JPS58165861A - 体液浄化用吸着材 - Google Patents
体液浄化用吸着材Info
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- JPS58165861A JPS58165861A JP57048831A JP4883182A JPS58165861A JP S58165861 A JPS58165861 A JP S58165861A JP 57048831 A JP57048831 A JP 57048831A JP 4883182 A JP4883182 A JP 4883182A JP S58165861 A JPS58165861 A JP S58165861A
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- JP
- Japan
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- adsorbent
- derivative
- adsorbent according
- carboxylic acid
- vinyl ester
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- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、生体免疫機能に起因する各種疾患と密接な関
係をもつと考えられている自己抗体および/または免疫
複合体などを特異的に吸着除去する体液浄化用吸着材に
関する。
係をもつと考えられている自己抗体および/または免疫
複合体などを特異的に吸着除去する体液浄化用吸着材に
関する。
周知の如く体液、例えは血液中に発現する免疫グロブリ
ンおよびまたは免疫グロブリン複合体、特に自己抗体j
oよび/または免疫複合体は、癌、免疫増殖性症候群、
によび慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス等の
自己免疫疾患、あるいはアレルギー、 臓器移植時の拒
絶反応等の生体免疫機・能に関係した疾患8よび現象の
原因あるいは進行と密接な関係をもっていると考えられ
ている。
ンおよびまたは免疫グロブリン複合体、特に自己抗体j
oよび/または免疫複合体は、癌、免疫増殖性症候群、
によび慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス等の
自己免疫疾患、あるいはアレルギー、 臓器移植時の拒
絶反応等の生体免疫機・能に関係した疾患8よび現象の
原因あるいは進行と密接な関係をもっていると考えられ
ている。
そこで、血液、血漿等の体液成分から、上記免疫グロブ
リンによび/筐たは免疫グロブリン複合体、特に自己抗
体および/または免疫複合体を特異的に吸着除去するこ
とによって、上記の如き疾患の進行を防止し、症状を軽
減せしめ、さらには治癒を早めることが期待されていた
3、 1本発明者らは、免疫グロブリ
ンχよび/または免疫グロブリン複合体、特に自己抗体
および/または免疫複合体などを高い効率で特異的に吸
着し、非特異的な吸着が少なく、安全性があり、滅菌操
作も簡単に行なうことができ、体液浄化あるいは再生用
に適した吸着材を提供することを目的に鋭意研究した結
果、担体に被吸着物質と化学的な選択的相互作用をなす
特別な化学構造を有する物質を保持させてなる種々の吸
着材を見出し、先に特許出願した(%願昭56−715
2、特願昭56−18923、特w4昭56−7677
6、特願昭56−159444)。
リンによび/筐たは免疫グロブリン複合体、特に自己抗
体および/または免疫複合体を特異的に吸着除去するこ
とによって、上記の如き疾患の進行を防止し、症状を軽
減せしめ、さらには治癒を早めることが期待されていた
3、 1本発明者らは、免疫グロブリ
ンχよび/または免疫グロブリン複合体、特に自己抗体
および/または免疫複合体などを高い効率で特異的に吸
着し、非特異的な吸着が少なく、安全性があり、滅菌操
作も簡単に行なうことができ、体液浄化あるいは再生用
に適した吸着材を提供することを目的に鋭意研究した結
果、担体に被吸着物質と化学的な選択的相互作用をなす
特別な化学構造を有する物質を保持させてなる種々の吸
着材を見出し、先に特許出願した(%願昭56−715
2、特願昭56−18923、特w4昭56−7677
6、特願昭56−159444)。
また、担体についても種々検討し、担体として比表面積
が少な(とも5rrl/lである硬質ゲル担体が好まし
く、また、ビニルアルコール単位を主構成4分とする架
橋合成高分子が優れた性能を持つことを見出し、これに
ついても先に特許出願した(特願昭56−110817
、特願昭56−112919)。
が少な(とも5rrl/lである硬質ゲル担体が好まし
く、また、ビニルアルコール単位を主構成4分とする架
橋合成高分子が優れた性能を持つことを見出し、これに
ついても先に特許出願した(特願昭56−110817
、特願昭56−112919)。
本発明は、先の発明に関して、ビニルアルコール単位を
主構成4分とする架橋合成高分子担体について、より詳
細に検討した結果なされたものであり、上記担体の改良
に関する。
主構成4分とする架橋合成高分子担体について、より詳
細に検討した結果なされたものであり、上記担体の改良
に関する。
5一
本発明の目的に対して用いられる体液浄化用吸着材の性
質として望まれることは、 (1) 自己抗体、免疫複合体を選択的に、かつ高い
効率で吸着すること、 (2) 目的物質以外の物質を吸着し難いこと、(3)
機械的強度が充分あり、活性化、固定化、輸送等により
カケ、クダケが生じ難いこと。また、吸着材をカラムに
充填し、血液、血漿等の体液の高粘度溶液を高流速で流
せ、目詰まりを起こさないこと、 (4)滅菌できること、 (5)凝固線溶系、補体系を活性化し−ないこと、など
である。
質として望まれることは、 (1) 自己抗体、免疫複合体を選択的に、かつ高い
効率で吸着すること、 (2) 目的物質以外の物質を吸着し難いこと、(3)
機械的強度が充分あり、活性化、固定化、輸送等により
カケ、クダケが生じ難いこと。また、吸着材をカラムに
充填し、血液、血漿等の体液の高粘度溶液を高流速で流
せ、目詰まりを起こさないこと、 (4)滅菌できること、 (5)凝固線溶系、補体系を活性化し−ないこと、など
である。
本発明者らをま、体液浄化用吸着材として、さらに高い
効率で自己抗体、免疫複合体を吸着除去できる、すなわ
ち、コンパクトでプライミングボリュームの少ない吸着
器とすることができる吸着材を提供すること、および機
械的に強く、滅菌可能で血液や血漿に対して悪影響を与
えない吸着材を提供することを目標にして、さらに鋭意
研究を重 6− ねた。
効率で自己抗体、免疫複合体を吸着除去できる、すなわ
ち、コンパクトでプライミングボリュームの少ない吸着
器とすることができる吸着材を提供すること、および機
械的に強く、滅菌可能で血液や血漿に対して悪影響を与
えない吸着材を提供することを目標にして、さらに鋭意
研究を重 6− ねた。
種々の重合条件で製造した、ビニルアルコール単位を主
構成4分とする架橋合成高分子担体に対し1、各種リガ
ンドを固定化して自己抗体8よび/または免疫複合体に
対する吸着特性、機械的強度、体液に対する親和性等を
評価したところ、カルボン酸ビニルエステルとトリアジ
ン環構造を有する架橋性単量体の仕込み比率がある特定
の範囲、すなわち、トリアジン環構造を有する架橋性単
量体の仕込み比率が比較的多いところで、自己抗体?よ
