JPS58130261A - マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法 - Google Patents

マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法

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JPS58130261A
JPS58130261A JP57012358A JP1235882A JPS58130261A JP S58130261 A JPS58130261 A JP S58130261A JP 57012358 A JP57012358 A JP 57012358A JP 1235882 A JP1235882 A JP 1235882A JP S58130261 A JPS58130261 A JP S58130261A
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billet
extrusion
magnet
die
punch
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、永久磁石の製造法に関するものである。さら
に詳細には、多結晶マンガン−アルミニウムー炭素系(
Mn−ムβ−C系)合金磁石の製造法に関し、特に高性
能な外周または内周着磁用Mn−A/−C系合金磁石の
製造法を提供するものである。
Mn−ムl −C系合金磁石は、主として強磁性相であ
る面心正方晶(τ相、L10型規側路子)の組織に構成
され、Cを必須構成元素として含むものであり、不純物
以外に添加元素を含まない3元系及び少量の添加元素を
含む4元系以上の多元系合金磁石が知られており、これ
らを総称するものである。
また、このMn−ムJ=C系合金磁石の製造法としては
、鋳造・熱処理によるもの以外に、温間押出加工等の温
間塑性加工工程を含むものが知られ3ベーパ でいる。特に後者は、高い磁気特性、機械的強度、耐候
性、機械加工性等の優れた性質を有する異方性磁石の製
造法として知られている。
外周着磁用Mn−ムl−C系合金磁石の製造法としては
、等方性磁石、圧縮加工によるもの以外に、あらかじめ
温間押出加工等の公知の方法で得た一軸異方性の多結晶
Mn−AI−C系合金磁石に異方性方向への温間自由圧
縮加工によるものが知られており、小さな圧縮ひずみで
径方向、弦方向を含む平面内の全ての方向に高い磁気特
性が得られている。
しかし前記の製造法では、自由圧縮加工工程を有するた
め、被加工材を円柱と仮定した場合、その直径Doと長
さLoの比Lo / Doをあまり大きくすると座屈に
よる破損という問題が生じる。
このことから被加工材の加工後の直径D と長さLの比
L /D  をあまり大きくできないという制約が生じ
る。従って、長さの長い(L/Dの大きい)磁石を得よ
うとする場合数個積み重ねて用いる必要があった。たと
えば、前述した様にMn−ムl−0系合金磁石は、機械
的強度、機械加工性等が優れているため、長さの長い外
周着磁用磁石として、磁石単体の=本の棒として応用す
ることができるが、これまでの製造法では、長さの長い
磁石を得ることができなかったため、Mn−Al−C系
合金磁石を円筒に加工して重ね合わせて用いなければな
らなかった。
本発明者は、特定の一方向に磁化容易方向を有する多結
晶マンガン−アルミニウムー炭素系合金磁石からなるビ
レットに、ビレット内の磁化容易方向に垂直な任意の断
面を含む部分(1ないし2以上の部分からなりしかも全
体でビレットに対して一部分)に塑性加工を施し、さら
にこのような塑性加工をビレット全体にわたって施し、
こうした塑性加工によって磁化容易方向に対して圧縮ひ
ずみを対数ひずみの絶対値で0.1以上施すことにより
