JPS58135805A - アレルギー性鼻炎治療又は予防剤 - Google Patents

アレルギー性鼻炎治療又は予防剤

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JPS58135805A
JPS58135805A JP1762582A JP1762582A JPS58135805A JP S58135805 A JPS58135805 A JP S58135805A JP 1762582 A JP1762582 A JP 1762582A JP 1762582 A JP1762582 A JP 1762582A JP S58135805 A JPS58135805 A JP S58135805A
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lower alkyl
nasal mucosa
alkyl ether
coating
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Yoshiki Suzuki
嘉樹 鈴木
Hiroshi Igura
井倉 宏
Gentaro Yamashita
山下 源太郎
Tsuneji Nagai
永井 恒司
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本尭明は鼻腔粘膜に適用する九めの、11車状鼻膣輸膜
被覆保護剤Kllする。
][に詳しくは、薬物を含まない被覆保護剤であって、
鼻粘膜に付着し、鼻粘膜上で粘液から本分を臥雛して適
mfk粘着性と適当な流動性とを備ええ粘稠な筐体状態
を生成し、それによって鼻腔粘膜を被覆保護し、アレル
ギー性鼻炎勢〇−気の治療もしくは予防に有効増、噴霧
投与層O11章状鼻瞭帖膜被覆保護剤に関する。
従来、薬物を含tない製剤であって鼻腔内粘膜を被覆保
−するためam剤は知られていない。
他方、411111is−1106@II号会報KU、
持続性鼻腔用製剤として、ヒドロキシプロピルセル四−
ス、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル四−スー
ヒドロキシグロビルメチルセルロースナトのセルロース
エーテルJ:s  111又1−1を種以上の有効量の
薬物とを配合してなる持続性鼻腔用製剤が開示されてい
る。しかしながら該会報KFi薬物を含まない製剤であ
って、セルロースエーテルからなる製剤が、鼻腔内粘膜
V@覆保−剤として使用でき、アレルギー性鼻炎等01
11療もしくは予防に有効であるか否かに−しては何ん
ら開示されていない。
本発明者は、アレルギー性鼻炎等の治療もしくは予防の
ためには、薬物を用いないで単に1鼻腋内粘膜を被覆保
護するのみである程度の効果があること、そしてかかる
被覆保護剤として、@R)℃における2重量9IO水溶
液の粘度が約Sセンチポイズ以上を示すセルロース低級
アルキルエーテルが、鼻腔への投与により鼻粘膜上で水
分なa収して適当な粘着性と遣幽な流動性とを備え大粘
稠な液体状態を生成するために、極めて好適であるとよ
、更にその約会O重量−以上の粒子が有効粒子径約20
〜約imi@tり四ンの間にあるセルロース低級アルキ
ルエーテルからなる製剤が、鼻腔内へ投与し九時、肺ま
で到達したり鼻腔外へ散逸するものが少なく鼻腺内投与
に極めて好適であることを見出し本発―に到達したもの
である。
すなわち本発明は、IIJ37℃における8重量−v水
s*to&!i*が約Sセンチポイズ以上を示す七ルー
ース低級アルキルエーテルカb & I、その#會・重
l−以上O粒子が有効粒子徴約き・〜釣!sOイクーン
0IIKある験本状鼻腔粘膜被覆保−剤である。
