JPS5814050A - イオン活量測定器具 - Google Patents

イオン活量測定器具

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JPS5814050A
JPS5814050A JP11203081A JP11203081A JPS5814050A JP S5814050 A JPS5814050 A JP S5814050A JP 11203081 A JP11203081 A JP 11203081A JP 11203081 A JP11203081 A JP 11203081A JP S5814050 A JPS5814050 A JP S5814050A
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JP
Japan
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porous
porous member
layer
ion activity
bridge
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JP11203081A
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English (en)
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Osamu Seshimoto
修 瀬志本
Seiichi Maekawa
前川 征一
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/28Electrolytic cell components
    • G01N27/30Electrodes, e.g. test electrodes; Half-cells
    • G01N27/307Disposable laminated or multilayered electrodes

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、イオン濃度またはイオン活動度(イオン活量
)測定用のイオン活量測定器具に関するものであり、さ
らに詳細には被検試料液として、水、生物体液(例えば
全血、血漿、血清、尿など)、水溶液(例えば上水道水
、かんがい用水、河川水、雨水、ワインやビールなど)
のイオン濃度またはイオン活動度をポテンシオメトリッ
クに測定するのに有用なイオン濃度またはイオン活動度
測定用のイオン活量測定器具に関するものである。
本発明のイオン活量測定器具における電極とは一般に半
電池或は単極と称せられているものと同一の構成のもの
である。
一般に生物体液中或は水溶液中のK”、NacD 。
Ca2(19,C10,HCO3゜等の無機イオン濃度
を選択的に測定することは臨床医学的或は工業的に重要
なものであり、そのため保存および測定操作が容易な乾
式のイオン選択電極乞用いる方法が既に提案、実施され
ている。乾式のイオン選択電極(半電池または単極)の
−例として支持体上に4機能層を積層し全体がフィルム
状に構成された乾式の固体イオン選択電極(以下、固体
電極ということがある。)が特開昭52−1425’8
4号に開示されている。このようなフィルム状の固体電
極においては、微少量(例、5μl〜50μl)の被検
試料液を固体電極のイオン選択層の上の所定位置に点着
させ測定を行う形式がとられている。第1図において、
従来の4機能層積層構造を有するフィルム状固体電極の
一実施例を示す。
図中、支持体1の上には、4つの機能層、すなわち金属
層2、不溶性〈1ン属塩層3、参照電解質層4、イオン
選択層5の順に積層された4機能層積層構造のフィルム
状固体電極が示されている。好ましい一実施態様として
例えばカリウムイオンの濃度あるいは活動度?測定する
場合は金属層2が銀であり、不溶性金属塩層3が塩化銀
でル)す、参照?[解質層4としては塩化カリウムの親
水性有機ポリマーバインダー分散層であり、イオン選択
層5がカリウムイオン選択能を有する有機化合物、キャ
リヤー溶媒および有機ポリマーバインダーからなる有機
質イオン選択層である。
本発明に用いることができる固体電極としては、4機能
層積層構造に限られろものではな(他の構成σ)固体電
極をも用いることができる。例えば、特願昭55−92
378号に開示されている。第1図で示す参照電解質層
4が省略され、不溶性金属塩層3上に直接有機物質から
成るイオン選択層5乞設けている3機能層積層構造の固
体電極および特開昭48−82897号に開示されてい
る不溶性金属塩層3、および参照電解質層4の両者が省
略され、金属層2の上に直接イオン交換物質を含むイオ
ン選択層5が設けられてなる2機能層構造の乾式固体電
極などがある。
゛  本発明に用いることができる固体電極は第1図に
示したイオン選択層が金属層および他の機能層のすべて
の端縁部(エツジ)で終つている構造のフィルム状電極
のほか、第6図に示したイオン選択層が直接、または間
接に他の機能層(例えば不溶性金属塩層)馨介して、金
属層のすべてのエツジを、また\はその一部を残して金
属層のすべてのエツジを被覆してなる構造を有する2機
能層、3機能層または4機能層構造のフィルム状固体電
極や実公昭40−14472号などに開示されている構
造の線状(ワイヤ状)電極などがある。線状(ワイヤ状
)電極においても線状(ワイヤ状)の金属をフィルム状
電極における金属層と同じく1つの機能層に数えて、2
機能層、3機能層、および4機能層構造の固体状線状(
ワイヤ状)電極があるのはいうまでもない。
また、イオン選択層5については、測定するイオンが炉
、Na”、Ca2O+HCO3゜の場合には必須なもの
