JPH08196654A - 排煙装置の防火ダンパー - Google Patents

排煙装置の防火ダンパー

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JPH08196654A
JPH08196654A JP7007745A JP774595A JPH08196654A JP H08196654 A JPH08196654 A JP H08196654A JP 7007745 A JP7007745 A JP 7007745A JP 774595 A JP774595 A JP 774595A JP H08196654 A JPH08196654 A JP H08196654A
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JP
Japan
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gear body
blocking plate
locking member
smoke exhaust
locking
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JP7007745A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Tono
利弘 東野
Keiji Shimakawa
敬二 島川
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KURAKO KK
Original Assignee
KURAKO KK
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C3/00Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places
    • A62C3/006Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places for kitchens or stoves

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】所定の感度を得ながら開閉機構部を簡略化す
る。種々の排煙路に簡単に対応して設置できるようにす
る。 【構成】両端中央部が軸支されて開閉移動自在となった
遮断板1を備えた器体2を排煙路内に配設する。遮断板
1を閉塞状態に付勢する戻しばね部材のばね力に抗して
遮断板1を開状態で保持する保持部材5を器体2に設け
る。保持部材5を歯車体6と係止部材8とで構成する。
歯車体6は遮断板1の回動軸線上に設けられる。係止部
材8は器枠2より突設されると共にばね部材7にて歯車
体6側に付勢される。高膨張側が歯車体6側に位置する
ように係止部材8の先部に設けられた感熱屈曲素子から
なる係止片9の先部を係脱自在に歯車体6に噛合させ
る。係止部材8の基部に係止部材8の歯車体6側への回
動移動範囲を規制する位置決め体10を着脱自在に取付
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厨房等の排煙路に設置
される排煙装置の防火ダンパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、厨房フードから建物を連通する排
煙路を介して建物に炎が回って大火災が発生するのを防
止する防火ダンパーBとして本出願人は先に実願昭55
−166039号を出願している。この実願昭55−1
66039号は図14に示されるようにバイメタルと称
される感熱屈曲素子を用いた開閉機構部Aを備えてお
り、火災等が発生して厨房フードの近傍が異常温度に近
づくと開閉機構部Aに備えられた感熱屈曲素子40の変
形によって閉成状態に付勢されている開成状態の遮断板
1を開放して遮断板1が閉じられることとなり、これに
よって排煙路3が閉塞されるようになっている。ここ
で、開閉機構部Aは図14(b)に示されるように略コ
字状の取付アーム41の一端に感熱屈曲素子40が取付
けられ、取付アーム41の他端にばね42が取付けら
れ、上記ばね42に連結されると共にばね42の近傍が
軸支されたレバー部43の先部が上記感熱屈曲素子40
に係止されており、軸支されているレバー部43の一端
は爪44がラチェット歯車45に係合されている。この
ラチェット歯車45の巻取軸46にワイヤーが巻き取ら
れることでワイヤーが連結された扉連動金具を介して各
遮断板1が開成状態で保持されるものであり、巻取軸4
6はねじりばねのばね力によって常時遮断板1を閉じる
方向に付勢されている。