び/または免疫複合体の吸着能力が高くなり、機械的強
度が上がることがわかり、また、トリアジン環構造を有
する架橋性単量体の量が多(なる、すなわち、疎水性部
分が増えるにもかかわらす、アルブミンのような蛋白質
の非特異的吸着が増えないことを見出し、本発明を完成
するに至った。
構成4分とする架橋合成高分子担体に対し1、各種リガ
ンドを固定化して自己抗体8よび/または免疫複合体に
対する吸着特性、機械的強度、体液に対する親和性等を
評価したところ、カルボン酸ビニルエステルとトリアジ
ン環構造を有する架橋性単量体の仕込み比率がある特定
の範囲、すなわち、トリアジン環構造を有する架橋性単
量体の仕込み比率が比較的多いところで、自己抗体?よ
び/または免疫複合体の吸着能力が高くなり、機械的強
度が上がることがわかり、また、トリアジン環構造を有
する架橋性単量体の量が多(なる、すなわち、疎水性部
分が増えるにもかかわらす、アルブミンのような蛋白質
の非特異的吸着が増えないことを見出し、本発明を完成
するに至った。
すなわち、本発明は、担体に被吸着物質と結合可能なリ
ガンドを保持させてなる体液浄化用吸着材において、カ
ルボン酸ビニルエステルと下記トリアジン環構造を有す
る架橋性単量体とを、架槁度Xを0.30≦X≦0.8
の範囲にして重合した後、加水分解した硬質ゲル担体な
用いることを要旨とする体液浄化用吸着材である。
ガンドを保持させてなる体液浄化用吸着材において、カ
ルボン酸ビニルエステルと下記トリアジン環構造を有す
る架橋性単量体とを、架槁度Xを0.30≦X≦0.8
の範囲にして重合した後、加水分解した硬質ゲル担体な
用いることを要旨とする体液浄化用吸着材である。
本発明の体液浄化用吸着材の担体は、カルボン酸ビニル
エステルと下記式(1) 、 (2)で示されるトリア
ジン環を有する化合物を共重合り一て該共重合体をエス
テル交換またはケン化することによって得ることができ
るが、カルボン酸ビニル:Lステルとの共重合性によび
形成されたマ) IJラックス強度、#細孔構造、化学
的安定性の面からトリアリルイソシアヌレートが最も好
ましい。
エステルと下記式(1) 、 (2)で示されるトリア
ジン環を有する化合物を共重合り一て該共重合体をエス
テル交換またはケン化することによって得ることができ
るが、カルボン酸ビニル:Lステルとの共重合性によび
形成されたマ) IJラックス強度、#細孔構造、化学
的安定性の面からトリアリルイソシアヌレートが最も好
ましい。
鳥
(1) (2)
(ただし札、ルオよび鳥は、それぞれ独立に、CH,=
CH−CH,−1CH:C−CH,−表よびCH。
CH−CH,−1CH:C−CH,−表よびCH。
CH,−C−C)I、−を示す)
カルボン酸ビニルニスデルとは重合可能なカルボン酸ビ
ニルエステル基を一つ以上有する化合物のことで、たと
えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等をあけること
ができる。
ニルエステル基を一つ以上有する化合物のことで、たと
えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等をあけること
ができる。
本発明の体液浄化用吸着材の特性に影響を与えない重合
性単量体、たとえばジエチレングリコール、エチルビニ
ルエーテル等を添加してもがまわない。
性単量体、たとえばジエチレングリコール、エチルビニ
ルエーテル等を添加してもがまわない。
本発明の体液浄化用吸着材においては、カルボン酸ビニ
ルエステルと架橋性単量体の蓋を、下記(1)式に5い
てXが0.35≦X≦0.8になるように選んで共重合
な行なうのが好ましい。
ルエステルと架橋性単量体の蓋を、下記(1)式に5い
てXが0.35≦X≦0.8になるように選んで共重合
な行なうのが好ましい。
(ただし
Ml:カルボン酸ビニルエステルの分子」゛M、:架橋
性単量体の分子量″ Wl:重合に用いたカルボン酸ビニルエステルの重量 wt二重合に用いた架橋性単量体の重電n、:カルボン
酸ビエビニルニスデル1分子するエチレン性二重結合の
数 02:架橋性単量体1分子が有するエチレン性二重結合
の数) Xが0.35より小さいと、吸着材の担体としては、よ
り親水的になり体液との親和性をま良くなるはずである
が、機械的な硬さがなくなる方向であり、カラムに詰め
て高粘度の体液を流した時に変形、目詰りを起こし易く
なる。また、担体の疎水性に依存する疎水クロマト的な
高分子グロブリンの吸着が減るので、自己抗体芯よび/
または免役複合体の吸着効率(能力)が急くなってくる
。Xが0.8より大きくなると、非常に疎水的な吸着材
担体となってくるため、体液との濡れが悪くなるし、ま
た、体液中の凝固線溶系、補体系を活性化し易くなる、
また、リガンドの固定が可能な官能基の密度も低くなり
、リガンドの高密反固定も不可能となり、したがって、
自己抗体?よび/または免疫複合体の吸着効率(能力)
も悪くなる。これに対してXが0.35≦X≦0.8の
範囲では、水酸基密度の量、すなわち、リガンドの固定
量と親水性、すなわち、体液との親和性とのノ(ランス
が良く、自己抗体Hよび/または免疫複合体の吸着効率
(能力)が良(、かつ、体液との親和性が良く、吸着材
として充分な機械的強度をもつ。
性単量体の分子量″ Wl:重合に用いたカルボン酸ビニルエステルの重量 wt二重合に用いた架橋性単量体の重電n、:カルボン
酸ビエビニルニスデル1分子するエチレン性二重結合の
数 02:架橋性単量体1分子が有するエチレン性二重結合
の数) Xが0.35より小さいと、吸着材の担体としては、よ
り親水的になり体液との親和性をま良くなるはずである
が、機械的な硬さがなくなる方向であり、カラムに詰め
て高粘度の体液を流した時に変形、目詰りを起こし易く
なる。また、担体の疎水性に依存する疎水クロマト的な
高分子グロブリンの吸着が減るので、自己抗体芯よび/
または免役複合体の吸着効率(能力)が急くなってくる
。Xが0.8より大きくなると、非常に疎水的な吸着材
担体となってくるため、体液との濡れが悪くなるし、ま
た、体液中の凝固線溶系、補体系を活性化し易くなる、
また、リガンドの固定が可能な官能基の密度も低くなり
、リガンドの高密反固定も不可能となり、したがって、
自己抗体?よび/または免疫複合体の吸着効率(能力)
も悪くなる。これに対してXが0.35≦X≦0.8の
範囲では、水酸基密度の量、すなわち、リガンドの固定
量と親水性、すなわち、体液との親和性とのノ(ランス
が良く、自己抗体Hよび/または免疫複合体の吸着効率
(能力)が良(、かつ、体液との親和性が良く、吸着材
として充分な機械的強度をもつ。
本吸着材担体の形状としては、球状、粒状、糸状、中空
糸状、平膜状等いずれも有効に用いられるが、その吸着
材担体表面積(吸着材としての吸着能力)および体外循
環時の体液の流通面より、球状または粒状が特に好まし
く用いられる。したがって、担体の合成法としては、公
知の懸濁重合法が特に有効に用いられる。
糸状、平膜状等いずれも有効に用いられるが、その吸着
材担体表面積(吸着材としての吸着能力)および体外循
環時の体液の流通面より、球状または粒状が特に好まし
く用いられる。したがって、担体の合成法としては、公
知の懸濁重合法が特に有効に用いられる。
球状または粒子状吸着材担体の平均粒径は25〜250
0μmのものを利用できるが、その比表面積(吸着材と
しての吸着能力)と体液の流通面より、150〜150
0μmのものが特に好まし、い。
0μmのものを利用できるが、その比表面積(吸着材と
しての吸着能力)と体液の流通面より、150〜150
0μmのものが特に好まし、い。
吸着材相体の排除限界分子量(タンパク質)としては、