、前記の問題点を解決し得ることを見出した。
以下に、本発明の詳細な説明する。
説明を簡単にする為に、−例としてビレットを円柱とし
、円柱軸方向と磁化容易方向を平行とす6 ぺ  ゛ る。公知の圧縮加工では、ビレット全体が同時に塑性変
形され、円柱の長さが長くなると座屈する。
そこで円柱の長さを長くした場合、円柱の一方の端面か
ら座屈しない長さだけを塑性変形し、これを他方の端面
に向かって繰り返し行うと、結果的に円柱全体を塑性変
形することになる。すなわち、円柱の一方の端面から適
当に塑性変形する部分を考え、残りの部分は、塑性変形
しない部分で形状を拘束する。こうして、特定部分に所
定の塑性変形を施した後、塑性変形しなかった部分で先
はど塑性変形した部分に隣接する部分に、新たに塑性変
形を施す。この場合その残りの部分と先はど塑性変形し
た部分は、塑性変形しないように形状を拘束する。以上
のようにして部分的に塑性変形させる操作を他方の端面
まで繰り返し行うことによってビレット全体に塑性変形
を施す。
このように、本発明においては、塑性変形は常にビレッ
トの一部分にのみ施すものであり、塑性変形しない部分
は当然のことながら外部より表面を加圧して塑性変形し
ないように拘束する。しかし、外力によって拘束しなく
ても、ビレットを局部的に加熱して、ビレット内の変形
抵抗の差によって、塑性変形する部分としない部分とを
得る方法でもよい。また、前記の一部分というのは、ビ
レット内のある一つの部分というのではない。ビレット
を塑性加工中は、常に塑性変形している部分と塑性変形
していない部分の二つに分かれていることが必要である
。前述の説明では、塑性変形している部分がビレット内
のある一つの部分であるが、この部分が二つ以上に分か
れていても、塑性変形していない部分がビレットを塑性
加工中宮にビレット内に存在すればよい。塑性変形する
部分を、時間に対してビレット内を連続的に変化させる
方法と、変化させない方法とがあるが、前述の説明は、
連続的に変化させない方法である。
前記の塑性加工の一方法として、コンテナ部の開口面積
がベアリング部の開口面積より小きいダイスを用いて、
しかも磁化容易方向と押出方向を平行とする押出加工が
ある。押出加工によってビレットに押出方向に圧縮ひず
みが施され、しかも7、 。
対数ひずみの絶対値で0.1以上の圧縮ひずみを施さな
くてはならない。
ここでコンテナ部の開口面積とは、ダイスをコンテナ部
を通り押出方向に対して垂直な面で切断したときのコン
テナ部の断面積であり、同様にベアリング部の開口面積
とは、ダイスをベアリング部を通り押出方向に対して垂
直な面で切断した時のベアリング部の断面積である。ま
たコンテナ部とは塑性加工を施そうとするビレットを収
容する部分で、ベアリング部とは、所定の塑性加工を施
したビレットを収容する部分である。たとえば第3図に
示したダイスではコンテナ部の開口面積とは、直径DC
の円の面積であり、ベアリング部の開口面積とは、直径
Dbの円の面積である。開口部分の形状は、前記の例で
は中実であるが、中空であってもよく、たとえばリング
状でもよい。必要なことはコンテナ部の開口面積とベア
リング部の開口面積の間に前述した関係が成立すればよ
くしかもビレットは押出加工後押出方向に0.1以上の
圧縮ひずみを施されることである。
特開昭58−130261 (3) 押出加工によって、加工前のビレットの磁化容易方向に
対して、ビレットに対数ひずみの絶対値で0.1以上の
圧縮ひずみを施す必要があるのは、実施例で詳述するよ
うに、押出加工前は、押出方向と磁化容易方向を平行と
し、押出加工によって磁化容易方向を押出方向から外周
または内周着磁に適する方向に転換させるためで、圧縮
ひずみが少なくとも0.1以上必要となる。すなわち、
ビレットの磁化容易方向に、対数ひずみの絶対値で0.
