JPS58165Y2 - シネカメラの光学系 - Google Patents
シネカメラの光学系Info
- Publication number
- JPS58165Y2 JPS58165Y2 JP1977109405U JP10940577U JPS58165Y2 JP S58165 Y2 JPS58165 Y2 JP S58165Y2 JP 1977109405 U JP1977109405 U JP 1977109405U JP 10940577 U JP10940577 U JP 10940577U JP S58165 Y2 JPS58165 Y2 JP S58165Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- optical
- total reflection
- mirror
- optical system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Viewfinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はシネカメラの光学系、さらに詳しくいえば撮影
時と観測時ではファインダ方向に導びかれる光の量が異
なるシネカメラの光学系に関する。
時と観測時ではファインダ方向に導びかれる光の量が異
なるシネカメラの光学系に関する。
撮影レンズ系を通過した光を分割し、露出決定用の受光
素子へさらにファインダ系に導く形式のシネカメラでは
光の配分が常に問題になる。
素子へさらにファインダ系に導く形式のシネカメラでは
光の配分が常に問題になる。
フィルム露出を良好にしようとすればファインダが暗く
なり、焦点あわせ等が困難になり、焦点あわせのために
充分な光を分割してとり出すと、露出に用いられる光量
が減る。
なり、焦点あわせ等が困難になり、焦点あわせのために
充分な光を分割してとり出すと、露出に用いられる光量
が減る。
近時比較的暗い被写体でも撮影できるようにしたシネカ
メラにおいては、フィルム面に達する光を多くしたいと
いう要望が強いので、ファインダ方向に充分な光を分割
することができない。
メラにおいては、フィルム面に達する光を多くしたいと
いう要望が強いので、ファインダ方向に充分な光を分割
することができない。
従来撮影レンズから入射した光を有効に利用する方式と
して、いわゆるミラーシャッタが提案されている。
して、いわゆるミラーシャッタが提案されている。
このミラーシャッタは、シャッタの開角度以外の部分を
円錐面としてフィルムに光を与えないときは常にファイ
ンダ方向にほぼ100%の光を送るようにしたいわゆる
時分割によって光を有効に利用しようとしたものである
。
円錐面としてフィルムに光を与えないときは常にファイ
ンダ方向にほぼ100%の光を送るようにしたいわゆる
時分割によって光を有効に利用しようとしたものである
。
この方式は光量の観点からはきわめて秀れたものである
が、ファインダから見る像がちらつくという致命的な欠
点がある。
が、ファインダから見る像がちらつくという致命的な欠
点がある。
またファインダに達する光を画角以外の周縁光を利用し
ようとする提案も種々行なわれている。
ようとする提案も種々行なわれている。
しかしそのような周縁光を利用して露出を決定すること
は、必ずしも好ましいものとはいえない。
は、必ずしも好ましいものとはいえない。
また観測中は全反射ミラーですべての光束をファインダ
方向に導びき、撮影時にやはり周縁の光をファインダ方
向に供給するという提案も行なわれている。
方向に導びき、撮影時にやはり周縁の光をファインダ方
向に供給するという提案も行なわれている。
このような方式にすれば撮影時にファインダに供給され
る光は周縁の光であり、また露出回路の受光部への入射
光をいわゆるTTL方式でとり入れる場合に問題が生じ
る。
る光は周縁の光であり、また露出回路の受光部への入射
光をいわゆるTTL方式でとり入れる場合に問題が生じ
る。
本考案の目的は観測時にファインダ系に充分な光を送り
こむことができ、観測時と撮影時に受光部に到達する光
量の差をなくするようにしたシネカメラの光学系を提供
することにある。
こむことができ、観測時と撮影時に受光部に到達する光
量の差をなくするようにしたシネカメラの光学系を提供
することにある。
前記目的を遠戚するために本考案によるシネカメラの光
学系は、撮影レンズ系のすくなくとも一部を通過した光
をファインダ光学系および露出決定回路の受光部に導く
形式のシネカメラの光学系において、全反射ミラーと半
透明ミラーを有する光学ブロックと、前記各ミラーから