本−一によれd、鼻腔への投与によ〉、鼻粘膜上に付着
し、鼻粘膜上で水分を吸収して適崗な粘着性と適当am
動性とを備え九帖−**体状箇を生威し、それによって
鼻粘膜を実質的な流体面として被覆し、そして鼻粘膜上
を鼻粘膜との接触爾をゆつ〈)と更新しつつ次第V−滝
一することKよって、鼻腔内粘膜を広範1!IKわたっ
て被覆保護し、抗原療等の外部刺歇を防ぎ、アレルギー
性鼻炎等oth*又は予防に有効な、薬物を會1&い、
噴−投与用の調剤がII供される・ 本発@において用いられるセルロース低級アルキルエー
テルは、セルロースOIt数備Oヒト■キシル基が少な
くとも部分的に同一もしくは異なる低級アルキルエーテ
ル基により置換され九%のである。低級アル中ルエーテ
ル基O低級アルキル基紘置換基によって置換されていて
もよい、かかる置換基としては例えばヒドロキシル基、
あるいはナトシウムカルポdPンレート基などのアルカ
リ金属カルボ中シレート基等を好tしいものとしてあぜ
為ことがで自る。
置換されていてもよい低級アル中ル基としては、例えば
メチル基、炭素III嘗〜st)ヒトミs命y 低級y
ルキル基、hるいは縦嵩数零〜sOカルボI?V低級ア
ルキル基onルゼキシル基の水素原子がアルカリ金属で
置換されたものに相当するそのカルボキシレート基等を
好ましい亀のとしてあげることができる。
かかる置換されていてもよい低級アルキル基として社、
例えばメチル、エチル、n−プロピル、1膳・−プロピ
ル又ハβ−ヒドロキシエチル。
β−ヒドロキシプロピル又はカルボキシメチル。
−一カルポキシエチルもしくはβ−カルボキシエテ慶の
アルカリ金属とのカルボキシレート等をあげ為ことかで
きる。
セルロース低級アルキルエーテルとしては、例えば、メ
チルセルー−ス、ヒドロキシエテルセルーース、ヒドロ
命ジプロピルセル四−ス。
kトーキシブ闘ビルメチルセルロース、カルボd?ジメ
チル把トーキVエチルセルa−ス、カルIQジメチルセ
ルロースナトリウム等をあげることがで〔i これらのうち、メチルセルロース、ヒドーキシプ胃ピル
セル四−スおよびヒドロキシプロビルメチル−ルーース
は、と1可匂−シよび刺激に対し敏感な鼻粘膜への投与
に対し、匂いおよび刺激を実質的に持たないので好ま1
.い。
更に1これらのうち、ヒドロ中ジプロピルセルロースは
、鼻粘゛膜上で適度の蟹着性と適度の流動性を与えるま
で鼻粘膜から水分を1収し易い性質を示すため411に
好オしい。
本発11において、これらのヒドロキシ低級アル中ルエ
ーテルは、1種又は3種以上混合して用いゐとともでき
る。
本発明者O研究によれば、粉体として鼻粘膜上に適用さ
れ、鼻粘膜上で水分を機状して鼻粘膜上を次纂Km動す
るm一体を形成する本発明の被覆保■剤の望ましい性質
は、セルロース低級アルキルエーテルの嵩重量−〇*W
Smを調製し、そして、その粘度を約3丁℃すなわち3
7℃±・lcK’&いて一定し良際、約襲センチポイズ
以上好管しくは約薯〜約s、ooo*yチボイズ0II
O帖度を示す該セルロース低級アルキルエーテルの性質
によって纜ぼ代表し得ることが明らかとされえ。
従って、上記値を橢足するセルロース低級アルキルエー
テルであれば、そのエーテル置換度は如何なるものであ
ってもよい。一般に、エーテル置換度が0.1〜6、特
KO04〜4.6のものが好ましく用いられる。
エーテル置換度とは、セルロースを構成する1ダ華コ一
ス単位当ヤに存在する、グ矛コースaSSエーテル基お
よび隣接グ夛コース単位とt)8に存在するエーテル基
を除いたその他の全てのエーテル性酸素原子の斡数の平
均をいう。
従って、エーテル置換度3のヒドロキシグロビルセルー
ースは、例えば下記式(、)及び/又は伽)で示される
繰返し単位からsitされ得る。
