JPS5815918Y2 - ヨウビヒヨウジソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、曜日表示装置例えば時計等タイムスクリーン
における曜日表示装置に関するものである。

従来、曜日表示装置としては、対応する曜日のみを窓か
らタイムスクリーン上に表示させるようにするものが知
られているが、この方式では機械的な機構又は複雑な論
理回路が必要となる欠点がある。

次に対応する曜日のみが表示される一方で他の曜日が表
示されないよう制御する液晶表示部で構成するものがあ
るが、これでは他の曜日のすべてについて表示されない
ように制御するために電力が消費されることになり無駄
が多く、シかも他の曜日の部分すべてが表示されない一
色（暗黒）となってデザイン的にも好ましくなかった。

本考案は叙上の問題点を解決する曜日表示装置の提供を
目的とする。

以下に本考案の曜日表示装置の実施例について第１図乃
至第３図を参照しながら説明する。

第１図は、本考案の実施例の曜日表示状態における正面
図を、第２図は同上の構成を説明する分解斜視図、第３
図は同上の駆動回路を説明するブロック図を、それぞれ
示し、第４図は同上の他の実施例を説明する図面を示し
ている。

一対のガラスＧ１及び０２間に封入された液晶ＬＣは、
第２図中実験で示すように、液晶分子が上面から下面に
至るに従って少しづつねじれてゆくよう配向されており
、上面と下面では９０°のねじれに達している為、入射
光と通過光の偏波面は９０°回転する。

従って、液晶ＬＣは電圧を印加すれば液晶分子が電界方
向に並ぶので旋光性が失われて偏波面が回転しなくなり
、電界がなくなると元に戻る。

この液晶ＬＣを、一対のガラスＧｌ、Ｇ２の外側からは
さむように、偏光軸が互いに直交する一対の偏光板Ａ１
及びＡ２が設けられている。

従って、液晶ＬＣが９０°の旋光性を有している状態で
は一対の偏光板Ａ１及びＡ２を光が通過するが、電圧を
印加されて、旋光性を失っている部分は光が偏光板Ａ１
及びＡ２のために遮断されて暗黒となった図形として表
示される。

この偏光板Ａ２の下方に配設される反射板Ｒの上面には
「月」「天下・・・・・「日」の如く曜日を内容とする
曜日表示用標識Ｂｉ・・・・・・（但しｌ−１゜２、・
・・・・・７）・・・・・・が黒く印刷されている。

そして、上記ガラスＧ１、Ｇ２には、液晶ＬＣ側の面即
ち下面、上面に曜日識別用の透明電極Ｃｉ、Ｃ’ｉをネ
サ膜により上記曜日表示用標識Ｂｉを囲うことのできる
大きさの環状に形成されている。

そして、この透明電極Ｃｉ、Ｃ’ｉはドライバーＤに接
続されており、第３図に示すように、時計の電子回路（
図示しなハ。

）において２４時間経過毎に得られる２４時間パルスを
導入される７ビツトシフトレジスタＥの出力側に曜日を
内容とする出力が得られ、この出力がドライバーＥを介
した後対応した曜日の透明電極Ｃｉ、Ｃ’ｉ間に印加さ
れる。

上記のように構成される曜日表示装置の動作は次の通り
である。

今、７ビツトシフトレジスタＥに得られた信号が月曜を
内容とするものであるとすれば、透明電極Ｃ１、Ｃ′１
間のみに電圧が印加される。

従って、液晶ＬＣはこの透明電極Ｃ１、Ｃ′１間外の部
分では旋光性を有しているので、この部分を通して反射
板Ｒからの反射光が偏光板Ａ１を透過し、反射板Ｒに設
けた曜日表示用標識Ｂｉを見ることができる一方、透明
電極Ｃ１、Ｃ′１間に位置する液晶分子のみが、第２図
一点鎖線で示すように、電界方向に配向して旋光性を失
なっているので暗黒となって、第１図に示すように「月
」を囲む黒い環状の図形が得られ、月曜日であることを
表示する。

このようにして、７ビツトシフトレジスタＥにより得ら
れた信号の内容とする曜日を囲む暗黒の環状図形が表示
され、曜日識別用表示が得られる。

上記のようにして、偏光板Ａ１及びＡ２、ガラスＧ１、
及びＧ２、透明電極Ｃｉ、Ｃ’ｉ、液晶ＬＣより曜日識
別用表示部を構成している。

上記実施例においては、曜日表示用標識を囲むよう曜日
識別用表示となる環状図形が表示されるようにしたが、
この図形は、第４図に示すように曜日表示用標識Ｂｉを
囲むような任意の図形でも良く、又曜日表示用標識Ｂｉ
の周囲に局部的に位置する任意の図形でも良いのは言う
までもない。

本考案の曜日表示装置は斜上のように、曜日表示用標識
そのものによって曜日を表現するのではなくて、この曜
日表示用標識のいずれかの近辺において曜日識別用表示
部によって曜日識別用表示が行なわれ、この表示に対応
する曜日表示用標識により曜日を識別するために他の曜
日表示用標識を消す必要がなくなって残こしておくこと
ができ、消すように配慮することが不必要であって構成
の簡素化及び電力消費等について有利であるばかりでな
く、対応する曜日以外も残しでおくことにより対応する
曜日の前後関係も明瞭である上に消した場合において生
じる大きな暗黒部による意匠効果の減少という不利を解
決できる等実用上の効果は多大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の曜日表示装置の正面図を、第２図は
同上の分解斜視図、第３図は同上の、駆動回路を説明す
るブロック図を、第４図１乃至６は実施例における曜日
識別用表示を説明する正面図をそれぞれ示している。 Ｃｉ及びＣ′ｉは曜日識別用透明電極、ＬＣは液晶、Ｇ
１及びＧ２はガラス、Ａ１及びＡ２は偏光板、Ｒは反射
板、Ｂｉは曜日表示用標識である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一対のガラス板、該一対のガラス板間に封入されたねじ
   れ特性を有する液晶、前記一対のガラス板の外側からは
   さむように設けられた偏光軸が互いに直交する偏光板、
   及び該一方の偏光板の下方に配設される反射板とからな
   り、上記反射板の上面に全曜日を固定的に表わす曜日表
   示用標識を印刷するとともに、上記各曜日表示用標識の
   近辺にそれぞれ対応し表示状態または非表示状態に制御
   されマークを形作る透明電極を前記一対のガラス板に設
   け、該当曜日の透明電極のみ電圧印加により表示状態と
   し、該当の曜日表示用標識の近辺に唯一のマークを表示
   するようにしてなることを特徴とする曜日表示装置。