JPS5814981A - 揺動選別籾摺機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、揺動選別籾摺機に関するものである。

一般に、揺動選別籾摺機では、揺動選別装置から排出さ
れる混合米は、混合米流路を流通して、揺動選別装置へ
被選別米を供給する供給タンクへ還元され、同じく排出
される籾控籾流路を流通して籾摺装置へ還元されること
が知られている。

ところで、籾摺調整作業が終了に近づくと、揺動選別装
置へ供給される被選別米の量が少なくなり、選別能力が
低下する。このため、混合米へ混の間に、揺動選別装置
から排出される準合米を同じく排出される籾と共に籾流
路へ流通させる状態と混合米社混合米扼路へ籾社籾流路
へ別個に流通させる状態とに切換自在な切換装置を設け
、作業終了に近づいたときに、後者の状態から前者の状
態へ切換装置を切換えるようにし、籾と混合米との全て
を籾摺装置へ還元すゐようにしていた。

ところが、切換装置の切換えは１作業者が行なうもので
あるため、前者の状態へ切換え九切換装置を作業終了後
に後者の状態に切換えて戻しておくことを忘れることが
ある。すると、つぎに作業を一開始するときに、切換装
置が前者の状態にあり、混合米が全て籾摺装置に還元さ
れ、全く必要がないのに二度摺りを行なってしまい玄米
の割れを生起する等の問題点があった。

この発明は、上記の問題点Ｋｌｉみ創案され丸ものであ
り、作業終了に近づいたとき、混合米を籾と共に籾摺装
置へ還元できるものであ知立から、作業開始時等の二度
摺りを防止することのできる揺動選別籾摺機を提供する
ものである。

この目的を達成するためにこの発明は揺動選別装置ｌへ
被選別米を供給する供給タンク３へ前記揺動選別装置１
から排出される混合米を還元すべく流通させる混合米流
路５と籾を脱蒋する籾摺装置７へ前記揺動選別装置１か
ら排出される籾を還元すべく流通させる籾流路９との間
に、前記混合米と前記籾との双方を前記籾流路９へ流通
させる状態と混合米は前記混合米流路５へ籾は前記籾流
路９へ別個に流通させる状態とに切換自在な切換装置１
１を設け、前記供給タンク３を、収容する被選別米量の
多少を感知して上下動自在に設け、前記供給タンク３と
前記切換装置１１との間に、前記切換装置１１が前記前
者の状態のときに前記供給タンク３の下動によって前記
後者の状１１に切換えるための連結装置Ａを設けた本の
である。

以下、添付図面に基づき、この発明の一実施例を詳細に
説明する。

第１図に示すように、駆動装置（図示せず）を内装した
機枠１３上には、前側（第１図中左側）に揺動選別装置
１が装着され、後側（第１図中左側）に籾摺装置７が装
着されている。また籾摺装置７の側方には揚穀装置１５
が装着されている。

前記籾摺装置７は、一対の脱炸ロール１７ｋ、との脱存
ロール１７間上に籾を供給すべく排出口（図示せず）を
備えた籾漏斗１９とを設けて構成されている。前記籾漏
斗１９の排出口には籾の供給量を調節する頭部開閉弁（
図示せず）が設けられ、この開閉弁を連動操作する連動
アーム２１が□籾摺装置７外へ突出されている。この連
動アーム２１は上動することにより開閉弁を開き、下動
することにより開閉弁を閉じるものである。

前記機枠１３内には、前記籾摺装置７の下方において後
方へ吹抜ける風路２３μ設けられ、この風路２３の後方
には、唐箕２５を介して排風路２７が連通されている。

前記風路２３の下方には、摺落米を受けるための摺落米
受樋２９が設けられ、との摺落米受樋２９は、前記揚穀
装置１５内に連通されている。摺落米受樋２９内には、
摺落米を揚穀装置１５内へ搬送するための搬送螺旋３１
が設けられている。前記摺落米受樋２９の風下側には、
屑米を受けるための屑米受樋３３が設けられている。こ
の屑米受樋３３は、機外へ連通されて屑米を機外へ排出
する排出螺旋３５が設けられている。

