JPS58157704A - タバコうどんこ病防除剤 - Google Patents
タバコうどんこ病防除剤Info
- Publication number
- JPS58157704A JPS58157704A JP3726282A JP3726282A JPS58157704A JP S58157704 A JPS58157704 A JP S58157704A JP 3726282 A JP3726282 A JP 3726282A JP 3726282 A JP3726282 A JP 3726282A JP S58157704 A JPS58157704 A JP S58157704A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tobacco
- dvt
- blight
- leaf
- controlling agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はタバコ植物の上背分泌物に含まれる４、 ８．
１３−ｄｕｖａｔｒｉｅｎｅ−１，３−ｄｉｏｌ（以下
ＤＶＴと略記する。）を有効成分として含有するタバコ
うどんと病防除に関する。
１３−ｄｕｖａｔｒｉｅｎｅ−１，３−ｄｉｏｌ（以下
ＤＶＴと略記する。）を有効成分として含有するタバコ
うどんと病防除に関する。
従来からタバコうどんと病防除剤として、チオファネー
トメチル剤、ＤＢＥＤＣ剤、ＴＰＮ剤などが使用されて
いるが、これらはいずれも菓たばこの香喫味に悪影響を
もたらすことから、たはこ用農薬の使用基準によって散
布回数は２回以内、しかも葉たばこ収穫の１０〜２０日
以前に散布しなければならないとされている。ところが
タバコうどんと病は収穫期に多発するため、有効な防除
が期し難い場合が少くなかった。
トメチル剤、ＤＢＥＤＣ剤、ＴＰＮ剤などが使用されて
いるが、これらはいずれも菓たばこの香喫味に悪影響を
もたらすことから、たはこ用農薬の使用基準によって散
布回数は２回以内、しかも葉たばこ収穫の１０〜２０日
以前に散布しなければならないとされている。ところが
タバコうどんと病は収穫期に多発するため、有効な防除
が期し難い場合が少くなかった。
これに対し、本願発明の防除剤はタバコうどんこ病に高
い防除効果を有するだけでなく、従来の農薬にみられる
菓たばこ香喫味への悪影響が全くなく、逆に香喫味の向
上をもたらすものであシ、散布回数や時期に制限を設け
る必要が全くない優れた％徴を有する。
い防除効果を有するだけでなく、従来の農薬にみられる
菓たばこ香喫味への悪影響が全くなく、逆に香喫味の向
上をもたらすものであシ、散布回数や時期に制限を設け
る必要が全くない優れた％徴を有する。
タバコ植物の上背は茎、１＃、腋芽、花などの表面に密
生する翼状の腺毛であ）、その先端から樹脂が分泌され
、その樹脂の中にＤＶＴが含まれている。ＤＶＴは今の
ところ他植物には存在が確認されていないタバコ植物に
特異的に含まれる物質である。
生する翼状の腺毛であ）、その先端から樹脂が分泌され
、その樹脂の中にＤＶＴが含まれている。ＤＶＴは今の
ところ他植物には存在が確認されていないタバコ植物に
特異的に含まれる物質である。
本発明者らは、このＤＶＴがタバコうどんと病に対し高
い抗菌作用を有することを初めて見い出した。
い抗菌作用を有することを初めて見い出した。
ＤＶＴ ｔｉ クロロホルム、エタノール等の有機溶剤
に可溶であ如、タバコ植物の茎、１＃、腋芽。
に可溶であ如、タバコ植物の茎、１＃、腋芽。
花および乾葉（原料葉たけこ）など、上背から分節され
た樹脂が存在する部分をこれら有機溶剤に浸せきし、Ｄ
ＶＴを含む葉面脂質溶解液を得る。
た樹脂が存在する部分をこれら有機溶剤に浸せきし、Ｄ
ＶＴを含む葉面脂質溶解液を得る。
本発明防除剤として使用する場合には、エタノールによ
ル稀釈駒整α−ＤＶＴが２，５００〜５’Ｏ，ＯＯＯｐ
ｐｍの濃度で含まれるようにすることが望ましい。本防
除剤を病害の発生前にタバコに散布すれば発病を予防す
ることができ、また病害の発生したときに散布すれば病
斑の進展、拡大を抑制することができる。
ル稀釈駒整α−ＤＶＴが２，５００〜５’Ｏ，ＯＯＯｐ
