JPS5816773Y2 - 排煙装置の防火ダンパ− - Google Patents

排煙装置の防火ダンパ−

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JPS5816773Y2
JPS5816773Y2 JP1980166039U JP16603980U JPS5816773Y2 JP S5816773 Y2 JPS5816773 Y2 JP S5816773Y2 JP 1980166039 U JP1980166039 U JP 1980166039U JP 16603980 U JP16603980 U JP 16603980U JP S5816773 Y2 JPS5816773 Y2 JP S5816773Y2
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JP
Japan
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lever
locking
bending element
heat
shutter
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JP1980166039U
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JPS5787765U (ja
Inventor
野村武良
Original Assignee
株式会社クラコ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は感熱屈曲素子(いわゆるバイメタル)を用いた
排煙装置の防火ダンパーに関する。
従来の防火ダンパーにおいては、温度ヒユーズを開閉機
構部に取付けてあり、厨房フード内が異常温度に上昇す
ると、ヒユーズが溶断して防火ダンパーのシャッタ一部
を閉じ、厨房フードから建物を連通ずる排煙路を介して
建物に炎がまわり大火災が発生するのを防止していた。
しかし、防火ダンパーにおいては火災時のみならず、通
常使用状態(火災の発生のおそれのない状態)での温度
異常、すなわち厨房内部の周囲温度の上昇や排煙路の吹
込風量の変化等が原因となり、防火ダンパーの部分の温
度が異常温度に達すること等も多々ある。
このような場合、防火ダンパーをもとの開成状態に復元
するには、その都度溶断したヒユーズを新しいヒユーズ
に取替える必要があり、厨房設備内にあっては非常に危
険かつ困難な天井作業を必要とした。
又、温度ヒユーズにおいては、その動作範囲が限られ、
厨房内でのダンパーの取付場所によっては溶断温度の異
なるヒユーズと取替えて取付ける必要があり、温度設定
もそのヒユーズの入手の可、不可に左右されて困難であ
るなどの問題があった。
本考案は叙述の従来例の欠点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは異常温度上昇によりシャッ
タ一部が閉じられても、周囲温度かもとの温度に下降し
た後は、ヒユーズを取替えたりすることなく簡単をこシ
ャッタ一部をもとの状態に開くことができ、また温度設
定を簡単に調整てきる排煙装置の防火ダンパーを提供す
るをこある。
以下本考案を添付図により詳述する。
第1図及び第2図a、b、cは本考案の防火ダンパーA
を示すものである。
ここで2は薄箱状をした遮断板であり、その底部に大き
く一つの通気開口3が設けてあり、遮断板2の上部前後
縁には外方へ向けて取付用鍔部13を延出し、上部両側
縁fこは内方へ向けて内鍔部14を延出しである。
4は複数枚の扉15と扉連動金具16と断面り字状の扉
支持プレート17から成るシャッタ一部であり、遮断板
2の通気開口3よりもやや太きく形成されている。
扉15の両側は夫々扉支持プレート17にボルト18で
回動自在(こ枢着されており、これにより複数枚の扉1
5が一対の平行な扉支持プレート17間に互いに平行に
支持され、各界15が下方へ回動して閉塞状態となり、
各界15が上方へ回動して開成状態となるのである。
各界15の両側と扉支持プレート17とには夫々ボルト
18に挿着したねじりはね19の両端が係止されていて
、各界15はねじりばね19の弾性により強制的に閉塞
されている。
更に、各界15の一側は各界15が連結されるよう(こ
扉連動金具16にねじ20とナツト21で枢着されてい
る。
しかして、個々の扉15を動かさなくても、扉連動金具
16を水平をこ移動させるだけで扉15を一斉に開閉で
きる。
このように構成されたシャッタ一部4は遮断板2の通気
開口3を塞ぐように遮断板2の内部に据えられ、扉支持
プレート17が遮断板2の通気開口3の両側縁の上面に
ねじ22で固定される。
23は開閉機構部であり、第4図に示すように開閉機構
部23の箱状のケース24はその一側片を延出させて透
孔25を有する固定用片26とされており、ケース24
には略コ字状に屈曲された取付アーム27をねじ28で
