JPS58144134A - 紡機における自動作業機の停止位置規正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は紡機に沿って走行し、作業時には所定位置に
停止して圧縮空気あるいは負圧空気等の供給源に連結さ
れ、該圧縮空気あるいは負圧空気等を動力源として糸継
ぎ、玉揚げ、清掃等を行なう自動作業機の停止位置規正
装置に関するものである。

従来技術 一般に、精紡機、撚糸機等の紡機においては、省力化の
ため糸継ぎ、玉揚げ、清掃等の作業の目動化が進んでい
る。そして、これらの作業を行なう自動作業機は紡機機
台に対して所定位置に正しく停止することが要求されて
いる。又、作業には圧縮空気あるいは負圧空気等の流体
が動力源として使用される場合が多く、作業機がその流
体を取り入れる一方法として、作業機がコンプレッサ等
の流体供給源を持たず、固定位置にある流体供給源に対
して作業機が作業停止位置にて連結することにより流体
を取り入れるようにしたものがある。

ところが従来の自動作業機においては停止位置の位置規
正と、圧縮空気あるいは負圧空気等の供給源のカップラ
と自動作業機側の流体供給装置の連結部との連結とがそ
れぞれ別個のアクチュエータにて行なわれている。その
ため前記カップラと前記連結部との連結を精度よく確実
に行なうことが難しく、自動作業機の停止から作業開始
までに時間がかかるばかりか、メインテナンスにも手間
がかかるなどの不都合があった。

目的 この発明は従来装置の前記欠点を解消するためになされ
たものであって、その目的は自動作業機の停止位置の位
置規正と同時に、自動作業機の連結部と、圧縮空気ある
いは負圧空気等の供給源のカップラとの連結を精度よく
確実に行なうことができ、しかもメインテナンスが容易
な紡機における自動作業機の停止位置規正装置を提供す
ることにある。

実施例 以下この発明を具体化した一実施例を圧縮空気供給の場
合について第１〜６図に従って説明する。

紡機２の両側には多数の紡糸ユニットが装備され第１．
２図に示すように自動作業機１はとの紡機２の周囲に配
設された走行レール３に、駆動ローラ４及びガイドロー
ラ５を介して懸垂状態で支承され、同走行レール３に沿
って巡回するようになっている。前記走行レール３には
圧縮空気供給源としての圧縮空気供給管６が紡機２に沿
って配設されている。走行レール３の下部には位置規正
ユニット７と、前記圧縮空気供給管６に連通ずるカップ
ラ８とが紡糸ユニットのボビンピッチで配設されている
。位置規正ユニットＴは第６図に示すように平面はぼコ
字状に形成されるとともに、係合溝９の先端部にはテー
パ状のガイド部９ａが形成されている。位置規正ユニッ
ト７に近接して設けられた前記カップラ８には嵌合部８
ａが形成されている。

一方、前記自動作業機１円にはアクチュエータとしての
シリンダ１０が前記位置規正ユニット７と同一高さ位置
において固定され、そのピストンロッド１１の先端には
位置決め部材としての位置決メロラド１２が固定されて
いる。位置決め口ゝノド１２は自動作業機１に固定され
たガイドブラケット１３にメタル１４を介して摺動自在
に支承きれ、その先端には前記ガイド部９ａと同−月間
をなすテーパ部１２＆が形成されている。

前記位置決めロッド１２の基端には支持ブラケット１５
がキー１６により固定されている。同支持ブラケット１
５には先端に前記カップラ８の嵌合部８ａに嵌合するこ
とのできる連結部１８を有し、軸心部に連通孔ｔｙａが
形成された連結部材１７が、その基端部において摺動可
能に支持されている。連結部材１１の基端側にはフラン
ジ１９゜２０が２個所に設けられ、先端部りに設けられ
たフランジ１９と前記支持ブラケット１５との間には連
結部材１７を常にカップラ８側に付勢する圧縮ばね２１
が介装されている。連結部材１７の基端には自動作業機
内の各種エアー機器（図示しなイ）等に連結されるフレ
キシブルチューブ２２、およＵＢ記エアシリンダ１０を
作動させルヘキエアタンク２９に連結されるフレキシブ
ルチューブ３１をそれぞれ備える分岐管２３が螺着され
ている。もちろん、第６図に示すようにエアタック２９
の前方にはチェックバルブ２８が、又後方にはソレノイ
ドバルブ３０がそれぞれ備えられている。

