JPS58172234A - 非晶質リチウムタンタレ−ト・リチウムニオベイト薄膜およびその製造方法 - Google Patents

非晶質リチウムタンタレ−ト・リチウムニオベイト薄膜およびその製造方法

Info

Publication number
JPS58172234A
JPS58172234A JP5532382A JP5532382A JPS58172234A JP S58172234 A JPS58172234 A JP S58172234A JP 5532382 A JP5532382 A JP 5532382A JP 5532382 A JP5532382 A JP 5532382A JP S58172234 A JPS58172234 A JP S58172234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
lithium
composition
li2o
sputtering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5532382A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0343214B2 (ja
Inventor
Katsumi Miyauchi
宮内 克己
Keiichi Kanebori
恵一 兼堀
Tetsuichi Kudo
徹一 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5532382A priority Critical patent/JPS58172234A/ja
Publication of JPS58172234A publication Critical patent/JPS58172234A/ja
Publication of JPH0343214B2 publication Critical patent/JPH0343214B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02E60/12

Landscapes

  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Primary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は非晶質リチウムタンタレート・リチウムニオベ
イト薄膜およびその製造方法に関する。
近年、リチウムイオン伝導性固体に関する関心が高まり
つつある。特に、リチウムイオン伝導体は、リチウム電
池の固体電解質として、また、エレクトロクロミックデ
ィスプレーの電解質としてその実用化が進みつつある。
前者は、電子機器の小型化、薄型化に伴い、電池の薄型
化への要望が強まってきたため、近年急速にその用途が
開けつつあるものである。後者は、上記固体電解質を用
い、エレクトロクロミックディスプレー素子を全固体化
しその素子特性の安定化を図ろうとするものである。こ
れら両者に共通に言えることは、イオン伝導度が高く、
かつ9通常の雰囲気で安定な固体電解質を開発すること
である。現状では、固体電解質のイオン伝導に伴う抵抗
が大きいため。
未だ上記デバイスの実用化が達成されていない。
上記デバイスのイオン伝導度を高める方法として、固体
電解質を薄膜化し、幾可学的に抵抗を下げる方法が考え
られる。しかし、従来のセラミック技術では、膜厚10
μm以下の薄膜を作成することは困難である。近年、超
急冷法の進歩により。
15μm程度の膜厚のイオン導電性非晶質体が報告され
てきたが、この方法は、数調角程度のフレーク状の薄膜
しか得られないという欠点を有する。
このフレーク状の電解質では、上記デバイスを実現する
ことは非常に困難である。従って、10μm以下の膜厚
で比較的大面積の薄膜イオン導電材料およびその形成技
術が強(望・′:まれている。ところが、従来の製膜技
術であるCVD法、スパッタリング法を用いても、イオ
ン伝導度の大きい薄膜は得られていなかった。この原因
は、酸化物系固体電解質の合成温度が高いこと、薄膜形
成中にアルカリ金属酸化物が蒸発などによって失われる
ため。
組成制御が困難であることなどである。
本発明の目的は、上記のような従来技術の問題点を解決
した。イオン伝導性の優れたリチウムタンタレート・リ
チウムニオベイト系非晶質体薄膜およびその製造方法を
提供することにある。
本発明の非晶質リチウムタンタレート・リチウ“ムニオ
ベイト薄膜の特徴とするところは、 Li2O。
T a 205 、 Nbz Osの三成分を頂点とす
る三元系組成図において、 LizOが40%以上にし
て67%以下である領域における点によって示される組
成を有するスパッタリングによる薄膜よりなることにあ
りそれが製造方法の特徴とするところは、一般式゛(1
−x ) Li Tags II x LiNb0a 
(ただし、Xは、0≦x < 1.0 、の範囲の値で
あるっなるリチウムタンタレート・リチウムニオベイト
組成物、またはスパッタリングによって該リチウムタン
タレート・リチウムニオベイト組成物を生成する混合物
、およびスパッタリングによってLixOを生成するり
チウム化合物よりなる混合物をターゲットにしてスパッ
タすることにより、 Li2O,Ta2es、 Nb2
O5の三成分を頂点とする三成分系組成図において、 
Li2Oが40%以上にして67%以下である領域にお
ける点で示される組成を有する非晶質リチウムタンタレ
ート・リチウムニオベイト薄膜を製造するにある。
第1図は、上記のLi2O、’Ta205 、 Nb2
O5の三成分を頂点とする三成分系組成図にして1図中
ADがLiz Oが67%であるものの点を連ねた線分
、 BCがLizOが40゛%であるものの点を連ねた
線分であり、ABCDなる四角形で囲まれた範囲以内の
点で示される組成が9本発明のリチウムタンタレート・
リチウムニオベイト組成物の範囲である。
