JPS5812954Y2 - 簡易水洗便器 - Google Patents

簡易水洗便器

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Publication number
JPS5812954Y2
JPS5812954Y2 JP15197779U JP15197779U JPS5812954Y2 JP S5812954 Y2 JPS5812954 Y2 JP S5812954Y2 JP 15197779 U JP15197779 U JP 15197779U JP 15197779 U JP15197779 U JP 15197779U JP S5812954 Y2 JPS5812954 Y2 JP S5812954Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bowl
slit plate
connecting pipe
baffle plate
upper edge
Prior art date
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Expired
Application number
JP15197779U
Other languages
English (en)
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JPS5668087U (ja
Inventor
信夫 森崎
Original Assignee
松下電工株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 松下電工株式会社 filed Critical 松下電工株式会社
Priority to JP15197779U priority Critical patent/JPS5812954Y2/ja
Publication of JPS5668087U publication Critical patent/JPS5668087U/ja
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は簡易水洗便器、殊にボウルの周縁に設ける吐水
部の構造に関するものである。
簡易水洗便器はもちろん他の便器もその材質としては全
陶器製(洋式便器における便座、便蓋を除く)か、全合
成樹脂製のいずれかであった。
陶器は表面硬度、耐薬品性、耐久性、清潔感、重量感と
いった点において良さを備えており、合成樹脂は軽い、
成形サイクルが比較的短く多量にしかも低コストで提供
できる、暖かみや柔らかみがあるといった点に良さを持
っている。
また陶器における欠点といえば大変重い為に荷扱いや運
搬や保管に難があり、また割れやすいこと、冷たい感じ
がすることである。
合成樹脂では傷がつきやすい、薬品におかされやすい、
熱変形や変退色しやすいといった点に欠点を有し。
ている。
この陶器と合成樹脂の各利点を最大限に利用するとすれ
ば、ボウルを陶器で、外郭を合成樹脂とすることが考え
られる。
しかし、この場合には次のような問題点がある。
すなわち、ボウルを陶器製とする場合、合成樹脂製のボ
ウルよりもどうしても割れに対する配慮から厚みが厚く
なってしまう。
また陶器では合成樹脂製のものに比して寸法のばらつき
(JISにおいても±5%)が著しい。
全陶器製の便器ならこれらを見越して余裕のある寸法で
ボウル及び外郭の本体部を作製するのであるが、外郭の
本体部を寸法精度が陶器に比して正確にとれる上に厚み
を薄くできる合成樹脂とするからには合成樹脂製の本体
部内に陶器製のボウルをコンパクトに納めるようにした
・い。
この時、本体部に全合成樹脂製の便器における本体部を
流用するとなるとボウルの納め方が特に問題となる。
つまりボウルの厚みや寸法のばらつきか゛、ボウルの周
縁部と本体部との間に配置する洗浄水の吐出用のノズル
を備えたスリット板の取付けやこのスリット板とホース
とを接続する連結管の配置スペースを逼迫するわけであ
る。
ボウルを小さくすればこの問題点はなくなるものの、ボ
ウル面が小さくなることは使用勝手を著しく悪化させる
ことになる。
本考案はこのような点に鑑み為されたものであって、そ
の目的とするところは合成樹脂製の本体部に対して陶器
製のボウルを用いる場合の上述のような問題点をスリッ
ト板や連結管の構造乃至形状に変更を加えることで解決
し、ボウル面を小さくすることなく便器全体をコンパク
トに納めることができた簡易水洗便器を提供するにある
以下本考案を全合成樹脂製の簡易水洗便器との比較に基
づいて詳述する。
第1図は全合或樹脂製のものを示しており、図中1はボ
ウル、2は本体部であって、本体部2は上枠21と下枠
22とで形成されている。
ボウル1の下面の排出口11にはハンドル15と連動し
て開く吐出弁13が設置されており、下枠22内には上
枠21中に配置した水タンク24の水をハンドル15の
操作に応じてホース16を介しスリット板3へと送る加
圧ポンプ25が設置されている。
18はハンドル15と加圧ポンプ25、ハンドル15と
吐出弁13とを連結するリンク機構である。
ボウル1の後部上縁における構造を第2図に示す。
本体部2の上枠21はその内周縁において下方に垂下さ
れるカバー片23を具備し、このカバー片23と下枠2
2の上縁内面との間にボウル1の上縁が配置される。
洗浄水はボウル1の」−縁から吐出させなくてはならな
いから、このカバー片23と下枠22との間の空間にス
リット板3や連結管4を納めなくてはならないわけであ
る。
この全合成樹脂製の便器においては、連結管4をボウル
1と一体に形成しており、スリット板3も第3図に示す
ようにボウル1の上縁から外方に延出したフランジ部1
4の上面にスリット板3をタッピングビス30やボルト
で固定しである。
スリット板3は洗浄水の吐出方向を決めるための部材で