取付けて取付アーム27の先端部分をケース24の外へ
突出させである。
11は熱膨張率の異なる2種金属を張合せた感熱屈曲素
子〔いわゆるバイメタル;例えば、東芝CIY−142
3であり、感熱屈曲素子11の基端部(こはその長手方
向に長い1対の長孔29を穿孔してあり、感熱屈曲素子
11の先端部においては低膨張側へ向けてL字状の切起
し片30を切起して係止孔12を穿孔し、更に感熱屈曲
素子11の先端を低膨張側へ屈曲させてガイド部31を
形成しである。
感熱屈曲素子11の基端は長孔29に挿通したビス32
gこより取付アーム27の先端に固定され、感熱屈曲素
子11は長孔29に沿って長手方向lこ位置調整できる
ようになっている。
しかも、感熱屈曲素子11はその高膨張側の面がケース
24と対向するように取付けられる。
8は係止レバー33と手動用レバー34とから成るレバ
一部であり、係止レバー33と手動用レバー34の基端
部はボルト35とナツト36により同軸にケース24t
こ回動自在に取付けられ、ケース24に回動自在に取付
けられ、ケース24の長孔37を通ってケース24外に
突出している。
9は手動用レバー34の基端の爪、38は手動用レバー
34ov先端の掛止片であって掛止片38は係止レバー
33の縁に係止している。
また係止レバー33の先端は感熱屈曲素子11の係止孔
12に比較的浅く挿入係止されるようになっている。
6はケース24の丸穴39(こ一端を回転自在に軸支さ
れた巻取軸であり、巻取軸6に固着したラナエット歯車
7は手動用レバー34の爪9と噛合可能となっている。
40は手動用レバー34を第5図乃至第7図のα方向に
弾性的に付勢しているねじりばね、10は係止レバー3
3を第5図乃至第7図のβ方向に弾性的に付勢している
コイルスプリングのようなばねであり、ばね10はねじ
りばね40よりはばね定数の大きなものである。
この開閉機構部23は透孔25に通したねじ41により
遮断板2の下面(こ取付けられ、巻取軸6の上部は遮断
板2の内部へ挿通され、巻取軸6の上端は内鍔部14の
通孔421こより支持される。
43は巻取軸6の下面に設けた溝である。
更に、第3図(こ示すように、巻取軸6にはワイヤー5
の一端が固定され、扉連動金具16にワイヤー5の他端
が固着される。
上記のように形成された防火ダンパーAは第8図、第9
図のように筐体44の側面開口昏こフィルター45を着
脱自在に取付けて形成したグリースフィルター装置46
の向上部のめくら板47の開口に周部の取付用鍔部13
にて取着することにより、グリースフィルター装置46
よりダクト48を介してファン49に連続する排煙路1
内に取付けられるものである。
厨房器具50上などで生じる油煙はファン49による吸
引力でフィルター45にて油を分離捕集されつつグリー
スフィルター装置46内に吸引され、ダンパーの通気開
口、3よりダクト48を介してファン49により排出さ
れるものである。
しかして、防火ダンパーAは平常時においては、第5図
aに示すように、ばね10を引張させてレバ一部8をα
方向へ回動させて係止レバー33の先端を感熱屈曲素子
11の係止孔12に挿入係止させ、巻取軸6にワイヤー
5を巻取って扉連動金具16を引き寄せ、ねじりばね1
9の弾性に抗して扉15を開成してあり、レバ一部8の
爪9がラナエット歯車7に噛合っていてワイヤー5が緩
むのを阻止している。
この状態から、手動用レバー34の掛止片38を指先や
棒の先等で第6図のよう(こβ方向へ動かすと、爪9が
ラナエット歯車7から外れて巻取軸6が回り、ワイヤー
5が巻き戻されて弛み、ねじりばね19の弾性力により
扉15が一瞬に閉塞される。
したがって、この手動用レバー34は係止レバー33を
感熱屈曲素子11に係止させたままでシャッタ一部4を
閉じる際に使用できる。
ところで、今厨房器具50上などで火炎が吹き上げられ
ると、火炎はファン49の吸引力にて排煙路1内に吸い
込まれるが、火炎にて感熱屈曲素子11が加熱されると
低膨張側(第5図のイ方向)へ屈曲して係止レバー33
の先端が感熱屈曲素子11の係止孔12から抜け、第7
図に示すようにはね10の弾性力(こよって係止レバー
33がβ方向へ回動し、掛止片38(こよる係合のため
に手動用レバー34も係止レバー33と共にβ方向へ回
動して爪9がラチェット歯車7から外れ、扉15が瞬時
に閉じ、シャッタ一部4により通気開口3が閉塞される
周囲温度が再び低くなり、感熱屈曲素子11が高膨張側
(第7図の口方向)へ復帰した後シャッタ一部4を再び
開くをこは、係止レバー33をα方向へもどして先端を
感熱屈曲素子11の係止孔12(こ係止させ、巻取軸6
の溝43にドライバーの先を当てて巻取軸6を第7図の
ハ方向へ回すだけで爪9とラチェット歯車7がクリック
しながらワイヤー5が巻取られて扉15が除々に開かれ
てゆく。
係止しバー33をもどすとき感熱屈曲素子11の先端の
ガイド部31によって滑らかに行なわれるものであり、
切起し片30により係止レバー33の先端が係止孔12