なお、上記の本発明における非晶質リチウムタンタレー
ト・リチウムニオベイト薄膜の製造方法において用いる
。スパッタリングによってLi2Oを生成するリチウム
化合物としては、 LizO,LiOH。
Li2CO5を挙げることができる。
上記において2本発明における非晶質リチウムタンタレ
ート・リチウムニオベイト薄膜の組成を。
LizO、Ta2’s t’ Nb20s(1)三成分
を頂点とする三成分系組成図において、 LizOが4
0%以上にして67%以下である領域における点で示さ
れる組成を有するものとしたのは、 Li+Oが40%
より小である領域における点で示される組成を有するも
のはイオン伝導性に劣るものであり、67%より大であ
る領域における点で示される組成を有するものは吸湿性
があって耐湿性、の点で実用に適せぬ故である。
以下に本発明を、試験例につき、さらに詳細忙説明する
試験例1〜6 試験例1,6は比較例であり、試験例2.3.4.5は
実施例である。
各試験例に共通に下記の操作を行った。
Ta2O5、Li 2CO3の各原料粉末を2反応後の
ものが一般式Li Ta Osで示される組成物となる
ように。
秤量し、混合し、1100℃で5時間反応させ、上記の
組成物を得た。この粉末をそのまま、あるいは、これを
再度焼成した焼結体をスパッタリング用ターゲットとし
て用いた。通常のスノくツタ法のように、化学量論組成
のターゲットを用いると。
Li 20がスノくツタ中に失われ、形成された薄膜レ
マ。
はとんどイオン導電性を示さないものとなる。
そこで2本試験例においては、 LizOペレットを上
記のLiTaO3ターゲット中に混在させてターゲット
としたものを用いた。
各試験例における。ターゲット表面のLi2OとLiT
aC)sとの占める面積比を下記の表1に示す通りとし
た。
表1 上記の6種類のターゲットを用い、スパッタ法により薄
膜形成を行った。基板温度の上昇を防ぐため、基板を水
冷しながら、真空度2X10−”閣、Hg 。
放電ガス(Ar 102 = 60 / 40’、) 
、プレート電圧2 kV膜形成速度:0,5μm / 
hのスパッタリング条件で石英ガラス基板上に、膜厚的
2μmの薄膜を形成した。
化学分析結果を、第1図の三成分系組成図上に示す。第
1図の三成分系組成図における点の符号1゜〜6は、そ
れぞれ上記の試験例に対応するものの組成で、従って表
1に示すターゲットの表面のL120とLiTa0aの
面積の比率を有するものを用いた場合のものである。な
お、これらの薄膜は、電子線回折およびX線回折の結果
、非晶質であることが確認された。
なお、これらの薄膜のブロッキング電極を用いて交流法
で測定した。常温におけるイオン導電率は表2に示すよ
うなものであった。また、同様な方法で測定したイオン
導電率の温度変化を第2図に示す。第2図において、符
号1′、〜6′で示される線は、それぞれ試験例1.〜
6の薄膜に対応するものである。
表2 第1図と表2を対照して見れば分かるように。
試験例1の薄膜は、その組成においてLizOが本発明
の範囲より小にして9本発明のものではないものであり
、その導電率は表2から分かるように極めて小なるもの
である。一方試験例6の薄膜は。
その組成においてLizOが本発明の範囲より大にして
1本発明のものではないものであり、その導電率は良好
であるが、耐湿性が悪く、デ・くイス化に不都合な材料
である。
上記の試験例1,6以外の、試験例2.〜5の薄膜は、
第1図から分かるように2本発明における組成を有する
ものであり、結晶性LiTaO3が絶縁性であるのに反
し9表2および第2図に示すように。
非常に良好なイオン導電性を示すものであることが分か
る。さらに、フレーク状態でしか得られない超急冷法に
よりなるL i Ta Os非晶質体と同等、あるいは
それ以上のイオン導電性を示すものである。
試験例 7〜13 試験例10は比較例であり、試験例7〜9,1に13は
実施例である。
試験例1〜乙の場合と同様な操作により2表3に示す(
1−x ) LiTaO5* xLi[b03組成物、
およびLi2Oと該組成物との表面積比よりなる混合物
ターゲットを用いて薄膜形成を行い、試験例1〜6にお
けるものと同程度の膜厚の非晶質のものを形成した・ 
  −以下余白 表  3 試験例7〜13のそれぞれにおいて形成された薄膜の組
成は、第1図の三成分系組成図における試験側番号に対
応する数字符号で示されるようなものであり、また、試
験例1〜6におけると同様な方法で測定したイオン導電
率(室温)は表4に示すようなものであった。
以下余白 表  4 第1図の組成図と表4のイオン導電率の値から分かるよ
うに9本発明の組成を有する試験例7〜9、および11
〜13のものは良好なイオン導電率を示すのに対し1本
発明の組成の範囲外のものである試験例10ものはイオ
ン導電率に劣るものであることが示された。
以上の説明から分かるように9本発明によると。
厚さが5μm以下の薄膜においても、イオン導電率の著
しく高い薄膜が得られるものであり、また。
本発明の方法によれば、超急冷法では小さい破片状非晶
質体しか得られないのに反し、任意の大きさの高イオン
導電性非晶質薄膜が得られるものである。なお、実用性
の、高いイオン導電性を示す薄膜となる組成は9本発明
の組成範囲である。第1図の三元系組成図における四辺
形ABCDの範囲内の点で示されるものであることが分
かる。
また、バルク材料に比べ、薄膜は厚さが3桁程小である
ため、イオン伝導に伴うデバイスの抵抗は3指手となる
。これは、固体電解質を各種デバイスに適用する場合、
著しい効果が期待できるもので、各種電子デバイス材料
として非常に有望と考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の高イオン導電性薄膜の組成範囲を示す
L120・Ta205・Nb20g三元系組成図である
第2図は本発明の試験例における各種組成の薄膜のイオ
ン導電率の温度変化を示すグラフである代理人弁理士 
中 村 純之助 1zO

