JPS5816743B2 - X線けい光増倍管 - Google Patents
X線けい光増倍管Info
- Publication number
- JPS5816743B2 JPS5816743B2 JP53150040A JP15004078A JPS5816743B2 JP S5816743 B2 JPS5816743 B2 JP S5816743B2 JP 53150040 A JP53150040 A JP 53150040A JP 15004078 A JP15004078 A JP 15004078A JP S5816743 B2 JPS5816743 B2 JP S5816743B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- titanium
- entrance window
- ray fluorescence
- ray
- multiplier tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Image-Pickup Tubes, Image-Amplification Tubes, And Storage Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はX線けい光増倍管に関し、特にその真空外囲器
の一部を兼ねるX線入射窓材にチタニウムを使用したX
線けい光増倍管に係る。
の一部を兼ねるX線入射窓材にチタニウムを使用したX
線けい光増倍管に係る。
X線けい光増倍管は被写体を通過することによって変調
されたX線像を可視光像に変換するイメージ管で、従来
そのX線入射窓はガラスまたはアルミニウム材で作られ
ている。
されたX線像を可視光像に変換するイメージ管で、従来
そのX線入射窓はガラスまたはアルミニウム材で作られ
ている。
またX線入射窓部は被写体の大きさに応じた面積を必要
とし、一般には口径が150〜4−00 amと径が犬
きく、シかも管の内部は高度の真空に保たれるため、ガ
ラスは3〜5 mm、またアルミニウム材でも1mm以
上の厚さを必要としている。
とし、一般には口径が150〜4−00 amと径が犬
きく、シかも管の内部は高度の真空に保たれるため、ガ
ラスは3〜5 mm、またアルミニウム材でも1mm以
上の厚さを必要としている。
このため入射窓部のガラスにより入射X線は吸収または
散乱される。
散乱される。
またアルミニウムを用いても同様の理由により入射X線
は散乱され、入射窓内側に設けられたけい光面に到達す
るX線はその強度が弱められる。
は散乱され、入射窓内側に設けられたけい光面に到達す
るX線はその強度が弱められる。
したがってX線けい光増倍管はその利得を低下させられ
、また散乱されたX線Qこよってけい光像の背影が上昇
したコントラストの低下した像となる欠点がある。
、また散乱されたX線Qこよってけい光像の背影が上昇
したコントラストの低下した像となる欠点がある。
こうした欠点を除くためX線入射窓をガラスまたはアル
ミニウムの代りに質量数の小さい、かつ比較的機械的強
度の大きい金属材料、例えばチタニウムの薄い板を用い
て入射X線の損失を減少させ、また入射X線の散乱を減
少させることが試みられている。
ミニウムの代りに質量数の小さい、かつ比較的機械的強
度の大きい金属材料、例えばチタニウムの薄い板を用い
て入射X線の損失を減少させ、また入射X線の散乱を減
少させることが試みられている。
ここで入射窓部と出力側容器とは真空外囲器としての気
密封止を行う必要があるが、チタニウム材とガラスとは
熱膨張係数が一致せず直接封着することができない。
密封止を行う必要があるが、チタニウム材とガラスとは
熱膨張係数が一致せず直接封着することができない。
このため両者の間にガラスとよく接合のできるコバール
(商品名)ト称スるニッケル29%、コバルト17%残
り鉄からなる合金、あるいはニッケル42%、クローム
5.75%残り鉄からなる合金のような鉄系合金で作ら
れた封着用継手部材を介して接合することが試みられて
いる。
(商品名)ト称スるニッケル29%、コバルト17%残
り鉄からなる合金、あるいはニッケル42%、クローム
5.75%残り鉄からなる合金のような鉄系合金で作ら