(、)         Cb> 本発明の粉末状鼻腔粘膜被覆1111%は、!上記上を
ロース低級アルキルエーテルから成り、しかもその約S
O重量−以上の種子が有効粒子径約26〜約3!i6ミ
クロンの間に8るととが必要とされる。
このような粘度分布を持つ本発明の粉末状鼻−腔粘膜被
覆保護剤は、肴剤として鼻孔を通して鼻腔内に投与され
たとき、鼻粘膜に付着する割合が大きく、411に下鼻
甲介、鼻中隔および下鼻道に良く付着する。
有効粒子径約20ミクロンより小さな粒子が約11>重
量−より多い量を占めるものでは肺まで到達したりある
いは噴霧した際鼻孔外へ散逸するものが多くなり、一方
有効粒子径約2’llt’Qンクロンを超える粒子が約
10重量−よシ多い量を占めるものでは、鼻粘膜上に付
着しても粘膜かb書分会験賦する前に粘膜から離れ易く
なるため、いずれも鼻腔への噴霧に用いるための粉末状
鼻腔粘膜被覆保護剤としては好オしくない。
本発明の保護剤としては、特にその約90重量−以上の
粒子が有効粒子径約20〜約150ミクロンの間にある
ものが好ましい。
本発明の粉末状鼻腔粘膜被覆保護剤は、前記セルロース
低級アルキルエーテル以外K、製剤の物性、外蛾あるい
け夷を改良する等のため、必要に応じ、公知の滑沢剤、
結合剤、稀釈剤。
着色剤、矯臭剤、保存料、界面活性剤等の1a又は2種
以上を含んでいてもよい。滑沢剤として社、例えば、タ
ルク、ステアリン酸およびその塩、ワックス*郷:結合
剤としては、例えばデンプン、デキストリン、トラガン
ト、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアル
コール尋;稀釈剤と[2てけ、デンプン、結晶セルー−
ス、テキストリン、 乳糖、 −r 7二) −ル。
ソルビトール、無水リン酸カルシウム等;端臭剤として
は、メントール、力1ンキツ香料等があぜられる。
これらは、過常金重量あた勤最大110重量−★で含有
せしめることができる。
本発明の粉末状鼻腔粘膜被覆保護剤は、前記セルロース
低級アルキルエーテルのxfliXFi2種以上をとり
、必要に応じ上記添加物を混合−分し製造されるか又は
これらの粉状物を圧縮してフレーク状となし、しかる後
粉砕、篩分けすることにより製せられる。
本発明の被覆4tiLllI′1IqFi、投与のため
の好ましい形態とし、て、カプセル例えげハードゼラチ
ンカプセルに充填することができる。
本発明の粉末状被覆保護鋼を鼻腔内に噴優投与する方法
としては、例えば、粉剤を充填し九カプセルを、針を備
え良専用のスプレー器具にセットして針を貫通させ、そ
れKよやカプセルの上下に微少な孔をあけ、次いで空気
をゴム球等で送りこんで粉剤を噴出させる方法などがあ
る。
本発明の一究によれば、本発明の粉剤り水分含有率を約
も重量−以下に維持するととによって粉剤を形成する粒
子が凝集することなく、質って上記の如き噴霧方法によ
り噴霧するとき、極めて良好な分散状−において鼻腔内
に投与されることが明らかとされえ。それ故、本発明の
着剤は好會しくは、約9重量−以下の水分含有率を有す
るものである。
特に、本発明の物末状鼻腔粘膜被覆保−剤は、鼻疾患例
えばアレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎等の治療又は予
防に好ましく適用することがで魯る。
以下、実施例により本発明を詳述するが、実施例を本実
@を説−するために記載するものであ伽、本発明の範囲
を限定するために記載するものではない。
なお、本11JII書をとおし1、有効粒子!および粘
度とは以下の如く定義され且つ測定される%Oである。
有効粒子価 有効粒子11け、ふるいの目−11によって決定した0
例えば、有効粒子径(d)が37くd≦44叱クー/の
