JPS58151496A - ラジアルセル型電気めつき装置のアノ−ドサポ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はラジアルセル型電気めっき装置のアノードサポ
ートに関するもので、と（優こ陽極を摺、動させること
によって生ずる通電面の摩耗を簡単壷こ修復するのに好
適に用いられることに加え、安価で長寿命なアノードサ
ポートの構造擾こついての提案である。

ラジアルセル型電気めっき装置は、大径の通電用回転ド
ラムをめっき液中に４程度浸漬し、めっきすべき金属ス
トＩＪツブを該回転ドラムの外周に接触させてその回転
と同期して走行させる間曇こ、該ストリップに対して半
径方向の通電ギャップを隔てて設置した陽極（アノード
）との間でめっき液を介して通電することによりめつ′
きする装置である。この［ｔｌｌｌ　Ｇ２その構成上ス
トリップの片面φこのみめつきするのに好適であり、か
つ通電ギャップも小さいのでめっき液抵抗が小さく消費
電力が少な（て済むから、大電流による高速めつきが可
能である。

さて、一般の電気めつき優こおいては、陽極（アノード
）として不溶性電極を用いる場合と、めっきすべき金属
を可溶性電極として用いる場合とがある。そのうち、後
者はめっきすべき金属の補給が容易で、電極間でのガス
発生が無いなどの利点のため、大電流を投入して厚めつ
きする方式蕃こ好適とされている。

しかしながらこの方式は、めっきの進行につれて陽極が
消耗するのでそのままめっきが進むと通電ギャップが次
第に大きくなり、その分めっき液の抵抗が増大して消費
電力が増加するか又は電流１度が次第に小さくなり、そ
の結果めっき付着量が減少する方向に変動するようにな
る。このことから可溶性陽極を用いる上記電気めっきに
あっては、該陽極の消耗−こ応じて通電ギャップの変動
を適宜に修正する必要がある。

そこで、可溶性陽極を用いるラジアルセル方式のめつき
においては、横並べした複数対の弓形陽極片によって構
成される陽極を、上記各方形、陽極片の消耗程度に応じ
、前記通電用回転ドラムの母線にほぼ平行をこさし渡し
たアノードサポートに沿って順次板幅方向暑こ送り進め
、かつ足期的壷こ補充のための取付けと排出のための取
出しとを行うことにより、通電ギャップの修正を行って
いる。

上記可溶性陽極を支持するアノードサポートとしては、
めっき液擾こ侵されず、過電圧が小さく安価であること
等のこの種めつき装置Ｇこ必要な条件を具える第１図の
符号６で示すような方形断面の棒状のものが適当である
。従来こうした条件を満足するものとしてよく使用され
るものとしては、炭素粒をバインダーと混合し加圧成微
後通電などの手段で焼成し黒鉛化させた第２図優こあげ
られるようなものがある。ただ、本発明で用いるアノー
ドサポートの場合、その一端または両端をブスバーと接
続して通電するので、全体を黒鉛製にすると高速めつき
をするの番こ大電流を流せば黒鉛自体の電気抵抗によっ
て電圧降下が大きくなり無駄な電力消費を招（。しかも
、電圧降下によるめっき電流の不均一も問題になるので
、好ましくは銅などの導電性の良い金属材料を埋めこん
で通電経路を確保したものを利用するのが普通である。

また、上述のような黒鉛製通電部材をアノードサポート
として使うと次のような問題点もある。

それは、補給・撤去のために行う上記陽極片の摺動によ
って、それが接触する通電面が消耗することがあげ゛ら
れる。その消耗は、陽極片の摺動による機械的摩擦によ
って起るものの他、黒鉛表面と陽極片との間で発生する
小規模なアーク放電や局部的に発生する過電流など暑こ
よっても起る必然的なものである・従って、上述のよう
な消耗が激しくなれば陽極片群の対ドラム側の面（陽極
面）の平行度が狂い、通電ギャップが変動し、めっき付
着量の均一性が害されることとなる。