連結部材１７は前記位置決めロッド１２と同様に前記ガ
イドブラケット１３にメタル２４を介して摺動自在に支
承されている。

前記のように構成された装置について、次に作、′。

用を説明する。さて、この自動作業機＋１．は巡回中に
糸切れ等にもとすく紡糸ユニット側からの停止信号を検
知すると、ブレーキ（図示しない）を掛けて停止し、次
に一旦ブレーキを解除して停止位置規正操作を行なう。

例えば、第４図に示すように位置決めロッド１２の軸心
位置と、位置規正ユニットＴの係合溝９の中心とがわず
かにずれた停止状態において、まずソレノイドバルブ３
ｏが作動し、自動作業機１が持っているエアタンク２９
の圧縮空気によりシリンダー０が作動すると、位置決め
ロッド１２はガイドブラケット１３に案内されて移動し
、第５図に鎖線で示すように位置決めロッド１２のテー
パ部１２ａが位置規正ユニット１のガイド部９ａと係合
する。この状態からさらにピストンロッド１１が突出す
ることにより、テーパ部１２ａとガイド部９ａとの接触
面に生じる水平方向（第５図上方）への分力により、位
置決めロッド１２が第５図に実線で示すように位置１１
″： 規正ユニット１の係合溝９に係合するまで、自動作業８
！１全体が水平方向に移動する。すなわちこの動きを許
容すべく、自動作業機１のブレーキは解放あるいは弛緩
されている。

位置決めロッド１２が係合溝９と係合し始めた時には、
第５図に示すように連結部材１７の連結部１８はまだカ
ップラ８との係合を開始していない。次にこの状態から
位置決めロッド１２がさらに前進すると、第６図に示す
ように連結部１８がカップラ８の嵌合部８ａに嵌合され
る。そして、さらに位置決めロッド１２が最前進位置ま
で前進すると、支持ブラケット１５が圧縮ばね２１の付
勢力に抗し連結部材１７に沿って移動し、連結部１８は
圧縮ばね２１の弾性力によりカップラ８に押し付けられ
カップラ８の弁が開き気密状態に保持される。これによ
り圧縮空気供給管６内の圧縮空気が連通孔１７Ｂを通っ
て自動作業機１に供給され、自動作業の動力源として用
いられる。この時シリンダ１０を駆動させるためのエア
タンク２９へ圧縮空気がフレキシブルチューブ３１を介
して充足される。

又、この実施例においては連結部１８をカップラ８に押
し付ける作用をシリンダ１０の力で直接行なわずに圧縮
ばね２１の力で行なうので、押圧力が強すぎて連結部１
８が破損するというおそれはない。

他の実施例 次にこの発明の他の実施例を第７．８図に従って説明す
る。この実施例ではカップラ８との連結部材が位置決め
ロッド１２と一体に形成されている点が前記実施例と大
きく異なっている。すなわち、位置決めロッド１２の軸
心部には連通孔２５が形成され、その先端部には嵌合凹
部２６が形成されている。又、位置規正ユニット７は圧
縮空気供給管６に設けられたカップラ８の前方に配設さ
れ、前記位置決めロッド１２の直径と同一間隔で配設さ
れた一対の係合ローラ２Ｔを装備している。

