JPS581504B2 - X センカン ノ モリブデンゴウキンタ−ゲツト - Google Patents
X センカン ノ モリブデンゴウキンタ−ゲツトInfo
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- JPS581504B2 JPS581504B2 JP48122982A JP12298273A JPS581504B2 JP S581504 B2 JPS581504 B2 JP S581504B2 JP 48122982 A JP48122982 A JP 48122982A JP 12298273 A JP12298273 A JP 12298273A JP S581504 B2 JPS581504 B2 JP S581504B2
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- tungsten
- alloy
- anode
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J35/00—X-ray tubes
- H01J35/02—Details
- H01J35/04—Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
- H01J35/08—Anodes; Anti cathodes
- H01J35/10—Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C27/00—Alloys based on rhenium or a refractory metal not mentioned in groups C22C14/00 or C22C16/00
- C22C27/04—Alloys based on tungsten or molybdenum
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- X-Ray Techniques (AREA)
- Radiation-Therapy Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は乳房X線撮像法に関するものである。
更に詳しく言えば、本発明は乳房X線撮影用のX線管お
よびその陽極に関する。
よびその陽極に関する。
女性の乳房を人体の他の部分と比較した場合、X線が透
過する組織の量は一般に著しく少ない。
過する組織の量は一般に著しく少ない。
乳房には骨が存在しないため、骨組織に対して要求され
るほどの高エネルギービームを用いて乳房を透過撮影す
ることは不要であるばかりか、望ましくないとさえ言え
る。
るほどの高エネルギービームを用いて乳房を透過撮影す
ることは不要であるばかりか、望ましくないとさえ言え
る。
それ故、診断用乳房X線撮影法の分野では、通常の診断
用X線技術の場合よりも低い管電圧を使出することが一
般に望ましい。
用X線技術の場合よりも低い管電圧を使出することが一
般に望ましい。
低いエネルギーを使用すれば脂肪と軟組織との間のコン
トラストが大きくなるわけであって、かかるコントラス
トこそ最良の乳房X線写真にとって必要とされるもので
ある。
トラストが大きくなるわけであって、かかるコントラス
トこそ最良の乳房X線写真にとって必要とされるもので
ある。
大抵の医学診断用X線技術においては、大線量の「硬い
」X線(すなわち「軟らかい」X線よりも透過力の大き
いX線)が使用される。
」X線(すなわち「軟らかい」X線よりも透過力の大き
いX線)が使用される。
このような用途にとっては、主として大きい原子番号お
よび高い融点を有することから見て、タングステンが理
想的な陽極ターゲットである。
よび高い融点を有することから見て、タングステンが理
想的な陽極ターゲットである。
しかるに、かかる「硬い」X線を発生させかつタングス
テン固有のKαおよびKβ線を励起するためには最低7
0kVの管電圧が要求される。
テン固有のKαおよびKβ線を励起するためには最低7
0kVの管電圧が要求される。
また、特殊な医学診断技術としての乳房X線撮影法は特
別の露光技術、露光時間およびX線フィルムの優れた画
質や細部描写を必要とする。
別の露光技術、露光時間およびX線フィルムの優れた画
質や細部描写を必要とする。
