JPS58167253A - 操舵筒の支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車両の衝突時運転者がステアリングホイールに
当った場合に受けるＩｌｉ撃力を吸収・緩和するように
したステアリングコラムの支持装置に関するものである
。

ステアリングホイールを結合するステアリングシャフト
は、円筒状のステアリングコラムに回転可能に支持され
、このステアリングコラムは通常車体のダッシュパネル
に支持されている。

従来、この種のステアリングコラムの支持装置として、
例えば米国特許第３３７３６２９号明細−に示されるよ
うに、ステアリングコラムまたはステアリングシャフト
に軸方向に収縮可能の部分を構成し、これによって衝突
事故時のｉｌｉ撃エネルギを吸収するようにしたものが
提案されているが、これは次のような問題がある。

第１に、ダッシュパネルにステアリングコラムを２点で
支持するものには適用が難しい。ステアリングシャフト
と操向−車機構の入力軸とが一直線上に配列されている
場合には問題ないが、このような配置とすることはキャ
ブオーバ型トラックなどの場合には困難であり、一般に
はステアリングシャツ］〜と操向歯車機構の入力軸とは
２個の自在継手と１ｆｉＡの中間軸とをもって連結され
ている。

第２に、ステアリングシャフトに収縮可能の部分を構成
した場合には、ステアリングシャフトの軸方向の支持剛
性が低下するので、これを補償するためには構成が複雑
となる。

本発明の目的はこのような内題に鑑み、ステアリングシ
ャフトと操向歯車機構の入力軸とが中間軸で連結されて
いる形式の操向装置にも適用でき、しかも構成が一単で
安価に構造し得る衝撃エネルギ吸収機能をもったステア
リングコラムの支持装置を鍵供することにある。

このため、本発明の構成はステアリングコラム′　　を
車体−に対して摩擦力によって支持し、車体側に固定し
た第１の突起と、前記第１の突起よりも漬方部分で前記
ステアリングコラムに固定した第２の突起との間に、環
状体からなる衝撃吸収部材を金輪支持し、前記ステアリ
ングコラムに過大な力が作用した時前記ステアリングコ
ラムが前記摩擦力に打ち鋳って軸方内に移動し、衝撃吸
収部材を変形させるようにしたものである。

本発明を実施例に基づいて説明すると、第１図に示すよ
うに、操向装置はダッシュパネル１９のト側にブラケッ
ト１２がボルト１０をもって固定され、また断面Ｕ字形
のブラケット１５がボルト１６をもって摺動可能に支持
され、これらのブラケット１２．１５にステアリングコ
ラム１３が支持される。

ステアリングコラム１３に、ステアリングホイール１８
を基端部に結合するステアリングシャフト９が回転可能
であるが軸方向には移動しないように支持される。ステ
アリングシャフト９の先端部は自在継手８をもって中間
軸７の一端と連結され、中間軸７の他端は自在継手４を
もって操向−串機構２の入力軸３と連結される。そして
、ステアリングホイール１８の回転は操向歯車機構２の
入力軸３に伝達され、ラックアンドビニオン式の場合で
あれば、入力軸３のビニオンと噛合うラックロッド１が
駆動され、リンク機構を介して操向車輪が偏向されるよ
うになっている。

中間軸７は操向−車機構２の配置の関係からステアリン
グシャフト９と入力軸３との向きを変換するためのもの
で、フロアパネル６を貫通して配　　　　　　　　　□
置され、この貫通部分は防塵ブーツ５によって覆われる
。このような構成は従来のものとほぼ同様である。

本発明によれば、ブラケット１２に設けた穴にステアリ
ングコラム１３が固く嵌合支持される。

また、ブラケット１５は、第３図に示すように、帯板を
Ｕ字形に折り曲げて構成され、この折曲げ部をステアリ
ングコラム１３に溶接などにより固定されるとともに、
互いに外側へ折り曲げられた両端部１５ａを後述する固
定金具２３に摩擦力をもって支持され、過大な衝撃に対
して摺動可能とされる。