本発明の目的吸着物質の分子量が15万(IgG )よ
り免疫複合体特にIgM免疫複合体の場合には1000
万に達するので、15〜1000万が好ましい。本発明
の目的に最も汎用的な排除限界分子量は100〜500
万であ4)。
本発明の目的吸着物質の分子量が15万(IgG )よ
り免疫複合体特にIgM免疫複合体の場合には1000
万に達するので、15〜1000万が好ましい。本発明
の目的に最も汎用的な排除限界分子量は100〜500
万であ4)。
本発明の吸着材に用いる担体は、溶液重合、懸濁重合、
エマルジョン重合等で得ることができるが、体液浄化用
吸着材の形状は、球状または粒状が良いので懸濁重合が
好ましい。
エマルジョン重合等で得ることができるが、体液浄化用
吸着材の形状は、球状または粒状が良いので懸濁重合が
好ましい。
懸濁重合は例えはカルボン酸ビニルエステルと架橋性単
蓋体を、これらの単量体な浴解するが水に浴解しに(い
溶媒の共存下に攪拌し、て小滴となし、l@することに
よって行なわれる。単量体を溶解するが水に溶解しにく
い有機溶媒を単量体に加えることにより、得られる共重
合体にパーマネントボアを形成させる、単量体を溶解す
るが水に溶解しにくい有機液媒とは具体的にはトルエン
1.1 キシレジ等の芳香族炭化水素、ヘプタン、オクタン等の
脂肪族炭化水素、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸n
−ヘキシル等のエステル化合物、ジブチルエーテル等の
エーテル類あるいはメチルイソブチルケトン、n−ヘプ
タツール等のことである。有機溶媒は単量体100重量
部に対して20〜300重量部の範囲で用いるのが好ま
しい。
蓋体を、これらの単量体な浴解するが水に浴解しに(い
溶媒の共存下に攪拌し、て小滴となし、l@することに
よって行なわれる。単量体を溶解するが水に溶解しにく
い有機溶媒を単量体に加えることにより、得られる共重
合体にパーマネントボアを形成させる、単量体を溶解す
るが水に溶解しにくい有機液媒とは具体的にはトルエン
1.1 キシレジ等の芳香族炭化水素、ヘプタン、オクタン等の
脂肪族炭化水素、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸n
−ヘキシル等のエステル化合物、ジブチルエーテル等の
エーテル類あるいはメチルイソブチルケトン、n−ヘプ
タツール等のことである。有機溶媒は単量体100重量
部に対して20〜300重量部の範囲で用いるのが好ま
しい。
共重合体の孔径あるいは孔径分布を制御するために、単
量体混合物に溶解する線状重合体を前記溶媒と併用して
もよい。線状重合体としては、たとえばポリ酢酸ビニル
等を挙げることができる。
量体混合物に溶解する線状重合体を前記溶媒と併用して
もよい。線状重合体としては、たとえばポリ酢酸ビニル
等を挙げることができる。
線状重合体は単量体100重量部に対して10重量部以
下で用いられる。かかる線状重合体を前記有機溶媒と併
用することによって、より孔径の大きいゲルを得るのが
容易になる。重合に際して用いられる開始剤は通常のラ
ジカル重合開始剤でよく、たとえば2.2′−アゾビス
イソブチロニトリルや、過酸化ベンゾイル等を用いるこ
とができる。
下で用いられる。かかる線状重合体を前記有機溶媒と併
用することによって、より孔径の大きいゲルを得るのが
容易になる。重合に際して用いられる開始剤は通常のラ
ジカル重合開始剤でよく、たとえば2.2′−アゾビス
イソブチロニトリルや、過酸化ベンゾイル等を用いるこ
とができる。
重合によって得られた粒状重合体は、次にエステル交換
またはケン化を行なう。
またはケン化を行なう。
エステル交換反応またはケン化反応は、水やアルコール
またはその混合液を溶媒として、酸またはアルカリを用
いて行なわれる。反応の温度は5〜55℃が好ましく、
10〜50℃かさらに好ましく、15〜45℃が特に好
ましい。
またはその混合液を溶媒として、酸またはアルカリを用
いて行なわれる。反応の温度は5〜55℃が好ましく、
10〜50℃かさらに好ましく、15〜45℃が特に好
ましい。
エステル交換またはケン化によって得られたゲルはたと
えばエピクロルヒドリン、ブタンジオールジグリシジル
エーテル等で後架橋することもできる。
えばエピクロルヒドリン、ブタンジオールジグリシジル
エーテル等で後架橋することもできる。
リガンドを硬質ゲル担体に結合する方法は、共有結合、
イオン結合、物理吸着、包理あるいは重置体表面への沈
殿不溶化等あらゆる公知の方法を用いることができるが
、結合物の溶出性よりみて、共有結合により固定、不溶
化して用いることが好ましい。そのため通常固定化酵素
、アフイニテイクロマトグラフイで用いられる公知の担
体の活性化方法?よびリガンドの結合方法を用いること
ができる。
イオン結合、物理吸着、包理あるいは重置体表面への沈
殿不溶化等あらゆる公知の方法を用いることができるが
、結合物の溶出性よりみて、共有結合により固定、不溶
化して用いることが好ましい。そのため通常固定化酵素
、アフイニテイクロマトグラフイで用いられる公知の担
体の活性化方法?よびリガンドの結合方法を用いること
ができる。
活性化方法を例示すると、ハロゲン化シアン法、エピク
ロルヒドリン法、ビスエポキシド法、ハロゲン化トリア
ジン法、ブロモアセチルプロミド法、エチルクロロホル
マート法、l、1−カルボニルジイミダゾール法等をあ
げることができる。本発明の活性化方法は、リガンドの
アミノ基、水tR基、カルボキシル基、チオール基等の
活性水素を有する求核反応基と置換8よび/または付加
反応できればよく、上記の例示に限定されるものではな
いが、化学的安定性、熱的安定性等を考慮すると、エポ
キシドを用いる方法が好ましく、特にエピクロルヒドリ
ン法が推奨できる。また、必要に応じて担体とリガンド
の間に任意の長さの分子(スペーサー)を導入してもよ
い。
ロルヒドリン法、ビスエポキシド法、ハロゲン化トリア
ジン法、ブロモアセチルプロミド法、エチルクロロホル
マート法、l、1−カルボニルジイミダゾール法等をあ
げることができる。本発明の活性化方法は、リガンドの
アミノ基、水tR基、カルボキシル基、チオール基等の
活性水素を有する求核反応基と置換8よび/または付加
反応できればよく、上記の例示に限定されるものではな
いが、化学的安定性、熱的安定性等を考慮すると、エポ
キシドを用いる方法が好ましく、特にエピクロルヒドリ
ン法が推奨できる。また、必要に応じて担体とリガンド
の間に任意の長さの分子(スペーサー)を導入してもよ
い。
本発明で主に対象とする吸着対象物質は、免疫グロブリ
ン?よび/または免疫グロブリン複合体特に自己抗体、
?よび/または免疫複合体であるが、より詳細に説明す
ると、通常のイムノグロブリン、リウマチ因子、抗核抗
体、抗DNA抗体、抗リンパ球抗体、抗赤血球抗体、抗
血小板抗体、抗アセチルコリンレセプター抗体、血清脱
除抗体、抗サイログロブリン抗体、抗マイクロシーム抗
体、抗大腸抗体等の自己抗体を含むイムノグロブリン、
イムノグロブリンの還元生成物、化学修飾生成物等のイ
ムノグロブリン誘導体、イムノグロブリン間またはイム
ノグロブリンと他の物質、特に抗原および抗原様物質と
の複合体等である(以下、悪性物質と総称する)。これ
らの中でも特に本発明の対象とする吸着対象物質として
好ましいものは、自己免疫疾患の原因Rよび進行と深い
係わりをもつ自己抗体Rよび免疫複合体である。
ン?よび/または免疫グロブリン複合体特に自己抗体、
?よび/または免疫複合体であるが、より詳細に説明す
ると、通常のイムノグロブリン、リウマチ因子、抗核抗
