JPS5815569B2 - 蓋の雨水流入防止構造 - Google Patents

蓋の雨水流入防止構造

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JPS5815569B2
JPS5815569B2 JP54128708A JP12870879A JPS5815569B2 JP S5815569 B2 JPS5815569 B2 JP S5815569B2 JP 54128708 A JP54128708 A JP 54128708A JP 12870879 A JP12870879 A JP 12870879A JP S5815569 B2 JPS5815569 B2 JP S5815569B2
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rainwater
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hole
float chamber
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JP54128708A
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浦上定司
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は上下水道用、電力電気通信用、ガス用等のマン
ホール及びその信地下構造物に連通ずる縦穴を閉塞する
蓋を対象としその蓋の連通孔から雨水が流入するのを防
ぐ蓋の構造に関する。
従来この種の蓋は大気とマンホール等縦穴内の気体を流
通させるため、あるいはマンホール等の縦穴内の異常圧
発生を防止するために数個の連通孔を設けているが、こ
の構造の蓋では雨水がそれら連通孔から流入し、都市部
に設置された多数のマンホール等の縦穴内から下水道管
路等に流れ込み、下水の処理流量を増大せしめて処理場
の能力オーバーを来たしたり、又地下構造物を破損せし
めるという欠点がある。
又それらの欠点を解消する目的にて蓋を完全に密閉すれ
ば上記マンホール等の縦穴内気体と外気との空気流通や
マンホールや縦穴内気体の異常圧発生防止の役目がなさ
れないという問題が生じる事になる。
本発明はこれらの欠点、問題点を除去した蓋の雨水流入
防止構造を提供せんとするものである。
以下実施例をもって説明する。
第1実施例 第1図において、1はマンホール等の縦穴の蓋、2は縦
穴内と大気とを流通する蓋1に設けた連通孔を示す。
3は連通孔2の下方に設けたフロート室4内に浮動自在
に設けたフロート弁である。
5は、同フロート弁3の上方周縁部に設けた鍔を示し、
フロート室4の上方周縁に設けた雨水の流入口よりも外
側に突出して設けられている。
9は合成樹脂等の雨水流入路の路壁、10は、フロート
室4の取付部、11は、排水孔7の排水孔栓を示す。
上記構成において、雨水流入のない通常の時は、フロー
ト弁3はフロート室4にその自重によって沈下している
状態にあり、フロート弁3上部と連通孔2との流入路壁
9とによって空気流通路が形成されており、この空気流
通路によってマンホール等の縦穴内気体と大気とを流通
させ、又マンホール等縦穴内の異常圧の発生を防上する
ことができる。
次に、雨水が連通孔2から流入してくれば雨水の一部は
フロート弁3の球明から鍔5の上面を伝わって更に表面
張力によって鍔5の下面(裏面)に沿って流入口6から
フロート室4内へ流入し、フロート室4の水位を上昇せ
しめ、フロート弁3をその浮力によって持ち上げ、最後
はフロート弁3によって連通孔2を閉塞させるものであ
る。
これによって雨水が流入する際は自動的に連通孔2を閉
塞し、雨水のマンホール等縦穴内への流入を防ぐことが
できる。
連通孔2より流入落下する土砂類は、この鍔5によって
マンホールや縦穴内へ落ち、雨水のみを導入し、フロー
ト室4の土砂の堆積を防ぐものである。
第2実施例 第2〜4図に第2実施例を示す。
この場合は。
第1の実施例に対して、フロート室において、フロート
弁の底部と排水孔との間にボール弁が設けられている点
に特徴がある。
図中記号1〜4は第1図の場合と共通番号によって示し
、1は蓋、2は連通口、3はフロート弁、4はフロート
室である。
7はフロート室4の排水孔であり、8はフロート弁3の
底部と排水孔7との間に設けたボール弁であって、この
ボール弁8は、フロート弁3底部に設けた傾斜凹部13
とボール弁収容室14とを有する押圧移動機構によって