前記揚穀装置１５の上部排出口３７には、供給タンク３
が取付けられている。この供給タンク３は、リンク機構
３９によ抄上部排出口３７に対して上下動自在に支持さ
れ、さらに、弾機４１により吊下されている。そして、
供給タンク３の排出口３ａには、排出口３ａを開閉する
シャッタ（図示せず）が設けられている。

前記供給タンク３の排出口３ａの下方には、前記揺動選
別装置１の受入タンク４３が配置されている。揺動選別
装置１は、受入タンク４３を装着した揺動選別盤４５と
Ｊ駆動装−によって駆動される揺動装置４７と、選別さ
れた被選別米を取出す取出しタンク４９とから成ってい
る。そして、揺動選別盤４５は、揺動装［４７を介して
機枠１　　　３上に装着され、取出しタンク４９には、
前方から順次玄米排出口４９ａ、混合米排出口４９ｂ１
籾排出口４９ｃが開口されている。

前記玄米排出口４９ａの下方には、玄米受樋５１が設け
られている。この玄米受樋５１は、排出装置５３に連通
されている。前記混合米排出口４９ｂの下方には、混合
米受樋５５が設けられ、混合米流路５が形成されている
。この混合米流路５は、前記摺落米受樋２９に連通され
ている。前記籾排出口４９ｃ′の下方には、籾受４Ｉ５
７が設けられ、籾流路９が形成されている。この籾流路
９は粗暴穀筒５９に連通され、粗暴穀筒５９の上部線、
前記籾摺装置７の籾漏斗１９に連通されている、前記混
合米流路５と前記籾流路９と６間には、切換装置１１が
設けられている。この切換装置１１は、混合米流路５を
開閉自在１′＆板状の切換弁６１が回転自在に軸茎され
丸軸６３に一体的に装着されたもので、軸６３の一端に
は、第２図に示すように、外部に突出した操作ハンドル
６５が一体的に取付けられている。切換弁６１の上部に
は、切換弁６１を開いたときに係止するストッパ６４が
投砂られている。従って、切換弁６１は、混合米流路５
を閉塞している状態のとき、混合米を切換弁６１上を流
下させて籾流路９内へ導く樋となり、ストッパ６４．に
係止されているときＫは、混合米が籾流路に混入するの
を規制する規制樋となる。換言すれば、切換弁６１によ
り混合米流路５を閉塞して混合米と籾との双方を籾流路
９へ流通させる状態と、切換弁６１を、ストッパ６４に
係止させることによ抄混合米は混合米流路５へ籾祉籾流
路９へ別個に流通させる状態とに切換え自在となってい
る。なお、切換弁６１は、タンブラ用ばねで支持し、混
合米流路５を閉塞する状態と、ストッパ６４に係止され
る状態とに確実に保持させるようにするのが望ましい。

前記供給タンク３で前記切換装置１１との間には、第１
図、第２図に示す如く連結装置人が設けられている。こ
の連結装置人は、連結杆６７の上下が前記供給タンク３
と前記切換装置１１とに連結されているものである。連
結杆６７の上部は、前記供給タンク３にブラケット６９
を固着して、このブラケット６９に係止されている。連
結杆６７の下部には、上下方向の長孔７１を有する保合
部７３が一体的に形成されている。一方、前記切換装置
１１の軸６３の他端は連結杆６７方向へ延設され、（第
２図参照）その端部にクランク７５が形成され、クラン
ク７５の先端が前記連結杆６７の係合部７３の長孔７１
に係合されている。連結杆６７の途中には、一対のナツ
ト７７が所定間隔を持って取付けられており、このナツ
ト７７間には、前記籾摺装置７の連動アーム２１の先端
が係合されている。

