JPS58171889A - 電子部品の取付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子部品の取付は構造に係シ、さらに詳しくは
、はんだ付は不可能なポリエステルプリント基板等の基
板上に電子部品を取付ける電子部品の取付は構造に関す
るものである。

ＬＳＩを初めとする電子部品の小型化、高密度化が進み
、電子式卓上計算機等の電子機器に使用する部品もその
部品点数が激減し、極めて容易に電子機器を構成できる
ようになってきた。

例えば第１図は電子式卓上計算機の回路構成の概略を示
すブロック図で、現在の簡略化された電卓は１つのＬＳ
Ｉによる演算処理部３、キー人力部２、表示部４及び電
源部５とから構成されている。演算処理部３とキー人力
部２とは共通の回路基板１上に形成されている。

キー人力部２から入力された信号は演算処理部３で演算
処理され、表示信号が表示器４へ出力され点燈される。

演算処理部３には電池５ａ、スイッチ５ｂから成る電源
部５から電流が供給される。

キー人力部２は、プリント基板１の回路パターンを上下
に近接して形成し、導電性ゴム等の導電性部材によりブ
リッジショートする構成を採用している。

プリント基板１は、紙フェノール、ガラスエポキシ等の
基板に銅箔によってエツチングした導電パターンが形成
されており、この導電パターンにＬＳＩ等の電子部品が
、はんだ付けにより固定される方式が一般的に採用され
ている。ところが、コストダウンの目的で最近において
は薄いポリエステル基板上にアルミ箔のエッチングパタ
ーンヲ形成した安価なプリント基板による実装方式が採
用されるようになってきた。

この方式を採用すると薄いポリエステル基板ははんだ付
けに適さない為、ＬＳＩ等の電子部品はその端子をプリ
ント基板側の回路パターンへ抑圧固定する構造を採用し
ている。

ところが、このような抑圧固定する構造を採用すると、
電源部５から演算処理部３へ供給される電流は、電池５
ａの端子と電卓等の装置本体側に設けられた電池接点と
の接触により行われる為、外部からの振動や衝撃などが
加わると、瞬間的に接触が離れ、電流が供給されずクリ
アされてしまうという事故が生ずる。

特に使用される電池５ａが、ペンライト型電池等のよう
に重量の大きいものの場合には、振動や衝撃力を電池接
点の弾力のみで吸収することは難しく、電源の瞬間的な
遮断が多発する。また、電源スィッチ５ｂのスイッチオ
ン時に生ずる接点部のチャタリング等による電源の過渡
的な不安定状態により、ＬＳＩ内部のオートクリア機構
が作動せず、ラッチアップ状態となってしまうという事
故も生じる。

本発明は以上のような従来の欠点を除去する為になされ
たもので、ポリエステル基板などのはんだ付は不能なプ
リント基板を用いて、電源部の瞬断、及び電源スィッチ
のチャタリング等の事故が生じないように構成した電子
部品の取付は構造を提供することを目的としている。

本発明においては上記の目的を達成する為に弾性部材を
介して直接または間接にプリント基板上の導電パターン
と電子部品とを抑圧固定する構造を採用した。

以下図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明す
る。

第２図は本発明になる電子部品の取付は構造を電卓に適
用した場合の原理的な構成を示すブロック図で、図中第
１図と同一部分あるいは相当する部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。

本実施例にあっては演算処理部３と電源部５との間に数
μＦのコンデンサ６を並列に接続しである。このコンデ
ンサ６はプリント基板１上に塔載してあり、電源部５の
電池５ａが外部からの振動や衝撃力を受けて電池接点と
瞬間的に接触が離れた場合に、あらかじめコンデンサ６
に充電されていた電荷によって、演算処理部３へ電流が
供給される為、演算処理部３は通常状態で作動すること
ができる。

また電源スィッチ５ｂのスイッチオフの状態ではコンデ
ンサ６の両端子を短絡し、放電させる構成となっている
。そして、第２図に点線で示すように電源スィッチ５ｂ
がオフの状態で、かつコンデンサ６の放電が行われてい
る状態から、実線で示すオンの状態になった場合には、
電池５ａから電流が演算処理部３に供給されるが、この
時電源スィッチ５ｂの接点部で発生するチャタリングは
放電状態になっていたコンデンサ６によって吸収される
為、演算処理部３には電池５ａの起電力に達するまでな
めらかな過渡電圧が印加される。

従ってＬＳＩ内部のオートクリア機能が作動し、電源投
入時から即座に電卓が使用可能な状態となる。

一方、コンデンサ６の具体的な取付は構造を第３図及び
第４図に示す。

第３図及び第４図に示す例においては、コンデンサ６は
２本の端子＠ａ、　６ａを同一方向に突設した端子同一
方向型コンデンサとして示されている。

このコンデンサ６は、例えば電卓等のケースの内側に一
体的に形成された位置決め用の枠体８内に収容され、そ
の取付は位置を決定される。

この枠体８に隣接してもう１つの枠体９が形成されてい
る。この枠体９は２本の端子６ａ、６ａを平行な状態で
支持する切欠部９ａ、９ａを有し、かつこの切欠部９ａ
の外側において２本の端子６ａ。

６ａを分離する為の仕切り板９ｂが設けられている。

塘だ枠体９の中央部には端子６ａ、６ａの途中を支持す
るリプ９Ｃが突設されている。

一方符号１０で示すものは圧接型コネクタで、この圧接
型コネクタ１０は第４図からも明らかなように比較的肉
厚の大なる四辺形状の外形を有し、前記枠体９の内のり
寸法と等しい外形を有する。