【0003】そして、火災時等に火炎が上方に吹き上げ
られると感熱屈曲素子40が図13(b)中においてイ
方向に反り変形し、これによってレバー部43が感熱屈
曲素子40より外れることとなり、レバー部43の他端
は下方に下がると共にばね42によって一端が上方に引
き上げられ、ラチェット歯車45に係止された爪44が
ラチェット歯車45より外れて巻取軸46はワイヤーを
緩める方向に回転することとなって各遮断板1が一斉に
閉じられるものであり、排煙路3を遮断して排煙路3内
に煙や炎が侵入するのを阻止するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、開閉機構部Aを構成するにあたっ
て、レバー部43の一端を上方に引っ張り付勢するばね
42や巻取軸46を戻し方向に付勢するねじりばねやレ
バー部43を支持するねじりばね47やワイヤーを巻き
取るための巻取軸46や巻取軸46にワイヤーを巻き取
った状態で保持するラチェット歯車45等の多数の部品
を必要とし、開閉機構部Aを形成するにあたっての部品
点数が多く必要であると共にコストアップにつながると
いう問題があり、また、動作部分が複数あるために開閉
機構部Aが大きくなって大きい設置スペースが必要にな
るという問題があった。
【0005】また、防火ダンパーBを設置する排煙路3
としては図12に示されるように排煙路3内に温度検知
センサー23を設け、この温度検知センサー23によっ
て排煙路3内の温度が異常温度まで上昇した場合には火
災を検知して温度検知センサー23と連動して設置され
ている消火装置24を作動させて厨房内及び排煙路3内
に消火ノズル30を介して消火剤を噴出して消火を行う
ように構成された排煙路3もある。このような排煙路3
においては排煙路3の入口に設置される防火ダンパーB
が感熱屈曲素子40を用いたものであって、感熱屈曲素
子40によって自動的に遮断板1を閉じるものである場
合には火災時に遮断板1が閉じられることで排煙路3内
には煙や炎が侵入するのが防止されることとなるが、こ
のように排煙路3が閉じられて排煙路3内に煙や炎が侵
入するのが防止されると温度検知センサー23が作動し
なくなり、厨房は燃えた状態のままとなって火災時の被
害が大きくなるものであり、このような排煙路3に対応
するためには感熱屈曲素子40を通常の金属板に付け替
えたりする必要があり、排煙路3内に温度検知センサー
23を設置した排煙路3には簡単に対応することができ
ないものとなっていた。
【0006】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、所定の感度を得ながら開閉機構部を簡略化す
ることができると共に種々の排煙路に簡単に対応して設
置することができる排煙路の防火ダンパーを提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、両端中央部が軸支されて開閉移動自在
となった遮断板1を備えた器体2を排煙路3内に配設
し、遮断板1を閉塞状態に付勢する戻しばね部材4のば
ね力に抗して遮断板1を開状態で保持する保持部材5を
器体2に設け、この保持部材5を遮断板1の回動軸線上
に設けられた歯車体6と、器枠2より突設されると共に
ばね部材7にて歯車体6側に付勢された係止部材8とで
構成し、高膨張側が歯車体6側に位置するように係止部
材8の先部に設けられた感熱屈曲素子からなる係止片9
の先部を係脱自在に歯車体6に噛合させ、係止部材8の
基部に係止部材8の歯車体6側への回動移動範囲を規制
する位置決め体10を着脱自在に取付けたことを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】しかして、火災時等に周囲温度が異常温度に上
昇することによって感熱屈曲素子からなる係止片9が低
膨張側へ反り変形して係止片9の先部が歯車体6より外
れ、戻しばね部材4のばね力によって遮断板1が閉じら
れるものであり、遮断板1を閉成動作させるための開閉
機構部を簡単な構成としながら火災時等には迅速に遮断
板1を閉じるように動作させることができる。また、位
置決め体10を外すことによって係止片9が反り変形し
ても係止片9の先部が歯車体6より外れないようにする
ことができるものであり、排煙路3内に温度検知センサ
ーを設け、この温度検知センサーによって排煙路3内の
温度が異常温度まで上昇した場合に火災を検知して温度
検知センサーと連動して設置されている消火装置を作動
させて厨房内及び排煙路3内に消火剤を噴出して消火を
行うように構成された排煙路3であっても位置決め体1
0を外すだけで簡単に対応して設置することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。本発明における防火ダンパーBは、図1に示
