JPS5813035Y2 - シヤツタ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は構成簡素にして取扱い操作の極めて簡単な、
しかも的確な作動操作を約束された収納、繰出し構造を
有するシャッターの開示に係わるものである。

而して本考案に於いて予期された主たる目的の一つはシ
ャッターの開閉に従前不可欠と目された操作用の鉤杆を
一切不要とし、シャッターの円滑な展張閉塞と、捲装収
納による解放とを係着索条の操作をもって的確に期せし
め得るようにした点におかれたものである。

次いで本考案に於いて予期される他の主たる目的の一つ
は斯かる鉤杆の割愛をもって煩雑にして至難な鉤杆の操
作、殊に暗所に於ける係合孔位置の確認とこれに対する
鉤杆の嵌挿、係合と云った操作を一切不要になすと共に
該鉤杆の収納整理、就中散失の問題を一切不要ならしめ
るようにしたものである。

更に本考案に於いて予期される他の主たる目的の一つは
鉤杆操作に伴う不都合、就中性の器物、建具．等に対す
る毀傷損の危惧を一切無からしめるようになすと共にシ
ャッター自体に対する負荷の掛りを均−のちのとし、シ
ャッターの歪み等による捲装収納、引出し不良等の生ず
る余地を極力なからしめ得るようにした点におかれたも
のである。

次いで又本考案に於いて予期される他の主たる目的の一
つはシャッターに垂下附設された繰出し用の索条に対し
適宜マグネツ１〜を附設し、該索条の始末、就中該索条
の他の器物に対ずる衝突ないしは絡み等の危惧を有効に
回避せしめるようになすと共に該索条の汚損をも未然に
回避せしめ得るようにした点におかｉｔたものである。

更に又本考案に於いて予期される他の主たる目的の一つ
はシャッターに対し附設使用される索条自体を該シャッ
ターの意匠の一部とし、これが随時的な取換装着を可能
とし、該シャッターの装飾性を向上せしめ得るようにし
た点におがれなものである。

而して又本考案に於いて予期される更に他の種々なる目
的は以下の説明をもって順次明白にされたものであって
、本考案は斯かる緒特性の適切且つ今日的々な奏効を期
すべく其の構成の要旨を捲装収納自在に弾設されてなる
シャッター下端縁に所要長さ寸法の索条を垂下附設せし
めるようになすと共に該索条任意位置に係着用マグネッ
トを固着せしめるようにした点に置き、次いで又斯かる
構成要旨に対陣した相当の設計変更が予定されたもので
ある。

以下本考案の詳細を図面に示す典型的な一実施例につい
て説明するに、１は捲装収納自在に弾設されたシャッタ
一本体であって、これが図示例に於ける如く撓曲を自在
とする係合態様の、鈑１ａ〜１ａと、鉄板１ａの下端縁
を挟持する如く到Ｔ字状に附設された縁板１ｂとよりな
るものである。

斯かるシャッター１の略中夫に位置する縁板１ｂに係合
用の細孔２を開穿し、これにチェーン３を挿通自在にな
すと共に該チェーン３の一方自由端末部に係当用の杆４
を先ず係合附設せしめるようになすと共に、該チェーン
３の他側目出端末部にマグネット５を附設固着したもの
である。

斯かるチェーン３の構造よりしてシャッター １の捲上
げ時に於いては杆４が孔２に係当され、マグネット５が
下方に垂下されたものであって、このマグネット５を把
持部材として該シャッター１を適宜牽引、下降せしめる
ようになすと共にこのシャッター１の降下展張時、該マ
グネット５をシャッター１の表面に磁着せしめる如くチ
ェーン３を始末し、該チェーン３の汚損ないしは他の器
具等に対する絡みを未然且つ有効に防止せしめるように
したものである。

而して該マグネツ１〜５は各種の形状、構造のものが予
定されたものであって、其の典型的な一例を説明するに
、基鈑５ａに対し磁石５ｂを嵌入する有底円筒の強磁性
フレーム５０〜５Ｃを溶着し、該フレーム５Ｃの端縁を
稍々突出せしめる如く磁石５ｂをこれに嵌着せしめるよ
うになすと共に表面にシール５ｄを添着したものである
。

成上に於ける基本的な構造事例に対し、第２図に於ける
如くチェーン３の下方自由端に把持用の杆４を附設し、
且つ上方自由端に係当杆４を兼わてマグネット５を設け
るようになすことも可能であって、斯かる手法に於いて
は孔２より縁板１ｂを迂回することなく直接的にチェー
ン３を上Ｈに引き出し磁着して始末し得たものである。

