JPS58130106A - テルル含有均質安定溶液の調製法 - Google Patents

テルル含有均質安定溶液の調製法

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JPS58130106A
JPS58130106A JP1172582A JP1172582A JPS58130106A JP S58130106 A JPS58130106 A JP S58130106A JP 1172582 A JP1172582 A JP 1172582A JP 1172582 A JP1172582 A JP 1172582A JP S58130106 A JPS58130106 A JP S58130106A
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tellurium
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metallic
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Tomu Sasaki
佐々木 富
Yoshimi Nakamura
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Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Nitto Chemical Industry Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B19/00Selenium; Tellurium; Compounds thereof

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、テルルを含有する均質安定溶液の調製法に関
する。本発明によりて得られるテルル含有均質安定溶液
は、種々のテルル含有組成物の製造に利用することがで
きるが、そのような用途の一つはテルルを含有する触媒
の製造原料として使用することである。
テルルを含有する触媒は、多くの例が知られている。た
とえば、特公昭41−7774号公報記載のモリブデン
、亜鉛およびテルルの酸化物からなる触媒、特公昭43
−6045号公報記載のモリブデン、テルル、マンガン
、リシの酸化物からなる触媒、特公昭46−2804号
公報記載の鉄、アンチモン、バナジウム、モリブデン、
タングステンおよびテルルの酸化物からなる触媒、特公
昭50−24293号公報記載のモリブデン、鉄および
テルルの酸化物からなる触媒などが、オレフィンの酸化
、アンモ酸化などに有用なことが知られている。
これらの金属酸化物からなる触媒は、それぞれの金属に
ついて加熱によって分解して最終的には酸化物となる化
合物を原料として製造されるが、慣用されるその製造法
からいってこれらの原料化合物は、溶媒可溶性、特に水
溶性であるものが望ましい。
上記の諸公報では、テルル原料として金属テルル、二酸
化テルル、テルル酸などが用いられている。しかし、金
属テルルや二酸化テルルからはテルル含有水溶液を調製
しに〈<、また調製できても、他成分の溶液と混合する
と沈澱を生じ易くて、いずれにしても安定な溶液を得る
ことは困難である。また、好ましくない他の成分の混入
のないテルル含有均質安定溶液を得ることも困難である
。テルル酸は水に対する溶解度が大きいので、安定な水
溶液を調製し易い。
しかし、テルル酸は従来は金属テルルを塩素酸で酸化し
た抄、二酸化テルルを過マンガン酸カリで酸化して、多
くの工程を経て製造、精製されているので、その工業的
な広い用途がないこともあって、触媒製造原料としては
使用しにくいものである。また、従来の二酸化テルルや
テルル酸はそのW進法に起因すると思われるが、純度の
良いものが入手しくぐいという問題もある。
このように従来のテルル原料はいずれも満足すべきもの
とは言い難いのであるが、高純度で比較的入手し易いと
いう点から、金属テルルを原料とすることができるよう
になれば、有利である。
金属テルルは硝酸に溶けることが知られている。しかし
、その場合には多量の硝酸が必要であるうえに、その溶
液は比較的不安定である。
また、多量の硝酸を用いることは、装置腐蝕の問題およ
び排ガスのNOx問題などを生じるのでできるだけ避け
たいところである。金属テルルを硝酸々化する場合の問
題点は、得られるテルル含有溶液は他成分との相客性が