れた封着用継手部材を介して接合することが試みられて
いる。
しかしこれらの合金は高価であるだけでなく容易に磁化
し得る材料であるためX線けい光増倍管内に形成される
電子レンズ系に悪影響を与え特性上好ましくない。
し得る材料であるためX線けい光増倍管内に形成される
電子レンズ系に悪影響を与え特性上好ましくない。
したがってこれに代る他の金属材料として例えば安価で
比値性であるステンレスあるいは高透磁率のニッケル合
金を封着用継手部材として用いることが試みられた。
比値性であるステンレスあるいは高透磁率のニッケル合
金を封着用継手部材として用いることが試みられた。
しかし何れの金属材料を用いるにしても入射窓部のチタ
ニウム材との接合は極めて重要な技術的課題として提起
される。
ニウム材との接合は極めて重要な技術的課題として提起
される。
従来チタニウムと例えばステンレスのような鉄系合金と
の接合は主にろう寸法が用いられ、真空中でチタニウム
−ニッケルまたはチタニウム−銅の合金化を目的として
ニッケルまたは銅の箔を中間部材として介在させ、これ
を950±10℃に加熱して接合させる。
の接合は主にろう寸法が用いられ、真空中でチタニウム
−ニッケルまたはチタニウム−銅の合金化を目的として
ニッケルまたは銅の箔を中間部材として介在させ、これ
を950±10℃に加熱して接合させる。
しかしながらこの接合は真空中で行なわなければならず
、また熱膨張係数の違いによりチタニウム板の変形が大
きく特性上問題がある。
、また熱膨張係数の違いによりチタニウム板の変形が大
きく特性上問題がある。
さらにろう材の喰込みが大きくチタニウムが脆化し、ク
ラックによる真空気密性の低下が生ずる。
ラックによる真空気密性の低下が生ずる。
またチタニウム材は温度が高まる程再結晶硬化が進んで
脆化し易い。
脆化し易い。
なお、温度が高まり金属材料が再結晶化し脆化する点を
変態点と定義する。
変態点と定義する。
したがって耐大気圧性をもち、かつ真空気密性を有する
接合としてこのようなろう付ではチタニウムを用いたX
線入射窓部への適用は困難である。
接合としてこのようなろう付ではチタニウムを用いたX
線入射窓部への適用は困難である。
また他の接合の仕方として不活性カスアーク溶接が用い
られるが、これはチタニウムを融点以上に加熱して接合
するためチタニウムが脆化し、前述と同様の理由により
真空気密性が保てない。
られるが、これはチタニウムを融点以上に加熱して接合
するためチタニウムが脆化し、前述と同様の理由により
真空気密性が保てない。
本発明は上述した実状に鑑みなされたものでX線入射窓
部を形成するチタニウム材を脆化、変形させることなく
鉄系合金からなる封着用継手部材に接合でき、したがっ
て充分な接合強度を有し、かつ真空気密性が充分保持さ
れ、また特性上の問題も排除し得るX線けい光増倍管を
提供するものである。
部を形成するチタニウム材を脆化、変形させることなく
鉄系合金からなる封着用継手部材に接合でき、したがっ
て充分な接合強度を有し、かつ真空気密性が充分保持さ
れ、また特性上の問題も排除し得るX線けい光増倍管を
提供するものである。
以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
すなわち、第1図は本発明に係るX線けい光増倍管1の
概略構成を示すもので、封着用の継手環2は非磁性の鉄
系合金、例えばステンレスで作られており、この継手環
2の一端は、真空外囲器の1部を形成しかつ継手環2と
同様封着用継手として構成される継手円筒3の端部に気
密に接合され・でいる。
概略構成を示すもので、封着用の継手環2は非磁性の鉄
系合金、例えばステンレスで作られており、この継手環
2の一端は、真空外囲器の1部を形成しかつ継手環2と
同様封着用継手として構成される継手円筒3の端部に気
密に接合され・でいる。
この継手円筒3は2個の円筒部3A、3Bで形成されて
おり、継手環2に接合される一方の円筒部3Aは透磁率
の高い金属材料、例えば鉄27楚、モリブテン5%残り
ニッケルよりなる合金で作られ、他方の円筒部3Bはガ
ラスとの封着が可能な金属材料、例えばコバールで作ら
れている。
おり、継手環2に接合される一方の円筒部3Aは透磁率
の高い金属材料、例えば鉄27楚、モリブテン5%残り
ニッケルよりなる合金で作られ、他方の円筒部3Bはガ
