JPS58173037A - トランスフアのクランプユニットの駆動安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトランスファプレスに用いられるトランスファ
のクランプユニットの駆動安全装置に関するものである
。

従来、トランスファプレスにおいて、スライドに設けだ
板カムにカムホロアを有するレバーを機体に枢着して対
応させ、レバーの他端に連結した縦ロッドの往復揺動運
動によりラック・ピニオン機構を介してクランプユニッ
トを駆動する構造が多用されている。この構造において
縦ロッドの中間部に過負荷により動作する安全装置を設
け、クランプユニットの破損を防止しているものが各種
あるが、なお安全装置の応答性と、安全装置が動作した
後に機構に無理を生じさせない安全性と、動作後の復旧
の容易性において改善の余地が多かった０ 本発明の目的はこれらの改善を行ない、応答性、安全性
及び復旧の容易性に優れたトランスファのクランプユニ
ットの駆動安全装置を提供することにある。以下本発明
の実施例について図面を参照して説明する。

第１図において、トランスファプレス（１）に昇降自在
に設けられたスライド（２）には板カム（３）が固定さ
れている。板カム（３）に対向したカムホロア（４）を
一端部に有するレバー（５）がプレス（１）の機体に枢
着されている。レバー（５）の他端部には縦ロッド（６
）が連結されている。縦ロット責６）の下端部は駆動ユ
ニット（７）に昇降自在に設けられたラック（８）に連
結されている。ラック（８）の下端部は一端部を機体に
枢着されたエアシリンダ（９）のピストンロッドに連結
されて下向きに付勢されている。縦ロッド（６）の中間
部には油圧シリンダ装置（１０）が組込まれている。

油圧シリンダ装置（１０）のシリンダ側には近接スイッ
チ（１４）が固定され、ピストンロッド側にはプレート
（内が固定されている。近接スイッチ（１４）とプレー
ト（１ツとは互に対向して設けられ、油圧シリンダ装置
（１０）が排油されたときを検出して後述する電磁弁θ
旬、（３１）を切換える信号を発信する。上側の縦ロッ
ド（６）は油圧シリンダ装置（１０）のシリンダに、下
側の縦ロッド（６）はピストンロッドにそれぞれ固定さ
れている。プレス（１）の前後のコラム（１ａ）間には
クランプユニット（１１）が固定されている。クランプ
３− ユニットθ１）の駆動軸ｆ１２）は駆動ユニット（７）
のラック（８）の昇降運動によりラックピニオン機構と
遊星機構とを介して左右動と往復回転とが与えられ、フ
ィードバー（１３＋　（＋　３）にクランプ・アンクラ
ンプ運動（互に接近、離隔する）とリフト・ダウン運動
とを与える。以上述べた板カム（３）乃至クランプユニ
ット（１１）の機構はプレス（１）の左右のコラム　（
１ａ）に１組ずつが設けられ互に連動している。

第２図において、プレス（１）の左右のコラム（ｌａ）
部に設けられた２組の油圧シリンダ装置ＱＯ）（１０）
及びエアシリンダ（９）　（９）と、これに油及びエア
を供給する回路を示している。油圧シリンダ装置００）
のピストンを押上げる側のシリンダ室に圧油を供給する
圧油供給装置が設けられている。圧油供給装置は、圧縮
エアを供給するとタンクから油を汲み上げこれに圧力を
かけて送り出すブースタポンプ（１６９−５＝ ４− と、圧縮エア源（１７）から調圧弁０８）で一定圧力に
調整された圧縮エアを、ブースタポンプ（１６）に給排
する電磁弁■とを有する。油圧シリンダ装置（１０）と
ブースタポンプ（１６）とを連絡する油圧回路には油圧
シリンダ装置（１０）（１０）に対応するＩＪ　ＩＪ−
フ弁（２０）　（２０）が設けられている。リリーフ弁
（２０）はバランス式であって、油圧回路の圧油と一定
圧のエアとのバランスが崩れると圧油を排出する構造に
なっている。リリーフ弁（２０）のフレーム内には下部
にエアシリンダが設けられ、ピストンｅυが適合してい
るピストン（２１）は電磁弁α９）、調圧弁（２２）を
介して供給される一定圧のエアと復帰用のばね（ハ）と
により上向きに付勢されている。復帰用のバネ（２３）
を収容している部分のシリンダ内径はピストン（２１）
の外径よりも若干大としてあり、この部分にピストン（
２わがくると圧縮エアが上方に逃げるようになっている
。ピストン（２１）の６− 上側シリンダには通気口があり大気に開放されている。