1以上の圧縮ひずみを施すと、径9弦方向を含む平面内
の方向に高い磁気特性を得ることができる。
公知のMn−Ajl!−C系磁石用合金、例えば68〜
73重量%(以下単に%で表す)のMnと(1/10 
Mn−6,6) 〜(173Mn −22,2)%のC
と残部のA71を530〜830’Cの温度で押出加工
等の公知の方法によって一軸性の均質微細な〔001〕
繊維組織とした後、前記軸方向と押出方向を平行になる
ようにして、コンテナ部の開口面積がベアリング部の開
口面積よりも小さいダイスを用いて押出加工する。この
場合、押出加工によって押出方向に対数ひずみの絶対値
で0.1以上の圧縮ひずみを施す必要がある。
コンテナ部の開口面積がベアリング部の開口面積よりも
小さいダイスを用いる押出加工によって、ビレットに押
出方向に圧縮ひずみを施すためには、後述するように、
押出加工中は押出方向の二つの向きからビレットに加圧
できるようにしなければならない。一方、一般の金属材
料の押出加工又は、公知のMn−Al−C系合金磁石の
製造法で用いられる押出加工では、コンテナ部の開口面
積がベアリング部の開口面積より大きいダイスを用いる
ため、押出方向に伸ばされる加工であシ、押出加工中は
、少なくとも押出方向の一つの向きからビレットに加圧
できるようにしておけばよい。ここでは両者を押出加工
と称することにした。たとえばMn−ムB−c系合金磁
石からなるビレットを押出加工する場合、換言すればビ
レットをコンテナ部からベアリング部へ移動する場合、
後者の方法では少なくともコンテナ部の上方よシポンチ
(第6図において16)によって押出方向に加圧すれば
1゜ 加工が行えるが、前者の方法では一例としてコンテナ部
の上方よりポンチ(第3図において5)によって、しか
もベアリング部の下方よりポンチ(第3図において6)
により加圧することによって、ビレットを上、下のポン
チによって加圧された状態にし、これらのポンチがダイ
スに対して相対的にコンテナ部からベアリング部へ向か
う方向に移動させる必要がある。換言すれば、加圧され
ながらビレットはコンテナ部からベアリング部へ向かっ
て移動する。これにより、押出加工(でよってビレット
に押出方向に圧縮ひずみが施される。
次に、本発明を押出加工法によって実施する一つの方法
を第1図により説明する。
aはダイス1内にビレットが入っていない状態である。
ここで、2はコンテナ部、3はベアリング部、4はコニ
カル部、6及び6はそれぞれコンテナ部2及びベアリン
グ3に嵌合する大きざの直径を有するポンチである。
まず、bに示すように、ベアリング部に適当な長さのビ
レット7を収容する。ポンチ6によって11・ 。
ビレット7を加圧することによって(C)に示す様な状
態にする。以上で準備工程が終了し、次に本発明の押出
加工に移ることができる。この漁備工程は一般の金属材
料の押出加工又は公知のMn−AI−C系合金磁石の製
造法で用いられる押出加工と同様で、本発明でいうベア
リング部をコンテナ部とし、コンテナ部をベアリング部
とする押出加工である。
次に第1図(d)に示す様にコンテナ部2に新たにビレ
ット8を収容し、ポンチ6とポンチ6を用いてこのビレ
ットを加圧しながら、ポンチ6をダイスに対して相対的
にコンテナ部からベアリング部へ向かう向き(第1図(
d)において矢印の向き)に移動させることてよって(
e)に示す様な状態にする。
次にベアリング部に収容されたビレット7を取り除き、
新たにコンテナ部にビレット9を収容する(f)。この
状態は第1図(d)に示した状態と同じであり、以下前
述した方法を繰り返すことによって押出方向に圧縮ひず
みを施されたビレットを得ることができる。
次に、別法の一つの例を説明する。この方法は、前記の
準備工程を必要としない方法である。まず第2図(a)
に示す様にコンテナ部からベアリング部にまたがって、
コンテナ部に嵌合する大きさの径のビレット1oを収容