の光を前記受光部方向に導くために前記各ミラーに対応
して前記光学ブロックと一体に設けられている光学要素
と、前記光学要素の前記全反射ミラーに対応する部分か
らの光を減衰させるための減衰器とを含み、観測時には
前記光学ブロックの全反射ミラ一部を撮影レンズ系の光
軸にもたらし、前記受光部に前記全反射ミラー、光学要
素、減衰器を介して撮影レンズ系からの光を供給し、撮
影時には前記半透明ミラ一部を撮影レンズ系の光軸にも
たらし前記受光部に前記半透明ミラー、光学要素を介し
て撮影レンズ系からの光を供給するように構成しである
。
学系は、撮影レンズ系のすくなくとも一部を通過した光
をファインダ光学系および露出決定回路の受光部に導く
形式のシネカメラの光学系において、全反射ミラーと半
透明ミラーを有する光学ブロックと、前記各ミラーから
の光を前記受光部方向に導くために前記各ミラーに対応
して前記光学ブロックと一体に設けられている光学要素
と、前記光学要素の前記全反射ミラーに対応する部分か
らの光を減衰させるための減衰器とを含み、観測時には
前記光学ブロックの全反射ミラ一部を撮影レンズ系の光
軸にもたらし、前記受光部に前記全反射ミラー、光学要
素、減衰器を介して撮影レンズ系からの光を供給し、撮
影時には前記半透明ミラ一部を撮影レンズ系の光軸にも
たらし前記受光部に前記半透明ミラー、光学要素を介し
て撮影レンズ系からの光を供給するように構成しである
。
上記構成によれば本考案の目的は完全に遠戚できる。
以下図面等を参照して、本考案によるシネカメラの光学
系をさらに詳しく説明する。
系をさらに詳しく説明する。
第1図は本考案によるシネカメラの光学系の主として光
分割部分を示す斜視図、第2図は光学系を示す略図であ
る。
分割部分を示す斜視図、第2図は光学系を示す略図であ
る。
ハーフミラ−プリズム1と全反射ミラープリズム2はプ
リズム台3の上に固定されており、プリズム台3は摺動
案内軸4,5に摺動可能に支持されている。
リズム台3の上に固定されており、プリズム台3は摺動
案内軸4,5に摺動可能に支持されている。
プリズム台3はば゛ね6により常時、図中左方向に付勢
されている。
されている。
ハーフミラ−プリズム1と全反射ミラープリズム2の両
プリズムの上側の射出面に全反射ミラーを含む光学要素
18が設けられている。
プリズムの上側の射出面に全反射ミラーを含む光学要素
18が設けられている。
光学要素18により反射されて、受光部20に向う光の
うち前記全反射ミラー2を通過した光による部分には減
衰器を構成するNDフィルム19が設けられている。
うち前記全反射ミラー2を通過した光による部分には減
衰器を構成するNDフィルム19が設けられている。
なお図中Oの示す点線は撮影レンズの光軸を示す。
プリズム台3の下にはピン3aが植立されており、この
ピン3aは孔7a部で回転可能に支持されている伝達板
7の一端に設けられている割溝に結合させられている。
ピン3aは孔7a部で回転可能に支持されている伝達板
7の一端に設けられている割溝に結合させられている。
レリーズ摺動板8はばね9により常に第1国有手方向に
付勢されており、レリーズ摺動板8の曲げ起し部分が、
伝達板7に係合し、常時は光軸Oに全反射ミラープリズ
ム2が対応するようにしである。
付勢されており、レリーズ摺動板8の曲げ起し部分が、
伝達板7に係合し、常時は光軸Oに全反射ミラープリズ
ム2が対応するようにしである。
この状態が観測状態である。なおスイッチ17はカメラ
のモータを起動するためのスイッチであって半透明プリ
ズム部が光軸O上にもたらされたのちに閉成されるよう
になっている。
のモータを起動するためのスイッチであって半透明プリ
ズム部が光軸O上にもたらされたのちに閉成されるよう
になっている。
観測状態における光路を第2図を参照して説明する。
被写体からのコンバージョンレンズ10を通過した光は
、全反射ミラープリズム2によりすべて上方向に反射さ
れる。
、全反射ミラープリズム2によりすべて上方向に反射さ
れる。
光学要素18に入射した光はNDフィルタ19を介して
受光部20に入射する。
受光部20に入射する。
一方ファインダ対物レンズ13に達した光は全反射鏡1
4、正立レンズ15、接眼レンズ16に導びかれる。
4、正立レンズ15、接眼レンズ16に導びかれる。
すなわちファインダ光学系には十分な光が送りこまれ、
被写体の確認、焦点合わせが容易に行なわれる。
被写体の確認、焦点合わせが容易に行なわれる。
レリーズ釦8Cを押してプリズム台3を左方向(第1図
参照)に移動すると半透明ミラープリズム部1が光軸O
上にもたらされる。
