JPS5815692Y2 - ブレ−キヨウユアツサドウシリンダ− - Google Patents

ブレ−キヨウユアツサドウシリンダ−

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JPS5815692Y2
JPS5815692Y2 JP1975174255U JP17425575U JPS5815692Y2 JP S5815692 Y2 JPS5815692 Y2 JP S5815692Y2 JP 1975174255 U JP1975174255 U JP 1975174255U JP 17425575 U JP17425575 U JP 17425575U JP S5815692 Y2 JPS5815692 Y2 JP S5815692Y2
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JP
Japan
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piston
brake
pistons
shoe
nut
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Application number
JP1975174255U
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JPS5181885U (ja
Inventor
ダンカン・ウイリアム・オズボーン
Original Assignee
オウトモウチブ プロダクツ リミテツド
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ブレーキ・シューあるいはブレーキ・パッド
を回転ドラムあるいは回転ディスクに作用させるために
使用されるピストンの戻り運動を制限し、シューまたは
パッドの摩耗の補整を行なう自動調節機構を組込んだブ
レーキ用油圧作動シリンダーに関する。
上記油圧作動シリンダーは油圧の作用の下に互に離れる
ように動いて各ブレーキ・シュー、マタはブレーキ・パ
ッドにブレーキ力を与える1対のピストンの間に配設さ
れた突ぼり装置によってこれ等ピストンの互に近よる方
向の戻り運動を制限し、ブレーキ・シューまたはブレー
キ・パッドの摩耗により両ピストンが過度に離れたとき
には突ぼり装置の長さが自動的に増大するように構成さ
れている。
この自動調節機能を有する突ぼり装置を絹込んだ油圧作
動シリンダーの代表的なものは英国特許第142752
1号明細書に示されている。
この公知の突ぼり装置は一端を一方のピストンのボアに
螺合させたスピンドルと、このスピンドルの他端に大き
なリード角をもって螺合し他方のピストンのボアに形成
された円錐面から成る段部に摩擦係合する。
駆動リングとを有し、両ピストンが相互に過度に離れた
とき駆動リングが段部かう離れてスピンドルに対して回
転j〜スピンドルに対する相対位置を変更し戻り行程で
1駆動リングが段部に再び係合したどきスピンドルを回
転して一方ノピストンを他方のピストンから離れる方向
に進めることにより突ぼり装置の長さを増大させるよう
になっている。
この装置は両ピストンが相互に過度に離れても駆動リン
グが段部から離れることに失敗すると自動調節が行われ
ない。
従ってこの公知の突ばり装置で所望通りの自動調節を行
わせるためには駆動リングと段部どの間の摩擦力を正確
に設定することが必要となるが、この設定された摩擦力
を長い使用期間にわたって不変に維持することは甚だ困
難であるため信頼性に欠ける欠点がある。
本考案の目的はドラム・ブレーキまたはディスク・ブレ
ーキに使用するに適した簡単にして信頼のできる自動調
節機構を絹み込んだ油圧シリンダーを提供することであ
る。
本考案のブレーキ用油圧作動シリンダーは、シリンダ一
本体と、該シリンダ一本体内に収容され油圧の作用の下
に互に離れるように動(・てブレーキ・シューまたはブ
レーキ・パッドを回転ドラムまたは回転ディスクに作用
させることのできる一対のピストンと、これらのピスト
ン間に挿設してあってこれらピストンが互に近づくもど
り運動を制限する突はり装置とを包含し、この突ぼり装