されるように複数枚の薄板材11により角筒状に形成さ
れた器体2に回動移動することによって開閉自在となっ
た複数枚の遮断板1を設けて主体が構成されており、遮
断板1は器体2に設けられた保持部材5によって開成状
態で保持されるようになっている。
【0010】器体2を構成する複数枚の薄板材11のう
ち、対向する一対の薄板材11の端縁には取付片11a
が設けられており、この取付片11aを介して器体2を
排煙路3に取付けることができるようになっている。器
体2の内面には内周に沿って仕切り板12が突設されて
いる。器体2に回動移動自在に取付けられる各遮断板1
は帯板状に形成されており、短手方向の端部中央に設け
られた連結片13をそれぞれ仕切り板12に立設された
連結受け片14に軸着することによって回動移動させる
ことができるようになっている。ここで、両端中央部を
器体2に対して軸着してあることによって大きい面積の
遮断板1を用いるようにしたとしても各遮断板1の回動
半径を小さいものとすることができるものであり、遮断
板1の両端の一端寄りを軸支するようにした図15に示
される従来例における遮断板1と同じ開成面積及び閉成
面積を確保しながら閉成移動を迅速に行わせて排煙路3
を迅速に閉じることができるようになっている。
【0011】各遮断板1は回動軸線に沿って段部が設け
られており、各半体部分1a,1bが段違い状で配置さ
れるようになっている。すなわち、一方の半体部分1a
の上面は仕切り板12の下面より下方に位置するように
なっており、他方の半体部分1bの下面は仕切り板12
の上面より上方に位置するようになっており、図3、図
4に示されるように遮断板1の閉成時には一方の半体部
分1aの上面が仕切り板12の下面に当接され、他方の
半体部分1bの下面が仕切り板12の上面に当接される
ようにして閉成状態となるようになっている。
【0012】各遮断板1の裏面側には図2、図4に示さ
れるように連結突片15が設けられており、この連結突
片15は仕切り板12に沿って配置された連動金具16
にそれぞれ軸支されており、連動金具16の移動によっ
て各遮断板1が連動して同じ動きをするようになってい
る。連動金具16からはコイルスプリングのような戻し
ばね部材4が突設されており、この戻しばね部材4は器
体2を構成する薄板材11に連結されている。この戻し
ばね部材4は各遮断板1を開成状態にした場合に各遮断
板1を閉塞状態に付勢するようになっており、各遮断板
1を開いた状態とすると各遮断板1は戻しばね部材4の
ばね力によって常時閉じ方向に付勢された状態となって
いる。
【0013】各遮断板1を開いた状態で保持する保持部
材5は図5に示されるように遮断板1の回動軸線上に設
けられた歯車体6と、器枠2より突設されると共にばね
部材7にて歯車体6側に付勢された係止部材8とで構成
されている。歯車体6は半弧状に形成された基体6aの
外周面部に鋸歯状のラチェット歯車部6bを設けて構成
されている。係止部材8は器体2を構成する薄板材11
の内面に取付けられる取付基板17と、取付基板17に
回動自在に軸着される操作片18とで主体が構成されて
いる。取付基板17の端縁には相互に離間させるように
連結リング19が一対設けられており、また、操作片1
8の端部にも連結リング19が設けられており、各連結
リング19を隣合うように配置すると共に各連結リング
19を連結ピン20によって連結することで操作片18
が取付基板17に対して回動自在となるように取付基板
17に取付けられている。取付基板17に設けられた一
対の連結リング19間にはねじりばねのようなばね部材
7が取付けられており、このばね部材7によって図1に
おいて操作片18が常時下方に向けて付勢されている。
ここで、図15に示される従来例における遮断板1のよ
うに両端の一端寄りに回転軸が配されたものにおいては
閉成状態において遮断板1に作用する風圧力が回転軸の
両側で異なる(図中符号F1 >F2 )こととなり、各遮
断板1が風圧力で開きやすくなり、このため、各遮断板
1を閉成状態に付勢するにあたって用いられる戻しばね
部材は引っ張り力が強いものを用いる必要があり、この
強力な戻しばね部材の引っ張り力に抗して遮断板1を開
成状態に保持する開閉機構部は例えば複数のばね部材を
用いて保持力が強力となった複雑な構造のものを採用す
る必要があるが、本実施例における各遮断板1は、両端
中央部を器体2に対して軸着してあることによって図1
3に示されるように閉成状態において遮断板1に作用す
る風圧力が回転軸の両側で相互に釣り合う(図中符号F
1 =F2 )こととなり、各遮断板1を閉成状態で保持す
ると共に各遮断板1の閉成状態の気密性を保持するため