また圧接型コネクタ１０の肉厚はコンデンサ６の端子６
ａ、６ａから枠体９の下側縁までの距離よりも大であり
、コンデンサ６の直径を超えてプリント基板１側に形成
された導電パターン１ａと接触しうる程度の肉厚を有す
る。

との圧接型コネクタ１０は、例えばカーボンブラックや
金属粉末等を充填した導電ゴムと絶縁ゴムを交互に積層
した構造を有し、板厚方向のみに導電性を有する異方性
導電ゴムとして形成されている。この導電ゴム部分を符
号１０ａで示すが、この符号１０ａで示す導電ゴムは第
４図に明らかなように圧接型コネクタ１０の肉厚方向に
沿って多数平行に配置されており、枠体９内に圧接型コ
ネクタ１０が収容された場合には、コンデンサの端子６
ａ、　１３ａといずれかの導電ゴム１０ａとが必ず接触
するように構成されている。

従ってこの圧接型コネクタ１０を介してコンデンサ６が
収容されたケース７をプリント基板１上にかぶせれば、
プリント基板１側の導電パターン１ａと端子６ａとは必
ず導通状態とすることができる。

一方符号１１で示すものはプリント基板１を保護し、補
強する金属板で、ケース７側へビス止めされるが、この
状態にあっては圧接型コネクタ１゜は自由状態より圧縮
された状態で取付けられることになり、プリント基板１
の導電パターン１ａとコンデンサ６の端子６ａとは所定
の押圧力を持って接触されたことになり、確実な導通状
態を保つことができる。

本実施例は以上のように構成されている為、圧接型コネ
クタ１０という弾性部材の存在により、電子部品である
コンデンサ６をプリント基板１の導電パターン１ａ側に
対し完全な導通状態を持って取付けることができ、はん
だ付は等の手段を用いなくとも確実に、しかも位置ずれ
することなく取付けることができる。

第５図及び第６図は本発明の他の実施例を説明するもの
で、本実施例にあってはコンデンサはチップ型コンデン
サ１２として例示してあり、このチップ型コンデンサ１
２の両端には端子１２ａ。

１２ａが設けられている。このチップ型コンデンサ１２
の上側にはゴムなどからなる弾性部材１３が重ねられ、
この状態でケース７の下面に形成された枠体１４中に収
容される。チップ型コンデンサ１２の肉厚と弾性部材１
３の肉厚を合計した肉厚は枠体１４の突出量よシも若干
大きくしてあり、プリント基板１側の導電パターン１ａ
上にチップ型コンデンサ１２の端子１２ａが重ねられた
時、所定の押圧力を持って接触するように構成されてい
る。

この場合の押圧力は前述した実施例と同様に補強用の鉄
板１１をケース７側にビス止めすることによって生じる
。

このような構造を採用しても前述した実施例と同様に電
子部品であるチップ型コンデンサ１２とプリント基板１
の導電パターン１ａとの間には完全な導通状態が得られ
、しかも弾性部材１３の存在による押圧力が作用してい
る為位置ずれ等が生ずることがない。

第７図及び第８図は本発明のもう１つの実施例を説明す
るもので、本実施例にあっては電子部品としてＬＳ１１
５を取付ける構造を示している。このＬＳ１１５は第８
図に示すように多数の端子１５ａを有し、これらの端子
１５ａはそれぞれプリント基板１側に形成された多数の
導電パターン１ａと対向している。

このＬＳ１１５の上側には弾性部材１６がかぶせられる
。この弾性部材１６の形状は偏平な筐体状であり、その
側壁１６ａの肉厚は前記ＬＳＩの端子１５ａを導電パタ
ーン１ａに押圧する為に充分な肉厚となっている。

一方符号１７で示すものは、ホルダーで金属板などから
形成されており、その側壁１７ａにはプリント基板１及
び補強用の鉄板１１を貫通して形成された嵌合孔１８中
に嵌合し、鉄板１１の下側において折曲げられる為の取
付は脚１７ｂが突設されている。

本実施例は以上のように構成されている為、弾性部材１
６をＬＳ１１５上に重ね、さらにその上からホルダー１
７を重ね、取付は脚１７ｂを嵌合ａ１８中に嵌合させ、
鉄板１１の裏面で折曲げることにより、弾性部材１６を
介してＬＳ１１５の端子１５ａはプリント基板１上の導
電パターン１ａと確実に接触し、しかも所定の押圧力を
持って取付けられる為、導通状態は完全に保たれるとと
もに、位置ずれが生じることがない。

以上の説明から明らかなように本発明によれば電子部品
を弾性部材を介して直接または間接にプリント基板上の
導電パターンに抑圧固定させる構造を採用している為、
はんだ付は不可能なポリエステル基板などに対して電子
部品を確実に導通状態を保った状態で固定することがで
き、位置ずれも生じることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来構造を説明する電子式卓上計算機のブロッ
ク回路図、第２図は本発明の原理的構造を説明する電子
式卓上計算機のブロック回路図、第３図及び第４図は本
発明の一実施例を説明する一部縦断側面図及び分解斜視
図、第５図及び第６図は本発明の他の実施例を説明する
縦断側面図及び分解斜視図、第７図及び第８図は本発明
のさらに他の実施例を説明する縦断側面図及び分解斜視
図である。 １・・・プリント基板　　　２・・・キー人力部３・・
・演算処理部　　　　　４・・・表示器５・・・電源部
　　　　　　　ｅ・・・コンデンサ７・・・ケース　　
　　　　８．９．１４・・・枠体１７・・・ホルダー 第１図 第２図 ノ ］ 第３図 第５図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電源部と演算処理用の電子部品との間にコンデンサを並
   列に接続したことを特徴とする電子部品の取付は構造。