つぎに作用について説明する。

通常、切換弁６１は第３図のように混合米流路５を開く
状態で保持されている。この状態で、枢動装置（図示せ
ず）により、各部を駆動する。

籾漏斗１９に籾を供給する。供給された籾は籾漏斗１９
の排出口から脱環ロール１７間で摺られ、下方へ落下さ
れる。落下する摺落米は風路２３におい゛て唐箕２５に
よる起風によって風選され、塵俟社排風路２７を介して
排出され、屑米祉屑米受樋３３内に落下して排出螺旋３
５によシ排出される。さらに、摺落米は摺落米量４＠１
２９内に落下して搬送螺旋３１により揚穀装置１５へ搬
送される。揚穀装置１５へ搬送された摺落米は、揚穀さ
れ、上部排出口３７から供給タンク３へ供給される。供
給タンク３の排出口３ａは、作業始めは、シャッタ（図
示せず）により閉塞されてお）、供給タンク３内′にあ
る程度の摺落米かたまったら、シャッタが開かれる。シ
ャッタが開かれると排出口３１から受入タンク４３へ摺
落米が供給され、受入タンク４３からさらに各揺動選別
盤４５へ被選別米として供給される。揺動選別盤４５で
揺動装置４７の揺動駆動によ少選別された被選別米は、
玄米、混合米、籾に分かれて取出しタンク４９内に取出
される。玄米は、玄米排出口４９ａから玄米受樋５１、
排出装置５３を介して排出され処理される。混合米は、
混合米排出口４９ｂから混合米受樋５５内に排出され、
混合米流路５を流通して前記摺落米受樋２９へ還元され
、搬送螺旋３１、揚穀装置７を介して再び供給タンク３
へ還元される。籾は、籾排出口４９ｃから籾受樋５７内
に排出され、籾流路９を流通して粗暴穀筒５９へ人知、
粗暴穀筒５９を介して前記籾摺装置７の籾漏斗１９へ還
元される。

前記供轡タンク３へ供給される摺落米の量が多いときに
は、その重量により供給タンク３がリンク機構３９を介
し弾機４１に抗して下動する。従って、ブラケット６９
、連結杆６７、ナツト７７．７７を介して連動アーム２
１が下動され、籾漏斗１９の排出口の開閉弁を閉方向へ
作動させる。

従って、脱桴ロール１７間へ供給される籾量が少なくな
り、ひいては、供給タンク・＆へ供給される摺落米の量
が少なくなる。逆に、供給タンク３へ供給される摺落米
の量が少々いときに社、供給タンク３は弾機４１により
上動し、上記と逆の作用により、供給タンク３へ供給さ
れる摺落米の量が多くなる。このようにして、常時供給
夕／り３への摺落米の供給量は一定量に保持される。供
給タンク３の上下動に伴って、連結杆６７が上下動（第
３図中集線図示、及び鎖線図示）するが、切換装置１１
０軸６３のクランク７５は長孔７１内に位置するため、
操作されることはない。

作業終了に近づき、揺動選別盤４５へ供給される被選別
米が少なくなると、選別能力が低下し、混合米排出口４
９ｂから排出される混合米中の籾量の割合が著しく多く
なる。従って、事前に、切換装置１１の操作ハンドル６
５を介して切換弁６１を第４図のように、混合米流路５
を閉塞するように切換える。すると、混合米排出口４９
ｂから排出される混合来社、切換弁６１上を通過して籾
受樋５７内に入り、籾流路９を籾と共に流通して籾漏斗
１９へ還元される。このような状態では、供給タンク３
へ供給される摺落米の量も少ないため、切換弁６１が開
かれるはど連結杆６７が下動することはない。

つぎに作業が終了し、切換弁６１が第４図に示す状態の
まま放置され、そのｔま作業を開始する場合について述
べる。まず、上記同様に駆動装置によ抄各部を駆動する
。籾を籾漏斗１９に供給すると、上記同悸に摺落米が供
給タンク３へ供給される。供給タンク３では、排出口３
ａの７ヤツタが閉じられており、供給タンク３内に摺落
米が除々に溜まる。供給タンク３内に摺落米が溜まると
、供給タンク３は、弾機４１に抗して下動する。