移動する。
15は合成樹脂等から成型された流入路壁であり、又1
6は蓋1のリブに設けた窓、17はフロート室4の室壁
、18は第1図に6として示した雨水流入口と同一機能
を有する雨水の一部導入のための雨水流入口である。
19は雨水流入路、20は取付受板、21は袋式バール
孔、22は蓋1の受枠、23は蝶番である。
この実施例においては、雨水の流入のない通常の場合は
フロート弁3はフロート室4内に自重によって沈降して
おり、空気は連通孔2、流入路壁15とフロート弁3の
上面との間の傾斜した流通路を経て蓋1のリブの窓16
を通って蓋1下方のマンホール等の縦穴と連通して流通
状態にあり、マンホール等縦穴内気体との空気流通が可
能であり、又上部から入る土砂等も大部分この傾斜に沿
ってマンホール等の縦穴内に落下し、異常圧発生もこの
連通路により防止されるものである。
次に雨水が連通孔2から流入しはじめると、雨水の一部
は、複数個の連通路よりマンホール等の縦穴内に流下す
るが、一部の雨水は窓16の直前でフロート弁3の鍔を
つたってフロート室4の上縁部の雨水導入口18から進
入し、フロート室4とフロート弁3の側面との空間に形
成された雨水流入路19からフロート室4へ導入される
フロート室4へ導入された雨水は、フロート室4の排水
孔7から排水されるが、フロート室4に流入する流量が
排水孔7から排水される流量より多くなった場合フロー
ト室4の水位は上り始め、フロート弁3は徐々に浮上す
る。
ある程度フロート弁3が浮上すれば、今までボール弁8
を係止していた抑圧移動機構を構成する傾斜凹部13か
らボール弁8の係止が解除され、ボール弁8は排水孔7
の方向に移動して排水孔7を閉塞する。
ボール弁8が排水孔7を閉塞すれば排水孔7からフロー
ト室内雨水滞溜水の流下が滴下する程度となりフロート
室4の水位は以前に比べ急速に上昇し、フロート弁3の
上部傾斜面は連通孔2の下方の流入路壁間の開口部傾斜
面を閉塞し、雨水の流入を止めるものである。
降雨が中断又は停止した後は排水孔7からの雨水の滴下
漏れによってフロート室4の水位はさがり更に降下すれ
は、フロート弁3の底面の傾斜凹部13はボール弁8を
押圧しボール弁8を排水孔7の開口上方から水平方向に
移動せしめ、ボール弁8はボール弁収容室14に納まり
、排水孔7を開いてフロート室4の雨水及び進入した少
量の微粉的土砂が仮にあったとしてもフロート弁3の底
部の傾斜とフロート室4内面の傾斜に沿って完全に排水
孔7から流出せしめるものである。
このボール弁8と、フロート弁3の傾斜凹部13とボー
ル弁収容室14を有するボール弁8の抑圧移動機構と、
排水孔7とから排水構造を構成することによって、降雨
時にはボール弁8が排水孔7を閉じるのでフロート室4
内の水位上昇が急速に行われ、ためにフロート弁3の上
昇も早くなる。
降雨中断又は停止時にはフロート弁3が所定の位置まで
降下すればボール弁8が排水孔7から急速に離れ、その
ためフロート室4内の泥水はフロート室4の傾斜面に沿
って流下し、排水孔7より急速に流速を増して落下し、
フロート室4底部には微細な泥土の滞溜はなくなる。
第3実施例 第5〜7図で示す第3実施例はフロート室4、フロート
弁3が下細り状とした点、連通孔2の平面孔形を長円状
とした点、フロート室4、雨水流入防止構造を収納する
取付受板20の側面に雨水、土砂排出用窓16を大きく
設けた点、フロート弁3の押圧移動機構としての傾斜部
に間隔維持用突片24を突設させた点及び連通孔2から
の雨水の一部をフロート室4へ導入することを更に容易
とするためにフロート弁3の上部周端の突縁の裏面に流
下水導入片25を複数個設けた点を除き、第2実施例と
同じ構造である。
又、フロート室4、フロート弁3を先細状としたことに
よって浮力を増大せしめ、又その先細傾斜によって土砂
の排出を確実ならしめ、土砂、泥のフロート室4内の滞
溜を防ぎ、次にフロート弁3周縁に流下導入片25を設
けたことによって雨水の一部はフロート弁3の周縁から
流下水導入片25の傾斜面に沿ってフロート室4に流入
し、より多くの山水の導入を可能とし、更に間隔維持用
突片24によってフロート弁3側面とフロート室4の内
面とに一定間隔を保持し、雨水、土砂、泥の流れを確保
していることを除ぎ作用効果は第2実施例と同様である
第4実施例 第8図に示す実施例は、フロート室4に排水孔7を設け
、ボール弁8を配置し、フロート弁8の底部にボール弁
8の係止杆26を設け、上昇時に係止杆26による係止
が解かれてボール弁8が移動し排水孔7を閉塞させる点
