JPS5816608B2 - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

Info

Publication number
JPS5816608B2
JPS5816608B2 JP53034615A JP3461578A JPS5816608B2 JP S5816608 B2 JPS5816608 B2 JP S5816608B2 JP 53034615 A JP53034615 A JP 53034615A JP 3461578 A JP3461578 A JP 3461578A JP S5816608 B2 JPS5816608 B2 JP S5816608B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
movable
core
plate
cover plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53034615A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54126954A (en
Inventor
上岡重信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOGYOSHA TSUSHINKIKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KOGYOSHA TSUSHINKIKI SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOGYOSHA TSUSHINKIKI SEISAKUSHO KK filed Critical KOGYOSHA TSUSHINKIKI SEISAKUSHO KK
Priority to JP53034615A priority Critical patent/JPS5816608B2/ja
Publication of JPS54126954A publication Critical patent/JPS54126954A/ja
Publication of JPS5816608B2 publication Critical patent/JPS5816608B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は省電力化を図ったソレノイドに関する。
近時ソレノイドはビデオテープレコーダ装置等に多く用
いられる傾向にあるが、このような装置に用いられるソ
レノイドはある機構を駆動したのち、この動作状態を長
時間にわたって保持するような使われ方をすることがあ
る。
従って、このような場合ソレノイドは長時間にわたって
動作状態を保つためソレノイド自体の消費電力が装置全
体の消費電力に大きく影響する。
しかして、従来このようなソレノイドには永久磁石を組
合せて所謂有極形で構成し、第1図aに示すように動作
期間t、で定格電圧Eを印加し、動作後の保持期間t2
で永久磁石の磁束により所望の保持力を得るようにした
ものがある。
吉ころが、このようなソレノイドによると動作保持状態
を解除するには期間t3で逆方向の電圧e□を印加しな
ければならないため制御回路が複雑化する傾向がありソ
レノイド自身の構成と併せ考えると全体が高価なものに
なってしまう欠点がある。
そこで、ソレノイドの構成はそのままで第1図すに示す
ように動作期間t、で定格格電圧Eを印加し、動作後の
保持期間t2で定格電圧Eより小さい保持電圧e1を印
加し、所望の保持力を得るようにすることがある。
ところが、このようにすると大きな保持力を期待するの
が難しく保持電圧e1を小さくすると動作保持が戻って
しまうことがある。
このため所望の保持力を得るには依然として大きな電圧
を印加しなければならず省電力化の点で好ましくなかっ
た。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、小
電力により大きな動作保持力が得られ、これにより省電
力化を図ることができるソレノイドを提供することを目
的とする。
以下、この発明の一実施例を図面に従い説明する。
第2図において1は筒状のボビンで、このボビン1には
励磁コイル2を巻装している。
また、このボビン1の中空部には非磁性材のパイプ3を
嵌挿している。
上記励磁コイル2を囲むように断面コ字形状の磁性材継
鉄4を設ける。
この継鉄4は固定鉄心5を取付けておりこの固定鉄心5
を上記ボビン1の一方開口部に嵌合している。
また、継鉄4の開口端には磁性材の蓋板6を設けている
この蓋板6には上記ボビン1の他方開口部に連通ずる透
孔6aを形成している。
上記蓋板6の透孔6aを介し上記ボビン1の他方開口部
より可動鉄心7を上記固定鉄心5と接離自在になるよう
に挿通する。
この可動鉄心7は常時は図示しない負荷の偏倚力により
固定鉄心5より開離されており上記励磁コイル2の励磁
により上記固定鉄心5に吸着するようにしている。
(図示例はこの状態を示している。
)また可動鉄心7には環状の磁性材板体8を挿通する。
この板体8はば1ね部材9により上記可動鉄心7に取付
けている。
この場合、ばね部材9は第2図すに示すように環状に形
成された本体の内周縁から中心方向に複数の爪部9aを
延出してなるもので、上記本体を上記板体8に取付は上
記爪部9aを上記可動鉄心7の溝部7aに係止し、上記
板体8を可動鉄心7に弾性的に支持するようにしている
また、板体8は上記可動鉄心7が固定鉄心5に吸着され
る直前で上記蓋板6の板面に当接され、その後可動鉄心
1が固定鉄心5に吸着されるまでばね部材9を変形しつ
つ可動鉄心7の軸方向に移動しこのときのばね部材9の
復元力に抗してこの状態を保つようにしている。
次に、以上のように構成したソレノイドの作用について
述べる。
いま励磁コイル2が励磁されないときは可動鉄心Iは図
示しない負荷の偏倚力により固定鉄心5より開離する方
向に位置されている0 この状態から励磁コイル2が励磁されると可動鉄心7は
固定鉄心5に吸引され図示のように固定鉄心5に吸着さ
れるまで可動する。
