JPH048561Y2 - - Google Patents

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JPH048561Y2
JPH048561Y2 JP1987020944U JP2094487U JPH048561Y2 JP H048561 Y2 JPH048561 Y2 JP H048561Y2 JP 1987020944 U JP1987020944 U JP 1987020944U JP 2094487 U JP2094487 U JP 2094487U JP H048561 Y2 JPH048561 Y2 JP H048561Y2
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lamp
light
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light source
illumination lamp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、手術患部に、影が生じないように複
数個の光源灯の光を照射する手術用多灯式照明灯
(以下、単に「照明灯」と称す)に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来から、手術の際、患者の患部を執刀する医
師の手元が手暗がりになるのを防止するため、
種々の角度から複数個の光源灯の光を患部に照射
する照明灯がある。
その場合、患者が代り、手術する患部の位置が
変わる度に、患部に最も適切な状態で光が照射す
るように照明灯の向きを調節していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、照明灯の向きの調節は、患部を最も明
るく照射できる位置を、照明灯を種々の角度に傾
けて見い出していたので、調節に時間を要する問
題点を有していた。
本考案はこの様な問題点を解決するために、照
明灯の向きを短時間で患部に確実に向けることが
できる照明灯を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段とその作用〕
本考案の照明灯は、照明灯の下面に基準用ライ
トを設け、この基準用ライトのビームが照明灯の
集光点を通る中心軸上における患部位置に指向す
るようにしたもので、照明灯の向きを調整するの
には、複数の光源灯を消灯し、基準用ライトのみ
を点灯して、その基準用ライトのビームが患部を
照射するように照明灯の向きを調節する。また、
この基準用ライトのビームの焦点が最も明るく照
射されるように、各光源灯の向きを調節する。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面にもとづいて説明す
る。
第1図は照明灯Aを手術室の天井Bに垂設した
概略図である。
枠体1は、天井B裏の建造物の骨組2に垂設し
たもので配線用ボツクス3が取付けてある。
基軸4は、枠体1の下端に設けられ、天井Bに
位置している。
水平アーム5は、一端が基軸4に設けられ、基
軸4を中心として水平回動するものである。
垂直アーム6は、水平アーム5の先端に垂下状
態に設けられ、垂直アーム6自身の軸心を中心と
して回転するものである。
傾動アーム7は、垂直アーム6の下端に設けら
れ、傾動アーム7自身の軸心を中心として回動す
ると共に、先端が手術台(図示していないが、第
1図の下方に位置している)に対し接離傾動する
ものである。さらに傾動アーム7は、先端が二又
状7a,7bになつており、その先端には枢軸
8,8を介して照明灯Aが傾動自在に支持されて
いる。
ハンドル9は、前記二又状7a,7bの両端に
設けられ、照明灯Aの外周に添つて湾曲した形状
をしており、照明灯Aを手術台に対して平行ある
いは垂直方向に移動させるのに手を掛ける部分で
ある。
次に第1図の−断面矢視図である第2図
と、第2図の−断面矢視図である第3図とに
もとづいて照明灯Aの構造を説明する。
外カバー10は、全体的に所定の厚みを有した
円形状をし、中央部分が天井Bに接近するように
多少湾曲した形状をしており、枢軸8,8により
二又状部7a,7bに傾動自在に設けられてい
る。
光源灯Lは、外カバー10の手術台に面した下
面部カバー10aに設けたリング状の枠11に、
回動軸12により傾動自在に支承されている。光
源灯Lは、回動軸12と連結したドーム状の反射
鏡13と、反射鏡13の中心に設けられた光源ラ
ンプ14とで構成され、前記下面部カバー10a
に適宜の間隔で複数設けられ、しかも、ある一点
に集光するようになつている。
モータ15は、回転軸16を天井Bに向け下面
部カバー10aに垂直に設けてある。
回転板17は、回転軸16の先端に設けられ、
その外周には、前記反射鏡13の回動軸12に立
設した突片18に連結する連結リンク19が設け
てある。
連結リンク19は外カバー10の外周近くに配
設した複数個の各光源灯Lに対して1本づつ設け
てある。
基準用ライト20は、下面部カバー10a上で
モータ15の両側に配設してあり、光源が赤い光
を発し、患部を照射するものである。2つの基準
用ライト20の赤い光は、手術台の高さ調節の範
