JPS58134049A - グリセリルエ−テルの製造法 - Google Patents

グリセリルエ−テルの製造法

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JPS58134049A
JPS58134049A JP57016061A JP1606182A JPS58134049A JP S58134049 A JPS58134049 A JP S58134049A JP 57016061 A JP57016061 A JP 57016061A JP 1606182 A JP1606182 A JP 1606182A JP S58134049 A JPS58134049 A JP S58134049A
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glycidyl ether
acid
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浦田 興一
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、グリセリルエーテルの夷造法、さらに詳細に
は次式(2): (式中Rは炭素数1〜4tlの飽和又は不飽和の、直鎖
又は分岐鎖のアルキル基;飽和又は不飽和のシクロアル
キル基、又はアラルキル基である)で表わされるα−モ
ノグリセリルエーテルのIn法、及びその合成中間体で
ある次式(I):(式中Rは前記に同じ、R′は炭化水
素基である)で表わされるα−グリセロールジエステル
の製造法に関する。
α−モノグリセリルエーテルとしては、従来より、魚類
の脂質中に存在するパルミチルグリセリル蚕−テル(キ
ミルアルコールと称する入ステアリルグリセリルエーテ
ル(パチルアルコールト称する)及びオレイルグリセリ
ルエーテル(セラキルアルコールと称する)等のα−モ
ノアルキルグリセリルエーテルが知られており、これら
は乳化剤、特にW2O型の乳化剤として優れた性能を有
すること(特開昭49−87612.49−92239
.52−12109等)、並びに骨髄における血球生成
促進効果、抗炎症作用、抗腫瘍活性等の条理作用を有す
ることが知られている(特公昭49−10724、]]
用52−18171゜更にまた、近年、防菌拳防カビ剤
としての利用も報告されている(特公昭54−2249
 )。
こtしらのα・−モノグリセリルエーテルを対応するア
ルコ】−ルよりi造する方法としては、従来、次のよう
な方法が知られている。
fl)  アルコールをハライドとなし、これに水酸基
を保護したグリセロールアルカリ金属アルコラードを反
応させて4−アルコキシメチル−1,6−シオキンラン
に導き、次いでこれを加水分解する方法で、次の反応式
で表わされる。(比較例1参照) 0)1 0H (式中R′は炭化水素基等、又はハロゲン、Mはアルカ
リ金属) (21アルコールとエピハロヒドリンよりグリシジルエ
ーテルを導き、これを加水分解する方法であり、次の反
応式で表わされる。(比較例2#照)(式中81′は前
記に同じ、又はハロゲン)+31  王制の公知方法(
2)で得られるグリシジルエーテルにカルボン酸を付加
させて、α−グリセロールのモノエステル化合物に導き
、これを加水分解する方法で、次の反応式で表わされる
。(比較例6参照) 1 OH0H (4)  さらに、本発明者らが先に報告した方法とし
て、グリシジルエーテルにカルボニル化合物を付加させ
て1,6−ジオキソラン化合物に導き、これを加水分解
してグリセリルエーテルを得る方法があり、これは次の
反応式で表わされる(特開昭56−133281 )。
f<”QC!H2Cull−OH2 1 OHOH (式中R“、 R1,R,は炭化水素基である)1、L
、7Th 75E I、e□′1・’tL b Ofk
 ’KJJ e K td a K T t ヨう1幾
つかの欠点があり、未だ十分な方法とは言えない。
すなわち、(1)の方法においては、4−アルコキシメ
チル−1,3−ジオキソランからグリセリルエーテルへ
の加水分解はほぼ定量的に進行するがこのジオキソラン
を工業的に製造するには次のような難点がある。(イ)
アルコールからアルキルハライドを先っ製造しなければ
ならないが、不飽和結合を有するアルキルハライドは工
業的に製造し―い。(ロ)水営基を保護し九グリセロー
ル化合物(4−ヒドロキシメチル−1,6−ジオキソラ
ン)は、グリセリンとカルボニル化合物から酸触媒の存
在下で合成できるが、反応時間が長く、さらに脱水反応
であるため大量の脱水剤を必要とする。(ハ)アルキル
ハライドと4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラ
ンのアルカリ金属アルコラードとの縮合反応では、反応
系に強塩基が存在する丸めアルキルハライドの一部が脱
ハロゲン化水素反応により末端オレフィンを生成し、目
的とする4−アルコキシメチル−1,3−ジオキソラン
の収aを低下きせる。
(2)の方法においては、最近アルコールからハロヒド
リンエーテルを単離することなくアルキルグリシジルエ
ーテルを^収率で製造する方法が開発されてきており(
例えば、特開昭54−141708、同54−1417
09、同54−141710、同56−63974、岡
56−108781、同56−115782)、グリシ
ゾルエーテルを加水分解してグリセリルエーテルとする
には、酸触媒を用いて水と反応させるのが最も効果的で
あることが知られている。しかし、本発明者らの検討結
果によると、後述の比較例2に示すように、この方法で
は反応系が水と油の不均一系であるため均一反応が困難
となり、目的とするグリセリルエーテル以外にグリシジ
ルエーテル同志が付加した重合物が多量に副生ずる。そ
のためグリセリルエーテルの収率が低下すると共に品質
が劣悪になることがわかった。したがって純度の高いグ
リセリ。
ルエーテルを得るためには分子蒸留等の操作が必要とな
り、これは工業的規模での実施の障害となる0 (3)の方法においては、グリシジルエーテルへ酸が付
加することにより生成するα−アルキルグリセロールの
モノエステル化合物は、活性水素を有する遊WIFOH
基が存在するため、この遊@ OH基にさらに1モル以
上のグリシジルエーテルが付加して高分子飯の化合物を
副生ずる欠点がある。本発明者らの@討結果によると、
後述の比較例6に示すように、この方法で得たグリセリ
ルエーテルは純度が停めて悪く、高純度のグリセリルエ
ーテルを高収率で得る方法としては、この方法は不適当
である。−また、α−フルキルグリセロールのモノエス
テル化合物の収率は、目的物たるグリセリルエーテルの
純度が極めて悪いことから、副反応併発擲により低下し
ていることがわかる。
(4)の71法においては、グリシジルエーテルから1
.6−ジオキソラン化合物は比較的高収率で得られ、次
いで1,6−シーキソラン化合物の加水分解もほぼ定量
的に進行して、グリセリルエーテ・冒 ルを高収率で得ることが□で漬る。しかしながら、1.
