JP2796116B2 - 扇風機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主として家庭用に使用するランプ付き扇風
機に関するものである。

従来の技術 従来この種の扇風機は、第４図に示すようにプロペラ
ファン101に電動機102を直結し、安全のために回転部を
覆う保護網103とからなる送風部100を、本体全体を床面
等に保持するベース104から上方にのびる柱状のポール1
05で中空に支持したものを主要構成とし、ポール105の
内部にナツメ球（図示せず）を設けその前面を半透明の
合成樹脂からなるランプカバー106で覆い、ベース104の
上面には電動機102の回転調節および光源の切替を行う
スイッチ107を設け、夜間には点灯するものであった。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、光源自体も小さく、その
照明面積であるランプカバー106も狭いもので扇風機本
体の一部が光るだけで、暗闇において扇風機本体の所在
は判かるのでつまづいたりすることはないが、周辺まて
照明する能力はないので、積極適な安全性は乏しいとい
う課題があった。

本発明は上記課題に留意し、夜間における扇風機の使
用に際し、扇風機自体に対する安全性およびその周辺に
対する安全性にも寄与できる扇風機を提供することを目
的とするものである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、送風部と、この
送風部を中空に支持する支柱部と、本体全体を設置面に
保持する基台部とからなり、前記基台部の前記設置面と
相対する箇所を除くほぼ全面を透光性の材料で覆い内部
に光源を設けた扇風機の構成としたものである。

作用 この構成により、本体の中で最も表面積の大きい基台
部が照明器具となり、設置周辺をも照明することとな
る。

実 施 例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第３図にもとづき
説明する。図において１は送風部で、電動機（図示せ
ず）により回転するプロペラファン２およびこれらの回
転部を囲む保護網３より構成される。そしてこの送風部
１は床面に接して偏平な円錐状のベース部４の中央に立
設したパイプ状のポール５により中空に保持されてい
る。前記ベース部４は円盤状の基台６の中央に一体に円
筒状の保持部７を立設し、この保持部７の頂部に傘状の
連結部８をねじ９により固定している。そして連結部８
の上方は円柱状となっており、ポール５が挿着されねじ
（図示せず）で締付け固定される。基台６は保持部７の
まわりに環状の蛍光灯10をホルダー11で保持し、その上
を透光性材料で成形した傘状のランプカバー12で覆って
いる。ランプカバー12は連絡部８の下部と保持部７の上
部によって挟持される。13は蛍光灯10用のトランスであ
る。

上記構成により、操作スイッチ（図示せず）を操作し
て送風部１の運転の有無を問わず蛍光灯10を点滅でき、
送風機としてのほかに照明器として使用できるものであ
る。

また第３図のように蛍光灯10の替りにハロゲンランプ
14を用いても同様な効果がある。

発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように、本発明によ
れば扇風機本体の最下部の基台部が光源を有し照明器と
もなるものであるから、夜間就寝時上方よりの照明を消
灯している場合、光源と点灯することにより下方から照
射された本体全体が浮き上って見え、就寝途中に起きて
部屋を歩くときに周囲が確認できるから不用意に物に突
き当ったりすることがないという安全上の効果がある。

また下から上方への光線は就寝時においても就寝者の
顔面を直射することがなく、その睡眠を妨げない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の扇風機の断面図、第２図は
同扇風機の正面図、第３図は同他の実施例の扇風機の断
面図、第４図は従来の扇風機の斜視図である。 １……送風部、４……ベース部、５……ポール、10……
蛍光灯、12……ランプカバー。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) F04D 25/08 307 F21V 33/00

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】送風部と、この送風部を中空に支持する支
   柱部と、本体全体を設置面に保持する基台部とからな
   り、前記基台部の前記設置面と相対する箇所を除くほぼ
   全面を透光性の材料で覆い内部に光源を設けた扇風機。