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  L + 20 y T a20s + N 
    b 20s、ノ三成分ヲ頂点トする三元系組成図におい
    て、L’+20が40.0%以上にして67%以下であ
    る領域における点で示される組成を有するスパッタリン
    グによる薄膜よりなることを特徴とする非晶質リチウム
    タンタレート・リチウムニオベイト薄膜。
  2. (2)  一般式(1−x ) Li Tags 拳x
     LiNbo、(ただし。 Xは、0<、X≦1.0.の範囲の値である)なるリチ
    ウムタンタレート・リチウムニオベイト組成物、または
    スパッタリングによって該リチウムタンタレート・リチ
    ウムニオベイト組成物を生成する混合物、およびスパッ
    タリングによってLi2Q を生成するリチウム化合物
    よりなる混合物をターゲットにしてスパッタリングする
    ことにより、Li2O。 Ta2O,、Nb2O5の三成分を頂点とする三元系組
    成図において、Li2Oが40%以上にして67%以下
    である領域における点で示される組成を有する非晶質リ
    チウムタンタレート・リチウムニオベイトの薄膜を製造
    することを特徴とする非晶質リチウムタンタレート・リ
    チウムニオベイト薄膜の製造方法。
JP5532382A 1982-04-05 1982-04-05 非晶質リチウムタンタレ−ト・リチウムニオベイト薄膜およびその製造方法 Granted JPS58172234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5532382A JPS58172234A (ja) 1982-04-05 1982-04-05 非晶質リチウムタンタレ−ト・リチウムニオベイト薄膜およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5532382A JPS58172234A (ja) 1982-04-05 1982-04-05 非晶質リチウムタンタレ−ト・リチウムニオベイト薄膜およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58172234A true JPS58172234A (ja) 1983-10-11
JPH0343214B2 JPH0343214B2 (ja) 1991-07-01