体、抗DNA抗体、抗リンパ球抗体、抗赤血球抗体、抗
血小板抗体、抗アセチルコリンレセプター抗体、血清脱
除抗体、抗サイログロブリン抗体、抗マイクロシーム抗
体、抗大腸抗体等の自己抗体を含むイムノグロブリン、
イムノグロブリンの還元生成物、化学修飾生成物等のイ
ムノグロブリン誘導体、イムノグロブリン間またはイム
ノグロブリンと他の物質、特に抗原および抗原様物質と
の複合体等である(以下、悪性物質と総称する)。これ
らの中でも特に本発明の対象とする吸着対象物質として
好ましいものは、自己免疫疾患の原因Rよび進行と深い
係わりをもつ自己抗体Rよび免疫複合体である。
本発明吸着材にSいて、担体に保持させるリガンドを例
示する。
示する。
吸着対象物質がリウマチ因子のような自己抗体8よび/
または免疫複合体を主とする場合は、リガンドとして疎
水性化合物を含有する有機低分子化合物を使用すること
が推奨できる。ここで言う有機低分子化合物とは、分子
量が1万以下、好ましくは1000以下の有機化合物を
いう。
または免疫複合体を主とする場合は、リガンドとして疎
水性化合物を含有する有機低分子化合物を使用すること
が推奨できる。ここで言う有機低分子化合物とは、分子
量が1万以下、好ましくは1000以下の有機化合物を
いう。
疎水性化合物とは、対生理食塩水溶解度100ミリモル
/dt以下(25℃)、より好ましくは3゜ミリモル/
dt以下のイL合物をいう。対生理食塩水 1溶
解度が100ミリモル/luより大きい化合物は、親水
性が高くなりすぎ、悪性物質に対する親和力が低下する
結果、吸着能が極端に低下する。また、より親水的なア
ルブミンに対する親和力が生じて、アルブミンをも非特
異的に吸着するようになり好ましくない。疎水性化合物
の中では、少なくとも一つの芳香族環を有する化合物が
、特に好ましい結果を与える。芳香族環とは、芳香族性
を持った環状化合物を意味し、いずれも有用に用い得る
が、ベンゼン、ナフタレン、フェナントレン等のベンゼ
ン系芳香族環、ピリジン、キノリン、アクリジン、イン
キノリン、フェナントレン等の含窒素6員環、インドー
ル、カルバゾール、イソインドール、インドリジン、ポ
ルフィリン、 2,3,2.3−ピロロビロール等の含
窒素5員堀、ピリダジン、ピリミジン、sym −)リ
アジン、sym−テトラジン、キナゾリン、1,5−ナ
フチリジン、プテリジン、フェナジン等の多価含窒素6
員域、ピラゾール、イミダゾール、1,2.4−トリア
ゾール、1,2.3−トリアゾール、テトラゾール、ペ
ンズイミナゾール、イミダゾール、プリン等の多価含窒
素5員環、ノルハルマン環、ペリミジン環、ベンゾフラ
ン、イソベンゾフラン、ジベンゾフラン等の含酸素芳香
族環、ベンゾチオフェン、チェノチオフェン、チェピン
等の含イオウ芳香族環、オキサゾール、インオキサゾー
ル、1,2,5−オキサダイアゾール、ベンズオキサゾ
ール等の含酸素複素芳香環、チアゾール、イソチアゾー
ル、1,3.4−チアダイアゾール、ベンゾチアゾール
等の含イオウ複素芳香環などの芳香族M9sよびその誘
導体を少なくとも一つ有する疎水性化合物を含有する有
機低分子化合物が好ましい結果を与える。中でもトリプ
タミン等のインドール環を含む化合物によび/またはベ
ンゼン環を含む化合物は、特に好ましい結果を与える。
/dt以下(25℃)、より好ましくは3゜ミリモル/
dt以下のイL合物をいう。対生理食塩水 1溶
解度が100ミリモル/luより大きい化合物は、親水
性が高くなりすぎ、悪性物質に対する親和力が低下する
結果、吸着能が極端に低下する。また、より親水的なア
ルブミンに対する親和力が生じて、アルブミンをも非特
異的に吸着するようになり好ましくない。疎水性化合物
の中では、少なくとも一つの芳香族環を有する化合物が
、特に好ましい結果を与える。芳香族環とは、芳香族性
を持った環状化合物を意味し、いずれも有用に用い得る
が、ベンゼン、ナフタレン、フェナントレン等のベンゼ
ン系芳香族環、ピリジン、キノリン、アクリジン、イン
キノリン、フェナントレン等の含窒素6員環、インドー
ル、カルバゾール、イソインドール、インドリジン、ポ
ルフィリン、 2,3,2.3−ピロロビロール等の含
窒素5員堀、ピリダジン、ピリミジン、sym −)リ
アジン、sym−テトラジン、キナゾリン、1,5−ナ
フチリジン、プテリジン、フェナジン等の多価含窒素6
員域、ピラゾール、イミダゾール、1,2.4−トリア
ゾール、1,2.3−トリアゾール、テトラゾール、ペ
ンズイミナゾール、イミダゾール、プリン等の多価含窒
素5員環、ノルハルマン環、ペリミジン環、ベンゾフラ
ン、イソベンゾフラン、ジベンゾフラン等の含酸素芳香
族環、ベンゾチオフェン、チェノチオフェン、チェピン
等の含イオウ芳香族環、オキサゾール、インオキサゾー
ル、1,2,5−オキサダイアゾール、ベンズオキサゾ
ール等の含酸素複素芳香環、チアゾール、イソチアゾー
ル、1,3.4−チアダイアゾール、ベンゾチアゾール
等の含イオウ複素芳香環などの芳香族M9sよびその誘
導体を少なくとも一つ有する疎水性化合物を含有する有
機低分子化合物が好ましい結果を与える。中でもトリプ
タミン等のインドール環を含む化合物によび/またはベ
ンゼン環を含む化合物は、特に好ましい結果を与える。
これはグロブリン系化合物と該化合物の結合において、
該化合物の疎水性、立体構造と分子剛直性が有効に作用
している結果と解釈できるものである。
該化合物の疎水性、立体構造と分子剛直性が有効に作用
している結果と解釈できるものである。
また、より安全に実用に供することができ、安価な疎水
性化合物として推奨できるのが疎水性アミノ酸およびそ
の誘導体である。
性化合物として推奨できるのが疎水性アミノ酸およびそ
の誘導体である。
疎水性アミノ酸およびその誘導体とは、Tanford
、Nozaki (J、AmB=C!hem、・ao
c、、184 4240 (1962)、J、Biol
、Chem、246 2211(1971))[Iタン
フオードノザキ(ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミ
カル・ソサエティ、184.4240 (1962)、
ジャーナル・オプ・バイオロジカルCケミストリイ24
6.2211 (1971))により定義された疎水性
尺度でみて、15 Q Q cal/mo1以上のアミ
ノ酸Rよびその誘導体で、対生理食塩水溶解度100ミ
リモル/a以下の化合物を意味する。例えは、リジン、
バリン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、イン
ロイシン、トリプトファン8よびその誘導体等である。
、Nozaki (J、AmB=C!hem、・ao
c、、184 4240 (1962)、J、Biol
、Chem、246 2211(1971))[Iタン
フオードノザキ(ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミ
カル・ソサエティ、184.4240 (1962)、
ジャーナル・オプ・バイオロジカルCケミストリイ24
6.2211 (1971))により定義された疎水性
尺度でみて、15 Q Q cal/mo1以上のアミ
ノ酸Rよびその誘導体で、対生理食塩水溶解度100ミ
リモル/a以下の化合物を意味する。例えは、リジン、
バリン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、イン
ロイシン、トリプトファン8よびその誘導体等である。
これらの疎水性アミノ酸およびその誘導体の中では、ト
リプトファンおよびその誘導体および/またはフェニル