に用いられる戻しばね部材4としては引っ張り力が小さ
いものを採用することができ、係止部材8を構成する屈
曲片9aを直接歯車体6に係止する構造を採用しても係
止部材8で遮断板1を開成状態で確実に保持することが
できるものであり、開閉機構部を簡単な構造とすること
ができるものである。
【0014】操作片18の端部には固着具21によって
係止片9の一端が連結固定されており、この係止片9の
先部の屈曲片9aが歯車体6に係脱自在に係止されるよ
うになっている。ここで、歯車体6のラチェット歯車部
6bに係止される屈曲片9aの位置をラチェット歯車部
6bの始端側または終端側に適宜設定することで各遮断
板1の開成状態を任意の状態に設定することができるも
のである。上記係止片9はバイメタルと称される感熱屈
曲素子にて形成されており、高膨張側が歯車体6側に位
置するようにして操作片18に取付けられている。つま
り、熱変形時には図6中上方に向けて反り変形すること
となり、反り変形時には歯車体6に係止された係止片9
の先部の屈曲片9aが歯車体6のラチェット歯車部6b
より外れるようになっている。係止部材8の基部として
の操作片18の他端には係止部材8の歯車体6側への回
動移動範囲を規制する位置決め体10が着脱自在に取付
けられている。この位置決め体10としては図示された
実施例にあっては、操作片18の基部に穿設されたねじ
孔に位置決めボルト10aを螺着して形成されており、
位置決めボルト10aの螺入深さを調整して操作片18
の下面より下方に突出する位置決めボルト10aの突出
長さを調整することによって下端が仕切り板12の上面
に当接されることとなる位置決めボルト10aにて操作
片18の回動範囲が調整されるようになっている。すな
わち、操作片18と共に感熱屈曲素子からなる係止片9
はばね部材7によって下方に回動付勢されているもので
あるが、位置決めボルト10aの下端が仕切り板12の
上面に当たった状態となり、且つ係止片9の先部が歯車
体6に係止された状態では下方への回動移動が止められ
た状態となっており、火災等によって周囲温度が異常温
度に上昇して係止片9が熱変形すると係止片9の先部は
基部側が位置決めボルト10aによって位置決めされて
下方への回動移動が規制されていることから上方に反り
変形し、これによって係止片9の先部の屈曲片9aが歯
車体6のラチェット歯車部6bより外れることとなるも
のであり、係止片9が歯車体6より外れると各遮断板1
は戻しばね部材4及び連動金具16によって閉じ方向に
瞬間的に移動させられて排煙路3を閉じるものである。
このとき、歯車体6に対する係止片9の先部の屈曲片9
aのかかりを浅くするように位置決めボルト10aの突
出長さを調整することによってわずかな反り変形によっ
て係止片9の先部が歯車体6より外れるようにすること
ができ、各遮断板1を閉成移動させるあたっての精度を
任意に設定することができるものである。22は固定ナ
ットであり、この固定ナット22を閉め込むことによっ
て位置調整した後で位置決めボルト10aが外力によっ
て位置ずれするようなことがないようになっている。
【0015】また、位置決めボルト10aを外すことに
よって操作片18の下方への回動範囲が規制されなくな
り、このように位置決めボルト10aを取付けないよう
にすると係止片9が反り変形した場合には係止片9の反
り変形に伴って操作片18が下方に回動移動し、係止片
9の反り変形が吸収された状態となって係止片9の先部
が歯車体6より外れることがないようにすることもでき
る。すなわち、防火ダンパーBを設置する排煙路3とし
ては図12に示されるように排煙路3内に温度検知セン
サー23を設け、この温度検知センサー23によって排
煙路3内の温度が異常温度まで上昇した場合には火災を
検知して温度検知センサー23と連動して設置されてい
る消火装置24を作動させて厨房内及び排煙路3内に消
火ノズル30を介して消火剤を噴出して消火を行うよう
に構成された排煙路3もある。このような排煙路3にお
いては排煙路3の入口に設置される防火ダンパーは常時
開いたものであるものの方が温度検知センサー23を作
動させて消火装置24にて消火を行う上で望ましいもの
であり、このような排煙路3に上記した防火ダンパーB
を設置する場合には位置決めボルト10aを外すことで
簡単に対応することができるようになっており、排煙路
3内に温度検知センサー23を設置した排煙路3に簡単
に対応することができるものである。
【0016】図示された実施例にあっては、位置決め体
10は操作片18の基部に穿設されたねじ孔に螺着され
る位置決めボルト10aである場合を示したが、このも
のに限定されるものではなく、下端が仕切り板12に当
接される突起体を備えた部材を操作片18に対して着脱