リリーフ弁（２０）のフレーム上部にはピストン（２１
）のピストンロンドに適合する棚板部（２４ａ）を有す
る円筒形のチェック弁（２４）が収容されている。

チェック弁（２４）の上部外周と対応するフレームには
弁座（２５）が設けられている。チェック弁（２４）の
下部外周はフレームに案内されており、棚板部（２４ａ
）には圧油の通路が設けられている。ピストン（２υの
ピストンロッド上端には棚板部（２４ａ＞　　に係止す
る段部（２１ａ）が設けられている。ＩＪ　ＩＪ−フ弁
（２０）のフレームの仕切部と、ピストン（２１）のピ
ストンロンドとに油密に適合したバランスカラー（２６
）が設けられている。

チェック弁（２４）の棚板部（２４ａ）とバランスカラ
ー　（２６）を介してピストン（２１）との間にはチェ
ック弁（２４）の復帰用ばね（２７）が設けられている
。チェック弁ｔ２（イ）の収容室は油タンク（２８）に
連絡されている。ピストン（２１）の下部ピストンロッ
ドにはカム翰が設けられリリーフ弁（２０）のフレーム
に固定されたリミットスイッチ（３０）と対応している
。リミットスイッチ（３０）はカム（２９）により切換
えられ、ブースタポンプ０６）の作動を制御する電磁弁
０！１）を切換える信号を発信する縦ロッド（６）を下
向きに付勢するエアシリンダ（９）（９）には圧縮エア
源０ηから電磁弁ＣＥ　（３１）を介してピストンの上
側シリンダ室に圧縮エアが供給されている。電磁弁（３
１）　Ｃ（］）はプレス（１）の運転中は電気信号によ
り給気しており、過負荷が近接スイッチ（１→で検出さ
れると、その信号で切換えられエアシリンダ（９）の圧
縮エアを排気する。

次に作用について述べる。第１図及び第２図において、
プレス（１）の運転前に圧縮エア源０７）から圧縮エア
が供給される。リセットボタン（操作盤にあり）をＯＮ
とし電磁弁（１■及び（３１）に信号を送る。

電磁弁（Ｉ９）から給気されてブースタポンプ０６）か
ら圧油が油圧シリンダ装置００）に送られる。同時に調
圧弁（２つを介して圧縮エアがリリーフ弁（２０）に供
給されピストン（２１）は押上げられる。ピストン（２
１）のカム（２９）はリミットスイッチ００）を離れ上
に移動している。