アラニンによびその誘導体が特に良好な結果を与える。
リプトファンおよびその誘導体および/またはフェニル
アラニンによびその誘導体が特に良好な結果を与える。
また、アミノ酸はt、dの立体配座を特に限定すること
なく使用することができる。
なく使用することができる。
吸着対象物質が抗DNA抗体、抗ENA抗体、抗核抗体
などの自己抗体によひ/または免疫複合体を主とする場
合は、リガンドとしてプリン塩基またはピリミジン塩基
を構成要素として含む低分子量の物質ないしはその誘導
体を推奨することができる、ここで言うプリン塩基8よ
びピリミジン塩基を構成する低分子物質とは、アデニン
、シトシン、グアニン、ウラシル、チミン、ヒボキサン
チン、キサンチンなどの塩基、アデノシン、シチジン、
グアノジノ、ウリジン、イノシン、キサントシン、デオ
キシアデノシン、デオキシシチジン、チオキシグアノシ
ン、デオキシウリジン、チミンジンなどのヌクレオシド
、アデノシン5′−リン酸、シチジン5−リン酸、グア
ノシン5−リン酸、イノシン5−リン酸、ウリジン5′
−リン酸、詔よびこれらのリボースがデオキシリボース
になったも位にリン酸がついたものなどのヌクレオチド
、ヌクレオチドにグルコース、マンノース等の糖が結合
したもの、ヌクレオチド数10以下のオリゴヌクレオチ
ド、ニコチンアミドアデニンジヌクレ第チド(NAD
)、フラビン了デニンジヌクレ、t−F−ド(lli”
AD)、コエンザイムA、コエンザイムB、2などのヌ
クレオチド補酵素、およびこれらすべての誘導体をさす
。このうち特に、塩基、ヌクレオシド、ヌクレオチドが
好ましく、さらには塩基が良く、その中でもプリン塩基
のアデニン、グアニンがより好まし、い。これらを単に
一つだけ固定するのではなく、複数の種類な担体に固定
してもよい。
などの自己抗体によひ/または免疫複合体を主とする場
合は、リガンドとしてプリン塩基またはピリミジン塩基
を構成要素として含む低分子量の物質ないしはその誘導
体を推奨することができる、ここで言うプリン塩基8よ
びピリミジン塩基を構成する低分子物質とは、アデニン
、シトシン、グアニン、ウラシル、チミン、ヒボキサン
チン、キサンチンなどの塩基、アデノシン、シチジン、
グアノジノ、ウリジン、イノシン、キサントシン、デオ
キシアデノシン、デオキシシチジン、チオキシグアノシ
ン、デオキシウリジン、チミンジンなどのヌクレオシド
、アデノシン5′−リン酸、シチジン5−リン酸、グア
ノシン5−リン酸、イノシン5−リン酸、ウリジン5′
−リン酸、詔よびこれらのリボースがデオキシリボース
になったも位にリン酸がついたものなどのヌクレオチド
、ヌクレオチドにグルコース、マンノース等の糖が結合
したもの、ヌクレオチド数10以下のオリゴヌクレオチ
ド、ニコチンアミドアデニンジヌクレ第チド(NAD
)、フラビン了デニンジヌクレ、t−F−ド(lli”
AD)、コエンザイムA、コエンザイムB、2などのヌ
クレオチド補酵素、およびこれらすべての誘導体をさす
。このうち特に、塩基、ヌクレオシド、ヌクレオチドが
好ましく、さらには塩基が良く、その中でもプリン塩基
のアデニン、グアニンがより好まし、い。これらを単に
一つだけ固定するのではなく、複数の種類な担体に固定
してもよい。
吸着対象物質が抗ネイティブDNA抗体、抗ダブルスト
ランドDNA抗体、抗核抗体などの自己抗体Hよび/ま
たは免役複合体を主とする場合は、リガンドとして、糖
リン酸を構成要素として含む低分子量の物質ないしはそ
の誘導体が推奨できる。
ランドDNA抗体、抗核抗体などの自己抗体Hよび/ま
たは免役複合体を主とする場合は、リガンドとして、糖
リン酸を構成要素として含む低分子量の物質ないしはそ
の誘導体が推奨できる。
ここで言う糖リン酸を構成要素として含む低分子量の物
質とは、エリトロ〜ス、トレオース等のテトロース類、
アラビノース、キシロース、リキソース、リボース等の
了ルドベントース類、キシルロース、ベンツロース、リ
ブロース等のケトヘンドース類、カラクトース、グルコ
ース、タロース、マンノース等のアルドヘキソース類、
ソルボース、タガトース、プシコース、フルクトース等
のケトヘキソース類、N−アセチル−グルコサミン等へ
ギンサミン類、アルドヘプトース、ケトヘプトース、ケ
トヘプトース、ケトノノース等の多重糖類、2−デオキ
シペントース、6−ジオキシヘキソース、2−ジオキシ
ヘキソース、2,6−シブオキシヘキソース、3,6−
シブオキシヘキソース等のデオキシ糖類、糖アルコール
無水物類、ウロン酸、ケトアルドン酸、アスコルビン酸
等の酸性糖類、糖メチルエーテル類、分岐糖類、アミノ
糖類、シアル酸類のモノまたはジ正リン酸エステル、モ
ノまたはジピロリン酸エステル、トリフオスフェート等
がある。これらの糖はり、L体、スレオ、エリスロ体に
か!わりなく用いることができる。また、重合度10以
下のホモまたはへテロオリゴ糖に正リン酸、ピロリン酸
、トリフオスフェート基が結合したものも用いることが
できる。さらに、重合度10以下の糖リン酸のホモまた
はへテロ重合体も用いることができる。これらすべての
誘導体も用いることができる。このうち特に、ルボース
、デオキシリボースのリン酸エステルが好ましく、さら
に、デオキシリボースの3,5ジ正リン酸Rよびそのオ
リゴマーがより好ましい。
質とは、エリトロ〜ス、トレオース等のテトロース類、
アラビノース、キシロース、リキソース、リボース等の
了ルドベントース類、キシルロース、ベンツロース、リ
ブロース等のケトヘンドース類、カラクトース、グルコ
ース、タロース、マンノース等のアルドヘキソース類、
ソルボース、タガトース、プシコース、フルクトース等
のケトヘキソース類、N−アセチル−グルコサミン等へ
ギンサミン類、アルドヘプトース、ケトヘプトース、ケ
トヘプトース、ケトノノース等の多重糖類、2−デオキ
シペントース、6−ジオキシヘキソース、2−ジオキシ
ヘキソース、2,6−シブオキシヘキソース、3,6−
シブオキシヘキソース等のデオキシ糖類、糖アルコール
無水物類、ウロン酸、ケトアルドン酸、アスコルビン酸
等の酸性糖類、糖メチルエーテル類、分岐糖類、アミノ
糖類、シアル酸類のモノまたはジ正リン酸エステル、モ
ノまたはジピロリン酸エステル、トリフオスフェート等
がある。これらの糖はり、L体、スレオ、エリスロ体に
か!わりなく用いることができる。また、重合度10以
下のホモまたはへテロオリゴ糖に正リン酸、ピロリン酸
、トリフオスフェート基が結合したものも用いることが
できる。さらに、重合度10以下の糖リン酸のホモまた
はへテロ重合体も用いることができる。これらすべての
誘導体も用いることができる。このうち特に、ルボース
、デオキシリボースのリン酸エステルが好ましく、さら
に、デオキシリボースの3,5ジ正リン酸Rよびそのオ
リゴマーがより好ましい。
これらを単に一つだけ固定するのではなく、複数の種類
な担体に固定し、でもよい。
な担体に固定し、でもよい。
吸着対象物質が抗リンパ球抗体、抗アセチルコリンレセ
プター抗体、抗腎基底膜抗体等の自己抗体および/また
は免疫複合体を主とする場合は、リガンドとして糖ない
しはオリゴ糖が推奨できる。
プター抗体、抗腎基底膜抗体等の自己抗体および/また
は免疫複合体を主とする場合は、リガンドとして糖ない
しはオリゴ糖が推奨できる。
ここで言う糖は、体組織?よび体細胞表層の糖脂質、糖
タンパク質、プロテオグリカン等を構成している単糖お
よびその誘導体である。単糖としては、ピラノースまた
はフランース構造を持ったN−アセチル−D−グルコサ
ミン、N−アセチル−D−ガラクトサミン等のへキソサ
ミン、D−ガラクトース、D−マンノース、D−グルコ