しかるに硬いX線を使用すると、コントラストが著しく
低下するため、露光されたフイルムの診断学的価値は激
減する。
低下するため、露光されたフイルムの診断学的価値は激
減する。
ところで、大抵の金属や物質に関する連続および固有X
線スペクトルは公知である。
線スペクトルは公知である。
ターゲット物質の固有X線は、ある最小管電圧に到達し
て初めて励起される。
て初めて励起される。
固有X線スペクトルを発生させるために必要な管電圧は
、金属の原子番号に応じて規則正しく変化する。
、金属の原子番号に応じて規則正しく変化する。
それによれば、タングステン固有のKα線に比べ、モリ
ブデン固有のKα線は最低20kVの管電圧下で励起さ
れるのである。
ブデン固有のKα線は最低20kVの管電圧下で励起さ
れるのである。
このように、モリブデンを使用すれば、タングステンで
は得られない強い固有X線が低い管電圧下において得ら
れることになる。
は得られない強い固有X線が低い管電圧下において得ら
れることになる。
従って、乳房X線撮影法に関しては、タングステンの代
りにモリブデンを使用した方が明らかに有利であること
が容易に理解されよう。
りにモリブデンを使用した方が明らかに有利であること
が容易に理解されよう。
乳房X線撮影技術に従えば、曝射1回当りのミリアンペ
ア秒(mAs)値を比較的大きくすることが一般に必要
とされる。
ア秒(mAs)値を比較的大きくすることが一般に必要
とされる。
乳房の大きさに応じ、使用されるmAs値は約数百から
1千以上にまでわたり得る。
1千以上にまでわたり得る。
このようにmAs値が大きいことを考慮した場合、患者
に対する曝射時間をできるだけ短かく保つためには、X
線管を最大電流下で動作させることが一般に最も望まし
いわけである。
に対する曝射時間をできるだけ短かく保つためには、X
線管を最大電流下で動作させることが一般に最も望まし
いわけである。
乳房X線撮影法において使用されるmAs値が太きいた
め、モリブデンターゲットの電子衝撃面には激しい機械
的応力が加わる。
め、モリブデンターゲットの電子衝撃面には激しい機械
的応力が加わる。
かかる機械的応?はターゲットの焦点領域の表面破壊を
もたらす。
もたらす。
このようにしてターゲット表面の歪みが生じると、X線
出力の強度は顕著に低下する。
出力の強度は顕著に低下する。
なぜなら、ターゲット表面が粗雑な場合と平滑力場合と
を比べれば、X線光子がターゲットから脱出する確率は
前者の方が顕著に小さいからである。
を比べれば、X線光子がターゲットから脱出する確率は
前者の方が顕著に小さいからである。
タングステンターゲットに比べ、モリブデンターゲット
はかかる焦点領域の表面破壊を一層受け易い。
はかかる焦点領域の表面破壊を一層受け易い。
X線管のターゲットなどに関する表面破壊の問題を解決
するため、冶金技術者達は各種の手段を試みてきた。
するため、冶金技術者達は各種の手段を試みてきた。
たとえば、ホランドおよびヒュツシエン( Holla
nd &Hueschen )の米国特許第36508
46号明細書中には、耐火性金属の結晶粒組織を再構成
するための方法が記載されている。
nd &Hueschen )の米国特許第36508
46号明細書中には、耐火性金属の結晶粒組織を再構成
するための方法が記載されている。
それによねhf,延性一脆性転移温度が低下し従つて大
きVoAs値の使用に起因するよう4械的応力下におけ
る表面破壊の傾向が減少するのである。
きVoAs値の使用に起因するよう4械的応力下におけ
る表面破壊の傾向が減少するのである。
乳房X線撮影法に関してモリブデンターゲットの使用が
もたらす利益を考えた場合、モリブデンターゲットの有
効寿命を延長するための追加技術が開発されれば当業技
術は犬き々進歩を成し遂げることになる。
もたらす利益を考えた場合、モリブデンターゲットの有
効寿命を延長するための追加技術が開発されれば当業技
術は犬き々進歩を成し遂げることになる。
従って本発明の主たる目的は、実質的にモリブデンから
成りかつ高エネルギー電子の衝撃による機械的応力への
抵抗性の点で優れた特性を有するX線管用ターゲットを
提供するととにある。
成りかつ高エネルギー電子の衝撃による機械的応力への
抵抗性の点で優れた特性を有するX線管用ターゲットを
提供するととにある。
更に詳しく言えば、かかるターゲットはモリブデンとタ