あり、洗浄水の吐出口10の前方に位置する邪魔板部5
を有していて、ボウル1内面と邪魔板部5との間の隙間
より吐出口10から邪魔板部5に当った洗浄水がボウル
1の内面に沿って吐水される。
この邪魔板部5に設けられているバイパスノズル6は、
用便後のペーパーをしめらせて排出が迅速になされるよ
うに洗浄水の一部を飛翔させるためのものであり、この
時の水の角度はスリット板3に付設した偏向板31で行
っている。
全合成樹脂製の便器では以上のように構成されているが
、この便器におけるボウル1を厚みのある、しかも寸法
ばらつきの大きい陶器製のボウル1に代えるとなると、
偏向板31の存在の点からのスリット板3の厚みが大き
いこと、ボウル1にフランジ部14を設けてスリット板
3を取付けていることからのスリット板3の取付けに要
する寸法、第3図中l、が大きいこと等があるためにカ
バー片23と下枠22との間に納まらなくなってしまつ
0 このために本考案においてはスリット板3の形状、スリ
ット板3とボウル1との取付構成、そして連結管4の形
状に改良を加えて第4図以下に示すようなものとしであ
る。
すなわち、スリット板3における偏向板31に代えて、
邪魔板部5の吐出口10前方部に厚肉部を形成してこの
厚肉部に所定角度でバイパスノズル6を穿孔し、バイパ
スノズル6のみで飛翔させる洗浄水の角度が決まるよう
にして偏向板31に要する厚み寸法だけ薄くする。
またスリット板3のボウル1への取付けも、第5図及び
第6図に示すように吐出口10の前方を除くボウル1の
内面に接する縦片7を邪魔板部5との間に空間を残して
垂下形成して、この縦片7より外方に向けて突出させた
ボス部8を陶器製のボウル1の上縁に設けた切欠12に
内周面側から嵌入させるとともにボウル1の外周面側か
らタッピングビスのようなビス9をボス部8に締め付け
てスリット板3をボウル1に取付けである。
19は平座金である。
取付けに要する寸法lはボウル1の厚み分で済むわけで
ある。
そしてこの2点の改良だけでは陶器製のボウル1の寸法
ばらつきに対処するには余裕がないので、連結管4を第
4図及び第7図に示すように、ボウル1の上縁外周面と
下枠22の上縁内周面との間を通過する部分を楕円形の
ような断面が偏平となるようにし、この偏平部20の短
径側がボウル1と下枠22との間にくるようにしである
尚、この偏平部20の断面積は連結管4両端の真内部に
おける断面積と略等しくなるようにしである。
以上のような結果、陶器製という厚みが大きく、しかも
寸法のばらつきが大きいボウルを用いてもスリット板や
連結管の配置を余裕をもって行えるようになったもので
あり、ボウヨ面を小さくすることなく便器全体をコンパ
クトにまとめることができたものである。
特にこのスリット板が配置されて洗浄水の吐出を行う便
器の後縁部は和式便器で両用型として設置された場合、
男子の小用水がかかつてしまいやすいところであるため
、この部分(第1図中のA)を小さな寸法内にまとめる
ことが望まれるわけであるが、これを実現できたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は全合成樹脂製の簡易水洗便器の断面図、第2図
は同上の要部拡大断面図、第3図は同上の要部断面図、
第4図は本考案−実施例の要部拡大断面図、第5図は同
上の要部断面図、第6図は同上の平面図、第7図は連結
管の斜視図である。 1はボウル、2は本体部、3はスリット板、4は連結管
、5は邪魔板部、6はバイパスノズル、7は縦片、8は
ボス部、9はビス、12は切欠、20は偏平部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連結管を通じて吐出される洗浄水の吐出口前方に配置す
    る邪魔板部を垂下したスリット板に、邪魔板部と間隔を
    おいた縦片を垂下形成して縦片外面にボス部を外方に向
    けて突設し、ボウルの上縁の内周面に縦片外面を当接さ
    せるとともにボウルの上縁に形成した切欠にボス部を配
    置してボウルの外周面からボス部に螺入するビスにてボ
    ウルにスリット板を固着し、吐出口の前方の邪魔板部に
    厚肉部を設けてこの厚肉部に所定角度でバイパスノズル
    を穿孔し、ボウル外周面とボウルを囲む本体内面との間
    に前記連結管の偏平部を位置せしめて戒る簡易水洗便器
JP15197779U 1979-10-31 1979-10-31 簡易水洗便器 Expired JPS5812954Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15197779U JPS5812954Y2 (ja) 1979-10-31 1979-10-31 簡易水洗便器

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JP15197779U JPS5812954Y2 (ja) 1979-10-31 1979-10-31 簡易水洗便器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5668087U JPS5668087U (ja) 1981-06-05
JPS5812954Y2 true JPS5812954Y2 (ja) 1983-03-12

Family

ID=29382901

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15197779U Expired JPS5812954Y2 (ja) 1979-10-31 1979-10-31 簡易水洗便器

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JPS5668087U (ja) 1981-06-05

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