し、ポンチ6がダイスに対して相対的に移動しない様に
固定しながら、ポンチ6によってビレット10を加圧す
ることにより、(b)に示す様な状態にする。次にポン
チ6が小をい力(ビレットが塑性加工しない力)で押出
方向に動く状態にして、ポンチ6をポンチ6へ向けて押
出方向にダイスに対して相対的に任意の距離、例えば1
orrrIn程度移動させる。この結果(C)に示す様
な状態になる。次にポンチ6をダイスに対して相対的に
移動しないように固定しながら、ポンチ6を用いてビレ
ットを加圧し、ダイスとポンチ5およびポンチ6によっ
て囲まれた空間内が主としてビレットによって十分溝た
された状態、すなわち(d)に示す様な状態にする。以
下、第2図((1り 、 (d)と同様な状態の繰り返
しによって押出加工を行なうVとができる。
13・ ゛ ここで前者の本発明の押出加工の方法が前述の塑性変形
する部分を時間に対して連続的に変化させる方法に対応
し、後者の方法が連続的に変化させない方法に対応する
。また、前者の一連の流れは準備工程と本発明の一つの
押出加工方法に分けることができ、後者の一連の流れは
本発明の一つの押出加工方法だけで構成されている。こ
こでは塑性変形する部分を時間に対して連続的に変化さ
せる方法と変化させない方法を完全に分離して説明した
が、一つのビレットを塑性加工する場合、これら両者を
組み合わせても輌畿社よ、へ、必要なことはビレットが
押出加工後押出方向に圧縮ひずみを受けることである。
この押出加工の可能な温度範囲については、530〜8
30℃の温度領域において加工が行えたが、780℃を
越える温度では磁気特性がかなり低下した。より望まし
い温度範囲としては600〜760°Cであった。
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
実施例1 配合組成で70%のMn、29.6%のA4 、及び0
.5%のCを溶解鋳造し、直径63刷、長さ2゜酎の円
柱ビレットを作製した。このビレットを1100℃で2
時間保持した後、eoooCまで風冷し、600℃で3
0分間保持する熱処理を行った。次に、潤滑剤を介して
720’Cの温iで直径20醪までの温間押出加工を行
った。さらに潤滑剤を介してsso’cの温度で、第1
図に示す方法に従って押出加工を施した。ここに用いた
ダイスは第3図のダイス半角αは1oである。加工後の
試料の直径りは25m、長さLは90flであり長さの
長い磁石が得られた。
加工後の試料の外周に近い部分から、−辺が約6mの立
方体を各辺が押出軸方向、径方向および弦方向に平行に
なるように切り出し、磁気測定を行った。磁気特性は径
方向と弦方向はほぼ等しく。
Br==4.6KG、Hc=2.2KOe、(BH)m
aw=3.6MG・Oe、押出軸方向ではBr=2.6
KG、Ha = 1.9 KOe、 (BH)maw 
= 1.5 MG・Osであった。また磁気特性は径・
弦方向のみならず径・16 弦方向を含む平面内の全ての方向に同等の高い磁気特性
が得らnることか詳細な実験の結果判明した。
さらに第3図に示したダイス内に残された磁石を6個用
い、各々の磁石を厚さ1rran、押出軸方向に対して
垂直に切断し、同一の圧縮ひずみを受けたと考えられる
試料を6枚重ね合わせて一つの試料を作製した。各々の
試料について外周に近い部分から一辺が約6閾の立方体
を各辺が押出軸方向、径方向および弦方向に平行になる
ように切り出し磁気測定を行った。磁気特性を第4図に
示す。第4図において、横軸は圧縮ひずみを対数ひずみ
であられしたときの絶対値で、縦軸は残留磁束密度(B
っである。第4図に示す機知、圧縮ひずみ0.1以上の
領域では押出軸方向に比して径・弦方向の磁気特性が高
く、外周又は内周着磁用磁石として用いる場合有利であ
る。
実施例2 配合組成で69.6%のMn、29.3%のA/、0.