この実施例の装置においては停止時に、自動作業機１が
適正位置に停止しない場合には、位置規正操作により前
進した位置決めロッド１２のテーパ部１２ａが係合ロー
ラ２７と接すると、接点に生じる反力により自動作業機
１全体が水平方向（第７図右方向）に移動して停止位置
の規正が行なわれる。そして、さらに位置決めロッド１
２の先端に形成された嵌合凹部２６とカップラ８とが結
合し、位置規正及びカップラ８との連結が完了する。

なお、この発明は前記各実施例に限定されるものではな
く、例えば、第９図に示すように自動作業機１に位置決
めロッド１２を複数個（ｎ個）（第９図では２個）ボビ
ンピッチＰで並設し、圧縮空気供給管６側には位置規正
ユニット７及びカップラ８をボビンピッチＰのｎ倍の間
隔で配設するなどこの発明の趣旨を逸脱しない範囲にお
いて各部の形状、舗成等を任意に変更することも可能で
ある。

効果 以上詳述したようにこの発明は圧縮空気あるいは負圧空
気等の供給源に設けたカップラに連結される連結部材を
、１個のアクチュエータにて作動されかつ前記供給源側
に設けた位置規正ユニットと係合して自動作業機の位置
決めを行なう位置決め部材と一体に移動可能に設けたこ
とにより、自動作業機の位置規正と、前記供給源側のカ
ップラと自動作業機側の連結部との連結とが１個のアク
チュエータにより単一動作で行なわれるため、自動作業
機の停止位置の位置規正と同時に、前記カップラと連結
部との連結を精度よく確実に行なうことができる。又、
カップラと連結部との連結及び位置規正を別の装置で行
なう従来装置と比較して、コスト低減、メインテナンス
の容易化、故障率の低下などの利点が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は紡機ユニットと自動作業機の位置を示す平面図
二′第２図は自動作業機の支持状態を示す側面図、第３
図はこの発明を具体化した一実施例を示す一部破断乎面
図、第４〜６図は同じく作用を説明する一部破断乎面図
、第７，８図は他の実施例を示す概略平面図、第９図は
変更例を示す概略平面図である。 自動作業機１、圧縮空気供給管６、位置規正ユニット１
、カップラ８、シリンダ１０、位置決めロッド１２、支
持ブラケット１５、連結部材１７、連結部１８、係合ロ
ーラ２１゜ 特許出願人　　　株式会社豊田自動織機製作所代理人　
弁理士　恩田博宣

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｌ　紡機に沿って走行し、作業時には所定位置に停止し
   て圧縮空気あるいは負圧空気等の供給源に連結され、該
   圧縮空気あるいは負圧空気等を動力源として糸継ぎ、玉
   揚げ、清掃等を行なう自動作業機において、前記供給源
   に設けたカップラに連結される連結部材を、１個のアク
   チュエータにて作動されかつ前記供給源側に設けた位置
   規正ユニットと係合して自動作業機の位置決めを行なう
   位置決め部材と一体に移動可能に設けたことを特徴とす
   る停止位置規正装置。 ２　前記連結部材は前記位置規正ユニットに対する前記
   位置決め部材の係合より若干後れて前記カップラに連結
   するように、その先＠部が前記位置決め部材の先４１部
   よりも後方に位置するようにブラケットを介して前記位
   置決め部材に取り付けられていることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項に記載の停止位置規正装置。 ３　前記連結部材は前記位置決め部材の長手り回に摺動
   可能に前記ブラケットにより支承されるとともに、ばね
   により前記カップラ０１１］に付勢されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第２項に記載の停止位置規正装
   置。 ４　前記連結部材は前記位置決め部材と一体にＪ［ツ成
   され、前記カップラとの連結部が前記位置決め部材の先
   端部に形成されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項に記載の停止位置規１１Ｅ装置。 ５　前記位置規正ユニットは前記位置決め部材の幅と同
   −ＩＩＩ隔で配設された一対の係合ローラを備えている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１〜４項のいずれか
   に記載の停止位置規正装置。