ングステンとの合金から成る。
ングステンとの合金から成る。
低電圧技術に従って使用された場合、かかる合金はモリ
ブデンの連続および固有X線スペクトルを発生する。
ブデンの連続および固有X線スペクトルを発生する。
しかるに純粋なモリブデンと比較すると、意外にも、か
かる合金は低温延性、熱疲労抵抗性および高温強度の点
で改善された特性を有するのである。
かる合金は低温延性、熱疲労抵抗性および高温強度の点
で改善された特性を有するのである。
また、モリブデンとタングステンとの合金から成るX線
管用陽極を提供することも本発明の目的の1つである。
管用陽極を提供することも本発明の目的の1つである。
かかる合金は、常温および高温下において純粋なモリブ
デンよりも優れた強度を有する固溶体である。
デンよりも優れた強度を有する固溶体である。
その結晶粒度は純粋なモリブデンに比べて小さく、また
固溶体中の原子は短範囲規則格子ではなくてクラスター
を形成している。
固溶体中の原子は短範囲規則格子ではなくてクラスター
を形成している。
乳房X線撮影法において要求される曝射が比較的長いこ
とから見れば、固溶体の強化とりわけ高温下における固
溶体の強化は重要である。
とから見れば、固溶体の強化とりわけ高温下における固
溶体の強化は重要である。
かかる強化の結果、陽極は高エネルギー電子の衝撃を受
けた際の高度の熱疲労に対して一層大きな抵抗性を示す
ことになる。
けた際の高度の熱疲労に対して一層大きな抵抗性を示す
ことになる。
結晶粒度の低下は延性一脆性転移温度の低下をもたらす
。
。
その結果、電子ビームが低温の陽極ターゲットを最初に
衝撃する際の常温またはそれ以上の温度においては、大
きな延性が得られることになる。
衝撃する際の常温またはそれ以上の温度においては、大
きな延性が得られることになる。
なお、延性一脆性転移温度の説明については、1972
年3月21日付けの米国特許第3650846号明細書
を参照されたい。
年3月21日付けの米国特許第3650846号明細書
を参照されたい。
結局、延性一脆性転移温度が低下すれば、陽極とりわけ
グーゲットの表面破壊は顕著に減少することになる。
グーゲットの表面破壊は顕著に減少することになる。
脆性破壊がX線出力の強度の非常な低下をもたらすこと
を考えると、それの抑制は極めて望ましいわけである。
を考えると、それの抑制は極めて望ましいわけである。
原子のクラスター珍成は短範囲規則格子の形成よりも望
ましい。
ましい。
なぜなら、その場合の合金は溶質強化および転位移動度
の改善によって高温下における強度の増大を示す一方、
溶質のクラスター形成が母体から間隙元素を除去するた
め低温下における延性の増大をも示すからである。
の改善によって高温下における強度の増大を示す一方、
溶質のクラスター形成が母体から間隙元素を除去するた
め低温下における延性の増大をも示すからである。
なお延性の増大は、延性一脆性転移温度を急激に上昇さ
せることの知られている結晶粒内の間隙元素(とりわけ
炭素および酸素)が減少したことに直接起因するもので
ある。
せることの知られている結晶粒内の間隙元素(とりわけ
炭素および酸素)が減少したことに直接起因するもので
ある。
更にまた、露出したターゲット領域を有する金属製回転
陽極体およびかかるターゲット領域を衝撃してX線を発
生させるための電子ビームを供給する電子ビーム手段を
含有するものにおいて、かかる陽極体が上記の合金から
成る点で改良された乳房X線撮影用のX線管を提供する
ことも本発明の目的の1つである。
陽極体およびかかるターゲット領域を衝撃してX線を発
生させるための電子ビームを供給する電子ビーム手段を
含有するものにおいて、かかる陽極体が上記の合金から
成る点で改良された乳房X線撮影用のX線管を提供する
ことも本発明の目的の1つである。
更にまた、上記の改良を安価かつ経済的に実現すること
も本発明の目的の1つである。
も本発明の目的の1つである。
さて本発明に従えば、上記およびその他の目
的は約95〜約65%のモリブデンと約5〜約35%の
タングステンとの合金から成るX線管用陽極を提供する
ことによって達成される。
的は約95〜約65%のモリブデンと約5〜約35%の
タングステンとの合金から成るX線管用陽極を提供する
ことによって達成される。
本発明の特に好適な実施態様によれば、本発明に従って
使用される合金は約70%のモリブデンと約30%のタ