囲の内、最も多く使用される高さにおける患者の
患部に集光するようになつている。しかもその集
光した位置(焦点)は、光源灯L全体の配置の中
心を貫通する軸線(光軸)上にある。
次に第4図にもとづいて基準用ライト20の構
造を説明する。
フレーム21は下面部カバー10aに設けてあ
る。フレーム21の内部及び下部には赤い光を発
す光源22と集光レンズ23とが設けてある。フ
レーム21の上部には光源22用のトランス24
が設けてある。
次に以上の構成における照明灯Aの操作につい
て、第5図の照明灯Aが手術患部Cを照射する状
態の概略図を用いて説明する。
先ず、光源灯Lを消灯し、基準用ライト20の
みを点灯して、基準用ライト20の焦点Fが患部
Cを照射するように、照明灯Aの向きを調節す
る。その際、水平アーム5、垂直アーム6、傾動
アーム7、照明灯A自身が傾動及び回動する。こ
のことにより、照明灯Aの光軸CLが患部Cに一
致し、前記焦点Fが患部Cの表面に赤い点となつ
て表われる。
次に、光源灯Lを点灯し、モータ15を回転し
て回転体17を回転させる。すると、回転体17
と連結しているリンク19と、突片18とを介し
て、回転軸12が回動し、反射鏡13が光源ラン
プ14と一体になつて傾動する。即ち、光源灯L
はモータ15によつて傾動させられる。しかも、
各光源灯Lは一つの回転体17に連動しているの
で、同時に傾動する。
このようにして、各光源灯Lの向きを変え、前
記基準用ライト20の焦点の赤い点を最も明るく
照射できる位置で、各光源灯Lの傾動を停止す
る。
この結果、照明灯Aの光軸CLを患部Cに向け
た状態で、各光源灯Lの向きを患部に向けること
ができる。
以上の実施例によると、照明灯Aの焦点を表わ
している赤い点を患部Cに一致させれば、おのず
と、照明灯Aの光軸CLが患部Cに向いているこ
とになり、短時間で且つ容易に照明灯Aの向きの
調節ができると共に、照明灯Aの各光源灯Lを最
大限に活用することができる。
尚、本考案は以上の実施例に限定されるもので
は無い。即ち、第3図、第5図の想像線及び第6
図に示すように、基準用ライトを1つにして、光
軸CL上に位置しているモータ15の下面(手術
台側)に該当する下面部カバー10aに設置し、
その基準用ライト25の向きを光軸CLと一致さ
せても良い(第4図と同一符号は同一部品であ
る。26はフレームである)。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の照明灯によると、基準用
ライトの光を患部に照射するだけで照明灯の光軸
を患部に向けることができるので、照明灯の向き
の調節を短時間で確実に行うことができると共
に、各光源灯の明りを最大限に活用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例で、第1図は照明灯を手
術室の天井に垂設した概略図、第2図と第3図は
照明灯の断面図で、第2図は第1図、第3図中
−断面矢視図、第3図は第2図中−断面矢
視図、第4図は基準用ライトの拡大断面図、第5
図は照明灯が手術患部Cを照射している状態の概
略図、第6図は他の実施例の部分拡大図である。 A……照明灯、B……天井、C……手術患部、
CL……光軸、F……焦点、L……光源灯、20,
25……基準用ライト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の光源灯の光を手術患部に集光して照射
    する手術用多灯式照明灯において、手術用多灯式
    照明灯の下面に基準用ライトを設け、この基準用
    ライトのビームが手術用多灯式照明灯の集光点を
    通る中心軸上における患部位置に指向するように
    したことを特徴とする手術用多灯式照明灯。
JP1987020944U 1987-02-16 1987-02-16 Expired JPH048561Y2 (ja)

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JP1987020944U JPH048561Y2 (ja) 1987-02-16 1987-02-16

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JP1987020944U JPH048561Y2 (ja) 1987-02-16 1987-02-16

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Publication Number Publication Date
JPS63128602U JPS63128602U (ja) 1988-08-23
JPH048561Y2 true JPH048561Y2 (ja) 1992-03-04

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ID=30816928

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JPS63128602U (ja) 1988-08-23

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