内に深く入りすぎて作動設定温度に誤差が生じるのを防
止しである。
また感熱屈曲素子11の長孔29に沿って感熱屈曲素子
11を動かして取付アーム27からの突出長lを変化さ
せることをこより係止孔12の熱による位置が変化して
作動設定温度の調節を行なえる。
なお、第5図に想像線で示すように感熱屈曲素子11を
取付アーム27に固定しているビス22の先端に温度ヒ
ユーズ51の一端をナツト52で取付け、温度ヒユーズ
51の他端を係止レバ−33先端部の切欠き53に引掛
けることにより、必要に応じて温度ヒユーズ51を取付
けることも可能である。
本考案は叙述の如き構成を有するから、火災等により周
囲温度が異常温度上昇すると感熱屈曲素子が低膨張側へ
屈曲してレバ一部の先端が係止孔から外れ、ばねの弾性
力によりレバ一部が回動させられて爪がラチェット歯車
から外れ、ワイヤーが巻戻されてシャッタ一部が遮断板
の通気開口を閉塞し7、排煙路内に煙や火炎が侵入する
のを阻止することができるものであり、また火災等が消
火されて周囲温度が下がった後は、係止レバーを感熱屈
曲素子の係止孔に引掛けて巻取軸を回すだけでシャッタ
一部を再び開くことができ、従来のように温度ヒユーズ
を取替えたりすることなく簡単(こ防火ダンパーをもと
の状態に復帰させることができる利点がある。
更に、作動温度の設定や調節は感熱屈曲素子の突出長を
変えたり、感熱屈曲素子に力を加えてやや緩ませたりす
ることにより簡単に行なえ、従来の温度ヒユーズのよう
にその都度目的に合ったものと取替えねばならないとい
う面倒のないものである。
しかも本考案は、感熱屈曲素子が屈曲すると係止レバー
が外れて回動し、掛止片を引掛けて手動用レバーを回し
てラチェット歯車をフリーにしてシャッタ一部を閉じる
ものであり、レバ一部が感熱屈曲素子1こ引掛かる係止
レバーとラチェット歯車に噛合う手動用レバーとに分離
されているので、ラチェット歯車の回転力(シャッタ一
部を閉じる力を持つためかなり大きな力である)が係止
レバーに加わらず、このため感熱屈曲素子と係止レバー
との解除をスムーズ(こでき、感度を向上させられると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の外観(下面)を示す斜視図
、第2図aは同上の内部(上面)を示す一部切欠した平
面図、第2図す、cは夫々第2図aのX−X断面図及び
Y−Y断面図、第3図はワイヤーによる巻取軸と扉連結
金具との連結部分を示す斜視図、第4図は開閉機構の内
部を示す斜視図、第5図a、bは同上のラチェット歯車
と爪との噛合い時における裏面平面図及び第4図のZ矢
視図、第6図は同上の手動用レバーによるラチェット歯
車と爪との噛合い解除時を示す裏面平面図、第7図は同
上の係止レバーが感熱屈曲素子の係止孔から外れたとき
を示す外観平面図、第8図abは防火ダンパーの取付状
態を示す一部切欠縮小正面図及び縮小側面図、第9図は
全体を示す縮小概略図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排煙路内に配設する遮断板に通気開口を設け、遮断板の
    通気開口に閉塞付勢されたシャッタ一部を配設し、シャ
    ッタ一部につながれたワイヤーを巻取ってシャッタ一部
    を開成する回転自在な巻取軸にラチェット歯車を固着さ
    せ、回動自在な係止レバーと手動用レバーの基部を夫々
    同軸に取付け、手動用レバーの基部にラチェット歯車と
    噛合い可能な爪を設けるととも(こ先部に係止レバーに
    引掛かる掛止片を設け、゛ばねによりラチェット歯車と
    爪との噛合いを解除する方向へ係止レバーを付勢し、端
    部を固定された感熱屈曲素子の先端部の係止孔(こ感熱
    屈曲素子の高膨張側から係止レバーの先端を挿入係止し
    て手動用レバーの爪をラチェット歯車に噛合せて成る排
    煙装置の防火ダンパー。
JP1980166039U 1980-11-19 1980-11-19 排煙装置の防火ダンパ− Expired JPS5816773Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5787765U JPS5787765U (ja) 1982-05-29
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5329040U (ja) * 1976-08-19 1978-03-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5329040U (ja) * 1976-08-19 1978-03-13

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JPS5787765U (ja) 1982-05-29

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