6%のCl0j7%のNiを溶解鋳造し、直径60ビレ
ツトを1000℃で2時間保持した後、常温まで放冷し
た。次に潤滑剤を介して720℃の温度で直径20rr
vnまでの温間押出加工を行った。さらに潤滑剤を介し
て680℃の温度で第6図に示すダイスを用い、第2図
に示す方法に従って押出加工を施した。なお、第6図に
示したダイスは、第3図に示したダイス半角αが90の
場合である。
加工後の試料の直径は23a、長さは96.であり、長
さの長い磁石が得られた。
加工後の試料の外周に近い部分から一辺が6mの立方体
を各辺が押出軸方向、径方向および弦方向に平行になる
ように切り出し、磁気測定を行った。磁気特性は径方向
と弦方向はほぼ等しく、Br= 4.4 KG、 Ha
 = 2.4 K Oe、  (BH)max =3.
6MG・Oe 、押出軸方向では、Br=2.7KG、
  Ha= 2.0 K Os 、 (BH)maw 
= 1.6 MG−Oeであった。
また磁気特性は径、弦方向のみならず径、弦方向を含む
平面内の全ての方向に同等の磁気特性が得、(れる員が
詳細な実験の結果判明した・17、・  ・ 実施例3 配合組成で69.4%のMn、 29.3%のA7J、
0.6%L7)0,0.7%ノN i及び0.1%のT
i を溶解鋳造し、直径40門、長さ6orrUnの円
柱ビレットを作製した。このビレットを1100℃で2
時間保持した後600℃まで風冷し、600℃で3時間
保持する熱処理を行った。次に潤滑剤を介して720’
Cの温度で、第6図に示すダイス11を用いて押出加工
を施した。
第6図において、12はコンテナ部、13はコニカル部
、14はベアリング部、IF5.16はポンチ、18は
ビレットである。このダイスの上方部分、すなわち、コ
ンテナ部16、コニカル部17及び部分12は、:公知
の押出加工に用いられるダイスと同じであるが、部分1
2は本発明ではコンテナ部で、直径は20Mである。ま
たコニカル部17のダイス半角は16、コニカル部13
のダイス半角は20とした。
なお、加工方法は第1図の方法に従ったが、第1図(C
)から(山の状態にする過程で、ポンチ16を静止し、
ポンチ16を下降させる工程を加えた。
加工後の試料の直径は25WIn、長ざは128門であ
り、長さの長い磁石が得られた。この加工後の試料の外
周に近い部分から一辺が61rrmの立方体を各辺が押
出軸方向、径方向および弦方向に平行になるように切り
出し、磁気測定を行った。磁気特性は径方向と弦方向は
ほぼ等しく、Br=4.6K G、 HC=2.2 K
Oe、  (BH)yylax =3.46MG−Oe
 、押出軸方向では、Br=2.6KJ  Ha=1.
9KOe、(BH)ynax=1.5MG−Oe  で
あった。また磁気特性は、径2弦方向のみならず径・弦
方向を含む平面内の全ての方向に同等の磁気特性が得ら
れることが詳細な実験の結果判明した。
さらに粗大結晶域が存在せず、均質微細な組織であり、
機械的強度や機械加工性などが均質であった。
本実施例は、実施例1及び2と異なり、第6図に示すダ
イスを用いて塑性加工する前のビレットは熱処理後のも
のであり、170部分によって押出軸方向に異方性化さ
れる。これは、これまでの19t′−ノ 公知の押出加工と同じである。12〜14が本発明のダ
イスに相当し、この両者を組み合わせることによりダイ
スは1個であり、塑性加工も一度で良く、しかもダイス
の長さを短くできるため、実施例1及び2の方法より本
実施例の方法の方がこれらの点からすれば有利である。
実施例4 実施例1で得た公知の押出加工を施したビレット(直径
20m、長さ約140mm)の両端を工具で挾み、ビレ
ットの軸方向に圧縮できるように保持した。次にビレッ
トを長さ方向に約20+m局部的に加熱して680℃に
した。圧縮荷重をビレットに作用させたまま、ビレット
の長さ方向の全長にわたって加熱部を移動させることに
よって、ビレット全体を圧縮加工し、加工後のビレット
の長さを70mm、直径を26〜30馴にした。
加工後の試料から一辺が約6酬の立方体を各辺が押出軸
方向、径方向および弦方向に平行になるように切り出し
磁気測定を行った。磁気特性は径方向と弦方向はほぼ等
しく、Br=4.6 KG、 Ha=2.4KOe 、
  (BH)max=3.7MG−Oe、押出軸方向で
は、Br=2.6KG、Hc=1.9KOe、(BH)