ｐｍの濃度で含まれるようにすることが望ましい。本防
除剤を病害の発生前にタバコに散布すれば発病を予防す
ることができ、また病害の発生したときに散布すれば病
斑の進展、拡大を抑制することができる。
以下、実験例、防除試験例をあけて本発明の内容をさら
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
実験例
だるま樵タバコの６止３週間後に大葉から下葉までの腋
芽２．５０Ｏｆを採取し、クロロホルム２．０００−に
３０秒間浸せきする操作を２回縁９返し、全量をろ過す
る。ろ液は４５℃以下でエバポレーターにて１００−に
濃縮する。これが葉面脂質溶解液である。
芽２．５０Ｏｆを採取し、クロロホルム２．０００−に
３０秒間浸せきする操作を２回縁９返し、全量をろ過す
る。ろ液は４５℃以下でエバポレーターにて１００−に
濃縮する。これが葉面脂質溶解液である。
この葉面脂質溶解液からＤＶＴを分離する工程は次のと
おシである。葉面脂質溶解液を分液ロートラ用いて極性
によりヘキサン−８０チメタノール・水で分離され、ヘ
キザン層にはアルカンを主成分とする非極性脂質、８０
％メタノール、水層にはＤＶＴを主成分とする極性脂質
が含まれる。極性脂質はシリカゲルによるカラムクロマ
ト法を用いて５０チエーチル、ヘキサンでＤＶＴがはソ
完全に溶出されてくる。これを粗ＤＶＴとする。８１１
）ＶＴはアルミナによるカラムクロマト法を用いて、さ
らにα、βの異性体を分離することができる１すなわち
、２チメタノール、エーテルによりα−ＤＶＴ、５％メ
タノール、エーテルによりβ−ＤＶＴが溶出されてくる
。
おシである。葉面脂質溶解液を分液ロートラ用いて極性
によりヘキサン−８０チメタノール・水で分離され、ヘ
キザン層にはアルカンを主成分とする非極性脂質、８０
％メタノール、水層にはＤＶＴを主成分とする極性脂質
が含まれる。極性脂質はシリカゲルによるカラムクロマ
ト法を用いて５０チエーチル、ヘキサンでＤＶＴがはソ
完全に溶出されてくる。これを粗ＤＶＴとする。８１１
）ＶＴはアルミナによるカラムクロマト法を用いて、さ
らにα、βの異性体を分離することができる１すなわち
、２チメタノール、エーテルによりα−ＤＶＴ、５％メ
タノール、エーテルによりβ−ＤＶＴが溶出されてくる
。
α−ＤＶＴ 、 β−ＤＶＴの定性は薄層クロマトグ
ラフィーを用いて、定量はガスクロマトグラフィーを用
いて行なった。
ラフィーを用いて、定量はガスクロマトグラフィーを用
いて行なった。
前記葉面脂質溶Ｎ′＃のＤＶＴ 良度を測定した結果１
００，０００ｐｐｍであり、これ’１１７８０ ％エタ
ノールで稀釈して２５，０００ ｐｐｍに調整して以下
の試験をおこなった。また、葉面脂質溶解液よシ分離さ
れた粗ＤＶＴ、 ａ ＤＶ’Ｉ’お−よびβ−ＤＶ
Ｔについてもそれぞれ８０％エタノールで稀釈して２５
．０００ｐｐｍになるように調整し試験をおこなった。
００，０００ｐｐｍであり、これ’１１７８０ ％エタ
ノールで稀釈して２５，０００ ｐｐｍに調整して以下
の試験をおこなった。また、葉面脂質溶解液よシ分離さ
れた粗ＤＶＴ、 ａ ＤＶ’Ｉ’お−よびβ−ＤＶ
Ｔについてもそれぞれ８０％エタノールで稀釈して２５
．０００ｐｐｍになるように調整し試験をおこなった。
供試菌は温室でポット栽培された品種ＭＣ−１の１６−
１７松菌で中位類の千葉に小型噴霧器を用いて前記の稀
釈調整した葉面脂質ｌ＠解沿粗１）ＶＴ 、 ａ −Ｄ
Ｖ”１．’ 、β−１）ＶＴ ／？！ｒ浴解液オヨび８
０％エタノール（対照として）を散布し、他半葉を無処
理対照とした。これら缶液を散布して６日後、３日俵お
よび当日（散布後５時間目）にタバコうどんと病の分生
胞子を接種して、２０℃±１℃の温室ｔこおき、所定時
間後に胞子の発芽抑制率、菌糸の伸長量、分生子梗の形
成状態および防除率を調査した。その結果を表−１から
表−３に示す〇 （１又丁キロ） 表−１発芽抑ｍ１ｌｌ率（チ） ｌ） 然処ｊｇｌｏ発芽率は当日で９０６優、３日俵で
９０．０１１．６日後で９１．８％である。
１７松菌で中位類の千葉に小型噴霧器を用いて前記の稀
釈調整した葉面脂質ｌ＠解沿粗１）ＶＴ 、 ａ −Ｄ