ングステンとから本質的に成る。
使用される合金は約70%のモリブデンと約30%のタ
ングステンとから本質的に成る。
かかる合金は当業界において公知の標準的な方法に従っ
て調製すればよいわけで、その方法が本発明の一部を構
成することはない。
て調製すればよいわけで、その方法が本発明の一部を構
成することはない。
とは言え、陽極全体がモリブデンータングステン合金か
ら作られている必要はない。
ら作られている必要はない。
たとえば回転陽極の場合、少なくともターゲット領域な
いし焦点領域は上記の合金から本質的に成ることが必要
だが、基部はその他適宜の物質(たとえ&兼タングステ
ンやモリブデンなど)から成り得る。
いし焦点領域は上記の合金から本質的に成ることが必要
だが、基部はその他適宜の物質(たとえ&兼タングステ
ンやモリブデンなど)から成り得る。
なお、X線管用陽極の製造方法は当業界において公知で
あって、そのために特別の技巧は必要でない。
あって、そのために特別の技巧は必要でない。
本発明の別の実施態様によれば、露出したターゲット領
域を有する金属製回転陽極体およびかかるターゲット領
域を衝撃して乳房X線撮影に適したX線を発生させるた
めの電子ビームを供給する電子ビーム手段(たとえば陰
極)を含有する乳房X線撮影用のX線管も提供される。
域を有する金属製回転陽極体およびかかるターゲット領
域を衝撃して乳房X線撮影に適したX線を発生させるた
めの電子ビームを供給する電子ビーム手段(たとえば陰
極)を含有する乳房X線撮影用のX線管も提供される。
本発明に従えば、かかる陽極体または少なくともそのタ
ーゲット領域は約95〜約65%のモリブデンと約5〜
約35%のタングステンとの合金から成る。
ーゲット領域は約95〜約65%のモリブデンと約5〜
約35%のタングステンとの合金から成る。
特に好適な実施態様によれば、かかる合金は約70%の
モリブデンと約30%のタングステンとから本質的にな
る。
モリブデンと約30%のタングステンとから本質的にな
る。
次に、本発明の実施例が以下に示される。
実施例 1
乳房X線撮影用のX線を得るため、先ず、純粋なモリブ
デンのターゲットが電子ビームによって継続的に衝撃さ
れた。
デンのターゲットが電子ビームによって継続的に衝撃さ
れた。
その際の管電圧は40kvp1管電流は300mA,そ
して曝射時間は2.5秒であった。
して曝射時間は2.5秒であった。
毎分2回の曝射が行なわれ、それによって毎分6000
0熱量単位の入力が与えられた。
0熱量単位の入力が与えられた。
なお毎分の熱量単位(H)とけ、寿命試験に際して陽極
一陰極間に印加されたピーク管電圧(kVp)、管電流
(mA)、曝射時間(s)および毎分の曝射回数(n)
の積として定義された値である。
一陰極間に印加されたピーク管電圧(kVp)、管電流
(mA)、曝射時間(s)および毎分の曝射回数(n)
の積として定義された値である。
従って、次の関係式が成り立つ。
H=(kVp)(mA)(sXn)
次いで、70%のモリブデンと30%のタングステンと
から本質的に成るモリプデンータングステン合金のター
ゲットが同じ条件下で衝撃された。
から本質的に成るモリプデンータングステン合金のター
ゲットが同じ条件下で衝撃された。
こうして得られたX線出力データは第1図に示されてい
る。
る。
それによれば、初期の毎分レントゲン値に対する百分率
として表わされたX線管の出力が寿命試験中における曝
射回数に対して記点表示されている。
として表わされたX線管の出力が寿命試験中における曝
射回数に対して記点表示されている。
なお、いずれの場合のデータも0.5mmアルミニウム
等価フィルターを用いて求められた。
等価フィルターを用いて求められた。
なぜなら、いかなる乳房X線撮影法においてもかかるフ
ィルターの使用されるのが普通だからである。
ィルターの使用されるのが普通だからである。
実施例 2
乳房X線撮影用のX線を得るため、先ず、純粋なモリブ
デンのターゲットが電子ビームによって継続的に衝撃さ
れた。
デンのターゲットが電子ビームによって継続的に衝撃さ
れた。
その際の管電圧は4 0 k VP%管電流は300m
A,そして曝射時間は2.5秒であった。
A,そして曝射時間は2.5秒であった。
毎分1回の曝射が行なわれ、それによって毎分3000
0熱量単位の入力が与えられた。
0熱量単位の入力が与えられた。