3−ジオキソラン化合物からグリセリルエルチルへの加
水分解反応は、一般に、酸触媒の存在下水と、メタノー
ル又はエタノールのような低Mアルコールから成る#媒
中で加熱還流する方法が採用されている。このためアル
キル基に不飽和基等が存在する場合は、不飽和結合の異
性化等が起こる危険性がある。さらには、ゾオキンツ/
の加水分解で生成するケトンやアルデヒドが、反応系中
に存在する酸触媒によりアルドール縮合を起こし、着色
やにおいの原因となる危険性がある。
以上のように、グリセリルエーテルを高純度、高収率か
つ簡便に得るためには、上記の公知方法は未だ十分な方
法ではない。
本発明者らは、従来法のもつ種々の欠点を克服し、α−
モノグリセリルエーテルを高収率、高純度かつ簡便に製
造する方法についてさらに検討を進めた結果、グリシジ
ルエーテルはアルコールから容易に製造し得ること、及
びエステル結合はケン化に代表される如く加水分解され
易いという21−・ 点に着目し、両者を組み合わせることにより、原料アル
コールから最終生成物たるα−モノグリセリルエーテル
を一貫生産し得ることに、しい当たつた。
上記の目的は、意外にもグリシジルエーテルと酸無水物
とをルイス酸のような酸触媒るるいは6蔽アミンのよう
な塩lk、触媒の灯在−トに反応さぜれば、酸メ■水物
がグリシジルエーテルのエポキシ結合に1,2−付加し
て、α−グリセロールジエステル化合物が高収率で得ら
れるということによシ達成されることを見出し、本発明
を光成した。
不発11i目を以Fの反応式によって表わされる。
(反応1) 1 (r)        (IVン     0 (1) (反応■) 111 ° 0         (2) (1) (式中R、R’は前記に同じ) 反応Iで生成するα−ダリセロールジエステル化合物(
II)は、α−モノグリセリルエーテル(2)の製造用
中間体として有用であり、このジエステル化合物([)
の加水分解(反応I)によすα−モノグリセリルエーテ
ル(2)が得られる。
本発明で使用されるグリシジルエーテルは上記式(1)
で表わされるものであり、次の三群に分けられる。
(1)  炭素数1〜40好ましくは1〜24の、飽和
又は不飽和の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有するモノ
−アルキルグリシジルエーテルであり、具体例としては
、n−ブチルグリシジルエーテル、n−オクチルグリシ
ジルエーテル、n−デシルグリシジルエーテル、n−ド
デシルグリシジルエーテル、n−テトラデシルグリシジ
ルエーテル、n−ヘキサデシルグリシジルエーテル゛′
、n−オクタデシルグリシジルエーテル、n−オクタデ
シルグリシジルエーテル(オレイルグリシジルエーテル
)、トコシルグリシジルエーテル等の直鎖状1級アルキ
ルグリシジルエーテル類:2−エチルへキシルグリシジ
ルエーテル、2−へ中シルデシルグリシゾルエーテル、
2−オクチル−デシルグリシゾルエーテル、2−へブチ
ルウンデシルグリシジルエーテル、2−(1,3,3−
)リメチルプチル)オクチルグリシジルエーテル、2−
デシルテトラチシルグリシジルエーテル、2−ドデシル
へキサぞシルグリシジルエーテル、2−テトラデシルオ
クタデシルグリシジルエーテル、5.7.7−ドリメチ
ルー2−(1,6,3−)リメチルプチル)オクチルグ
リシジルエーテル、及び次の式%式% (m + n = 14、ただしm = n = 7を
頂点とする分布を持つ) で示されるメチル分岐インステアリルグリシジルエーブ
ル等の分岐鎖1級アルキルグリシジルエーテル類二8・
a−fシルグリシジルエーテル、5ec−オクチルグリ
シジルエーテル、5ea−デシルグリシソルエーテル、
5eC−ドデシルグリシジルエーテル等の2級アルキル
グリシジルエーテル類:を−ブチルグリシジルエーテル
、t−オクチルグリシジルエーテル、t−へキシルグリ
シジルエーテル、t−ドデシルグリシジルエーテル等の
3級アルキルグリシジルエーテル類がある。
(2)炭素数6〜40、好ましくは炭素数5〜20のシ
クロアルキル基を有するもので、一般に脂環式グリシジ
ルエ」チルと呼ばれるものである。具体例としては、シ
、クロペンチルグリ7ゾルエーテヤ、ッハヘキレ1゛¥
グリッジゆエーヶい1.ハオクチルグリシジル□エーテ
ル、シクロドデシルグリシジルエーテル等及びこれらに
炭素数1〜6の低級アルキル基が置換したもの等が挙げ
られる。
(3)  アラルキル基、好ましくは炭素数7〜20の
アラルキル基を有する化ノーアラルキルグリシジノしエ
ーテルで、その具体例としては、ベンゾルグ1ノシソル
エーテル、フェニルエチルクリシゾルエーテル、フェニ
ルゾロビルクリシジルエーテル等及びこlしらのベンゼ
ン環に炭素数1〜6の低級アルキル基が置換し九もの等
が挙げられる。
本発りJ方法の最終生成物であるα−モノグリセリルエ