この場合可動鉄心7が固定鉄心5に吸着される直前で板
体8が蓋板6の板面に当接されその後可動鉄心7が固定
鉄心5に吸着するまで板体8はばね部材9を変形しつつ
可動鉄心7の軸方向に移動しこのときのばね部材9の復
元力に抗してこの状態を保持する。
従って、この状態では励磁コイル2の磁束が固定鉄心5
→継鉄4→蓋板6→板体8→可動鉄心7→固定鉄心5の
閉磁路に透過し、この動作状態を保持する。
この場合上記継鉄4から蓋板6を通して可動鉄心γに至
る磁路は蓋板6板面にばね部材9の復元力をもって当接
される板体8を介するようにしている。
従って、この間の磁気抵抗を大巾に低減でき、これによ
り可動鉄心7に達する磁束の透過効率を著しく高めるこ
とができ、その分このときの2動作保持力を増大するこ
とができる。
ちなみに、このように構成したソレノイドの励磁コイル
の消費電力(mw)と保持力(kg)の関係を実験的に
求めたところ第3図中aに示すような結果が得られ、同
図中すに示す従来のものに比べ保1持力を増大できるこ
とが確認できた。
また、このときの保持力の増加倍率の関係は第4図に示
すようになり、コイル消費電力が50〜150mW程度
のところで保持力の増加が顕著に得られることが判った
ン 更に、このように構成したソレノイドの励磁コイル
の起磁力(AT)と保持力(kg)の関係も実験的に求
めたところ第5図中aに示すような結果が得られ、同図
中すに示す従来のものに比べ保持力を増大できることが
確認できた。
このときの保持力;の増加倍率の関係は第6図に示すよ
うになりコイル起磁力が70〜150 AT程程度とこ
ろで保持力の増加が顕著に得られることも判った。
ここで、第2図に示すように可動鉄心1が固定鉄心5に
吸着されている状態から励磁コイル2の、励磁が解かれ
ると、ばね部材9の復元力により可動鉄心7は固定鉄心
5よりわずかに開離し、その後図示しない負荷の偏倚力
により開離方向に可動する。
しかして、このような構成によれば可動鉄心に挿通され
るとともに蓋板板面に当接可能にした板体を、環状をな
し上記板体に取付けられるとともに内周縁部を可動鉄心
に係止されたばね部材にて弾性的に上記可動鉄心に支持
し、可動鉄心が固定鉄心に吸着される直前に板体を蓋板
板面に当接するようにしている。
したがって、可動鉄心が固定鉄心に吸着する直前では板
体は現状のばね部材にて背部を均一的に押圧され蓋板板
面に当接されるので蓋板と可動鉄心の間の磁気抵抗を大
巾に低減できる。
これにより可動鉄心と固定鉄心の間に作用する磁束の透
過量を増大できるのでばね部材のわずかな復元力による
損失を差引いても比較的大きな動作力が期待できる。
また可動鉄心が固定鉄心に吸着された動作状態でも継鉄
から蓋板を通して可動鉄心に至る磁路は蓋板板面にばね
部材の復元力にて背部を均一に押圧される板体を介する
ようになるので、この間の磁気抵抗を大巾に低減でき、
可動鉄心から固定鉄心に達する磁束の透過効率を著しく
高めることができ、その分このときの動作保持力を増大
することもできる。
このことは小電力により大きな動作保持力を期待するこ
とができるので、上述した第1図すのように動作後の保
持期間t2で定格電圧Eより小さい保持電圧e1を印加
し所望の保持力を得るような場合も保持電圧e1を充分
に小さくすることができソレノイドの消費電力を著しく
小さくすることができこれにより省電力化に大いに寄与
することができる。
尚、この発明は上記実施例にのみ限定されず要旨を変更
しない範囲で適宜変形して実施できる。
以上述べたようにこの発明によれば小電力により大きな
動作保持力が得られ、これにより省電力化を図ることが
できるソレノイドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図a、bは従来のソレノイドを説明するための特性
図、第2図a、bはこの発明の一実施例を示す径断面図
および正面図、第3図乃至第6図は同実施例を説明する
ための特性図である。 1・・・・・・ボビン、2・・・・・・励磁コイル、3
・・・・・・パイプ、4・・・・・・継鉄、5・・・・
・・固定鉄心、6・・・・・・蓋板、7・・・・・・可
動鉄心、8・・・・・・根板、9・・・・・・ばね部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 励磁コイルを巻装した筒状ボビンと、上記コイルを
    囲むように設けられた磁性材継鉄と、この継鉄に取付け
    られ且つ上記ボビンの一方開口部に嵌合された固定鉄心
    と、上記ボビンの他方開口部に対向し且つ上記継鉄に設
    けられた磁性材蓋板と、この蓋板を貫通し上記ボビンの
    他方開口端より上記固定鉄心と接離自在になるように挿
    通された可動鉄心と、この可動鉄心が挿通されるととも
    に上記蓋板板面と当接可能にした環状の磁性材板体と、
    環状をなし外周部を上記板体に取付けられるとともに内
    周縁部を上記可動鉄心に係止され上記可動鉄心が上記固
    定鉄心に吸着される直前に上記板体を上記蓋板板面に当
    接させるとともに上記固定鉄心に吸着された可動鉄心に
    復帰方向の復元力を作用するばね部材とを具備したこと
    を特徴とするソレノイド。
JP53034615A 1978-03-24 1978-03-24 ソレノイド Expired JPS5816608B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53034615A JPS5816608B2 (ja) 1978-03-24 1978-03-24 ソレノイド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53034615A JPS5816608B2 (ja) 1978-03-24 1978-03-24 ソレノイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54126954A JPS54126954A (en) 1979-10-02
JPS5816608B2 true JPS5816608B2 (ja) 1983-04-01