ラスとの封着が可能な金属材料、例えばコバールで作ら
れている。
これら両口筒部3A、3Bは相対する端部にそれぞれ設
けられたフランジ4,4の端縁が不活性ガスアーク溶接
により一体かつ気密に接合される。
けられたフランジ4,4の端縁が不活性ガスアーク溶接
により一体かつ気密に接合される。
し力・して前記継手円筒3ぼ円筒部3B端部においで例
えばガラスよりなる出力側容器5の端部に封じ込まれ接
合されて真空外囲器を形成する。
えばガラスよりなる出力側容器5の端部に封じ込まれ接
合されて真空外囲器を形成する。
板厚が0.1〜0.4 mmのチタニウム材で作られた
X線入射窓6は内方に僅かに彎曲して球面状に形成され
、その内側には近接して図示しないが基板上に入力けい
光面および光電面を積層してなる人力部7が設置される
。
X線入射窓6は内方に僅かに彎曲して球面状に形成され
、その内側には近接して図示しないが基板上に入力けい
光面および光電面を積層してなる人力部7が設置される
。
しかして前記X線入射窓部はその周縁において中間部材
8を介して封着用継手環2の他端面に圧接かつ抵抗加熱
溶接により気密接合されている。
8を介して封着用継手環2の他端面に圧接かつ抵抗加熱
溶接により気密接合されている。
このように構成されてなるものにおいて前記入力部7に
対向する出力側容器5内には出力部9、この出力部9を
囲続して陽極10および継手円筒部3内側に近接して集
束電極11が設置されてX線けい光増倍管1を構成して
いる。
対向する出力側容器5内には出力部9、この出力部9を
囲続して陽極10および継手円筒部3内側に近接して集
束電極11が設置されてX線けい光増倍管1を構成して
いる。
第2図は第1図示のX線けい光増倍管のX線入射窓と封
着用継手環との接合部を一部拡大して示したもので、以
下図面を参照してさらに詳述する。
着用継手環との接合部を一部拡大して示したもので、以
下図面を参照してさらに詳述する。
なお第1図と共通する部分は同一符号にて示す。
封着用継手環2は入射窓よりも厚肉であってその一端部
には管軸に対して垂直でかつ入射窓板6に沿って延在す
る舌片21A1他端部には切り込み部22によって形成
された他の舌片21Bがそれぞれ設けられている。
には管軸に対して垂直でかつ入射窓板6に沿って延在す
る舌片21A1他端部には切り込み部22によって形成
された他の舌片21Bがそれぞれ設けられている。
前記入射窓6との接合はこの舌片21Aの入射窓部が接
する面にあらかじめ金属メッキによって例えばニッケル
層23を形成しておき、このニッケル層23を形成した
舌片21Aと入射窓6との間に例えば銀72係残り銅よ
りなる合金で作られた板状中間部材8を介在させるとと
もにこれら舌片21A1入射窓部を挾持するようにして
図示しないが抵抗加熱用溶接電極を配置する。
する面にあらかじめ金属メッキによって例えばニッケル
層23を形成しておき、このニッケル層23を形成した
舌片21Aと入射窓6との間に例えば銀72係残り銅よ
りなる合金で作られた板状中間部材8を介在させるとと
もにこれら舌片21A1入射窓部を挾持するようにして
図示しないが抵抗加熱用溶接電極を配置する。
しかる後電極を介して外部より40〜150 Kg/c
if、程度の外圧を加え圧接しつつ両者間に10000
〜40000A/cTLのパルス電流を通電し、抵抗加
熱により前記中間部材8を啓融することによって接合が
行われる。
if、程度の外圧を加え圧接しつつ両者間に10000
〜40000A/cTLのパルス電流を通電し、抵抗加
熱により前記中間部材8を啓融することによって接合が
行われる。
このようにしてチタニウムのX線入射窓板6と継ぎ平部
材2とは、互いに平面状部で重ね合わされるとともに、
これら両者間にニッケルメッキ被覆層23および中間部
材8が介在させられ、平面状の重ね合わせ面に垂直な方
向に抵抗加熱溶接され気密接合される。
材2とは、互いに平面状部で重ね合わされるとともに、
これら両者間にニッケルメッキ被覆層23および中間部
材8が介在させられ、平面状の重ね合わせ面に垂直な方
向に抵抗加熱溶接され気密接合される。
一方封着用継手環2と継手円筒3との接合は円筒端部に
設けられたフランジ部241面と前記舌片21B面とが
接する部分の端縁を不活性ガスアーク溶接により局部的