であるが、測定するイオンがC10で、そして電極が、
金属層2として銀、不溶金属塩層3として塩化銀の層構
成の場合には、イオン選択層50代わりに単なるC10
イオン透過性の保護層として、例えば特開昭55−89
741号においてハロゲンイオン透過性の被覆層として
規定されている、酢酸セルロース、ポリメタアクリルけ
〃、ポリアクリル酸、ポリ(2−ヒドロギシエチルアク
リレート)等の層を設けることかできる。
上述したフィルム七、の固体電極2個を用いたイオン測
定器具が米1」!1特許第4.053.381号に開示
されている。このイオン測定器具は第2図に示すように
、第1図に示したフィルム状固体電極6.7をフレーム
8に電極6.7にはそれぞれアンチショートして固定配
置し、このフィルム状固体電極6.7間に多孔性部材か
らなるブリッジ9を設けてなるものであり、高内部イン
ピーダンスの電位計12がリード糾13.14を介して
電極6.7の各々の金属層2の電気接続端子部に接続さ
れている。測定の際目電極上のブリッジに設けられた液
受は用の孔10.11に各々被検試料液と標準液をほぼ
同時に滴下し、前記被検試料液と標準液が毛細管現象に
より多孔件部材からなるブリッジ9内を浸透し、ブリッ
ジ9のほぼ中央にて両液の接触が生じイオンの移動が実
状1したとぎに、電極6.7間の箱;位差を電位計12
により測定することにより被検試料液中に含まれる被検
イオン濃度または被検イオン活動度(活量)を知ること
ができる。
特開昭55−20499号に開示されている多孔性部材
からなるブリッジ9は第3図の断面概念図(第2図の5
−32小鎖線で示した断rm)に示すように、(a )
 i)+1孔件の底部支持層17(固体イオン選択電極
に最も近い側に存在する。)、(b)中間多孔性部材層
18、および(C)頂部無孔性疎水性層19(固体イオ
ン選択電接から最も遠い側に存在する。)の3層から構
成されている。中間多孔性部材層18が天然の植物繊維
パルプからなる1紙からなる場合、ブリッジの液受は用
の孔10.11に被検試料液(以下単に被検液というこ
とがある。)15と標準液16をそれぞれ液滴として置
いた場合、液は孔を満たし、かつ頂部無孔性疎水性層1
9の上に「ふた」を形成し、30秒以内に中間多孔性部
材層18に吸収され、二つの液受は用の孔からほぼ等距
離のブリッジのほぼ中央で液の接触が生じ、イオンの移
動が可能になり、電位が現れる。
特開昭55−20499号に開示されているような中間
多孔性部材層18を構成する多孔性部材をブリッジとし
て用いる場合には頂部無孔性疎水性層19は必須であっ
た。つまり頂部無孔性疎水性層が中間多孔性部材層の上
にない場合には特開昭55−20499号に開示されて
いるように、ブリッジの液受は用の二つの孔10.11
にそれぞれ滴下された被検試料液と標準液かブリッジを
構成する中間多孔性部材層の内部の多孔性部分ばかりで
なく、中間多孔性部材層の異面にあふれて(従って中間
多孔性部材層の上側表面だけでな(、エツジ側表面にも
あふれて)拡がる傾向があり、この現象によって、ブリ
ッジの表面で被検試料液と標準液が結合して液体の混合
をおこしくこの現象を外部ブリッジングという。)、ま
ちがった、あるいは無意味な電位を生じさせ、目的とす
るイオン濃度またはイオン活量の測定ができないことが
ある。このように外部ブリッジングは小さなサイズの固
体イオン選択電極とブリッジを有するイオン活量測定器
具においてはきわめてやっかいな現象である。
さらに、特開昭55−20499号に開示されているよ
うな中間多孔性部材層を構成する多孔性部制を、上の上
部表面に])1部無孔性疎水性層を設けずにブリッジと
して用いる場合にはブリッジから被検液と標準液の媒体
である水が蒸発し、被検液と標準液の濃度変化(濃縮)
が起り、やはり正確tcイオン濃IA’またはイオン活
量の正確な測定が実施できないとされている。また頂部
無孔性疎水性層かない場合には被検液と標準液はそれぞ
れブリッジの液受は用の孔10.11の中心に滴下され
ねばならず、もし滴下位餘が中心からずれると液受は用
の孔全体を湿らすことができず、中間多孔性部材層の内
部に偏って液が進んだり、被検液と標準液の接触がブリ
ッジのほぼ中央で行なわれずどちらか一方の液受は用の
孔に近い方に偏1つで生じて両液の結合による混合が生
じる現象等のために目的とするイオン濃度または活動度
の測定が不正確になったり測定値の再現性かわるくバラ
つく傾向があるとされている。
しかし頂部無孔性疎水性層19を中間多孔性層18上に
設けることは単にブリッジの製造工程を複雑にするはか
りでな(中間多孔性部材層に液体の自由な浸透がしにく
くなり、粘性の高い試料では浸透がしにくく両液の接触
までの時間がかかり、その結果測定に要す時間が長くな
るという問題が生ずることが判明した。
一方特開昭55−20499号で、問題とされている、
蒸発の問題についても十分に検討した結果、特定の多孔
性部材においては実質的な測定時間内例えば、5分以内
ではほとんどイオン測定上問題にならないことが判明し
本発明はこの知見に基づいてなされたものである。
従って本発明の目的は頂部無孔性疎水性層を省略1−ろ
ことによりブリッジの製造を容易にし、かつ信頼性のあ
るイオン濃度又はイオン活動度(イオン活量)の測定を
行なうととのできろイオン測定器具を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は固体電極が設けられてなるイオン活
量測定器具のブリッジに用いろ多孔性部材として用いう
ろ素材の独類な増すことである。
本発明の他の目的は構造の簡単なイオン活量測定器具を
提供することである。
本発明の他の目的は固体電極か設けられてなるイオン活
量測定器具のブリッジに用いろ新規な構造の多孔性部材
ケ提供1−ろことである。
本発明は、少なくとも2個の固体電極、および前記固体