置が互に螺合するねじ部材とナツト部材とを有し、これ
らの部材のうちの一方の部材が一方のピストンに対して
回転しないように保持されると共に軸線方向には動くこ
とができないか僅かな動きしかできないようになってお
り、他方の部材が他方のピストン内で回転できるど共に
他方のピストンと衝合する位置に向って、またこの位置
から離れるように軸線方向に動けるようになってむり、
前記両ピストンが相対的に過度に離れるとき前記他方の
部材が回転し突ぼり装置の長さを増大させるようになっ
ているブレーキ用油圧作動シリンダーであって、前記他
方の部材にらせんラチェツト歯を設け、前記他方のピス
トン内に設けた半径方向孔内に前記らせんラチェツト歯
と係合するつめを嵌挿し、前記他方のピストンに形成し
た周溝内に設置したばね輪により前記つめをAil記ら
せんラチェツト歯に対してはね負荷したことを特徴とす
る。
つめは、円筒形でちって、シリンダー軸に垂直な方向に
滑動することができ、かつらせんラチェツト歯に対応し
て、これど係合するねし山をその端面に備えていること
が好ましい。
添付図面を参照しながら、本考案を実施例について、詳
細に説明する。
第1図、第2図、3図お−よび第4図に示されたトラム
・ブレーキは、バックプレート11とバックプレート1
1から1菫かに間隔を置いて配設された1対のブレーキ
・シュー12.13を有し、これ等のブレーキ・シュー
は押えはね装置14Aによってバックプレート11に対
して保持されると共に安定ピン14によってブレーキ・
ドラムの軸心と同軸になるように調節される。
ブレーキ・シュー12.13の1対の隣接端の間に機械
的エクスパンダ15が設けられている。
該エクスパンダ15は、バックプレート11にしっかり
とボルト止めされ、端面17,18を有する鋳鉄製の本
体16より成り、ブレーキ・シュー12.13の隣接端
の固定接面部材として機能する。
エクスパンダ本体16の前面は、フライス加工されて、
推力部材19を位置き゛めするための浅L・みそが設け
られている。
該推力部材19は、長くて狭いU字型に曲げ加工された
鋼板より作られており、U字の底にある個所は、ブレー
キ・シュー12の隣接端と接面する。
推力部材19は、エクスパンダ本体16上を滑動するこ
とかでき、エクスパンダ本体16にボルト止めされた鋼
板製抑えプレートより曲げ加工されて成形された2個の
突起21によってみその中に保持されている。
枢軸ピン23によって推力部材19に枢着されたレバー
22も狭いU字形に曲げ加工された鋼板より作られてい
る。
該レバー22は、ブレーキ・シュー13の隣接端と係合
するスタブアームと断面り字型の割れ目部材24を位置
き゛めするU字型のへこみを形づくるようプロフィール
加工されている。
該割れ目部材24は特開昭50−7972号公報に記載
されているタイプのばね式アクチュエイタ−26の一部
分である作動 25上に動きばめされるよう孔明けされ
ている。
ばね式アクチュエイタ−26は、取付用チューブ29の
一端にトいてプレス加工された鋼板ケーシング28内に
保持された一対の圧縮コイルばね27より成り、しかし
て該取付用チューブ29の他端は溶接フランジ31を有
)−1該溶接フランジ31により取付用チューブ29は
、バックプレート11にボルト止めされている。
ばね27は、通常、非作動の状態では、ボート32を通
って導入されたダイアフラム33に作用する空気所によ
り押えられており、しかして該ダイアフラム33ば、フ
ランジ付押えカップ34ど端部プレート35を介1〜で
はね27に作用する。
端部プレー1・35ば、わずかに中へこみに酸形されて
L・て、中心が孔明けされており、L7たがって作動桿
25の一方の端部に取り付けられたフランジ付きヘッド
36が端部プレート35と押えカップ34の間にはさみ
込まれる。
作動桿25の他端は、ねし山が設けられて釦り、1対の
ロックナツト37が取り付けられている。
U字に曲げ加圧された鋼板よりなる押えクリップ38は
、作動桿25上に動きはめされている。
エクスパンダ15とばね式アクチュエイタ−26は添付
図面では非作動位置にある、すなわち、スプリング2γ
は押えカップ34がケーシング28に衝接する限界まで
圧縮され、レバー22ど推力部材19ば2個のブレーキ