同定金具２３は第２〜４図に示すように、断面口字形に
折り曲げた金属板からなり、ボルト１６をもってダッシ
ュパネル１９にｗＡｆされる。ブラケット１５は端部１
５ａを、固定金具２３の互いに平行をなす壁板によって
構成されかつ前方へ延びる溝の内部へ強く摩擦係合され
る。そして、第４図に示すように、ブラケット１５の端
部１５ａの接縁に設けた切欠溝２２をボルト１６に係合
される。

第２図に示すように、ダッシュパネル１９の下面に突起
１４が一体的に構成される一方、この突起１４に対向し
てステア１）ングコラム１３の上部周壁にＵ字形の甲板
からなる突起ないしブラケット１７が溶接などにより固
定される。

突起１４とブラケット１７との間に衝撃吸収部材として
の環状体ないしリング２０が配置され、図示の例ではリ
ング２０がブラケット１７に溶接などの適当な手段によ
って結合される。しかし、このリング２０は突起１４に
結合してもよい。

衝突による衝撃エネルギを吸収する能力はリング２０の
幅、肉厚および材質によって決定される。

本発明は上述のように構成することによって、車両の衝
突時、慣性により運転者が胸部をステアリングホイール
１８に打ち付けられた場合、これを支持するステアリン
グシャフト９とステアリングコラム１３とが一体的にブ
ラケット１２．１５に沿って前方へ移動する。

このとき、ステアリングコラム１３と一体的にブラケッ
ト１５が固定金具２３との摩擦係合力に打ち勝って前方
（第４図において矢印×方向）へ移動し、同時にステア
リングコラム１３にブラケット１７をもって支持したリ
ング２０が車体側の突起１４に衝突する。このリング２
０は金属などからなり、ブラケット１７と１！起１４と
の−に挟まれて押し濃され、この変形によって衝突時の
ステアリングシャフト９に加わる衝撃エネルギを吸収し
、運転者を保護する。

本発明は上述のように構成したので、ステアリングコラ
ム１３が車体側に２点で、すなわちブラケット１２．１
５で支持される形式の操向＠瞳にもそれらの剛性強度を
損うことなく、−単に取り付けられ、Ｉｉ＊によるＩｉ
撃を吸収し、運転者を保護することができるとともに、
−撃吸収リング２０を車体−の突起１４とステアリング
コラム側のブラケットないし突起１７との間に挾んだも
のであるから、構成が極めて一単で安価に製造すること
ができる。また、衝撃吸収リング２０は従来デッドスペ
ースとなっていたブラケット１５の内側でダッシュパネ
ルの下側へ配置することができるので、余分な取付スペ
ースを必要とせず、運転操作上の障害にもならない。

なお、上述の実施例で、ブラケット１２を衝撃に対して
前方へ撓むように構成すれば、ステアリングコラム１３
．はブラケット１２に固定したままでもよい。

また、上述の実施例では、衝撃吸収リング２０をブラケ
ット１５の内部に配置したが、他の部分あるいはブラケ
ット１２側に起重することも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るステアリングコラムの支持独習を
含む操向装置についての構成を示す側面図、第２図は同
支持装置の側内断面図、第３図は第２図の纏トｌによる
正面断面図、第４図は均平面図である。 ２：操向−重機−７：中間軸　９ニステアリングシヤフ
ト　１２ニブラケツト　１３ニステアリングコラム　１
４１起　１５ニブラケツト　１６：ボルト　１７：ブラ
ケット（突起）　１８ニステアリングホイール　１９：
ダッシュバネル２０：リング（ｌｉ撃吸収部材）　２２
：溝　２３：固定金具 特許出願人　　いすず自−車株式会社 代唾人　　弁理士　山本俊夫 第４図 ｍヒ 第２図 ３ １３ｆｆｉ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ステアリングコラムを車体側に対して摩擦力によって支
   持し、車体側に固定した第１の突起と、前記第１の突起
   よりも後方部分で前記ステアリングコラムに固定した第
   ２の突起との間に、環状体からなる衝撃吸収部材を介装
   支持し、前記ステアリングコラムに過大な力が作用した
   時前記ステアリングコラムが前記摩擦力に打ち勝って軸
   方向に移動し、衝撃吸収部材を変形させるようにしたこ
   とを特徴とするステアリングコラムの支持装置。