JPS5814797B2 - ナンネンセイスピ−カシンドウバン - Google Patents
ナンネンセイスピ−カシンドウバンInfo
- Publication number
- JPS5814797B2 JPS5814797B2 JP10525075A JP10525075A JPS5814797B2 JP S5814797 B2 JPS5814797 B2 JP S5814797B2 JP 10525075 A JP10525075 A JP 10525075A JP 10525075 A JP10525075 A JP 10525075A JP S5814797 B2 JPS5814797 B2 JP S5814797B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- phosphoric acid
- fibers
- guanylurea
- speaker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R7/00—Diaphragms for electromechanical transducers; Cones
- H04R7/02—Diaphragms for electromechanical transducers; Cones characterised by the construction
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Paper (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、抜本的改良を施した新規な処理方法により
得られる、優れた難燃性と音響輻射特性を有するスピー
カ振動板に関する。
得られる、優れた難燃性と音響輻射特性を有するスピー
カ振動板に関する。
従来、難燃性スピーカ振動板は、ハロゲン化物、燐酸エ
ステル、燐酸アンモン等の単体、あるいはそれらの混合
物、もしくはそれらの化合物の溶液を、一たん抄き上げ
成形した紙パルプ製振動板に含浸加工して得るか、ある
いはポリ燐酸アンモン酸化アンチモン等を紙パルプを叩
解時、ビータ内で添加して後、抄造仕上げていた。
ステル、燐酸アンモン等の単体、あるいはそれらの混合
物、もしくはそれらの化合物の溶液を、一たん抄き上げ
成形した紙パルプ製振動板に含浸加工して得るか、ある
いはポリ燐酸アンモン酸化アンチモン等を紙パルプを叩
解時、ビータ内で添加して後、抄造仕上げていた。
しかし、前者の振動板は溶液の濃度を一定に保っても、
含浸の度合を一定にすることが困難で、得た成品のベラ
ツキが大きく、品質が均一でない欠点があり、その上含
浸によって繊維組織の目がつまるために密度が大巾に高
くなる一方、ヤング率が著しく減少する結果物性が悪化
する。
含浸の度合を一定にすることが困難で、得た成品のベラ
ツキが大きく、品質が均一でない欠点があり、その上含
浸によって繊維組織の目がつまるために密度が大巾に高
くなる一方、ヤング率が著しく減少する結果物性が悪化
する。
また、十分な難燃効果を得るためには、含浸剤の分量を
多く加えて、重量を３０％以上も増加しなければならな
い欠点がある。
多く加えて、重量を３０％以上も増加しなければならな
い欠点がある。
これはスピーカ振動板として音響輻射能率を低下させる
原因となる。
原因となる。
さらに、スピーカ組立時、燐酸エステル等の難燃剤が液
状で不乾性のために、振動板の表面が湿潤状態であるの
で、接着剤がのり難く接着しない欠点がある。
状で不乾性のために、振動板の表面が湿潤状態であるの
で、接着剤がのり難く接着しない欠点がある。
そして、後者の振動板は加工工程が簡単であり、成品振
動板の品質のバラツキが小さい等前者の振動板に比して
優れているが、ビータ内で添加する難燃剤の歩留りが悪
く、酸化アンチモンはその毒性から抄造排水の公害源に
なる可能性があった。
動板の品質のバラツキが小さい等前者の振動板に比して
優れているが、ビータ内で添加する難燃剤の歩留りが悪
く、酸化アンチモンはその毒性から抄造排水の公害源に
なる可能性があった。
本発明者は、従来のスピーカ振動板の諸欠点を抜本的に
改良したものである。
改良したものである。
本願発明は、尿素、ジシアンジアミド、および燐酸を加
熱反応させて得られる燐酸グアニル尿素の水溶液を紙パ
ルプ、綿等のセルローズ繊維の集合体に含浸し、乾燥後
加熱反応して得られる燐酸グアニル尿素セルローズ繊維
を、単独で、あるいは紙パルプと混合して抄き上げて仕
上げたスピー力振動板である。
熱反応させて得られる燐酸グアニル尿素の水溶液を紙パ
ルプ、綿等のセルローズ繊維の集合体に含浸し、乾燥後
加熱反応して得られる燐酸グアニル尿素セルローズ繊維
を、単独で、あるいは紙パルプと混合して抄き上げて仕
上げたスピー力振動板である。
次に、本願発明の１実施例を説明する。
ジシアンジアミド ９０ｇ燐酸（無水物
換算） ９８ｇ尿素
２４０ｇ水 １０００
ｇを加熱しｐＨ６以上になるまで反応させて燐酸グニア
ル尿素の水溶液を得、これを木材パルプに含浸し、固型
薬品量６０％になるように絞り、乾燥後、１３０℃、２
０分で加熱処理して燐酸グアニル尿素セルローズ繊維を
得る。
換算） ９８ｇ尿素
２４０ｇ水 １０００
ｇを加熱しｐＨ６以上になるまで反応させて燐酸グニア
ル尿素の水溶液を得、これを木材パルプに含浸し、固型
薬品量６０％になるように絞り、乾燥後、１３０℃、２
０分で加熱処理して燐酸グアニル尿素セルローズ繊維を
得る。
その後、このリン酸グアニル尿素セルローズ繊維を単独
で通常の抄紙法により抄紙して、スピー力用振動板とす
る。
で通常の抄紙法により抄紙して、スピー力用振動板とす
る。
このようなスピーカ振動板は、その製造工程において、
燐酸グアニル尿素をエステル化反応によってセルローズ
に化学的に結合させて、難燃化燐酸グアニル尿素セルロ
ーズ繊維を得、この繊維を単独、あるいは紙パルプとを
混合して、通常の抄紙法によって得られる振動板である
ので、優れた難燃性を有するのみならぜ、密度が小さく
、高ヤング率を保有し、振動板として従来品よりはるか