ーテルを乳化剤として使用する場合には、出発グリシジ
ルエーテル(1)は、Rとして炭素数8〜20の飽和又
は不飽和の、直鎖又は分岐鎖の1級アルキル基を有する
ものが適尚である。
本発明で使用される酸無水物には一般的な酸無水物が営
せれる。しかしながら、工業的な実施を考えた場打、入
手の容易さ、後処理の容易さ等から、低級酸の酸無水物
が好ましい。具体的には、無水酢酸、無水プロピオン酸
、無水酪酸、無水イソ酪酸、無水吉草酸、無水イソ吉草
酸等が挙げられ、その甲で特に無水酢酸が好ましい。
他方、女価に入手でき、ま九重要な工業原料でもある酸
無水物として二塩基酸の酸無水物がある。
例えば、無水フタル酸、無水コハク酸、無水マレイン酸
等の酸無水物である。しかしこれらの二塩基酸の酸無水
物がグリシジルエーテルに分子内1゜2−付加した場合
、生成する付加体は8員環という歪の高い構造を形成す
るため不安定となる。従って、分子内で1,2−付加し
て8員環構造を形成するよりも、分子間で付加反応を起
こし、いわゆるポリエステル構造を与える方向に反応が
進行する可能性がある。このことがら二塩基酸あ酸無水
物は、本発明の方法には適用し難いと言える。
α−グリセロールジエステルCI)を製造するために使
用される酸触媒としては、ルイス酸が好適である。この
ルイス酸としては例えば、三フッ化ホウ素エーテル錯体
、三7ツ化ホウ素酢酸錯体、三フッ化ホウ素フェノール
錯体、塩化アルミニウム。
臭化アルミニウム、塩化亜鉛、四塩化スズ、塩化アンチ
モン、四塩化チタン、四塩化ケイ素、塩化第二鉄、臭化
第二鉄、塩化第二コバルト、臭化第二コバルト等が挙げ
られる。また、塩基触媒としては、6級アミンが好適で
ある。この三級アミンとしては、rY’jえは、トリエ
チルアミン、トリノロビルアミン、トリブチルアミン、
トリオクチルアミン、テトラメチルエチレンジアミン、
テトラメチル−1,3−ジアミノプロパン、テトラメチ
ル−1,6−ジアミツヘキサン、ビリシン、キノリン、
ジメチルアニリン婢が挙げられる0グリツプルエーテル
(1)からα−グリセロールジエステル(It) k 
N造するには、一般的に、グリシジルエーテル(1)と
、グリシジルエーテル1モル当たり1〜60モルの酸無
水物と金、グリシジルエーテル1モル当iす0.001
〜0.2モルのルイス酸触媒あるいは6級アミン触媒の
存在下、ルイス酸触媒では0〜70℃で、3級アミン触
媒では100〜150 ’cで反応させれば良い。酸無
水物の使用量は、理論的にはグリシジルエーテルと等モ
ルで1・i も艮いが、実際上は等モル・よ:5り多量用いた方が収
率も良く反[[1、もスムーズに進行するので、グリシ
ジルエーテル1モル当たり2〜20モル、特に好ま1.
<は8〜16モルの酸無水物を用いることが効果的であ
る。
このルイス酸触媒を用いた場合の反応は発熱及以下、好
ましくは20〜40°Cに調節するのが効果的である。
反応温度が高すぎると、ルイス酸触媒による副反応、例
えばグリシゾルエーテルのエポキシ結合若しくはエーテ
ル結合の開裂、あるいは不飽和結合を有するグリシジル
エーテルでは、不飽和結合の異性化、Wagner−M
eerwein型転移反応等が併起する恐れがあるため
、反応温度は敵密にコントロールするのが良い。
他方、6級アミンを触媒とする場合は、ルイス酸触媒使
用時に認められる発熱は全く起こらず、むしろ加熱によ
り反応温度を嵩く保つ必要がある。
□ すなわち、5@1.アミンと酸無水物の混合物を100
・〜150℃、姓:′□亨しくは100〜120’Cに
保ち、これにグリシジルエーテルを少しずつ滴下する方
法が好ましい。このような方法を採用しても発熱は全く
誌められないので、グリシジルエーテルの滴下中は反応
混合物の温度を加熱等により保つ必要があるっ 反応溶媒は無くとも反応は進行するので過剰量の酸無水
物を使用して溶媒兼用とするのが最も適当であイ、。し
かし、上記の副反応を抑制したり、反応添寝をコントロ
ールするために、溶媒は必要に応じて使用することもで
きる。反応溶媒としては、本反応に悪影響を及ぼさない
ものはいずれも使用できるが、炭化水素系溶媒が適当で
ある。この炭化水素系溶媒には、ペンタン、ヘキサン、
ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、シクロペン
タン、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素類、及びこれ
らの混合物が含まれる。
上記の条件で反応を行なえば、α−グリセロールジエス
テル(It)は、通常約80%以上の高収率で得られ、
所望によりここで蒸留叫の手段を用いて精製することが
できる。
α−アルキルグリセロールジエステル(I)の加水分解
tx :rl、は、公知の如何なる方法によっても行な
うことができるが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム
、炭酸カルシウム等のアルカリ性物質の水溶液中で加熱
するのが良い。アルカリ性物質の使用量は特に限定され
ないが、α−アルキルグリセロールジエステル1モル当
たり少なくとも2モル以上は必要であシ、特に好ましく
は2〜5モルの使用量が効果的である。反応溶媒は無く
とも加水分解は進行するが、水溶性の溶媒として、例え
はメタノール、エタノール、インプロパツール等の低級
アルコール;THF、ジオキサン等のエーテル類を用い
て、50〜100℃で加熱還流するのがより効果的であ
る。
このような条件でα−グリセロールジエステルの加水分
解を行なえば、定量的に最終目的物念るα−モノグリセ
リルエーテル(2)が得られる。生成。
するα−モノグリセリルエーテル(I!lDは、式(2
)中のRが炭素数の大きい高級アルキル基である場合に
は、反応混合物を静置することにより水層から容易に分
離するのでこれを集め、さらに水中に溶解しているもの
を水不溶性有機溶媒で抽出する婢の方法で回収すること
ができる。
本発明方法によれは、アルコール類より容易に入−t=
できるグリシジルエーテルから高収率でα−グリセロー
ルジエステル化合物を得ることがでキ4、し、かもこの
ジエステル化合物から定置的にα−モノアルキルグリセ
リルエーテルに導くことができる。七の結果、原料アル
コールから最終目は物、であろα−モノアルキルグリセ
リルニー&□デ・鈑’がm便にしかも収率良く製造する
ことが可能とな−′51′たイまた 本発明方法の合成
中間体であるα−アルキルグリセロールジエステル゛は
、グリセリルエーテルを高収率、高純度かつ簡便に製造
する上で重要であるばかりでなく、それ自体2個のエス
テル基1[するため、置換基Rが高級炭化水素基の場□ 合は界面活性剤として有用大、1あり、**基Rが低’
、’、’、’、”、1j11゜ 級炭化水累基の場合は香料等への応用も可能でめる○ 以下に!5施例をもってさらに絆細に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではないO 実施例1 α−モノメチル分岐インステアリルグリセリルエーテル
の製造(ルイス酸触媒): (1)還流冷却器、温度針、滴下ろうと、攪拌装置を備
えた1を丸底フラスコに、無水酢酸511g(5,0モ
ル)′、三クツ化ホウ素エーテル錯体4.3N (0,
03モル)を順に仕込み、攪拌混合した0次いで、滴)
ろうとより、参考例1で得たメチル分岐イ゛ソスタケリ
ルグリシジルエーテル164g(0,5モル)を少しず
つ滴下した。グリシジルエ、−チルのM丁により、反応
混合物は発熱するので、冷却して20〜30℃に保ちな
がら、約6時間を要してグリシジルエーテルを滴下した
。更に約60分間その′!ま攪拌を続け、反応混合物の
ガスクロルトゲラフより〉リシジーーーテーが完全に消
芙1::1゜ した事を確認した′)後、減圧下で無水酢酸を留去した
。次いで残渣を重炭酸ナトリウムの希薄水溶液中に注ぎ
入れ、酸分を中和した。中和後エーテルを加えて攪拌し
た後、分液によりエーテル層を採取した。無水芒硝を加
えて脱水した後、溶媒を留去し、次いで減圧蒸留に1.
より無色透明のα−メチル分岐インステアリルグリセロ
ールジアセテート182.2.9(収率85%)を得た
沸点: 205〜225 Dlo、71mHg元素分析
 ”25H4805として: 計算値(%): 0170.1;Htll、3:011
8.7実61り値(%B  0170.1:)1,11
.3:0,18.5IR(液M、備−リ:1740.1
220,1120゜045 N M R(CDCl−3溶媒、TMS内部標準、δ)
:Ac0Ac QAc QAc 3.52(二重−1j 、2 H+ J=6.0 H2
゜OA(! OA(! 340(三Nm 、2”+ J=6.0” *OAc 
0Ac CH3COOOCOCH3 一−l++ 酸  価:  O,S  <計算値   0)ケン化価
:260(計算値 262) 水酸基価:0.06(計算値  0) ヨウ素価:  0.3  (計算値   0)分子1 
(VPO法、10Hcz3) : 430 (計′lK
、値 429)(iI)攪拌器、温度計、還流冷却器を
備えた容量1tの反応容器に、実施例1の(1)で得ら
れたα−メチル分岐イソステアリルグリセロールジアセ
テー)129.?(0,3モル)を仕込み、これに6o
チ水酸化ナトリウム水溶液160 i (NaOHとし
て411(1,2モル))を加えた。混合物を攪拌しな
がら50〜60℃で約6時間加熱し、ガスクロマトグラ
フによってジアセテート化合物の加水分解が完全に行な
われたことを紹めた。室温まで放冷後、静置し、油層と
水海に分離して油層を分取した。さらに水層はエーテル
で抽出し、先に得た油層と徘せて、希塩酸を加えて残存
するアルカリ分を中和した。エーテル層を分取後、減圧
下でエーテルを留去し、さらに100 ”0 / 0.