巾を持つ粒子とは、−開き44Rクロンのふるいを通過
し且つl■s1ミクロンのふるいを通過しないものをい
う。
有効粒子価が37ミクロンよ秒大きい粒子の有効粒子価
は振動式ふるいを用いて測定μそして有効粒子径が17
ミクロン以下の粒子の有効粒子径は、前液式ふるい(I
II井場化学器械株式会社製のζクロ蓋ハンドシフター
IWM−x慶)を用いて測定した。
なお、使用したふるいの目−I−社以下のとお艶である
soo、 420.8150.2117.2JiO,1
1@。
177.14%1,1雪5.105.  am、  7
4゜61・3.、 53. 4.4. 37.  !1
5. I0(I4゜粘  度 セルロース低級アルキルエーテルの禽will水II液
は、所定量を冷水〜温水(例えば、約り℃〜約30℃)
K加え撹拌する仁とによって調製するか又は糸の温度を
上下させる履履を与える方法例えば約go℃の熱水中で
撹拌してセルロース低級アルキルエーテルを分散せしめ
、次いで例えば約1cK冷却して完全に均一1s濠とす
る方法によって調製することかで1為。
セルロース低級アルキルエーテルには、その種類によっ
て上記いずれかの方法が適宜選択される。
調製されたtw@%の水溶液の粘度は、東京計器■製の
B−型粘度計BLWを用いて31℃±0.2℃において
、常法によ抄試料S*の粘度に応じ、ローターおよびロ
ーター闘転黴を適宜選択し測定した。
一般に社、水溶液の粘度によって、下Ieの測定上限値
表に基づいてローターおよびa −ター1転数を採用す
るのが推奨される。
実施例1゜ 本実施例は、七ルは一ス低級アルキルエーテルを鼻腔内
に噴・投与しえときの官能的な性質を明らかkする良め
、その匂い、鼻粘膜に対する刺激性、鼻粘膜に1pIす
る粘着性および鼻粘膜上で水分を114ijL九状態で
の鼻腔的異物感を試験しえものである。
その會・重量嘩以上の粒子が3T〜!49tクロンO有
効粒子径を有するセルロース低級アルキシエーテル類の
着京4・岬をと抄、φ露のゼラチンハードカブ竜ルに充
填し、このカプセルを、カプセルに孔を一叶る丸めの針
と空気を送るためのゴム球のついえ専用のスプレー用具
にセットする。セットされたカプセルKTII径0.8
−の針を貫通させて、カプセルの両端に孔を開け、次い
でゴム球を押して空気を送り、スプレー用具のノズル先
端からセルロース低級アルキルエーテルの粉末を噴出せ
しめる。このノズル先端t−10名の通年性アレルギー
性鼻炎の志願患看の鼻腔に差し込み、左右4回ずつ交互
に噴射して40′Mf(全量)のセルロース低級アルキ
ルエーテルを鼻腔内に噴Il投与し、その匂い、刺激性
、粘膜への粘着性および水分を吸収し膨潤した後の鼻腔
的異物感について官能検査を行つえ。
その結果を表IK示した。匂いおよび刺激性に関して以
下のとおり評価した二匂いおよび刺激性がはとんどない
ため該セルロース低級アルキルエーテルを鼻腔内噴錫用
製剤として継続使用[、てもよいとした者が9〜10名
であった場合を0印、匂いおよび刺激性がややあるが継
続使用してもよいとした者が6〜8名であった鳩舎をΔ
印、匂いt九は刺激性があるが一続使用してもよい、と
した者がs4以下であるか!えは一続使用したくないと
した者−IJ134以上ありえ場合をx印であられした
又、鼻粘膜への粘着性に関しては以下のとおり評価した
:鼻腔内にセルロース低級アルキルエーテルを噴霧後1
0分間に鼻腔から白い粉末として該セルロースエーテル
かはとんど脱落して来ない者が8名以上の場合なO印、
ごく少量の該セルロース声−テルの粉末が脱落して来る
者が84以上O場合をΔ印、か′なりや量(約4キ以上
)の皺セルローストーチルが脱落してくる省が3名以上
であゐ場合をx印であられしえ。