に溶融することによって接合が行われる。
設けられたフランジ部241面と前記舌片21B面とが
接する部分の端縁を不活性ガスアーク溶接により局部的
に溶融することによって接合が行われる。
このようにしてなる本発明にあっては接合が圧接かつ抵
抗加熱により中間部材を溶融することによって行われる
のであるから特に真空中で行う必要はない。
抗加熱により中間部材を溶融することによって行われる
のであるから特に真空中で行う必要はない。
なお、チタニウム材が水素、酸素または窒素と反応する
ような場合には不活性カス雰囲気、例えばアルゴンガス
中で行なえばよい。
ような場合には不活性カス雰囲気、例えばアルゴンガス
中で行なえばよい。
したがって真空炉で行う必要がないので容易、かつ安価
に接合することが可能である。
に接合することが可能である。
また熱膨張係数の相違による変形は点溶接等による仮止
めを行い圧接個所を点状に順次ずらして溶接を行ってい
くことによりチタニウム材からなる入射窓にはほとんど
変形は生じない。
めを行い圧接個所を点状に順次ずらして溶接を行ってい
くことによりチタニウム材からなる入射窓にはほとんど
変形は生じない。
この場合シール溶接によって自動的に順次溶接を行って
もよい。
もよい。
また本発明によれば中間部材としてチタニウムの変態点
すなわち、883°C以下の融点をもつ金属材料を用い
るためチタニウム材の温度を前記中間部材の融点以上に
高くする必要がなく、シたがってチタニウム材の再結晶
硬化が起りにくく脆化が防止される。
すなわち、883°C以下の融点をもつ金属材料を用い
るためチタニウム材の温度を前記中間部材の融点以上に
高くする必要がなく、シたがってチタニウム材の再結晶
硬化が起りにくく脆化が防止される。
また溶接電流を間歇的にパルス状(6〜20Hz)に加
えることもチタニウム材の温度上昇を防ぐのに効果的で
ある。
えることもチタニウム材の温度上昇を防ぐのに効果的で
ある。
本発明は以上に述べたように通常の点抵抗加熱溶接を利
用し、特に圧接に近い条件で加圧し、かつチタニウムの
変態点以下の融点をもつ中間部材を溶融して気密接合を
行わせるのであるが、ここで入射窓に用いられるチタニ
ウム材としてはX線吸収特性から0.4 mm以下で、
また耐大気圧性からQ、 1− mm以上である必要が
ある。
用し、特に圧接に近い条件で加圧し、かつチタニウムの
変態点以下の融点をもつ中間部材を溶融して気密接合を
行わせるのであるが、ここで入射窓に用いられるチタニ
ウム材としてはX線吸収特性から0.4 mm以下で、
また耐大気圧性からQ、 1− mm以上である必要が
ある。
また封着用継手部材の厚さは27nrIL以上であれば
溶接の際の加圧に十分耐え得る。
溶接の際の加圧に十分耐え得る。
封着用継手部材は非磁性のステンレスである必要は特に
無く高透磁率をもったニッケルまたはクロムを含む鉄合
金でもよく、また中間部材はチタニウムの変態点よりも
低い融点をもち、実用上500〜880℃の範囲内の融
点をもつ金属であればよく、これに適合する金属材料と
して前記した銀−銅よりなる合金、あるいは銀40%、
銅30%、亜鉛28係残りニッケルよりなる合金がある
。
無く高透磁率をもったニッケルまたはクロムを含む鉄合
金でもよく、また中間部材はチタニウムの変態点よりも
低い融点をもち、実用上500〜880℃の範囲内の融
点をもつ金属であればよく、これに適合する金属材料と
して前記した銀−銅よりなる合金、あるいは銀40%、
銅30%、亜鉛28係残りニッケルよりなる合金がある
。
また中間部材は前記ニッケル層を形成する金属と兼ねて
もよく、例えばニッケルメッキ層である場合前記ニッケ
ルを含む銀−銅合金が適合する。
もよく、例えばニッケルメッキ層である場合前記ニッケ
ルを含む銀−銅合金が適合する。
いずれにしても前記中間部材はその融点が管製造時の排
気ベーシング工程において加えられる500℃よりは高
く、チタニウムの変態点883℃よりは低い温度の金属
が適用される。
気ベーシング工程において加えられる500℃よりは高
く、チタニウムの変態点883℃よりは低い温度の金属
が適用される。
抵抗加熱用溶接電極の大きさおよび形状はX線けい光増
倍管の大きさ形状などに依存するが、溶接ピッチは電極
が接する間隔から電極断面積の2/3程度重なるピッチ