悪いことである。すなわち、モリブデンやタングステン
等の成分を同時に含む触媒をつくるべく慣用されるそれ
らの酸素酸ないしその塩を、金属テルルの硝酸々化溶液
に加えると、多くの場合沈澱を生じて、自由範囲の濃度
で均質安定な溶液をつく゛ ることは非常に難しい。
一方、金属テルルに過酸化水素を作用させると、反応速
度は非常に遅いが、わずかにテルル酸の生成することが
知られている(J−Lees −ConmnMetal
s 16218−222 (1968)、 Lかし、こ
のような反応速度では実用化できない、この点は固−液
反応速度向上の常法に従って金属テルルを粉末にして用
いることによって、ある程度改善されるが、それでもま
だ結果は不充分である。
金属テルルに過酸化水素を作用させるに際して硝酸を共
存させる方法も知られている(西ドイツ公開第2041
842号公報i6しかし、この方法は硝酸の存在が必須
表ので、上記の硝酸使用に基く装置腐蝕および排ガスの
問題は避は難い、また、反応速度も小さくまた過酸化水
素使用量も比較的多くなる。
本発明は、上記の点に解決を与えることを目的とし、過
酸化水素により金属テルルを溶解するに際して特定の反
応促進剤を使用することによってこの目的を達成しよう
とするものである。
本発明によるテルル含有均質安定溶液の調製法は金属テ
ルルを過酸化水素と反応させて溶解させるに当り、反応
系にモリブデンおよびタングステンからなる群から選ば
れた少なくとも一つの元素の水可溶性へテロポリ酸また
はこれらの塩を存在させることを特徴とするものである
後述の実験例に示されるように1こO%定O反応促進剤
を反応系に存在させることによって金属テルルの溶解速
度は飛躍的に増大する。
このようにして調製した均質安定溶液は、テルルの他に
モリブデンまたはタングステンが必には、この使用はき
わめて合目的的でちる。
溶解スべきテルルに対し、モリブデンおよび/またはタ
ングステンのへテロポリ酸使用量は、かなり少量で有効
であるので、非常に広い範囲の触媒組成に対して適応で
きる。
また、この溶液はテルルの硝酸々化によりて得た液と異
なり、多くの元素の化合物水溶液と相客性が良いので、
使用し易い。
本発明を実施するに当って、金属テルルとしては、比較
的高純度で提供される工業薬品を使用することができる
過酸化水素との接触面積を大きくするためには、金属テ
ルルは黴細な形であることが好ましい。微細さの程度は
任意であるが、平均粒径がsooミクロン程度以下であ
ればその効果は特に大きい。
過酸化水素は、市販の30〜60%程度のものを、その
ま\、あるいは適当な濃度に稀釈して使用することがで
きる。
反応促進剤であるモリブデンお8びタングステンのへテ
リポリ酸としては、リンモリブデン酸、ケイモリブデン
酸、ホウモリブデン酸、リンタングステン酸、ケイタン
グステン酸、ホウタングステン酸などが入手性の観点か
ら最も代表的である。なお、これらと同様の構造でタン
グステンの一部がモリブデンおよび/またはバナジウム
に置換されたもの、モリブデンの一部がタングステンお
よび/lたはバナジウムに置換されたものであっても同
様に使用することができる。
また、リン、ケイ素、ホウ素などの代りに、りμム、マ
ンガン、鉄、コバルト、銅、ビスマス、アンチモン、ヒ
素、テルル等をヘテロ元素とするものも使用することが
できる。
モリブデンまたはタングステンのへテロポリ酸の塩とし
ては、水可溶な範囲でアンモニウム塩、アルカリ金属塩
等いろいろのものを使用することができる。
本発明の金属テルルの過酸化水素による酸化反応は一般
に水性系で行なわれる。
過酸化水素の使用量は、テルル1グラム原子に対して約
3グラムモル以上あればよい、過酸化水素/テルル〔グ
ラムモル/グラム原子〕比が大きいほど反応速度が大き
くなる傾向があるが、酸化完了後に大過剰の過酸化水素
を残しておくのは経済的にも安全上からもあまり好まし
いことではない。従って、過酸化水素の使用1は、テル
ル1グラム原子に対して約3〜8、好ましくは3.1〜
5グラムモルが適当である。
反応系の過酸化水素濃度は1111度以上であれば工業
的観点から十分である。市販の30〜60哄程度の濃度
の過酸化水素水を使用するのが一般的である。
過酸化水素は、所要量を反応開始時に全部加えてもよい
し、反応の進行をみながら少量ずつ滴下することもでき
る。テルルの加え方についても同様である。
反応温度は、反応系が液相を保ちうる範囲内で任意であ
る。しかし、加圧下で反応系の沸点を上昇させることも