電極の間(C設けられた多孔性ブリッジを有し1前記固
体電極および前記多孔性ブリッジに接触するよう液滴を
適用したとき前記多孔性ブリッジを通して液滴内のイオ
ンが移動可能となるようにしたイオン活量測定器具にお
いて、前記多孔性ブリッジが少なくとも前記固体電極間
に延びた前記イオンの移動方向に沿った遠い側の表面が
疎水性である多孔性部材からなることを特徴とするイオ
ン活量測定器具である。
本発明における疎水性とは、勿論通常、技術的に認識さ
れる疎水性を意味するものであり、これはブリッジの両
端(2つの電極部)に点着された液がブリッジの外表面
を伝って互いに接触することがないようにするための条
件である。
さらに好ましい限定した意味では、この疎水性は、2個
の実質的に等しいサイズの貫通孔が互いに接することな
くへたたって設けられている1個の多孔性部材を平坦な
平滑表面を有する水不透過性支持体のイ[滑平面に、多
孔性部材の多孔性が実質的にそこなわれないように接着
固定し、前記2個の11通孔それぞれに貫通孔の容積よ
り大きい−・定容積量のウシアルブミン水溶液を実質的
に同時に点着し、イオン活量測定時間経過した時に、前
記2個の貫通孔それぞれにイオン活量測定可能な量のウ
シアルブミン水溶液が残留してお9、前記多孔性部材の
内部において前記2個の貫通孔から拡散した前記ウシア
ルブミン水溶液はその先端の界面において相互に接触し
ており、かつ前記多孔性部材の前記水不透過性支持体か
ら遠い側の表面において前記2個の貫通孔の縁辺部から
の前記ウシアルブミン水溶液の溢流幅が2つの溢流が結
合して液の混合が起らない範囲内であることにより規定
される性質である。
前記多孔性部材としては、具体的に次の物が使用可能で
ある。
■ 合成ポリマー繊維からなるパルプと植物性天然繊維
からな乞バルブを混抄した紙O合成ポリマー繊維からな
るパルプから抄造した紙 ■ 合成ポリマー繊維と植物性天然繊維とからなる混紡
織物 ■ 植物性天然繊維からなる平織物 ■ セルロースエステルまたは再生セルロースからなる
平均孔径2μm以下のメンブランフィルタ− ■ ニトロセルロースを含む平均孔径1opm以下のメ
ンブランフィルタ− ■ 植物性天然繊維からなるパルプから抄造し圧縮した
紙 さらに、本発明は、後に詳述するように、次のような実
施態様で実施することができる。
(1)  多孔性部材が固体電極の上に存在するように
配置され、この多孔性部材が少なくとも固体電極の数に
等しい液受は用の孔を有し、各孔は前記固体電極それぞ
れの上に少なくとも1個存在するように配置されている
上記に要約したイオン活量測定器具。
(2)  前記多孔性部材の前記間K ?!を極側表面
に無孔性層が設けられており、前記無孔性層は前記液受
は用孔と整合した孔を有する(1)に記載のイオン活量
測定器具。
(3)  前記無孔性層が前記多孔性部材の端面(エツ
ジ)で終端するようにして設けられている(2)に記載
のイオン活量測定器具。
(4)  前記無孔性層が少なくとも1層の接着剤層ま
たは粘着剤層を含んでなる(2)または(3)に記載の
イオン活量測定器具。
(5)  前記無孔性層が前記多孔性部材の前記固体電
極側表面およびその近傍の多孔性を失わせることにより
付与されており、かつ前記多孔性部材と一体をなしてい
る(2)または(3)に記載のイオン活量測定器具。
(6)  前記無孔性層が加熱時に接着性または粘着f
l−Jするポリマーフィルムが加熱接着されてなるもの
である(2)または(3)に記載のイオン活量測定器具
(7)前記要約した本発明のイオン活量測定器具におい
て、前記多孔性部材の疎水性を有する表面が、非疎水性
の材料に疎水化処理を施したものであるイオン活量測定
器具。
本発明のイオン活量測定器具の多孔性ブリッジとして用
いることができる多孔性部材は、少なくともその一表面
が疎水性を有する多孔性部材である。ここで多孔性部材
における「多孔性」とはこの部材の表面および内部に連
続空隙が存在し、その連続空隙を水性液体(水溶液また
は水分散液)の媒質である水が毛細管現象により拡散し
て流れうる程度の連続空隙を有することを意味する。毛
細管現象により水が拡散して流れうるためには、連続空
隙は独立したまたは連絡空間を有する中空空間路が多数
存在する構造、一部が開口により連続している空胞の集
り、種々の形で不規則に存在する一部が開口により連続
している空胞の集まりなど水が拡散して流れうる構造で
あればいずれでもよい。
次に多孔性部材の少なくとも一表面が有する「疎水性」
とは、多孔性部材の表面を水が拡散して流れない性質を
意味する。より好ましくは、次のような性質であること
が望ましい。平坦で平滑な表面を有する水不透過性支持
体の表面に多孔性部材の孔(連続空隙)を実質的に閉塞
しないようにして水不透過性の接着剤または水不透過性
の両面粘着テープ等で2個の貫通孔(液受は用の孔)が
設けられた多孔性部材を固定する。ここで2個の液受は
用の孔は多孔性部材を貫通して設けられており、2個の
孔のサイズおよび孔の容積は実質的に等しく、かつ2個
の孔は互いに接しないような適当な距離をへだてて設け
られたものである。ついで液受は用孔の容積より大きい
容積のウシアルブミン水溶液の等量を点着し、イオン活
量測定時間経過した後に、多孔性部材の水不透過性支持
体から遠い側の表面における2個の液受は用の孔のヘリ
からの溢流幅を観察または測定する。このようにして観
察または測定された溢流幅が前述した外部ブリッジング
現象を生じさせない範囲内である場合に、多孔性部材の
少なくとも一表面が本発明における好ましい「疎水性」
であると定義する。
この疎水性の測定法に使用される平坦で平滑な表面を有
する水不透過性支持体の例として、ポリエチレンテレフ
タレー1− (PET ) フィルム、ビスフェノール
へのポリカルボネートフィルム、ポリエチレン(P I