次いで、70%のモリブデンと30%のタングステンと
から本質的に成るモリブデンータングステン合金のター
ゲットが同じ条件下で衝撃された。
から本質的に成るモリブデンータングステン合金のター
ゲットが同じ条件下で衝撃された。
こうして得られたX線出力データは、実施例1の場合と
同様にして、第2図に示されている。
同様にして、第2図に示されている。
やはり実施例1の場合と同様、0.5mmアルミニウム
等価フィルターが使用された。
等価フィルターが使用された。
第1および2図に示されるごとく、純粋モリブデンター
ゲットの出力は急速に低下した。
ゲットの出力は急速に低下した。
毎分60000熱量単位のエネルギー人力の下では(第
1図)、純粋モリブデンターゲット(曲線B)の出力が
3500回の曝射後に初期X線出力レベルの45%まで
低下したのに対し、モリプデンータングステン合金ター
ゲット(曲線A)の出力が45%まで低下したのは95
00回の曝射後であった。
1図)、純粋モリブデンターゲット(曲線B)の出力が
3500回の曝射後に初期X線出力レベルの45%まで
低下したのに対し、モリプデンータングステン合金ター
ゲット(曲線A)の出力が45%まで低下したのは95
00回の曝射後であった。
45%のX線出力レベルに到達すると、モリブデンータ
ングステン合金ターゲットのひび割れの伝播すなわち表
面破壊は停市し、それ以後は20000回の曝射に至る
まで有効レベルのX線が発生され続けた。
ングステン合金ターゲットのひび割れの伝播すなわち表
面破壊は停市し、それ以後は20000回の曝射に至る
まで有効レベルのX線が発生され続けた。
それに対し、純粋モリブデンターゲットの出力は低下し
続け、そして20000回の曝射後には初期X線出力レ
ベルの20%しか存在しなかった。
続け、そして20000回の曝射後には初期X線出力レ
ベルの20%しか存在しなかった。
毎分30000熱量単位のエネルギー人力の下では(第
2図)、当初、純粋モリブデンターゲット(曲線B)の
出力は毎分60000熱量単位の場合ほど急速な低下は
示さなかった。
2図)、当初、純粋モリブデンターゲット(曲線B)の
出力は毎分60000熱量単位の場合ほど急速な低下は
示さなかった。
とは言え、出力は3600回の曝射後に初期X線出力レ
ベルの60チまで低下し、それ以後も急速に低下し続け
た。
ベルの60チまで低下し、それ以後も急速に低下し続け
た。
それに対し、モリブデンータングステン合金ターゲット
(曲線A)の出力が60%まで低下したのは12200
回の曝射後であって、それ以後も有効レベルのX線が発
生され続けた。
(曲線A)の出力が60%まで低下したのは12200
回の曝射後であって、それ以後も有効レベルのX線が発
生され続けた。
純粋モリブデンターゲットを綿密に検査したところ、電
子ビームの熱応力によって連続的に生成された激しくか
つ深い表面破壊が焦点領域に存在することが直ちに明ら
かとなった。
子ビームの熱応力によって連続的に生成された激しくか
つ深い表面破壊が焦点領域に存在することが直ちに明ら
かとなった。
その場合のX線出力の低下は、表面破壊によって生じた
割れ目の中で発生されたX線がその割れ目の内部で吸収
され、そのため患者およびフイルムに到達しないことに
なる。
割れ目の中で発生されたX線がその割れ目の内部で吸収
され、そのため患者およびフイルムに到達しないことに
なる。
更に意外なことには、モリブデンとタングスデンとの合
金化は高温強度を増大させると同時に低温延性を向上さ
せ、そのため乳房X線撮影法における有用性が一層高め
られることも明らかとなった。
金化は高温強度を増大させると同時に低温延性を向上さ
せ、そのため乳房X線撮影法における有用性が一層高め
られることも明らかとなった。
このことは第1および2図を比較すれば判る。
毎分30000熱量単位のエネルギー入力を受けた純粋
モリブデンターゲットの出力は、毎分60000熱量単
位のエネルギー入力を受けた同じターゲットの出力より
も一定の速度で低下した。
モリブデンターゲットの出力は、毎分60000熱量単
位のエネルギー入力を受けた同じターゲットの出力より
も一定の速度で低下した。
前者の出力の方が一定の速度で低下したことは、明らか
に、曝射間の冷却時間が長いため一層大きな応力を受け
たことに起因する。
に、曝射間の冷却時間が長いため一層大きな応力を受け
たことに起因する。