maz=1.4MG−Oeであった。また磁気特性は、
径・弦方向のみならず径・弦方向を含む平面内の全ての
方向に同等の磁気特性が得られることが詳細な実験の結
果判明した。
本発明は実施例によって述べた様に、特定の一方向に磁
化容易方向を有する多結晶マンガン−アルミニウムー炭
素系合金磁石からなるビレットに、ビレット内の磁化容
易方向に垂直な任意の断面を含む部分(1ないし2以上
の部分からなりしかも全体でビレットに対して一部分)
に塑性加工を施し、さらにこのような塑性加工をビレッ
ト全体にわたって施し、塑性加工によって磁化容易方向
に対して圧縮ひずみを対数ひずみの絶対値で0.1以上
施すことによって、平面状に等しく優れた磁気特性をも
った長さの長い(L/Dの大きい)高性能な外周又は内
周着磁用、特に外周又は内周多極着磁用磁石を得るもの
である。
本発明によって得られる磁石は、モータ、ジェ21べ′ ネレータ、メータ類など多方面への応用が可能である。
特に磁石形状の長さの長い方面への応用に有用である。
公知の方法、例えば押出加工後、圧縮加工による万一法
では、押出棒を所定の長さに切断する必要があるが、本
発明によれば、切断を簡略することができ、また複数個
重ね合わせて用いなければならない場合でも、本発明に
よれば重ね合わせる必要がなく、しかも加工後、例えば
円柱に仕上加・工する場合でも長さの長い磁石を外周仕
上げすることになり、長さの短い磁石を外周仕上げする
より容易である。
前述したように、本発明によって径・弦方向を含む面内
のすべての方向に高い磁気特性を有する外周又は内周着
磁用のI、/Dの大きい磁石が得られ、しかも製造工程
を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における押出方法を示す工程図
、第2図は他の実施例の押出方法を示す工程図、第3図
は実施例に用いたダイスの要部の縦断面図、第4図は圧
縮ひずみに対する残留磁束密度の変化を示す図、第6図
及び第6図は他の実施例に用いたダイスの要部の縦断面
図である。 1・・・・・・ダイス、2・・・・・・コンテナ部、3
・・・・・・ベアリング部、4・・川・コニカル部、6
.e・・・・・ポンチ。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 はが1名第4
図 圧虐ひず°a 第5図 16図 f 昭和57年1唾ユク日 特許庁長官殿 事件の表示 昭和67年特許願第 12358号 発明の名称 マンガン−アルミニウムー炭素系合金磁石の製造法補正
をする者 事件との関係      特  許  出  願  大
佐 所  大阪府門真市大字門真1006番地名 称 
(582)松下電器産業株式会社代表者    山  
下  俊  彦 代理人 〒571 住 所  大阪府門真市大字門真1006番地松下電器
産業株式会社内 27゛ 6、補正の内容 (1)明細書第7頁第14〜20行の「開口部分の形状
は・・・・・・・・・施されることである。」を削除し
ます。 (2)同第10頁第11行の「レットに押出」を「レッ
トの押出」と訂正します。 (3)同第14頁第13行〜第20頁第6行の記載を次
のように訂正します。 [加工後の試料の外周に近い部分から、−辺が約6fi
の立方体を各辺が押出軸方向、径方向およ゛び弦方向に
平行になるように切り出し、磁気測定を行った。磁気特
性は径方向と弦方向はほぼ等しく、Br=4.5kG、
 Hc=2.2kOe。 (BH)max=s、sMG−Oe、  押出軸方向で
はBr=2.6kG、 Hc=1.9kOe、 (BH
)max=1.sM(、・Oe であった。また磁気特
性は径・弦方向のみならず径・弦方向を含む平面内の全
ての方向に同等の高い磁気特性が得られることが詳細な
実験の結果判明した。 さらに第3図に示したダイス内に残されだ磁特開昭58
−130261(9) 石を6個用い、各々の磁石を厚さ1鱈、押出軸方向に対
して垂直に切断し、同一の圧縮ひずみを受けたと考えら
れる試料を6枚重ね合わせて一つの試料を作製した。各
々の試料について外周に近い部分から一辺が約6ffの
立方体を各辺が押出軸方向、径方向および弦方向に平行
になるように切り出し磁気測定を行った。磁気特性を第
4図に示す。第4図において、横軸は圧縮ひずみを対数
ひずみであられしたときの絶対値で、縦軸は残留磁束密
度(Br)である。第4図に示す様に、圧縮ひずみ0.