(: )フィルム、塩化ビニリデン−塩化ビニルコポリ
マーフィルムに代表される水不透過性ポリマーフィルム
、ガラス板、アルミニウム板、銅板、銅亜鉛合金板、ス
テンレス板に代表される金属板で平坦で平滑な(または
鏡面を有する)板状物をあげることができる。多孔性部
材の連続空隙を実質的に閉塞しない水不透過性の接着剤
として感圧性粘着剤組成物をあげることができる。多孔
性部材の連続空隙を実質的に閉塞しない両面粘着テープ
としてI) E Tフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム
、セルロースアセテートフィルムや七ロノ・ンテープの
両面に水不透過性の感圧性粘着剤組成物層を有するもの
をあげることができる。なお、塩化ビニリデン−塩化ビ
ニルコポリマーフィルムのように表面が粘着性をもつフ
ィルムの場合にはとくに接着剤や両面接層テープを用い
ないで多孔性部材を水不透過性支持体の表面に固定して
、多孔性部材の表面の疎水性を測定できることはいうま
でもない。水不透過性支持体の表面に接着剤または両面
粘着テープで多孔性部材を接着固定して表面の疎水性を
測定する場合、目的や多孔性部材の固定電極表面への接
着固定等の実用上の?+dV点から、液受は用の孔とし
て多孔性部材と接着層または両面粘着テープのすべてを
貫通する孔を設けて、表面の疎水性を測定することもで
きる。
多孔性部材に貫通して設けられる孔の直径はイオン測定
器具において液受は用の孔として設けられる孔と同じ程
度であればよく、このことは適用される液滴の容積と多
孔性部材の厚さによりほぼ決めることができる。多孔性
部材の厚さが100μmから2闘の場合、貫通孔の直径
は15闘から7 mm、好ましくは2mmから4龍の範
囲である。貫通孔は全体を通じて実質的に同じ直径にな
るように設けることが、疎水性の測定結果を判定する上
で好ましい。
貫通孔の容積とは孔が貫通して設けられている多孔性部
材の二つの対向する平面と貫通孔の側壁とで囲まれる空
間の容積を意味する。
ウシアルブミン水溶液は貫通孔の容積と同量以上を付着
させ、貫通孔の側壁と水不透過性支持体から遠い側の孔
の縁辺部から多孔性部材の内部に主として拡散させる。
従って、ウシアルブミン水溶液の液量は貫通孔の容積よ
り多い量でしかも貫通孔から多量にあふれでない範囲で
なければならない。多(の場合、貫通孔の容積の2倍か
ら20倍、好ましくは3倍から15倍の容積のウシアル
ブミン水溶液を点着させる。点着操作は細管またはミク
ロヒペットの先端から液滴を押し出して孔のほぼ真中に
静かに付着させる。ウシアルブミン水溶液は2個の貫通
孔に同時に付着させることが好ましいが、約3秒以内な
らば時間が前後してもさしつかえない場合がある。
用いるウシアルブミン水溶液の濃度は、イオン活量測定
器具を用いて測定する対象の水性液体の種類に依存する
が、多くの場合、重量パーセンテージで、1%から15
係、好ましくは3%から10%の範囲である。ウシアル
ブミン水溶液には溢流幅の観測または測定をしやすくす
る目的で水溶性の色素(例:水溶性ビリルビン)をごく
少量加えることができる。
ウシアルブミン水溶液が2個の貫通孔に付着され終って
からイオン活量測定器具を用いて電位の読みとりを行な
うまでに要する時間(イオン活量測定時間)が経過した
時に貫通孔の内部に残存しているウシアルブミン水溶液
の量と水溶液の多孔性部材の内部における拡散による流
れと表面の拡散と溢流を観察または測定する。イオン活
量測定時間としては30秒から15分、好ましくは1分
から10分の範囲である。イオン活量測定時間経過した
時に、貫通孔内に残゛留しているウシアルブミン水溶液
の量と、多孔性部材の内部で毛細管現象により2個の貫
通孔から拡散して流れたウシアルブミン水溶液の先端の
位置と、2個の貫通孔の縁辺から多孔性部材の水不透過
性支持体から遠い側の表面にあふれた、または表面をぬ
らした(これらの現象を総称して貫通孔の縁辺から溢流
したという。)ウシアルブミン水溶液の拡がりを観察・
測定する。
なお、2個の貫通孔の距離は各孔の縁辺間の最短距離を
意味する。2個の貫通孔の距離はイオン活量測定器具に
おける液受は用孔の距離と同程度にとることが好ましい
。具体的な貫通孔間の距離は6 mmから20mm、好
ましくは6朋から15W1mの範囲である。
本発明に用いることができる多孔性部材は前述のように
して疎水性を?tM察または測定して、貫通孔内に残留
しているウシアルブミン水溶液の量が固体電極に電気的
接続が達成されてイオン活量測定可能な量であり、多孔
性部材の内部を拡散して流れたウシアルブミン水溶液か
2個の貫通孔のほぼ中間位置でその先端が接触し、かつ
多孔性部材の水不透過性支持体から遠い側の表面におい
て各孔の縁辺から溢流したウシアルブミン水溶液の潅流
幅(2個の貫通孔の最短距離に相当する直線を中心とし
て貫通孔の直径に相当する幅の部分における、各孔の縁
辺から水溶液の溢流の先端までの距離の平均値)が各部
ブリッジングを生じない範囲の疎水性であるような多孔
性部材である。各部ブリッジングを生じない範囲とは2
個の孔の縁辺からの潅流の先端が接触し結合してウシア
ルブミン水溶液が混合しないことを意味し、多くの場合
溢流幅は3 mm以内、好ましくは25龍以内である。
貫通孔の内部に残留しているウシアルブミン水溶液の量
は貫通孔の内壁全体、および好ましくは水不透過性支持
体の上にうすい液膜として観察される程度の量より多け
ればよい。
本発明のイオン活量測定器具の多孔性ブリッジとして用
いることができる少な(ともその−表面が疎水性である
多孔性部材の例として次のものがある。
■ 合成ポリマー繊維からなるパルプと植物性天然繊維
からなるパルプを混抄した紙。
合成ポリマー繊維からなるパルプの例:PE、PET、
’): 7.、 ハセルロースエステル(セルロースジ