参照)に移動すると半透明ミラープリズム部1が光軸O
上にもたらされる。
この状態において、半透明なミラープリズム部1を通過
した光はマスクレンズ11を通って焦点面12にもたら
される。
した光はマスクレンズ11を通って焦点面12にもたら
される。
半透明ミラープリズム部1で反射された光の一部は光学
要素18を介して受光部20に、他の光はファインダ光
学系に送られる。
要素18を介して受光部20に、他の光はファインダ光
学系に送られる。
以上説明したシネカメラの光学系を従来のファインダ系
の受光素子を有する通常のシネカメラと対比する。
の受光素子を有する通常のシネカメラと対比する。
通常のシネカメラでは受光部に達する光は、撮影レンズ
系の光軸に配置されているハーフミラ−と、接眼方向に
光をみちびくハーフミラ−とにより二度減衰させられる
。
系の光軸に配置されているハーフミラ−と、接眼方向に
光をみちびくハーフミラ−とにより二度減衰させられる
。
接眼に達する光も同様であり、この状態は観測時、撮影
時ともにかわらない。
時ともにかわらない。
これに対して本考案による光学系では観測時は全反射鏡
によりすべての光がファインダおよび受光部方向に反射
される。
によりすべての光がファインダおよび受光部方向に反射
される。
したがって減衰器を用いて受光部への光を減衰させても
入射量は従来の通常のシネカメラの場合よりすくなくな
ることはない。
入射量は従来の通常のシネカメラの場合よりすくなくな
ることはない。
ファインダ系には充分な光が供給され焦点合せ等が容易
になることはいうまでもない。
になることはいうまでもない。
本考案による光学系では撮影前に前記好条件で焦点合せ
ができるので撮影中にファインダ系にもたらされる光を
前記従前のシネカメラよりも少なくしても支障はない。
ができるので撮影中にファインダ系にもたらされる光を
前記従前のシネカメラよりも少なくしても支障はない。
したがって半透明ミラープリズム部の光軸方向の透過率
を従前のものより大きくしフィルム方向により多くの光
を供給することができる。
を従前のものより大きくしフィルム方向により多くの光
を供給することができる。
次に本考案による光学系では撮影時と観測時にファイン
ダ方向に供給される光は異なるが受光部に供給される光
は減衰器によって一定に保たれ、露出制御の応答遅れや
、指示の異いの生ずる余地はない。
ダ方向に供給される光は異なるが受光部に供給される光
は減衰器によって一定に保たれ、露出制御の応答遅れや
、指示の異いの生ずる余地はない。
さらにまた、本考案による光学系ではファインダ系には
常に撮影レンズの光軸を通る光が供給されるので光学設
計上の無理が生じないという利点がある。
常に撮影レンズの光軸を通る光が供給されるので光学設
計上の無理が生じないという利点がある。
第1図は本考案によるシネカメラの光学系の主として光
分割部分をとり出して示した斜視図、第2図は光学系を
示す斜視図である。 1・・・・・・半透明ミラープリズム部、2・・・・・
・全反射ミラープリズム部、3・・・・・・プリズム台
、4,5・・・・・・摺動案内軸、6,9・・・・・・
ばね、7・・・・・・伝達板、8・・・・・・レリーズ
摺動板、10・・・・・・コンバージョンレンズ、11
・・・・・・マスタレンズ、12・・・・・・焦点面、
13・・・・・・ファインダ対物レンズ、14・・・・
・・反射鏡、15・・・・・・正立レンズ、16・・・
・・・接眼レンズ、17・・・・・・スイッチ、18・
・・・・・全反射プリズム、19・・・・・・NDフィ
ルタ、20・・・・・・受光部。
分割部分をとり出して示した斜視図、第2図は光学系を
示す斜視図である。 1・・・・・・半透明ミラープリズム部、2・・・・・
・全反射ミラープリズム部、3・・・・・・プリズム台
、4,5・・・・・・摺動案内軸、6,9・・・・・・
ばね、7・・・・・・伝達板、8・・・・・・レリーズ
摺動板、10・・・・・・コンバージョンレンズ、11
・・・・・・マスタレンズ、12・・・・・・焦点面、
13・・・・・・ファインダ対物レンズ、14・・・・
・・反射鏡、15・・・・・・正立レンズ、16・・・
・・・接眼レンズ、17・・・・・・スイッチ、18・
・・・・・全反射プリズム、19・・・・・・NDフィ
ルタ、20・・・・・・受光部。
Claims (1)
- 撮影レンズ系のすくなくとも一部を通過した光をファイ
ンダ光学系および露出決定回路を受光部に導く形式のシ
ネカメラの光学系において全反射ミラーと半透明ミラー
を有する光学ブロックと、前記各ミラーからの光を前記
受光部方向に導くために前記各ミラーに対応して前記光