1以上の領域では押出軸方向に比して径・弦方向の磁気
特性が高く、外周又は内周着磁用磁石として用いる場合
有利である。 実施例2 配合組成で69.5%のMn、29.3%のムl。 0.5%の0.0.7%のNiを溶解鋳造し、直径60
fi、長さ2Offの円柱ビレットを作製した。 このビレ、トを1100℃で2時間保持した後、常温ま
で放冷した。次に潤滑剤を介して7204 7゛ °Cの温度で直径20■までの温間押出加工を行った。 さらに潤滑剤を介して680℃の温度で第6図に示すダ
イスを用い、第2図に示す方法に従って押出加工を施し
た。なお、第5図に示しだダイスは、第3図に示したダ
イス半角αが90°の場合、である。加工後の試料の直
径は23fi、長さは95fiであり、長さの長い磁石
が得られた。 加工後の試料の外周に近い部分から一辺が6四の立方体
を各辺が押出軸方向、径方向および弦方向に平行になる
ように切り出し、磁気測定を行った。磁気特性は径方向
と弦方向はほぼ等しく、Br =4.4kG 、Ha 
=2.4に06  。 (BH)max=3.sMG−Os、押出軸方向では、
Br=2.7 kG、 Hc=2.0kOe、 (BH
)max =1、csMG・0θであった。また磁気特
性は径、弦方向のみならず径、弦方向を含む平面内の全
ての方向に同等の磁気特性が得られることが詳細な実験
の結果判明した。 実施例3 6 ・・−ヅ 配合組成で69.4%のi(n、29.3%のムl。 0.5%のC,0,7%のNi及び0.1%のTiを溶
解鋳造し、直径40ff、長さ5C)lの円柱ビレット
を作製した。このビレットを1100℃で2時間保持し
た後eoo’cまで風冷し、6oO℃で3時間保持する
熱処理を行った。次に潤滑剤を介して720 ’Cの温
度で、第6図に示すダイス11を用いて押出加工を施し
た。 第6図において、12はコンテナ部、13はコニカル部
、14はベアリング部、15.16はポンチ、18はビ
レ・ノドである。このダイスの上方部分、すなわち、コ
ンテナ部19.コニカル部17及び部分12は、公知の
押出加工に用いられるダイスと同じであるが、部分12
は本発明ではコンテナ部で、直径は20Mである。 またコニカル部17のダイス半角は150.コニカル部
13のダイス半角は2o0とした。 なお、押出加工方法は第1図の方法と同じである。但し
準備工程は第1図の方法と異なる。 ダイス11とポンチ15.16によって囲まれ6   
 / た空洞部分をビレット18によって満たす/こめに、ポ
ンチ16を固定した状態で、ポンチ15を下降させるこ
とによって第6図に示す様な状態にした。換言すると、
ダイス11の17.12゜13及び14の部分にビレッ
トが満たされていない一番最初の時は、まず第2図の方
法で加工を行い、以降(第6図に示す様な状態にしだ後
)第1図の方法で行ったということになる。 加工後の試料の直径は25m1長さは128nであり、
長さの長い磁石が得られた。この加工後の試料の外周に
近い部分から一辺が6nの立方体を各辺が押出軸方向、
径方向および弦方向に平行になるように切り出し、磁気
測定を行った。磁気特性は径方向と弦方向はほぼ等しく
、Br = 4.5 kG −Hc=2.2 koe、
 (BH)max==3.45MG・Oe  、押出軸
方向では、Br=2、e kG、 HC=1.9 ko
e、 (BH)max= 1.5MG−Oe  であっ
た。また磁気特性は、径9弦方向のみならず径・弦方向
を含む平面内の全ての方向に同等の磁気特性が得られる
ことが詳細な実験の結果判明した。 さらに粗大結晶域が存在せず、均質微細な組織であり、
機械的強度や機械加工性などが均質であった。 本実施例は、実施例1及び2と異なり、第6図に示すダ
