JPS58152505A - 団扇竹骨の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、団扇付置の製造法に係るものである。

従来の付置の製造方法は、まず第１図に示すように節を
とって偏平とした竹の約５分の３程度の長さの肉身（竹
の内側の比較的柔らかい身の部分）をそぎおとして反身
（竹の外側の竪い皮の部分）だけ残し、この反身の部分
を細かく割って小骨をつくり、第２図に示すように、白
身上端近くに穿孔した横穴に横付を挿通し、小骨を開い
て横付一端に結び付けた二本の糸間に挾み込み、糸を交
叉させては次の小骨を挾み込んで各小骨を縫い合わせた
のち、糸の端末を横骨他端に結び付轄てつくっている。

この糸通しの工程は従来から手作業で行われているが、
極めて高妾の技術を要し、且つ非能率的な作業であり、
とくに第３図に示すような小骨の開き角変の大きい一文
字と称する団扇付置の糸通しには至難の技が必要であり
、物置製造の隘路であつ魁 本発明はこれに鑑みなされたもので、前記の糸を 通しｔやめて、小骨位置決め冶具によって小骨位置を整
えたうえ小骨枢要部に接着剤を塗布し、とれを加圧、加
熱硬化して小骨を所望の位置に安定させようとするもの
である。

以下図面に示し九夾施例について説明すると。

第４図に示した・ト骨位置決め冶具Ａは、その中心部を
開口１した半円形部材２０両側より脚３を下方に伸し、
半円形部材２０半円中心線上に案内ガイド４を備えた柄
載置台５を連結してなり、半円形部材２の表面に半円中
心より放射状に延ばした位置に僅かの間隔を隔てて多数
のピン６を扇状に植設している。第５図に示した７、７
は前記の各ピン６に、その内側が沿うよう形成した押え
板であって、それぞれの裏面に係止環８，８を突設し。

該係止１１８．８を半円形部材２の穴９．９に通して、
裏から楔ｔｏ、ｔｏを入れて半円形部材２に押圧係止す
るようにしている。

そこで、肉身をおとして反身を細かく割って多数の小骨
を形成した分骨素材の小骨付根部を第６図に示すように
右手の人差し指と親指の間でつまんで、よじらせて小骨
を開きながら左手で小骨を各ピン６間に収め、半数の小
骨を収めたら、これが外れないように押え板７で押えて
横１０で係止し９次の半数も同様にしてピン６間に収め
て押え板７で押え、竹片の柄部を柄載置台５の案内ガイ
ド４に当てて置くと、小骨を所望の開きに安定すること
ができる。次に、小骨枢要部１１に接着剤を塗布し、第
７図に示すように、上下部に電熱板１２．１３を備え、
且つ上部電熱板１２を上下動するよう構成した圧着機に
挾んで加圧、加熱硬化せしめたのち小骨位置決め冶具よ
り取り出して。

横材を付ければ装置は完成する。

陶、前記以降の団扇の製造を参考までに説明すると、付
置表裏に適宜に紙を貼り付け、必要によっては小骨枢要
部に飾り紙を貼って接着部を隠蔽し、外形を所望の形状
に打ち抜いて、外縁部に縁取り紙を貼れば、第８図に示
すように団扇が完成する。

以上のように本考案によれば、簡単な補助具を使用して
小骨枢要部を接着させることで、従来の極めて高度の熟
練を要する糸通しの工程をなくすることができ、素人で
も簡単に、しかも能率よく団扇分骨をつくることができ
、且つ仕上りが均一で美麗である。

【図面の簡単な説明】

第１図は団扇装置製造過程の竹片の斜視図、第２図は従
来方法による装置の斜視図９．第３図は一文字と称する
角形の団扇の平面図、第４図、第５図は小骨位置決め冶
具の斜視図、第６図は同冶具の使用状態を示す斜視図、
第７図は加熱、加圧硬化用の圧着機の斜視図、第８図は
本発明によって製造した装置を使用した団扇完成品の平
面図である。 Ａ・・・・Ｊ１骨位置決め冶具、！・・・開口、２・・
・半円形部材、６・・・ピン、１１・・・小骨枢要部〇
￥′／）カ 第２　図 丁　３　萌 オ　６　）島 ′ｉ′　　δ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 略々平偏とした竹片上方の肉身をおと、してその反身を
   細かく割５−）、て多数の小骨を形成し、＃小骨を扇状
   に開いて、中心部を開口した略々半円形部材に多数のビ
   ンを植設してなる小骨位置決め冶具の各ピン間に各小骨
   を位置させて載置して位置決めし、前記開口部より露出
   した小骨枢要部に接着材を塗布し、これを加圧、加熱硬
   化せしめたことを特徴とする団扇付置の製造法。