噴霧した該讐ルロース低級アルキルエーテルが鼻腔内で
水分を吸収し膨潤した後の鼻腔的異物感に関しては以下
のとおり評価し九:はとんど異物感を感じない責が9〜
10名である場合を○印、はとんど異物感を感じない者
が一〜畠名でや\感じる者が1〜41である場合をΔ印
、5名以上の看が不快な異物感を感じる場合を×印であ
られした。
崗、カルボキシメチルセルロースカルシウム。
七ルロースア竜テートフタレートシよびポリアクリル酸
を用いた場合を比較として行い、結果を表IK合せ示し
た。
実施例1 本実施例は、本発明の験車状被覆保−剤O11子後分布
の適切な範囲を明らかにするえめ、有効粒子径分布の異
’&為セルロース低級アル中ルエーテルを調製し、鼻腔
内に噴霧し、その時0富能的所感を試験したものである
s7±O03℃にシける2重量−の水**o粘II!が
III・センチポイズを示すヒトー中タグロビルセル四
−スま友は3丁±e、意℃におけ為3重量’som−液
の粘度がSs・センチポイズを示すメチルセルロースを
筒井鳳化学器械社員のマイタa形ハンドシック−IWM
−1fiを用い分級し、骸分級粉末を適宜混食してII
Iに記載した有効粒子径分布を有する粉末を得え。
これらの各粉体の49qをす2のゼラチン/1−ドカプ
七ルにそれヤれ充填しえ。
これらのゼラチンハードカプセル内の験体を実施例1K
Ii!截しえスプレー用具を用いて被検者sho左右鼻
腔内に噴−投与して、粉剤の飛散性に基ずく鼻腔内異和
感について官能検査を打つ九、その結果20ンクロン以
下の粒子がりO慢あるいけ13−含有している粉剤では
噴−と同時に咽屓および喉頭口付近に粉剤が到遺し、従
って、反射的にむせることがあるため不快であるとした
者が4名おり、更に噴霧した際鼻腔外へ散逸する微細な
粉剤が多くなり不快であるとした者が5名おり、鼻腔粘
膜被覆保護剤としては好ましくないことが明らかとなっ
た。
更に25・0ミクロンを超える粒子が10重量−以上を
占める粉剤にあっては、鼻腔内に噴霧し九とき粉剤が鼻
毛に付着し易いか又は鼻粘膜上に付着しても離れ易いた
め投与後直ちに鼻孔外KJii落してくる粉剤が多くな
り不快であるとしえ者が5名おり、鼻腔粘膜被覆保護剤
としては好ましくないことが明らかになった。こ九らの
結果から20〜2soミクロンの有効粒子径を有°する
粒子が90!量チ以上を占める粉末が好筐しく420〜
149ミクロンの有効粒子径を有する粒子が90重量%
以上を占める粉末が特に好ましく用いられることがわか
った。
更に1上記表2に記載の各粉体100キを同様にφ2の
ゼラチンノ・−ドカプセルに充填し、次の試験を行った
□ これらのカプセルを実施例IK記載したスプレー用具に
セットし、仁のスプレー用具の先端ノズルを縦100〜
.横60国、高さS嗜−の輪の横の面の中央にセットし
て、ゴム球を幽鬼るだけ強く瞬時に押して空気を送り、
箱内Kll剤を噴霧した。この操作を1・−繰妙遮し行
つえ後、先端ノズルから巾13国畏さ76emの区域内
の箱底に沈降落下しえ粉剤の重量を測定し、これらの粉
体の飛散性を求めえ。結果を表!に補集率−として合せ
て示しえ、捕集率−とは、噴−しえtx対する上記区絨
内に落下した量の割合を示している。
上記官能試験により好ましい有効粒子径分布を有すると
判断されたものは、捕集本釣go〜・4重量−を有して
いることがわかる。
表  2 夷論例亀 本夷論例は、セルロース低級アルキルエーテルからなる
本実−の粉末状鼻畔粘膜被磯保護剤を鼻腔内に噴霧した
ときの経□時的状態変化を明らかにするため、内視鏡に
より粉剤の粘膜への粘着、膨潤 m−化シよび被覆状態
の観察な行つえものである。
17fO,ICK&ける3重量−O*W、*がtiso
センチボイズの粘度を示し、そO書・重量嚢以上の粒子