・シュー−12゜130近接端がエクスパンダ本体16
の端面17゜18に衝接することを許している位置にあ
るものとし7て示されている。
空気がポート32を通って排気され、ダイアフラム33
の表向にもはや圧力が作用しなくなると、ばね27は伸
びひろがって、端部プレート35とフランジ付ヘッド3
6を介して作動桿25に引張を作動させる。
次に、作動桿25は、ロックナツト37と割れ目部材2
4を介してレバー22に作用し、レバー22を第3図に
関して時計方向に回動させる。
レバー22は、ブレーキ・シュー13をエクスパンダ端
’t18より離そうとする推力が生ずるよう、ブレーキ
・シュー13の近接端に直接作用する。
枢軸ピン23上の反力は、推力部材19に反対方向に作
用し、よって推力部材19は、ブレーキ・シュー−12
を端面17から離そむうとする力をブレーキ・シュー1
2の近接端部に作用させる。
ブレーキ・シュー12.13の対をなす他方の近接端部
は、両端開放型油圧作動シリンダー42の一対のピスト
ン39.41の作動によって離されるようになってあ・
す、前記シIJンダー42の本体は、止めねじによりバ
ックプレート11に固定される。
シリンダー42にはピストン間で作動する突ばり装置が
組み込まれてあ・す、しかしてねじ43とナツト44よ
り戒る前記突つばり装置は、自動的に調節される。
ねじ43は、次のような方法でピストン41内に固持さ
れている。
ねじ43の頭部は、円筒形に作られてあ・す、ピストン
41の直径の小さい段付き穴部分の中に押込みばめされ
ている。
プラグ・タペット45は、その端面とピストン41の穴
の役との間でねじ43の端部のフランジをはさみ込んで
ち・す、プラグ・タペット45に押込みはめされている
せん46は、ねじ43の頭部に設けたスロットに係合し
、プラグ・タペット45に関してねじ43が回動するこ
とを防止する。
かく1−でプラグ・タペット45とピストン39はそれ
らの端面に形成されたスロットにブレーキ・シュー12
.13の隣接端を置くことによって相対的に回転するこ
とが阻止される。
ピストン39は、2つのピストン間のスペースに開口す
る段付きのめくら穴を有し、直径の小さいほうの穴部分
は、ねじ43のねじ付ステムのためのすきま穴であり、
一方、直径の大きい部分にナツト44の外径が滑動可能
に嵌入される。
ナツト44の外径には図の右側を斜辺とするほぼ(6角
三角形断面のねじ山をもった多条のこ歯ねじから成るら
せんラチェツト歯47か形うくられてあ・す、該ラチェ
ット歯47は、円筒状のつめ48の一方の端面に形成さ
れた対応したねし山と係合する。
つめ48は、シリンダー42の軸に垂直をなすピストン
39に設けた穴の中に滑動可能に嵌着されており、1個
所で切離されたばね輪49によりナンド44に向ってバ
ネ荷重か負荷される。
ばね輪49は、ピストン39の外周に機械加圧されたみ
そ51の中に着座してお・す、該ばね輪49は、口出な
状態では、その内径ばみぞ51の底の径よりも小さい。
つめ48の外端は段になって七・す、したがってばね輪
49は、組立ての間つめ48からせんラチェツト歯47
と正しく係合するためつめ48を[【」]転しないよう
位置き゛めする。
はね輪49は、端が開いてあ・す、その一端は、内向き
の古株突起を有し、該突起は、みその底に孔明けされた
めくら穴にはまりこみ、もってはね輪49かみそ51内
で回動することを防ぐ。
ピストン39の穴の段に近い端の近く、ナツト44の外
径上にみぞ52が設けられている。
ばね輪49にプロフィールが類似したばね輪53が、み
ぞ52の中に動きばめされて釦り、該ばね輪53は、前
記ばね輪49と同様、みぞ52の基部に孔明けしためく
ら穴に係合する内向きの古株突起を備えている。
ばね輪53ば、自由な状態では、ピストン39の大きい
ほうの大部分の直径より外径が犬きく、シたがってばね
輪53がはめ込まれると、該ばね輪53は、穴の壁面に
向かって弾性的な抑圧を行なう。
ばね輪53は、ナツト44がねじ43の頭部より軸方向
に離れる方向にナツト44を回わすと、ばね輪53の円
形部分が古株突起を引きするようなふうに、みぞ52の
中に配設されている。
したがってばね輪53はナツト44の回転方向によって
巻き付けられたり巻きはずされたりする傾向があるため