1 wdlgで6時間加熱乾燥した。このようにして無
色無臭の透明液体のα−モノメチル分岐イソステアリル
グリセリルエーテル100.1収軍96%)を得た。
元素分析、021H4403として: It尊値(→: C+73.2:”+12.9:0+1
3.9実測値(%): C+72.4:’+1り、o:
C+14゜5工R(液腺、tM−”):3400.11
00,10104ON (act4溶媒、TM8内部標
準、δ)ニ− 酸  価:O,OS   <計算値    0)ト ケン化価:0.36   (計算1−0)水酸基価:5
14   (計−億  328)ヨウ素価:0.!12
   (計算値    0)分子1k(vPO法10a
oz3) :  340 (計算値645)参考例1 モノメチル分岐イソステアリルグリシジルエーテルの製
造: 還流冷却器、温度計、胸下ろうと及び攪拌装置を備えた
1tの丸底フラスコに、50チ水酸化ナトリウム水溶液
1201!(水酸化ナトリウム純分として60.9(1
,5モル))、参考例2で得たモノメチル分岐インステ
アリルアルコール68g(0,25モル)、n−ヘキサ
7200m及びステアリルトリメチルアンモニウムクロ
ライド2.51#(0,0075モル)をこの順に加え
た。′反応混合物を水浴中で反応温Ill:25℃に保
ち、激しくかきまぜながら滴下ろうとよりエピクロルヒ
ドリン93、!ii’(1モル)を滴下した。約1.5
時間を兼してエピクロルヒドリンを滴下した後、反応混
合物の温度を50℃に昇温せしめ、この温度で約8時。
間攪拌を続けた。反応終了後、常法によ゛り処理し・□
由、:。
て、下式で示される□モノメチル分岐インステアリルグ
リシジルエーテル68I!(収率86%)を得た0 (m+nj14、ただしm=n=7を頂点とする分布を
待つ) 沸点:142〜175℃(0,08sHg )工R(#
M、6n−1):3050+3000*1250+11
00.920.845 NMR(cct、 @媒、TMS内部標準、δ):参考
例2 モノメチル分岐イソステアリルアルコールの製造: 20tオートクレーブに、イソステアリン酸イソゾロビ
ルエステル〔エメリー(1m・ry ) 2310イソ
ステアリン酸イソプロピルエステル、米国エメリー社よ
り市販されている)4770g及び鋼クロム触媒(日揮
表)239.Pを仕込む0つぎに、150 Kz/α2
の圧力にて水素ガスを充填せしめ、次いで反応混合物を
275℃に加熱昇温させる015・Oh/cw/’ /
 275℃で約7時間水素添加した後、反応生成物を冷
却して、触媒残渣をろ別によ′り除き、粗生成物350
0#を得たO粗生Is、物を減圧蒸留すると、とにより
、80〜167℃10.6−gの留分として、無色透明
のインステアリルアルコール3300gを得た0得られ
たインステアリルアルコール(モノメチル分岐インステ
アリルアルコール)は、酸価0.05、ケン化価5.5
、水酸基価181.4を示した。IR(液膜)において
は3340.1055m−”に、N M R(Cot4
溶媒)においてはδ3.50(プロニド三Xm、−0H
2−OH)にそれぞれ吸収を示した。このアルコールの
主成分は、そのがスクロマトグラフからアルキル基の合
計炭素数が18であるものが約75%を占め、残りの成
分は、合計炭素数14.16のものであ゛す、分岐メチ
ル基はいずれもアルキル主鎖の中央部付近に位置するも
のの混合物であることがわかった0 比較例1 (1)  温a、*t、攪拌器、滴下ろうと及びディ、
−ンスタークトラップを備えた容*2tの反応容器に、
4−ヒドロキシメチル−2,2−ジメチル−1゜6−ジ
オキソラン51712.4モル)、キシレン6000m
、96%水酸化ナトリウム120.li’(NaOHと
して2.8モル)及び水150gを仕込み、攪拌しなが
ら160〜140℃で加熱還流した。留出する水/キシ
レン混合物から、ディーンスタークトラップ中で水を分
離して反応系外に除き、キシレンを反応系に戻した。約
6時間の加熱還流の必、水の留去が認められなくなった
時点で滴下ろうとより参考例6で得たメチル分岐イソス
テアリルクロライド57.79 (0,2モル)を約1
0分を要して滴下し九。滴下終了後、反応混合物をさら
に6時間160〜140℃で加熱還流して反応を完結さ
せた。冷却後、反1.応容器中に沈殿し丸塩化ナトリウ
ムをろ別によ、り除去し、黒赤色の油状物を得た。減圧
下に溶媒を留去し、次いで減圧蒸貿し友o先づ沸点15
0〜160℃(2〜6gmHg)の留分2.5gを得た
。このものはそのIR(液膜)より、3070.300
0.1630.990.905cwr−”に末端オレフ
ィンに由来する吸収を示すことから、α−オレフィンで
あると決定した。
α−オレフィンとして約5優生成したことになる。
次いで沸点173〜195℃(0,40wHg )の留
分62、7F(82% )を得た。このものは2.2−
ジメチル−4−メチル分岐イソステアロキシメチル−1
,6−ジオキソランである。
IR(液膜、備−1):1200〜1260.1050
〜112ONMR(QCt4溶媒、TM8内部標準、δ
):(論)攪拌器、温度計、還流冷却器を備えた容j1
1tの反応容器に、比較例1の(1)で得られた2、2
−ジメチル−4←メチル分岐イソステアロキシメチル−
1,6−ジ辱キソラン68.8g(0,18モル)を仕
込み、これにエタノール200s/、0.INg1酸2
00・・−を加えた。混合物を攪拌しながら80〜85
゛Cで約10時r―j加熱還流し、ガスクロマトグラフ
により加水分解が完全に行なわれたことを館めた。室温
まで放冷後、放置し、油層と水増に分離して油層を分取
した。さらに水層はエーテルで抽出し、先に得た油層と
併せて、重炭酸ナトリウム水溶液を加えて残存する酸を
中和した。
エーテル1−を分取後、減圧下でニーデルを留去し、さ
らに1(JO℃/ 0.1−gにて3時間加熱乾燥して
液状のα−モノメチル分岐インステアリルグリセリルエ
ーテル60.9JI(収率98% ’)を得た。
このものは、実施例1の(It)で得たものト工R1N