イスを用いて塑性加工する前のビレットは熱処理後のも
のであり、17の部分によって押出軸方向に異方性化さ
れる。これは、これまでの公知の押出加工と同じである
。12〜14が本発明のダイスに相当し、この両者を組
み合わせることによりダイスは1個であり、塑性加工も
一度で良く、しかもダイスの長さを短くできるため、実
施例1及び2の方法より本実施例の方法の方がこれらの
点からすれば有利である。 実施例4 実施例1で得た公知の押出加工を施したビレット(直径
20ff1長さ約140M)の両端を工具で挾み、ビレ
ットの軸方向に圧縮できるように保持した。次にビレッ
トを長さ方向に約208ノ n局部的に加熱して680 ’Cにした。圧縮荷重をビ
レットに作用させたまま、ビレットの長き方向の全長に
わたって加熱部を移動させることによって、ビレット全
体を圧縮加工し、加工後のビレットの長さを70n1直
径を26〜30履にした。 加工後の試料から一辺が約6fiの立方体を各辺が押出
軸方向、径方向および弦方向に平行になるように切り出
し磁気測定を行った。磁気特性は径方向と弦方向はほぼ
等しく、Br=4.6kG。 Hc = 2.4 kOe、 (BH)wax = 3
.7 MG−Oe、押出軸方向では、Br=2.skG
、Hc=1.9koe。 (BH)max=1.4MG・Oeであった。また磁気
特性は、径・弦方向のみならず径・弦方向を含む平面内
の全ての方向に同等の磁気特性が得られることが詳細な
実験の結果判明した。」(4)図面第6図を別紙のよう
に訂正します。 第6図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)特定の一方向に磁化容易方向を有する多結晶マン
    ガン−アルミニウムー炭素系合金磁石からなるビレット
    に、630〜830℃の温度において、ビレット内の磁
    化容易方向に垂直な任意の断面を含む部分であって1な
    いし2以上の部分からなりしかも全体でビレットに対し
    て一部分に塑性加工を施すことにより、このような塑性
    加工をビレット全体にわたって施し、この塑性加工によ
    って磁化容易方向に対してビレットに圧縮ひずみを対数
    ひずみの絶対値で0.1以上施すことを特徴とするマン
    ガン−アルミニウムー炭素系合金磁石の製造法。
  2. (2)前記塑性加工が、コンテナ部の開口面積がベアリ
    ング部の開口面積より小さいダイスを用いる押出加工で
    あり、しかも前記磁化容易方向と押出方向を特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のマンガン−アルミニウムー
    炭素系合金4Ti 石の製造法。
JP57012358A 1982-01-28 1982-01-28 マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法 Granted JPS58130261A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4650560A (en) * 1985-01-25 1987-03-17 Hitachi, Ltd. Oxygen sensor
JP2002202279A (ja) * 2000-10-31 2002-07-19 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサの製造方法
CN108611509A (zh) * 2018-05-07 2018-10-02 青海大学 多孔铝碳复合材料及其制备方法

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