JPS58151497A

JPS58151497A - ラジアルセル型電気めつき装置のアノ−ドサポ−ト

Info

Publication number: JPS58151497A
Application number: JP3220682A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Hirooka; 靖博広岡; Akira Komoda; 薦田　章
Original assignee: Kawasaki Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp
Priority date: 1982-03-03
Filing date: 1982-03-03
Publication date: 1983-09-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はラジアルセル型電気めっき装置のアノードサポ
ー）Ｋ関するもので、とくに陽極を摺動させるととｋよ
って生ずる通電面の摩耗を簡単に修伽するのに好適なア
ノード１サポートの構造についての提案である。− ラジアルセル型電気めっき装置は、大径の通電用回転ド
ラムをめっき液中に１／２程度浸漬し、めっきすべき金
属ストリップを該回転ドラムの外崗に接触させてその回
転と同期して走行させる間に、該ストリップに対して半
径方向の通電ギャップを隔てて設置した陽極（アノード
）との間でめっき液を介して通電することによりめっき
する装置である。この装置はその構成上ス）　ＩＪツブ
の片面にのみめっきするのに好適であり、かつ通電ギャ
ップも小さいのでめっき液抵抗が小さく消費電力が少な
くて済むから、大電麺による高速めつきが可能である。

さて、一般の電気めっきにおいては、陽極（アノード）
として不溶性電極を用いる場合と、めっきすべき金属を
可溶性電極として用いる場合とが′ある。そのうち、−
後者はめっきすべき金属の補給が容易で、電極面でのガ
ス発生が無いなどの利点のため、大電流を投入して厚め
つきする方式に好適とされている。

しかしながらこの方式は、めっきの進行につれ・て陽極
が消耗するのでそのままめっきが進むと通電ギャップが
次第に大きくなり、その分めっき液の抵抗が増大して電
力消費が増大するか又は電流密度が次第に小さくなり、
その結果めっ′き付着量が減少する方向に変動するよう
Ｋなる。このことから可溶性陽極を用いる上記電気めっ
きにあっては、該陽極の消耗に応じて通電ギャップの変
動を適宜に修正する必要がある。

そこで、可溶性陽極を用いるラジアルセル方式のめつき
においては、横並べした複数対の弓形陽極片によって構
成される陽極を、上記各弓形陽極片の消耗１１ｔＫ応じ
、前記通電用回転ドラムの母線にはげ平行にさし渡した
アノードサボー）Ｋ涜って順次板幅方向に送り進め、か
つ定励的に補充のための取付けと排出のための取出しと
を行うととｋより、通電ギャップの修正、を行っている
。

上記可溶性陽極を支持する７ノードサポートとしては、
めっき液に侵されず、過電圧が小さく安価であること等
のこの糧めっき装置に必要な条件を具える第１図の符号
６で示すような方形断面の棒状のものが適当である。従
来こうした条件を満足するものとしてよく使用されるも
のとしては、炭素粒をバインダーと混合し加圧成型後通
電などの手段で焼成し黒鉛化させた第２図にあげられる
ようなものがある。ただ、本発明で用いるアノードサポ
ートの場合、その一端または両端をブスバーと接続して
通電するので、全体を黒鉛製にすると高速めつきをする
のに大電流を流せば黒鉛自体の電気抵抗によって電圧降
下が大きくなり無駄な電力消費を招く。しかも、電圧降
下によるめっき電流の不均一も問題になるので、好まし
くは銅などの導電性の良い金属材料を埋めこんで通電経
路を確保したものを利用するのがよい。

また、上述のような黒鉛製通電部材をアノードサポート
として使うと次のような間顕点もある。

それは、補給・撤去のために行う上記陽極片の摺動によ
って、それが接触する通電面５′が消耗することがあげ
られる。その消耗は、陽極片の摺動による機械的摩擦に
よって起るものの他、黒鉛表面と陽極片との間で発生す
る小規模なアーク放電や局部的に発生する過電流などに
よっても起る必然的なものである。

上述のような消耗が激しくなれば陽極片群の対ドラム儒
の面（陽極面）の平行度が狂い、通電ギャップが変動し
、めっき付着量の均一性が害されることとなる。

こうした問題点のため本発明以前、上記通電面の消耗が
一定限度を越えると、該アノードサポートをめっき装置
から取４外し、その消耗した通電面を研磨して平滑化し
ていた。しかし、この方法による解決法は数回の研磨で
核アノードサポートそのものが寸法的に使用に耐えなく
なる欠点があった。

この発明は、上述した陽極片と接する通電面の消耗によ
る短寿命を有利に克服することができるアノードサポー
トの提供を目的とするもので、その構成の特徴は陽極の
支持側面（背面）に接する通電ＷＥ黒鉛ならびにその同
種の導電素材のウェアプレートを絶縁ボルト構造を介し
て着脱可能に取付けた点にある。以下にその構成の詳細
な設明する。

第１図は本発明の好適実施例下にある可溶性陽極を用い
るラジアルセル型電気めっき装置の図である。図に示す
１は通電用回転ドラムで、この回転ドラム１に対しては
、その外周に接し該回転とともに同期的に走行する金属
ストリップ２を挾むドラム半径方向の通電ギャップを隔
てた通板温浸経路あ前後に、それぞれ可溶性の陽極８．
８′を対設する。

上記陽極８，８／は、回転ドラム１の外周に沿う弓形の
形状を呈する陽極片８′複数対で構成されており、回転
ドラム１に面する陽極面とは反対側に係止突起鴫が設け
である。各陽極片８′は、その背面に設けた係止突起４
をアノードサポートの上嶽部６に移動可能に掛は止めす
ることにより、該陽極片８′と回転ドラム外周との極間
距離（通電ギャップ）を増勢にする姿勢で槽中に保持さ
れる。