により適した音響的物性を有する。
燐酸グアニル尿素をエステル化反応によってセルローズ
に化学的に結合させて、難燃化燐酸グアニル尿素セルロ
ーズ繊維を得、この繊維を単独、あるいは紙パルプとを
混合して、通常の抄紙法によって得られる振動板である
ので、優れた難燃性を有するのみならぜ、密度が小さく
、高ヤング率を保有し、振動板として従来品よりはるか
により適した音響的物性を有する。
第１表は各スピーカ振動板の音響的物性の指標である密
度、ヤング率、酸素指数を示すもので、１は紙繊維のみ
のスピーカ振動板、２は従来方法によるトリス（２，３
ジプロムプロピル）ホスフエートを含浸したスピーカ振
動板、３は本発明の上記実施例のスピーカ振動板である
。
度、ヤング率、酸素指数を示すもので、１は紙繊維のみ
のスピーカ振動板、２は従来方法によるトリス（２，３
ジプロムプロピル）ホスフエートを含浸したスピーカ振
動板、３は本発明の上記実施例のスピーカ振動板である
。
上述のごとく、本発明品振動板が優れた特性を有する原
因を考察するに、従来品振動板はその製造工程中におい
て、燐酸エステル等の含浸時難燃剤が成形した振動板の
繊維の間に侵入することによって、あるいは酸化アンチ
モン等の粉末状物質の内添加工時難燃剤粒子が振動板の
繊維間にはさみ込まれることによって、いずれも繊維間
の結合が弱められる。
因を考察するに、従来品振動板はその製造工程中におい
て、燐酸エステル等の含浸時難燃剤が成形した振動板の
繊維の間に侵入することによって、あるいは酸化アンチ
モン等の粉末状物質の内添加工時難燃剤粒子が振動板の
繊維間にはさみ込まれることによって、いずれも繊維間
の結合が弱められる。
したがって、従来品振動板は紙綿維の空戦が難燃剤で充
填されるために、密度が大になり、繊維間の結合が弱い
からヤング率が小さくなる。
填されるために、密度が大になり、繊維間の結合が弱い
からヤング率が小さくなる。
これに対して本発明品振動板は、エステル化反応によっ
て繊維の径が増大して、その剛性を増すとともに、燐酸
の導入によって繊維の親水性が増して著しく膨潤性を帯
びるので、繊維間の結合が強固になり密度小にして、高
いヤング率を有する。
て繊維の径が増大して、その剛性を増すとともに、燐酸
の導入によって繊維の親水性が増して著しく膨潤性を帯
びるので、繊維間の結合が強固になり密度小にして、高
いヤング率を有する。
そして、その製造工程中において含浸時含浸剤、被含浸
剤の各分量を自由に調節し得るとともに、抄造時にも各
分量の細かい調節ができるので、品質のバラツキはきわ
めて少ない。
剤の各分量を自由に調節し得るとともに、抄造時にも各
分量の細かい調節ができるので、品質のバラツキはきわ
めて少ない。
また工程中使用する材料に毒性がないので公害をひき起
すおそれは全くない。
すおそれは全くない。
Claims (1)
- １ 尿素、ジシアンジアミド、および燐酸を加熱反応せ
しめて得られるものの水溶液を、献パルプ、綿等のセル
ローズ繊維の集合体に含浸し、乾燥後加熱して得られる
燐酸グアニル尿素セルローズ繊維を、単独で、あるいは
紙パルプと混合して抄き上げて仕上げた難燃性スピーカ
振動板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10525075A JPS5814797B2 (ja) | 1975-08-29 | 1975-08-29 | ナンネンセイスピ−カシンドウバン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10525075A JPS5814797B2 (ja) | 1975-08-29 | 1975-08-29 | ナンネンセイスピ−カシンドウバン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5229212A JPS5229212A (en) | 1977-03-04 |
| JPS5814797B2 true JPS5814797B2 (ja) | 1983-03-22 |
Family
ID=14402396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10525075A Expired JPS5814797B2 (ja) | 1975-08-29 | 1975-08-29 | ナンネンセイスピ−カシンドウバン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5814797B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0779554A1 (en) | 1995-12-14 | 1997-06-18 | Agfa-Gevaert N.V. | A correcting liquid for a silver imaged lithographic printing plate |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS581396A (ja) * | 1981-06-26 | 1983-01-06 | Pioneer Electronic Corp | 難燃性のスピ−カ用振動板 |
-
1975
- 1975-08-29 JP JP10525075A patent/JPS5814797B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0779554A1 (en) | 1995-12-14 | 1997-06-18 | Agfa-Gevaert N.V. | A correcting liquid for a silver imaged lithographic printing plate |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5229212A (en) | 1977-03-04 |
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