自在に取り付けるようにした形態を採用してもよいもの
である。
【0017】上記のように構成された防火ダンパーBは
図7、図11に示されるように筐体の側面開口にフィル
ター25を着脱自在に取付けて形成されたグリースフィ
ルター装置26の内上部のめくら板の開口に周部の取付
片11aにて取着することによりグリースフィルター装
置26よりダクト27を介してファン28に連続する排
煙路3内に取付けられるようになっている。そして、厨
房器具29上等で生じる油煙はファン28よる吸引力で
フィルター25にて油を分離補集されつつグリースフィ
ルター装置26内に吸引され、ダンパーの通気開口より
ダクト27を介してファン28により排出されるように
なっている。
【0018】
【発明の効果】本発明は、両端中央部が軸支されて開閉
移動自在となった遮断板を備えた器体を排煙路内に配設
し、遮断板を閉塞状態に付勢する戻しばね部材のばね力
に抗して遮断板を開状態で保持する保持部材を器体に設
け、この保持部材を遮断板の回動軸線上に設けられた歯
車体と、器枠より突設されると共にばね部材にて歯車体
側に付勢された係止部材とで構成し、高膨張側が歯車体
側に位置するように係止部材の先部に設けられた感熱屈
曲素子からなる係止片の先部を係脱自在に歯車体に噛合
させ、係止部材の基部に係止部材の歯車体側への回動移
動範囲を規制する位置決め体を着脱自在に取付けてある
ので、火災時等には係止片が低膨張側へ熱変形して係止
片の先部が歯車体より外れて戻しばね部材のばね力によ
って遮断板が閉じられるものであり、遮断板を閉成動作
させるための開閉機構部を簡単な構成としながら火災時
等には迅速に遮断板を閉じるように動作させることがで
きるものである。また、位置決め体を外すことによって
係止片が熱変形しても係止片の先部が歯車体より外れな
いようにすることができるものであり、排煙路内に温度
検知センサーを設け、この温度検知センサーによって排
煙路内の温度が異常温度まで上昇した場合に火災を検知
して温度検知センサーと連動して設置されている消火装
置を作動させて厨房内及び排煙路内に消火剤を噴出して
消火を行うように構成された排煙路であっても位置決め
体を外すだけで簡単に対応して設置することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す遮断板を開いた状態の
斜視図である。
【図2】遮断板を開いた状態の他の方向から見た斜視図
である。
【図3】遮断板を閉じた状態の斜視図である。
【図4】遮断板を閉じた状態の他の方向から見た斜視図
である。
【図5】遮断板を開いた状態の部分拡大斜視図である。
【図6】遮断板を閉じた状態の部分拡大斜視図である。
【図7】防火ダクトの設置部位を示すものであり、
(a)は概略構成図、(b)は拡大図である。
【図8】同上の断面図である。
【図9】同上の一部省略した平面図である。
【図10】同上の一部省略した側面図である。
【図11】防火ダクトの設置部位を示す他の方向から見
た概略構成図である。
【図12】防火ダクトの設置部位の他の実施例を示す他
の方向から見た概略構成図である。
【図13】遮断板に作用する風圧力を説明する説明図で
ある。
【図14】従来例を示すものであり、(a)は斜視図、
(b)は開閉機構部の正面図である。
【図15】従来例における遮断板に作用する風圧力を説
明する説明図である。
【符号の説明】
1 遮断板 2 器体 3 排煙路 4 戻しばね部材 5 保持部材 6 歯車体 7 ばね部材 8 係止部材 9 係止片 10 位置決め体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端中央部が軸支されて開閉移動自在と
    なった遮断板を備えた器体を排煙路内に配設し、遮断板
    を閉塞状態に付勢する戻しばね部材のばね力に抗して遮
    断板を開状態で保持する保持部材を器体に設け、この保
    持部材を遮断板の回動軸線上に設けられた歯車体と、器
    枠より突設されると共にばね部材にて歯車体側に付勢さ
    れた係止部材とで構成し、高膨張側が歯車体側に位置す
    るように係止部材の先部に設けられた感熱屈曲素子から
    なる係止片の先部を係脱自在に歯車体に噛合させ、係止
    部材の基部に係止部材の歯車体側への回動移動範囲を規
    制する位置決め体を着脱自在に取付けて成ることを特徴
    とする排煙装置の防火ダンパー。
JP7007745A 1995-01-20 1995-01-20 排煙装置の防火ダンパー Pending JPH08196654A (ja)

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