こうした問題点のため本発明以前、上記通電面の消耗が
一定限度を超えると、咳アノードサポートをめつ會装置
から取外し、その消耗した通電面を研磨して平滑化して
いた０しかし、この方法による解決法は数回の研磨て咳
アノードサポートそのものが寸法的に使用に耐えなくな
る欠点があった〇 この発明は、上述した陽極片と接する通電面の消耗によ
る短寿命を有利に克服することができるアノードサポー
トの提供を目的とするもので、その構成の４１１１は消
耗の激しい通電面（陽極との接触面）を着脱の可能なウ
ェアプレー）ｆこしたことと、本体を従来の黒鉛奢こ代
えてより導電性曇こ優れたものを使うこと唾こより、電
圧降下も小さく無駄な消費電力を低く抑えることができ
るように構成したところにある。以下をこその構成の祥
細について説明する。

第１図は本発明の好適実施例下醗こある可溶性陽極を用
いるラジアルセル型電気めっき装置の図である。図壷こ
示すｌは通電用回転ドラムで、この回転ドラム１に対し
ては、その外周に接し該回転とともに同期的に走行する
金属ストＩＪツブ２を挾むドラム半径方向の通電ギャッ
プを隔てた通板潜没経路の前後曇こ、それぞれ可溶性の
陽極８．８′を対設する。

上記陽極８，８′は、回転ドラム１の外周・こ沿う弓形
の形状を呈する陽極片８′複数対で構成されており、回
転ドラムＩＩこ面する陽極面とは反対側番こ係止突起嶋
が設けである。各陽極片８′は、その背面に設けた係止
突起番をアノードサポートの係止受けｌ１６に移動可能
に掛は止めすること番こより、諌陽極片８′と回転ドラ
ム外周との極間距離（通電ギャップ）を均等にする姿勢
で槽中に保持される。

通常、電流効率などの面から、上記通電ギャップＧは常
に適当な距離に維持されなければならないが、本発明の
ように可溶性陽極を用いるものでは、めつ會が進むと、
該陽極片８′の陽極面が次第に消耗し、上記通電ギャッ
プＧが大きくなる方向に変動するので、新らたな陽極片
８′の投入等の順次調整が会費になる。

仁のことに対応して本発明にかかるめつき装置では、槽
内の回転ドラムの略母線方向に並置させたアノードサポ
ートｂを、陽極片８′の横移動方向に向けて次第に狭ま
るよう醗こさし渡して支持し、陽極面の消耗程度に応じ
て各陽極片８′・・・を該アノードサポートＳ＃こ沿っ
て送り進めるとともに、その動作に合わせて新しい陽極
片８′の補充と使用済みの陽極片８′の取出しとを行い
、極間ａｗｅを図っている。

上記の極間調整は、定期的壷こ動作させるプツシｔ−フ
暑こよる各陽極片８′の横移動と、アノードサポート５
の一端部への新湯極片δ′の投入取付けおよびその他端
部からの使用済み陽極片８１の取外し撤去によって行う
。

本発明はアノードサポート５Ｇ２、上述のような極間調
整Φこ当って行う陽極片８′移動などによる特定の面（
通電面：９）の消耗を克服するのＧこ、少なくともその
該当する面（通電面）たけは簡率優こ変換できるよう番
こするのが有効であり、そのための構造として着脱可能
なウェアプレート８を採用した。要するＧこ、消耗の激
しい通電面９たけを他をそのままにして取り替えるよう
な構造としたのである。

かかるウェアプレート８としては、陽極片８′を極間調
整のため番こ摺動させることに伴う摩擦に対して強く、
塩化亜鉛等のめつき液１こ対す耐食性がよく、導電性に
優れた材質という要件を満足するものとしてチタン、ニ
オブ、タンタル、またはジルコニウムを使う。