MRスペクトルが同じであり、酸価、ケン化価、水酸基
価、ヨウ素価も同様な値を示した。
参考例6 モノメチル分岐インステアリルクロライドの製造: 温度Mf X還流冷却器、滴下ろうと、窒素ガス導入管
、及び攪拌器を備えた答f5tの反応容器に、参考例2
で得られたメチル分岐インステアリルアルコール244
1’を仕込んだ。攪拌しながら、窒素がス通気下に、滴
下ろうとより塩化チオニルを室温で滴下した。反応混合
物は発熱し、同時にがスを発生した。反応混合物の温度
は、反応初期には61℃まで上昇するが、塩化チオニル
のみ加量が増すに従って次第に低下し、18℃付近まで
低下した。ここで反応混合物を約40 ’Cに加熱昇温
して、さらに塩化チオニルの滴下を続ケタ。ガスの発生
が弱くなった後、反応混合物を70〜80℃に加熱昇温
したところ再びガスの発生が徴しくなったので、塩化チ
オニルを引き続き尚)シた。ガスの発生が全く紹められ
なくなった時点で塩化チオニルの滴下を止め九。滴下し
た塩化チオニルの総量は2200.!ii!であった。
反応生成物を冷却し、さらに70〜s o ’cで約1
時間攪拌を継続した。
常圧下、40〜50℃で低沸点留分(主に未反応塩化チ
オニル)を留去し、残渣を水冷し、攪拌しながら氷塊を
少量ずつ加えた。激しいガスの発生が止まった事を確認
して、エーテルを加え、さらに水を加えて十分攪拌した
。エーテル層を分散し、重炭酸ナトリウムで中和し、溶
媒を留去した後、減圧蒸留してios〜166℃10,
1〜1.0−gのイ分からメチル分岐インステアリルク
ロライド22171を得た。
IR(准喚、百−”)ニア25.65ONMR(C(〕
t4溶媒、TM8内部標準、δ):3.50 (EJJ
m 、 2 H、−OH,C1)比較例2 攪拌器、温度計、還流冷却器及び滴下ろうとを備えた6
卸3tの反応容器に、参考例1で得たモノメチル分岐イ
ンステアリルグリシジルエーテル1409、及びジエチ
レングリコールジメチルエーテル400−を仕込んだ。
これを攪拌しながら、0.5規’4[ptC酸800W
11を滴下ろうとより滴下した。
滴下終了後、100〜110℃に加熱し、この温度で約
8時間加熱攪拌を継続、した。ガスクロマトグラフから
グリシソルエーテ・ルは完全に消失していることが認め
られた。反、応毎放物を冷却し、静置して油層と水層と
に分離して油層を分取した。
さらに水JAYよエーテルで抽出し、先に得た油層と併
せて、重炭酸ナトリウム水溶液を加えて残存する酸を中
和した。油層を分取し、減圧下に溶媒を留去した後、さ
らに100℃10.1wlHgにて加熱乾燥を6時間行
なった。無色透明の液体120gが得られた。このもの
の工R,NMRスペクトルは実施例1の(II)で得ら
れたα−モノメチル分散インステアリルグリセリルエー
テルのそれと類似しているが、水酸基価は200(li
t算値626)であることから、グリシジルエーテル同
志の付加重合物が多量に一生していることがわかった。
比較例3 攪拌器、温度計、還流冷却器を備えた500−の反応容
器に、参考例1で得たメチル分岐インステアリルグリシ
ジルエーテル6511(0,2モル)、酢酸240g(
4,0モル)を順に仕込む。次いで反応混合物を攪拌し
ながら80〜90℃で15時′1: 間加熱攪拌を続けた。ガスクロマトグラフよりグリシゾ
ルエーテ″:’2.#l−に完全に消失した事を確認し
た後、減圧下で酢酸を留去する。次いで残漬を15−水
酸化ナトリウム水溶液1179 (NaOHとして17
6g(0,44モル))、工p、t−ルi o 。
−から成る混合溶媒中に注ぎ入れ、加熱還流した。
約6時曲の加熱還流の後、反応混合物のガスクロマトグ
ラフよりアセチル化物が消失した事が酷められた。反応
生成物を冷却し、静置して油層と水層とに分離して油層
を分取した。さらに水層はエーテルで抽出し、先に得た
油層と併せて、重炭酸ナトリウム水#V液を加えて残存
する酸を中和した。
エーテル1−を分取後、減圧下でエーテルを留去し、さ
らに1[JOoC/ 0.1 tdig Kて加熱乾燥
を約3時間行なった。無色透明の液状物が65.9得ら
れた。
このものの工R,NMRスペクトルは実施例1の(11
)で得られたα−モノメチル分岐イソステアリルグリセ
リルエーテルのそれと類似しているが、水酸基価が18
0(計算値626)であることから、グリシジルエーテ
ル同志の付加重合物が多量に副生じていることがわかっ
た。
実施例2 α−モノオレイルグリセリルエーテルの製造(ルイス1
常触媒): (1)  実施例1の(:)において、メチル分岐イン
ステアリルグリシジルエーテルをオレイルグリシジルエ
ーテルに代える以外は同様の条件で反応させ、α−オレ
イクグリセロールジアセテート177.1.9(収率8
396)を得た。
沸点=220〜225℃/ 0.5 mug元素分析・
0鵞5H4608として: 計算値(%): 0170.4:killo、9:01
18.8実掬[(n: (!+70.2:H,10,9
:0,190工R(液膜、備−リ: 1740 、12
20 、1000〜117ON M R(aDcz3溶
媒、TMS内部椋準、δ):5.27(三1ml 2H
I J=5.0Hg 。
”3(”s)〒製=%(OH2)、cIi2o−)QA
(!QAO QAO0AC 3,52(二重線12HI J=6.0H1l ?OA
c QAc 3.41(三重線+ 2 H+ J”” 6.0 ” 
+QAa O劫 0H3Coo  000(:!H,i 酸  価:  0.5   <tF算値    0)ケ
シ化価:260  (バ1算値  263)水酸基価:
  0.4   (組算値   0)ヨウ本価: 60
  (計算値  595)g 子IJ (vpo法7v
Hct3) : 450 (計算値427)(1)′次
いで実施例1の(11)と同様にα−オレイルグリセロ
ールジアセデート128.1 & (0,3モル)の加
水分解を行ない、α−モノオレイルグリセリルニー−j
ル100.81収率98チ)を得た0元素分析、C21
H4ffi03として:計〕しψイ*(%):  (!