Family

ID=12995331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5532382A Granted JPS58172234A (ja) 1982-04-05 1982-04-05 非晶質リチウムタンタレ−ト・リチウムニオベイト薄膜およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58172234A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5971264A (ja) * 1982-10-15 1984-04-21 Sanyo Electric Co Ltd 固体電解質電池
GB2399304A (en) * 2003-03-13 2004-09-15 Acoustical Tech Sg Pte Ltd Method of preparing lithium, niobium, tantalum oxide films
JP2015173099A (ja) * 2014-02-21 2015-10-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 全固体リチウム二次電池

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52127500A (en) * 1976-04-20 1977-10-26 Nec Corp Production of linb1-taxo3 single crystal film

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52127500A (en) * 1976-04-20 1977-10-26 Nec Corp Production of linb1-taxo3 single crystal film

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5971264A (ja) * 1982-10-15 1984-04-21 Sanyo Electric Co Ltd 固体電解質電池
JPH0351063B2 (ja) * 1982-10-15 1991-08-05 Sanyo Electric Co
GB2399304A (en) * 2003-03-13 2004-09-15 Acoustical Tech Sg Pte Ltd Method of preparing lithium, niobium, tantalum oxide films
GB2399304B (en) * 2003-03-13 2006-09-20 Acoustical Tech Sg Pte Ltd Method of preparing a LiNb 1-x Ta x O3 film
JP2015173099A (ja) * 2014-02-21 2015-10-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 全固体リチウム二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0343214B2 (ja) 1991-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004179161A (ja) 固体電解質及びこれを採用した電池
WO2014141456A1 (ja) 固体電解質及びそれを用いた全固体型イオン二次電池
KR880001421B1 (ko) 산화리튬계 비정질체(非晶質體)및 그 제조방법
EP0227467B1 (en) Titanium nitride electrodes for thermoelectric generators
JP6986468B2 (ja) 固体電解質材料およびその製造方法
EP0104936B1 (en) Lithium oxide-based amorphous ionic conductor
JPH0666141B2 (ja) 非水性二次電池
JPS58172234A (ja) 非晶質リチウムタンタレ−ト・リチウムニオベイト薄膜およびその製造方法
KR100491961B1 (ko) 전기화학 발전기용 티타늄 옥시설파이드계 양극 물질 및 그 제조방법
JPS5830749B2 (ja) 酸化亜鉛の圧電結晶膜
GB2062345A (en) Solid electrolyte
JPH02162605A (ja) リチウムイオン導電性固体電解質およびその製法
JPH0547943B2 (ja)
JPH04160011A (ja) 導電性固体電解質
JPS58167431A (ja) 酸化リチウム系非晶質体およびその製造方法
JPH0128465B2 (ja)
JP2005108638A (ja) リチウムイオン導電体
JP7075137B2 (ja) リチウムイオン伝導体材料およびその合成方法ならびに二次電池
JPS5931569A (ja) 全固体電池
WO2024058053A1 (ja) アルカリ金属含有ハロゲン化物、電解質、電池及びハロゲン化物固体電解質の製造方法
JPS62147607A (ja) リチウムイオン導電体薄膜及びその製造方法
JPS60100301A (ja) リチウムイオン導電体
JPH0495351A (ja) リチウムイオン伝導性固体電解質
JPS5939720A (ja) 固体化合物
JPS5937604A (ja) 超イオン伝導性薄膜の作成方法