赤37〜xasiクロンの粒子i t 鳴’ するヒド
ロキシプロピルセルロースの56pを小型のコーティン
グパンに入れ、コーティングパンを回転させることによ
り、該粉末011!面を常に憂新させつつ、6−のエタ
ノールにブリリアントブルー0.5fl溶鵡せしめたニ
ーノール溶液を少量ずつスプレーしエタノールを揮発さ
せなからとの操作を繰り返し、該ヒドロキシプロピル竜
ルは−ス粒子にブリリアントブルー色素を含有せしめた
粉末状組成物を得た。
このものの1019をハード(ラチンカプセルに充填し
、実施例IK&!截したスプレー用臭にセットし、皺検
者の下鼻甲介の下sK噴霧投与し、投与後時間を追って
、噴霧された粉剤の状11変化を内視鏡により観察し、
写真撮影を行った。
第1図、@2図、第3図、114図は、写真撮影をもと
Kして、粉剤を鼻腔内へ投与した時の粉剤の状態を図直
にしたものである。第1図は、噴霧された粉剤が下鼻甲
介部(3)の下部に粘着し。
た噴霧直後の状態(イ)を示している。第2図は、投与
伊1時間目の同部の状態であ転、ヒドロキシプロピルセ
ルロース(ロ)が鼻粘膜から水分を吸収−し鼻粘膜−ト
でフィルム状に変化17ているが、未だ流動化していな
い状態にJ・ることを示している。#I3図は投与後2
.5時間目の同部の状態であ勢、色素を含有するヒドロ
キシプロピルセルロース層(うけ流動化し下鼻甲介粘膜
上を被覆しつつ次第KFlsKllれていくことを示し
ている。第4 IIFi、投与稜4時間目の状態であり
、すでに下鼻甲介下部先端には色素を含むヒドロキシプ
ロピルセルロースはない。下鼻甲介の下11iK沿って
更に深部Kllねていったためでああ。
これらのことから本発明の粉剤組成−を鼻腔内に噴霧す
るととKよ妙、該粉末は鼻粘膜上に付着し、鼻粘膜上で
粘液から水分を吸収して適当な粘着性と適当な流動性と
を昔ね備え九粘−な諌体状簡を生威し、そtlKよって
鼻粘膜を実質的な流体面として禎覆し、そして鼻粘膜上
を鼻粘膜との接触面をゆっくりと稟新しつつ鼻腔深部に
至ることが明らかとな−1これらのことから本発明のセ
ル口・−ス低級アルキルエーテルからなる被覆保護剤が
鼻腔的粘膜を広範囲に亘って被覆保護することが推測さ
れる。
更に、色素を含有するヒドロキシプロピルセルロースを
4019まえは・・岬充填したカプセルを用いて、上記
と壷〈同様の試験を行った結果、より広範囲に粘着し、
内視鏡でみえゐ領域を通過する時間が2〜3時間延長す
ることの他は纜は同様の挙動が観察された。
実施例4゜ 本*ma#i単位投与形箇にあJl(ラチンカプセルか
らの粉剤の噴出性にシける水分O影響を試験した一〇″
t″thゐ。
s7±O1寓℃にお叶る露重量−水**の粘度が1i暴
Oセンチポイズを示し、・0重量−以上の粒子がs1〜
1411々クーンの有効敏子−を有するヒドロキシプロ
ピルセルロースの100ダを0.6 岬のステアリン酸
マグネシウムと共にハードゼラチンカプセルに充填して
準位投与形IIK#]る粉体となし、M」対湿度55チ
、65先70%、75−の雰囲気K1日放置し水分を平
衡に至らしめ、次いで実施例IKieljしたスプレー
用具(釦の直径0.8s*)を用い噴霧試験を行い、カ
プセル中K #J ”:)た粉体重量に対する噴出され
え粉体01量割合すなわち噴出率(イ)を求め良、結果
を表3に示しな。
表 3 贅カプセル内の残存物をカプセルから棺り出し、軽く指
で押圧すると粉体となった。この粉体をカプセルに戻す
と全て噴霧可能であった。
実施例& 37±0.2℃における11−の水溶液の粘度が1 t
 60センチポイズを示すヒドロキシプロピルセルロー
ス゛を分゛級し、20pu下の有効粒子径を有する粒子
が7−以下でかつ20〜250μの粒子が939gを占