アセテート、セルローストリアセテート。
セルロースアセy−)ブチレート、セルロースアセテー
トグロピオネーF、セルロースアセテートフタレートな
ど)繊維からなるノくルプ。
植物性天然繊維からなるパルプの例二木綿バルブ、リン
ターパルプ、亜麻()、1nen)パルプ、麻(Hem
p)パルプ、こうぞ(BroussonetiaKaz
inoki 5ieb。)パルプ、みつま7j(Nge
worthiapapyrifera 5ieb、e、
t Zucc、)ノ;ルグ、がんぴ(Wikstroe
mia 5ikokiana lj’ranch、et
Sav 、 )パルプ、マニラ麻(Musa text
ilio)。
エスパルト(Esparto grass)パルプ、竹
パルプ、広葉樹さらしセミケミカルパルプ(Hardw
ood bleacfled semi−chemic
al pulp)。
針葉樹亜硫酸パルプ(Con1fer 5ulfite
 pulp )。
パルプ全重量に対する植物性天然繊維からなるパルプ(
以下天然パルプという。)の含有量比は20チ以下、好
ましくは30チ以下である。紙の種類として、1紙また
は吸収紙と同様に賦形剤、糊剤、サイズ剤を実質的に加
えず、かつ表面が平滑(繊維のケバ立ちかないこと)紙
が好ましい。
■ 合成ポリマー繊維からなるパルプから抄造した紙。
パルプが全部合成ポリマー繊維からなるほかは上記■の
混抄紙と同様である。
■ 合成ポリマー繊維と植物性天然繊維とからなる混紡
織物。
合成ポリマー繊維の例:PET、セルロースエステル(
セルロースアセテート、セルローストリアセテートなど
)、ポリアミド(ポリカプラミド、ポリへキサメチレン
セバカミド、ポリウンデカンアミドなど)。
または再生セルロースのm 441゜ 植物性天然繊維の例:木綿繊維、リンター繊維、亜麻繊
維、麻繊紹。
合成ポリマー繊組と植物性天然繊維(以下天然繊維とい
う。)を混紡した20番手から120番手の糸で織った
細布、金[1〕。
ブロード、ボブリンなどの平織物が好ましいが、他の織
方の織物も用いることができる。
合成ポリマー繊維、天然繊組ともに2種以上を混紡する
こともできる。
■ 植物性天然繊維からなる平織物。
前記Oであげた天然繊維のほかに再生セルロース繊維か
らなる20番手から120番手の糸で織った金[1]、
ブロード、ボブリンなどの平織物。
天然繊維を2種以上混紡した糸を用いることができるほ
か、たて糸とよこ糸を別種の糸とすることもできる。
■ セルロースエステルまたは再生セルロースからなる
平均孔径2μm以下のメンブランフィルタ−0好ましく
は平均孔径1.2μm以下、最も好ましくは平均孔径0
.8μm以下のメンブランフィルタ−である。
セルロースエステルマタは再生セルロースに公知の可塑
剤を含有させた同様の平均孔径のメンブランフィルタ−
乞用いることもできる。
■ ニトロセルロース乞主成分として含む平均孔径10
μm以下のメンブランフィルタ−。
ニトロセルロースの含有量は全重量の50係から100
%(100%の場合には他の成分を含まない。)、好ま
しくは70%から95%の範囲、平均孔径は好ましくは
8μm以下である。他の従たる成分として、ジアセチル
セルロース、トリアセチルセルロースなどのセルロース
の有機酸エステルをあげることができる。
■ 植物性天然繊維からなるパルプから抄造して圧縮し
た紙。
天然パルプとしては前記■であげたパルプが用いられ、
抄造された紙として1紙。
吸収紙があり、これらの紙を公知の手段により圧縮し、
好ましくは表面を平滑にしく繊維のケバ立ちを実質的に
なくした)だ紙。
これらの多孔性部材のうちでは■、■、■■に記した多
孔性部材が好ましい。
゛ 本発明のイオン活量測定器具の多孔性ブリッジの多
孔性部材としては、多孔性部材の表面を水性液体がぬれ
によって拡散して進む速度(ぬれ進行速度)より多孔性
部材の内部を水性液体が毛細管現象により拡散して流れ
進む速度(毛細管流進行速度)が大きいもの、好ましく
は毛細管流進行速度がぬれ進行速度よりきわだって大き
いものを用いることができる。毛細管流進行速度がぬれ
進行速度より大きい多孔性部材は多孔性部材の素材の選
択により達成される場合と、多孔性部材の表面をシリコ
ーン系またはフッ素系等の公知の撥水剤を適用して処理
することにより達成される場合とがある。特に多孔性部
材の表面に撥水剤を適用して処理することにより、ぬれ
進行速度をいちじるしく小さくすることができるので、
毛細管流進行速度がぬれ進行速度よりいちじるしく大き
い多孔性部材に改変することができるので、好都合であ
る。なお、撥水剤は多孔性部材に設けられる液受は用の
孔の壁面に適用しないことはもちろん、その壁面に撥水
剤のえいきようがおよばないようにしなければならない
ことはいうまでもない。
多孔性部材の表面の疎水性の測定例および比較例種々の
多孔性部材を67111π×15uの長方形に裁断し、
その−表面に両面粘着テープ(3M社製 5cotch
  665 )を接着したのち、多孔性部材と両面粘着
テープの両者を貫通して2個の直径3 mmの孔を第4
B図に示した配置(直径r : 3im; a : 3
71111L;b : 2.5ii; C:10mm’
)になるようにして設けた。これらの多孔性部材片の両
面粘着テープの他の一面を平坦な平滑表面を有するP 
E Tフィルムの表向に接着させて多孔性部材片を固定
した。
4M量係および8重量%のウシアルブミン蒸留水溶液を
調製し、室温(約25℃)で、PETフィルムの接着固
定した多孔性部材の2つの孔にミクロピペットを用いて
同時に10μ1点着し、5分後における多孔性部材内部
における水溶液の拡がりと多孔性部材のPETフィルム
から遠い側の表面における孔の縁辺からの水溶液の拡が
り(溢流)を測定した。
各部材につき第4B図に示した形の試料を3個作成して
測定した。