173.6  ; H,−,12,4:0. 14.0
実ンQll イi(%):  0173.1:Hlll
、8:0114.4IR(液膜、 6n−”):340
0.1050〜1140このスペクトルは、文献(Bi
ochemistry 。
M5巻、618〜625jj(1966年))記載のも
のと一致し九。
NMR(Cot、溶媒、TM8内部標準、δ):5.3
0(三重線t 2H+ J=5.onz  *OR,(
OH2)、O芝=C足(OH2)yOHaO−)O見O
見 酸  価:0.07   (計算値   0)ケン化価
:0.09   (計算値   0)水酸基価:318
   (計算値 328)ヨウ素価: 70  (計算
値  74)分子t(VPOp/CHCt3):340
  (lttX値643)実施例5 α−モノラウリルグリセリルエーテルの製造(ルイス酸
触媒): ・:゛ (:)  実施例1の(+i<において、メチル分岐イ
ンステアリルグリシジルエーテルをラウリルグリシゾル
エーテルに代える以外は同様の条件で反応させ、α−ラ
ウリルグリセロールジアセテー) 143N(収率86
%)を得た。
沸点=178〜181℃/ 1.3 mI)1g元素分
析 010H3601Sとして:計菊値(チ): c+
66.3*”tlo、5:0s26.2実64す11N
(#:  (!+  66.0:HtlO,6:0t2
3.6■R(液膜、倒−1): 1740,1220.
1000〜116ONMR(CDO43溶媒、TMS内
部標準、δ):QAOQAc QAc 0AQ 3、5 ’0 (、:、重線* 2 H+ J−6,0
H”  。
OAc QAc 3.40(三重量 + 2 He J工6. g Hz
 。
OAOQAO 酸  価:  O,S   (計算値   0)ケン化
価:323   (計算値 626)水酸基価:O,’
5  (計算値  0)ヨウ素価:0.1(計算値  
0) 分子量(vpo法/cacz、) : 340  (計
X11345)(1次いで実施例1の(−)と同様にα
−ラウリルグリセロールジアセテートio3.4II(
0,3モル)の加水分解を行ない、α−モノラウリルグ
リセリルエーテル75.8.!i’(収率97チ)を得
た。
融点=49℃(文献値495℃、JournalOrg
aniOChemistry 、第29巻、3055〜
3057Jj、1964牛) 元素分析、cxsHssOsとして: 計算値t@: Ct69.2:H112,4:0118
.4実1llIj値(96): (3169,0:Ht
12.1:0,18.0工R(KBr 、 cm−リ:
3375,1020〜115ONMR(OOt、溶媒、
 TM8内部標準、δ):3.1〜3.8C多XH,9
H。
HOH 酸  価:   0.2   (計算値    0)ク
ン化価:   0.5   (計算値   0)水酸基
価:  435   (計算値  432)ヨウ素価:
   0.1   (計算値   0)分子@ (vp
o法/cact3) : 265  (計算値261)
実施例4 α−モノへキシルグリセリルエーテルの製造(ルイス酸
触媒): (+)  S)4Mk例1の(1)において、メチル分
岐イソステアリルグリシジルエーテルをヘキシルグリシ
ジルエーテルに代える以外は同様の条件で反応させ、α
−へキシルグリセロールジアセテート110.<Sg(
収″’i85%)を得た。
沸点:118〜b 元素分析、C13H*4”Sとして: 計Iマ値(イ): (1!160.0:HI3.5:0
11.7実側値(@:0159.5:He¥4:o13
0.8IR(液膜、百−”):1717.i歩20.1
000〜115ONMR(OLIC4,溶媒、TM8内
部標準、δ);QACohc QjLc tnc 3.50(二重線、 2 H、、T=6.Q Hg 。
OAc QAc 3.40(二重線、2H,J=5.QHg 。
OAc OAc 酸  価:   0.3   (計算値    0)ケ
ン化価:  434   (計算値  432)水酸基
価:   O,S   (計算値   0)ヨウ素価:
   0.1   (計算値    0)分子量(VP
O法/cHct3> : 262  (計算値26o)
□ (―)次いで実施例□1..1の(1)と同様にα−へ
キシルグリセロールジアセテート130.2 g(0,
5モル)の加水分解を行ない、α−モノへキシルグ+7
 セリルエーテル86.4 # (収率98%)t−得
た。
沸虚:115〜12Q ”Q/ i waHg元素分析
、C9H200f5として: 計初イ1「+(すa:C161,,3:]臼[*11.
