１１２ｂと１１０の噛み合
い位置が移動する。

以てストツク）１０８の実質的な有効長を伸長してドラ
ムとライニング１０！９．１０８０とのＭｌｉｔを詰め
る。従って、本形式のシュー間隙自動調整装置も前述し
たインクリメンタル形自動調整装置と同様の欠点を有し
ていた。

本発明によれば、ライニング１０２０．１０８０がドラ
ムに接触し始めると、調整レバー１１２と一体の当板ｌ
１８の折曲部１１８ｇがピストン１０４ａとシューウェ
ブ１０！ｂにより急激に強く圧接されてその回転が停止
される。調整レバー１１２０回転が停止した後は、調整
ばね１１４が伸長されてストラットｉｏｓ、Ｎｉｌレバ
ー１１２及び爪部材１１０等がブレーキシュー１０２と
ほぼ一体となって動くのみであって、自動調整が停止す
る。

上述の説明から明らかな如く、本発明によれば調整レバ
ーから伸張部をシューウェブとシュー作動子との間に介
挿する事により、ライニングがドラムに接触した以降の
シュー間隙自動調整を停止出来るため、制動状態による
ドラムとライニングとの間隙の変動が小さい。従って、
ペダル或いはハンドレバーストロークを小さく設定出来
てフィーリングが良好になると共に、突発時等の制動距
離が短かくなって安全である。又、従来の構成部品の変
更も少なく、且つ構造が部層であるためそのレイアウト
が容易である等本発明は多大の効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すドラムブレーキの正面
図、 第２図はその変形例を示す第１図のＩ−１断面図、 第８図は他の実施例を示すドラムブレーキの要部の正面
図、 第４図は更に他の実施例を示すドラムブレーキの正面図
である。 ２、δ、　１０２　、１０８・・・ブレーキシュー４．
１０４・・・ホイールシリンダ ４５Ｌ　、　４ｂ　、　ＩＱ４＆　、　１０４ｂ　・・
・ビＸ）ン８．１０８・・・ストツク）　９・・・ねじ
欅ｌＯ・・・調整ナラ）　　　　　１１・・・管部材１
ｇ　、　１１ｇ・・・調整レバー　１！ｆ　、　１１８
ｆ・・・伸長部ｌａｇ、　１１８ｇ・−・折曲ｇ　　　
１１０−・・爪部材１１８・・・当板 ￥’１４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １一対のブレーキシューの一方の対向端側に、該ブレー
   キシューの外径を規制するストラットヲ配し、一方のブ
   レーキシューに枢支されると共に前記ストラットの一端
   部に連動するように係合した調整レバーが、ブレーキシ
   ューの過大な拡開に応答して回転し、以て前記ストラッ
   トの実質的な有効長を伸長する自動調整装置に於いて、
   前記調整レバーから伸長せしめた伸長部をブレーキ作動
   装置の作動子とブレーキシューとの間に介挿したことを
   特徴とするブレーキのシュー間隙自動調整装置。