JPS581482B2 - 無加熱反射ライト - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は照射位置を自在に調整することができる電気ス
タンドなどのライトに関するものである。

本発明は、上方に向けて開口し熱気流を上方に流す光源
装置と、光源の光を集光する機構と、前記放散熱気流外
に配置したアームにより鏡を支持した機構とより成る事
を特徴とする無加熱反射ライトである。

本発明ライトの実施例を第１図乃至第８図により説明す
る。

第１図は基台３７上に、光源ランプ３８を収めた光源部
３９を設けるとともに鏡４０を回動自在に軸支するアー
ム４１を立設し、光源部において光源ランプ３８の光を
反射集光鏡４２で反射して集光しつつ光Ａとして鏡４０
に導く。

鏡４０の角度を変えると光ＡはＢあるいはＢ′のように
種々の角度で反射されて照明光となる。

光源部３９の反射鏡４２は開放されておりランプ３８の
熱は熱気５６となって容易に放散する。

５５は光源ランプ３８のスイッチである。

第２図は、基台３７に台座４７を回動自在に軸支し、台
座４７上に光源部３９と、鏡４０を軸支したアーム４１
を設けたライトであり、光源部３９は光源ランプ３８、
フレネルレンズ４３を収め、光源部の内面を反射集光鏡
とし、フレネルレンズ４３の外周の隙間４５よりランプ
の熱を熱気５６として放散する。

鏡４０は一方が凸面、他方が凹面の両面鏡であり、これ
を回動して光源部からの光Ａを凸面鏡で反射させ発散光
Ｂとし、あるいは凹面鏡で反射させてスポット照射に切
換えることができる。

アーム４１は直径のことなるパイプを順次通して重ねて
伸縮するもので、台座４７の傾き、アーム４１の伸縮、
鏡４０の反転により照射を種々変えることができる。

第３図は、基台３７上に、第２図で用いた両面鏡４０を
軸支した杆４８と２本の杆４９を軸止して四節平行リン
クを形成してアーム４１とし、基台５０に別に杆５０を
軸支し、杆４９と杆５０に光源部３９を上下摺動係止自
在に装着したものである。

４４は集光レンズ、４６は熱気抜孔、５４けストッパー
である。

第４図は、第３図のライトのアームに杆５１を加えて上
下２個の四節平行リンクを形成し、照射調節範囲を拡大
したものである。

光源部３９の反射鏡４２には電球３８の傍に、それより
も消費電力が少い電球５３を取付けて親子電球とし、必
要１に応じて電球５３のみを点灯して省電力を図るよう
になっている。

光源部からの光Ａは杆５１の延長端に取付けた鏡５２で
反射したのち鏡４０で反射し照射光Ｂとなる。

第５図は、鏡４０を軸支した屈曲自在の関節付アーム４
１と光源部３９を基台３７に軸着したライトで、アーム
４１および光源部３９と鏡４０を回動して照射範囲を定
めたのち締付ねじ等により軸着部を固定する。

第６図は、第５図における光源部３９を関節付アーム４
１の上部に取付けて照射範囲の調節を便利にしたライト
である。

第７図は、基台３７に対し水平回動自在に軸支した支持
部５７に、第２図の４１のごとき伸縮アーム５８の下部
を傾動固定自在に軸支し、アーム５８の先端に鏡４０を
軸支し、アーム５８の下部に光源部３９を取付けたライ
トである。

光源部３９は、光源ランプ３８の光を，凹面鏡５９、凸
面鏡６０からなるカセングレンミラ一式光学系により矢
印Ａのように炉４０に投射し、反射光Ｂとして照射する
。

照射位置は，アーム５８の水平、縦方向の回動、アーム
５８の長さ、鏡４０の傾きを調節して定める。

第８図は、基台３７に対し水平回動自在に軸支した支持
部５７に、第７図の伸縮アーム５８を二本平行に並べて
根本を杆６１で連結し、先端を鏡４０の両側で軸支連結
したものを取付けたものである。

この取付はアーム５８が縦方向に回動するように杆６１
を支持部５７に軸支するとともに、杆６１にはランプ３
８、反射鏡４２が設けられており、ランプ３８の光は反
射鏡４２により反射し集光しつつ光Ａとして伊４０に到
り、反射光Ｂとして照射する。

照射位置の調整は、アームの水平、縦方向の回動および
伸縮、鏡４０の回動により行うことができる。

前記諸例では基台３７を水平の机面に置くライトを示し
たが、垂直の壁面等に基台を取付けてもよい。

また、鏡４０を二個以上配置して光を順次反射させて伝
えるようにしてもよく、鏡は平面鏡、凸面鏡、凹面鏡な
どのいづれか又はこれらの組合わせとすることができる
。

本発明の上記実施例のほか種々の変形が考えられるがこ
れ等はすべて本発明に含まれるものである。

なお、特許請求の範囲でいうライトとは照明装置の意味
であって必ずしも机上用のみとは限らない。

本発明は従来のライトに比して次のように多くの効果を
挙げることができる。

（１）光源部の光を鏡で反射させて照明とするので従来
の電気スタンドのように、使用者の頭の近くに発熱した
光源部が位置することなく、安全上、思考作業を行う上
できわめて有利である。

（２）照明位置を変えても光源部の位置が変らずに光源
部の放熱を十分に行うことができ、大容量の光源ランプ
を用いることができる。

（３）アームにより支持されるものは従来の重い照明部
ではなく軽い反射鏡のみであるからアームの伸縮変角機
構に対する負荷が著しく小さくなり、前記機構を軽くあ
るいは簡単なものとすることができ、その機構の作動、
係止を容易かつ確実に行うことができ、もしくは使用寿
命を延長することができる。

（４）空間中に見えるものはアームで支持された反射伊
のみであり、従来のライトのようにかさげる照明部がな
く専有スペースが著しく小さくなる。

（５）アームは光源部を支持しないので電線を沿わせる
必要がなく、従って配線損傷のおそれが全くなくなる。

（６）スイッチは、移動しない光源の近くに設けられる
ので使用上便利である。

（７）照明装置としての機構が簡単となり、すっきりし
た形のものとなるので製造一使用上好ましいライトであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第８図は本発明の実施例を示し第１図乃至第
７図は側面図、第８図は斜視図である。 ３８・・・・・・光源ランプ、３９・・・・・・光源部
，４０・・・鏡、４１，５８・・・・・・アーム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 上方に向けて開口し熱気流を上方に流す光源装置と
   、光源の光を集光する機構と、前記放散熱気流外に配置
   したアームにより鏡を支持した機構とより成る事を特徴
   とする無加熱反射ライト。