通常、電流効率などの面から、上記通電ギャップＧは常
に適当な距ＭＫ維持されなければならないが、本発明の
ように可溶性陽極を用いるものでは、めつ館が進むと、
該陽極片８′の陽極面が次第に消耗し、上記通電ギャッ
プＧが大きくなる方向に変動するので、新らたな陽極片
８′の投入等の順次調整が必要になる。

このことに対応し【本発明にかかるめつき装置では、槽
内の回転ドラムの略母線方向に並置させた７ノードサポ
ー）５を、陽極片８′の横移動方向に向けて次第に狭ま
るようＫさし渡して支持し、陽極面の消耗程度に応じて
各陽極片８′・・・を該アノードサポート器に沿って送
り進めるとともに、その動作に合わせて新しい陽極片８
〃の補充と使用済みの陽極片８ダの取出しとを行い、極
間調整を図っている。

上記の極間調整は、定期的に動作させるプッシャーγに
よる各陽極片８／の横移動と、アノードサポート器の一
端部への新湯極片８′の投入取付けおよびその他端部か
らの使用済み陽極片８′″の取外し撤去によって行う。

本発明アノードサポート６は、上述のような極間調整に
当つ【行う陽極片８′移動等による特定の面の消耗を克
服するのに、少なくともその該当する面５′だけは交換
できるようにウェアプレート８を着脱可能に取付ける。

このウェアプレート８には本体と同じ黒鉛製のもの、あ
るいは同じように機能する導電素材：例えば耐熱性、耐
食性にすぐれたＴｉ　、　Ｎｂおよびハステロイのよう
な導電性耐食金属板を用いる。その厚さはアノードサポ
ート本体の大きさ５００ｙｎｍＸ５００ＷＬ１ｎ＠度の
ものでａ　ｏ　ｍｍ位のものが好適である。

上記のウェアグレート８を用いる効果は、主として陽極
片８′の摺動によって原波した通電面５′だけを交−す
ることができるので、本体を半永久的に使用できるとこ
ろにある。第８図は本発明アノードサポート５の一例を
示すもので、図示の９は黒鉛の電気抵抗による電圧降下
を少なくするために主として冷し嵌めした鋼管で、アノ
ードサポート本体５の一端から突出していてその延長が
槽外に導かれてブスバー１０と接続される。

上述のようなウェアプレート８を取付けるときに問題に
なることは、これを単に金属製のボルト１１で締付ける
とすれば、このボルトの部分に大電流が集中し【流れ、
溶融、焼き切れなどの事故を起すに到る。また、プラス
チック、木材等の不貞導体をボルトとし【使うと、締付
は部の周辺の接触抵抗が他の接触部よりも格段に小さい
ため、同じようＫその周辺部で大電流の集中が起り、高
温を発生してプラスチックボルト等の溶融、焼損を起す
よ５になる。

そこで、本発明では前記ウェアプレート８の取付けに際
しては、めっき液、ウェアプレート８゜７ノ一ドサポー
ト本体６間で絶縁された状態に保持した第４図、第６図
に示すような絶縁ボルト構造を使う、この絶縁ボルト構
造１１は、ウェアグレート８に凹部８＆を設け、その内
部にサポート本体に＃けて締付けたセラミックを好適例
とする絶縁ブツシユｌＩＫてウェアプレート８〜サポー
ト本体Ｓ間を隔離した状態のボルト本体１１＆を収容し
、眩ポルト本体１１ａの上部を耐熱性シーラント１８で
埋めつくしめつき液から遮断した完全な絶縁締付は構造
としたものである。

なお、サポート本体は、金属性でＴｉ、Ｎｂ、Ｔａ、　
Ｚｒの接合面を有し、他の面を耐食金属または有機物被
覆したものが好適である。

以上説明したように本発明アノードサポートは、サポー
ト本体の少なくとも通電面を絶縁ボルト構造を介してウ
ェアプレートを着脱可能に取付けたものであるから、通
電面で起る消耗に対してその部分の交換のみで簡単に修
復ができ、長期間にわたって安定しためつき作業ができ
る８

【図面の簡単な説明】

第１図はラジアルセル型電気めっき装置の斜視図（イ）
と概略の断面図（ロ）、第２図Ｕ）、（ロ）は従来の７ノードサポートの断面図
、第８図の（イ）、（ロ）は本発明のアノードサポートの
断面図、第４図〜ｔｑ＊’ｘｍは絶縁構造ボルトによるウェアプ
レート取付は部の詳細を示す断面図である。１・・・通電用回転ドラム、２・・・金属ストリップ、
３・・・可溶性陽極、３′・・・陽極片、８′・・・新
湯極片、８＃・・・使用済み陽極片、４・・・係止突起
、Ｓ−・・アノードサポート、６・・・上縁部、テ・・
・プッシャー、８・・・ウェアプレート、８ａ・・・ウ
ェアプレートの凹部、９・・・銅管、１Ｇ・・・ブスバ
ー、１１・・・絶縁構造ボルト、１１ｍ・・・ボルト本
体、１２・・・絶縁ブツシュ、１８・・・シーラント。特＃出願人　川崎製鉄株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

１　金属ストリップのめつき液中への通板をガ゛イドす
る通電用回転トリムに対し、半径方向の通電ギャップを
隔てて通板方向の前後に配設する可溶性陽極を、ドラム
軸方向へ移動自在に支持するアノードサポートであって
、上記陽極の支持側背面と接する通電面に黒鉛ならびに
同種導電素材のウェアプレートを絶縁ボルト構造を介し
て着脱可能に取付けてなるラジアルセル型電気めっき装
置のアノードサポート。