一方、アノードサポートｉ′の本体１１Ｇ！、従来のよ
うな黒鉛内部に鋼管を冷し嵌めするという成形上の難し
さを克服するため１こ、第８図に示すような黒鉛に比べ
ると格段に導電性をこ優れる鉄を角筒状条こ酸部し、幾
つかの鋼製補強材１１を入れた構造にした。このような
構造にすると成製性、導電性、価格勢で中実墨鉛材優こ
比べると効果が飛躍的である・ かかるアノードサポート本体１０の一側面：即ち上記ウ
ェアプレート８を固定する通電面９ｔこは、諌ウェアプ
レート８と固定ポルｌ−１５を介して重金密着させる通
電パー１６を設置する。したがって、誼ウェアプレート
８は上記通電パー１６を介して本体に固定ポル）１６４
こて着脱可能場こ取付けられる。

しかも、咳本体ｌＯには、通電経路での電圧降下を最小
にして無駄な消費電力を少な（する目的で、前記ブスバ
ー接続ｓ１２を銅製の管にすることに併せ、このブスバ
ー接続−４＠Ｓ　ｌ　ｇと前記通電パー１６とを銅製固
定ボルト１）を介して銅製の通電経路板１８番こてつな
いだ構造を採用した。このような構造舎こすることによ
って該本体は著しく導電性の良いものとなり、電力消費
の削減舎こより大幅な運転コストの低下が達成される。

また、上記アノードサポート６′番こは、さら曇こウェ
アプレート８の部分を除き、鉄が露出している部分の総
てをチタン箔等の他、ニオブ、タンタル、ジルコニウム
の薄板、または有機物の膜１４で被覆し、耐食性の向上
を図って寿命を改善した。

上述のような構成番こした本発明アノードサポートは、
本体の陽極片を摺動させる通電面を耐食性、耐摩耗性、
導電性暑こ優れたチタン製の着脱可能なウェアプレート
にしたので、消耗しやすい面を藺単に修復でき、また本
体をＡｌの核にしてチタンで被覆し、別−こ銅の通電経
路を確保した構造番こしたので寿命も長（製造が容易で
安価であり、消費電力も少ないので実用上の効果に優れ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はラジアルセル型電気めっき装置の斜視図（イ）
と概略の断面図（ロ）、第２図（イ）、仲）は従来のア
ノードサポートの断面図、第８図の（イ）、（ロ）は本
発明アノードサポートの断面図である。 ｌ・・・通電用回転ドラム　２・・・金属ス？　ＩＪラ
ップト・可溶性陽極　　　　８′・・・陽極片魯１・・
・新譜極片　　　　　８″・・・使用済み陽極片４・・
・係止央起 暴・・・アノードサポート（従来） 暴′・・・本発明アノードサポート ６・・・係止受は部　　　　フ・・・プッシャー８・・
・ウェアプレート　　９・・・通電面１０・・・中空本
体　　　　１１・・・補強材１１・・・ブスバーＩＩＩ
＠　　１８・・・通電経路板Ｌ←・・チタン箔　　　　
ＩＳ・・・固定ボルト１６・・・通電パー　　　　１７
・固定ボルト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　金属スｔｌツブのめつき液中への通板をガイドする
   通電用回転ドラム醗こ対し、半径方向の通電ギャップを
   隔てて通板方向の前後に配設する可溶性陽極を、ドラム
   軸方向へ移動自在に支持するアノードサポートであって
   、一端に銅製のブスバー接続部を有する鋼製角筒状の本
   体に対し、上記陽極背面と接して通電面を形成する一側
   面にチタン、ニオブ、タンタル、またはジルコニウムの
   ウニアブＬ／−トを着脱可能に取付け、咳本体のウェア
   プレート下の面にはそれと重合密着させる銅製の通電パ
   ーを固定し、上記ブスバー接続部と通電パーとの閣を銅
   製通電経路板を介在させて接続し、かつ上記ウェアプレ
   ート面を除（該本体表面をチタン、ニオブ、タンタル、
   ジルコニウムの薄板、または有機物の膜で植機してなる
   ラジアルセル型電気めつき装置のアノードサポート。