Family

ID=12419271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53034615A Expired JPS5816608B2 (ja) 1978-03-24 1978-03-24 ソレノイド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5816608B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515949B2 (ja) * 1972-05-15 1976-02-24

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4883356U (ja) * 1972-01-14 1973-10-11
JPS5438346Y2 (ja) * 1974-06-29 1979-11-15
JPS5285153U (ja) * 1975-12-23 1977-06-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515949B2 (ja) * 1972-05-15 1976-02-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54126954A (en) 1979-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3735302A (en) Electromagnet
JP2001143924A (ja) 電磁石
JPH0922819A (ja) コイルボビン及び励磁コイル
JP2018142503A (ja) 電磁継電器
JP5659625B2 (ja) ソレノイド装置
JPS5816608B2 (ja) ソレノイド
US5039967A (en) Magnetic switch
JP4516908B2 (ja) 電磁アクチュエータ及び開閉器
JPS6127140Y2 (ja)
JP2540200Y2 (ja) 無励磁作動形電磁ブレーキ
JPH0231770Y2 (ja)
JPH06284688A (ja) 励磁型ヒステリシスクラッチ・ブレーキ
JP2019114412A (ja) 電磁継電器
JPS63133505A (ja) 釈放形電磁石装置
JPH085385Y2 (ja) 電磁連結装置の励磁装置
JPS6025861Y2 (ja) ソレノイド
JPH0831370B2 (ja) 電磁石
JP2005353321A (ja) 遅延型電磁石装置
JPH11294504A (ja) 無励磁作動形電磁ブレーキ
JPH118116A (ja) 挿通型電磁石
JPS6025860Y2 (ja) ソレノイド
JP2001223110A (ja) カメラ用ソレノイド
JPS6057304B2 (ja) ソレノイド機能を有するインダクタモ−タ
JPS5934973Y2 (ja) ソレノイド
JPH0112365Y2 (ja)