、ナツト44は前記の通りねじ43の頭部より離れる方
向に回転させる方が他の方向に回転させるよりはるかに
楽である。
一方のブレーキ・シュー12またば13の端部から他方
のブレーキ・シュー13またば12の端部へ直接力を伝
達させるために、ナツト44は第4図に示すようにピス
トン39の穴の中の段に衝接する。
従って例えはブレーキ・シュー12からピストン39に
力が作用するとピストン39からナツト44、ねじ43
釦よびプラグ・タペット45を介してブレーキ・シュー
13に直接負荷が加わる。
第4図に示された状態では、油圧は供給されていす、各
構成要素は、普通の引張りはね55゜56によって図示
の位置に片寄せられているが、入口ポート54を通って
ピストン39と41に油圧を作用させることができる。
ポート54に油圧が加えられろと、ピストン39と41
は、互に離れる方向に動き、ブレーキ・シュー12.1
3をブレーキ・ドラム(図示せず)に向かって押し動か
す。
このときねじ43とナツト44は、ピストン41といっ
しょに移動するが、ねじ43のねじ山は、比較的ピッチ
の細かい1条ねじであるので、ナツト44が穴の中の段
との接面状態から離れて移動するときピストン39の穴
に作用するばね輪53の摩擦抗力は、ねじ43のねじ山
に抗力を作り、この抗力が穴の中のはね輪53の回転抗
力に加わって、つめ48がナツト44を回わそうとする
傾向を妨たげる。
その結果つめ48のねじ山はばね輪49のバネ荷重に抗
してナツト44上のらせんラチェツト歯41の斜面を昇
る。
もしシューとドラムとのすきまが小さく、ピストン41
がピストン39に対し、らせんラチェツト歯47のピッ
チより大きく動かないときは、つめ48のねじ山は、第
4図に示されているように、ラチェツト歯47と完全に
係合した状態から出発するものと仮定すれば、ラチェツ
ト歯47の斜面を上昇したとしても同じラチェツト歯4
7の組と係合した状態のままである。
シュー12゜13のライニングが摩耗すると、ピストン
39゜41はブレーキをかける度にらせんラチェツト歯
47の1ピツチより僅かに大きい距離まで離れるように
なる。
そのときつめ48のねじ山はナツト44上のラチェツト
歯47の斜面の頂上まで昇り更にそれを越えて次のラチ
ェツト歯の谷に落ち込むので、油圧かポート54を通し
て解除されても、つめ48のねじ山はもはやらせんラチ
ェツト歯47の元の歯の組の斜面を下ることはできない
このとき、つめ48とらせんラチェツト歯47ば、それ
ぞれナツトおよび多条ねじとして作用し、ナツト44ば
、引張りはね55.56の作用によりピストン39の穴
に戻されるとき回転する。
らせんラチェツト歯の回転の向きとねじ43とナツト4
4のねじ山の回転の向きは、ナツト44が前記の要領で
回転したとき、ナツト44が再びピストン39の穴の中
の段と接触するまで、ねじ43のねじ付き茎部に沿って
ピストン41から離れる方向に動くように選ばれる。
ねじ43上のナツト44の新しい位置は、最初の位置か
ら若干の距離離れているが、この距離は、ナツト44に
与えられた回転が360度の一部であるため、ラチェツ
ト歯47のピンチよりかなり小さく、シかして実際の関
係は、らせんラチェツト歯41の条数とピッチおよびね
じ43とナツト44のねじ山のピッチに左右される。
油圧シリンダー42が作動して、ドラムに向かってシュ
ー12.13を張りひろげると、シュー12.13の端
はそれぞれ、エクスパンダ−の端面17,18上で枢軸
的に回動する。
次にブレーキは、ドラムの両回転方向にあわせて先導シ
ュー・ブレーキあるいは従動シュー・ブレーキとして作
用し、ドラムが時計方向に回転する場合、シュー12は
、先導シューとして作用し、一方、シュー13は、従導
シューとして作用し、ドラムが時計と反対方向に回転す
る場合は、シュー13は、先導シューとして働く。
ブレーキが機械的エクスパンダ15を介してばね式アク
チュエイタ−26によって動作するときは、ブレーキは
、デュオ・サーボ・ブレーキの要領で動作する。
ドラムの回転が反時計方向であると、シュー12は1次
シューであり、シュー−13は2次シューであり、シJ
−12からの抗力は油圧シリンダー42を介してシュー
13に伝えられ、両シュー12.13の抗力は、エクス
パンダの端面18と接面するシュー13の従動端によっ