学ブロックと一体に設けられている光学要素と前記光学
要素の前記全反射ミラーに対応する部分からの光を減衰
させるための減衰器とを含み観測時には前記光学ブロッ
クの全反射ミラ一部を撮影レンズ系の光軸にもたらし、
前記受光部に前記全反射ミラー、光学要素、減衰器を介
して撮影レンズ系からの光を供給し、撮影時には前記半
透明ミラ一部を撮影レンズ系の光軸にもたらし前記受光
部に前記半透明ミラー、光学要素を介して撮影レンズ系
からの光を供給するように構成したことを特徴とするシ
ネカメラの光学系。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977109405U JPS58165Y2 (ja) | 1977-08-16 | 1977-08-16 | シネカメラの光学系 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977109405U JPS58165Y2 (ja) | 1977-08-16 | 1977-08-16 | シネカメラの光学系 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5435647U JPS5435647U (ja) | 1979-03-08 |
JPS58165Y2 true JPS58165Y2 (ja) | 1983-01-05 |
Family
ID=29055335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977109405U Expired JPS58165Y2 (ja) | 1977-08-16 | 1977-08-16 | シネカメラの光学系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58165Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6217356Y2 (ja) * | 1980-04-28 | 1987-05-02 |
-
1977
- 1977-08-16 JP JP1977109405U patent/JPS58165Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5435647U (ja) | 1979-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4853787A (en) | Still video camera having a viewfinder with superimposed images | |
US4533224A (en) | Multi-image camera | |
GB1571321A (en) | Reflex mirror for a single lens reflex camera | |
US4180312A (en) | Photographic camera with through the lens exposure meter | |
JPS58165Y2 (ja) | シネカメラの光学系 | |
JPS6246175Y2 (ja) | ||
JP2794856B2 (ja) | 観察装置 | |
JPS6340112A (ja) | 自動合焦装置 | |
JPS6255769B2 (ja) | ||
JP3774528B2 (ja) | 一眼レフカメラのファインダ | |
JP2503439B2 (ja) | 測光装置 | |
EP0793136B1 (en) | Optical apparatus such as a camera | |
JPS6258487B2 (ja) | ||
JPS5839449Y2 (ja) | イチガンレフレツクスカメラノ ソツコウソウチ | |
JPS6331044Y2 (ja) | ||
JPH0326500Y2 (ja) | ||
JPH06138374A (ja) | 視線検出装置を有する光学装置 | |
JPH0136181Y2 (ja) | ||
JPH04342Y2 (ja) | ||
JPH09211310A (ja) | カメラ | |
JP3272634B2 (ja) | カメラのファインダー装置 | |
JP3243020B2 (ja) | 光学ファインダー | |
JPS61129609A (ja) | 自動焦点検出用の光学系 | |
JPS59136722A (ja) | レンズシヤツタカメラ | |
JPS6055815B2 (ja) | カメラのデ−タ記録装置 |