事実、毎分30000熱量単位のエネルギー入力を受け
たモリブデンータングステン合金ターゲットの出力も毎
分60000熱量単位のエネルギー入力を受けた同じタ
ーゲットの出力より当初は急速に低下した。
たモリブデンータングステン合金ターゲットの出力も毎
分60000熱量単位のエネルギー入力を受けた同じタ
ーゲットの出力より当初は急速に低下した。
しかし、やがて前者の出力は後者の出力よりも高いレベ
ルに維持されたのであった。
ルに維持されたのであった。
以上の記載および添付の図面は本発明の好適な実施態様
に関するものである。
に関するものである。
当業者には自明の通り、本発明の利益を達成するために
は各種の変形や変更を加え得るのであるから、添付の図
面や明細書中の記載によって本発明が限定されることは
ない。
は各種の変形や変更を加え得るのであるから、添付の図
面や明細書中の記載によって本発明が限定されることは
ない。
前記特許請求の範囲がこれら全ての変形や変更を包含す
ることは言うまでもあるまい。
ることは言うまでもあるまい。
次に、本発明の実施態様を列挙すれば下記の通りである
。
。
■,前記合金が約70%のモリブデンと約30%のタン
グステンとから成る、前記特許請求の範囲第1項記載の
X線管用陽極。
グステンとから成る、前記特許請求の範囲第1項記載の
X線管用陽極。
2.回転陽極を構成する、前記特許請求の範囲第1項記
載のX線管用陽極。
載のX線管用陽極。
3.前記回転陽極が約95〜約65%のモリブデンと約
5〜約35%のタングステンとの合金から本質的に成る
、前記第2項記載のX線管用陽極。
5〜約35%のタングステンとの合金から本質的に成る
、前記第2項記載のX線管用陽極。
4.前記合金が約70%のモリブデンと約30%のタン
グステンとから本質的に成る、前記第3項記載のX線管
用陽極。
グステンとから本質的に成る、前記第3項記載のX線管
用陽極。
5.前記合金が約70%のモリブデンと約30%のタン
グステンとから成る、前記特許請求の範囲第2項記載の
改良。
グステンとから成る、前記特許請求の範囲第2項記載の
改良。
6、 前記陽極体が約95〜約65%のモリブデンと
約5〜約35%のタングステンとの合金から本質的に成
る、前記特許請求の範囲第2項記載の改良。
約5〜約35%のタングステンとの合金から本質的に成
る、前記特許請求の範囲第2項記載の改良。
7,前記合金が約70%のモリブデンと約30%のタン
グステンとから本質的に成る、前記第6項記載の改良。
グステンとから本質的に成る、前記第6項記載の改良。
第1図は相対単位で表わされたX線管の出力を曝射回数
に対して記点表示したグラフ、そして第2図も相対単位
で表わされたX線管の出力を曝射回数に対して記点表示
したグラフである。 図中、Aはモリブデンータングステン合金のターゲット
に関する曲線、そしてBは純粋なモリブデンのターゲッ
トに関する曲線を表わす。
に対して記点表示したグラフ、そして第2図も相対単位
で表わされたX線管の出力を曝射回数に対して記点表示
したグラフである。 図中、Aはモリブデンータングステン合金のターゲット
に関する曲線、そしてBは純粋なモリブデンのターゲッ
トに関する曲線を表わす。
Claims (1)
- 1 少なくともターゲットが約95〜約65%のモリブ
デンと約5〜約35%のタングステンとの合金から成る
ことを特徴とするX線管用陽極。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US30301572A | 1972-11-02 | 1972-11-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS4996690A JPS4996690A (ja) | 1974-09-12 |
JPS581504B2 true JPS581504B2 (ja) | 1983-01-11 |
Family
ID=23170203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP48122982A Expired JPS581504B2 (ja) | 1972-11-02 | 1973-11-02 | X センカン ノ モリブデンゴウキンタ−ゲツト |
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