Ｖ”１．’ 、β−１）ＶＴ ／？！ｒ浴解液オヨび８
０％エタノール（対照として）を散布し、他半葉を無処
理対照とした。これら缶液を散布して６日後、３日俵お
よび当日（散布後５時間目）にタバコうどんと病の分生
胞子を接種して、２０℃±１℃の温室ｔこおき、所定時
間後に胞子の発芽抑制率、菌糸の伸長量、分生子梗の形
成状態および防除率を調査した。その結果を表−１から
表−３に示す〇 （１又丁キロ） 表−１発芽抑ｍ１ｌｌ率（チ） ｌ） 然処ｊｇｌｏ発芽率は当日で９０６優、３日俵で
９０．０１１．６日後で９１．８％である。
２） 発芽抑制率は次式でｔｉ算した。発芽抑制率−（
ｘ−ｉ）ｘｌｏ。
ｘ−ｉ）ｘｌｏ。
但し、Ｘおよびｙはそれぞれ敞布区と無処理区の発芽率
である。。
である。。
３） 発芽率の測定は接種より４８時間後におこなった
い４）散布口は接種口から数えた。。
い４）散布口は接種口から数えた。。
（以下＋ａ 、）
表−２１菌叢当り繭糸の伸長量と分生子梗の形成１）★
印は分生子梗の形成を示す。
印は分生子梗の形成を示す。
２）散布口および紅過日数はタバコうどんと病ｅｈ豊檜
日から数えた。
日から数えた。
表−３うどんこ病防除率
１）無処理の発病面積率、当日、３日前、６日前と４９
５−であった。
５−であった。
２）防除率は次式で計算した 防除率−（１−ｘ−）×
１ｏｏ。
１ｏｏ。
但しＸおよびｙはそれぞれ散布区と無処理区の発病面積
率。
率。
３）発病面積率は接稲扱１２日目におこなり九。
４）散布口は接種日から数えた。
以上の結果から明らかなとおり、無処理区および８０％
エタノール散布区は発芽抑制率、繭糸の伸長量、分生子
役の形成時期およびうどんと病防除率ともに同程度であ
るのに対し、ｌ）Ｖ’ｒを含む溶液を散布した区は（分
生子役の形成のβ−１）Ｖ’権除いて）いずれも明らか
な差１４を示し、ＤＶＴがうどんこ柄凶に抗菌性を有す
ること、さらにうどんこ病ＵＪ除効氷を七することは明
らかである。
エタノール散布区は発芽抑制率、繭糸の伸長量、分生子
役の形成時期およびうどんと病防除率ともに同程度であ
るのに対し、ｌ）Ｖ’ｒを含む溶液を散布した区は（分
生子役の形成のβ−１）Ｖ’権除いて）いずれも明らか
な差１４を示し、ＤＶＴがうどんこ柄凶に抗菌性を有す
ること、さらにうどんこ病ＵＪ除効氷を七することは明
らかである。
防除試験例
タバコうどんこ病の発生したは場のタバコ（品種ＭＣ−
１）にたいし防除試験をおこなった。下位葉と中位葉の
一葉当り平均病斑数がそれぞれ２０．５個と５．４個発
生した７月１日に、葉面脂質溶解液（ＤＶＴＪ度２５，
０００ｐｐｍ） ’ｋ 噴Ｈ器ｔ Ｗ 用して、葉面積
１００−当り０．３ｄの割合で散布し、散布の６日と１
２日後に進展した病斑数を調査し、防除率と薬害を調べ
た。
１）にたいし防除試験をおこなった。下位葉と中位葉の
一葉当り平均病斑数がそれぞれ２０．５個と５．４個発
生した７月１日に、葉面脂質溶解液（ＤＶＴＪ度２５，
０００ｐｐｍ） ’ｋ 噴Ｈ器ｔ Ｗ 用して、葉面積
１００−当り０．３ｄの割合で散布し、散布の６日と１
２日後に進展した病斑数を調査し、防除率と薬害を調べ
た。
表−４タバコうどんこ病防除試験結果
表−４にみられるとおシ、葉面脂質溶解液の散布により
高い防除効果をあげることができた。
高い防除効果をあげることができた。
この防除試験に供試したタバコの収横葉を常法によシ乾
燥し、その乾葉について官能検査をおこなったところ、
故布区の乾葉は通常の乾葉に比べて、タバコの喫味が増
加し、刺激、辛味かや一減少１〜て丸味がで、全体的に
のみごたえがあるとの評価をえた。
燥し、その乾葉について官能検査をおこなったところ、
故布区の乾葉は通常の乾葉に比べて、タバコの喫味が増
加し、刺激、辛味かや一減少１〜て丸味がで、全体的に
のみごたえがあるとの評価をえた。
以上述べたとおり本願発明は、タバコうどんこ病にたい
する高い防除効果を示すだけでなく、葉たばこの香喫味
にたいする影響も好ましいものであって、い１までの農
薬にみられない利点を有するものである。
する高い防除効果を示すだけでなく、葉たばこの香喫味
にたいする影響も好ましいものであって、い１までの農
薬にみられない利点を有するものである。
出願人 日本専売公社