ース等のヘキソース、L−フコース、L−ラムノース等
の6−ジオキシヘキソース、D−キシロース、 D −
アラビノース等のペントース、N−アセチルノイラミン
酸、N−グリコリルノイラミン酸等のシアル酸が用いら
れる。これらはα型、β型いずれの異性体も特に限定な
く用いることができる。
タンパク質、プロテオグリカン等を構成している単糖お
よびその誘導体である。単糖としては、ピラノースまた
はフランース構造を持ったN−アセチル−D−グルコサ
ミン、N−アセチル−D−ガラクトサミン等のへキソサ
ミン、D−ガラクトース、D−マンノース、D−グルコ
ース等のヘキソース、L−フコース、L−ラムノース等
の6−ジオキシヘキソース、D−キシロース、 D −
アラビノース等のペントース、N−アセチルノイラミン
酸、N−グリコリルノイラミン酸等のシアル酸が用いら
れる。これらはα型、β型いずれの異性体も特に限定な
く用いることができる。
オリゴ糖としては、上記単糖の単独または2種以上のオ
゛リゴマーを直鎖状、分枝状に係りなく用いることかで
きる。特に2量体から12量体捷でか良好力結果を与え
る。
゛リゴマーを直鎖状、分枝状に係りなく用いることかで
きる。特に2量体から12量体捷でか良好力結果を与え
る。
また、本発明は、上記また/およびオリゴ糖を自己抗体
に対する作用因子とするものであシ、糖または/および
オリゴ糖を脂質、タンパク質、ポリペプチド、アミン酸
等の他の物質に結合した状態で親水性担体に結合させて
作用させても伺らさしつかえない。必要に応じて、同一
親水性担体に2種以上の糖または、′カ、Zひオリゴ糖
を結合して用いることもできる。
に対する作用因子とするものであシ、糖または/および
オリゴ糖を脂質、タンパク質、ポリペプチド、アミン酸
等の他の物質に結合した状態で親水性担体に結合させて
作用させても伺らさしつかえない。必要に応じて、同一
親水性担体に2種以上の糖または、′カ、Zひオリゴ糖
を結合して用いることもできる。
本発明におけるリガンド物質は、上記のように低分子物
質が好ましいのであるが、ここで低分子物質とは、分子
量1万以下の物質、より好ましくは分子量1000以下
の物質をいう。
質が好ましいのであるが、ここで低分子物質とは、分子
量1万以下の物質、より好ましくは分子量1000以下
の物質をいう。
本発明の体液浄化用吸着材は、以上述べてきたように、
リガンド固定量と体液親和性のバランスが良いため、体
液中の自己抗体および/または免疫複合体を高い効率で
φ)つ特 ゛異的に吸着除去でき、さらに、機械
的に強く、滅菌可能で、血 1液や血漿に対して
悲影響を与えない吸着材である。すなわち、本発明の吸
着材は、自己血漿、自己血液等の体液を浄化、再生する
一般的な用法に適用可能であり、癌、免疫増殖性症候群
、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス等の膠原
病、重症筋無力症等の自己免疫疾患、アレルギー、臓器
移植時の拒絶反応等の生体免疫機能に関係した疾患によ
び現象、あるいは腎炎等の腎臓病、肝炎等の肝臓病など
の体外循環治療に有効に利用できる。
リガンド固定量と体液親和性のバランスが良いため、体
液中の自己抗体および/または免疫複合体を高い効率で
φ)つ特 ゛異的に吸着除去でき、さらに、機械
的に強く、滅菌可能で、血 1液や血漿に対して
悲影響を与えない吸着材である。すなわち、本発明の吸
着材は、自己血漿、自己血液等の体液を浄化、再生する
一般的な用法に適用可能であり、癌、免疫増殖性症候群
、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス等の膠原
病、重症筋無力症等の自己免疫疾患、アレルギー、臓器
移植時の拒絶反応等の生体免疫機能に関係した疾患によ
び現象、あるいは腎炎等の腎臓病、肝炎等の肝臓病など
の体外循環治療に有効に利用できる。
以下実施例により、本発明の実施の態様をより詳細に説
明する。
明する。
実施例1
酢酸ビニル100f、トリアリルインシアヌレ−トロ
4.3 f (X=0.40 )、酢酸エチル1002
、ヘプタン1009、ポリ酢酸ビニル(重合夏500)
7.!Mによび2,2−アゾビスインブチロニトリル3
.82よりなる均一混合液と、ポリビニルアルコール1
]1irS、 リン酸二水素ナトリウム二水和物0.
05重量%およびリン酸水素二す) IJウム−二水和
物1.5重量%を溶解した水40〇−とをフラスコに入
れ、十分攪拌したのち65℃で18時間、さらに75℃
で5時間加熱攪拌して懸濁重合7行ない、粒状共重合体
を得た。濾過水洗、ついでアセトン抽出後、カセイソー
ダ46.5f%よびメタノール2tよりなる溶液中で4
0℃で18時間、共重合体のエステル交換反応を行なっ
た。
4.3 f (X=0.40 )、酢酸エチル1002
、ヘプタン1009、ポリ酢酸ビニル(重合夏500)
7.!Mによび2,2−アゾビスインブチロニトリル3
.82よりなる均一混合液と、ポリビニルアルコール1
]1irS、 リン酸二水素ナトリウム二水和物0.
05重量%およびリン酸水素二す) IJウム−二水和
物1.5重量%を溶解した水40〇−とをフラスコに入
れ、十分攪拌したのち65℃で18時間、さらに75℃
で5時間加熱攪拌して懸濁重合7行ない、粒状共重合体
を得た。濾過水洗、ついでアセトン抽出後、カセイソー
ダ46.5f%よびメタノール2tよりなる溶液中で4
0℃で18時間、共重合体のエステル交換反応を行なっ
た。
得られたゲルの平均粒径は150μm、単位N量あたり
のビニルアルコール単位(qOH)は9.0 me q
/f 。
のビニルアルコール単位(qOH)は9.0 me q
/f 。
比表面積は60 rrl/l、デキストランによる排除
限界分子量は6 X 105であった。
限界分子量は6 X 105であった。
次に、得られたゲル10v(乾燥重量)をジメチルスル
ホキシド12〇−中に懸?蜀し、これにエピクロルヒド
リン78.3m、3(1%水酸化ナトリウム10ffl
/を加え、30℃で5時間攪拌しながら活性化反応を行
なった。反応後ジメチルスルホキシドで洗浄し・水洗し
、吸引脱水した0 次にこの活性化ゲルをトリプトファ
ン1.63Fを含む0.1M炭酸ナトリウムバッファー
(PH9,8)160−中に懸濁した。50℃で14時
間、攪拌しながら固定化反応を行ない、その後60.6
lv/ml!のトリス(ヒドロキシエチル)アミノメ
タン溶液33m/!を加え、さらに50℃5時間、攪拌
しながらプロツキング反応(残存活性基をブロックする
)を行った。この後、充分水洗して体液浄化用吸着材を
得た。この吸着材に固定されたトリプトファンの鳳は4
00pol/ g (乾燥重量)であった。
ホキシド12〇−中に懸?蜀し、これにエピクロルヒド
リン78.3m、3(1%水酸化ナトリウム10ffl
/を加え、30℃で5時間攪拌しながら活性化反応を行
なった。反応後ジメチルスルホキシドで洗浄し・水洗し
、吸引脱水した0 次にこの活性化ゲルをトリプトファ
ン1.63Fを含む0.1M炭酸ナトリウムバッファー
(PH9,8)160−中に懸濁した。50℃で14時
間、攪拌しながら固定化反応を行ない、その後60.6
lv/ml!のトリス(ヒドロキシエチル)アミノメ
タン溶液33m/!を加え、さらに50℃5時間、攪拌
しながらプロツキング反応(残存活性基をブロックする
)を行った。この後、充分水洗して体液浄化用吸着材を
得た。この吸着材に固定されたトリプトファンの鳳は4
00pol/ g (乾燥重量)であった。
該吸着材をもとのゲル粒子と比較して光学顕微鏡で観察
したところ、カケ、クダケ等の破壊はみられなかった。
したところ、カケ、クダケ等の破壊はみられなかった。