すると連結杆６７は第４図実線図示の状態から第３図実
線図示の状−へと下動し、長孔’１Ｊ１０上端に係合し
たクランク７５の先端が下動されシフ２ンク７５を介し
て軸６３が反時計方向（ｊｌｘ図、第３図中反時計方向
）へ回転される。従って、切換弁６１も反時計方向へ回
動され、スＦツバ６４に係止される。このため、混合米
流路５が開口されると共に、切換弁６１が、混合米の籾
流路への混入を防ぐ規制樋となる。ついで、供給タンク
３のシャッタを開けば、上記同様の作業を開始すること
ができる。

この発明は、揺動選別装置へ被選別米を供給する供給タ
ンクへ前記揺動選別装置から排出される混合米を還元す
べく流通させる混合米流路と籾を脱外する籾摺装置へ前
記揺動選別装置から排出される籾を還元すべく流通させ
る籾流路との間に、前記混合米と前記籾との双方を前記
籾流路へ流通させる状態と混合米は前記混合米流路へ籾
は籾流路へ別個に流通させる状態とｔ切換自在な切換装
置を設け、前記供給タンクを、収容する被選別米量の多
少を感知して上下動自在に設け、前記供給タンクと前記
切換装置との間に、前記切換装置が前記前者の状態のと
きに前記供給タンクの下動によって前記後者の状態に切
換えるだめの連結装置を設けたものであるから、作業終
了に近づき、揺動選別装置へ供給される被選別米が少な
くなったときには、切換装置の切換えにより、籾量の混
入が多くなった混合米を籾と共に籾摺装置へ還元し、効
率よく選別作業を行なうことができる本のでありながら
、切換装置の切換えを忘れてそのまま放置したとしても
、次に作業を開始するときには、作業始めの供給タンク
の下動に伴う連結装置の作用により、切換装置が自動的
に元の状態に切換えられており、籾量が作業終了に近づ
いた時はど多くはない混合米を籾摺装置へ還元して摺っ
てしまうといった不必要な二度摺りが防止される。従っ
て、二度摺りに伴う玄米の割れ郷を生ずることがないも
のである。

なお、この発明は前述の実施例に限定されるものではな
く、前述の実施例以外の態様によっても実施し得るもの
である。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の一実施例を示す亀ので、第１図は、
揺動選別籾摺機の一部切欠全体図、第２図は、切換装置
と連結装置との関係を表わす説明図、第３図、第４図は
作用説明図である。 （図中の主要な符号の説明） １・・−揺動選別装置　　　　３・−供給タンク５・・
・混合米流路　　　　　７・・・籾摺装置９・・・籾流
路　　　　　　１１・・・切換装置Ａ・・・連結装置 特許出顯人　　井関農機株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 揺動選別装置（１）へ被選別米を供給する供給タンク（
   ３）へ前記揺動選別籾摺機）から排出される混合米を還
   元すべく流通させる混合米流路（５）と籾を脱婢する籾
   摺装置（７）へ前記揺動選別装置ａ）から排出され、る
   籾を還元すべく流通させる籾流路（２））との間に、前
   記混合米と前記籾との双方を前記籾流絡り）へ流通させ
   る状態と混合米は前記ｆｌＩ金米流路（６）へ籾は前記
   籾流路（９）へ別個ＫｆＩＬ通させる状態とに切換自在
   表切楔装置Ｉを設け、前記供給タンクロ）を。 収容する被選別米量の多少を感知して上下動自在に設け
   、前記供給タンクロ）と前記切換装置ａカとの間に、前
   記切換装置０が前詰前者の状態のと１！に前記供給タン
   ク（３）の下動によって前記後者Ｏ状態に切換えるため
   の連結装置（２）を設けたことを特徴とする揺動選別籾
   摺機。