間隔で行うことにより中間部材が一様に溶融し充分な真
空気密性が保たれる。
倍管の大きさ形状などに依存するが、溶接ピッチは電極
が接する間隔から電極断面積の2/3程度重なるピッチ
間隔で行うことにより中間部材が一様に溶融し充分な真
空気密性が保たれる。
溶接の際の電極間に加えられる圧力は溶融中間部材の飛
散を考慮して150 ky/i以下で行うのがよい。
散を考慮して150 ky/i以下で行うのがよい。
また溶接電流は母材の板厚、中間部材の種類巧よび加圧
力に依存するので、その時の状況に応じて10000〜
40000 A/C1?Lの範囲内で適宜選択する。
力に依存するので、その時の状況に応じて10000〜
40000 A/C1?Lの範囲内で適宜選択する。
上述実施例のX線けい光増倍管はX線入射窓にチタニウ
ム材を使用したが、チタニウム合金、例えばアルミニウ
ム6%、バナジウム4%残すチタニウムよりなる合金を
用いれば入射窓自体の機械的強度が増すのでその板厚を
薄くすることができ、結果としてX線透過率をさらに向
上させることができて感度の高いX線けい光増倍管を得
ることができる。
ム材を使用したが、チタニウム合金、例えばアルミニウ
ム6%、バナジウム4%残すチタニウムよりなる合金を
用いれば入射窓自体の機械的強度が増すのでその板厚を
薄くすることができ、結果としてX線透過率をさらに向
上させることができて感度の高いX線けい光増倍管を得
ることができる。
第3図乃至第4図はX線入射窓と封着用継手部材との接
合部における他の実施例を示したもので、すなわち第3
図に示すものは外方に僅かに彎曲しC球面状に形成さイ
tた入射窓31の周縁部に管軸に平行、かつ外方に指向
する折り曲げ部32を設け、この折り曲げ部32の外面
に中間部材33を介して端部内面が接して封着継手部材
34を配置し接合するようにしている。
合部における他の実施例を示したもので、すなわち第3
図に示すものは外方に僅かに彎曲しC球面状に形成さイ
tた入射窓31の周縁部に管軸に平行、かつ外方に指向
する折り曲げ部32を設け、この折り曲げ部32の外面
に中間部材33を介して端部内面が接して封着継手部材
34を配置し接合するようにしている。
また第4図に示すものは外方に僅かに彎曲する球面状に
形成された入射窓41の周縁部に管軸平行力)つ内方に
指向する折り曲げ部42を設けこの折り曲げ部42内面
に中間部材43を介して、端部外面が接して封着用継手
円筒44を配置し接合するようにしている。
形成された入射窓41の周縁部に管軸平行力)つ内方に
指向する折り曲げ部42を設けこの折り曲げ部42内面
に中間部材43を介して、端部外面が接して封着用継手
円筒44を配置し接合するようにしている。
さらに第2図において封着用継手環2を用いることなく
封着用継手部材として鉄系合金製円筒3のフランジ部2
4を中間部材8を介して直接入射窓6周縁内面に接して
配置し接合してもよくこの場合は同図の封着用継手環2
の使用が省略されるので管の構造が簡略化される。
封着用継手部材として鉄系合金製円筒3のフランジ部2
4を中間部材8を介して直接入射窓6周縁内面に接して
配置し接合してもよくこの場合は同図の封着用継手環2
の使用が省略されるので管の構造が簡略化される。
本発明X線けい光増倍管は以上述べたような構成でなる
もので、本発明によればチタニウム材よりなるX線入射
窓材を鉄系合金からなる封着用継手部材に気密接合する
に当り、チタニウム材を脆化させることなくしたがって
クラックなどによる真空気密の漏洩は生じなく、また変
形などによる電子レンズ系への悪影響も排除された。
もので、本発明によればチタニウム材よりなるX線入射
窓材を鉄系合金からなる封着用継手部材に気密接合する
に当り、チタニウム材を脆化させることなくしたがって
クラックなどによる真空気密の漏洩は生じなく、また変
形などによる電子レンズ系への悪影響も排除された。
以上の通りであって従来困難とされたX線入射窓材への
チタニウム材の使用を可能にし、X線透過率の高いまた
散乱X線の減少による高い画像コントラストをもつX線
けい光増倍管を提共し得るものでこれによる本発明の工
業上の価値は極めて太きい。
チタニウム材の使用を可能にし、X線透過率の高いまた
散乱X線の減少による高い画像コントラストをもつX線