この吸着材を内径l Q mm、長さ50 ramのカ
ラム2本に充填し、1本にはACD加リウマチ患者血漿
を0.4 wt/m inの流速で12−1もう1本に
はACD加リウマチ患者血液を0.7 d/m inの
流速で20−流した。いずれのカラムも充填体積の低下
、目詰まり、流量低下はみられず、カラム前後の圧力差
も血漿で10 tnmHf以下、血液でも10〜20I
ll風HPの範囲であった。
ラム2本に充填し、1本にはACD加リウマチ患者血漿
を0.4 wt/m inの流速で12−1もう1本に
はACD加リウマチ患者血液を0.7 d/m inの
流速で20−流した。いずれのカラムも充填体積の低下
、目詰まり、流量低下はみられず、カラム前後の圧力差
も血漿で10 tnmHf以下、血液でも10〜20I
ll風HPの範囲であった。
カラム通過前後の血漿蛋白および血液血球成分の変動を
調べたところ、血漿ではアルブミンの吸着はわずかであ
り、袖体成分C8の減少も少なかったが、リウマチ因子
(感作赤血球凝集反応、RAHAテスト、富士臓器製に
よる)は吸着前のタイターが1280倍希釈で陽性であ
るのに対し、吸着後のタイターは40倍で陰性化した。
調べたところ、血漿ではアルブミンの吸着はわずかであ
り、袖体成分C8の減少も少なかったが、リウマチ因子
(感作赤血球凝集反応、RAHAテスト、富士臓器製に
よる)は吸着前のタイターが1280倍希釈で陽性であ
るのに対し、吸着後のタイターは40倍で陰性化した。
また、免疫複合体(C+q固相法EIAによる)も吸着
前が15μt/mtであったのに対し、吸着後は正常化
(3μ2層以下)した。血液では、カラム通過前後の赤
血球、白血球、血小板の濃度に有意な差は認められたか
った1、 実施例2 実施例1で示した重合方法、ケン化方法と同様の製造方
法にて酢酸ビニルとトリアリルインシアヌレートの仕込
み比率を変えることにより、種々の架橋度X=0.05
.0,25.0,35.0.50.0.80.0.9を
持つゲルを得た(このうち、Xに0.05.0.25お
よび0゜9のゲルは実施例2に対する比較例として用い
た)。これらのゲルを実施例1と同様にして活性化反応
芯よび固定化反応を行なったところ、トリプトファンの
固定量は第1図に示すようになった。
前が15μt/mtであったのに対し、吸着後は正常化
(3μ2層以下)した。血液では、カラム通過前後の赤
血球、白血球、血小板の濃度に有意な差は認められたか
った1、 実施例2 実施例1で示した重合方法、ケン化方法と同様の製造方
法にて酢酸ビニルとトリアリルインシアヌレートの仕込
み比率を変えることにより、種々の架橋度X=0.05
.0,25.0,35.0.50.0.80.0.9を
持つゲルを得た(このうち、Xに0.05.0.25お
よび0゜9のゲルは実施例2に対する比較例として用い
た)。これらのゲルを実施例1と同様にして活性化反応
芯よび固定化反応を行なったところ、トリプトファンの
固定量は第1図に示すようになった。
すなわち、Xが0.8を越えると、ゲル中のビニルアル
コール単位の数(qOH)が非常に少な(なるので、リ
ガンド(トリプトファン)の固定量が50μmol/を
以下になってしまう。
コール単位の数(qOH)が非常に少な(なるので、リ
ガンド(トリプトファン)の固定量が50μmol/を
以下になってしまう。
次に、これらの吸着材を内径I Q mm、長さ50m
mのカラムに詰め、水を流しながらカラムの入口と出口
間の差圧をl 50 tamHfにしたときの吸着材体
積(カラム容置)の収縮率を測定した。その結果を第2
図に示す。
mのカラムに詰め、水を流しながらカラムの入口と出口
間の差圧をl 50 tamHfにしたときの吸着材体
積(カラム容置)の収縮率を測定した。その結果を第2
図に示す。
すなわち、架橋度Xが0.35より小さくなると、吸着
材が柔らかくなり、吸着材の体積収縮率(カラムが目詰
りを起こす度合に相当)が大きくなる。
材が柔らかくなり、吸着材の体積収縮率(カラムが目詰
りを起こす度合に相当)が大きくなる。
次に、これらの吸着材2−(カラム容1*)を三角フラ
スコにとり、慢性関節リウマチ患者血漿6−を加え、3
7℃で3時間振とうした。その後、血漿を吸着材から分
離し、血漿蛋白の分析を行なった。評価項目はりウマチ
因子(受身感作赤血球凝集テスト)、免疫複合体(C+
q同相法gIA)、アルブミン、補体Csを選んだ。そ
の結果を第3〜6図に示すが、縦軸は処理後の血漿の濃
度(吸着材中の水分による希釈分を補正後)あるいはタ
イターを示し、破線は吸着実験に用いた血漿の値な示す
。
スコにとり、慢性関節リウマチ患者血漿6−を加え、3
7℃で3時間振とうした。その後、血漿を吸着材から分
離し、血漿蛋白の分析を行なった。評価項目はりウマチ
因子(受身感作赤血球凝集テスト)、免疫複合体(C+
q同相法gIA)、アルブミン、補体Csを選んだ。そ
の結果を第3〜6図に示すが、縦軸は処理後の血漿の濃
度(吸着材中の水分による希釈分を補正後)あるいはタ
イターを示し、破線は吸着実験に用いた血漿の値な示す
。
すなわち、架橋度Xが0435より小さくなると、悪性
物質(リウマチ因子、免疫複合体)の吸着がやや悪(な
り、架11度Xが0.8より大きくなると、悪性物質の
吸着が悪くなると同時に非特異吸着(アルブミン、補体
C3の吸着)が増えた。
物質(リウマチ因子、免疫複合体)の吸着がやや悪(な
り、架11度Xが0.8より大きくなると、悪性物質の
吸着が悪くなると同時に非特異吸着(アルブミン、補体
C3の吸着)が増えた。
実施例3
実施例1と同様にして得た活性化ゲル(架橋度X=(1
4)に、リガンドとしてフェニルアラニンを実施例1と
同様に固定化して体液浄化用吸着材を得た。吸着材に固
定化されたフェニルアラニンは500μmol/f (
乾燥重量)であった。
4)に、リガンドとしてフェニルアラニンを実施例1と
同様に固定化して体液浄化用吸着材を得た。吸着材に固
定化されたフェニルアラニンは500μmol/f (
乾燥重量)であった。
該吸着材をもとのゲル粒子と比較して光学顕微鏡で観察
したところ、カケ、クダケ等の破壊はみられなかった。
したところ、カケ、クダケ等の破壊はみられなかった。
この吸着材を実施例1と同様に、リウマチ患者血漿?よ
びリウマチ患者血液の吸着テストを行なった。いずれの
カラムも充填体積の低下、目詰まり、流量低下はみられ
なかった。
びリウマチ患者血液の吸着テストを行なった。いずれの
カラムも充填体積の低下、目詰まり、流量低下はみられ
なかった。
カラム通過前後の血漿蛋白8よび血液血球成分の変動を
調べたところ、血漿ではアルブミンの吸着はわずかであ
り、補体成分C8、フィブリノーゲンの減少も少なかっ
たが、リウマチ因子(感作赤血球凝集反応による)をま
吸着前のタイターが1280倍希釈で陽性であるのに対
し、吸着後のタイターは40倍で陰性化した。また免疫
複合体(C+q固相法EIAによる)も吸着前が15μ
f/rdであったのに対し、吸着後は正常化(3μf/
m/!以下)した。
調べたところ、血漿ではアルブミンの吸着はわずかであ
り、補体成分C8、フィブリノーゲンの減少も少なかっ
たが、リウマチ因子(感作赤血球凝集反応による)をま
吸着前のタイターが1280倍希釈で陽性であるのに対
し、吸着後のタイターは40倍で陰性化した。また免疫
複合体(C+q固相法EIAによる)も吸着前が15μ
f/rdであったのに対し、吸着後は正常化(3μf/
m/!以下)した。
カラム通過前後の赤血球、白血球、血小板の濃度に有意
な差は認められなかった。
な差は認められなかった。
実施例4
実施例1と同様にして得た活性化ゲル(架橋度X=0.