疎水性の測定の際に特開昭55−20499号に開示さ
れている頂部無孔性疎水性層を有するWHA、TMAN
  CHl、LOMA 44二2fI紙、およびWHA
TMAN CHILOMA 4J二2III紙を用いて
同様にして疎水性を測定した。
第1表に記載しであるすべての多孔性部材はウシアルブ
ミン水溶液点層してから5分後に2個の貫通孔の内部に
は固体電極との電気的接続が可能な量のウシアルブミン
水溶液が残留しており、多孔性部材内部において2つの
貫通孔から拡散したウシアルブミン水溶液の先端が接触
していた。多孔性部材の表面の溢流に関する結果は第1
表に記号で示しである。
溢流幅が2.5 mra以内で外部ブリッジングを生ず
るおそれが全くなく、本発明のイオン活量測定器具の多
孔性ブリッジとしてきわめてすぐれているものを+十印
、溢流幅が2.5mmをこえ3龍以内で外部ブリッジン
グを生ずるおそれがなく多孔性ブリッジとして用いうる
ものを十印、溢流幅が3 mmをこえて外部ブリッジン
グを生ずるかまたは外部ブリッジングを生ずるおそれが
あって多孔性ブリッジとして用いることができないもの
をmmでそれぞれ示しである。
第      1 −38− (註1) メンブランフィルタFM:富士写真フィルム
株製のセルロースアセテ−1・だけからなるメンブラン
フィルタ。
(註2) メンブランフィルタFR:富士写真フィルム
株製の再生セルロースだけからなるメンブランフィルタ
(註3 )  セパラックス:富士写真フィルム株制の
セルロースアセテートに可塑剤を加えた材料からなるメ
ンブランフィルタ。
(註4) ミリポアSCwI)、 SMWP、RAWP
:Mi l l i poreCorp+製のニトロセ
ルロース(約90%)とジアセチルセルロース(約i 
o%)の混合物からなるメンブランフィルタ。
(註5) 混抄紙の天然パルプ成分はLBKP (広葉
樹さらしクラフトバルブ)。混抄紙、PEパル1紙はと
もに普通紙。
(註6) 含浸用紙二油等?含浸して用いるための紙で
、この例ではまだ何も含浸されていない紙をカレンダー
がけして圧縮するとともに表面の繊維のケバ立ちをおさ
えた紙を用いた。
(註7)  トリラミネート紙:%開閉55−4)49
9に用水されてぃろ比較例−1に示したWand RB
a1ston Ltd。
製のWHATMANCIIROMA+2P紙(厚さ17
5μm)の場合、ウシアルブミン水溶液を点着するとほ
とんど同時にきわめて速く液が拡がり、液の拡がりが速
すぎるとともに、PET  フィルムから遠い側の表面
にウシアルブミン水溶液がしみ出してもりあがり、その
まま液の流れとなり、2個の貫通孔からの2つの液流が
たちまち結合してしまいほぼ全数が外部ブリッジングを
生ずると推定された。
一方、貫通孔の内部に残ったウシアルブミン水溶液はわ
ずかな量で電位測定が困難と推定された。
実施例1 第1表において4 wt%または8 wt%ウシアルブ
ミン水溶液いずれかの測定結果が++印で表示されてい
る多孔性部材23種について、多孔性部材の表面の疎水
性の測定例(以下、疎水性の測定例という。)と同様に
して多孔性ブリッジを調製し、平滑表面を有するPET
  フィルムのかわりに、次の構造を有するカリウムイ
オン選択固体電極フィルム2個を固定したポリスチレン
支持板(フレーム)の上の2個の固体電極の上にそれぞ
れの貫通孔が位置するようにして接着固定して第4A図
の断面図で示されるようなカリウムイオン活量測定器具
を調製した。
カリウムイオン選択固体電極フィルムの構成 厚さ100μmの平滑表面を有するPETフィルムの−
にに銀蒸着層、銀層の一部を残して表面を塩化銀に変換
して形成した塩化銀層、バリノマインンを含むカリウム
イオン選択層の構成からなり、第6 A 、 6 II
図に示した外観および断面図(ともに概念図)で表わさ
れるカリウムイオン選択固体電極フィルム。
比較対照用に疎水性測定例の比較例−2と同様のトリラ
ミネー+−F紙を多孔性部材として前述の23種の器具
、と同様なカリウムイオン活量測定器具を調製した。
このようにして23種のカリウムイオン活量測定器具と
1種の比較対照用カリウムイオン活量測定器具に、カリ
ウムイオン濃度の異なる市販の擬似血清と標準カリウム
イオン溶液をそれぞれ10μe ずつ点着し室温(25
°C)で点着から7分経過するまで30秒ごとに電位を
測定したところ、23種のカリウムイオン活量測定器具
と1種の比較対照用カリウムイオン活量測定器具とはほ
ぼ同様な電位で、はぼ同様な電位変化を示した。この結
果、本発明の頂部無孔性疎水性層のない多孔性部材から
なる多孔性ブリッジを有するイオン活量測定器具は頂部
無孔性疎水性層を有する多孔性ブリッジを有するイオン
活量測定器具と同等の性能を有することが判明した。
実施例2 PEパルプ50チとLBKP (広葉樹さらしクラフト
パルプ)50チとからなる混抄紙(坪量144 f /
 m”、厚さ249μm)の片面に低密度PE層(底部
無孔性疎水性層)が設けられている多孔性部材のPR層
に両面粘着テープ(3M社製5cotch 665 )
を接着したのち、6 w X 15 mmの長方形に裁
断し、混抄紙、PE層両面粘着テープすべて貫通する孔
を第4B図に示した配置(直径r:31+1Ill;a
:3111Il;b : 2.5im; c : l 
Oi+m)で設けた。この多孔性部材片を第6A、6B
図に示した構造の固体電極がカリウムイオン選択層を共
通にして配列されている2個1対型のカリウムイオン選
択固体電極フィルムのカリウムイオン選択層の上に貫通
孔の中心と電極の塩化銀層の中心とが一致するように配
置して接着固定して、多孔性ブリッジの2個の貫通孔(
液受は用の孔)を通る断面が第5図の断面概念図で示さ
れるようなカリウムイオン活量測定器具を調製した。
この器具の一方の液受は用の孔10に市販の管理血清(
擬似血清) Versa’tol(これを標準液とした