て反作用を受ける。
ブレーキシュ・−13から端面18に作用する力は、レ
バー22によってシュー13に加えられる作用より犬キ
<、シたがってエクスパンダの動き全体が推力部材19
を介して1次シュー12に伝達される。
もしドラムが時計方向に回転すると、シュー13が1次
シューとなり、その抗力は、油圧シリンダー42を介し
て2次シュー12に伝達され、エクスパンダ端表面17
が両ブレーキ・シュー13゜12の抗力を受は止める。
抗力かエクスパンダの力より大きいと、推力部材19は
動かない。
第5図に示された別案の油圧シリンダー57にお−いて
は、2つのピストン58.59の間の突ぼり装置どして
類似のねじ釦よびナツトの配置が使用されて℃・るが、
両部材の役割は逆である。
ナツト61は、ピストン58の段付き穴の直径の大きい
ほうの部分に設けられたリング状クリップ62によって
保持されている。
穴の中の段と接面するナツト61の端面ば、ナツト61
がピストン58内で回転することを阻止するため、せん
69と係合するスロットを備えている。
リング状クリップ62ば、ピストン58の穴の中心のナ
ツト61の軸方向動きを小さく抑えるために設けられて
いるものである。
ラチェツト歯47に類似したらせんラチェツト歯63が
スリーブ64上に成形されて訃り、該スリーブ64は、
ねじ65の頭部にスプライン係合されていて、リング状
クリップ66によって保持されている。
つめ48に類似した円筒形のつめ67がピストン59内
に滑動可能にはめこまれてトリ、ピストン59の外径の
まわりに設けたVみぞ内のワイヤー・リング68によっ
てらせんラチェツト歯63と係合している。
「図示されていないが、ナツト61は、ロック・ナツト
を作る周知の方法の一つを使用してねじ65のねし山と
摩擦係合するようになされる。
」油圧シ1Jンダー57は、シリンダー42とまったく
同じ要領で作動し、シューとドラムとの間のすきまが大
きいために、ピストンが外向きに移動したとき、つめ6
7が新しいラチェツト歯に垂り移る場合には、ピストン
58.59の戻り運動において、ねじ65け、つめ67
により回わされる。
ナツト61はリング状クリップ62に衝接するまで軸方
向に僅かに動くことができるのでこの動きにらせんラチ
ェツト歯63のピッチを加えたものがシューとドラムの
間に許容される最大すきまとなる。
ナツト61はねじ65と十分に摩擦係合しているので、
つめ67がラチェツト歯63に対してラチェット運動し
ているときには回転を阻止されるが、この摩擦係合は突
ばり装置の長さ調節作用を行うための回転を妨げるほど
大きくはない。
上述の両油圧作動シリンダーは”オフ”タイプの自動調
節装置、すなわちブレーキ・シューがドラムから離れる
とき作動する自動調節装置を組込んだものである。
しかしらせんラチェツト歯47゜63ののこ歯形状を垂
辺側と斜辺側が逆になるようにすれば”オン”タイプの
調節装置、すなわちブレーキ・シューとドラムの隙間が
大きいときにはピストンの戻り行程でつめ48,67の
ねじ山がラチェット歯47.63の次ののこ歯へ乗り越
え、次のブレーキ作動でブレーキ・シューかドラムに近
づくとき自動調節が行われる装置となすこともできる。
上述の自動調節装置はナツトが軸方向に僅かに動くよう
に・よっているのでブレーキを一度だけかげる際には過
剰なシューとドラムのすきまを吸収しないから特にドラ
ムブレーキに使用すると効果的である。
これはドラムが加熱されシューから離れる方向に膨張し
ているときの一時的な過剰なすきまは吸収せずその結果
ドラムが冷却されたときにブレーキがロックすることの
ないことを意味する。
上述の軸方向の僅かな動きは第4図の実施例ではナツト
44とねじ43またはらせんラチェツト歯47とつめ4
8のねし山のはめ合いに軸方向の遊びをつくることによ
って与えることができる。
自動車では駐車用のばね式アクチュエイター26の使用
は、運転手が常用ブレーキを操作j−で自動車を停屯さ
せ次に常用ブレーキを解放する前に駐車用ブレーキをか
げる通常の操作を行った場合、ばね27と機械的エクス
パンダ15が油圧シリンダー41または57の解除によ
るシューの戻り量を吸収できるのでブレーキをし7つか
りとかげて置くことができる。