更に又第４図に於ける如くチェーン３に代るべきワイヤ
ーロープ６を用意した場合並びに、このワイヤーロープ
６の上下両側自由端に夫々杆４を兼ねたマグネット５を
附設した場合に於いては勿論、第５図に於ける如くワイ
ヤーロープ６に対し棒磁石７を直接的に、ないしは強磁
性鈑よりなるカバー８を介して之を連設使用した場合に
於いても叙１＝に於けると同様の作用、効果を奏し得た
ものである。

尚、第６図に於いて別途示されるチェーン３の中途に於
いて１ないし数個のマグネット５を附設せしめるように
なすことによって該チェーン３を比較的短尺のものとし
てシャッター１表面等に適宜懸吊始末し得たものであり
、シャッター１が比較的長尺のものとして、即ち之に使
用されるチェーン３が長尺に及ぶ場合に於いて格別の効
果を奏し得たものである。

本考案は成上に於ける特長ある構成、就中シャッター１
に対しチェーン３ないしはワイヤーロープ６等の索条を
磁着し、しかもこの磁着索条の一側端又は両側端、場合
によっては索条の中間部にマグネジ１〜５等を配設した
ことによって前記緒特性の具体的な奏効を約束されたも
のである。

即ち本考案に係るシャッターの引き降し、ないしは捲き
上げに於いては従来例に於ける如く逐一シャッター操作
杆を用意する煩雑さと、この杆鉤部のシャッタ一孔に対
する係合の至難性を一期に解決し、もって簡便にして的
確なシャッターの開閉と、これに供されるチェーン、ロ
ープ等の容易、迅速な処置とを共に保障せしめ得るよう
にしたものである。

このように本考案に係るシャッターは極めて簡素な構成
にして取扱い操作の至って簡便な構造よりなり、従前シ
ャッターに於いて不可欠と目された操作用の鉤杆に代る
一Ｌ下挿通自在且つ磁着自在の索条をもってシャッター
操作の一切をまかなうようにしたものである。

而し７て従前シャッター係合孔部に対し逐一鉤杆を挿通
係合し之が引き下げないしは引き上げをなしていたもの
であるが、斯かる手法に於いては孔部に対する鉤杆の挿
通が極めて難しいものであり就中夜間に於ける該挿通操
作は至難のもので゛あった。

為に斯かる操作に多くの手間を費消すると共に他の器物
の予期せざる毀損をも誘起しがちのものであった。

又可撓性を有しない鉤杆操作によりしてシャッターに予
期せざる負荷を生じ之が孔部の裂損ないしはシャッター
側端摺動係合部の裂損を誘起したものである。

更に又鉤杆は使用の都度之を持出し収納するを要しこれ
が極めて煩雑であると共にや・もすると鉤杆紛失を惹起
したものである。

又鉤杆の整理収納の手抜きにより比較的容易に該鉤杆自
体の撓曲を生来したものである。

本考案は斯かる点に鑑み特に創作されたものであって斜
上に於ける特長ある構成をもって前記せる従来技術の欠
陥を有効に回避し得た極めて斬新的且つ実効的なシャッ
ターの開示に係わるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の典型的な一実施例を示す要部破断斜視
図、第２図は他の実施例を示す要部破断斜視図、第３図
は索条の一部破断斜視図、第４図は他の実施例を示す斜
視図、第５図は更に他の実施例を示す一部破断斜視図、
第６図は更に他の実施例を示す斜視図である。 尚、図中 １・・・・・・シャッター、２・・・・・・
細孔、３・・・・・・チェーン、４・・・・・・杆、５
・・・・・・マグネッ１へ、６・・・・・・ワイヤーロ
ープ、７・・・・・・棒磁石、８・・・・・・カバーを
示したものである。

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）捲装収納自在に弾設されてなるシャッター下端縁
   に所要長さ寸法の索条を垂下附設せしめるようになすと
   共に該索条任意位置に係着用マグネットを固着せしめる
   ようにしたことを特徴とするシャッター。
2. （２）前記索条をチェーン又はワイヤーロープとしたこ
   とを特徴とする請求 係るシャッター。
3. （３）前記マグネットを索条−側自出端又は両側自由端
   部に設けるようにしたことを特徴とする登録請求の範囲
   第一項記載に係るシャッター。
4. （４）前記マグネットを索条中間部の任意位置に設ける
   ようにしたことを特徴とする登録請求の範囲第一項記載
   に係るシャッター。
5. （５）前記マグネットをシャッター下端縁に係脱自在に
   垂下附設せしめるようにしたことを特徴とする登録請求
   の範囲第一項記載に係るシャッター