操作上は不便であるし、また常圧で沸点附近の温度で行
なうのも、過酸化水素の無駄な分解が起抄易いであろう
。従って、常温ないし100C位の間で行なうのが良い
反応は、多くの場合50tll’前後であれば十分な速
度で進行する。
反応促進剤の使用量は、本発明の効果が認められる範囲
内で任意である。
反応促進剤の使用量が多い場合には特に問題は起らない
が、少ない場合にはテルル、過酸化水素等の濃度や反応
温度によって溶解速[K影譬がある。従って、反応促進
剤の使用量を数値的に限定することは困難であるが、テ
ルルに対しヘテロポリ酸のモリブデンおよび/またはタ
ングステンの比が原子比でo、oos以上で用いるのが
よい。
反応促進剤は、所要量を反応時に一括して添加してもよ
く、分割して添加してもよい。
このようにして調製されたテルル含有均質安定溶液は他
成分との相客性がよい。従って、この溶液は必要により
種々の元素例えばアルカリ金属、アルカリ土類金属、稀
土類金属、バナジウム ニオブ、タンタル、クロム、マ
ンガン、レニウム、鉄、ルテニウム、オスミウム、コノ
くルト、ロジウム、イリジウム、ニッケル、パラジウム
、白金、銅、銀、金、亜鉛、カドミウム、水銀、ホウ素
、アルミニウム、カリウム、インジウム、タリウム、ゲ
ルマニウム、スズ、鉛−リン、ヒ素、ビスマス、セレン
等の水可溶性化合物を加えて用いることができる。
以下、実施例および比較例により本発明の笑施態様およ
び効果を具体的に示すが、本発明はこの実施例に限定さ
れるものではない。
実施例1 金輌テルル粉末(300μ以下)を10?とり、純水4
0i1に懸濁させた。これに、リンモリプデ哄)も少し
ずつ滴下した。全部で241加えたところでテルルは完
全に溶解した。この間15分であった。
このテルル・モリブデン含有液(Mo/’re (原子
比)=O,OS〕は、長期に安定であった。
なお、過酸化水素/テルル比は3.6〔グラムモル/グ
ラム原子〕である。
金属テルル粉末(300μ以下)を10tとり、純水4
0mに懸濁させた。これに、リンタングステン酸水溶液
(6度はWon換算40%)4.5Pを加え、95CI
IC加温した。これに過酸化水素水(35哄)を少しず
つ滴下した。全部で23.51加えたところでテルルは
完全に溶解した。この間15分であった。
とのテルル・タングステン含有溶液(W/Te(X子比
)=0.1)は、長期に安定であった。
なお、過酸化水素/テルル比は3.5Cfラムモル/グ
ラム原子〕である。
実施例3 金属テルル粉末(300μ以下)を10?とり、純水4
01に懸濁させた。これにケイタングステン酸4.5 
F (濃度はwo3換算40哄)及び15襲アンモニア
水0.94111を加え、95Cに加温した。
ついで過酸化水素水(35%)を少しずつ滴下した。全
部で23.5 ml加えたところでテルルは完全に溶解
した。この間15分であった。
このテルル・タングステン含有溶液(W/Te(JIK
子比)=0.1)は、長期にわたって安定であった。
なお、過酸化水素/テルル比は3.5(グラムモル/グ
ラム原子〕である。
比較ガ1 金属テルル粉末(300j1以下)を10rとり、純水
40−に懸濁させた。これを95UK加温したのち過酸
化水素水(35%)を少しずつ滴下した。過酸化水素水
50−を加えたが、溶解が進行しているように見えなか
ったので、温度を1000に高め、1時間保った。しか
し、金属テルル粉は、表面がや\灰色になっただけで溶
解しなかった。
特許出願人 日東化学工業■

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  金属テルルを過酸化水素と反応させるに当に
    、反応系にモリブデンおよびタングステンからなる群か
    ら選ばれた少なくとも一つの元素の水可溶性へテロポリ
    酸またはこれらの塩を存在させることを特徴とするテル
    ル含有均質安定溶液のll1II法。 (謡 へテ四ポリ酸が、リンモリブデン酸、ケイモリブ
    デン酸、ホクモリプデン酸、リンタングステン酸、ケイ
    タングステン酸、およびホウタングステン酸からなる群
    から選ばれた少なくとも一種の化合物である特許請求の
    範囲第一項記載のテルル含有均質安定溶液の調製法。
JP1172582A 1982-01-29 1982-01-29 テルル含有均質安定溶液の調製法 Granted JPS58130106A (ja)

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