油圧が次第に上昇し、ピストンｅυを上部ピストンロッ
ド及びバランスカラー（２６）を介して押下げる圧油の
力と、ピストンｅυを圧縮エアが押上げる力とがバラン
スすると、カム翰がリミットスイッチ（３０）を作動さ
せて信号を発信し、その信号で電磁弁０９）が切換わり
ブースタポンプ（１６）が停止する。このとき油圧シリ
ンダ装置（１０）には一定圧力の圧油が供給されている
。また電磁弁Ｃ３１）を介してエアシリンダ（９）に圧
縮工さアが供給され、プレス（１）の運転準備が＝９− ８− 完了する。次にプレス（１）の運転中に、スライド（２
）に設けられたカム（３）により、レバー（５）を介し
て縦ロッド（６）が上向きに引かれ、ラック（８）、駆
動軸（１２）を介してフィードバー（１３）がアンクラ
ンプの動作をするとき、邪魔物により動作が阻害される
と、油圧シリンダ装置（１０）に過負荷がかかる。油圧
シリンダ装置（１０）のピストンがシリンダに対し下に
移動しようとするので供給されている圧油の圧力を増大
させる。リリーフ弁（２０）のバランスが崩れ、ピスト
ン（２１）が押下げられ、ピストン（２１）下部シリン
ダ室のエアは外気に逃げ、ピストン（２１）の段部（２
１ａ）がチェック弁（２４）を共に押下げ圧油は油タン
ク（２８）に逃げる。油圧シリンダ装置（１０）の圧油
が逃げピストンが下降すると、近接スイッチ（１４）か
らプレート（１５）が離れて信号を発信する。この信号
により電磁弁０９）及びＣ３］）が排気に切換わり急速
に排気され、ブース＝１０− タポンプ０６）は作動不能となり、エアシリンダ（９）
は排気されて縦ロッド（６）の下向きの付勢力を除く。

よって縦ロッド（６）の過負荷を解消すると共に付勢力
をも除くので各部の損傷が起らない。復帰は再びリセッ
トボタンを押せばよい。

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、（１
）過負荷を感度のよいＩＪ　ＩＪ−フ弁で検出して圧油
を排出するので応答性が優れている。　（２）圧油の排
出を近接スイッチで検出し、ブースタポンプを作動不能
とし、エアシリンダを急速に排気して縦ロッドの付勢力
を除くので各部の無理が除かれ、損傷を防止するととも
に安全性が向上する。

（３）リセットボタンを押せば直ちに復帰させることが
できる。など実用上の効果と利点は極めて大きい０

【図面の簡単な説明】

１１− 第１図はクランプユニットの駆動機構を示す一部断面の
側面図、 第２図は実施例の構成を示す一部断面の図である０ １はトランスファプレス、１ａはコラム、２はスライド
、３は板カム、４はカムホロア、５はレバー、６は縦ロ
ッド、７は駆動ユニット、８はラック、９はエアシリン
ダ、１０は油圧シリンダ装置、１１はクランプユニット
、１２は駆動軸、１３はフィードバー、１４は近接スイ
ッチ、１５はプレ丁ト、１６はブースタポンプ、１７は
圧縮エア源、１８は調圧弁、１９は電磁弁、２０はＩＪ
　ＩＪ−フ弁、２１はピストン、２１ξは段部、２２は
調圧弁、２３はばね、２４はチェック弁、２４ａは棚板
部、２５は弁座、２６はバランスカラー、２７はばね、
２８は油タンク、２９はカム、３０はリ１２− ミツトスイッチ、３１は電磁弁 である。 特許出願人　　　　　　アイダエンジニアリング株式会
社代表者　　　会　１）啓之助 １３−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プレスのスライドに設けられたカムと、プレスの機体に
   枢着されたレバーによるカム機構に連結されて往復揺動
   運動するとともに、フィードバーのクランプユニットに
   ラックピニオン機構を介して連結されているトランスフ
   ァのクランプ・アンクランプ駆動用縦ロツドにおいて、
   該縦ロッドの中間部に油圧シリンダ装置を介在させ、該
   油圧シリンダ装置と圧油供給装置とを連絡する回路中に
   バランス式のリリーフ弁を設け、前記油圧シリンダ装置
   に該油圧シリンダ装置の圧油が排出されだことを検出す
   るだめの検出器を設け、該検出器の信号により作動する
   弁を前記圧油供給の回路と、前記縦ロッド一端部に連結
   されたクランプ用エアシリンダのエア供給回路とに設け
   たことを特徴とするトランスファのクランプユニットの
   駆動安全装置。