手続補正書（方式）（自発）
昭和５７年４月１５日
特許庁長官 島田春樹 殿
１ 事件の表示
昭和５７年特許願第３７２６２号
２、 発明の名称
タバコうどんと病防除剤
３、補正をする者
事件との関係 特許出願人
住所 東京都港区虎ノ門二丁目２番１号名称 （４５６
）日本専売公社 代表者 総裁 泉 美之松 ４ 指定代理人 住所 東京都港区虎ノ門二丁目２番１号５、補正の対象 特許願、出願審査請求書及び明細書の浄書（内容に変更
なし） ６、補正の内容 別紙のとおル
）日本専売公社 代表者 総裁 泉 美之松 ４ 指定代理人 住所 東京都港区虎ノ門二丁目２番１号５、補正の対象 特許願、出願審査請求書及び明細書の浄書（内容に変更
なし） ６、補正の内容 別紙のとおル
Claims (1)
- ４、 ８． １３−ｄｕｖａｔｒｉｅｎｅ −１、３−
ｄｉａｌを含有するタバコうどんこ病防除剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3726282A JPS58157704A (ja) | 1982-03-11 | 1982-03-11 | タバコうどんこ病防除剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3726282A JPS58157704A (ja) | 1982-03-11 | 1982-03-11 | タバコうどんこ病防除剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58157704A true JPS58157704A (ja) | 1983-09-19 |
| JPS6140642B2 JPS6140642B2 (ja) | 1986-09-10 |
Family
ID=12492740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3726282A Granted JPS58157704A (ja) | 1982-03-11 | 1982-03-11 | タバコうどんこ病防除剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58157704A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010518864A (ja) * | 2007-02-23 | 2010-06-03 | ユーエス スモークレス タバコ カンパニー | タバコ組成物および作製法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108195975A (zh) * | 2018-02-06 | 2018-06-22 | 陕西中烟工业有限责任公司 | 一种烟草类脂物的提取及柱色层族组成分离方法 |
-
1982
- 1982-03-11 JP JP3726282A patent/JPS58157704A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010518864A (ja) * | 2007-02-23 | 2010-06-03 | ユーエス スモークレス タバコ カンパニー | タバコ組成物および作製法 |
| US9173371B2 (en) | 2007-02-23 | 2015-11-03 | U.S. Smokeless Tobacco Company | Tobacco compositions and methods of making |
| US9629334B2 (en) | 2007-02-23 | 2017-04-25 | U.S. Smokeless Tobacco Company Llc | Tobacco compositions and methods of making |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6140642B2 (ja) | 1986-09-10 |
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