4:0t27.2実τ目り1m(@ :  C,61,
0:Hlll、2:0127.3工R(P、M、cWl
−1):34’00,1050〜1140hMR(tj
ct、溶謀、TMS内部標準、δ):3.2〜3.8(
多*R,9h。
Of(01( 酸  価:  −0,1(計算値    0)ケン化価
:   0.3(Iff算値    0)水酸基価:6
40(計算値  667)ヨウ素価:0.1(計算1[
o) 分子@(vpo法/CHOLs ):180  (計算
値176)実施例5 α−1ツメチル分岐インステアリルグリセリルエーテル
の製造(6級アミン′触媒):(1)  実施例1の(
:)において、三フッ化ホウ素エーテル錯体をテトラメ
チル−1,6−ジアミツヘキサンに代える以外は同様の
条件で反応させた。この場合、無水酢酸とテトラメチル
−1,6−ジアミツヘキサンの混合物を先づ100℃に
加熱して、攪拌しながら参考例1で得たメチル分岐イン
ステアリルグリシゾルエーテルを少しずつ滴下し友。
グリシジルニーデルの滴下中は、加熱等により反応混合
物の温度を100℃に保っておくっ滴下終了後、この温
度でさらに6時間反応を続けた。ガスクロマトゲシフよ
りグリシジルエーテルが消失したのを確認後、減圧下で
無水酢酸を留去した。
次いで希塩酸を加えて、残存するアミンを中、@l#去
した後、減圧蒸留して、無色透明のα−メチル分岐イン
ステアリルグリセロールジアセテート182.2g(収
′485チ)を得た。このものの沸点、工R,NMRス
ペクトルは実施例1の(1)で得。
られたα−メチル分岐イソステアリルグリセロールジア
セテートのそれと全て一致した。
(1)  次いで実施例1の(1)と同様に加水分解を
行ない、α−モノメチル分岐インステアリルグリセリル
エーテル100.F (収率96%)を得喪。このもの
のIfl、NMRスペクトルは実に例1のCM)で得ら
れたα−七ノメチル分岐インステアリル゛グVセリルエ
ーテルのそれと全て一致した。
実施例6 α−モノオレイルグリセリルエーテルの製造(3Mアミ
ン触媒): (1)  実施fIljの(1)において、三フッ化ホ
ウ素エーテル錯体及びメチル分岐インステアリルグリシ
ジルエーテルを、テトラメチル−1,6−ジアミツヘキ
サン及びオレイルグリシジルエーテルにそれぞれ代える
以外は同様の条件で反応させた。この場合も実施例5の
(1)と同様に加熱を要する。減圧蒸留によりα−オレ
イルグリセロールジアセテー) 1889 (収率88
%)を得た。このものの沸点、IR,NMRスペクトル
は実施例2の(1)で得られたα−オレイルグリセ〒−
ルジアセテートのそれと全て一致した。
(1;)  次いで実施例1の(1)と同様に加水分解
を行ない、α−モノオレイルグリセリルエーテル101
.9(収率98チ)を得た0このもののI R、NMR
スペクトルは実施例2の(1)で得られたα−モノオレ
イルグリセリルエーテルのそれとすべて一致したO 実施例7 α−モノラウリルグリセリルエーテルの製造(3級アミ
ン触媒): に)  実施例゛1の(1)において、三フッ化ホウ素
エーテル錯体及びメチル分岐インステアリルグリシジル
エーテルを、テトラメチル−1,6−ジアミツヘキサン
及びラウリルグリシジルエーテルにそれぞれ代える以外
は同様の条件で反応させた〕この場合も実施例5の(1
)と同様に加熱を要する。減圧蒸留によりα−2ウリル
グリセロールジアセテート146g(収率85% )を
得た。このものの沸点、IR,NMRスペクトルは実施
例3の(+)で傅゛られたα−ラj 、y 、+ルグリ
セロールジアセテートのそれと全て−Ikシた0 (4) 次いで実施例1の(幻と同様に加水分解を行な
い、α−モノラウリルグリセリルエーテル75.89(
収率97チ)を得た。このものの融点、IR1NMRス
ペクトルは実施例3の(#)で得られたα−モノラウリ
ルグリセリルエーテルのそれと全て一致した。
以上 丁 続 i市 IF  、’F (自発)昭+11 5
 7  Q    へ  月   5111     
十[イ’l:  :、rI /、弓、111′イff1
5 7  ’I’    J−鴫ト    許   1
9r(第 xsos  1  s;2 発明の名称 グリセリルエーテルの製造法 う    io山 ]14  (る rlY、 ;”i
o−97〉関14    出t’d(1%1)j 東京
都中央区日本橋茅場町1丁目14番10号名 ]・ (
091)花王石−株式会社代表者丸田芳部 1   代  Flj   /、 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の橢 7、補正の内容 (11明細書中、第5頁、第11行ないし第12行 「(%開昭49−87612.49−92239.52
−12109等)」とあるを 「(特開昭49−87612号、同49−92239号
、5152−12109号、同56−39033号尋)
」と訂正する。
(2)  fWl第20負、第7行ないし第8行「エポ
キシ結合」とあるを 「1合」と訂正する。1.1 ・′□1゜ (3)  同第31R1第5行 r 6000dJとあるを r 600dJと訂正する。
(4)回、同、wL11行 「水の留去」とあるを 「水の留出」と訂正する。
(5)  同第42頁第10行ないし第11行[(文献
値49.5℃、Jot+rmal OrganleCh
emistry jとあるを [(文献値49.5℃、JOwrnal of Org
anicCh@rnistrF Jと訂正するっ□ ・“、。
::: □−□ 350

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式中: (式中Rは炭素数1〜40の飽和又は不飽和の1、直鎖
    又は分[8のアルキル基;飽和又は不飽和のシクロアル
    キル基、又はアラルキル基である)で表わされるグリシ
    ジルエーテルと式(I%’)1 1 (式中、R′は炭化水素基である) で六わきれる酸無水物を酸触媒又は塩基触媒の存在下に
    反Lcユさせることを特徴とする式(■):(式中R及
    びR′は前記に同じ) で表わされるα−グリセロールゾエステルの#!造法0 2、酸無水物が総炭素数10以下のものである特許請求
    の範囲第1.!Jlllc:載の製造法。 6、#黒水管が一塩基11!出来のものである特許請求
    の範囲第1項記載の製造法。 4、#触媒がルイス酸である特許請求の範囲第1項記載
    の製造法。 5、塩基触媒が6級アミンである特許請求の範囲第1項
    記載の製造法。 & 式(I): (式中Rは炭素数1〜40の飽和又は不!@和の、直鎖
    又は分舷鎖のアルキル基;飽和又tよ不飽和のシクロア
    ルキル基、又はアラルキル基である)で表わネれるグリ
    シジルエーテルと式a)1 1 (式中、R′は炭化水素基である) で表わされる酸無水物を酸触媒又は塩基触媒の存在下に
    反尾、させて式(II) :     0 (式中R及びR′は前記に同じ) で表わされるα−グリセロールジエステルに導き、次い
    でこれを加水分解することを特徴とする式(2):%式
    % (式中Rfま前記に同じ) で表わされるα−モノグリセリルエーテルの製造法O 1加水分解をアルカリ性物質の存在Fに行なう特許請求
    の範囲第6JIJ記載の製造法。
JP57016061A 1982-02-03 1982-02-03 グリセリルエ−テルの製造法 Granted JPS58134049A (ja)

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