において基本的に第2.3実施例の構造と同様である。
又雨水の導入する過程は第1実施例と同様である。
第5実施例 第9,10,11図に示す第5実施例において、蓋1外
周に近い位置の四個所に連通孔2設け、同連通孔下方に
それぞれ独立した複数組のフロート弁3、フロート室4
、開閉用ボール弁8、排水孔7、及びホール弁8の移動
機構を設けるもので、第3実施例が複数個の連通孔2の
下方に一個のフロート弁3、フロート室4、開閉用ボー
ル弁8、排水孔7、及びボール弁8の移動機構を設けた
ものと基本的形態において同様である。
その他は、本実施例では連通孔2の中途にスクリーン2
7を設けた点、流入路壁15の一部を切欠してフロート
室4の壁上縁との間に雨水、土砂の排出の窓28を形成
した点、フロート室4を直接蓋1の裏面取付柱29に取
付ける点、間隔維持用突片24がない点において相違す
るのみである。
以上、実施例によって本発明を説明したが、本発明は、
以上の実施例に限定されるものではなく、その特許請求
の範囲に記載の事項を逸脱しない範囲内において、種々
の変更例を有することは当然である。
以上の様に、本発明によれば雨水が連通孔2から流入し
はじめればフロート弁3によって自動的に連通孔2を閉
塞し雨水の流入を防止してマンホール等の縦穴内に雨水
が多量に流れ込むことを避けることができ、下水道の場
合には処理場施設の処理能力に雨水流入による過度の負
担を与えることがなくなり、又、雨水による地下構造物
に被害や、破損することもなく、更に雨水の流入のない
通常時には、蓋1の連通孔2を介して大気とマンホール
等の縦穴内との空気流通が可能となり、したがって、マ
ンホール等縦穴内に有害ガスの滞溜や酸欠などを防止で
き、また、異常時の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明蓋の雨水流入防止構造の第1実施例を示
す断面図、第2図は第2実施例を示す断面図、第3図は
同実施例の連通孔を閉塞した状態を示す断面図、第4図
は蓋の全体を示す平面図、第5図は第3実施例を示す断
面図、第6図は同実施例のフロート弁を示す一部切欠平
面図、第7図は同実施例の蓋を示す平面図、第8図は第
4実施例を示す断面図、第9図は第5実施例を示す平面
図、第10図は第9図■−■線における縦断面図、第1
1図は同実施例の要部を示す縦断面図である。 1:蓋、2:連通孔、3:フロート弁、4:フロート室
、5:鍔、6:流入口、7:排水孔、8:ボール弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 周縁部に流入口と底部に排水孔を有するフロート室
    をマンホール等の縦穴内と大気とを流通する連通孔の下
    方に設け、且つ、前記フロート室内に前記流入口よりも
    突出した鍔を上方周縁に有するフロート弁を設け、常時
    は、同フロート弁は下降状態にあって連通孔を開放し、
    また、雨水の流入時には、前記鍔と流通口によってフロ
    ート室内に雨水を導入し、フロート弁を浮上せしめて連
    通孔を閉塞するように構成して成ることを特徴とする蓋
    の雨水流入防止構造。 2 周縁部に流入口と底部に排水孔を有するフロート室
    をマンホール等の縦穴内と大気とを流通する連通孔の下
    方に設け、且つ、前記フロート室内に前記流入口よりも
    突出した鍔を上方周縁に有するフロート弁を設け、さら
    に、同フロート弁の底部と前記排水孔との間にフロート
    弁の底部に設けた押圧移動機構を介してボール弁を設け
    、常時は、フロート弁は下降状態にあって連通孔を開放
    するとともに、ボール弁は押圧移動機構に押圧されて排
    水孔を開放し、また、雨水の流入時には、鍔と流通口に
    よってフロート室内に雨水を導入し、フロート弁を浮−
    卜せしめて連通孔を閉塞するとともに、ボール弁は押圧
    移動機構の押圧から解除されて排水孔を閉塞するように
    構成して成ることを特徴とする蓋の雨水流入防止構造。
JP54128708A 1979-10-04 1979-10-04 蓋の雨水流入防止構造 Expired JPS5815569B2 (ja)

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JPS5652229A JPS5652229A (en) 1981-05-11
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