める粉末を得えこれを÷2のハードカブ(ルKm ow
L?充填し、実施例1に記載したスプレー用具を用いて
通年性鼻アレルギー患者16人に投与した。噴霧に陣し
ては、吸気OとI wc %−側鼻孔より1回噴霧し、
他側の鼻孔は閉鎮させた。次いで他の鼻孔についても同
様の操作を行わせ、1カブ七ルで左右4回づつ計8回の
噴霧を行わせえ。
1日露カプセル連続1週間の投与を行い、くしやみ、鼻
汁、鼻閉感の改善度をIIIyし、著明改善、改善、や
や改善、不費、悪化に分けて判定したところ、著明改曹
と改蕾が合せて40%。
やや改善以上が60チとなり、副作用もなく、本則が鼻
腔粘膜被覆保護剤として有効であLことが臨床的に示さ
れた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の保護剤を鼻腔内の下鼻甲介部へ投与
した直後のms閑の状態を示している。第2図は投与後
1時間の保護剤の状態を示している。第3図は投与後2
.5時間の保護剤の状瑠を示17ている。第4図は投与
後4時間の保護剤の状態を示している。 第1図におけるlは4腔、2は中鼻甲介、3は下鼻甲介
を示してお秒、第1図、第2図、第3図における49口
、)・、は、それぞれ保護剤の状態を示している。 3 )$+図 −37

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 L  917℃における型重量−の*wi*v粘度がI
    IhI−kPチボイズ以上を示すセルロース低級アルキ
    ルエーテルからなり、その#@o重量−以上の粒子が有
    効粒子径約2G〜約ZSO々りaンの間にある粉末状鼻
    腔粘膜被覆保−剤。 l セルロース低級アルキルエーテルt’、fiチル基
    、炭素数1〜1のヒドロキク低級アルキル基および炭素
    数S〜3のカルボキン低線アル中ル基のアルカリ金属と
    のカルボ中クレート基の少なくと%1種を低級アルキル
    基として有する畳許晴求O範囮JIS項記載OII末状
    鼻膝帖属被覆保−剤。 龜 セルロース低級アルキルエーテルが、メチルセルロ
    ース、にドロキシエチル七ルwPス。 ヒドロキシプロピル上A10−ス、ヒドロキシグロビル
    メチルセルロース、カルボキシメチルヒドロキ、ジエチ
    ルセルロース又はカルダキシメテルセルロ、−スナトリ
    ウムである特許請求の範′8第2項記載の粉末状鼻腔粘
    膜被覆保護剤。 表 セルロース低級アルキルエーテル−1119に七k
    CI−ス、ヒドロキシグロビルセルロース又ハヒドoキ
    シプロピルメチルセルロースである特許請求の範11項
    記載の粉末状鼻腔粘膜被覆保−剤。 龜 セルロース低級アルキルエーテルがしドロ中ジプロ
    ピル七ルQ−スである特許請求の範囲ts2項記載の粉
    末状鼻腔粘膜被覆保−剤。 亀 セルロース低級アルキルエーテルの約37℃におけ
    る8重量−の水iI濠の粘度が約暴〜約s、o o o
    センチポイズO間にある41許請求の範II第1項〜第
    S項のいずれか1項記載の粉末状鼻腔粘膜被覆保−剤。 !、 約・0重量−以上の粒子が有効粒子掻約SO〜約
    160?クロンの間にある特許請求0@Ig第1項〜第
    6項のいずれか1項記載の粉末状鼻腔粘膜被覆保護剤。 龜 ★グ七ルに充填されている特許請求の範囲第1項〜
    第γ項のいずれか1項配軟O粉末状鼻腔帖膜被覆保−剣
    。 東 カプセルがハードゼラチルカプセルである畳許−求
    の範囲第8項記戦の粉末状鼻腔粘膜被**wtm。
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