4)に、リガンドとしてアデニンを実施例1と同様に固
定化して体液浄化用吸着材を得た。
4)に、リガンドとしてアデニンを実施例1と同様に固
定化して体液浄化用吸着材を得た。
吸着材に固定化されたアデニンは700μmol/r(
乾燥重量)であった。
乾燥重量)であった。
該吸着材をもとのゲル粒子と比較して光学顕微鏡で観察
したところ、カケ、クダケ等の破壊はみられなかった。
したところ、カケ、クダケ等の破壊はみられなかった。
吸着実験は、全身性エリテマトーデス患者血漿3容と吸
着材1容を混合し、37℃、3時間インキュベーション
により行った。
着材1容を混合し、37℃、3時間インキュベーション
により行った。
抗DNA抗体価は、ホルマリン固定局血球にDNAを感
作したものと、処理または未処理の患者血漿の段階希釈
液との混和によって生じる凝集反応(室温)の有無によ
り、陽性か陰性かを判断し、陽性を示す最高希釈倍数を
もって抗体価を求めた。測定にはrDNAテスト」〔富
士臓器製薬■製〕のキットを用いた。
作したものと、処理または未処理の患者血漿の段階希釈
液との混和によって生じる凝集反応(室温)の有無によ
り、陽性か陰性かを判断し、陽性を示す最高希釈倍数を
もって抗体価を求めた。測定にはrDNAテスト」〔富
士臓器製薬■製〕のキットを用いた。
抗核抗体価は、細胞を塗抹したスライドガラスに段階希
釈した検体(−次抗体)を滴下し、抗原−抗体反応を行
い。ペルオキシダーゼ標識抗ヒト免疫グロブリン抗体(
二次抗体)を滴下し、酵素の呈色反応を光学顕微鏡で観
察した。測定には、[エンザイムANAテスト」〔■医
学生物学研究所裏〕のキットを用いた。陽性を示す最高
希釈倍数をもって抗体価を表示した。
釈した検体(−次抗体)を滴下し、抗原−抗体反応を行
い。ペルオキシダーゼ標識抗ヒト免疫グロブリン抗体(
二次抗体)を滴下し、酵素の呈色反応を光学顕微鏡で観
察した。測定には、[エンザイムANAテスト」〔■医
学生物学研究所裏〕のキットを用いた。陽性を示す最高
希釈倍数をもって抗体価を表示した。
免疫複合体はC,q1m相法EIA、アルブミンはブロ
ムクレゾールグリーンを用いて定量した。
ムクレゾールグリーンを用いて定量した。
その結果、抗DNA抗体価は患者血漿タイターが640
であったのに対し7、吸着後の血漿タイターは20に下
がり、抗核抗体は1280が20に下がり、免疫複合体
は20μf/ldが6μf/dに下がったのに対し、ア
ルブミンは3.2 y/litが3.0 my/deに
下がっただけであった。
であったのに対し7、吸着後の血漿タイターは20に下
がり、抗核抗体は1280が20に下がり、免疫複合体
は20μf/ldが6μf/dに下がったのに対し、ア
ルブミンは3.2 y/litが3.0 my/deに
下がっただけであった。
第1図は実施例2の固定化反応によるトリプトファン固
定量を示すグラフ、第2図は実施例2に8ける吸着材の
体積収縮率の測定結果を示すグラフ、第3〜6図は実施
例2の吸着実験に?けるリウマチ因子、免疫複合体、ア
ルブミン、補体C3のそれぞれ分析結果を示すグラフで
ある。 年7a 深 機尺X 算δ] 寡41A りf 才町 A X 漂 桟j’i、X
定量を示すグラフ、第2図は実施例2に8ける吸着材の
体積収縮率の測定結果を示すグラフ、第3〜6図は実施
例2の吸着実験に?けるリウマチ因子、免疫複合体、ア
ルブミン、補体C3のそれぞれ分析結果を示すグラフで
ある。 年7a 深 機尺X 算δ] 寡41A りf 才町 A X 漂 桟j’i、X
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、担体に被吸着物質と結合可能なりガントな保持させ
てなる体液浄化用吸着材において、担体にカルボン酸ビ
ニルエステルと下記トリアジン環構造を有する架橋性単
量体α)または伐)(鶏、R,、鳥は−C礼−CH=C
為、−C鶴−C=CHまたは=CH,−C=CH,より
選ばれた同一もしくは身 H3 異なる基) とな、下式で示される架mix Ml:カルボン酸ビニルエステルの分子量M2:架橋性
単量体の分子量 Wl:重合に用いたカルボン酸ビニルエステルの重量 鵬:重合に用いた架橋性単量体の重量 n、:カルポン酸ビエビニルエステル1分子するエチレ
ン性二重結合の数 n!:架橋性単量体1分子が有するエチレン性二重結合
の数 を0.35≦X≦0.80の範囲にして重合した後、加
水分解した硬質ゲル担体を用いることを特徴とする体液
浄化用吸着材。 2、リガンドが疎水性化合物を含有する有機低分子化合
物である特許請求の範囲第1項記載の吸着材。 3、疎水性化合物が少なくとも一つの芳香族環を含む化
合物である特許請求の範囲矛2項記載の吸着材。 4、芳香族環がインドール環である特許請求の範囲矛3
項記載の吸着材。 5、芳香族環がベンゼン塩である特許請求の範囲矛3項
記載の吸着材。 6、疎水性化合物が疎水性アミノ酸またはその誘導体で
ある特許請求の範囲1・2項記載の吸着材。 7、 疎水性アミノ酸またはその誘導体がトリプトファ
ンまたはその誘導体である特許請求の範囲オ6項記載の
吸着材。 8、 疎水性アミノ酸またはその誘導体がフェニルアラ
ニンまたはその誘導体である特許請求の範囲矛6項記載
の吸着材。 9、 リガンドがプリン塩基またはピリミジン塩基を構
成要素として含む低分子量の物質ないし、はその誘導体
の少なくとも1種である特許請求の範囲牙1項記載の吸
着材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57048831A JPS58165861A (ja) | 1982-03-29 | 1982-03-29 | 体液浄化用吸着材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57048831A JPS58165861A (ja) | 1982-03-29 | 1982-03-29 | 体液浄化用吸着材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58165861A true JPS58165861A (ja) | 1983-09-30 |
Family
ID=12814175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57048831A Pending JPS58165861A (ja) | 1982-03-29 | 1982-03-29 | 体液浄化用吸着材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58165861A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4705628A (en) * | 1985-04-09 | 1987-11-10 | Terumo Kabushiki Kaisha | Immunoglobulin adsorbent and adsorption apparatus |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5748829A (en) * | 1980-09-08 | 1982-03-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Semiconductor switch circuit |
-
1982
- 1982-03-29 JP JP57048831A patent/JPS58165861A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5748829A (en) * | 1980-09-08 | 1982-03-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Semiconductor switch circuit |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4705628A (en) * | 1985-04-09 | 1987-11-10 | Terumo Kabushiki Kaisha | Immunoglobulin adsorbent and adsorption apparatus |
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