。)を20μg 、液受は用の孔11にはVersat
ol AまたはVersatol AA (これらを被
検液とした。) (Versatol 、同A。
同AAはいずれもGeneral Diagnosti
cs社製)それぞれ20μe ずつ、2個の液受は用の
孔に同時に点着し、2分経過時、5分経過時に電位を測
定した。この操作を20回くりかえしたときの電位の平
均値とσ(分散の平方根)を第2表に示す。
第  2  表 第2表の電位値およびそのσから、本発明のイオン活量
測定器具のくりかえし再現性は著しく良いこと、また3
分経過時と5分経過時の電位値の比較から、頂部無孔性
を有しない多孔性ブリッジにおいて液滴点着から電位測
定までに経過する時間が5分以内であれば、多孔性ブリ
ッジの表面からの水の蒸発による誤差が全くないことが
判明した。
実施例3 ブリッジの液受は用の孔の中心を電極の塩化銀層の中心
から約0511rl電極の接続端子部分(露出している
銀層)から遠い側へ、または第5図において液受は用の
孔を右または左側へずらしたほかは実施例2と同様にし
て10回ずつ電位を測定したところ、第1表に記載した
電位値およびσと有意の差はあられれなかった。
実施例4 被検液または標準液の一方、寸たけ双方を液受は用の孔
の中心から約0.5 mmその都度任意の方向にずらし
たほかは実施例2と同様にして10回ずつ電位を測定し
たところ、第1表に記載の電位値およびσと有意の差は
あられれなかった。
実施例3および4の結果から、本発明のイオン活量測定
器具は多孔性ブリッジの位置の許容度が広く、また被検
液および参照液の点着位置の許容度が広いことが判明し
、イオン活量測定器具の製造および使用(イオン活量測
定)操作がきわめて容易であることがわかった。
実施例5 実施例2で用いだのと同様なカリウムイオン活量測定器
具と実施例1で比較対照用に用いたのと同様なトリラミ
ネート多孔性ブリッジを有するカリウムイオン活量測定
用器具を用い、高粘変の被検液としてウシアルブミンf
 12 wt%含有させたVersatol Aおよび
Versatol AA kそれぞれ用いて多孔性ブリ
ッジの内部に液絡が完成し電位が現れるまでに要する時
間音それぞれ10回ずつ測定したところ、本発明のイオ
ン活量測定器具ではi。
秒以内であり、比較対照イオン活量測定器具では30秒
から45秒の範囲であることが判明した。この結果、本
発明のイオン活量測定器具はイオン活量測定に要する時
間が著しく短縮される効果を有していることが判明した
以上詳細に説明したように本発明のイオン活量測定器具
においては、ブリッジを外部ブリッジングの恐れのない
多孔性部材から形成し、しかもこの多孔性部材上に頂部
無孔性疎水層がないものであるので、ブリッジの製造工
程が簡略化できるとともに、頂部無孔性疎水層と中間多
孔性層間に生じる種々の問題が生じなく、頂部無孔性疎
水層を有する場合と同様外部ブリッジングがなく、被検
液および標準液の点着位置に許容性を有し、さらに被検
液の粘度差による測定時間および測定誤差の差があられ
れない特性をも有しており、信頼性のあるイオン濃度ま
たはイオン活量測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は4機能層積層構造を有する固体電極の一実施態
様例を示す外観図、 第2図は2個の第1図に示した固体電極を有した従来の
イオン測定器具の外観の概略図、第3図は第2図のS−
S断面図、 第4 A、 、 4 B図は本発明のイオン活量測定器
具の一実施態様例の説明図、 第4A図は本発明の一実施態様のイオン活量測定器具(
外観は第2図に示したイオン活量測定器具に類似)の多
孔性ブリッジの2つの液受は用の孔の中心ケ通る破断面
にそった断面概念図、 第4B図は第4A図に示したイオン活量測定器具の多孔
性ブリッジに用いられている多孔性部材の平面概念図、 第5図は本発明のイオン活量測定器具の別の一実施態様
例の多孔性ブリッジの液受は用の孔を通る破断面にそっ
た断面概念図、第6A、6B図43機能層積層構造をも
ち、イオン選択層が金属層のエツジを被覆してなる固体
電極の一実施態様例の外観図(第6A図)と、外観図の
S−8破断面にそった断面概念図(第6B図)であって
、本発明のイオン活量測定器具に好適に用いることがで
きるフィルム状固体電極の一例である。 0・・・・・・・固体電極 1・・・・・・支 持 体
2・・・・・・金  属  層   3・・・・・・水
不溶性金属塩層4・・・・・・・参照電解質層   5
・・・・・・・・イオン選択層6.7・・固体電極 8
・・・フレーム9 ・・・・・多孔性ブリッジ   1
0.11・液受は用の孔また12・・・・電  位  
計       は貫通孔1314・・リード線  1
5・・・・・破検試料液16・・・・・標  準  液
   17・・・・・無孔性の底部支持層18・・・・
・・中間多孔性部拐層   】9・・・頂部無孔性疎水
性層20・・・・・固体電極から遠い側の表面が疎水性
を有する多孔性部材 21・・・・・・ポリエチンン層(底部無孔性疎水性層
)22・・・・・・両面粘着テープ 49− i咄士(′−1 (自発)手続補正書 昭和56年7月23[1 3補正をする者 事件との関係    特許出願人 な   し 6 補正により増加する発明の数   な  し7、補
正の対象      図   而277− 第1図 第641図 (自発)−′丁・blじン市i「J月 昭和1)7年10月8日 特羅;昭56−112030シー) 2、発明の名称 イオン活吊測定器日 3、補正をする者 事件との関係    特泊出M1人 住 所   神奈川県南足柄市中沼210番地名 称 
   富士写真フィルム株式会社4、代理人 東京都港区六本木5]−1−12番1月8、補正の内容
       別 紙 の 通 リ1)明細書第9頁第