以上の実施例において本発明をドラム・ブレキに適用し
た例を説明し7たか、本発明は特公昭46−38852
号に示すような両端開放型の前圧作動シリンダーを使用
するフローディング・キャリパ−型のディスク・ブレー
キに同様に適用できることは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従かった油圧作動シリンダーの一実
施例を組み込んだドラム・ブレーキ装置の立面図。 第2図は、第1図のJT−m線で切断1−た断面図。 第3図は、第2図のnr−m線で切断した部分断面図。 第4図は、第1図の立面図に示された油圧作動シリンダ
ーの断面図。 第5図は、本発明に従かった油圧作動シリンダーの他の
実施例を第4図に相応した断面図で示したものであって
、第1図、2fm、3図および4図に示されたブレキに
使用されるシリンダーの別宴をなすものである。 11・・・バックプレート、12,13・・・ブレーキ
・シュー、14・・・安定ピン、15・・・エクスパン
ダ、16・・・エクスパンダ本体、17,18・・・エ
クスパンダ端面、19・・・推力部材、21・・・突起
、22・・・レバー、23・・・枢軸ピン、24・・・
割れ目部材、25・・・作動桿、26・・・ばね式アク
チュエイター27・・・圧縮コイルばね、28・・・鋼
板ケーシング、29・・・取付用チューブ、31・・・
溶接フランジ、32・・・ポート、33・・・ダイアフ
ラム、34・・・フランジ付押えカップ、35・・・端
部プレート、36・・・フランジ付きへ゛ラド、37・
・印ツクナツト、38・・・押えクリップ、39.41
・・・ピストン、42・・・両端油圧作動シリンダー、
43・・・ねじ、44・・・ナツト、45・・・プラグ
・タペット、46・・・せん、47・・・らせんラチェ
ット歯、48・・・円筒状つめ、49・・・ばね輪、5
1,52・・・みそ、53・・・ばね輪54・・・入口
ポート、55.56・・・引張りばね、57・・・油圧
シリンダー、58.59・・・ピストン、61・・・ナ
ツト、62・・・円クリップ、63・・・らせんラチェ
ツト歯、64・・・スリーブ、65・・・ねじ、66・
・・リング状クリップ、67・・・つめ、68・・・ワ
イヤ・リング、69・・・せん。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ一本体42.57と、該シリンダ一本体内に収
    容され油圧の作用の下に互に離れるように動いてブレー
    キ・シューまたはブレーキ°パッドを回転ドラムまたは
    回転ディスクに作用させることのできる一対のピストン
    39,41;58゜59と、これらのピストン間に挿設
    してあってこれらピストンが互に近づくもどり運動を制
    限する突ばり装置とを包含し、この突ぼり装置が互に螺
    合するねじ部材43.65とナツト部材44゜61とを
    有し、これらの部材のうちの一方の部材43.61が一
    方のピストン41.58に対して回転しないように保持
    されると共に軸線方向には動くことができないか僅かな
    動きしかできないようになって釦り、他方の部材44.
    65が他方のピストン39.59内で回転できると共に
    他方のピストン39.59と衝合する位置に向って、ま
    たこの位置から離れるように軸線方向に動けるようにな
    って釦り、前記両ピストン39,41;5B、59が相
    対的に過度に離れるとき前記他方の部材44,65が回
    転し突ぼり装置の長さを増大させるようになっているブ
    レーキ用油圧作動シ1ノンダーにおいて、前記他方の部
    材44.65にらせんラチェット歯4γ、63を設け、
    前記他方のピストン39.59内に設けた半径方向孔内
    に前記らせんラチェット歯47.63と係合するつめ4
    8.67を嵌挿し、前記他方のピストン39゜59に形
    成した周溝内に設置したばね輪49゜68により前記つ
    め48,67を前記らせんラチェット歯47.63に対
    してばね負荷したことを特徴とするブレーキ用油圧作動
    シリンダー。
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