けい光増倍管を提共し得るものでこれによる本発明の工
業上の価値は極めて太きい。
第1図は本発明X線けい光増倍管の概略構成を示す断面
図、第2図は第1図に示したX線けい光増倍管の要部の
一部を拡大して示す断面図、第3図乃至第4図は他の実
施例の要部の一部を拡大して示す断面図である。 2・・・・・・封着用継手環、3,34,44・・・・
・・封着用継手円筒、6,31.41・・・・・・X線
入射窓、8゜33.43・・・・・・中間部材。
図、第2図は第1図に示したX線けい光増倍管の要部の
一部を拡大して示す断面図、第3図乃至第4図は他の実
施例の要部の一部を拡大して示す断面図である。 2・・・・・・封着用継手環、3,34,44・・・・
・・封着用継手円筒、6,31.41・・・・・・X線
入射窓、8゜33.43・・・・・・中間部材。
Claims (1)
- 1 チタニウムまたはチタニウム合金からなる薄板状X
線入射窓板の周縁部が、鉄系合金からなる封着用継手部
材に気密接合されて真空外囲器の一部となされたX線け
い光増倍管において、上記X線入射窓板と封着用継手部
材とが平面状部で互いに重ね合わせられるとともに、こ
れら両者間にチタニウムの変態点よりも低い温度で溶融
する金属の中間部材が介在されて上記平面状の重ね合わ
せ面に垂直な方向に抵抗加熱溶接され気密接合されてな
ることを特徴とするX線けい光増倍管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53150040A JPS5816743B2 (ja) | 1978-12-06 | 1978-12-06 | X線けい光増倍管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53150040A JPS5816743B2 (ja) | 1978-12-06 | 1978-12-06 | X線けい光増倍管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5576557A JPS5576557A (en) | 1980-06-09 |
JPS5816743B2 true JPS5816743B2 (ja) | 1983-04-01 |
Family
ID=15488179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53150040A Expired JPS5816743B2 (ja) | 1978-12-06 | 1978-12-06 | X線けい光増倍管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5816743B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS587010B2 (ja) * | 1980-06-05 | 1983-02-08 | 株式会社東芝 | 放射線透過用窓を有する真空容器の製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4946668A (ja) * | 1972-07-20 | 1974-05-04 | ||
JPS52138861A (en) * | 1976-05-17 | 1977-11-19 | Toshiba Corp | X ray fluorescence doubler |
-
1978
- 1978-12-06 JP JP53150040A patent/JPS5816743B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4946668A (ja) * | 1972-07-20 | 1974-05-04 | ||
JPS52138861A (en) * | 1976-05-17 | 1977-11-19 | Toshiba Corp | X ray fluorescence doubler |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5576557A (en) | 1980-06-09 |
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