1行 [第6図Jを1第6A、68図」と訂正する。 2)同第41頁第11行 「フィルム」ヲ「フィルム1Jと訂正する。 3)同頁同行 「銀蒸着層」を[銀蒸着1f!l 2 Jと訂正する。 4)同頁第12行 [塩化銀層」を1塩化′lfI層3」と訂正する。 5)同頁第13行 「カリウムイAン選択層」の後に「5」を挿入する。 6)同第42頁第19行 「(厚さ249μm)Jと「の片面」の間に「20」を
挿入する。 7)同頁第20行 「・・・・・・疎水性層)」と「が設け」の間に「21
」を挿入Jる。 8)同第43廁第1行 rPEli!Jを1PE層21」と訂正する。 9)同頁同行 1両面粘着テープ」の後に「22」を挿入する。 10)同頁第3行 2− 「混抄紙」を1混抄紙20.1と削正する。 11)同第43頁第3〜4行 rPE層」をFPE層21−1と訂正づ−る。 12)同頁第4行 [テープ」ど「すべて」の間に「221を挿入する。 13)同頁第8行 r3ft択層−1と「を」の間にI’ !’5−1を挿
入覆る。 14)同頁第10〜11行 「選択層jど[の−1の間に[5]を挿入M−る。 15)同頁第11行 「塩化銀層]を[塩化銀層3 Jど訂11する。 16)同第45頁第8行 「孔」と[のjの間に[IO,’Il+を挿入する。 17)同頁第8〜9行 「塩化銀層」を「塩化銀層3」ど削正する。 18)同頁第10行 「銀層」を「銀層2」どn’l’ iT−りる。 19)同負第11行 「孔」と「を」の間にrlO,11Jを挿入する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  少なくとも2個の固体電極、および前記固体
    電極の間に設けられた多孔性ブリッジを有し、前記固体
    電極および前記多孔性ブリッジに接触するよう液滴を適
    用したとき前記多孔性ブリッジを通して液滴内のイオン
    が移動可能となるようにしたイオン活量測定器具におい
    て、前記多孔性ブリッジが少なくとも前記固体電極間に
    延びた前記イオンの移動方向に沿った遠い側の表面が疎
    水性である多孔性部材からなることを特徴とするイオン
    活量測定器具。
  2. (2)前記疎水性が、2個の実質的に等しいサイズの貫
    通孔が互いに接することたくへたたって設けられている
    1個の多孔性部材を平坦な平滑表面を有する水不透過性
    支持体の平滑平面に、多孔性部材の多孔性が実質的にそ
    こなわれないように接着固定し、前記2個の貫通孔それ
    ぞれに貫通孔の容積より大きい一定容積量のウシアルブ
    ミン水溶液を実質的に同時に点着し、イオン活量測定時
    間経過した時に、前記2個の貫通孔それぞれにイオン活
    量測定可能な量のウシアルブミン水溶液が残留しており
    、前記多孔性部材の内部において前記2個の貫通孔から
    拡散した前記ウシアルブミン水溶液はその先端の界面に
    おいて相互に接触しており、かつ前記多孔性部材の前記
    水不透過性支持体から遠い側の表面において前記2個の
    貫通孔の縁辺部からの前記ウシアルブミン水溶液の溢流
    幅が2つの溢流が結合して液の混合が起らない範囲内で
    あることにより規定される性質である特許請求の範囲第
    1項記載のイオン活量測定器具。
  3. (3)  前記多孔性部材が ■ 合成ポリマー繊維からなるバルブと植物性天然繊維
    からなるバルブを混抄した紙、■ 合成ポリマー繊維か
    らなるバルブから抄造した紙、 ■ 合成ポリマー繊維と植物性天然縁!(Gとからなる
    混紡織物、 ■ 植物性天然繊維からなる平織物、 ■ セルロースエステルまたは丙申セルロースからなる
    平均孔径2μm以下のメンブランフィルタ−1 ■ ニトロセルロースを含む平均孔径10μm以下のメ
    ンブランフィルタ−1および @ 植物性天然繊維からなるパルプから抄造し圧縮した
    紙 からなる群から選択された一種である特許請求の範囲第
    1項記載のイオン活量測定器具。
  4. (4)  前記多孔性部材が前記固体電極の十に存在す
    るように配置され、前記多孔性部材が少なくとも前記固
    体電極の数に等しい液受は用の孔を有し、各孔は前記固
    体電極それぞれの上に少なくとも1個存在するように配
    置されている特許請求の範囲第1項ないし第3項いずれ
    か1項記載のイオン活量測定器具。
  5. (5)前記多孔性部材の前記固体電極側表面に無孔性層
    が設けられており、前記無孔性層は前記液受は用孔と整
    合した孔を翁する特許請求の範囲第4項記載のイオン活
    量測定器具。
  6. (6)前記無孔性層が前記多孔性部材の端面(エツジ)
    で終端するようにして設けられている特許請求の範囲第
    5項記載のイオン活量測定器具。
  7. (7)  前記無孔性層が少なくとも1層の接着剤層ま
    たは粘着剤層を含んでなる特許請求の範囲第5項または
    第6項記載のイオン活量測定器具。
  8. (8)  前記無孔性層が前記多孔性部材の前記固体電
    極側表面およびその近傍の多孔性を失わせることにより
    付与されており、かつ前記多孔性部材と一体をなしてい
    る特許請求の範囲第5項または第6項記載のイオン活量
    測定器具。
  9. (9)  前記無孔性層が加熱時に接着性または粘着性
    を有するポリマーフィルムが加熱接着されてなるもので
    ある特許請求の範囲第5項または第6項記載のイオン活
    量測′11!器具。
  10. (10)前記多孔性部材の前記表面が疎水化処理されて
    いる特許請求の範囲第1項記載のイオン活量測定器具。
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